JP3121373U - ゴム製品絵付け用転写シートおよびそれを設けた絵付きゴム製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、ゴム製品に優れた接着性を有するゴム製品絵付け用転写シート、およびそれを設けた絵付きゴム製品を提供する。
【解決手段】一方の面に絵柄層を有するシートの他方の面に、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂およびアクリル系樹脂からなる群から選択される1種以上の接着剤から形成される接着層を有する絵付け用転写層および剥離シートを含むゴム製品絵付け用転写シートである。
【選択図】図2

Description

本考案は、ゴム製品表面に絵付を行うゴム製品絵付け用転写シートおよびそれを設けた絵付きゴム製品に関する。
従来、ゴム製品に絵付けを行う方法としては、透明フィルム裏側に絵柄が印刷されたシールをゴム製品に貼り付ける方法等が知られている。しかし、この方法では、シールがゴム製品に充分に接着できず、ゴム製品を使用している間にシールがゴム製品から剥離するなどの問題があった。
また、別の方法としては、未加硫ゴムに転写シートを用いて絵付けを行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この方法では、ゴム製品形成時に処理を施す必要があり、既存のゴム製品に絵付けを行うことができなかった。
既存のゴム製品に絵付けを行う方法として、基体シートに絵付転写層を積層してなる転写シートを用いる方法が知られている(たとえば、特許文献2参照)。この方法では、既存のゴム製品に図柄層を設けることはできるが、その接着性は充分なものではなかった。
特開2004−299201号公報 特開平6−270595号公報
本考案は、ゴム製品に優れた接着性を有するゴム製品絵付け用転写シート、およびそれを設けた絵付きゴム製品を提供するものである。
すなわち、本考案は、一方の面に絵柄層を有するシートの他方の面に、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂およびアクリル系樹脂からなる群から選択される1種以上の接着剤から形成される接着層を有する絵付け用転写層および剥離シートを含むゴム製品絵付け用転写シートに関する。
接着剤が、溶液型接着剤であることが好ましい。
また、本考案は、前記ゴム製品絵付け用転写シートの絵付け用転写層を設けた絵付きゴム製品に関する。
本考案のゴム製品絵付け用転写シートは、特定の接着剤から形成される接着層を有することで、ゴム製品に優れた接着性を奏するものである。
本考案は、一方の面に絵柄層を有するシートの他方の面に、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂およびアクリル系樹脂からなる群から選択される1種以上の接着剤から形成される接着層を有する絵付け用転写層および剥離シートを含むゴム製品絵付け用転写シートおよび該転写シートを設けた絵付きゴム製品に関する。
以下、図を用いて本考案をさらに詳しく説明する。図1に、本考案のゴム製品絵付け用転写シート10の一実施例を示す断面図を、図2に、本考案の絵付けゴム製品20の一実施例を示す断面図を示す。図1〜2において、参照符号1は絵柄層、参照符号2はシート、参照符号3は接着剤層、参照符号4は絵付け用転写層、参照符号5は剥離シート、参照符号6はプライマー層をそれぞれ示す。
シート2としては、絵柄層1を印刷できるものであればよく、特に限定されないが、たとえば、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂またはポリカーボネート系樹脂などからなるシートをあげることができる。これらの中でも、耐溶剤性、耐熱性の点からポリカーボネート系樹脂が好ましい。また、ゴム製品が白色ではない場合、白色の含量を配合して、シートを白色にすることが好ましい。
絵柄層1は、シート1の全面または一部に所望の図柄を形成することにより得られる。絵柄層1は、シート1上にインクジェット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷等の通常の印刷方法により形成することができる。なかでも、オンデマンド(多品種少ロット)に対応できるとともに、家庭用コンピュータを使用した簡単デザインソフトが流通していることから、インクジェットプリンタおよびレーザープリンタを使用することが好ましい。
接着剤層3を形成する接着剤としては、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂およびアクリル系樹脂からなる群から選択される1種以上の接着剤である。このような接着剤を用いることで、被着体であるゴム製品に優れた接着性を有するものである。接着剤としては、これらの樹脂を2種以上混合して使用することが好ましい。これらの中でも、高温で溶解する点で、ポリエステル系樹脂およびポリウレタン系樹脂が好ましい。
接着剤層3の厚さは、特に限定されないが、20〜50μmであることが好ましい。接着剤の塗布量が20μm未満であるとゴム製品に対して充分な接着性が得られない傾向があり、50μmをこえると得られる絵付きゴム製品の外観を損なう傾向がある。
接着剤層3の形成方法としては、シート12に、グラビア印刷法・スクリーン印刷法などの通常の印刷法やロールコーター法により成形することができる。
絵付け用転写層4は、絵柄層1、シート2、接着剤層3から形成されるものであり、絵付け転写層4がゴム製品に転写される。
剥離シート5は、絵付け用転写層4を支持するものであり、転写前に絵付け用転写層4から剥離除去されるものである。剥離シート5としては、通常の転写シートで剥離シートとして用いられるフィルムを使用する。このようなフィルムとして、たとえば、ポリブチレンテレフタレートフィルム、アクリロニトリルブタジエンスチレンフィルム、アクリルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ナイロンフィルム、セロハンフィルムなどがあげられる。その他、紙にシリコンまたはフッ素樹脂などを塗布して離型処理したものも使用することができる。
図2を参照すると、本考案の絵付きゴム製品20は、ゴム製品絵付け用転写シートの剥離シート5(図1参照)を剥離し、絵付け転写層4の接着剤層3をゴム製品(すなわち、図2において参照符号Rで示されたゴム層)表面に重ね合わせ、熱圧を加えて絵付転写層をゴム製品に接着することにより得られるものである。
ゴム製品絵付け用転写シートの剥離シート5を剥離する前に、ゴム製品絵付け用転写シートを所望の形に切り取ることも可能であり、適宜好みの大きさにすることができる。
絵付け転写層4の接着剤層3をゴム製品Rの表面の任意の箇所に重ね合わせた後、絵柄層側より熱圧を加えて絵付け用転写層4をゴム製品Rに接着させる。加熱・加圧の方法としては、熱盤でプレスして圧着する方法、加熱ローラーを回転しながら転がして圧着させる方法等があげられる。なお、絵付け転写層4の接着剤層3をゴム製品Rの表面の任意の箇所に重ね合わせる場合に、非転着剤をコーティングしたフィルムまたは和紙などの非転着剤層に、あらかじめ絵付け用転写層4を写し取り、それをゴム製品Rに写し取ることもできる。
圧熱条件は、用いるシート1、接着剤等の種類によって適宜選択することができるが、加熱温度を100〜180℃、プレス圧を350〜600g/cm2にすることが好ましく、130〜150℃、500〜600g/cm2にすることがより好ましい。加熱温度が100℃未満であると絵付け転写層4がゴム製品に充分に接着されず、ゴム製品使用中に絵付け転写層が剥離してしまう傾向があり、180℃をこえると、ゴム製品が劣化する傾向がある。プレス圧が350g/cm2未満であると絵付け転写層4がゴム製品に充分に接着されず、ゴム製品使用中に絵付け転写層が剥離してしまう傾向がある。また、圧熱処理時間は、特に制限されないが、1〜5分が好ましい。
また、絵付け転写層4とゴム製品の接着性を向上させるために、プライマー6として、イソプレン系溶剤、塩素系の溶剤などを用いてゴム製品の表面を粗化させて、プライマー層6を設けることが好ましい。
このようにして、転写した絵付け転写層4のうえに、透明カバーシートを設置することもできる。透明カバーシートを設置することにより、絵付け転写層4が摩擦により剥がれることを防止することができる。透明カバーシートの設置条件は、前述した絵付け転写層4の転写圧熱条件と同様に行うことができる。
ゴム製品としては、本考案のゴム製品絵付け用転写シートの絵付け転写層4を接着できるものであればよく、特に限定されないが、たとえば、ゴムボール、ゴムマット、ゴム手袋、ゴムタイヤなどをあげることができる。
本考案のゴム製品絵付け用転写シートの一実施例を示す断面図である。 本考案の絵付けゴム製品の一実施例を示す断面図である。
符号の説明
1 絵柄層
2 シート
3 接着剤層
4 絵付け用転写層
5 剥離シート
6 プライマー層
10 ゴム製品絵付け用転写シート
20 絵付けゴム製品
R ゴム層

Claims (3)

  1. 一方の面に絵柄層を有するシートの他方の面に、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂およびアクリル系樹脂からなる群から選択される1種以上の接着剤から形成される接着層を有する絵付け用転写層および剥離シートを含むゴム製品絵付け用転写シート。
  2. 接着剤が、溶液型接着剤である請求項1記載のゴム製品絵付け用転写シート。
  3. 請求項1または2記載のゴム製品絵付け用転写シートの絵付け用転写層を設けた絵付きゴム製品。
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