JP4763395B2 - 放置車両確認標章ラベル - Google Patents
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Description
前記の放置車両確認標章ラベルは、ラベル基材表面側にサーマル式プリンタにより印刷される印刷部が設けられていると共に、ラベル基材裏面側には、粘着剤層を介して剥離シートが剥離可能に貼付されている。
この放置車両確認標章ラベルは、サーマル式プリンタにより印刷部に印刷したのち、剥離シートを剥がし、露出した粘着剤層を介して、放置車両のフロントガラス面に貼付される。
このような放置車両確認標章ラベルに対しては、例えば、以下に示す性能が要求される。
すなわち、まず第1に、標章ラベルは、サイズが幅10cm×長さ18cmといった長方形状の大型のラベルであるため、裏面の剥離シートを剥がして、車両のフロントガラス面に貼付する際には、ハンドリング性が悪く、また、位置決めをして貼付する際にも、しわの発生や気泡が粘着剤層面に入るおそれがあり、美観を損ねる可能性がある。したがって、貼付時のハンドリング性の向上や、しわ、気泡の発生を防止することが要求される。第2に、従来の手書き式違反取締りと平行して使用されるため、印字用ラベルに悪意のある者が書き込みをすることで「振込め詐欺」等の危険にさらされる可能性がある。したがって、偽造防止手段を設けることが要求される。第3に、屋外に放置された車両に貼付するため、周囲の温度環境により接着力の低下もしくは高温環境下での糊の染み出し、剥がす際の糊残りが危惧される。したがって、環境温度に左右されることなく、接着性よく貼付し得ると共に、剥がす際に糊残りを生じないことが要求される。第4に、標章ラベルを貼付するフロントガラス面において、運転時はラベルを剥がす必要があるため違反者にとっての剥がしやすいことが要求される。
このような放置車両確認標章ラベルとしては、例えば台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその搬送方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付され、上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と剥離可能に弱粘着されてなり、上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したラベル帳票が開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このラベル帳票は、印刷時における剥離紙剥れを防止し、印刷トラブルをなくすと共に、該ラベル帳票を車に貼付する際に、剥離紙をゴミとして発生させないことを目的とするものであって、前記の要求特性を満たすものではない。
すなわち、本発明は、
(1)表面側に可視情報印刷部1と可視情報印刷可能部2を有すると共に、裏面側全面に粘着剤層及びそれに貼付された剥離シートを有し、車両のフロントガラス面に貼付される長方形状ラベルであって、前記粘着剤層が、その周辺部を残してストライプ状に印刷加工され、不粘着処理されてなることを特徴とする放置車両確認標章ラベル(以下、標章ラベルIと称することがある。)、
(2)ラベル裏面側に設けられた粘着剤層の4角の少なくとも1つに、印刷加工して不粘着処理を施し、剥がし代を設けてなる上記(1)項に記載の放置車両確認標章ラベル、
(3)裏面側に粘着剤層を有し、それに剥離シートが一体的に貼付された控えラベル部が、フロントガラス面に貼付される長方形状ラベルの短辺側端部の1つに、前記剥離シートと共に切り離し可能に接続されてなる上記(1)又は(2)項に記載の放置車両確認標章ラベル、及び
(4)裏面側に設けられた粘着剤層の一部の領域に、印刷加工により特定のマークを施してなる上記(1)〜(3)項のいずれかに記載の放置車両確認標章ラベル、
を提供するものである。
本発明の好ましい参考例として、下記放置車両確認標章ラベルを挙げることができる。
(参考例2)表面側に可視情報印刷部と可視情報印刷可能部を有すると共に、裏面側全面に粘着剤層及びそれに貼付された剥離シートを有し、車両のフロントガラス面に貼付される長方形状ラベルであって、前記剥離シートに所定形状のスリットを設け、車両のフロントガラス面にラベルを貼付するに際し、剥離シートをその一部が残るように剥がし、残存剥離シートの面積により粘着剤層の粘着力を制御し得ることを特徴とする放置車両確認標章ラベル(以下、標章ラベルIIと称することがある。)、
(参考例3)表面側に可視情報印刷部と可視情報印刷可能部を有すると共に、裏面側全面に粘着剤層及びそれに貼付された剥離シートを有し、車両のフロントガラス面に貼付される長方形状ラベルであって、前記剥離シートに所定形状のスリット及びミシン目を設け、車両のフロントガラス面にラベルを貼付するに際し、該剥離シートの一部を切り離すことなく剥がし、ミシン目で折り返して粘着剤層を露出させ、該粘着剤層の露出面積により、その粘着力を制御し得ることを特徴とする放置車両確認標章ラベル(以下、標章ラベルIIIと称することがある。)、
(参考例4)表面側に可視情報印刷部と可視情報印刷可能部を有すると共に、裏面側全面に粘着剤層及びそれに貼付された剥離シートを有し、車両のフロントガラス面に貼付される長方形状ラベルであって、前記剥離シートに所定形状のスリットを設け、車両のフロントガラス面にラベルを貼付するに際し、該剥離シートをその一部が残るように、かつ剥がし代がラベル短辺側端部から突出するように剥がし、残存剥離シートの面積により粘着剤層の粘着力を制御し得ることを特徴とする放置車両確認標章ラベル(以下、標章ラベルIVと称することがある。)
次に、各標章ラベルについて説明する。
まず、本発明の標章ラベルIは、表面側に可視情報印刷部と可視情報印刷可能部を有すると共に、裏面側全面に粘着剤層及びそれに貼付された剥離シートを有し、車両のフロントガラス面に貼付される長方形状ラベルであって、前記粘着剤層がその周辺部を残してストライプ状に印刷加工され、不粘着処理されてなることを特徴とする放置車両確認標章ラベルである。
この標章ラベルIにおいて、表面側に設けられる可視情報印刷部とは、サーマル式プリンタにより印刷された駐車違反に関する必要事項などであり、また、可視情報印刷可能部とは、例えば標章番号、駐車違反した車両の登録番号、違反状況(日時、場所、態様など)等を、その場でサーマル式プリンタにより印刷される部分を指す。
また、本発明の標章ラベルIにおいては、裏面側全面に設けられた粘着剤層に、その周辺部を残してストライプ状に印刷加工して、不粘着処理が施される。これにより、粘着剤層の剥離シートとの接着面をある程度コントロールし、中央部のふくれによる印刷機上またはプリンタ内部での搬送エラーを低減させることができる。また、フロントガラス貼付時に隣接するストライプ間を通ってエアが抜けるので、しわの発生や気泡の混入を防止することができる。また、この構造により、印刷機上で一旦剥離シートを剥がし糊面印刷後貼り合わせの際にもエア噛みを防止することができ、中央部のふくれの防止にも有効である。
粘着剤層上に前記ストライプを印刷加工する方法については特に制限はなく、様々な印刷方法を適用することができるが、これらの中で、凸版印刷方式が好適である。
この標章ラベルIにおいては、粘着剤層が、その周辺部を通常額縁状に残して、前記したようにストライプ状に印刷加工され、不粘着処理されるが、前記額縁状周辺部の幅は、通常0.1〜50mm程度、好ましくは0.5〜20mmである。
また、本発明の標章ラベルIにおいては、ラベル裏面側に設けられた粘着剤層の4角の少なくとも1つに、印刷加工して不粘着処理を施し、剥がし代を設けることが好ましい。これにより、放置車両のフロントガラス面に標章ラベルを貼付後、該ラベルを容易に剥がすことができる。
さらに、本発明の標章ラベルIにおいては、裏面側に粘着剤層を有し、それに剥離シートが一体的に貼付された控えラベル部が、フロントガラス面に貼付される長方形状ラベルの短辺側端部の1つに、前記剥離シートと共に切り離し可能に接続されてなるものが好ましい。この控えラベル部は、サーマル式プリンタで印刷可能な空白部を有しており、ここに駐車違反監視員が、サーマル式プリンタにより、違反状況(日時、場所、態様など)を印刷したのち、切り離し部(チギリミシン部)から、剥離シートと共に切り離し、該剥離シートを剥がして、台帳などに貼付して保管することができる。
本発明参考例の標章ラベルIIは、表面側に可視情報印刷部と可視情報印刷可能部を有すると共に、裏面側全面に粘着剤層及びそれに貼付された剥離シートを有し、車両のフロントガラス面に貼付される長方形状ラベルであって、前記剥離シートに所定形状のスリットを設け、車両のフロントガラス面にラベルを貼付するに際し、剥離シートをその一部が残るように剥がし、残存剥離シートの面積により、粘着剤層の粘着力を制御し得ることを特徴とする放置車両確認標章ラベルである。
この標章ラベルIIにおいて、表面側に設けられる可視情報印刷部及び可視情報印刷可能部については、前記の標章ラベルIにおいて説明したとおりである。
従来の放置車両確認標章は専用ケースに入れ、リングによる固定方式を採用していたため高温環境下及び荒天時にも標章の発行が可能であった。ラベル貼付方式では温度適性があり、糊残りの可能性を極力抑えた粘着剤の選定はもちろんであるが、低温環境時の低接着や炎天下での長時間放置による糊の染み出し・糊残りに対応可能な粘着剤は実現が困難であり且つコスト的にも高価なものとなってしまう。
本発明の標章ラベルIIにおいては、剥離シートに所定形状のスリットを設け、車両のフロントガラス面にラベルを貼付するに際し、剥離シートをその一部が残るように剥がすことにより、例えば低温環境時や荒天時などで接着力が必要な場合には、残存剥離シートの面積により粘着剤層の粘着力を制御し、所望の粘着力を得ることができる。
図2は、本発明の標章ラベルIIの表面側を示す平面図[(a)]と、控えラベル部を切り離し、剥離シートを一部剥がした状態の裏面側を示す平面図[(b)]である。図2(a)において、符号1は可視情報印刷部、2は可視情報印刷可能部を示す。一方、図2(b)においては、裏面側全面に形成された粘着剤層3上に貼付された剥離シートに所定形状のスリットを設け、剥離シートを8、9及び10の領域が残るように、剥がした状態を示す。低温環境時や荒天時には、剥離シートの領域8、9及び10の中から選ばれる少なくとも1つの領域を剥がし、粘着剤層の粘着力を高くする。また、粘着剤層3の下端部の両角に、印刷加工により不粘着処理が施された剥がし代5が設けられている。6は控えラベル部で、チギリミシン部7から切り離し可能である。
この標章ラベルIIIにおいて、表面側に設けられる可視情報印刷部及び可視情報印刷可能部については、前記の標章ラベルIにおいて説明したとおりである。
本発明の標章ラベルIIIにおいては、剥離シートに所定形状のスリット及びミシン目を設け、車両のフロントガラス面にラベルを貼付するに際し、剥離シートの一部を切り離すことなく剥がし、ミシン目で折り返すことにより粘着剤層を露出させ、例えば低温環境時や荒天時などで接着力が必要な場合には、前記粘着剤層の露出面積を広くすることにより、所望の粘着力を得ることができる。この標章ラベルIIIにおいては、剥離シートを切り離すことなく剥離シート面側に折り込むことができるので、不要な剥離シートのゴミが出るのを防ぐことができる。
さらに、前述の標章ラベルIと同様に、裏面側に粘着剤層を有し、それに剥離シートが一体的に貼付された控えラベル部が、フロントガラス面に貼付される長方形状ラベルの短辺側端部の1つに、前記剥離シートと共に切り離し可能に接続されてなるものが好ましい。
図3は、本発明参考例の標章ラベルIIIの表面側を示す平面図[(a)]と、控えラベル部を切り離した裏面側を示す平面図[(b)]である。図3(a)において、符号1は可視情報印刷部、2は可視情報印刷可能部を示す。一方、図3(b)においては、裏面側全面に形成された粘着剤層3上に貼付された剥離シート11に所定形状のスリット14及び17、ミシン目13及び16が設けられ、剥離シートの領域12及び/又は15を、それぞれ切り離すことなく剥がしてミシン目13及び/又は16で折り返し、粘着剤層を露出し得る構造となっている。
図3に示すような構造の標章ラベルIIIの場合は、剥離シートの領域12及び/又は15を剥がして折り返し、ラベルをフロントガラス面に貼付した場合、剥離シートの端部P及びQが接着面の端部に存在するために、別途剥がし代を設けなくても、ラベルを容易に剥がすことができる。6は控えラベル部で、チギリミシン部7から切り離し可能である。
この標章ラベルIVにおいて、表面側に設けられる可視情報印刷部及び可視情報印刷可能部については、前記の標章ラベルIにおいて説明したとおりである。
従来の手書き方式(リング固定式)と異なり、ラベル貼付方式では違反者は運転する際に必ずラベルを剥がす必要がある。
本発明参考例の標章ラベルIVにおいては、剥離シートに所定形状のスリットを設け、車両のフロントガラス面にラベルを貼付するに際し、該剥離シートをその一部が残るように、かつ剥がし代がラベル短辺側端部から突出するように剥がし、ラベルをフロントガラス面に貼付することにより、前記剥がし代部分よりこの貼付ラベルを剥離シートごと容易に剥がすことができる。
図4は、本発明参考例の標章ラベルIVの表面側を示す平面図[(a)]と、剥離シートを一部剥がした状態の裏面側を示す平面図[(b)]である。図4(a)において、符号1は可視情報印刷部、2は可視情報印刷可能部を示す。一方、図4(b)においては、裏面側全面に形成された粘着剤層3上に貼付された剥離シートに所定形状のスリットを設け、剥離シートの領域18が残るように、かつ剥がし代19がラベル短辺側端部から突出するように剥がした状態を示す。図4は、控えラベル部のない場合を示したが、控えラベルを有していてもかまわない。
なお、前記図1〜図4において、符号20はラベル間ミシン目、30は剥離シートである。
また、粘着剤層上に印刷加工を施すには特殊技術を必要とすることから、粘着剤層上に特定のマーク(警視庁のマーク、県警のマーク等)を印刷により形成することで、粘着剤層側に偽造防止の加工が可能であり、容易にコピー等で偽装ラベルを作製することが困難となる。印刷加工時のインクに特殊な蛍光インクを用いることで、ブラックライト等特殊な光にのみ反応させることも可能であり、より一層セキュリティ性を上げることが可能である。
したがって、前述した本発明の標章ラベルI〜IVにおいては、粘着剤層の一部の領域に、印刷加工により、特定のマークを施すことが好ましい。
本発明の放置車両確認標章ラベルにおける基材シートとしては特に制限はなく、粘着ラベルの基材シートとして使用し得る公知のものの中から、任意のものを適宜選択して用いることができる。この基材シートとしては、例えば上質紙、グラシン紙、コート紙などの紙類、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体などのエチレン共重合体系樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂などのポリスチレン系樹脂、6−ナイロン、6,6−ナイロンなどのポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、ポリエステルカーボネートなどのポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどの塩素系樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレートなどのアクリル系樹脂などのプラスチックシートを挙げることができる。
また、この基材シートの表面側には、サーマル式印刷法において、慣用されている感熱発色層を設けることができる。
さらに、前記基材シートの裏面側に設けられる粘着剤層を形成する粘着剤としては特に制限はなく、従来、ラベルの粘着剤層に慣用されているもの、例えばアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤などを使用することができるが、糊残りを防止する点から弱粘着剤が好ましい。粘着剤層の厚さは、通常5〜100μm、好ましくは10〜60μmである。
本発明の標章ラベルにおいて、前記粘着剤層上に貼付される剥離シートとしては、例えばグラシン紙、コート紙、ラミネート紙などの紙及びポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの各種プラスチックフィルムにシリコーン樹脂、フッ素樹脂、長鎖アルキル系樹脂などの剥離剤を塗布し剥離剤層を形成したものが挙げられる。剥離シートの厚さは一般には20〜300μm、好ましくは30〜150μmの範囲である。
本発明の標章ラベルにおいては、車両のフロントガラス面に貼付される部分のサイズは、例えば幅10cm、長さ18cm程度の長方形状であり、また表面側の地の色調は、黄色である。そして、通常切り離し可能に複数連接した状態でロール状に巻回されている。
本発明の放置車両確認標章ラベルは、粘着剤層や剥離シートに特定の処置を施すことで、車両のフロントガラス面に、エア噛みやしわが発生することなく、かつ周囲の温度環境にあまり左右されずにきれいに貼付し得ると共に、剥がす際の糊残りを抑制することができる。
実施例1
図1に示す放置車両確認標章ラベルを、MarkAndy社製フレキソ印刷機「MA−2200」を用い下記のようにして作製した。
サーマルラベル[リンテック(株)製「FD8130」(感熱合成紙/アクリル系粘着剤/グラシン紙系剥離シート)]の剥離シートを剥がし、粘着剤層面に、不粘着処理用インキ[(株)T&K TOKA製「No.2フレキソニスFT−P」]を用いて印刷加工したのち、出力6kWで紫外線照射して乾燥処理し、次いで再度剥離シートを貼り合わせた。
次に、ラベルを反転して、ラベル表面に、カラーインキ[(株) T&K TOKA製「UV BestCureTMLタイプ」]を用いてカラー印刷したのち、出力6kWで紫外線照射して乾燥処理した。
続いて、ラベル基材の外周抜き加工、カス上げ、ミシン目加工、スリット加工を施し、図1に示す放置車両確認標章ラベルを作製した。
この標章ラベルの控えラベル部を切り離し、剥離シートを剥がして自動車のフロントガラス面に貼付したところ、エア噛みやしわの発生がなく、きれいに貼付することができた。また貼付ラベルは容易に剥がすことができ、糊残りもほとんど見られなかった。
参考例2
図2に示す放置車両確認標章ラベルを、実施例1と同様にして作製した。
この標章ラベルの控えラベル部を切り離し、剥離シートの領域10が残るように剥離シートを剥がして自動車のフロントガラス面に貼付したところ、エア噛みやしわの発生がなく、きれいに貼付することができた。また、貼付ラベルは容易に剥がすことができ、糊残りもほとんど見られなかった。
参考例3
図3に示す放置車両確認標章ラベルを、実施例1と同様にして作製した。
この標章ラベルの控えラベル部を切り離し、剥離シートの領域12及び15を剥がし、ミシン目で折り返して粘着剤層面を露出させ、自動車のフロントガラス面に貼付したところ、エア噛みやしわの発生がなく、きれいに貼付することができた。また、貼付ラベルは容易に剥がすことができ、糊残りもほとんど見られなかった。
参考例4
図4に示す放置車両確認標章ラベルを、実施例1と同様にして作製した。
剥離シートの領域18が残るように、かつ、剥がし代19が突出するように剥離シートを剥がして自動車のフロントガラス面に貼付したところ、エア噛みやしわの発生がなく、きれいに貼付することができた。また、貼付ラベルは容易に剥がすことができ、糊残りもほとんど見られなかった。
2 可視情報印刷可能部
3 粘着剤層
4 ストライプ状不粘着処理部
5、19 剥がし代
6 控えラベル部
7 チギリミシン部
8、9、10、12、15、18 剥離シートの領域
11、30 剥離シート
13、16 ミシン目
14、17 スリット
20 ラベル間ミシン目
P、Q 剥離シートの端部
Claims (4)
- 表面側に可視情報印刷部1と可視情報印刷可能部2を有すると共に、裏面側全面に粘着剤層及びそれに貼付された剥離シートを有し、車両のフロントガラス面に貼付される長方形状ラベルであって、前記粘着剤層が、その周辺部を残してストライプ状に印刷加工され、不粘着処理されてなることを特徴とする放置車両確認標章ラベル。
- ラベル裏面側に設けられた粘着剤層の4角の少なくとも1つに、印刷加工して不粘着処理を施し、剥がし代を設けてなる請求項1に記載の放置車両確認標章ラベル。
- 裏面側に粘着剤層を有し、それに剥離シートが一体的に貼付された控えラベル部が、フロントガラス面に貼付される長方形状ラベルの短辺側端部の1つに、前記剥離シートと共に切り離し可能に接続されてなる請求項1又は2に記載の放置車両確認標章ラベル。
- 裏面側に設けられた粘着剤層の一部の領域に、印刷加工により特定のマークを施してなる請求項1〜3のいずれかに記載の放置車両確認標章ラベル。
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