JP2007094162A - 表示ラベルおよび表示ラベルの貼付け方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】幅方向Wに切込まれた第一のスリットS1により第一のラベル本体、および第二のラベル本体に分離可能に区画・形成されたラベル本体と、第一のラベル本体の端部付近の幅方向にわたって形成された第二のスリットS2と、第二のスリット寄りに幅方向にわたって形成された第三のスリットS3と、第二および第三のスリット間にわたる左右側端部に形成された第四および第五のスリットS4、S5と、スリットにより区画・形成された複数の切離し部Pと、を備え、スリットSに沿って切離し部Pを剥がすと粘着剤層が露呈する。
【選択図】図2
Description
この駐車違反表示具による方法によれば、駐車違反表示ケース内に収納した警告表示を固定具にて係止部を挟着することによって自動車のサイドミラーなどに取り付けて表示するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような特許文献1の表示では、固定具を必要とするため取付け・表示が面倒で時間が掛かり、かつ、係止部を備えていて駐車違反表示具がかさばるため、多くを持ち歩けず、さらに、駐車違反表示ケース内に違反状況、すなわち、違反日時、違反場所、連絡先などの可変情報を表示しにくいという問題があるばかりか、作製費用(コスト)が高価にも拘らず違反者に壊されてリサイクルに役立つ率が低いという問題がある。
また、ラベル本体の表面には、可変情報が印字可能なようにできる。
さらに、請求項3に記載の表示ラベルの貼付け方法は、台紙と、この台紙の上に積層された粘着剤層と、この粘着剤層を介して積層されるとともに表面に表示面が形成され、かつ、幅方向にわたって切込まれた第一のスリットにより第一のラベル本体および第二のラベル本体に分離可能に区画・形成されたラベル本体と、前記第一のラベル本体裏面の台紙における端部付近の幅方向にわたって形成された第二のスリットと、前記第二のスリットに交差して形成された折曲げガイド線と、前記第一のスリット近辺における第一のラベル本体の台紙側に前記第一のスリットとほぼ平行に形成された第三のスリットと、前記第二および第三のスリット間にわたる左右側端部に形成された第四および第五のスリットと、前記スリットにより分離可能に区画・形成された複数の切離し部と、を備え、前記第一のスリットに沿って第二のラベル本体を分離するとともに、前記第二ないし第五のスリットに沿って所望の切離し部を選択的に剥離して所望箇所の前記粘着剤層を露呈して被貼付物に貼付して表示することを特徴とする。
また、第二のスリットに沿って形成された切離し部は、台紙側に注意などのメッセージが印字されたメッセージ部を備え、切離し部を折曲げガイド線まで剥離して折曲げガイド線にて折り返し、剥離して露呈した粘着剤層を介して被貼付物に貼付して表示した際、メッセージ部が第一のラベル本体より突出して表示されるようにできる。
さらに、台紙の縦横に第二ないし第五のスリットが切込まれ、前記スリットにより複数の切離し部が区画・形成されるので、スリットに沿って切離し部を剥がすことにより所望の位置の粘着剤層を露呈できる。
また、ラベル本体の表示面を、可変情報が印字できるようにすれば、種種の可変情報の表示ができる。
また、第2の発明に係る表示ラベルの貼付け方法は、台紙の縦横に第二ないし第五のスリットが切込まれ、前記スリットにより複数の切離し部が区画・形成され、スリットに沿って切離し部を選択的に切離すことにより所望の位置および所望の面積の粘着剤層を露呈して被貼付物に貼付けることができるので、屋外で用いた場合、晴天時または強風などの悪天候時における貼付け・表示形態が選択的に変えられるものである。
また、台紙に区画・形成された切離し部の一部にメッセージ部を備え、この切離し部を折り返して粘着剤層を露呈し、露呈し粘着剤層を介して被貼付物に貼付・表示した際、メッセージ部が第二のラベル本体より突出して表示されるようにすれば、扱い者に対する注意が喚起できるものである。
同図に示すように、台紙2と、この台紙2より若干小さめなラベル本体3とを備えており、ラベル本体3は第一のスリットS1によって第一のラベル本体3aと、第二のラベル本体3bとに分離可能なように区画・形成されている。
第一のラベル本体3aの表面は、注意を喚起し易いよう斜線の部分が黄色で印刷されるとともに、「駐車違反」の文字4や駐車禁止マーク5などがプレ印刷されている。また、黄色(斜線の部分)以外の白い部分、および「(標章番号)」や「(登録(車両)番号)」などの項目見出し文字に続くエリアは、後述する可変情報の印刷エリア6となっている。
なお、14は、ラベル本体3に対する印字を行う際、位置などの検出用に設けられた識別マークである。
また、前記折曲げガイド線9を越えて切離し部P1を第一のラベル本体3aより剥がすと、切離し部P1は、第一のラベル本体3aに残ることなく切離されて剥がされた状態となる。
なお、各切離し部(P2ないしP5)は、各スリット(S2ないしS5)に沿って剥がすと、第一のラベル本体3aに台紙2が残ることなく剥がされ、第一のラベル本体3a裏面の粘着剤層8が露呈した状態となる。
図6は、図示省略の印字装置にて、路上などの現場において違反状況などの可変情報を印字した表示ラベル1を示す図1相当の図であり、図1における可変情報の印刷エリア6に可変情報を印字したものである。すなわち、同図に示すように、第一のラベル本体3aには、発行した表示ラベル1の固有の番号である標章番号6a、登録(車両)番号6b、前記標章番号6aなどをコード化したバーコード6c、管轄警察署名6d、取扱者6e、電話番号6f、違反状況6g(日時・場所・態様)などの可変情報を印字するものであり、また、発行者の控である第二のラベル本体3bには、前記標章番号6a、登録(車両)番号6b、違反状況6gと同様の可変情報を印字する。
図7ないし図9は、駐車違反車両に対し晴天などで風が穏やかな状態時に放置車両確認標章としての表示ラベル1を簡易貼り付けする場合を示す第1の実施の形態の図であり、図7は、第一のスリットS1に沿って第二のラベル本体3bを剥がした後を台紙側から見た図である。
先ず、表示面側のラベル本体3より、第一のスリットS1に沿って台紙2部分を残して控え用である第二のラベル本体3bを剥がす。
次に、図7に示すように、表示ラベル1上端部に区画・形成された第一の切離し部P1の台紙2を剥がしていくと、第一のラベル本体3a裏面の粘着剤層8が露呈してくる。引き続き折曲げガイド線9まで剥がし切離し部P1を折曲げガイド線9に沿って表示面側に曲折すると、上端部の一部に非粘着部11が残された状態で第一のラベル本体3aの上端部に粘着剤層8が露呈した状態となる(図8参照)。
図9は、図8の状態の表示ラベル1を車両などのフロントガラス(図示省略)に車外から貼付した状態を示しており、駐車違反車両に対する表示ラベル1の貼付け・表示が、切離し部P1を折り返しただけの簡単な方法で実現できる上、台紙2が表示ラベル1と図示省略のフロントガラスとの間に挟まれて不要なゴミとならない。さらに、台紙2側に印刷されていた「ゆっくり外してください。」の注意告知文10が折り返されて表示面側に表示されるため、車両所有者は、注意告知文10に従ってゆっくりと剥がせばよく、従来、乱暴に剥がすことによって図示省略のフロントガラス表面に粘着剤の跡が残ったという不評の減少が期待できるものである。
なお、本実施の形態においては、控え用の第二のラベル本体3bを剥がした後の台紙2を第一のラベル本体3aに残したままの例で説明したが、これに限定されないことは勿論であり、第二のラベル本体3bを控えとして剥がす際、台紙2側の第三のスリットS3に沿って第五の切離し部P5を剥がしてもよく、これにより上端部の第一の切離し部P1および下端部の第五の切離し部P5の上下両端部の粘着剤層8で表示ラベル3(3a)を貼付け・表示することになって貼付け状態がより安定するものである。
また、上下両端部の粘着剤層8でフロントガラス(図示省略)に表示ラベル1(ラベル本体3a)を表示した際、剥がし難くなるが、前記非粘着部11が台紙2に形成されて残っているため、指を掛ける「つかみ代」となるものである。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分は同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
先ず、控え用の第二のラベル本体3bを第三のスリットS3に沿って台紙2ごと剥がし、第五の切離し部P5の粘着剤層8を露呈する。次いで、第二のスリットS2、第四および第五のスリットS4、S5に沿って折返し部R1を引き起こし、ミシン目M1に沿って台紙2側へ折返して粘着剤層8を露呈して、フロントガラス(図示省略)に貼付けて表示するものであり、第一のラベル本体3a(表示ラベル1)の中央部位と下端部にて貼付けることにより、簡単に貼付け・表示ができ、かつ、上端部の第一の切離し部P1や左右側端部の第二および第四の切離し部P2、P4は台紙2が剥がされないままの「非粘着部」となっているため、剥がす際の「つかみ代」となって剥がし易くなるものである。
また、折返された折返し部R1の台紙2は、表示ラベル1と図示省略のフロントガラスとの間に挟まれて不要なゴミとならない。
上述したように、台紙2の中央部位の折返し部R1を折返して粘着剤層6を露呈した状態があたかも、「窓」が開いた状態に見えることから「窓貼り」と称するものである。
その他の構成、作用、効果については、先の実施の形態と略同様につき詳説を省略する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分は同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
同図は、「四角貼り」と称する貼付の形態であり、周囲の「切離し部」の台紙2を全て剥がして表示ラベル1(第一のラベル本体3a)裏面の粘着剤層8を露呈させた状態を示している。すなわち、先ず、控え用の第二のラベル本体3bを第三のスリットS3に沿って台紙2ごと剥がして下端部の第五の切離し部P5の粘着剤層8を露呈し、次いで、第二のスリットS2に沿って上端部の第一の切離し部P1を、また、第四および第五のスリットS4、S5に沿って左右両端部の第二および第四の切離し部P2、P4を、各々剥がして粘着剤層8を露呈し図示省略のフロントガラスに貼付けて表示するものであり、表示ラベル1(第一のラベル本体3a)の全周の粘着剤層8にて貼り付けることにより、表示ラベル1がパタパタとはためかず、さらに、周囲から水滴が浸入しにくいため、強風時や雨が降りそうなときなどの貼付け・表示に好適である。
しかも、台紙2の中央部位の第一および第二の折返し部R1、R2、並びに第四の切離し部P4は剥がさずに残した状態なので、全面貼付けに比べ剥がし易く、かつ、剥がした後の台紙2には注意告知文13が残されているので、車両の所有者に対する注意を喚起できる。
その他の構成、作用、効果については、先の実施の形態と略同様につき詳説を省略する。
P、P1〜P5 切離し部
R、R1、R2 折返し部
M、M1、M2 ミシン目
1 表示ラベル
2 台紙
3 ラベル本体
3a 第一のラベル本体
3b 第二のラベル本体
4 プレ印刷された文字
5 プレ印刷されたマーク
6 可変情報の印刷エリア
6a 標章番号
6b 登録車両番号
6c バーコード
6d 管轄警察署名
6e 取扱者
6f 電話番号
6g 違反状況
7 離型剤層
8 粘着剤層
9 折曲げガイド線
10、12、13 メッセージ部(注意告知文)
11 非粘着部
14 識別マーク
Claims (4)
- 台紙と、
この台紙の上に積層された粘着剤層と、
この粘着剤層を介して積層されるとともに表面に表示面が形成されたラベル本体と、を備えた表示ラベルにおいて、
前記ラベル本体は、
幅方向に切込まれた第一のスリットにより第一のラベル本体、および第二のラベル本体に分離可能に区画・形成され、また、
前記台紙は、
前記第一のラベル本体の端部付近の幅方向にわたって形成された第二のスリットと、
前記表示面側に形成された第一のスリットより前記第二のスリット寄りに幅方向にわたって形成された第三のスリットと、
前記第二および第三のスリット間にわたる左右側端部に形成された第四および第五のスリットと、
前記スリットにより区画・形成された複数の切離し部と、を備え、
前記スリットに沿って切離し部を剥がすと前記粘着剤層が露呈することを特徴とする表示ラベル。 - 前記ラベル本体の表面には、可変情報が印字可能とされることを特徴とする請求項1に記載の表示ラベル。
- 台紙と、
この台紙の上に積層された粘着剤層と、
この粘着剤層を介して積層されるとともに表面に表示面が形成され、かつ、幅方向にわたって切込まれた第一のスリットにより第一のラベル本体および第二のラベル本体に分離可能に区画・形成されたラベル本体と、
前記第一のラベル本体裏面の台紙における端部付近の幅方向にわたって形成された第二のスリットと、
前記第二のスリットに交差して形成された折曲げガイド線と、
前記第一のスリット近辺における第一のラベル本体の台紙側に前記第一のスリットとほぼ平行に形成された第三のスリットと、
前記第二および第三のスリット間にわたる左右側端部に形成された第四および第五のスリットと、
前記スリットにより分離可能に区画・形成された複数の切離し部と、を備え、
前記第一のスリットに沿って第二のラベル本体を分離するとともに、前記第二ないし第五のスリットに沿って所望の切離し部を選択的に剥離して所望箇所の前記粘着剤層を露呈して被貼付物に貼付して表示することを特徴とする表示ラベルの貼付け方法。 - 前記第二のスリットに沿って形成された切離し部は、台紙側に注意などのメッセージが印字されたメッセージ部を備え、切離し部を前記折曲げガイド線まで剥離して前記折曲げガイド線にて折り返し、前記剥離して露呈した粘着剤層を介して被貼付物に貼付して表示した際、前記メッセージ部が前記第一のラベル本体より突出して表示されることを特徴とする請求項3に記載の表示ラベルの貼付け方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005285335A JP2007094162A (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 表示ラベルおよび表示ラベルの貼付け方法 |
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
KR102184127B1 (ko) * | 2020-01-28 | 2020-11-27 | 이승현 | 가변적 광고 영역을 할당하여 선택적 영역 구획이 가능한 라벨 시스템 |
KR102192424B1 (ko) * | 2020-03-20 | 2020-12-17 | 이승현 | 입자 집합체에 대한 선택적 절취가 가능한 분리 라벨지 시스템 |
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2005
- 2005-09-29 JP JP2005285335A patent/JP2007094162A/ja active Pending
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