JPH09244533A - 粘着ラベル - Google Patents

粘着ラベル

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JPH09244533A
JPH09244533A JP7808796A JP7808796A JPH09244533A JP H09244533 A JPH09244533 A JP H09244533A JP 7808796 A JP7808796 A JP 7808796A JP 7808796 A JP7808796 A JP 7808796A JP H09244533 A JPH09244533 A JP H09244533A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
sheet
release sheet
layer
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Pending
Application number
JP7808796A
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English (en)
Inventor
Susumu Kitamura
進 北村
Satoru Teramoto
悟 寺本
Yosaburo Hanada
洋三郎 花田
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Lintec Corp
National Printing Bureau
Original Assignee
Lintec Corp
Printing Bureau Ministry of Finance
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラベル貼着の際に、離型シートの廃棄が不要な
粘着ラベルを提供すること。 【解決手段】粘着ラベル1Aは、基材層3と粘着剤層4
とを積層してなる粘着シート2と、粘着剤層4に貼着さ
れた離型シート5とで構成されている。離型シート5に
は、その途中に境界部53が設けられ、この境界部53
を境界として複数に分割可能とされている。粘着シート
2と離型シート5とは、それらの一辺同士およびこの辺
と境界部53を介して対向する一辺同士がそれぞれ固着
されている。この固着部6における固着は、離型シート
5の離型剤層51の欠損部分が粘着剤層4に貼着されて
いることによりなされている。基材層3の面31および
離型シート5の裏面52は、例えば印刷表示に適した表
示適性面を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴミ袋のよ
うな被着物に貼着される粘着ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】粘着ラベルは、基材層と粘着剤層との積
層体と、粘着剤層に貼着された離型紙のような離型シー
トとで構成され、使用時には、離型シートを粘着剤層か
ら剥離し、露出した粘着剤層を被着体に貼着する。この
場合、従来の粘着ラベルでは、剥離した離型シートは、
不要物であるため、ゴミとして廃棄処分に供されてい
た。
【0003】ところで、近年、ゴミの回収において、所
定事項を表示したラベルをゴミ袋に貼着する方式が検討
されている。このゴミ袋用ラベルに従来の粘着ラベルを
使用した場合、前述したように、粘着ラベルの貼着の際
に、剥離した離型シートが不要物となる。
【0004】特に、この方式では、ゴミを入れたゴミ袋
を閉じた後にそのゴミ袋にラベルを貼着することが多い
ため、再びゴミ袋を開封しないと、剥離した離型シート
をそのゴミ袋に入れて廃棄することができず、取り扱い
が不便であるという問題が生じるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ラベ
ル貼着の際に、離型シートの廃棄が不要な粘着ラベルを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
の(1)〜(8)の本発明により達成される。
【0007】(1) 基材層と粘着剤層とを有する粘着
シートと、前記粘着剤層に貼着された離型シートとを有
し、前記粘着シートと前記離型シートとが部分的に固着
されていることを特徴とする粘着ラベル。
【0008】(2) 前記粘着シートと前記離型シート
とがそれらの両端部同士で固着され、前記離型シート
は、複数に分割可能に構成されている上記(1)に記載
の粘着ラベル。
【0009】(3) 前記粘着シートと前記離型シート
とがそれらの両端部同士で固着され、前記粘着シート
は、複数に分割可能に構成されている上記(1)に記載
の粘着ラベル。
【0010】(4) 前記粘着シートと前記離型シート
との固着は、離型シートの離型処理がなされていない部
分が前記粘着剤層に貼着されたことによりなされている
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の粘着ラベ
ル。
【0011】(5) 前記粘着シートの前記粘着剤層と
反対側に表示適性面を有する上記(1)ないし(4)の
いずれかに記載の粘着ラベル。
【0012】(6) 前記離型シートの離型処理がなさ
れている面と反対側に表示適性面を有する上記(1)な
いし(5)のいずれかに記載の粘着ラベル。
【0013】(7) 被着体から前記粘着シートを剥離
したことを認識し得る手段を有する上記(1)ないし
(6)のいずれかに記載の粘着ラベル。
【0014】(8) 前記粘着シートおよび/または前
記離型シートが、焼却に適した材料で構成されている上
記(1)ないし(7)のいずれかに記載の粘着ラベル。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粘着ラベルを添付
図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の粘着ラベルの実施例を示
す斜視図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、
図2に示す粘着ラベルの離型シートを剥離した状態を示
す側面図である。
【0017】これらの図に示すように、本発明の粘着ラ
ベル1Aは、少なくとも基材層3と粘着剤層(感圧接着
剤層)4とを積層してなる粘着シート2と、粘着剤層4
に貼着された離型シート5とで構成されている。
【0018】基材層3としては、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等
のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエーテ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリイミド、ポリア
セタール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリメ
チルメタクリレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイ
ド、液晶ポリマー等の各種樹脂、上質紙、コート紙、感
熱紙、再生紙等の各種紙材、織布、不織布等の多孔質
材、アルミニウム箔、鉛箔等の各種金属箔よりなる単
層、あるいは、これらのうちの任意の2層以上の積層体
で構成されたものが挙げられる。
【0019】これらのうちでも、焼却処理に適したもの
としては、各種樹脂、各種紙材、織布、不織布を主とす
るものが好ましく、焼却により有毒ガスの発生が少ない
樹脂材料、焼却処理される被着体(例えばゴミ袋)と同
種または同質の樹脂材料、同種の添加物(炭酸カルシウ
ム配合)が添加された樹脂材料、各種紙材が特に好まし
い。
【0020】基材層3の粘着剤層4と反対側の面31に
は、例えば、文字、記号、図形、バーコード等の表示が
好ましくは印刷により付される。従って、この面31
は、表示適性面(印刷適性面)を構成しているのが好ま
しい。この印刷適性面の例としては、粗面である。すな
わち、基材層3の材料自体の性状により、または、例え
ばエンボス加工、サンドマット処理等により微小な凹凸
を形成したり、あるいは各種樹脂層を設けて、印刷適性
を向上させることができる。
【0021】なお、面(表示適性面)31には、他の表
示ラベル、特に表示適性面を持つ表示ラベルを貼着して
もよい。
【0022】基材層3の厚さは、特に限定されないが、
ゴミ袋に貼着して使用されるものである場合、適度な強
度、可撓性と、焼却の容易性とを考慮して、10〜20
0μm 程度とするのが好ましく、30〜150μm 程度
とするのがより好ましい。
【0023】粘着剤層4は、主に、粘着剤(粘着性組成
物)で構成されている。この粘着剤(粘着性組成物)と
しては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン
系粘着剤等いずれのものでもよいが、そのなかでも特
に、アクリル系粘着剤を主とするのが好ましい。
【0024】アクリル系粘着剤としては、粘着性を与え
る低Tgの主モノマー成分、接着性や凝集力を与える高
Tgのコモノマー成分、架橋や接着性改良のための官能
基含有モノマー成分を主とする重合体または共重合体よ
りなる。
【0025】主モノマー成分としては、例えば、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、ア
クリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル等のアク
リル酸アルキルエステルや、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸シクロヘキ
シル、メタクリル酸ベンジル等のメタクリル酸アルキル
エステルが挙げられる。
【0026】コモノマー成分としてはアクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、酢酸ビ
ニル、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。
【0027】官能基含有モノマー成分としては、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸等のカルボキシル基含有モノマーや、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレ−ト、N−メチロールアクリルアミド
等のヒドロキシル基含有モノマー、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、グリシジルメタクリレート等が挙げら
れる。
【0028】このような材料が好ましい理由は、粘着
力、凝集力に優れるとともに、ポリマー中に不飽和結合
がないため光や酸素に対する安定性が高く、また、モノ
マーの種類や分子量の選択により用途に応じた任意の品
質、特性を得ることができるからである。
【0029】ゴム系粘着剤としては、例えば、天然ゴム
系、イソプレンゴム系、スチレン−ブタジエン系、再生
ゴム系、ポリイソブチレン系のものや、スチレン−イソ
プレン−スチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン等
のゴムを含むブロック共重合体を主とするものが挙げら
れる。
【0030】シリコーン系粘着剤としては、例えば、ジ
メチルシロキサン系、ジフェニルシロキサン系のものが
挙げられる。
【0031】以上のような粘着剤は、非架橋型、架橋型
のいずれのものも使用可能である。後者の場合、必要に
応じ、架橋剤を添加することができる。架橋剤として
は、例えば、エポキシ系化合物、イソシアナート系化合
物、金属キレート化合物、金属アルコキシド、金属塩、
アミン化合物、ヒドラジン化合物、アルデヒド系化合物
等が挙げられる。このような粘着剤は、有機溶剤系、エ
マルション系のいずれでもよい。
【0032】このような粘着剤層4には、例えば、可塑
剤、粘着付与剤、増粘剤、充填剤、老化防止剤、防腐
剤、防カビ剤、染料、顔料等の各種添加剤が必要に応じ
添加されていてもよい。
【0033】粘着剤層4の被着体に対する粘着力は、特
に限定されないが、例えば、被着体がゴミ袋である場
合、その粘着力は、100〜3000g/25mm程度である
のが好ましく、300〜2000g/25mm程度であるのが
より好ましい。
【0034】粘着剤層4の厚さ(乾燥膜厚)は、特に限
定されないが、ゴミ袋に貼着して使用されるものである
場合、適度な粘着力と焼却の容易性とを考慮して、5〜
60μm 程度とするのが好ましく、10〜30μm 程度
とするのがより好ましい。
【0035】なお、粘着シート2は、前記基材層3およ
び粘着剤層4以外の層を有していてもよい。例えば、基
材層3と粘着剤層4との間に、任意の目的で、中間層ま
たは下地層を設けることができる。この中間層、下地層
としては、例えば、基材層3と粘着剤層4との接着強度
の向上を図るための接着補助層、粘着剤層4中の有機成
分が基材層3側へ移行するのを阻止するバリア層等が挙
げられる。また、基材層3の面31側に、面31に付さ
れた表示を保護するための保護層が設けられていてもよ
い。
【0036】離型シート5としては、いずれのものを使
用してもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリアリレート等の各種樹脂よりなるフィルム
や、ポリエチレンラミネート紙、クレーコート紙、グラ
シン紙、感熱紙、再生紙等の各種紙材を基材とし、この
基材の粘着剤層4との接合面に、離型処理が施されたも
のを用いることができる。
【0037】この場合、離型処理の代表例としては、シ
リコーン系樹脂、長鎖アルキル系樹脂、フッ素系樹脂等
の離型剤よりなる離型剤層51の塗布、形成が挙げられ
る。
【0038】離型シート5の基材についても、前述した
ように、焼却処理に適した材料を用いるのが好ましい。
【0039】また、離型シート5の裏面52には、例え
ば、文字、記号、図形、バーコード等の表示が好ましく
は印刷により付される。従って、この裏面52は、前記
と同様の表示適性面(印刷適性面)を構成しているのが
好ましい。
【0040】本実施例では、基材層3のみならず、離型
シート5の裏面52にもこのような表示を付することが
できるので、表示面積が増大するという利点がある。
【0041】このような離型シート5は、その途中(例
えば中央部付近)において、境界部53が設けられ、該
境界部53を境界として複数に分割可能とされている。
境界部53では、離型シート5が切断等により完全に分
離されていても、また、ミシン目、溝、スリット等によ
り、部分的に連結されているが、破断・分離を容易にな
し得るような構成であってもよい。
【0042】なお、この境界部53は、離型シート5に
対し直線的に形成されている場合に限らず、例えば、曲
線状、複数の線の交差線等、あらゆるパターンのものが
可能である。
【0043】さて、本発明の粘着ラベル1Aは、粘着シ
ート2と離型シート5とが部分的に固着されていること
に特徴を有する。すなわち、図2に示すように、粘着シ
ート2と離型シート5とがそれらの両端部(固着部6)
同士で固着されている。さらに詳述すると、粘着シート
2と離型シート5の一辺同士および該辺と境界部53を
介して対向する一辺同士がそれぞれ固着されている。
【0044】ここで、固着とは、粘着剤層4と離型シー
ト5の離型剤層51との接着力以上の結合力(接着力)
であり、かつ、離型シート5を剥離したときそれに伴っ
て容易に離脱しない程度の結合力をもって固定的に支持
されていることを言う。
【0045】固着部6における固着の方法は、離型シー
ト5において、離型処理がなされていない部分、すなわ
ち離型剤層51の欠損部分を設け、この部分が粘着剤層
4に貼着されていることによりなされている。このよう
な固着方法とすることにより、別途固着のための手段を
設けることなく、容易かつ確実に固着することができ、
製造上においても、製造工程の増大が防止され、有利で
ある。
【0046】なお、固着部6における固着方法は、上記
に限らず、例えば、接着剤による接着、熱融着、高周波
融着等による融着、糸による縫製、ステープル止め、固
定用部材の装着等、いかなる方法、手段により行っても
よい。
【0047】また、固着部6の形成パターンも、前述し
たものに限らず、例えば、粘着ラベル1Aの対向する辺
のそれぞれに沿って間欠的に形成されているもの、粘着
ラベル1Aの隣り合う辺同士に形成されているもの、粘
着ラベル1Aの少なくとも2つの角部に形成されている
もの等、いかなるものでもよい。
【0048】以上のような粘着ラベル1Aには、必要に
応じ、被着体8から粘着シート2を剥離したこと(使用
済であるか否か)を認識し得る手段を設けることも可能
である。
【0049】すなわち、例えば、図1に示すように、粘
着シート2に対し、その厚さ方向に貫通するV字形状の
切り込み7が形成されている。被着体8に貼付した粘着
ラベル1Aの粘着シート2を一旦剥離すると、切り込み
7の内側の部分(ほぼ三角形の部分)が粘着シート2か
ら破断・分離し、被着体8側に残る。これにより、被着
体8から粘着シート2を剥離したこと、すなわち使用済
であることを認識することができる。
【0050】なお、切り込み7は、V字形状以外の形状
が使用できることはもちろんであるし、また、他の手段
を利用することも可能である。
【0051】次に、粘着ラベル1Aの使用方法について
説明する。図2に示す未使用の状態から、必要に応じ境
界部53を破断・分離し、分割された離型シート5a、
5bをそれぞれ境界部53付近から、互いに反対方向に
開くように剥す。これにより、粘着剤層4が露出する。
なお、このとき、粘着ラベル1A全体を境界部53にお
いて折り曲げると、剥離の開始がし易い。
【0052】この剥離に際しては、粘着シート2と離型
シート5とは、固着部6において部分的に固着されてい
るため、これらは分離されず、図3に示すように、分割
された離型シート5a、5bが反転し(裏返り)、これ
らに互いに反対方向(図中矢印で示す)の張力を与える
と、離型シート5a、粘着シート2および離型シート5
bが同一平面に並ぶような状態となる。
【0053】次に、粘着ラベル1Aを図3に示す状態に
保ちつつ、露出した粘着剤層4により粘着ラベル1Aを
被着体8に貼着する。
【0054】粘着ラベル1Aが被着体8に貼着された状
態では、分割された離型シート5a、5bの裏面52お
よびそれらの間に位置する基材層3の面31が、それぞ
れ表側となるため、面31および裏面52に付された情
報を表示する機能が発揮される。
【0055】なお、被着体8から粘着シート2を剥離す
る際には、切り込み7の内側の部分が粘着シート2から
破断・分離し、被着体8側に残るので、被着体8から粘
着シート2を剥離したこと(使用済みであること)を認
識することができ、例えば再使用の防止に寄与する。
【0056】次に、本発明の粘着ラベルの他の実施例に
ついて説明する。図4は、本発明の粘着ラベルの他の実
施例を示す断面図、図5は、図4に示す粘着ラベルの粘
着シートを剥離した状態を示す側面図である。以下、こ
れらの図に基づいて、粘着ラベル1Bの構成を説明する
が、前記粘着ラベル1Aと同様の事項については、その
説明を省略する。
【0057】粘着ラベル1Bは、少なくとも基材層13
と粘着剤層(感圧接着剤層)14とを積層してなる粘着
シート12と、粘着剤層14に貼着された離型シート1
5とで構成されている。
【0058】基材層13および粘着剤層14としては、
それぞれ、前記基材層3および粘着剤層4と同様のもの
を用いることができる。
【0059】基材層13の粘着剤層14と反対側の面1
31には、例えば、文字、記号、図形、バーコード等の
表示が好ましくは印刷により付される。従って、この面
131は、前記と同様の表示適性面(印刷適性面)を構
成しているのが好ましい。
【0060】なお、粘着シート12においても、前記と
同様に、中間層、下地層、保護層等を有していてもよ
い。
【0061】このような粘着シート12は、その途中
(例えば中央部付近)において、境界部121が設けら
れ、該境界部121を境界として複数に分割可能とされ
ている。境界部121では、粘着シート12が切断等に
より完全に分離されていても、また、ミシン目、溝、ス
リット等により、部分的に連結されているが、破断・分
離を容易になし得るような構成であってもよい。
【0062】なお、この境界部121は、粘着シート1
2に対し直線的に形成されている場合に限らず、例え
ば、曲線状、複数の線の交差線等、あるゆるパターンの
ものが可能である。
【0063】離型シート15としては、前記離型シート
5と同様のものを用いることができる。離型シート15
の粘着剤層14との接合面には、離型処理が施され、す
なわち、前記シリコーン系樹脂等の離型剤よりなる離型
剤層151が塗布、形成されている。
【0064】また、離型シート15の裏面152には、
例えば、文字、記号、図形、バーコード等の表示が好ま
しくは印刷により付される。従って、この裏面152
は、前記と同様の表示適性面(印刷適性面)を構成して
いるのが好ましい。
【0065】本発明の粘着ラベル1Bは、粘着シート1
2と離型シート15とが部分的に固着されていることに
特徴を有する。すなわち、図4に示すように、粘着シー
ト12と離型シート15とがそれらの両端部(固着部1
6)同士で固着されている。さらに詳述すると、粘着シ
ート12と離型シート15の一辺同士および該辺と境界
部121を介して対向する一辺同士がそれぞれ固着され
ている。
【0066】固着部16における固着の方法は、離型シ
ート15において、離型処理がなされていない部分、す
なわち離型剤層151の欠損部分を設け、この部分が粘
着剤層14に貼着されていることによりなされている。
なお、粘着ラベル1Bにおいても、固着部16の形成パ
ターンや固着の方法は、上記に限定されない。
【0067】粘着ラベル1Bにおいても、前記と同様
の、被着体8から粘着シート12を剥離したこと(使用
済であるか否か)を認識し得る手段が設けられているの
が好ましい。
【0068】次に、粘着ラベル1Bの使用方法について
説明する。図4に示す未使用の状態から、必要に応じ境
界部121を破断・分離し、分割された粘着シート12
a、12bをそれぞれ境界部121付近から、互いに反
対方向に開くようにして離型シート15から剥す。な
お、このとき、粘着ラベル1B全体を境界部121にお
いて折り曲げると、剥離の開始がし易い。
【0069】この剥離に際しては、粘着シート12と離
型シート15とは、固着部6において部分的に固着され
ているため、これらは分離されず、図5に示すように、
分割された粘着シート12a、12bが反転し(裏返
り)、これらに互いに反対方向(図中矢印で示す)の張
力を与えると、粘着シート12a、離型シート15、粘
着シート12bが同一平面に並ぶような状態となる。
【0070】次に、粘着ラベル1Bを図5に示す状態に
保ちつつ、分割されて離型シート15の両側部分に位置
する粘着シート12a、12bの露出した各粘着剤層1
4により粘着ラベル1Bを被着体8に貼着する。
【0071】離型シート15は、被着体8に対し接着力
を有さないが、その両側部分に位置する粘着シート12
a、12bが被着体8に貼着され、接着力を有するた
め、前記粘着ラベル1Aに比べ、より安定的な貼着が可
能となる。
【0072】また、粘着ラベル1Bが被着体8に貼着さ
れた状態では、分割された粘着シート12a、12bに
おける各基材層13の面131およびそれらの間に位置
する離型シート15の裏面152が、それぞれ表側とな
るため、面131および裏面152に付された情報を表
示する機能が発揮される。
【0073】なお、粘着ラベル1Bに前記切り込みが粘
着シート12に設けられている場合には、前記と同様
に、被着体8から粘着シート12を剥離したこと(使用
済みであること)を認識することができ、例えば再使用
の防止に寄与する。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の粘着ラベル
によれば、ラベル貼着の際に、離型シートが粘着シート
と分離されないので、離型シートをそれ単独で廃棄する
必要がない。従って、例えばゴミを収納したゴミ袋に貼
着して使用する場合には、離型シートを別途に廃棄処分
する必要がなく、便利である。
【0075】また、離型シートの離型剤層の欠損部分が
粘着剤層に貼着されたことにより粘着シートと離型シー
トとを固着した場合には、簡易な方法で確実に固着する
ことができ、製造上においても有利である。
【0076】また、本発明では、離型シートを有効に利
用することができ、特に表示適性面を有する場合には、
情報の表示面積を広く取ることができる。
【0077】また、被着体から粘着シートを剥離したこ
とを認識し得る手段を有する場合には、粘着ラベルが使
用済であるか否かを判断することができ、再使用の防止
に寄与する。
【0078】また、粘着シートおよび/または離型シー
トが、焼却に適した材料で構成されている場合には、焼
却処理された際に、環境汚染の低減や焼却炉の保護に寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着ラベルの実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】図2に示す粘着ラベルの離型シートを剥離した
状態を示す側面図である。
【図4】本発明の粘着ラベルの他の実施例を示す断面図
である。
【図5】図4に示す粘着ラベルの粘着シートを剥離した
状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1A、1B 粘着ラベル 2 粘着シート 3 基材層 31 面 4 粘着剤層 5 離型シート 5a、5b 分割された離型シート 51 離型剤層 52 裏面 53 境界部 6 固着部 7 切り込み 8 被着体 12 粘着シート 12a、12b 分割された粘着シート 121 境界部 13 基材層 131 面 14 粘着剤層 15 離型シート 151 離型剤層 152 裏面 16 固着部
フロントページの続き (72)発明者 花田 洋三郎 東京都文京区本駒込6−1−8

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層と粘着剤層とを有する粘着シート
    と、前記粘着剤層に貼着された離型シートとを有し、 前記粘着シートと前記離型シートとが部分的に固着され
    ていることを特徴とする粘着ラベル。
  2. 【請求項2】 前記粘着シートと前記離型シートとがそ
    れらの両端部同士で固着され、前記離型シートは、複数
    に分割可能に構成されている請求項1に記載の粘着ラベ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記粘着シートと前記離型シートとがそ
    れらの両端部同士で固着され、前記粘着シートは、複数
    に分割可能に構成されている請求項1に記載の粘着ラベ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記粘着シートと前記離型シートとの固
    着は、離型シートの離型処理がなされていない部分が前
    記粘着剤層に貼着されたことによりなされている請求項
    1ないし3のいずれかに記載の粘着ラベル。
  5. 【請求項5】 前記粘着シートの前記粘着剤層と反対側
    に表示適性面を有する請求項1ないし4のいずれかに記
    載の粘着ラベル。
  6. 【請求項6】 前記離型シートの離型処理がなされてい
    る面と反対側に表示適性面を有する請求項1ないし5の
    いずれかに記載の粘着ラベル。
  7. 【請求項7】 被着体から前記粘着シートを剥離したこ
    とを認識し得る手段を有する請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の粘着ラベル。
  8. 【請求項8】 前記粘着シートおよび/または前記離型
    シートが、焼却に適した材料で構成されている請求項1
    ないし7のいずれかに記載の粘着ラベル。
JP7808796A 1996-03-07 1996-03-07 粘着ラベル Pending JPH09244533A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002509264A (ja) * 1997-12-17 2002-03-26 ムーア ユー.エス.エイ. インコーポレイテッド 裏張りのない郵便切手
JP2007094162A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Sato Corp 表示ラベルおよび表示ラベルの貼付け方法
JP2012522701A (ja) * 2009-04-03 2012-09-27 マリキャップ オーワイ 廃棄物処理における方法及び手段

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