JP2002509264A - 裏張りのない郵便切手 - Google Patents

裏張りのない郵便切手

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JP2002509264A
JP2002509264A JP2000539467A JP2000539467A JP2002509264A JP 2002509264 A JP2002509264 A JP 2002509264A JP 2000539467 A JP2000539467 A JP 2000539467A JP 2000539467 A JP2000539467 A JP 2000539467A JP 2002509264 A JP2002509264 A JP 2002509264A
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アデル シップストン、
デイヴィッド ケイ.、 ザ セカンド ライス、
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ムーア ユー.エス.エイ. インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 裏張りのない郵便切手は、表面と裏面を有する紙基材、裏面上の感圧性接着剤、表面上の郵便切手表示を含み、且つ表面の剥離材料は接着剤には接着しないが消印インクの十分な量を吸収又は保持して消印模様を明瞭に目に見えるようにしている。これは、典型的には、基材枚葉紙1連当り約0.7-0.8ポンドの間の量で表面に塗布されたスチレン・アクリル・ラテックス構成物障壁被膜、基材紙1連当り約0.4-0.5ポンドの間の重量で障壁被膜を覆って塗布された紫外線硬化シリコーン剥離材料を使用することによって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (本発明の背景と要約) 感圧接着剤を有する裏張りなしの郵便切手を提供することが長い間望まれてき
た。感圧接着剤郵便切手は益々一般的になっているが、従来の剥離用裏張り材を
郵便切手の表面に塗布すると(切手の積層又は巻物形状の形成に必要)、消印イン
クが切手の表面に吸収又は保持されないため、米国郵政公社自動装置で押捺され
る消印模様が切手の表面に粘着せずむしろ引き続く取り扱いで拭き消される傾向
があるので、現在までのところ剥離紙が常に必要であった。非常に薄い剥離材料
の被覆が切手に塗布されると--特に切手が理想的な状態で保管されない場合--あ
る切手の接着剤が他の切手の表面に粘着して切手の表示を抹消し意図された目的
に利用できなくなる。
【0002】 本発明によれば、上述した問題が解決され、消印模様に適用した消印インクを
適切に保持し、消印模様が目に良く見え且つ通常の取り扱いでは拭き消されない
ような表面を有する、裏張りのない郵便切手を生産することが可能となる。基本
的には、このことは本発明に従って紙基材の表面層に障壁被膜を設けることによ
り達成される。障壁被膜は、紙を遮蔽する一方、凹凸のある表面を創出して剥離
材料の基材への浸透を可能とし同時に消印模様からインクを紙の中へ浸透させる
。剥離層は、基材枚葉紙(代表的には紙)中へインクを通過させることが必要で、
一方同時に切手の接着剤が他の切手の表面に粘着しないように十分な剥離特性を
提供する。亦、切手の表面は十分に平滑で通常の高速装置による処理を可能にし
なければならない。
【0003】 本発明の一面によって、表面及び裏面を有する枚葉紙又は巻取紙から裏張りの
ない郵便切手を製造する方法が提供される。この方法は、(a)枚葉紙又は巻取紙
の表面に、多孔性を高め又は剥離被膜吸収性を高める障壁被膜を塗布すること、
(b)裏面に感圧性接着剤を塗布すること、(c)工程(b)における接着剤に粘着し
ない接着剤剥離材料を工程(a)による障壁被膜に塗布すること、及び(d)巻取紙
又は枚葉紙を、表面に郵便切手表示のある切離し可能な郵便切手に形成すること
、の諸工程から成っている。更にここで、工程(a)及び(b)は、表面に十分な多
孔性を与え、表面が十分な切手消印インクを吸収又は保持し、一旦押捺され乾燥
されると表面上でインクが目に良く見えるように実施される。
【0004】 工程(d)は、(d1)工程(a)の実施に先立って表面に郵便切手表示を印刷するこ
と、及び(d2)切り離し可能な個別切手の境界を規定する切離し線を形成すること
、により実施されてもよい。工程(d2)は、典型的には工程(b)及び(c)の前に実
施されるが、(a)から(c)迄の全工程の後を含めてこの方法の如何なる段階でも
実施できる。
【0005】 工程(a)は、典型的にはスチレン・アクリル・ラテックスを障壁被膜として( 例えばノースウエスト・コーティング社から入手できるノースウエスト水溶性障
壁被膜no.20951)1連当り約0.7-0.85ポンド(例えば1連当たり約0.70-0.80ポン ド)の間の重量で塗布することによって実施される。本明細書及び特許請求の範 囲で用いられる "連" は、17x22インチの紙500枚又はそれに等価の基材
又は紙の量を現わす。
【0006】 工程(b)は、典型的には紫外線硬化シリコーンを剥離被膜として1連当り約0.
4-0.5ポンドの間の重量で塗布することにより実施される。この方法は枚葉紙又 は巻取紙を巻物形状に形成する工程を更に含むこともある。
【0007】 製造される切手が消印押捺切手であり、その場合の方法は郵便物に付く裏面に
接着剤を塗布する工程、及び十分な量のインクが表面に吸収又は保持されて目に
良く見え、且つ郵便物の自動処理及び人手による取り扱いで簡単に拭き消されぬ
よう、切手の表面に消印画像の形態で消印インクを押捺する工程を更に含むよう
に、上述の方法が実施されることもある。
【0008】 本発明のもう一つの面によれば、表面と裏面を有する基材、表面に描かれた郵
便切手表示、表面上の多孔性を高め又は剥離材料吸収性を高める障壁被膜、障壁
皮膜を覆う接着剤剥離皮膜、裏面を被覆する感圧性接着剤、剥離皮膜上の消印模
様を成す切手消印インク、及び障壁被膜の性質と被覆重量、及び剥離材料の性質
と被覆重量は、切手消印インクが表面に吸収又は保持され、切手消印模様が容易
に目に見え且つインクが簡単に拭き消されず、接着剤が表面に接着しないように
なっていること、から構成される消印押捺郵便切手が提供される。
【0009】 消印押捺切手用の特殊な障壁被膜、及びその塗布重量は上述の通りが好ましい
。剥離被膜は1連当り約0.4-0.5ポンドの間の重量で塗布される紫外線硬化シリ コーンが好ましいが、ある状況下では水性熱硬化シリコーンであってもよい。基
材はユニオン・キャンプ社から入手できる24ポンド紙などの1連当り約20-28ポ ンドの紙が好ましい。接着剤はホットメルト接着剤、又はその他の従来型の感圧
性永久接着剤、又はある状況下では取り外し可能接着剤又は貼り替え可能接着剤
(イリノイ州レイク・フォレストのムーアU.S.A社から入手できる "クリーンタッ
ク3"接着剤など)であってもよい。
【0010】 本発明のもう一つの面によれば、表面と裏面を有する紙基材、裏面上の感圧性
接着剤、表面上の郵便切手表示、17インチx22インチx500枚の基材枚葉紙1連 当り約0.7-0.8ポンドの間の量で表面に塗布されたスチレン・アクリル・ラテッ クス構成物障壁被膜、及び17インチx22インチx500枚の基材紙1連当り約0.4-0
.5ポンドの間の重量で障壁被膜を覆って塗布された紫外線硬化可能なシリコーン
剥離材料、から構成される郵便切手が提供される。
【0011】 本発明の更にもう一つの面によれば、第一の面上に感圧性接着剤を有する基材
材料から成り、接着剤に接着しないが消印模様は明瞭に目に見えるように十分な
量の切手消印インクを実質的に永久に吸収又は保持する剥離材料を備えた第二の
面を具備している、複数の郵便切手の巻取紙、及びその巻取紙は、一方の切手の
接着剤が他方の切手の剥離剤と対面接触した巻物形状を成している、裏張りのな
い郵便切手集合体が提供される。
【0012】 本発明の第一の目的は、押捺された消印模様を効果的に保持することができる
裏張りのない郵便切手を提供することである。本発明のこれ及びその他の目的は
ここでの説明及び特許請求の範囲から明白である。
【0013】 (図面の詳細な説明) 図1は、巻取紙又は枚葉紙10が郵便切手を生産するように作用している本発明
の典型的な方法を図式的に説明したものである。巻取紙又は枚葉紙10は最終的に
生産される郵便切手の基材を形成し、紙又は紙と似た多孔性を有する材料である
ことが好ましい。紙は1連当り約 20-28ポンドの間の重量、例えば約24ポンドの
ユニオン・キャンプ社の紙、を有するのが最も望ましい。
【0014】 図1に図式的に説明されている方法の実施における第一工程は、(多くの工程 が順序を変えられることがあるけれども)典型的には図1の箱枠11に示すように 巻取紙又は枚葉紙10の表面への郵便切手表示の塗布である。次いで、障壁被膜が
工程12で示されるように郵便切手表示を覆うように塗布され、剥離被膜材料が13
に示すように障壁被膜を覆って塗布される。箱枠12で示される工程は、枚葉紙又
は巻取紙10の表面の多孔性又は剥離被膜吸収性を十分に高めるものであれば如何
なる障壁被膜を用いてもよいけれども、スチレン・アクリル・ラテックス構成物
を用いて実施されるのが好ましい。典型的な市場で入手できる材料はノースウエ
スト・コーティングズ社から入手できる製品no.20951又は20951Aである。この化
学物質のいくつかの物理的性質の比較は次の通りである: 20951 20951A ブルックフィールド粘度@ #2スピンドル、RVF、 900-1400cps 900-1400cps 75-77 F、20RPM pH 8.0-9.0 8.75-9.25 固形物 36-39% 35-39%
【0015】 障壁被膜工程は、箱枠12に示すように、典型的には1連当り約0.7-0.85ポンド
(例えば1連当り約0.72-0.80の間)を均一に塗布することにより実行される。図 1の箱枠13で塗布された剥離被膜は、ゼネラル・エレクトリック社シリコーン93
00、又はゴールドシュミット社シリコーン70%RC-711及び30%RC-726などの紫外
線硬化シリコーンが好ましい。
【0016】 工程11は典型的には印刷機その他の描画装置によって実施され、一方工程12及
び13はフレキソ印刷技術、グラビア印刷、又は従来のマイヤー・ロッド法によっ
て実施されるであろう。
【0017】 図1の方法は、更に--箱枠14に示すように--巻取紙又は枚葉紙10の裏面への感
圧性接着剤の塗布を含む。箱枠14で塗布される感圧性接着剤は従来の適切な感圧
性接着剤の何れでもよいが、ホットメルト接着剤(フィンドレイFindley2181など
)のような永久接着剤が好ましく、取り外し可能又は貼り変え可能接着剤(ムーア
U.S.A.社から入手できるクリーンタック3等)でもよい。接着剤はホットメルトの
代わりに水性でもよく、巻取紙又は枚葉紙の裏面に細溝ダイス型などによる適切
な従来法を用いて塗布される。
【0018】 図1の箱枠15は、巻取紙又は枚葉紙10を個別の切離し可能な切手に形成する
ことを示す。工程15は、工程11の前又は製造過程の如何なる段階で実施してもよ
いが、巻取紙又は枚葉紙10に従来の穴あけ又は打抜き装置又は類似物を用いて切
離し線(従来の切手目打ち、打ち抜き穴、又は類似物)を設けることによって実施
される。裏張りのない切手が製造された後で、図1の箱枠で示すように巻物又は
積層体に形成される。巻物は、工程11から15迄を実施する間に巻取紙又は枚葉紙
10の移動方向に沿って、巻物の幅が切手一枚分になるように切手を細長く切るこ
とによって形成されるであろう。シートの積層は従来の如何なる技術によって形
成されてもよく、巻取紙は積層する前に、各シート毎に複数枚の切手を有する、
個別のシートに切断される。
【0019】 工程16で形成された巻物又は積層体は図1の箱枠17によって図式的に示したよ
うに、巻物又は積層体から個別の切手を切離すことにより利用される。切離しは
手で又は従来の自動装置を用いて実施されるであろう。切離された切手は、図1
の箱枠18に示したように封筒、小包、葉書などの郵便物に貼付けられる。郵便物
は投函されて、最終的に--図1の箱枠19に示すように--従来の米国郵政公社自動
切手消印押捺装置により切手は消印を押捺される。切手消印押捺装置は、切手の
表面に消印インクで消印模様を押捺し、一方切手の裏面の感圧性接着剤は郵便物
に接着している。
【0020】 図2は、本発明による典型的な裏張りのない切手の、説明の明瞭性のために厚
さと輪郭を著しく誇張した構成要素から成る側断面図である。切手20は、好まし
くは紙1連当り約20-28ポンドで、表面22と裏面23を有する基材21を含む。裏面2
3上にホットメルト接着剤のような従来の感圧性接着剤24の層が在る。表面22上 には参照番号25で示し典型的には郵便料金とある種の意匠郵便切手表示が存在す
る。表示25を覆い且つ表面22に接して、先に説明したノースウエスト・コーティ
ングズ社の20951材料などの障壁被膜材料26が塗布されている。材料25は図2の2
7に図式的に示されているように比較的凹凸の在る表面を有しており、切手20の 表面22の多孔性又は剥離被膜吸収性を高める機能がある。
【0021】 障壁被膜26を覆って上述の従来の紫外線硬化シリコーン、又は水性熱硬化シリ
コーンなどの剥離被膜が塗布されている。
【0022】 典型的には障壁被膜26は1連当り約0.7-0.85ポンド、例えば1連当り約0.72-0
.80ポンドの間の重量を有し、一方シリコーン被膜28は1連当り約0.4-0.5ポンド
の間の重量を有する。
【0023】 図3は、本発明による個別切手20のシート30を説明するもので、個別の切手20
は互いに従来の切離し線31、この場合は目打ち、で分割されている。シート30の
切断端部の上部左隅が、裏面23上の感圧性接着剤24を説明するために折り返した
状態で示してある。シート30が積層体に積層された時、あるシート30の感圧性接
着剤24は、その下に在るシート30上の剥離被膜28に接着しない。
【0024】 図4は、図4において一般に参照番号34で示した、本発明による巻物形状の郵
便切手集合体を図式的に説明している。巻物は、切手一枚分の幅で、各切手が目
打ち31などの切離し線で分割されている。巻物形状34において、外側の切手の感
圧性接着剤24は内側の切手の剥離被膜28に対面接触しており、互いに粘着しない
【0025】 図4は亦、封筒、小包、又は葉書などの郵便物35に貼り付けられた郵便切手20
を図式的に説明している。切手20の感圧性接着剤24は郵便物35の宛名面に貼り付
けられ、圧力が接着剤24を強固に面36に接着させて、接着剤24がフィンドレイ21
81などの永久接着剤の場合は事実上永久に接着する。郵便物35は引き続いて投函
され、米国郵政公社によって処理される。従来の装置を利用した処理過程におい
て、消印模様が切手20の上に消印インクを用いて押捺される。例えば、図5は消
印模様/インク38が押捺された後の、郵便物35上の図4の切手20の消印版20'を 示す。本発明による障壁被膜26及び剥離被膜28の特定の塗布によって修正された
表面22の性質により、消印模様/インク38は切手20'上で明瞭に目に見え、郵便 物35の自動処理及び人手による取り扱いにおいて簡単に拭き消されることがない
【0026】 模様38の消印インクは、典型的にはUSPS914M2B消印インクと呼ばれるアメリカ
ン・コーディング・アンド・マーキング社から入手できるものである。
【0027】 ここでは、本発明を現時点で最も実際的で好ましい実施態様であると思われる
形を示しかつ説明したが、当業者にとっては本発明の範囲内で多くの修正が成さ
れるであろうことは明白であり、その発明の範囲は全ての等価な方法及び製品を
包含するように、添付した特許請求の範囲が最も広く解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による典型的方法の工程を図式的に説明する図である。
【図2】 本発明による典型的な裏張りのない郵便切手の、説明を明瞭にするため構成要
素の寸法が非常に誇張された側面概略図である。
【図3】 本発明による個別切手シートの俯瞰図である。
【図4】 本発明による巻物形状の郵便切手集合体の側面概略説明図である。
【図5】 本発明による消印押捺切手を貼った封筒の上面詳細図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年2月12日(1999.2.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 裏張りのない郵便切手
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 (本発明の背景と要約) 感圧接着剤を有する裏張りなしの郵便切手を提供することが長い間望まれてき
た。感圧接着剤郵便切手は益々一般的になっているが、従来の剥離用裏張り材を
郵便切手の表面に塗布すると(切手の積層又は巻物形状の形成に必要)、消印イン
クが切手の表面に吸収又は保持されないため、米国郵政公社自動装置で押捺され
る消印模様が切手の表面に粘着せずむしろ引き続く取り扱いで拭き消される傾向
があるので、現在までのところ剥離紙が常に必要であった。非常に薄い剥離材料
の被覆が切手に塗布されると--特に切手が理想的な状態で保管されない場合--あ
る切手の接着剤が他の切手の表面に粘着して切手の表示を抹消し意図された目的
に利用できなくなる。
【0002】 DE 44 11 581 A1は、切手の顔料や耐液体性マーカー(markers)に対し て大きな親和力を持つ特殊ラッカーの中間層が塗布された紙基材を有する、裏張
りのない郵便切手に関する。中間層は剥離材料外側分離層と協力して、切手模様
が外部から外側分離層と中間層を通して紙基材層へ浸透出来ないようにする。ラ
ッカー中間層の詳細に付いては開示されていない。
【0003】 本発明によれば、上述した問題が解決され、消印模様に適用した消印インクを
適切に保持し、消印模様が目に良く見え且つ通常の取り扱いでは拭き消されない
ような表面を有する、裏張りのない郵便切手を生産することが可能となる。基本
的には、このことは本発明に従って紙基材の表面層に障壁被膜を設けることによ
り達成される。障壁被膜は、紙を遮蔽する一方、凹凸のある表面を創出して剥離
材料の基材への浸透を可能とし同時に消印模様からインクを紙の中へ浸透させる
。剥離層は、基材枚葉紙(代表的には紙)中へインクを通過させることが必要で、
一方同時に切手の接着剤が他の切手の表面に粘着しないように十分な剥離特性を
提供する。亦、切手の表面は十分に平滑で通常の高速装置による処理を可能にし
なければならない。
【0004】 本発明の一面によって、表面及び裏面を有する枚葉紙又は巻取紙から裏張りの
ない郵便切手を製造する方法が提供される。この方法は、(a)枚葉紙又は巻取紙
の表面に多孔性を高める又は剥離被膜吸収性を高める障壁被膜を塗布すること、
(b)裏面に感圧性接着剤を塗布すること、(c)工程(b)における接着剤に粘着し
ない接着剤剥離材料を工程(a)による障壁被膜に塗布すること、及び(d)巻取紙
又は枚葉紙を表面に郵便切手表示のある切離し可能な郵便切手に形成すること、
の諸工程から成っている。更にここで、工程(a)及び(b)は、表面に十分な多孔
性を与え、表面が十分な切手消印インクを吸収又は保持し、一旦押捺され乾燥さ
れると表面上でインクが目に良く見えるように実施される。
【0005】 工程(d)は、(d1)工程(a)の実施に先立って表面に郵便切手表示を印刷するこ
と、及び(d2)切り離し可能な個別切手の境界を規定する切離し線を形成すること
、により実施されてもよい。工程(d2)は、典型的には工程(b)及び(c)の前に実
施されるが、(a)から(c)迄の全工程の後を含んでこの方法の如何なる段階でも
実施できる。
【0006】 工程(a)は、典型的にはスチレン・アクリル・ラテックスを障壁被膜として( 例えばノースウエスト・コーティング社から入手できるノースウエスト水溶性障
壁被膜no.20951)1連当り約318-386グラム[0.7-0.85ポンド](例えば1連当たり 約0.70-0.80ポンド)の間の重量で塗布することによって実施される。本明細書及
び特許請求の範囲で用いられる "連" は、0.43mx0.56m[17x22インチ]の紙500 枚又はそれに等価の基材又は紙の量を現わす。
【0007】 工程(b)は、典型的には紫外線硬化シリコーンを剥離被膜として1連当り約18
2-227グラム[0.4-0.5ポンド]の間の重量で塗布することにより実施される。この
方法は枚葉紙又は巻取紙を巻物形状に形成する工程を更に含むこともある。
【0008】 製造される切手が消印押捺切手であり、その場合の方法は郵便物に付く裏面に
接着剤を塗布する工程、及び十分な量のインクが表面に吸収又は保持されて目に
良く見え、且つ郵便物の自動処理及び人手による取り扱いで簡単に拭き消されぬ
よう、切手の表面に消印画像の形態で消印インクを押捺する工程を更に含むよう
に、上述の方法が実施されることもある。
【0009】 本発明のもう一つの面によれば、表面と裏面を有する基材、表面に描かれた郵
便切手表示、表面上の多孔性を高め又は剥離材料吸収性を高める障壁被膜、障壁
皮膜を覆う接着剤剥離皮膜、裏面を被覆する感圧性接着剤、剥離皮膜上の消印模
様を成す切手消印インク、及び障壁被膜の性質と被覆重量、及び剥離材料の性質
と被覆重量は、切手消印インクが表面に吸収又は保持され、切手消印模様が容易
に目に見え且つインクが簡単に拭き消されず、接着剤が表面に接着しないように
なっていること、から構成される消印押捺郵便切手が提供される。
【0010】 消印押捺切手用の特殊な障壁被膜、及びその塗布重量は上述の通りが好ましい
。剥離被膜は1連当り約182-227グラム[0.4-0.5ポンド]の間の重量で塗布される
紫外線硬化シリコーンが好ましいが、ある状況下では水性熱硬化シリコーンであ
ってもよい。基材はユニオン・キャンプ社から入手できる10kg[24ポンド]紙など
の1連当り約9.09-12.72kg[20-28ポンド]の紙が好ましい。接着剤はホットメル ト接着剤、又はその他の従来型の感圧性永久接着剤、又はある状況下では取り外
し可能接着剤又は貼り替え可能接着剤(イリノイ州レイク・フォレストのムーアU
.S.A社から入手できる "クリーンタック3"接着剤など)であってもよい。
【0011】 本発明のもう一つの面によれば、表面と裏面を有する紙基材、裏面上の感圧性
接着剤、表面上の郵便切手表示、0.43mx0.56m[17インチx22インチ]x500 枚の
基材枚葉紙1連当り約0.7-0.8ポンドの間の量で表面に塗布されたスチレン・ア クリル・ラテックス構成物障壁被膜、及び0.43〜0.56メートル[17イン
チx22インチ]x500枚の基材紙1連当り約182-227グラム[0.4-0.5ポンド]の間 の重量で障壁被膜を覆って塗布された紫外線硬化シリコーン剥離材料、から構成
される郵便切手が提供される。
【0012】 本発明の更にもう一つの面によれば、第一の面上に感圧性接着剤を有する基材
材料から成り、接着剤に接着しないが消印模様は明瞭に目に見えるように十分な
量の切手消印インクを実質的に永久に吸収又は保持する剥離材料を備えた第二の
面を具備している、複数の郵便切手の巻取紙、及びその巻取紙は、一方の切手の
接着剤が他方の切手の剥離剤と対面接触した巻物形状を成している、裏張りのな
い郵便切手集合体が提供される。
【0013】 本発明の第一の目的は、押捺された消印模様を効果的に保持することができる
裏張りのない郵便切手を提供することである。本発明のこれ及びその他の目的は
ここでの説明及び特許請求の範囲から明白である。
【0014】 (図面の詳細な説明) 図1は、巻取紙又は枚葉紙10が郵便切手を生産するように作用している本発明
の典型的な方法を図式的に説明したものである。巻取紙又は枚葉紙10は最終的に
生産される郵便切手の基材を形成し、紙又は紙と似た多孔性を有する材料である
ことが好ましい。紙は1連当り約9.09-12.72kg[20-28ポンド]の間の重量、例え ば約10kg[24ポンド]のユニオン・キャンプ社の紙、を有するのが最も望ましい。
【0015】 図1に図式的に説明されている方法の実施における第一工程は、(多くの工程 が順序を変えられることがあるけれども)典型的には図1の箱枠11に示すように 巻取紙又は枚葉紙10の表面への郵便切手表示の塗布である。次いで、障壁被膜が
工程12で示されるように郵便切手表示を覆うように塗布され、剥離被膜材料が13
に示すように障壁被膜を覆って塗布される。箱枠12で示される工程は、枚葉紙又
は巻取紙10の表面の多孔性又は剥離被膜吸収性を十分に高めるものであれば如何
なる障壁被膜を用いてもよいけれども、スチレン・アクリル・ラテックス構成物
を用いて実施されるのが好ましい。典型的な市場で入手できる材料はノースウエ
スト・コーティングズ社から入手できる製品no.20951又は20951Aである。この化
学物質のいくつかの物理的性質の比較は次の通りである: 20951 20951A ブルックフィールド粘度@ #2スピンドル、RVF、 900-1400cps 900-1400cps 75-77 F、20RPM pH 8.0-9.0 8.75-9.25 固形物 36-39% 35-39% 障壁被膜工程は、箱枠12に示すように、典型的には1連当り約318-386グラム[
0.7-0.85ポンド](例えば1連当り約0.72-0.80の間)を均一に塗布することにより
実行される。図1の箱枠13で塗布された剥離被膜は、ゼネラル・エレクトリック
社シリコーン9300、又はゴールドシュミット社シリコーン70%RC-711及び30%RC
-726などの紫外線硬化シリコーンが好ましい。
【0016】 工程11は典型的には印刷機その他の描画装置によって実施され、一方工程12及
び13はフレキソ印刷技術、グラビア印刷、又は従来のマイヤー・ロッド法によっ
て実施されるであろう。
【0017】 図1の方法は、更に--箱枠14に示すように--巻取紙又は枚葉紙10の裏面への感
圧性接着剤の塗布を含む。箱枠14で塗布される感圧性接着剤は従来の適切な感圧
性接着剤の何れでもよいが、ホットメルト接着剤(フィンドレイFindley2181など
)のような永久接着剤が好ましく、取り外し可能又は貼り変え可能接着剤(ムーア
U.S.A.社から入手できるクリーンタック3等)でもよい。接着剤はホットメルトの
代わりに水性でもよく、巻取紙又は枚葉紙の裏面に細溝ダイス型などによる適切
な従来法を用いて塗布される。
【0018】 図1の箱枠15は、巻取紙又は枚葉紙10を個別の切離し可能な切手に形成する
ことを示す。工程15は、工程11の前又は製造過程の如何なる段階で実施してもよ
いが、巻取紙又は枚葉紙10に従来の穴あけ又は打抜き装置又は類似物を用いて切
離し線(従来の切手目打ち、打ち抜き穴、又は類似物)を設けることによって実施
される。
【0019】 裏張りのない切手が製造された後で、図1の箱枠で示すように巻物又は積層体
に形成される。巻物は、工程11から15迄を実施する間に巻取紙又は枚葉紙10の移
動方向に沿って、巻物の幅が切手一枚分になるように切手を細長く切ることによ
って形成されるであろう。シートの積層は従来の如何なる技術によって形成され
てもよく、巻取紙は積層する前に、各シート毎に複数枚の切手を有する、個別の
シートに切断される。
【0020】 工程16で形成された巻物又は積層体は図1の箱枠17によって図式的に示したよ
うに、巻物又は積層体から個別の切手を切離すことにより利用される。切離しは
手で又は従来の自動装置を用いて実施されるであろう。切離された切手は、図1
の箱枠18に示したように封筒、小包、葉書などの郵便物に貼付けられる。郵便物
は投函されて、最終的に--図1の箱枠19に示すように--従来の米国郵政公社自動
切手消印押捺装置により切手は消印を押捺される。切手消印押捺装置は、切手の
表面に消印インクで消印模様を押捺し、一方切手の裏面の感圧性接着剤は郵便物
に接着している。
【0021】 図2は、本発明による典型的な裏張りのない切手の、説明の明瞭性のために厚
さと輪郭を著しく誇張した構成要素から成る側断面図である。切手20は、好まし
くは紙1連当り約20-28ポンドで、表面22と裏面23を有する基材21を含む。裏面2
3上にホットメルト接着剤のような従来の感圧性接着剤24の層が在る。表面22上 には参照番号25で示し典型的には郵便料金とある種の意匠郵便切手表示が存在す
る。表示25を覆い且つ表面22に接して、先に説明したノースウエスト・コーティ
ングズ社の20951材料などの障壁被膜材料26が塗布されている。材料25は図2の2
7に図式的に示されているように比較的凹凸の在る表面を有しており、切手20の 表面22の多孔性又は剥離被膜吸収性を高める機能がある。
【0022】 障壁被膜26を覆って上述の従来の紫外線硬化シリコーン、又は水性熱硬化シリ
コーンなどの剥離被膜が塗布されている。
【0023】 典型的には障壁被膜26は1連当り約318-386グラム[0.7-0.85ポンド]、例えば 1連当り約0.72-0.80ポンドの間の重量を有し、一方シリコーン被膜28は1連当 り約182-227グラム[0.4-0.5ポンド]の間の重量を有する。
【0024】 図3は、本発明による個別切手20のシート30を説明するもので、個別の切手20
は互いに従来の切離し線31、この場合は目打ち、で分割されている。シート30の
切断端部の上部左隅が、裏面23上の感圧性接着剤24を説明するために折り返した
状態で示してある。シート30が積層体に積層された時、あるシート30の感圧性接
着剤24は、その下に在るシート30上の剥離被膜28に接着しない。
【0025】 図4は、図4において一般に参照番号34で示した、本発明による巻物形状の郵
便切手集合体を図式的に説明している。巻物は、切手一枚分の幅で、各切手が目
打ち31などの切離し線で分割されている。巻物形状34において、外側の切手の感
圧性接着剤24は内側の切手の剥離被膜28に対面接触しており、互いに粘着しない
【0026】 図4は亦、封筒、小包、又は葉書などの郵便物35に貼り付けられた郵便切手20
を図式的に説明している。切手20の感圧性接着剤24は郵便物35の宛名面に貼り付
けられ、圧力が接着剤24を強固に面36に接着させて、接着剤24がフィンドレイ21
81などの永久接着剤の場合は事実上永久に接着する。郵便物35は引き続いて投函
され、米国郵政公社によって処理される。従来の装置を利用した処理過程におい
て、消印模様が切手20の上に消印インクを用いて押捺される。例えば、図5は消
印模様/インク38が押捺された後の、郵便物35上の図4の切手20の消印版20'を 示す。本発明による障壁被膜26及び剥離被膜28の特定の塗布によって修正された
表面22の性質により、消印模様/インク38は切手20'上で明瞭に目に見え、郵便 物35の自動処理及び人手による取り扱いにおいて簡単に拭き消されることがない
【0027】 模様38の消印インクは、典型的にはUSPS914M2B消印インクと呼ばれるアメリカ
ン・コーディング・アンド・マーキング社から入手できるものである。
【0028】 ここでは、本発明を現時点で最も実際的で好ましい実施態様であると思われる
形で示しかつ説明したが、当業者にとっては本発明の範囲内で多くの修正が成さ
れるであろうことは明白であり、その発明の範囲は全ての等価な方法及び製品を
包含するように添付した特許請求の範囲を最も広く解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による典型的方法の工程を図式的に説明する図である。
【図2】 本発明による典型的な裏張りのない郵便切手の、説明を明瞭にするため構成要
素の寸法が非常に誇張された側面概略図である。
【図3】 本発明による個別切手シートの俯瞰図である。
【図4】 本発明による巻物形状の郵便切手集合体の側面概略説明図である。
【図5】 本発明による消印押捺切手を貼った封筒の上面詳細図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ライス、 デイヴィッド ケイ.、 ザ セカンド アメリカ合衆国 14132 ニューヨーク州 サンボーン ベア ロード 4860 Fターム(参考) 3E075 BA82 CA01 CA02 DD04 DE23 GA05

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程から成り: (a)多孔性を高める又は剥離皮膜吸収性を高める障壁被膜を枚葉紙又は巻取紙
    の表面に塗布すること; (b)感圧性接着剤を裏面に塗布すること; (c)工程(b)の接着剤に粘着しない接着剤剥離材料を、工程(a)の障壁被膜へ
    塗布すること;及び (d)巻取紙又は枚葉紙を、表面に郵便切手表示を有する切り離し可能な切手に
    形成すること; 表面に十分な多孔性を与えて、十分な切手消印インクを吸収又は保持出来るよ
    うにし、インクが一旦押捺され乾燥されると表面上で良く目に見えるように工程
    (a)(b)が実施されることを特徴とする、表面及び裏面を有する枚葉紙又は巻取
    紙から裏張りのない郵便切手を製造する方法。
  2. 【請求項2】 工程(d)が、(d1)工程(a)の実施に先立って表面に郵便切手
    表示を印刷すること、及び(d2)切離し可能な個別切手の境界を規定する切離し線
    を形成すること、により実施されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程(d2)が、工程(b)及び(c)の前に実施されることを特徴
    とする、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(a)が、スチレン・アクリル・ラテックス構成物障壁被
    膜を、1連当り約0.7-0.85ポンドの間の重量で塗布することにより実施されるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程(b)が、剥離皮膜として紫外線硬化シリコーンを1連当
    り約0.4-0.5ポンドの間の重量で塗布することにより実施されることを特徴とす る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 更に枚葉紙又は巻取紙を巻物形状に形成する工程を含むこと
    を特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 製造される切手が消印押捺切手であり、更に郵便物に付く裏
    面に接着剤を塗布する工程、及び十分な量のインクが表面に吸収又は保持されて
    目に良く見え、且つ郵便物の自動処理及び人手による取り扱いで簡単に拭き消さ
    れぬよう、切手の表面に消印画像の形態で消印インクを押捺する工程を含むこと
    を特徴とする、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 以下の構成要素から成ることを特徴とする消印押捺郵便切手
    : 表面と裏面を有する基材; 前記表面に描かれた郵便切手表示; 前記表面上の多孔性を高め又は剥離材料吸収性を高める障壁被膜; 前記障壁皮膜を覆う接着剤剥離皮膜; 前記裏面を被覆する感圧性接着剤; 前記剥離皮膜上の消印模様を成す切手消印インク;及び 前記障壁被膜の性質と被覆重量、及び前記剥離材料の性質と被覆重量は、前記
    切手消印インクが前記表面に吸収又は保持され、前記切手消印模様が容易に目に
    見え且つ前記インクが簡単に拭き消されず、前記接着剤が前記表面に接着しない
    ようになっている。
  9. 【請求項9】 前記障壁被膜が、17インチx22インチx500枚の基材枚葉紙 1連当り約0.7-0.85ポンドの間の重量で塗布されたスチレン・アクリル・ラテッ
    クスであることを特徴とする、請求項8記載の消印押捺郵便切手。
  10. 【請求項10】 前記剥離被膜が、17インチx22インチx500枚の基材枚葉 紙1連当り約0.4-0.5ポンドの間の重量で塗布された紫外線硬化シリコーンであ ることを特徴とする、請求項9記載の消印押捺郵便切手。
  11. 【請求項11】 前記基材が、17インチx22インチx500枚の1連当り約20-
    28ポンドの紙であることを特徴とする、請求項10記載の消印押捺郵便切手。
  12. 【請求項12】 以下の構成要素から成ることを特徴とする郵便切手: 表面と裏面を有する紙基材; 前記裏面上の感圧性接着剤; 前記表面上の郵便切手表示; 17インチx22インチx500枚の基材枚葉紙1連当り約0.7-0.8ポンドの間の量で
    前記表面に塗布されたスチレン・アクリル・ラテックス構成物障壁被膜; 及び 17インチx22インチx500枚の基材紙1連当り約0.4-0.5ポンドの間の重量で前
    記障壁被膜を覆って塗布された紫外線硬化シリコーン剥離材料。
  13. 【請求項13】 以下の構成要素から成ることを特徴とする、裏張りのない
    郵便切手集合体: 第一の面上に感圧性接着剤を有する基材材料から成り、前記接着剤には接着し
    ないが、消印模様は明瞭に目に見えるように十分な量の切手消印インクを実質的
    に永久に吸収又は保持する剥離材料を備えた第二の面を具備している、複数の郵
    便切手の巻取紙;及び 前記巻取紙は、一方の切手の接着剤が他方の切手の剥離剤と対面接触した巻物
    形状を成している。
  14. 【請求項14】 前記感圧性接着剤が、ホット・メルト接着剤又は貼り替え
    可能接着剤であることを特徴とする、請求項13記載の裏張りのない郵便切手集合
    体。
  15. 【請求項15】 前記感圧性接着剤が、ホット・メルト接着剤又は貼り替え
    可能接着剤から成ることを特徴とする、請求項12記載の郵便切手。
  16. 【請求項16】 前記紙基材が、17インチx22インチx500枚の1連当り約2
    0-28ポンドの紙から成ることを特徴とする、請求項12記載の郵便切手。
  17. 【請求項17】 前記基材が、17インチx22インチx500枚の1連当り約20-
    28ポンドの紙から成り、且つ前記巻取紙が一枚の切手の幅であることを特徴とす
    る、請求項13記載の裏張りのない郵便切手集合体。
  18. 【請求項18】 各切手が隣接する切手と切離し線で連結されていることを
    特徴とする、請求項17記載の裏張りのない郵便切手集合体。
  19. 【請求項19】 実質的に提示し説明された、裏張りのない郵便切手、その
    製造方法及び利用。
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