JP2004203938A - 両面粘着テープ又はシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両面粘着テープ又はシートは、両面粘着テープ又はシート自体に、製品情報に関する表記が明示されていることを特徴とする。製品情報は、製品名称、製造者名称、仕様、使用方法およびリサイクル関連情報から選択された少なくとも一種の製品情報であってもよい。基材や粘着面に、製品情報に関する表記を明示することができる。
また、両面粘着テープ又はシートは、剥離ライナーに、剥離ライナーのリサイクル関連情報に関する表記が明示されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面粘着テープ又はシートに関し、さらに詳細には、包装材の開封後であっても使用者に正しい使用方法やリサイクル関連情報等を明示できる両面粘着テープ又はシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるPL法や、環境問題などの観点から、製造者として製品の仕様や使用方法について、最後まで使用者に説明を行い理解を促すことは非常に重要なことと指摘されている。そのため、例えば、片面にのみ粘着剤層を有する粘着テープ体の端部の表裏両面が非粘着面とされためくり片部の表面に、該めくり片部の使用方法についての説明表示が施された養生資材用粘着テープが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
一方、両面粘着テープとしては、図5で示されているように、剥離紙5bの表面に「こちらから剥がして下さい。」という表記を記載した剥離紙付き両面粘着テープ5が市販されている。図5は従来の両面粘着テープの一例を示す概略図である。図5において、5は従来の剥離紙付き両面粘着テープ、5aは両面粘着テープ、5bは剥離紙である。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−323274号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
使用者に使いやすく製品を使用して頂くために、両面粘着テープの使い易い取り扱い方法や正しい使用方法などを、丁寧に伝達することにより、製品クレームや誤使用によるトラブルを未然に防ぐことができる。特に、環境問題の観点からは廃棄方法や構成材の明示を行うことは、資材リサイクル等の観点から重要且つ有用である。しかしながら、従来、両面粘着テープでは、前述のような製品情報(すなわち、仕様もしくは使用方法や、リサイクル関連情報に関する表記など)については、包装材や剥離ライナーに記載されているが、通常、前記包装材は開封した後に廃棄され、剥離ライナーは剥離した後に廃棄されている。そのため、包装材を開封した後に、実際に使用する際には、多くの場合、包装材に記載の内容を十分に確認することがなく使用されているケースがほとんどであると思われる。また、剥離ライナーを剥離して両面粘着テープ又はシートを使用した後、製品使用状況などが記録されていない場合は、両面粘着テープ又はシートの製品の特定等が難しく、トラブル発生の際に両面粘着テープ又はシートの製造業者名や製造番号等を確認することが不可能になる場合もある。さらにまた、実際に使用されている両面粘着テープ又はシートが、資源リサイクルが可能な製品であるのかどうかや、焼却処理が可能な製品であるのかどうかなどについても確認することができなくなる。
【0006】
なお、図5で示されるように、剥離ライナーに、剥離ライナーの使用方法が明示されている両面粘着テープは市販されているが、剥離ライナー自体に剥離ライナーのリサイクル関連情報に関する表記が明示されたものはない。
【0007】
従って、本発明の目的は、使用者に、製品情報に関する表記を有効に明示できる両面粘着テープ又はシートを提供することにある。
本発明の他の目的は、包装材や剥離ライナーを廃棄した後であっても、容易に製品情報の確認が可能な両面粘着テープ又はシートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記目的を達成するために鋭意検討した結果、両面粘着テープ又はシート自体に各種製品情報(仕様、使用方法やリサイクル関連情報報など)を記載することにより、両面粘着テープ又はシートの包装材を開封した後に、該包装材に記載の内容を確認していなくても、しかも包装材を廃棄していても、使用者に、両面粘着テープ又はシートの仕様や使用方法に関する表記や、リサイクル関連情報に関する表記などの製品情報に関する表記を明示できることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
【0009】
すなわち、本発明は、両面粘着テープ又はシート自体に、製品情報に関する表記が明示されていることを特徴とする両面粘着テープ又はシートを提供する。
【0010】
前記製品情報が、製品名称、製造者名称、仕様、使用方法およびリサイクル関連情報から選択された少なくとも一種の製品情報であってもよい。また、基材に、製品情報に関する表記が明示されていてもよく、粘着面に、製品情報に関する表記が明示されていてよい。
【0011】
本発明は、また、剥離ライナーに、剥離ライナーのリサイクル関連情報に関する表記が明示されていることを特徴とする両面粘着テープ又はシートを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の両面粘着テープ又はシートは、それ自体に、製品情報に関する表記が明示されており、該表記を明示する部材又は部位としては特に制限されないが、例えば、図1や図2で示されているように、基材や粘着面を好適に用いることができが、粘着剤層中であってもよい。なお、前記部材又は部位は単独で又は2種以上組み合わせられていてもよい。
【0013】
図1は本発明の両面粘着テープ又はシートの一例を部分的に示す概略図である。図2は本発明の両面粘着テープ又はシートの他の例を部分的に示す概略図である。図1及び図2において、1、11はそれぞれ両面粘着テープ、2、21は基材、3a、3bは基材2の両面に形成された各粘着剤層、31a、31bは基材21の両面に形成された各粘着剤層を示す。図1では、両面粘着テープ1は基材2の両面に透明又は半透明の粘着剤層(3a,3b)が形成された構成を有している。前記基材2の粘着剤層3a側の表面には、「商品名○○○○○○(△△△△△△社製)」の表記(すなわち、製品名称および製造者名称)が印刷されており、該表記は透明又は半透明の粘着剤層3aを通して視認することができる。
【0014】
なお、図1に係る両面粘着テープ1は、例えば、基材2として、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、黒色インキを用いて、製品名称・製造者名称を印刷したものを使用し、この基材2の両面に、アクリル酸ブチル95重量部、アクリル酸5重量部、および過酸化ベンゾイル0.2重量部を用いてトルエン溶媒中で重合反応を行って得たアクリル系共重合体(重量平均分子量:約50万)に、イソシアネート系架橋剤(例えば、商品名「コロネートL」日本ポリウレタン工業株式会社製など)5重量部を混合して得たポリアクリル酸エステル系粘着剤組成物を塗布し乾燥させて、粘着剤層3a,3b(乾燥後の各粘着剤層3a,3bの厚み30μm;粘着剤層3a,3bはともに透明であり、透明な粘着剤層3aを通して基材2の表面に印刷した文字を視認することができる)を形成して製造することができる。
【0015】
また、図2では、両面粘着テープ11は基材21の両面に粘着剤層(31a,31b)が形成された構成を有している。粘着剤層(31a,31b)は、透明乃至不透明である。粘着剤層31aの表面(粘着面)には、「金属板接着用粘着面」の表記(すなわち、使用方法)が印刷されている。
【0016】
なお、図2に係る両面粘着テープ11は、例えば、基材21として、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、この基材21の両面に、アクリル酸ブチル95重量部、アクリル酸5重量部、および過酸化ベンゾイル0.2重量部を用いてトルエン溶媒中で重合反応を行って得たアクリル系共重合体(重量平均分子量:約50万)に、イソシアネート系架橋剤(例えば、商品名「コロネートL」日本ポリウレタン工業株式会社製など)5重量部を混合して得たポリアクリル酸エステル系粘着剤組成物を塗布し乾燥させて、粘着剤層31a,31b(乾燥後の各粘着剤層31a,31bの厚み30μm)を形成し、その後、一方の粘着剤層である粘着剤層31aの表面に、黒色インキを用いて、使用方法を印刷して製造することができる。
【0017】
このように、両面粘着テープ又はシート自体に製品情報に関する表記を設けることができる。従って、両面粘着テープ又はシートの使用に際して、すでに包装材を廃棄していても、両面粘着テープ又はシート自体に製品情報に関する表記が明記されているので、例えば、両面粘着テープ又はシートの使い易い取り扱い方法や正しい使用方法を確認することができ、製品クレームや誤使用によるトラブルなどを未然に防止することができる。また、両面粘着テープ又はシートを実際に使用した後であっても、両面粘着テープ又はシート自体に製品情報に関する表記が明記されているので、包装材や剥離ライナーが廃棄されていても、実際に使用されている両面粘着テープ又はシートの製品情報を確認できるようになり、たとえトラブルが発生しても、それに対応することが可能となる。さらにまた、実際に使用されている両面粘着テープ又はシートが、資源リサイクルが可能な製品であるのかどうかや、焼却処理が可能な製品であるのかどうかなどについても、明確に且つ容易に確認することができる。
【0018】
前記製品情報としては、例えば、製品名称、製造者名称、仕様、使用方法、リサイクル関連情報、製造年月日、製品番号(ロット番号)、使用可能期限、耐用年数、ロゴマーク、基材や粘着剤の材質又は種類、含有成分の種類やその含有量などが挙げられる。製品情報としては、製品名称、製造者名称、仕様、使用方法、リサイクル関連情報が好適である。このような製品情報は、1種のみの製品情報であってもよく、2種以上の製品情報が組み合わせられたものであってもよい。
【0019】
前記リサイクル関連情報としては、例えば、資源名、資源リサイクルマーク、両面粘着テープの基材や粘着剤が資源リサイクル可能か不可能かに関する内容、廃棄方法に関する情報、両面粘着テープの基材や粘着剤が焼却処理可能か不可能かに関する内容などが挙げられる。
【0020】
基材は、フィルム状またはシート状の形態を有していることが好ましい。基材の材料としては、特に制限されず、公知乃至慣用の両面粘着テープ用基材の材料を用いることができる。具体的には、基材の材料としては、例えば、和紙、洋紙などの紙類;不織布、布などの繊維質材料;アルミニウム箔などの金属箔;ポリエステルフィルムなどのプラスチックフィルム;発泡体シートなどが挙げられる。基材の材料は単独で又は2種以上混合されていてもよい。また、基材は単層、複層(積層体)のいずれの構成を有していてもよい。
【0021】
基材の厚みは、特に制限されず、粘着テープ又はシートの用途によっても異なるが、一般に、0.01〜1mm(好ましくは0.05〜5mm)程度である。また、基材の幅なども特に制限されない。なお、基材には、必要に応じて、帯電防止処理、下塗り処理などの各種処理が施されていてもよい。
【0022】
粘着剤層を構成する粘着剤(感圧接着剤)としては、特に制限されず、例えば、ゴム系粘着剤(天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤など)、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤などの公知乃至慣用の粘着剤を適宜選択して用いることができる。粘着剤は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。粘着剤には、必要に応じて各種添加剤、例えば、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種安定剤、粘着付与樹脂、充填剤、着色剤、帯電防止剤、発泡剤、界面活性剤などの公知の各種添加剤が配合されていてもよい。
【0023】
各粘着剤層の厚み(乾燥後の厚み)は、例えば、10〜100μm(好ましくは15〜80μm)程度である。なお、各粘着剤層は、単層、積層体のいずれの形態を有していてもよい。
【0024】
粘着剤層は、公知乃至慣用の方法(例えば、流延方法、ロールコーター方法、リバースコータ方法、ドクターブレード方法など)を利用して形成することができる。
【0025】
なお、基材に製品情報に関する表記が設けられている場合は、粘着剤層としては、基材の表面の製品情報に関する表記を視認できるように、透明性又は半透明性を有していることが重要である。
【0026】
両面粘着テープ又はシート自体(基材や粘着面)に明示されている製品情報に関する表記を施す方法としては、特に制限されず、表記を施すことができる方法であれば如何なる方法であってもよいが、印刷方法を好適に利用することができる。印刷方法としては、公知乃至慣用の印刷方法を利用することができる。
【0027】
また、例えば、基材に製品情報に関する表記を設ける場合、製品情報に関する表記を設ける基材の面としては、基材の両面、片面のいずれであってもよい。粘着面に製品情報に関する表記を設ける場合、製品情報に関する表記を設ける粘着面としては、両面粘着テープ又はシートの2つの粘着面であってもよく、何れか1つの粘着面のみであってもよい。
【0028】
両面粘着テープ又はシートは、本発明の効果を損なわない範囲で、他の層(例えば、中間層、下塗り層など)を有していてもよい。
【0029】
両面粘着テープ又はシートは、通常、剥離ライナー(剥離紙や剥離フィルムなど)を有しており、該剥離ライナーにより粘着剤層を保護することができる。両面粘着テープ又はシートが剥離ライナーを有している場合、図3や図4で示されているように、該剥離ライナーに、剥離ライナーのリサイクル関連情報に関する表記を設けることができる。この剥離ライナーにおける剥離ライナーのリサイクル関連情報に関する表記は、前記両面粘着テープ又はシート自体における製品情報に関する表記と併用されていてもよく、併用されていなくてもよい。すなわち、本発明の両面粘着テープ又はシートが剥離ライナーを有している場合、剥離ライナーに、剥離ライナーのリサイクル関連情報に関する表記が明示されている両面粘着テープ又はシートであってもよく、この際、両面粘着テープ又はシート自体における製品情報に関する表記の有無には制限がない。
【0030】
図3は本発明における剥離ライナーを有する両面粘着テープの一例を示す概略図である。図4は本発明における剥離ライナーを有する両面粘着テープの他の例を示す概略図である。図3及び図4において、12、13は両面粘着テープ、12aは両面粘着テープ12の一方の粘着面、13aは両面粘着テープ13の一方の粘着面、4、41は剥離ライナーである。図3では、両面粘着テープ12の粘着面12aに、剥離ライナー4が積層された構成を有している。前記剥離ライナー4の表面(粘着面12aに対して反対側の面)に、「再利用可能」の表記と、「主原料:グラシン紙/ラミネート無」の表記とが印刷されており、リサイクル関連情報に関する表記が明示されている。また、図4では、両面粘着テープ13の粘着面13aに、剥離ライナー41が積層された構成を有している。前記剥離ライナー41の表面(粘着面13aに対して反対側の面)に、「破棄する時は焼却が可能です」の表記が印刷されており、リサイクル関連情報として、廃棄(焼却)に関する情報の表記が明示されている。
【0031】
なお、図3や図4に係る剥離ライナー4,41は、例えば、グラシン紙(白色;坪量75g/m2)の片面に、黒色インキを用いて、リサイクル関連情報の印刷を行い、その後、表面(両表面)にシリコーン系離型剤を塗布し乾燥(硬化)させて離型処理を行って製造することができる(もちろん、シリコーン系離型剤による離型処理を行った後も、グラシン紙の表面に印刷されたリサイクル関連情報を視認することができる)。
【0032】
このように、両面粘着テープ又はシートの剥離ライナーには、リサイクル関連情報に関する表記を設けることができる。剥離ライナーは、両面粘着テープ又はシートから剥離させた後は、通常、廃棄されるが、剥離ライナー自体にリサイクル関連情報に関する表記が明示されているので、使用者は、剥離ライナーの廃棄時に、資源リサイクル化や焼却処理の判断を容易に行うことができ、正しい資源リサイクルシステムへの適用を使用者に促したり、誤った廃棄処分を防止したりすることができる。なお、リサイクル関連情報に関する表記を設ける面としては、剥離ライナーの両面、片面のいずれであってもよい。
【0033】
なお、剥離ライナーとしては、前記基材又は両面粘着テープ若しくはシートと同様の長尺帯状の形態のシート又はフィルム(特に、ロール状に巻き取られた長尺帯状のシート又はフィルム)状のものを好適に用いることができる。剥離ライナーの幅や長さは、特に制限されず、目的とする両面粘着テープ又はシートの幅や長さ等に応じて適宜選択することができる。また、剥離ライナーの厚さも、特に制限されないが、例えば、8〜200μm(好ましくは12〜100μm)の範囲から選択することができる。
【0034】
剥離ライナーとしては、両面粘着テープ用の剥離ライナーとして用いられているものであれば特に制限されず、公知乃至慣用の剥離ライナーを用いることができる。また、剥離ライナーとしては、両面が剥離面となっているものであってもよく、何れか一方の面のみが剥離面となっているものであってもよい。
【0035】
具体的には、剥離ライナーとしては、剥離処理剤からなる剥離処理剤層が剥離ライナー用の基材(例えば、和紙、洋紙、グラシン紙などの紙類;不織布、布などの繊維質材料による基材;ポリエステルフィルムなどのプラスチックフィルムや、金属蒸着プラスチックフィルムなど)の表面に形成された剥離ライナー、それ自体が剥離性の高いプラスチックフィルム[例えば、ポリエチレンフィルム(線状低密度ポリエチレンフィルム等)、エチレン−α−オレフィン共重合体フィルム等のポリオレフィン系樹脂製フィルム;テフロン(登録商標)製フィルムなど]による剥離ライナー、前記剥離性の高いプラスチックフィルムの素材(例えば、ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン系樹脂や、テフロンなど)を、各種基材(例えば、金属箔、プラスチックフィルムなど)にラミネート又はコーティングして得られる剥離ライナーなどが挙げられる。剥離ライナーの剥離面は、剥離処理剤からなっていてもよく、剥離性の高いプラスチックフィルムの素材からなっていてもよい。
【0036】
前記剥離処理剤としては、特に制限されず、例えば、長鎖アルキル基含有ポリマー、シリコーンポリマー(シリコーン系剥離剤)、フッ素系ポリマー(フッ素系剥離剤)などの剥離剤が挙げられる。これらの剥離処理剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。なお、剥離ライナーの両面が剥離処理剤により形成されている場合、両剥離面を形成するための剥離処理剤は、同一のものであってもよく、異なるものであってもよい。
【0037】
両面粘着テープ又はシートは、例えば、基材と、前記基材の両面に形成された粘着剤層と、1つ又は2つの剥離ライナーとで構成されていると、ロール状に巻回することにより、ロール状に巻回された状態又は形態を有している両面粘着テープ(ロール状に巻回された両面粘着テープ)として作製することができ、ロール状に巻回しない場合は、両面粘着シートとして作製することができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の粘着テープ又はシートによれば、使用者に、製品情報に関する表記を有効に明示でき、特に、包装材や剥離ライナーを廃棄した後であっても、容易に製品情報の確認が可能である。
【0039】
また、使用後に廃棄する際であっても、両面粘着テープ又はシートの焼却や資源リサイクルの可能又は不可能を、容易に判別することが可能であり、環境問題や資源リサイクルに大いに貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面粘着テープ又はシートの一例を部分的に示す概略図である。
【図2】本発明の両面粘着テープ又はシートの他の例を部分的に示す概略図である。
【図3】本発明における剥離ライナーを有する両面粘着テープの一例を示す概略図である。
【図4】本発明における剥離ライナーを有する両面粘着テープの他の例を示す概略図である。
【図5】従来の両面粘着テープの一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1、11 両面粘着テープ
12、13 両面粘着テープ
12a 両面粘着テープ12の一方の粘着面
13a 両面粘着テープ13の一方の粘着面
2、21 基材
3a、3b 基材2の両面に形成された各粘着剤層
31a、31b 基材21の両面に形成された各粘着剤層
4、41 剥離ライナー
Claims (5)
- 両面粘着テープ又はシート自体に、製品情報に関する表記が明示されていることを特徴とする両面粘着テープ又はシート。
- 製品情報が、製品名称、製造者名称、仕様、使用方法およびリサイクル関連情報から選択された少なくとも一種の製品情報である請求項1記載の両面粘着テープ又はシート。
- 基材に、製品情報に関する表記が明示されている請求項1又は2記載の両面粘着テープ又はシート。
- 粘着面に、製品情報に関する表記が明示されている請求項1〜3の何れかの項に記載の両面粘着テープ又はシート。
- 剥離ライナーに、剥離ライナーのリサイクル関連情報に関する表記が明示されていることを特徴とする両面粘着テープ又はシート。
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Cited By (3)
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JP2011059295A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Takara Pac Ltd | 両面粘着タックラベル連続体 |
JP2017088795A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | プラス株式会社 | 両面テープ |
-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002371772A patent/JP2004203938A/ja active Pending
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