JP4587404B2 - ラベル帳票及びラベルシート - Google Patents

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Description

発明は、特に駐車違反表示ラベルとして好適なラベル帳票およびラベルシートに関する。
従来、例えば、駐車違反表示ラベル等として用いられているラベル帳票の一種として、台紙表面側にサーマル式プリンタにより印刷される印刷部が設けられているとともに、台紙裏面側には粘着剤を介して剥離紙が剥離可能に貼付されていた。
このようなラベル帳票によると、サーマル式プリンタにより印刷部に印刷した後、剥離紙を剥がし、露出した粘着剤により駐車違反表示ラベルを自動車のウィンドウガラスに貼付していた。
また、この種のラベル帳票にあっては、台紙の裏面全体に粘着剤を塗布したいわゆる全面ラベルタイプと、台紙の裏面の一部に粘着剤を塗布したいわゆる部分ラベルタイプがあった。
しかしながら、全面ラベルタイプでは、使用時において粘着剤から剥離紙を剥がすのが困難であるとともに、被着物にラベル帳票の裏面全体が貼着されてしまい、使用後剥ぎ取りの際において容易に剥がすことが出来なかった。また、剥がした剥離紙の面積が大きいのでゴミの量も多くなる。他方、部分ラベルタイプでは、剥離紙を小さくできるので、ゴミの量を少なくできるものの剥離紙が粘着剤から剥れ易くプリンタによる印刷時において、プリンタ内で粘着剤がくっついてしまい、うまく印刷できない事態を生ずるおそれがあった。
その一方、近年では、剥離紙を不要とするラベル帳票も提案されている。例えば、下記の特許文献1には、台紙の裏面に粘着剤を塗布するとともに、この粘着剤の表面に更にデンプン等を主成分とする水溶性再湿接着剤からなる被覆剤を塗布し、粘着剤の粘着面を隠蔽したラベル帳票が開示されている。このラベル帳票を自動車等の被着物に貼り付ける際には、その裏面に水をつけて被覆剤を溶解・除去することにより粘着剤を露出させ、露出させた粘着剤により被着物に貼り付けられるようにしている。
しかし、このラベル帳票は、剥離紙を不要とするものであるから、剥離紙がゴミとして発生しないが、その反面、この被覆剤の溶解・除去作業にあたっては水を必要とするので、使用者において使い勝手が悪く、使用者において未だ満足のいくものとは言えなかった。
特開2001−323230号公報
発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、第1の目的は、印刷時における剥離紙剥れを防止し、印刷トラブルをなくせるラベル帳票及びラベルシートを提供することにある。また、第2の目的は、ラベル帳票を車等の被着物に貼付する際に、剥離紙をゴミとして発生させないことである。
上記課題を解決するため、本発明に係るラベル帳票は、台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその長手方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付されたラベル帳票において、上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と剥離可能に弱粘着されてなり、上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したことを特徴とする。
また、本発明に係るラベルシートは、台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその長手方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付され、上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と剥離可能に弱粘着されてなり、上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したラベル帳票を複数連接あるいは切り離し可能に複数連接した状態でロール状に巻回あるいは折りたたんだことを特徴とする。
ここで、上記粘着剤は、常温で粘着性を有するとともに、軽い圧力で被着物に接着するものであり、例えば、次のような各種のエラストマーに重合体および粘着付与剤を塗布して乾燥させることで形成できる。
(a)ゴム系(天然ゴム、SBR、ブチルゴム)
(b)アクリル系(溶剤タイプ、エマルジョンタイプ)
(c)ホットメルト系
(d)シリコン系
なお、本発明のようなラベル帳票及びラベルシートに使用する粘着剤としては、特に、上記(b)のアクリル系粘着剤が望ましい。
また、上記強粘着の程度としては、印刷時において剥離紙が剥れることがない程度の粘着力であるのは勿論のこと、剥離紙を剥がそうとすると紙破壊が起こる程度までをも含む。他方、上記弱粘着の程度としては、上記剥離紙が剥離可能であるとともに、例えば、車のウィンドウガラスに貼付した際に、風等により容易に剥れることのない粘着力である。
ここで、例えば、サーマル式プリンタ等を使用してラベル帳票及びラベルシートに所要の印刷を施す場合には、台紙の裏面側に貼付された剥離紙が剥れる恐れがあり、特に、端部領域の先端側に貼付された剥離紙の部分の端部が印刷時にめくれ易い。そこで、本発明においては、この印刷時にめくれ易い部分を強粘着させる、すなわち、端部領域の先端側と剥離紙とを強粘着させるとして、剥離紙剥れから生ずる印刷トラブルの防止を可能としている。
また、端部領域の先端側と剥離紙とを強粘着させるとともに、端部領域の後端側と剥離紙とを剥離可能に弱粘着させ、上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能としている。これにより、ラベル帳票を被着物に貼付する際には、端部領域の後端側に貼付された剥離紙の部分のみを剥離し、端部領域の先端側に剥離紙を貼付させたまま被着物にラベル帳票を貼付することが可能となるので、ラベル帳票を被着物に貼付する際に剥離紙がゴミとして発生せず、使用者にとって使い勝手がよい。
更に、粘着剤は、台紙の裏面全体に塗布するのではなく、台紙の裏面の一部分である端部領域にのみ塗布するとしているので、ラベル帳票の使用後において、ラベル帳票を被着物から剥がし取る際に、台紙の裏面全体に塗布する場合に比して剥がし易く、使用者にとって使い勝手がよい。
また、本発明における剥離紙用の基材は、紙ベースのものでも、フィルムベースのものでもよく、例えば、グラシン紙、上質紙やクラフト紙にポリエチレンがラミネートされたもの、上質紙やクラフト紙にクレー系バインダを目止剤として処理したもの等種々のものが適用可能である。
発明におけるラベル帳票において、被着物への貼付の際には、端部領域の先端側からは剥離紙を剥離せずに強粘着させておき、他方、端部領域の後端側からは剥離紙を剥離して粘着剤を露出させ、この露出させた粘着剤により被着物に貼付する。このため、剥離紙は、端部領域の先端側と端部領域の後端側との間の折り返し部で折り返し可能となっており、この折り返し部には、折り返し易くするためにミシン目加工、折り加工等が施されているとより好適である。
また、本発明におけるラベル帳票及びラベルシートは、紙製であっても、フィルム製であってもよい。
発明において、上記構成のラベル帳票及びラベルシートについて、次のような変形例が考えられる。
例えば、上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と強粘着剤を介して強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と弱粘着剤を介して剥離可能に弱粘着されるという構造を採用することができる。ここで使用する強粘着剤とは、ラベル帳票及びラベルシートの印刷時において剥離紙が剥れることがない程度の粘着力を有するのは勿論のこと、剥離紙を剥がそうとすると紙破壊が起こる程度の粘着力を有するものを意味し、他方、弱粘着剤とは、この強粘着剤よりも粘着力が弱いものを意味し、その粘着力の程度としては、剥離紙が剥離可能であるとともに、例えば、ラベル帳票を車のウィンドウガラスに貼付した際に、風等により容易に剥れることのない粘着力を有する程度である。
また、上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と剥離剤無塗布部を介して強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と剥離剤を介して剥離可能に弱粘着されてなるという構造を採用することも可能である。このような構造の場合、剥離剤無塗布部に関しては剥離剤を塗布した部分よりも粘着剤に強粘着されることとなる。そのため、剥離剤の使用量を節減することが可能となり、ラベル帳票及びラベルシートの製造コストの削減にもつながる。
発明によれば、剥離紙は、端部領域の先端側と強粘着されるとともに、端部領域の後端側と剥離可能に弱粘着されてなるという構造であるので、ラベル帳票及びラベルシートの印刷時において、剥離紙剥がれを防止でき、剥離紙剥れによる粘着剤の露出から生ずる印刷トラブルを防止できる。更に、ラベル帳票を車のウィンドウガラス等の被着物に貼付する際に、剥離紙をゴミとして発生させないとともに、ラベル帳票使用後において被着物から容易に剥がすことができ、その結果、使用者において使い勝手がよいという効果を有する。
図1(a)〜(c)は、それぞれ、本発明に係るラベル帳票の表面側を示す平面図、裏面側を示す平面図、使用状態を示す参考図である。図2は、本発明に係るラベル帳票及びラベルシートの裏面側の粘着剤の塗布形態を示す平面図である。図3は、本発明に係るラベル帳票及びラベルシートにおける剥離紙への剥離剤の塗布形態を示す平面図である。図4(a)及び(b)は、それぞれ、本発明に係るラベルシートの裏面側を示す参考図、表面側を示す平面図である。図5は、本発明に係るラベル帳票及びラベルシートへの印字作業を示す斜視図である。
まず、本発明に係るラベル帳票の一実施形態について説明する。なお、ラベル帳票の用途としては下記に限定されるものではなく、ラベル帳票を被着体に貼付する種々の場面において、本発明に係るラベル帳票は適用可能である。
図1に示すように、ラベル帳票1aは、台紙10と、この台紙10の裏面側の端部領域20に粘着剤を介して貼付された剥離紙30とからなる。本実施形態においては、このラベル帳票1aは、駐車違反車のウィンドウガラスに貼付される駐車違反表示ラベルである。
図1(a)に示すように、このラベル帳票1aの表面側には、印刷部40が設けられている。この印刷部40には、図示しないサーマル式プリンタ等を使用して、違法駐車確認標章との文字表記41、“駐車違反”と“速やかに移動して下さい”との文字表記42、駐車違反マーク43、違反車標記欄44及び控記入欄45が印刷されている。なお、本実施形態においては、この印刷部40は、台紙10の表面側に設けられているとしたが、これに限定されるものではなく、この印刷部40は、台紙10の両面に設けられていてもよい。
また、この違反車標記欄44には、後述するハンディターミナルを使用して、「△△34 ひ○○−××」等の違反車のナンバーや「pm1:38」等の取締り時の時間が印刷され、違反車のドライバー等において、駐車時間の特定等に利用される。
他方、控記入欄45にも、上記違反車標記欄44に印刷されたのと同一の違反車のナンバー及び取締り時の時間が印刷され、違反車を取り締まる側の警察官等において、この控記入欄45を切り取って、違反車や駐車時間の特定のための控えとして保管される。
この違反車標記欄44及び控記入欄45の印刷内容としては、上記に限定されるものではなく、例えば、違反車のナンバーや取締り時の時間等の情報がバーコード化されたものが印刷されるようにする等種々の方法が考えられる。
なお、本実施形態においては、この控記入欄45を容易に切り取れるように、控記入欄45の上方に切り取り用ミシン目46が形成されている。
また、図1(b)に示すように、ラベル帳票1aの裏面側の端部領域20には、粘着剤を介して剥離紙30が貼付されている。本実施形態においては、端部領域20の先端側(以下「第1の粘着部21」という)は、これに対接する剥離紙30の部分と強粘着されている(この剥離紙30の部分を以下「保持部31」という)。他方、端部領域20の後端側(以下「第2の粘着部22」という)は、これに対接する剥離紙30の部分と剥離可能に弱粘着されている(この剥離紙30の部分を以下「剥離部32」という)。なお、本実施形態におけるラベル帳票1aは、後述するように剥離紙30を折り返して使用するため、剥離紙30には、第1の粘着部21と第2の粘着部22との間に、ミシン目加工により形成された折り返し部33が設けられている。
第1の粘着部21も第2の粘着部22も共に粘着剤が塗布されることにより形成されている。上記強粘着の程度としては、印刷時において剥離紙30が剥れることがない程度の粘着力であるのは勿論のこと、剥離紙30を剥がそうとすると紙破壊が起こる程度までをも含む。他方、上記弱粘着の程度としては、剥離紙30が剥離可能であるとともに、車のウィンドウガラスに貼付した際に、風等により容易に剥れることのない粘着力である。
また、図1(b)に示すように、剥離紙30は、台紙10の長手方向(搬送方向の端部領域に粘着剤を介して貼付されている。ここで、例えば、後述するハンディターミナルを使用してラベル帳票1aの印刷部40に所要の印刷を施す場合には、台紙10の裏面側に貼付された剥離紙30が剥れる恐れがあり、特に、剥離紙30の保持部31の端部31aが特に印刷時にめくれ易い。そこで、本発明に係るラベル帳票1aにおいては、この印刷時にめくれ易い剥離紙30の保持部31と第1の粘着部21とを強粘着させることにより、印刷時における剥離紙30剥れから生ずる印刷トラブルの防止を可能としている。
また、本発明に係るラベル帳票1aにおいては、粘着剤は台紙10の裏面全体に塗布するのではなく、台紙10の裏面の一部分である端部領域20にのみ塗布する構成を採用している。従って、ラベル帳票1aの使用後において、ラベル帳票1aを車のウィンドウガラスから剥がし取る際に、台紙10の裏面全体に塗布する場合に比して剥がし易く、使用者にとっては使い勝手がよい。
上記所要の印刷が施されたラベル帳票1aを駐車違反車のウィンドウガラスに貼付する際には、図1(c)に示すように、剥離紙30のうち剥離部32のみを、第2の粘着部22から上方へ剥離し、剥離された剥離部32を保持部31の上に重ねるようにして折り返すとともに、第2の粘着部22を露出させる。この際、第1の粘着部21と第2の粘着部22との間であって、剥離紙30を折り返す部分にミシン目加工等による折り返し部33が形成されていると、折り返しやすい。上記のように剥離部32を折り返した状態において、露出した第2の粘着部22を駐車違反車のウィンドウガラスに押し当てると、ラベル帳票1aがウィンドウガラスに貼付される。
このように、本発明に係るラベル帳票1aにおいては、車のウィンドウガラスに貼り付ける際に、剥離紙30を剥がし取り去らないので、使用時において剥離紙30がゴミとして発生せず、使用者にとって使い勝手がよい。
上述したように、本発明に係るラベル帳票1aにおいて、剥離紙30は、第1の粘着部21と強粘着されるとともに、第2の粘着部22と剥離可能に弱粘着されているが、このような構造として、図2、図3に示す変形例が考えられる。なお、図2は、第1の粘着部21と第2の粘着部22の構造の変形例であり、剥離紙30が貼付されていない状態の平面図である。図3は、剥離紙30の保持部31と剥離部32の構造の変形例を示す平面図である。
まず、第1の粘着部21と第2の粘着部22の構造の変形例について説明する。
図2(a)に示す第1の粘着部21と第2の粘着部22の構造は、1種類の粘着剤を第1の粘着部21及び第2の粘着部22の全面に塗布したものである。この場合には、後述するように剥離紙30の保持部31の構造を、剥離剤を塗布しないあるいは剥離剤を一部塗布しない等により第1の粘着部21に剥離紙30の保持部31を強粘着させるようにする。このような構造とすることにより、剥離紙30のうち剥離剤が塗布されていない部分は、第1の粘着部21と強粘着させることが可能となる。
図2(b)に示す第1の粘着部21と第2の粘着部22の構造は、弱粘着剤を第1の粘着部21及び第2の粘着部22の全面に塗布し、その後、強粘着剤を第1の粘着部21にのみ点状に塗布したものである。
図2(c)に示す第1の粘着部21と第2の粘着部22の構造は、第1の粘着部21の全面に強粘着剤を塗布し、第2の粘着部22の全面に弱粘着剤を塗布した構造である。
ここで使用する強粘着剤とは、第1の粘着部21に点状に塗布した場合でも、これに全面に塗布した場合でも、ラベル帳票1aの印刷時において剥離紙30が剥れることがない程度の粘着力を有するのは勿論のこと、剥離紙30を剥がそうとすると紙破壊が起こる程度の粘着力を有するものを意味する。他方、弱粘着剤とは、この強粘着剤よりも粘着力が弱いものを意味し、その粘着力の程度としては、剥離紙30が剥離可能であるとともに、例えば、車のウィンドウガラスに貼付した際に、風等により容易に剥れることのない粘着力を有する程度である。
次に、剥離紙30の構造の変形例について説明する。
図3(a)に示す剥離紙30の構造は、剥離紙30の保持部31と剥離部32の全面に剥離剤が塗布されたものであり、この場合には、上述したように第1の粘着部21の構造を、強粘着剤を塗布することにより形成する等により、この保持部31を第1の粘着部21に強粘着させるようにする。
図3(b)に示す剥離紙30の構造は、保持部31には剥離剤を塗布せず(図中、剥離剤無塗布部31a)、剥離部32には剥離剤を塗布した構造である。このような構造にすることにより、剥離剤が塗布されていない保持部31に関しては、第1の粘着部21との粘着力が強くなり、第1の粘着部21に強粘着剤を用いなくても、印刷時における剥離紙30剥れを防止でき、しかも、剥離剤の塗布量を節減することが可能となり、その結果、製造コストの削減にもつながる。
図3(c)に示す剥離紙の構造は、保持部31と剥離部32とを異なる剥離剤を塗布することにより形成したものである。例えば、保持部31に塗布する剥離剤を重剥離のもの、すなわち、剥離力が強く剥がしづらいものとし、剥離部32に塗布する剥離剤をこれより軽剥離のもの、すなわち、剥離力が弱く剥がし易いものとするという構造が考えられる。
図3(d)に示す剥離紙の構造は、剥離部32には剥離剤を全面に塗布し、他方、保持部31には剥離剤を塗布しない剥離剤無塗布部31bを部分的に形成するという構造である。図においては、この剥離剤無塗布部31bは、柵状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、点状、縞状等種々の構造が考えられる。このような構造とすることにより、剥離剤無塗布部31bについては、第1の粘着部21との粘着力を強くすることができるので、第1の粘着部21において強粘着剤を使用する必要がなく、また、剥離剤の使用量も節減できるので、その結果、製造コストの削減にもつながる。
次に、本発明に係るラベルシートの一実施形態について説明する。
図4に示すように、本実施形態におけるラベルシート1は、ロール状に巻回されたサーマルロール紙からなる。
このラベルシート1は、台紙10と、この台紙10の裏面側の所定の複数箇所に粘着剤を介して貼付された剥離紙30とからなる。
このラベルシート1は、台紙10の裏面側の端部領域20に粘着剤を介して剥離紙30が貼付されているとともに、台紙10の表面側の印刷部40に図示しないサーマル式プリンタ等を使用して、違法駐車確認標章との文字表記41、“駐車違反”と“速やかに移動して下さい”との文字表記42、駐車違反マーク43、違反車標記欄44及び控記入欄45が印刷されたラベル帳票1aが、ミシン目50を介して切り離し可能に複数連接しロール状に巻回されてなる。
このような構造のラベルシート1は、次のような製造工程を経て製造される。図4(a)に示すように、台紙10裏面側の所定の複数個所に粘着剤が塗布されるとともに、この粘着剤に剥離紙30が貼付される。この際、ラベル帳票1aとして区画すると同時に切断を容易とするためのミシン目50と、前述したように図4(b)に示す控記入欄45を切り離し可能とすべく切り取り用ミシン目46が、所定の箇所に複数形成される。その後、図4(b)に示すように、台紙10の表面側の印刷部40に、図示しないサーマル式プリンタ等を使用して、所定の箇所に、違法駐車確認標章との文字表記41、“駐車違反”と“速やかに移動して下さい”との文字表記42、駐車違反マーク43、違反車標記欄44、控記入欄45が、図1に示す台紙10の搬送方向におけるラベルシート1の下流側から印刷される。
上記構造のラベルシート1を警察官等が使用するに際しては、図5に示す通り、サーマル式プリンタを有するハンディターミナルAに、このロール状のラベルシート1を装填しハンディターミナルAのテンキー等により必要事項を入力する。すると、このラベルシート1は、台紙10の搬送方向におけるラベルシート1の下流側から入力された事項(例えば、違反車のナンバー、駐車時間)が順々に印刷されて出力される。その後、警察官等において、ミシン目50より切り取られ、ラベル帳票1aとして駐車違反車のウィンドウガラス等に貼付される。
本実施形態においては、この切り取られた状態のラベル帳票1aが、図1に示すラベル帳票1aである。
このように、サーマル式プリンタ等を使用して、違法駐車確認標章との文字表記41等を印刷する際と、ハンディターミナルAを使用して違反車のナンバー等を印刷する際には、ラベルシート1は、図4(a)及び図5に示すように、台紙10の搬送方向の下流側から順々にサーマル式プリンタに搬送されることとなる。この搬送の際に、特に、台紙10の裏面側に貼付された剥離紙30が剥れる恐れがあり、特に、剥離紙30の保持部31の端部31aが特に印刷時にめくれ易い。そこで、本発明に係るラベルシート1においては、この印刷時にめくれ易い剥離紙30の保持部31と第1の粘着部21とを強粘着させることにより、印刷時における剥離紙30剥れから生ずる印刷トラブルの防止を可能としている。
また、本実施形態におけるラベルシート1においても、剥離紙30を第1の粘着部21と強粘着させるとともに、第2の粘着部22と剥離可能に弱粘着させる構造を採用しているが、この構造の変形例として図2、図3に示す変形例が考えられる。この詳細については、上記ラベル帳票1aの実施形態において説明したのと同様であるので、ここでは説明を省略する。
なお、本実施形態においては、サーマルロール紙、すなわち、紙媒体を使用しているが、表面側にプリント可能で、かつ、裏面側に粘着剤を塗布することが可能であれば、紙媒体に限定されるものではなく、例えば、フィルム媒体でもよい。
また、本実施形態においては、ラベルシート1は、ラベル帳票1aを切り離し可能に複数連接した状態でロール状に巻回されているとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、このラベルシート1は、上記ラベル帳票1aを切り離し可能に連接した状態で折りたたんだものであってもよく種々の形態が考えられる。
更に、本実施形態においては、ラベルシート1に予めミシン目50を形成し、ラベル帳票1aを切り離し可能に複数連接するとしたが、このミシン目50はなくてもよい。例えば、ラベル帳票1aをミシン目等を介さず複数連接したラベルシート1であってもよく、この場合は、ラベル帳票1aの使用の際に、ハンディターミナルAが有する図示しないカッター等により切り取るようにしてもよい。
(a)は、本発明に係るラベル帳票の表面側を示す平面図、(b)は、裏面側を示す平面図、(c)は、使用状態を示す参考図である。 発明に係るラベル帳票及びラベルシートの裏面側の粘着剤の塗布形態を示す平面図である。 発明に係るラベル帳票及びラベルシートにおける剥離紙への剥離剤の塗布形態を示す平面図である。 (a)は、本発明に係るラベルシートの裏面側を示す参考図、(b)は、表面側を示す平面図である。 発明に係るラベル帳票及びラベルシートへの印字作業を示す斜視図である。
符号の説明
1 ラベルシート
1a ラベル帳票
10 台紙
20 端部領域
21 第1の粘着部
22 第2の粘着部
30 剥離紙
31 保持部
31a 剥離剤無塗布部
32 剥離部
33 折り返し部
40 印刷部
50 ミシン目

Claims (6)

  1. 台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその長手方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付されたラベル帳票において、
    上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と剥離可能に弱粘着されてなり、
    上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したことを特徴とするラベル帳票。
  2. 台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその長手方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付されたラベル帳票において、
    上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と強粘着剤を介して強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と弱粘着剤を介して剥離可能に弱粘着されてなり、
    上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したことを特徴とするラベル帳票。
  3. 台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその長手方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付されたラベル帳票において、
    上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と剥離剤無塗布部を介して強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と剥離剤を介して剥離可能に弱粘着されてなり、
    上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したことを特徴とするラベル帳票。
  4. 台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその長手方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付され、
    上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と剥離可能に弱粘着されてなり、
    上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したラベル帳票を複数連接あるいは切り離し可能に複数連接した状態でロール状に巻回あるいは折りたたんだことを特徴とするラベルシート。
  5. 台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその長手方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付され、
    上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と強粘着剤を介して強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と弱粘着剤を介して剥離可能に弱粘着されてなり、
    上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したラベル帳票を複数連接あるいは切り離し可能に複数連接した状態でロール状に巻回あるいは折りたたんだことを特徴とするラベルシート。
  6. 台紙の表面又は両面に印刷部を有し、この台紙の裏面側にはその長手方向の端部領域に粘着剤を介して剥離紙が貼付され、
    上記剥離紙は、上記端部領域の先端側と剥離剤無塗布部を介して強粘着されるとともに、上記端部領域の後端側と剥離剤を介して剥離可能に弱粘着されてなり、
    上記先端側と上記後端側との間の折り返し部で上記剥離紙を折り返し可能に構成したラベル帳票を複数連接あるいは切り離し可能に複数連接した状態でロール状に巻回あるいは折りたたんだこと
    を特徴とするラベルシート。
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