JPH0514871Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、車輌の駐車管理事務に適用される
チケツトにかかるもので、特に駐車車輌の内部に
おける外視可能な部分に簡単に貼り付けておくこ
とができるようになしたパーキング用のチケツト
に関するものである。

(b) 従来の技術およびその問題点 従来、車輌を指定された駐車エリアに駐車させ
ておく場合、駐車利用開始時間、駐車利用終了時
間、および料金等をレコードするチケツトが発行
されている。このチケツトは、通常、タイムレコ
ーダ装置等にセツトされ、駐車利用開始時に利用
開始時間がタイムレコードされ、利用終了時に利
用終了時間がタイムレコードされる。このチケツ
トは、利用開始時間がタイムレコードされた後、
ドライバー側に渡され、ドライバー等が所持す
る。この場合、当該チケツトを車輌の内部であつ
て、外視可能な部所に簡単に取り付けておくこと
ができれば、ドライバー側にとつてはチケツト紛
失の心配がなく、しかも、駐車管理側にとつても
駐車情況の管理においてきわめて便利なものであ
る。

(c) 本考案の技術的課題 そこで、この考案は、車輌の内部における外視
可能な部所、たとえばフロントガラス面等に対し
て、簡単な操作で貼り付けておくことができ、か
つきれいに取り除くことができるようになしたパ
ーキング用チケツトを提供することにある。

(d) 本考案の技術的手段 この考案は、上述する目的を達成するにあたつ
て、具体的には、表面に必要事項印字部を備え、
裏面に接着剤層を備えたラベルシートと、前記ラ
ベルシートの裏面側に前記接着剤層を介して貼り
合わせた離型シートとからなり、前記ラベルシー
トに、両端が直線状にのびる折り畳み線の両端に
連なり、前記折り畳み線に沿つた折り返し舌片領
域を区画形成する切刻線を設けてなり、 前記折り返し舌片領域を前記離型シートから剥
がして、前記折り返し舌片領域を前記ラベルシー
トの表面側に折り返すことによつて、前記ラベル
シートの表面側に貼付用接着剤層部分が露出する
ようにしたパーキング用チケツトを構成するもの
である。(e) 本考案の実施例 以下、この考案になるパーキング用チケツトに
ついて、添付図面に示す具体的な実施例にもとづ
いて詳細に説明する。

第１図および第２図に示すように、この考案に
なるパーキング用チケツト１は、その表面２ａに
必要事項印字部３を備え、その裏面２ｂに接着剤
４を備えたラベルシート２と、このラベルシート
２の裏面側に接着剤層４を介して貼り合された離
型シート５とからなつている。前記ラベルシート
２には、切刻線６が設けてある。前記切刻線６
は、両端６ａ，６ｂが直線状にのびる折り畳み線
７の両端に連なり、前記折り畳み線７に沿つた折
り返し舌片領域８を区画形成するものである。こ
の考案になるチケツト１は、タイムレコーダー等
のレコーダ装置に対して適用する目的において、
ラベルシート２をラベル用連続シートにより構成
し、離型シートを離型紙用連続シートにより構成
し、ラベル用連続シートの表面に、あらかじめ一
単位チケツト毎に必要事項印字部を設けておき、
印字処理後に、単位チケツト毎に切離するように
したものであつてもよい。印字処理されたチケツ
トは、ドライバー側において、前記折り返し舌片
領域８を折り畳み線７に沿つて折り返し、貼付接
着剤層部分９が、ラベル表面側に露出するように
する（第３図参照）。このように折り返し舌片領
域８を折り返した状態で、当該チケツトを、貼付
接着剤層部分９を介して、車輌の内部からフロン
トガラス（FG）の内面に貼り付ける。貼り付け
られたチケツト１は、貼付面側がラベル表面とな
るため、ラベル表面の記載事項が車外から外視す
ることができる。

(f) 本考案の効果 以上の構成になるこの考案のパーキング用チケ
ツトは、印字処理後、きわめて簡単な操作でラベ
ルシートの印字表面側に部分的な貼付接着剤層部
を形成することができ、車輌の内部側から外部側
に向けて、車外から外視できる態様にチケツトを
貼り付けておくことができる。このチケツトは、
全面的に貼り付ける構成のものではないので、剥
し取りが容易で、かつフロントガラス上に貼り付
け跡等を残す心配がない。このようにすることに
よつて、この考案のチケツトは、ドライバー側に
とつては、チケツトの紛失の問題を解決し、駐車
管理側においては、駐車情況の管理にきわめて便
利なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案になるパーキング用チケツ
トの一例を示す概略的平面図、第２図は、第１図
における−線矢視部分の拡大側断面図、第３
図は、貼付用舌片部を折り返した状態を示す概略
的平面図、第４図は、フロントガラスの内面への
貼付状態を示す拡大側断面図である。 １……パーキング用チケツト、２……ラベルシ
ート、２ａ……ラベルシート表面、２ｂ……ラベ
ルシート裏面、３……必要事項印字部、４……接
着剤層、５……離型シート、６……切刻線、８…
…折り返し舌片領域、９……貼付接着剤層部分。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面２ａに必要事項印字部３を備え、裏面２
   ｂに接着剤層４を備えたラベルシート２と、前
   記ラベルシート２の裏面２ｂ側に前記接着剤層
   ４を介して貼り合わせた離型シート５とからな
   り、前記ラベルシート２に、両端６ａ，６ｂが
   直線状にのびる折り畳み線７の両端に連なり、
   前記折り畳み線７に沿つた折り返し舌片領域８
   を区画形成する切刻線６を設けてなり、 前記折り返し舌片領域８を前記離型シート５
   から剥がして、前記折り返し舌片領域８を前記
   ラベルシート２の表面２ａ側に折り返すことに
   よつて、前記ラベルシート２の表面２ａ側に貼
   付用接着剤層部分９が露出するようにしたこと
   を特徴とするパーキング用チケツト。 (2) 前記ラベルシート２および離型シート５が、
   ラベル用連続シートと離型紙用連続シートから
   なり、前記ラベル用連続シートの表面に、あら
   かじめ一単位チケツト毎に必要事項印字部を設
   けておき、前記必要事項印字部に対する印字処
   理後、単位チケツト毎に切離するようにしたこ
   とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項
   に記載のパーキング用チケツト。