JP2003237832A - 物品包装体の連結体及びそのためのラベル - Google Patents

物品包装体の連結体及びそのためのラベル

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貴志 都築
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品包装体が、複数個に亘ってラベルによっ
て貼付されて互いに連結された物品包装体の連結体にお
いて、ラベルの機能をより生かして、物品包装体の付加
価値を高める。 【解決手段】 ラベル14の裏面には、粘着層14bが
設けられる。粘着層14bには、その粘着力の強い強粘
着部14dと、粘着力の弱い弱粘着部14eと、が設け
られる。強粘着部14dは、主に、ラベル14の裏面の
周縁部と、周縁部の内側に離散的に配置される。弱粘着
部14eは、強粘着部14dとなった周縁部の内側で且
つ、強粘着部14dとなっていない部分に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば食肉加工製
品等の物品を包装した物品包装体が複数個、連結された
物品包装体の連結体、及びその物品包装体を複数個連結
するためのラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばハム、ソーセージ等の
食肉加工製品を包装した物品包装体においては、これら
を複数個に亘ってラベルを貼付することによって連結し
た連結体とし、この連結体を店舗にて陳列することが行
われている。消費者は、連結体単位で購入し、使用する
際には、ラベルを剥がして物品包装体を分離して、物品
包装体を1個ずつ開けて、収納された食肉加工製品を利
用している。このような連結体は、消費者にとっては、
物品包装体を1個ずつ開けて小分けに使うことができる
ので保存性に優れ、販売者側にとっては、過剰包装を避
けることができ、また、まとめ売りをすることにより消
費者に割安感を与えることができる、といった利点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の物品包装体の連
結体においては、ラベルは物品包装体を互いに連結する
ための用途として用いられ、低温時においてもその粘着
性を保持することが要求される。その一方で、消費者が
購入して使用する際には、包装体の連結を解除するため
にラベルを簡単に剥がすことができるよう、易剥離性、
易切断性が要求されている。このため、例えば、特許第
2947349号公報に記載の連結体では、そのラベル
にミシン目、V字カットまたはI字カットを備えてお
り、そのミシン目部分で切断しやすくなっているため
に、ラベルの切断・剥離作業が容易にできて、連結体か
らの各物品包装体の分離が簡単にできるようになってい
る。また、特開2002−23640公報に記載のラベ
ルは、周辺部に非粘着部が形成されて、非粘着部の近傍
に弱化部が形成されて、非粘着部がラベルの引裂始端部
となっている。そして、非粘着部を引き剥がすと、弱化
部のところから引き裂かれて、連結体からの各物品包装
体の分離が簡単にできるようになっている。
【0004】このように従来の物品包装体の連結体及び
そのためのラベルにおいては、ラベルが引裂かれて廃棄
されることを前提としており、そのためにいかにラベル
を簡単に引裂くことができるか、という点に注目されて
いる。即ち、ラベルは、せいぜい消費者の消費を喚起す
るような値段の表示や商品名といった購買に必要な情報
が印刷される程度の物であり、購買された後は不要物と
されている。そのため、従来はラベルの機能が十分に生
かされたものとなっていなかった。
【0005】また、従来の物品包装体の連結体及びその
ためのラベルにおいては、ラベルを引裂いてしまうため
に、一旦、連結体の連結を解除してしまうと、連結され
ていた複数の物品包装体が分離して、却って取り扱い難
くなるといった問題もあった。
【0006】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、ラベルの機能をより生かすことができて、物品包装
体の付加価値を高めることができる物品包装体の連結体
及び、その物品包装体のためのラベルを提供することを
その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、内部に物品を収納するための
物品収納部を備える物品包装体が、複数個に亘ってラベ
ルによって貼付されて互いに連結された物品包装体の連
結体において、前記ラベルの裏面に設けられた粘着部に
は、粘着力の強い強粘着部と、粘着力の弱い弱粘着部と
が設けられることを特徴とする。
【0008】粘着部には強粘着部と弱粘着部とが設けら
れており、強粘着部が物品包装体に強固に粘着するため
に、ラベルは確実に物品包装体に貼付されて、搬送、保
管または陳列時において、ラベルが不用意に剥がれて物
品包装体の連結が解除されるといったことを防ぐことが
できる。強粘着部は、冷凍時においても、良好な粘着力
を示す程度の粘着力を持つことが好ましい。物品包装体
によって包装された物品を使用するために、ラベルを剥
がすと、強粘着部の粘着剤は、物品包装体またはラベル
のいずれかに付着する。どちらに付着するかは、様々な
要因の影響を受けて不確定であり、安定的にコントロー
ルすることは困難であるが、弱粘着部は弱い粘着力で物
品包装体に粘着しているために、ラベルを剥がしたとき
に、ラベルに残存しており、その粘着力を安定して保持
している。よって、弱粘着部の粘着力を主として利用す
ることにより、ラベルを再利用することができるように
なり、物品包装体以外の場所に貼付するか、または、残
った物品包装体に貼付してこれらの連結体を再構成する
ことができる。こうしてラベルの使用範囲が広がるため
に、物品包装体の付加価値を高めることができる。強粘
着部と弱粘着部とは、任意の構成とすることができる。
例えば、強粘着部と弱粘着部とをそれぞれ異なる材質の
粘着剤で構成することもでき、または強粘着部と弱粘着
部とを同じ材質の粘着剤で構成し、弱粘着部について
は、さらにその粘着剤を糊殺し剤でコーディングするこ
とによって構成することもできる。弱粘着部について、
粘着剤を糊殺し剤でコーディングした場合には、糊殺し
剤のコーディングの厚みを調整することにより、粘着力
を調整することができる。
【0009】物品包装体の物品収納部に収納される物品
としては、任意のものとすることができるが、例えば、
ハム、ソーセージといった食肉加工製品、その他、チー
ズのような食品とすることができる。また、物品包装体
は、物品収納部の他に物品収納部の周縁に位置する周縁
部を備えることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の前
記ラベルの表面には、物品収納部に収納された物品の使
用例が表示された使用例表示部が設けられることを特徴
とする。この使用例表示部によって、ラベルを保存・再
利用する価値が高まり、ラベルの使用範囲が広がり、ラ
ベル及び物品包装体の付加価値も高めることができる。
物品包装体の物品収納部に収納される物品が食品である
場合には、使用例はその食品を用いた調理例とすること
ができ、調理手順説明、その出来上がった調理の写真及
び/またはレシピとすることができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の前記強粘着部がラベルの裏面の周縁部に配置さ
れ、前記弱粘着部は該周縁部の強粘着部の内側に配置さ
れることを特徴とする。ラベルの周縁部が強粘着部によ
って物品包装体に強固に粘着されるために、ラベルを確
実に物品包装体に貼付することができる。その一方で、
ラベルを剥がすときには、ラベルの裏面の内側に配置さ
れた弱粘着部によって簡単に剥がすことができ、ラベル
に易剥離性を持たせることができる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の前
記強粘着部が、前記周縁部の内側にも離散的に配置され
ることを特徴とする。周縁部の内側に離散的に強粘着部
を配置することで、ラベルを確実に物品包装体に貼付す
ることができ、一方、ラベルを剥がすときには、ラベル
の裏面の周縁部の内側が離散的に強粘着部となっている
ので簡単に剥がすことができ、ラベルに易剥離性を持た
せることができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか1項に記載のものにおいて、前記ラベルの端
部には、ラベルを剥がすときの始端となる剥離始端部が
設けられ、該剥離始端部の裏面は、無粘着部または弱粘
着部となっていることを特徴とする。剥離始端部が無粘
着部または弱粘着部で粘着されるために、ラベルを剥が
すときには容易に剥離始端部を掴んで行うことができ
る。請求項6記載の発明は、前記剥離始端部とラベルの
他の部分との間の境界部には、押刃が入れられているこ
とを特徴とする。境界部に押刃を入れることによって筋
目ができ、ラベルを剥がすときに剥離始端部を簡単に起
こして掴むことができるようになる。
【0014】請求項7記載の発明は、内部に物品を収納
するための物品収納部を備える物品包装体を複数個に亘
って貼付して、互いに連結された物品包装体の連結体を
構成するためのラベルにおいて、前記ラベルの裏面に設
けられた粘着部には、粘着力の強い強粘着部と、粘着力
の弱い弱粘着部とが設けられることを特徴とする。この
ラベルは、物品包装体に貼付されているときには、強粘
着部に強固に粘着されている一方で、物品包装体から剥
がした後は、弱粘着部によって安定した粘着力を保持す
ることができるため、再利用することができ、物品包装
体以外の場所に貼付するか、または、残った物品包装体
に貼付してこれらの連結体を再構成することができる。
こうしてラベルの使用範囲が広がるために、貼付する物
品包装体の付加価値をも高めることができる。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7記載の前
記ラベルの表面には、物品収納部に収納された物品の使
用例が表示された使用例表示部が設けられることを特徴
とする。ラベルの表面に使用例表示部を設けることで、
ラベルを再利用する価値が高まり、ラベルの使用範囲が
広がり、ラベル及び物品包装体の付加価値も高めること
ができる。物品包装体の物品収納部に収納される物品が
食品である場合には、使用例はその食品を用いた調理例
とすることができ、調理手順説明、その出来上がった調
理の写真及び/またはレシピとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。尚、この実施形態に限定されるもの
ではない。
【0017】図1は、本発明の物品包装体の連結体を表
す概略斜視図である。物品包装体12は、それぞれハ
ム、ソーセージ等の食肉加工製品を収納する収納部12
aと、収納部12aの周縁に位置する周縁部12bとを
備えている。そして、複数の物品包装体12に亘り、ラ
ベル14が貼付されて、連結体10が構成されている。
物品包装体12を構成するフィルムとしては、ポリエス
テル(PET)、ポリプロピレンなどを用いることがで
きる。ポリプロピレンは、後述のラベル14がきれいに
剥がれるためには好ましいが、フィルムがカールする欠
点があるため、ポリエステル(PET)が用いられると
よい。
【0018】ラベル14は、基材14aと粘着部として
の粘着層14bとを有しており、基材14aとしては、
防水剤をコーディングした表面コート紙または紙とポリ
プロピレンなどのプラスチックとからなる合成紙、ポリ
プロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポ
リスチレンフィルムなどを用いることができる。
【0019】ラベル14の基材14aの表面には、値
段、商品名または数量に代えて、またはこれらに加え
て、図2に示すように、その収納する物品の使用例、こ
の場合には食肉加工製品の調理例が、写真または図によ
り表示された調理例表示部14c(使用例表示部)が設
けられている。調理例表示部14cには、収納された食
肉加工製品を使った調理例として、その調理手順(使用
方法)説明、その出来上がった調理の写真及び/または
レシピ、などを表示することができる。
【0020】ラベル14の裏面には、前記粘着層14b
が設けられる。粘着層14bには、図3及び図4に示す
ように、その粘着力の強い強粘着部14dと、粘着力の
弱い弱粘着部14eと、が設けられる。強粘着部14d
は、主に、ラベル14の裏面の周縁部と、周縁部の内側
に離散的に配置される。一方、弱粘着部14eは、強粘
着部14dとなった周縁部の内側で且つ、強粘着部14
dとなっていない部分に配置される。
【0021】また、ラベル14の一端部に位置し、前記
周縁部よりも外側となる部分は、剥離始端部14fとな
っており、その表面には「ここからはがせます」という
文字が印刷されている。そして、剥離始端部14fの裏
面は弱粘着部14eまたは無粘着部となっている。
【0022】強粘着部14d及び弱粘着部14e共に、
アクリル系、水溶性等の感圧型粘着剤Aで構成すること
ができる。強粘着部14dについては、低温時において
も十分な粘着力を発揮する程度のものとする。また、弱
粘着部14eについては、強粘着部14dと同じ感圧型
粘着剤Aの上に糊殺し剤Bをコーティングして粘着力を
弱めたものとすることができる。糊殺し剤Bは、例え
ば、メジューム、ニス及びスリップ剤を含有することが
できる。その配合例として、メジュームを92重量%、
ニスを5重量%、スリップ剤を3重量%とすることがで
き、スリップ剤としてはシリコーンを用いることができ
る。この糊殺し剤Bは、ラベル14の裏面の感圧型粘着
剤Aの上に印刷することにより、設定することができ
る。印刷の方法及び回数を調整することにより、糊殺し
剤Bの厚みを制御することができ、弱粘着部14eの粘
着力を調整することができる。糊殺し剤Bの厚みとして
は、3〜5μm位とするとよい。剥離始端部14fにつ
いては、は、糊殺し剤Bを厚くコーディングして、それ
以外の弱粘着部14eの粘着力よりもさらに弱い粘着力
とし、または、ほとんど粘着力が無くなった無粘着部と
することもできる。勿論、これに限るものではなく、強
粘着部14dと弱粘着部14eとをそれぞれ異なる材質
の粘着剤で構成することもできる。剥離始端部14fと
ラベル14との他の部分との間の境界部14hには、押
刃が入れられて筋目が形成される。
【0023】ラベル14はラベリングマシンによって複
数個の物品包装体12に亘り押圧されて、ラベル14の
強粘着部14dと弱粘着部14eが、各物品包装体12
の表側のそれぞれの収納部12aと周縁部12bの両方
に粘着されるか、または、収納部12aと周縁部12b
のいずれか一方にのみ粘着される。こうして、複数個の
物品包装体12が連結されて、連結体10が構成され
る。また、各物品包装体12の裏面側にも、ラベル14
と同様のラベル、または、ラベル14とは異なり一定の
粘着力のみを持つ粘着部を有するラベルが貼付されると
よい。
【0024】以上のように構成された連結体10は、ラ
ベル14の強粘着部14dによって強固に粘着されてお
り、よって搬送・保管・陳列時においてラベル14が不
用意に剥がれて、物品包装体12がばらばらに分離する
ことはなく、見栄えを良好に保持することができる。ま
た、剥離始端部14fが弱粘着力で物品包装体12に粘
着されている場合には、剥離始端部14fも適度に物品
包装体12に粘着しており、他の連結体10または他の
物品に引っ掛かったりすることを防ぐことができる。
【0025】一方、この連結体10を消費者が購入後、
包装された物品を使用する場合には、まずラベル14の
一端部にある前記剥離始端部14fを物品包装体12か
ら剥がす。前述のように境界部14hに押刃が入れられ
ており、剥離始端部14fの裏面は弱粘着部14eまた
は無粘着部となっているために剥離始端部14fは簡単
に剥がして起こすことができる。そして、剥離始端部1
4fを掴んでラベル14をその端部から引っ張ってい
き、剥離始端部14fに隣接した強粘着部14dの周縁
部の一部を構成する部分を剥がすと、その後は、強粘着
部14dがその内側で離散的に配されているために、簡
単に剥がすことができるようになる。よって、ラベル1
4を破いたりすることなく剥がすことができる。ラベル
14が剥がれた後、強粘着部14dの粘着剤Aは、粘着
力が強く、物品包装体12に付着するか、またはラベル
14に残存するかのいずれかとなる。強粘着部14dの
粘着剤Aがどちらに付着するかは、粘着剤Aと物品包装
体12の相性、ラベル14を貼付するときの押圧力、ラ
ベル14を貼付してから剥がすまでの経過時間、その間
の周囲環境、剥がす際に作用する力の方向及び強さに依
存し、不確定である。よって、強粘着部14dの粘着剤
が物品包装体12及びラベル14に付着する面積の割
合、その分布などは、その状況によって変化し、予め設
定した通りにコントロールするのは不可能である。しか
しながら、弱粘着部14eは、元々、弱い粘着力で物品
包装体12に粘着しており、さらには上にコーティング
した糊殺し剤Bの効果により、ラベル14を物品包装体
12から剥がしたときに、物品包装体12に付着せずに
ラベル14に安定的に残存している。よって物品包装体
12から剥がされた後のラベル14は、弱粘着部14e
によって安定的に弱い粘着力を有しているため、ラベル
14を物品包装体12以外の任意の場所に再貼付するこ
とができ、ラベル14の表面の調理例表示部14cに記
載された調理例などを見ながら調理をすることができる
ようになる。勿論、この再貼付の際に、ラベル14に部
分的に残存した強粘着部14dによる粘着力も弱粘着部
14eの粘着力を援助している。
【0026】このラベル14は、調理後にそのままその
場所に貼付したままとしてもよいし、または、再び剥が
して、残った複数の物品包装体12に再貼付して、連結
体10を再構成してもよい。このとき、ラベル14は、
残存した強粘着部14dが当初のような強力な粘着力を
発揮していないので、簡単に剥がすことができ、その一
方で、弱粘着部14eが安定して粘着力を有しているの
で、確実に再貼付することができる。特に、弱粘着部1
4eが糊殺し剤Bによってコーディングされている場
合、ラベル14を剥がすことにより、糊殺し剤Bが少し
ずつ剥がれ、弱粘着部14eの粘着力は当初よりも増加
する傾向となる。そのため、強粘着部14dの粘着力が
低下した分、弱粘着部14eが粘着力を増加するので、
ラベル14全体としての粘着力に耐久性を持たせること
ができる。
【0027】こうして、物品包装体12の連結を解除し
た後もラベル14を利用することができるようにして、
さらにラベル14の調理例表示部14cに調理例を表示
することにより、ラベル14の付加価値を高めることが
でき、結果として、物品包装体12全体の付加価値を高
めることができ、消費者の購買意欲を喚起することがで
きる。また、ラベル14が再利用できるので、物品包装
体12を一旦分離した後、または一部の物品包装体12
を使用した後、物品包装体12を再び連結したいときに
ラベル14で貼付して連結することができ、物品包装体
12の取扱性を良好に保つことができる。
【0028】尚、強粘着部14dと弱粘着部14eの配
置は、図3に示したものに限定されることなく、任意の
配置とすることが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラベルが物品包装体に貼付されている状態においては、
ラベルの強粘着部によって強固に粘着される一方で、ラ
ベルが物品包装体から剥がされた後は、ラベルの弱粘着
部によって安定した粘着力を保持することができる。よ
って、ラベルを再利用に供することができて、ラベルの
付加価値を高めることができ、ラベルが貼付される物品
包装体自身の付加価値を高めることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品包装体の連結体を表す概略斜視図
である。
【図2】本発明のラベルの平面図である。
【図3】本発明のラベルの裏面図である。
【図4】図3の4−4線に沿って見た断面図である。
【符号の説明】
10 連結体 12 物品包装体 12a 収納部(物品収納部) 14 ラベル 14b 粘着層(粘着部) 14c 調理例表示部(使用例表示部) 14d 強粘着部 14e 弱粘着部 14f 剥離始端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA13 AB05 AC03 AC11 AC14 BA32A BA33A BB14A BC04A CA24 DA02 EA05 EA06 EA24 EB27 EE04 FA01 FB02 FC01 GD08 GD09 3E085 BA22 BB33 BC03 BD08 BD10 BE02 BE07 BF01 BF09 BG10 BH03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に物品を収納するための物品収納部
    を備える物品包装体が、複数個に亘ってラベルによって
    貼付されて互いに連結された物品包装体の連結体におい
    て、 前記ラベルの裏面に設けられた粘着部には、粘着力の強
    い強粘着部と、粘着力の弱い弱粘着部とが設けられるこ
    とを特徴とする物品包装体の連結体。
  2. 【請求項2】 前記ラベルの表面には、物品収納部に収
    納された物品の使用例が表示された使用例表示部が設け
    られることを特徴とする請求項1記載の物品包装体の連
    結体。
  3. 【請求項3】 前記強粘着部はラベルの裏面の周縁部に
    配置され、前記弱粘着部は該周縁部の強粘着部の内側に
    配置されることを特徴とする請求項1または2記載の物
    品包装体の連結体。
  4. 【請求項4】 前記強粘着部は、前記周縁部の内側にも
    離散的に配置されることを特徴とする請求項3記載の物
    品包装体の連結体。
  5. 【請求項5】 前記ラベルの端部には、ラベルを剥がす
    ときの始端となる剥離始端部が設けられ、該剥離始端部
    の裏面は、無粘着部または弱粘着部となっていることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物
    品包装体の連結体。
  6. 【請求項6】 前記剥離始端部とラベルの他の部分との
    間の境界部には、押刃が入れられていることを特徴とす
    る請求項5記載の物品包装体の連結体。
  7. 【請求項7】 内部に物品を収納するための物品収納部
    を備える物品包装体を複数個に亘って貼付して、互いに
    連結された物品包装体の連結体を構成するためのラベル
    において、 前記ラベルの裏面に設けられた粘着部には、粘着力の強
    い強粘着部と、粘着力の弱い弱粘着部とが設けられるこ
    とを特徴とする物品包装体の連結体のためのラベル。
  8. 【請求項8】 前記ラベルの表面には、物品収納部に収
    納された物品の使用例が表示された使用例表示部が設け
    られることを特徴とする請求項7記載の物品包装体の連
    結体のためのラベル。
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