JP2019123545A - 包装用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】被包装物やシート表面に異物が付着するのを防止でき、且つ、作業性よく食品等の被包装物を包装できる包装用シートを提供する。【解決手段】被包装物を包装するためのシート本体2と、シート本体2の表面2aにおける一端21側に一部が固定され、残部の少なくとも一部がシート本体2からはみ出した状態で取り付けられたラベル3とを備え、ラベル3は、シート本体2に固定された第1の端部3a側の取付領域3Aと、少なくとも第1の端部3aと反対の第2の端部3b側を含む非粘着領域3Cと、粘着領域3Bとに区分されており、取付領域3A、粘着領域3B及び非粘着領域3Cの全領域にわたって連続して存在する基材31と、少なくとも粘着領域3Bにおいて基材31のシート本体2側に設けられた再剥離性の粘着剤層とを有し、シート本体2が曲げられることで、粘着領域3Bが、シート本体2の表面2a又は裏面2bに再剥離可能に貼着されている。【選択図】図1

Description

本発明は、包装用シートに関し、特に、野菜等の食品の包装に好適な包装用シートに関するものである。
白菜や人参、キャベツ等の農産物は、産地で収穫された後、例えば、工場や販売店の作業場に輸送され、食品用ラップフィルムで包装するか、あるいは、樹脂フィルム等を巻き付けてセロハンテープやラベルで固定する等の方法で個別包装され、店頭に陳列される。このような包装工程においては、例えば、作業者の手作業により、伸縮性を有する食品用ラップフィルムで野菜等を包み込むか、あるいは、樹脂フィルムを野菜等に巻き付けた後にセロハンテープやラベルで固定している。
上記のような食品用ラップフィルムに関する技術としては、例えば、特許文献1に示すもの等、多くの技術が提案されている。特許文献1には、野菜等の生鮮食料品を包装することが可能な食品用ラップフィルムが開示されている。
また、食品を包装する樹脂フィルムとしても、例えば、特許文献2に示すもの等、多くの技術が提案されている。特許文献2には、野菜等の生鮮食料品を包装可能な樹脂フィルムが開示されている。
特開2014−115561号公報 特開2017−030842号公報
ここで、白菜等のような大型の季節野菜は、1/2カット、あるいは1/4カットとされて店頭に陳列されることも多く、また、旬の季節において大量に販売されることも多いことから、上記のような包装作業も、短時間で効率よく実施できることが求められている。
一方、特許文献1に開示されたような食品用ラップフィルムを用いて野菜等を包装する作業は、フィルムの伸縮作用等を利用して隙間無く包み込むという手順となり、作業に時間を有する場合がある。また、伸縮性を有する食品用ラップフィルムを用いた場合、加圧包装となることから、野菜を新鮮な状態で包装することが難しい場合もある。
また、特許文献2に開示されたような樹脂フィルムを用いて野菜を包装した場合、野菜に樹脂フィルムを巻き付けた後、セロハンテープやラベル等を個別に樹脂フィルムの適切な位置に貼り付けて固定する作業が必要になることから、包装作業に時間がかかり、非効率的である。
さらに、ラベルを用いて樹脂フィルムを固定する場合、ラベルから剥離するセパレータ(剥離紙)が廃棄物として発生するが、このセパレータが異物として商品に付着するおそれがある。このように、セパレータの商品への付着が疑われる場合には、例えば、包装後の商品を全品検査したり、使用したラベルの枚数を全てチェックして包装後の商品数と照合したりする等の作業が必要となり、包装作業全体の効率が低下する等の問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、被包装物やシート表面に異物が付着するのを防止でき、且つ、作業性よく食品等の被包装物を包装できる包装用シートを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記問題を解決するために鋭意検討を重ねた。この結果、被包装物を包み込むシート本体と、シート本体を固定するラベルとを組み合わせ、且つ、ラベルが粘着領域と非粘着領域とを有することで、セパレータが不要となるとともに、ラベルによるシート本体の固定作業を効率的に行うことができ、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は下記態様を含む。
[1] 被包装物を包装するためのシート本体と、前記シート本体の第1の面における一端側に一部が固定され、残部の少なくとも一部が前記シート本体からはみ出した状態で取り付けられたラベルとを備え、前記ラベルは、前記シート本体に固定された第1の端部側の取付領域と、少なくとも前記第1の端部と反対の第2の端部側を含む非粘着領域と、粘着領域とに区分されており、前記取付領域、粘着領域、及び非粘着領域の全領域にわたって連続して存在する基材と、少なくとも前記粘着領域において前記基材の前記シート本体側に設けられた再剥離性の粘着剤層とを有し、前記シート本体が曲げられることで、前記粘着領域が、前記シート本体の第1の面又は該第1の面と反対側の第2の面に再剥離可能に貼着されていることを特徴とする包装用シート。
[2] 前記取付領域において前記基材の前記シート本体側に再剥離性の粘着剤層が設けられ、前記再剥離性の粘着剤層により、前記ラベルが前記シート本体の一端側に固定されていることを特徴とする上記[1]に記載の包装用シート。
[3] 前記非粘着領域が、前記基材の前記シート本体側に再剥離性の粘着剤層が設けられていると共に、糊殺し加工が施されている領域であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の包装用シート。
[4] 前記非粘着領域が、前記基材の前記シート本体側に再剥離性の粘着剤層が設けられていない領域であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の包装用シート。
[5] 前記非粘着領域が、前記基材の前記シート本体側に再剥離性の粘着剤層が設けられていると共に、前記第2の端部側が前記再剥離性の粘着剤層を内側として折り曲げられた領域であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の包装用シート。
[6] 前記粘着領域と前記非粘着領域との境界の少なくとも一部に、該境界に沿うように、筋押し加工、又は、ミシン目加工が施されていることを特徴とする上記[1]〜[5]の何れか一項に記載の包装用シート。
本発明の包装用シートによれば、上記構成により、被包装物を包装する際、ラベルの位置合わせやセパレータの剥離等を省略でき、優れた作業効率が得られる。
また、セパレータ等の廃棄物が発生せず、被包装物や包装用シートに異物が付着するのを防止できるので、優れた包装品質が得られる。さらに、異物に係る包装後の検査や包装部材の数量確認等の作業を省略できるので、より優れた作業効率が得られ、優れた生産性も得られる。
本発明の一実施形態に係る包装用シートを模式的に示す図であり、シート本体を曲げることで、ラベルをシート本体の裏面側に貼着した状態を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る包装用シートを模式的に示す図であり、白菜を包装した状態を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る包装用シートを模式的に示す図であり、図1に示した包装用シートを展開した平面図である。 本発明の一実施形態に係る包装用シートを模式的に示す図であり、図3中に示したラベル及びその近傍を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る包装用シートを模式的に示す図であり、ラベルの非粘着領域に再剥離性の粘着剤層が設けられていない例を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る包装用シートを模式的に示す図であり、ラベルの第2の端部側が、再剥離性の粘着剤層を内側として折り曲げられた例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る包装用シートを模式的に示す図であり、(a)〜(i)は、それぞれ、ラベルの形状の変形例を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る包装用シートを模式的に示す図であり、ホールケーキを包装するサイドシートに適用した例を示す概略図である。
以下、本発明の包装用シートについて、添付の図1〜図8を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる各図面は、本発明の包装用シートの特徴をわかりやすくするために、便宜上、特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等は実際とは異なる場合がある。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態の包装用シート1を示す概略図であり、被包装物の包装に用いられる前の状態を示し、図2は、図1に示す包装用シート1を用いて白菜100を包装した状態を示す。図3は、図1に示す包装用シート1を展開した平面図であり、図4は、図3中に示したラベル3及びその近傍を拡大して示す断面図である。
[包装用シートの構成]
本実施形態の包装用シートの構成について、以下に詳述する。
図1〜図4に例示するように、本実施形態の包装用シート1は、被包装物(図2中に示す白菜100を参照)を包装するためのシート本体2と、このシート本体2の一端21側に一部が固定され、シート本体2からはみ出した状態で取り付けられるラベル3を備え、概略構成される。
図4に示すように、ラベル3は、シート本体2に固定された第1の端部3a側の取付領域3Aと、第1の端部3aと反対の第2の端部3b側の非粘着領域3Cと、取付領域3Aと非粘着領域3Cの間の粘着領域3Bに区分されている。また、ラベル3は、基材31と、基材31のシート本体2側に設けられた再剥離性の粘着剤層32と、糊消し層33とを有して構成される。本実施形態のラベル3は、基材31のシート本体2側の一面31a全体に粘着剤層32が設けられており、非粘着領域3Cの領域においてのみ、粘着剤層32上に糊消し層33が設けられている。即ち、ラベル3は、非粘着領域3Cにのみ、糊殺し加工が施されている。
本実施形態の包装用シート1は、図1に示す包装前の状態では、シート本体2が曲げられることで、ラベル3の粘着領域3Bが、シート本体2の裏面(第2の面)2bに再剥離可能に貼着されている。
また、図2に例示する包装状態では、シート本体2が白菜100等の被包装物を包み込み、ラベル3の粘着領域3Bが、シート本体2のラベル3が固定された一端21と反対側の他端22の近傍における表面(第1の面)2aに貼着されている。
[シート本体]
シート本体2は、上記のように、被包装物を包み込むように包装するシートであり、図3に示す例では、展開状態において平面視矩形状とされている。より具体的には、図3に示す例のシート本体2は、短辺の一端21及び他端22を有する平面視長方形状とされている。
シート本体2に用いるシート材料としては、特に限定されず、被包装物の特性や包装時の作業性、美観等を勘案しながら適宜採用することができ、例えば、樹脂等からなるフィルム材料、紙材料等が挙げられる。
シート本体2に用いることができるフィルム材料としては、例えば、2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP:Oriented PolyPropylene)、無軸延伸ポリプロピレン(CPP:Cast PolyPolypropylene)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)の他、樹脂材料からなる合成紙等が挙げられる。また、シート本体2に用いるフィルム材料としては、環境に優しいバイオフィルム等も挙げられる。
シート本体2にフィルム材料を用いる場合、上記のフィルム材料の中でも、被包装物を包装した際の強度特性や、包装作業時の取扱性等の観点から、OPPを用いることが特に好ましい。
また、シート本体2に使用するフィルム材料は、上記の各フィルム材料を単独(単層)で用いることのみならず、これら各フィルム材料を適宜組み合わせて積層した複合体(ラミネート積層体)として使用することも可能である。
また、シート本体2に使用するフィルム材料は、被包装物の特性を勘案し、被包装物を目視で確認できるよう、透明材料としてもよいし、あるいは、不透明材料としてもよい。図2に示す例では、シート本体2に透明なフィルム材料を用いることで、被包装物である白菜100を外部から視認可能に構成されている。
なお、上述した樹脂材料からなる合成紙としては、ポリプロピレン樹脂からなる合成紙、例えば、市販の「ユポ(登録商標:ユポコーポレーション社製;工業用又は食品用)」を用いることができる。
シート本体2に用いることができる紙材料としては、例えば、上質紙、アートコート紙、マットコート紙、キャストコート紙等が挙げられる。シート本体2に使用する紙材料は、これらを単一素材(単層)で用いるか、あるいは、上記のフィルム材料の場合と同様、これらの紙材料を適宜組み合わせて積層した複合体として使用することも可能である。
上質紙は、化学パルプ配合率が100%の洋紙であり、表面平滑性等に劣るものの、パルプ比率が高いことから、同じ坪量であればコート紙よりも強度が高いので、上質紙をシート本体2に用いた場合、強度特性に優れた包装用シートが得られる。また、上質紙は不透明度が高いことから、被包装物は外部から視認できないようにする必要がある場合においても好適である。
アートコート紙は、上質紙をベースにグロス系の塗料を塗布した紙材料なので、このアートコート紙をシート本体2に用いた場合、アートコート紙に特有の光沢感、平滑度等から、高級感のある包装用シートが得られる。
マットコート紙は、上質紙をベースにマット系の塗料を塗布した紙材料なので、このマットコート紙をシート本体2に用いた場合、アートコート紙等に比べて平滑度が低くなるものの、光沢が抑制された風合いのある包装用シートが得られる。
キャストコート紙は、製造過程において、塗料が未乾の状態で加熱及び加圧することで、光沢度及び平滑度が非常に高められた紙材料なので、このキャストコート紙をシート本体2に用いた場合、より高級感のある包装用シートが得られる。このようなキャスコート紙としては、例えば、ミラーコート紙(登録商標:王子製紙社製)等が挙げられる。
シート本体2に紙材料を用いる場合、上記の紙材料の中でも、被包装物を包装した際の強度特性や、包装作業時の取扱性等の観点から、上質紙を用いることが特に好ましい。
さらに、シート本体2に使用する材料としては、例えば、上述したフィルム材料と紙材料とを適宜組み合わせて積層した複合体として用いることも可能である。
シート本体2の厚さとしては、特に限定されず、例えば、被包装物を包装した際に破けたりすることがなく、また、包装作業者が取り扱いやすい程度の柔軟度を有するように考慮しながら、適宜設定すればよい。即ち、シート本体2の厚さは、容易に破けたりすることのないよう充分な厚みを有し、且つ、取扱性が低下することのないよう極端に厚すぎない寸法で設定することが望ましい。
上記のようなシート本体2の厚さとしては、平均厚さで20〜60μmの範囲が好ましい。シート本体2の平均厚さが20μm以上であれば、充分な強度特性を確保でき、被包装物を包装した際に容易に破けたりすることがない。また、シート本体2の平均厚さが60μm以下であれば、充分な柔軟度を確保でき、被包装物を包装する際の作業性にも優れたものとなる。
また、上記の観点からは、シート本体2の平均厚さが20〜40μmであることがより好ましく、25〜30μmであることがさらに好ましい。
また、シート本体2にPET材料を単層で用いる場合には、より高い強度が担保されるため、厚さを12μmまで薄くすることも可能である。
なお、本実施形態においては、包装用シート1の平面視形状、即ち、シート本体2の平面視形状が矩形状である例を挙げて説明しているが、これには限定されず、被包装物の特性や外観等を考慮し、例えば、長円形状や三角形状等、各種形状を採用できる。
シート本体2の平面視における寸法についても、特に限定されず、包装用シート1を用いて包装する被包装物のサイズを勘案しながら、適宜、決定すればよい。
また、シート本体2の表面2a側には、例えば、被包装物に関連する文字や絵柄等が印刷されていても構わない。この場合には、シート本体2の材料として、印刷性並びに描画性に優れた材料を採用することが好ましい。このような材料としては、上記した材料の中でも、例えば、OPP、又は、OPPとCPPの混合材料等が挙げられる。
なお、シート本体2の裏面2b側に文字や図柄を印刷することも可能であるが、被包装物を包装した際は裏面2bが被包装物と接するため、印刷インク等が被包装物に転写されるのは好ましくないことから、表面2a側に印刷することが好ましい。
[ラベル]
ラベル3は、シート本体2に固定された第1の端部3a側の取付領域3Aと、第1の端部3aと反対の第2の端部3b側を含む非粘着領域3Cと、これら取付領域3Aと非粘着領域3Cとの間に配置された粘着領域3Bとに区分されている。即ち、これら取付領域3A、粘着領域3B及び非粘着領域3Cは、第1の端部3aから第2の端部3bにかけて、この順で並べられて区分されている。
ラベル3は、図1等に示すように、平面視で矩形状、より具体的には長方形状とされており、上述したように、シート本体2の一端21側に一部(取付領域3A)が固定され、粘着領域3B及び非粘着領域3Cは、シート本体2からはみ出して取り付けられる。
なお、シート本体2に取り付ける前のラベル3において、取付領域3Aと粘着領域3Bの境界は、特に明確である必要はない。ラベル3がシート本体2に取り付けられた際に、ラベル3におけるシート本体2に固定された部分が取付領域3Aとなる。
ラベル3の幅、即ち、基材31の幅寸法としては、特に限定されないが、強度特性の他、包装時の作業性や開封時の取扱性等も考慮した場合、例えば、20〜100mmであることが好ましい。ラベル3の幅が10mm以上であれば、充分な強度を確保できるとともに、包装時の作業性及び開封時の取扱性も良好になる。また、ラベル3の幅が100mm以下であれば、包装時の作業性及び開封時の取扱性を良好に維持しながら、材料コスト等を抑制することが可能である。
また、上記の観点からは、ラベル3の幅は、10〜50mmであることがより好ましく、20〜30mmであることがさらに好ましい。
ここで、本実施形態で説明する、ラベル3の幅(基材31の幅)とは、ラベル3が長方形状とされた場合の、該ラベル3の短辺側の寸法のことをいう。
また、ラベル3の長さ、即ち、基材31の長さ寸法としても、特に限定されないが、上記の幅寸法の場合と同様、包装時の作業性や開封時の取扱性等を考慮した場合、例えば、20〜100mmであることが好ましい。ラベル3の長さが10mm以上であれば、包装時の作業性及び開封時の取扱性が良好になる。また、ラベル3の長さが100mm以下であれば、包装時の作業性及び開封時の取扱性を良好に維持しながら、材料コスト等を抑制することが可能である。
また、上記の観点からは、ラベル3の長さは、30〜50mmであることがより好ましい。
ここで、本実施形態で説明する、ラベル3の長さ(基材31の長さ)とは、ラベル3が長方形状とされた場合の長辺側の寸法のことをいう。
取付領域3Aの大きさとしては、特に限定されず、取付領域3Aのシート本体2に対する固定強度等を勘案して決定することができる。
具体的には、まず、取付領域3Aの幅は、上記のラベル3の幅の好ましい範囲と同じになるが、取付領域3Aの長さを10mm以上とすることで、シート本体2に対する充分な固定強度を確保できる。これにより、ラベル3を引き上げて粘着領域3Bをシート本体2から剥離させた際、この粘着領域3Bと共に取付領域3Aが剥離するのを防止できる。また、取付領域3Aの長さを100mm以下とすることで、ラベル3全体が長くなりすぎるのを回避できる。
このような観点からは、取付領域3Aの基材31の長さ方向における長さは20〜100mmがより好ましく、30〜50mmが最も好ましい。
粘着領域3Bの大きさとしても、特に限定されず、粘着領域3Bのシート本体2に対する充分な粘着強度が得られ、且つ、充分な再剥離性を確保できるように勘案しながら決定することができる。
具体的には、まず、粘着領域3Bの幅は、上記のラベル3の幅の好ましい範囲と同じ範囲となるが、粘着領域3Bの長さを10〜100mmとすることが好ましい。粘着領域3Bの長さが10mm以上であれば、シート本体2に対する充分な粘着強度が得られる。また、粘着領域3Bの長さが100mm以下であれば、再剥離が容易になる共に、ラベル3全体が長くなりすぎるのを回避できる。
このような観点からは、粘着領域3Bの基材31の長さ方向における長さは20〜100mmがより好ましく、30〜50mmが最も好ましい。
非粘着領域3Cの大きさとしても、特に限定されず、包装用シート1を用いて被包装物を包装する際の作業性、並びに、開封して被包装物を取り出す際のラベル3の剥がしやすさを確保できる大きさ、例えば、指で安定して摘むことが可能な大きさであればよい。
具体的には、まず、非粘着領域3Cの幅は、ラベル3の幅の好ましい範囲となり、また、非粘着領域3Cの長さを5mm以上とすることで、指で安定して摘むことが可能になる。また、非粘着領域3Cの長さを30mm以下とすることで、ラベル3全体が長くなりすぎるのを回避できる。
このような観点からは、非粘着領域3Cの基材31の長さ方向における長さは10〜30mmがより好ましい。
(基材)
基材31としては、その材料は特に限定されず、例えば、ラベルとして要求される強度や包装時の作業性、美観等を勘案しながら適宜採用することができ、例えば、シート本体2と同様の樹脂等からなるフィルム材料や、強度特性に優れた紙材料等が挙げられる。即ち、ラベル3は、包装用シート1を開封する際に、特に強く引っ張られることから、基材31の材料としては、引張強度に優れているものを採用することが好ましい。
基材31に用いることができるフィルム材料としては、例えば、上記のシート本体2と同様のOPP、PET、合成紙(樹脂材料)、ポリ塩化ビニル(PVC:Polyvinyl Chloride)、ネーマ等が挙げられる。
ここで、上記のネーマとは、樹脂フィルムの表面にアルミ蒸着加工を施した、耐熱性、耐久性、及び外観特性に優れた材料である。
基材31にフィルム材料を用いる場合、上記のフィルム材料の中でも、強度特性、包装時の作業性並びに美観等の観点から、市販の「ユポ(登録商標)」を用いることが特に好ましい。
また、基材31の材料としては、シート本体2の場合と同様、紙材料を用いることもでき、例えば、上質紙、アートコート紙、マットコート紙等、強度特性に優れるとともに、文字や絵柄の印刷性並びに描画性に優れたラベル用原紙を用いることができる。
また、基材31の厚さとしても、特に限定されないが、ラベル3としての強度特性や、包装時の作業性及び開封時の取扱性等を考慮した場合、例えば、平均厚さで25〜110μmであることが好ましい。基材31の平均厚さが25μm以上であれば、充分な強度を確保できるとともに、包装時の作業性及び開封時の取扱性も良好になる。また、基材31の平均厚さが110μm以下であれば、包装時の作業性及び開封時の取扱性を良好に維持しながら、材料コスト等を抑制することが可能である。
また、上記の観点からは、基材31の平均厚さは、25〜80μmであることがより好ましく、25〜50μmであることがさらに好ましい。
基材31には、文字や絵柄を印刷してもよい。ここで、後述する再剥離性の粘着剤層32は、基材31の一面31a側に形成されることから、基材31に文字や絵柄を印刷する場合には、他面31b側に印刷することが好ましい。基材31に印刷される文字や絵柄としては、例えば、被包装物に関連する文字や絵柄の他、被包装物の属性情報等を含むバーコード、包装用シート1の開封方法(ラベル3の引き上げ方向を示す矢印他)等が挙げられる。
また、基材31の他面31b側には、印刷性並びに描画性を良好にするため、例えば、予め、放電照射によるコロナ処理等を施してもよい。
また、基材31の一面31a側に文字や絵柄を印刷することも可能であるが、この場合には、再剥離性粘着剤によって印刷箇所が影響を受けないよう、印刷後にコーティング処理等を行い、その後、再剥離性粘着剤を塗布して粘着剤層32を形成することが好ましい。
(再剥離性の粘着剤層)
ラベル3におけるシート本体2側の面、即ち、基材31の一面31a側に粘着剤層32を形成するために用いられる再剥離性粘着剤としては、特に限定されない。このような再剥離性粘着剤としては、シート本体2やラベル3が着脱時に破れることが無く、また、シート本体2に糊成分が残存しない再剥離性の粘着剤であれば、如何なる粘着剤も用いることができる。このような再剥離性を有する粘着剤としては、例えば、アクリル系再剥離粘着剤、ゴム系再剥離粘着剤、ゴム系ホットメルト再剥離粘着剤、ウレタン系ホットメルト再剥離粘着剤、シリコン系ホットメルト再剥離粘着剤等が挙げられる。これらの粘着剤の中でも、上記のような、破れ防止や糊成分が残存し難いという観点からは、アクリル系再剥離粘着剤を採用することが好ましい。
基材31の一面31aに対する再剥離性粘着剤の塗工量としては、粘着領域3Bにおける再剥離が容易であるとともに、所定の粘着強度が得られ、且つ、取付領域3Aにおける所定の粘着強度が得られる塗工量であれば、特に限定されない。
基材31の一面31aにおける粘着剤層32の塗工量は、包装用シート1を用いて被包装物を包装した際に充分な粘着強度が得られ、且つ、充分な再剥離性を確保する観点から、10〜50g/mであることが好ましい。粘着剤層32の塗工量が10g/m以上であれば、取付領域3A及び粘着領域3Bにおける充分な粘着強度が得られる。また、粘着剤層32の塗工量が50g/m以下であれば、充分な粘着強度を確保しながら、粘着領域3Bにおける充分な再剥離性も確保することが可能になる。
また、上記の観点からは、粘着剤層32の塗工量は、15〜40g/mであることがより好ましく、20〜30g/mであることがさらに好ましい。
粘着剤層32のシート本体2に対する剥離強度は、1N/25mm以上が好ましく、3N/25mm以上がより好ましく、4N/25mm以上、例えば、4〜25N/25mm程度であることが特に好ましい。
ここで、上記の剥離強度とは、例えば、JIS Z 0237:2000で規定される方法に基づき、23℃の環境下、引張速度0.3m/分で180°剥離することで測定された強度である。
粘着剤層32の剥離強度が上記範囲の下限以上であることで、取付領域3A及び粘着領域3Bの双方において、シート本体2に対する十分な粘着強度が得られる。また、粘着剤層32の剥離強度が上記範囲の上限以下であることで、粘着領域3Bをシート本体2に対して再剥離可能とすることができる。
(糊消し層)
糊消し層33は、例えば、ニスの印刷層やフィルム等、粘着シート等の分野において従来から公知である方法を用いて形成することができる。
なお、本実施形態においては、固定領域3Aに、粘着領域3Bと同様の再剥離性の粘着剤層32を形成し、この粘着剤層32によって固定領域3Aがシート本体2に固定された構成を説明しているが、これには限定されない。例えば、固定領域が、接着剤によってシート本体に固定されていてもよいし、あるいは、ヒートシール等の方法で固定されていてもよい。
<包装用シートの使用方法>
本実施形態の包装用シート1を用いて被包装物を包装する方法、並びに、開封して被包装物を取り出す方法の一例について、以下に説明する。なお、本実施形態では、図2に示すような、被包装物として白菜100を包装し、その後、開封して取り出す方法を例に挙げて説明する。
まず、図1,4に示すような、長手方向で概略半分に畳まれ、ラベル3の粘着領域3Bがシート本体2の裏面2b側に貼着された状態の包装用シート1を準備する。そして、ラベル3の非粘着領域3Cを摘んで引き上げることで、粘着領域3Bをシート本体2から再剥離させ、図3に示すように、包装用シート1を展開した状態とする。
本実施形態の包装用シート1は、ラベル3の取付領域3A及び粘着領域3Bの両方に同じ再剥離性粘着剤が塗布されているが、シート本体2からラベル3を持ち上げた際、粘着領域3Bのみが再剥離し、取付領域3Aはシート本体2に固定されたままとなる。このような作用が得られるメカニズムについて、以下に説明する。
図1等に示すような、粘着領域3Bがシート本体2の裏面2bに貼着された状態からラベル3を引っ張り上げることで、まず、粘着領域3Bがシート本体2の裏面2bから再剥離するが、この再剥離が完了するのと同時に、ラベル3全体が、貼着しているシート本体2と共に引き上げられる。即ち、ラベル3の取付領域3Aがシート本体2の表面2aから剥離することなく、粘着領域3Bのみがシート本体2の裏面2bから再剥離し、ラベル3と共にシート本体2の一端21側を引き上げて包装用シート1を開放状態とすることができる。
次いで、図2中に示すような白菜100を、図3に示すような展開状態の包装用シート1の上に載置した後、シート本体2を白菜100に巻き付けることで、裏面2b側が白菜100の表面に接するように包装する。
次いで、図2に示すように、シート本体2を白菜100に巻き付けた状態で、ラベル3の粘着領域3Bをシート本体2の他端22近傍における表面2a側に貼着する。これにより、シート本体2が開いて白菜100が飛び出ることのないように固定する。
そして、包装用シート1によって包装された白菜100は、上記のような状態で輸送、陳列される。
次に、包装用シート1によって包装された白菜100は、例えば、消費者が、ラベル3の非粘着領域3Cを指で引き上げることで、粘着領域3Bがシート本体2の表面2aから再剥離され、シート本体2が開封されて展開できる状態となる。これにより、包装用シート1から白菜100を取り出すことができる。このときも、ラベル3の取付領域3Aは、上述した作用により、シート本体2から剥がれることがないので、消費者は、使い残りの白菜100を、再度、図2に示すような状態として保存することが可能である。また、白菜100を全て消費した後は、シート本体2とラベル3を一体的に廃棄できる。
本実施形態の包装用シート1によれば、被包装物を包装する前において、ラベル3の粘着領域3Bがシート本体2に再剥離可能に貼着されていることで、大量の包装用シート1を積み重ね、コンパクトにまとめて保管、輸送することが可能になる。
また、被包装物を包み込む際、ラベル3の細やかな位置合わせや、セパレータの剥離等の作業が省略でき、優れた作業効率が得られる。また、セパレータ等の廃棄物が発生せず、被包装物や包装用シート1に異物が付着するのを防止できるので、優れた包装品質が得られる。さらに、異物に係る包装後の検査や包装部材の数量確認等の作業を省略できるので、より優れた作業効率が得られ、優れた生産性も得られる。
また、包装用シート1から被包装物を取り出す際は、ラベル3の非粘着領域3Cを引き上げることで、粘着領域3Bがシート本体2の表面2aから容易に再剥離されるので、シート本体2を簡単な作業で開封できる。
<製造方法>
本実施形態の包装用シート1を製造する方法としては、特に限定されないが、例えば、以下のような手順で製造することができる。
まず、予め、ロール状のシート原反を裁断し、予定する被包装物の外形状等に合わせた大きさのシート本体2を準備する。
また、ラベル3として、基材31の一面31a側に、取付領域3A、粘着領域3B、及び非粘着領域3Cを有するものを準備する。
このようなラベル3を製造する方法としては、以下のような方法が挙げられる。
まず、基材原反から長尺の基材材料を引き出し、一方の面(一面31aとなる側)の全体に再剥離性粘着剤を塗工して粘着剤層32を形成する。
次いで、非粘着領域3Cとなる部分に、例えば、ニス等の糊殺し材料を塗工することで糊殺し加工を施す。これにより、基材材料において非粘着領域3Cが設けられる位置で、粘着剤層32の上に糊消し層33が積層される。
そして、粘着剤層32及び糊消し層33が積層された基材材料を裁断して所定の大きさに切り出すことで、図1,4に示すような、基材31の一面31a側に、取付領域3A、粘着領域3B、及び非粘着領域3Cを有するラベル3を得る。
基材31に再剥離性粘着剤を塗布して粘着剤層32を形成する方法としては、特に限定されないが、例えば、ロールコーター等、従来公知の塗工装置を何ら制限無く用いることができる。
また、粘着剤層32の上に糊消し層33を形成する方法としても、上記の粘着剤32の形成方法と同様、ロールコーター等の従来公知の塗工装置を用いて、粘着剤層32の上にニス等を塗布する方法を採用できる。
次いで、図3に示すように、シート本体2の表面2aの所定の位置、図示例では、シート本体2の一端21における幅方向で概略中心の位置に、平面視で粘着領域3B及び非粘着領域3Cがはみ出るように、取付領域3Aを貼着させ、ラベル3を取り付ける。
その後、図1に示すように、シート本体2を曲げることで、ラベル3の粘着領域3Bをシート本体2の裏面2b側に貼着させる。
そして、このような状態とされた包装用シート1を、例えば、積み重ねて束とした状態で出荷したり、あるいは、使用場所に運搬したりすることができる。
<他の実施形態>
本発明に係る包装用シートは、上記の実施形態には限定されない。
例えば、図1中では詳細な図示を省略するが、シート本体2を曲げた際、この曲げた折り返し箇所に折り目を設けてもよい。このように、シート本体2に折り目を設けることで、包装用シート1を大量に取り扱う場合の荷姿をコンパクトにすることができ、また、被包装物を包装する際の作業性もさらに良好になる。
シート本体2に折り目を設ける方法としても、特に限定されないが、例えば、加熱によって折り目を入れたり、レーザーでヒダを形成したりする方法の他、自然に折り込むことで折り目を設ける方法でもよく、シート本体2の特性に合わせて適宜選択すればよい。
また、上記の実施形態においては、ラベルに設けられる非粘着領域として、図4に示すラベル3のような、粘着剤層32の上に糊消し層33が形成されたものを例に挙げて説明しているが、これには限定されない。
例えば、図5に示す例のラベル35のように、非粘着領域35Cが、基材31のシート本体2側、即ち、一面31a側に再剥離性の粘着剤層が設けられていない領域である構成を採用しても構わない。このようなラベル35を製造する場合には、例えば、再剥離性粘着剤を基材31の一面31aに塗工するための塗工装置を調整することで、非粘着領域35Cの位置には再剥離性粘着剤を塗工しないように設定すればよい。
あるいは、図6に示す例のラベル36のように、非粘着領域36Cが、基材31のシート本体2側、即ち、一面31a側に再剥離性の粘着剤層32が設けられていると共に、第2の端部36b側が粘着剤層32を内側として折り曲げられた構成であってもよい。このようなラベル36を製造する場合には、例えば、まず、基材31の一面31a全体に粘着剤層32を形成する。その後、粘着剤層32を内側として第2の端部36b側を折り曲げ、第2の端部36bを含む近傍の位置に、粘着剤層32が露出しない非粘着領域36Cを形成する。
また、ラベルの平面視形状としても、図1等に示すような平面視矩形状のものには限定されず、例えば、図7(a)〜(i)に示すような、種々の形状を有するものを採用することが可能である。
図7(a)に示す例のラベル40は、平面視で楕円形状に形成されており、取付領域40A、粘着領域40B及び非粘着領域40Cが、楕円の長手方向で順次配列されている。図示例のラベル40は、平面視楕円形状に形成されていることで、ラベル40をシート本体に貼着あるいは再剥離させる際の作業性を充分に確保しながら、さらに、意匠性を持たせることが可能になる。
図7(b)に示す例のラベル41は、平面視で長手方向の両端が円形状に膨らむように形成されるとともに、中間部が緩やかな円弧を描くように形成され、且つ、取付領域41A、粘着領域41B及び非粘着領域41Cが、長手方向で順次配列されている。また、図示例のラベル41は、非粘着領域41Cが配置される他端側が、取付領域41Aが配置される一端側よりも大きなサイズの円形状とされていることで、ラベル41をシート本体に貼着あるいは再剥離させる際の作業性が良好なものとなる。
図7(c)に示す例のラベル45は、図7(b)に示すラベル41と同様、平面視で長手方向の両端が円形状に膨らむように形成されるとともに、取付領域45A、粘着領域45B及び非粘着領域45Cが、長手方向で順次配列されている。そして、図示例のラベル45は、非粘着領域45Cが配置される他端側が、取付領域45Aが配置される一端側よりも大きなサイズの円形状とされている点でも、図7(b)に示すラベル41と同様である。一方、ラベル45は、中間部が直線状とされている点が、ラベル41とは異なる。
図示例のラベル45は、上記構成により、図7(b)に示すラベル41と同様、ラベル45をシート本体に貼着あるいは再剥離させる際の作業性が良好であることに加え、シート本体への取付強度にも優れるものである。
図7(d)に示す例のラベル42は、図7(b)に示すラベル41と同様、平面視で長手方向の両端が円形状に膨らむように形成されるとともに、中間部が緩やかな円弧を描くように形成されている。また、ラベル42は、取付領域42A、粘着領域42B及び非粘着領域42Cが、その長手方向で順次配列されている。一方、図示例のラベル42は、取付領域42Aが配置される一端側と、非粘着領域42Cが配置される他端側とが同じサイズの円形状とされている点で、図7(b)に示すラベル41とは異なる。即ち、図示例のラベル42は、取付領域42A側と、非粘着領域42C側の両方を同じサイズの円形状に形成することで、ラベル42をシート本体に貼着あるいは再剥離させる際の作業性が良好であることに加え、シート本体への取付強度に優れるものである。
図7(e)に示す例のラベル46は、図7(d)に示すラベル42と同様、平面視で長手方向の両端が同じサイズで円形状に膨らむように形成されるとともに、取付領域46A、粘着領域46B及び非粘着領域46Cが、長手方向で順次配列されている。一方、図示例のラベル46は、中間部が直線状とされている点が、図7(d)に示すラベル42とは異なる。
図示例のラベル46は、上記構成により、ラベル46をシート本体に貼着あるいは再剥離させる際の作業性が良好であることに加え、シート本体への取付強度にも優れるものである。
図7(f)に示す例のラベル43は、平面視で非粘着領域43C及び粘着領域43Bが配置された他端側のみが円形状に膨らむように形成されるとともに、その他の部分、即ち、一端側を含む取付領域43Aの部分が緩やかな円弧を描く楕円状として形成されている。また、ラベル43は、取付領域43A、粘着領域43B及び非粘着領域43Cが、その長手方向で順次配列されている。図示例のラベル43は、非粘着領域43C及び粘着領域43Bが配置される他端側が大きなサイズに形成されることで、ラベル43をシート本体に貼着あるいは再剥離させる際の作業性が良好なものとなる。
図7(g)に示す例のラベル47は、図7(f)に示すラベル43と同様、平面視で非粘着領域47Cが配置された側のみが円形状に膨らむように形成され、取付領域47A、粘着領域47B及び非粘着領域47Cが、長手方向で順次配列されている。一方、図示例のラベル47は、取付領域47Aが直線状とされている点が、図7(f)に示すラベル43とは異なる。
図示例のラベル47は、上記構成により、ラベル47をシート本体に貼着あるいは再剥離させる際の作業性が良好なものとなる。
図7(h)に示す例のラベル44は、図7(d)に示すラベル42と同様、平面視で両端が同じサイズで円形状に膨らむように形成されているとともに、中間部が緩やかな円弧を描くように形成されている。また、図示例のラベル44は、取付領域44A、粘着領域44B及び非粘着領域44Cに加え、さらに、非粘着領域44Dを有している点で、図7(d)に示すラベル42とは異なる。図示例においては、ラベル44の長手方向における概略中央付近において、取付領域44Aと粘着領域44Bとの間に非粘着領域44Dが設けられている。
図示例のラベル44は、上記の非粘着領域44Dを有することで、粘着領域44Bのシート本体2からの剥離が容易になる。また、粘着領域44Bをシート本体2から剥離する際、取付領域44Aがシート本体2から剥離してしまうことを、より確実に防止できる。
ラベル44は、非粘着領域44Dの一部が取付領域44Aと共に、シート本体2に重なる状態で該シート本体2に固定されていてもよい。即ち、取付領域44A以外の領域の全体がシート本体2からはみ出していなくともよい。
図7(i)に示す例のラベル48は、図7(h)に示すラベル44と同様、平面視で両端が同じサイズで円形状に膨らむように形成され、取付領域48A、粘着領域48B及び非粘着領域48Cに加え、さらに、取付領域48Aと粘着領域48Bとの間に非粘着領域48Dを有する。また、図示例のラベル48は、中間部が直線状とされている点が、図7(h)に示すラベル44とは異なる。
図示例のラベル48は、上記の非粘着領域48Dを有することで、図7(h)に示すラベル44と同様、粘着領域48Bのシート本体2からの剥離が容易になる。また、粘着領域48Bをシート本体2から剥離する際、取付領域48Aがシート本体2から剥離してしまうことを、より確実に防止できる。
ラベル48は、図7(h)のラベル44と同様、非粘着領域48Dの一部が取付領域48Aと共に、シート本体2に重なる状態で該シート本体2に固定されていてもよい。即ち、取付領域48A以外の領域の全体がシート本体2からはみ出していなくともよい。
なお、図7(a)〜(i)における各例のラベルで示した取付領域の範囲は、あくまで1つの目安であり、実際に各ラベルをシート本体2に取り付けた際に、シート本体2に固定された部分が取付領域となる。
また、本発明に係る包装用シートにおいては、詳細な図示を省略するが、粘着領域と非粘着領域との境界の少なくとも一部に、この境界に沿うように、筋押し加工、又は、ミシン目加工が施されていることがより好ましい。この場合、例えば、図4〜図6に示すラベル3,35,36において、粘着領域3Bと非粘着領域3Cとの境界、粘着領域35Bと非粘着領域35Cとの境界、又は、粘着領域36Bと非粘着領域36Cとの境界に、図示略の筋押し(凹凸)、又は、ミシン目が設けられる。このように、粘着領域と非粘着領域との境界の少なくとも一部に、筋押し又はミシン目が形成されていることにより、ラベル貼着状態において、非粘着領域が若干浮き上がった状態となる。これにより、包装用シートを開封して被包装物を取り出す際、ラベルを指で摘みやすくなるので、ラベルを剥がすのが容易になるという効果が得られる。
粘着領域と非粘着領域との境界に沿うように、筋押し又はミシン目を形成する場合、これらは、上記の境界の少なくとも一部に形成されていればよいが、ラベルの幅方向全体に渡って形成されていることが、上記のような、非粘着領域が浮き上がる作用が安定して得られる観点から好ましい。
また、筋押し又はミシン目の平面視における幅寸法、即ち、上記の境界に沿った方向に直交する方向の寸法(太さ)としては、特に限定されないが、上記のような、非粘着領域が浮き上がる作用を安定して発現させる観点から、0.3〜1.5mmの範囲とすることが好ましい。筋押し又はミシン目の幅寸法が0.3mm以上であれば、非粘着領域が浮き上がる作用が安定して得られる。また、筋押し又はミシン目の幅寸法が1.5mm以下であれば、この部分の強度が十分に確保され、ラベル全体の強度も確保できる。
上記のような筋押し加工、又は、ミシン目加工を施す方法としては、従来公知の加工方法を何ら制限無く採用できる。
また、ラベルに筋押し加工による凹凸を形成する場合には、非粘着領域が浮き上がる作用を確実に発現させることを考慮し、凹部がラベルの上面側(基材の他面側)を向くように形成することが好ましい。
また、本発明に係る包装用シートによって包装可能な被包装物としても、特に限定されない。例えば、図8に示すようなホールケーキ200を包装するサイドシート(包装用シート)10に、本発明に係る包装用シートを適用することも可能である。図8に示すサイドシート10は、シート本体20とラベル30とから構成され、シート本体20が、ホールケーキ200の側面全体を覆った状態で、ラベル30によって固定されている。
なお、サイドシート10において、シート本体20としては、上述したシート本体2と同様のものを使用できる。また、ラベル30としても、上述したラベル3に加え、図7(a)〜(i)と同様のものを使用できる。
さらに、本発明に係る包装用シートは、食品の包装用途には限定されず、例えば、観葉植物や苗木等の他、各種液体製品を収容する瓶や、物品を収容する箱等、種々の被包装物の包装に適用することも可能である。
本発明の包装用シートは、例えば、白菜や人参、キャベツ等の農産物や、その他の各種食料品等の他、輸送や陳列の際に簡易的な包装が求められる被包装物を包装するための包装用シートとして、幅広く適用することができる。
1…包装用シート
10…サイドシート(包装用シート)
2,20…シート本体
2a,20a…表面
2b,20b…裏面
21…一端
22…他端
3,30,40,41,42,43,44,45,46,47,48…ラベル
3A,40A,41A,42A,43A,44A,45A,46A,47A,48A…取付領域
3B,40B,41B,42B,43B,44B,45B,46B,47B,48B…粘着領域
3C,40C,41C,42C,43C,44C,44D,45C,46C,47C,48C,48D…非粘着領域
3a…第1の端部
3b…第2の端部
31…基材
31a…一面
31b…他面
32…再剥離性の粘着剤層(再剥離性粘着剤)
100…白菜(被包装物)
200…ホールケーキ(被包装物)

Claims (6)

  1. 被包装物を包装するためのシート本体と、前記シート本体の第1の面における一端側に一部が固定され、残部の少なくとも一部が前記シート本体からはみ出した状態で取り付けられたラベルとを備え、
    前記ラベルは、前記シート本体に固定された第1の端部側の取付領域と、少なくとも前記第1の端部と反対の第2の端部側を含む非粘着領域と、粘着領域とに区分されており、
    前記取付領域、粘着領域、及び非粘着領域の全領域にわたって連続して存在する基材と、少なくとも前記粘着領域において前記基材の前記シート本体側に設けられた再剥離性の粘着剤層とを有し、
    前記シート本体が曲げられることで、前記粘着領域が、前記シート本体の第1の面又は該第1の面と反対側の第2の面に再剥離可能に貼着されていることを特徴とする包装用シート。
  2. 前記取付領域において前記基材の前記シート本体側に再剥離性の粘着剤層が設けられ、前記再剥離性の粘着剤層により、前記ラベルが前記シート本体の一端側に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用シート。
  3. 前記非粘着領域が、前記基材の前記シート本体側に再剥離性の粘着剤層が設けられていると共に、糊殺し加工が施されている領域であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装用シート。
  4. 前記非粘着領域が、前記基材の前記シート本体側に再剥離性の粘着剤層が設けられていない領域であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装用シート。
  5. 前記非粘着領域が、前記基材の前記シート本体側に再剥離性の粘着剤層が設けられていると共に、前記第2の端部側が前記再剥離性の粘着剤層を内側として折り曲げられた領域であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装用シート。
  6. 前記粘着領域と前記非粘着領域との境界の少なくとも一部に、該境界に沿うように、筋押し加工、又は、ミシン目加工が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の包装用シート。
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