JP7296127B2 - シール付ラベル、シール付ラベル帯状体及びシール付ラベルを用いた包装品 - Google Patents

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Description

本発明は、シール付ラベル、シール付ラベル帯状体及びシール付ラベルを用いた包装品に関する。
従来、缶・瓶等の包装容器の内容物が消費された場合にも、包装容器から容易に剥がして再利用することが可能なラベルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この再利用ラベルは、表面に所定の表示欄を有し、裏面に剥離紙、その間に接着剤層を有する剥離紙構造のラベルであって、前記剥離紙は、両端部の所定幅位置または上下端部の所定幅位置に当該所定幅の剥離紙のみを剥離または剥離しやすくする背割り溝を設けてなるものである。
また、包装容器に貼り付けられたラベルにシールを設けることにより、シールを包装容器から容易に剥がして所望の部位に貼って遊ぶことができ、購入者に商品の面白さを主張できるシール付ラベル及び包装容器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このシール付ラベルは、剥離紙上に粘着剤を介して基材が貼り付けられ、前記基材の縁部内側に被着体に貼り付けられるシール部が分離可能に形成され、前記剥離紙の前記シール部の切り抜きラインより内側若しくは外側若しくはずらした位置のいずれかに、剥離紙用の切り抜きラインが形成されているものである。
ところで、本願の出願人は、先に次のような発明を出願している(特許文献3)。すなわち、その発明は、詰め合わせ包装品に係るものであって、互いに異なる複数の図柄が外装に描かれた包材と、この包材の前記図柄の一つ一つを個別に印刷したラベルを1枚ずつ貼付した複数個の商品、又は、前記包材の前記図柄の一つ一つを個別に直接印刷した複数個の商品とを含み、前記包材内に、前記図柄が商品同士で相互に異なり、且つ、前記包材の外装に描かれた図柄の数より少ない複数個の商品が、包材毎に組合せを異ならせて梱包されたことを特徴とするものである。
上記の発明によれば、包材内に、図柄が商品同士で相互に異なり、且つ、包材の外装に描かれた図柄の数より少ない複数個の商品が、包材毎に組合せを異ならせて梱包されているので、包材の開封時にどのような図柄の商品が取り出されるのかといった期待感を消費者に与えることができる、といった作用効果を奏する。
実用新案登録第3141661号公報 特開2001-100640号公報 特開2020-7019号公報
特許文献1に開示されたラベルは、その両端部において包装容器に貼着され、再利用に際しては、背割り溝の箇所をカッター等で切ることにより、包装容器から、ラベル表紙、接着剤層、剥離紙からなる三層構造のラベルを切り離し、剥離紙を剥がしてから所望の部位に貼り付けるものであるため、ラベルの再利用部分を包装容器より剥がしてから所望の部位に貼り付けるまでの作業工数が多く、煩瑣であるといった問題があった。
一方、特許文献2に開示されたシール付ラベルは、包装容器より剥がしたいシール及び小シール部が、それぞれの周囲が閉じているため、これらシールや小シール部を剥がす際、爪先だけでは難しく、尖鋭な工具が必要になる場合があるといった問題があった。
このように、上記従来のラベルは、いずれもシールを剥がすのが容易ではないといった問題があった。
ところで、特許文献3に開示された詰め合わせ包装品は、包材内に、図柄が商品同士で相互に異なり、且つ、包材の外装に描かれた図柄の数より少ない複数個の商品が、包材毎に組合せを異ならせて梱包されているので、包材の開封時にどのような図柄の商品が取り出されるのかといった期待感を消費者に与えることができるが、その後さらに、商品1個が1つの包材に梱包された場合でも、包材の開封時にどのような図柄の商品が取り出されるのかといった期待感を消費者に与えることが求められている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、包装容器に貼着されたラベルからシールを極めて容易に剥がすことができ、そのシールを所望の部位に貼ることができるシール付ラベルを提供することにある。
また、他の目的は、既存の自動ラベル貼付機であっても、包装容器への貼付時に剥離紙が切断せず、連続して包装容器にシール付ラベルを貼付することのできるシール付ラベル帯状体を提供することにある。
さらに、他の目的は、商品1個が1つの包材に梱包された場合でも、包材の開封時にどのような図柄の商品が取り出されるのかといった期待感を消費者に与えることのできる、上記シール付ラベルを用いた包装品を提供することにある。
上記目的を達するために、本発明は次のとおりの構成としている。
本発明に係るシール付ラベルは、剥離紙と、この剥離紙上に粘着剤を介して貼着されたラベル本体と、を備え、前記ラベル本体には、その一側から他側に向かって横並びに、被着体に前記粘着剤により貼着されて残存する矩形状の第1残存領域と、前記被着体から剥離されて任意の貼着対象に貼着される矩形状のシール領域と、前記第1残存領域と共に前記被着体に貼着されて残存する矩形状の第2残存領域とが、この順に切取線を介して画成され、前記剥離紙には、前記第1残存領域の前記シール領域寄りの一部から前記シール領域を経て第2残存領域の前記シール領域寄りの一部に亘る切り抜き領域が切り抜き線により画成され、前記切り抜き線は、前記シール領域の両端寄りに形成された相互に平行な第1ライン及び第2ラインと、前記第1残存領域内において前記第1ラインの一側端と前記第2ラインの一側端とを繋ぐ第3ラインと、前記第2残存領域内において前記第1ラインの他側端と前記第2ラインの他側端とを繋ぐ第4ラインと、から構成され、前記第1ラインと前記第3及び第4ラインとの各接続部、並びに、前記第2ラインと前記第3及び第4ラインとの各接続部の4箇所の接続部が角丸に形成され、前記第3ラインと前記第4ラインは、相互に離間する方向に膨出する曲線とされ、前記第1残存領域と前記第2残存領域の少なくとも一方において、前記シール領域に隣接する2箇所の角部のうち少なくとも一方の角部が角丸に形成されたことを特徴とする。
これによれば、容器本体への貼着時に剥離紙を剥ぎ取ると、ラベル本体の裏面の全域から剥離紙が剥がれることにはならず、剥離紙に設けられた切り抜き線によって剥離紙の切り抜き領域がシール領域を中心としてラベル本体の裏面に残ることとなる。この状態で包装容器にラベル本体を貼ると、第1及び第2残存領域の各裏面の粘着剤により、ラベル本体は容器本体に固着される。そして、シール領域とその両側の第1及び第2残存領域とは、相互の境界線がその全長に亘って切取線により分離可能となっているとともに、シール領域の裏面には剥離紙の切り抜き領域が存在するため、シール領域をラベル本体から極めて容易に剥がすことができる。また、剥離紙に画成された切り抜き領域は、その両端部が第1及び第2残存領域にまで及んでいることから、シール領域と第1及び第2残存領域との境界に形成された切取線と、切り抜き領域の切り抜き線とがラベル本体の表裏で重なることがないため、切り抜き線を剥離紙に形成した際に、ラベル本体からシール領域が切り抜き領域諸共抜けてしまうことが防止されるとともに、例えば、直径の小さい、所謂細い瓶などの包装容器に本シール付ラベルを貼付する場合、保管時や輸送時におけるラベルの包装容器からの剥がれを防止すべく粘着剤に強力なものを採用しても、シール領域の裏面はほぼ全面に亘って剥離紙で覆われており、包装容器には貼り付いていないため、シール領域を容易に剥がし取ることができる反面、シール領域は包装容器に実質的に貼り付いていないにも拘らず、ラベル全体が包装容器から浮き上がる虞がない。
また、上記構成によれば、剥離紙からラベル本体を引き剥がす際に、上記各接続部を起点として剥離紙の縁に向かう破断線が発生するのを防ぐことができる。特に、シール付ラベルを多数枚備えたシール付ラベル帯状体を既存のラベル貼付機で包装容器に貼着する場合に、破断線の発生によりシール付ラベル帯状体が断裂してしまい、ラベル貼付機が停止してしまうといったトラブルを防止するのに極めて有効となる。
さらに、上記構成によれば、剥離紙からラベル本体を引き剥がす際、切り抜き領域がラベル本体から剥がれようとするのを防ぐことができ、剥離紙の切り抜き領域をラベル本体の裏面に確実に残すことができる。
さらにまた、上記構成によれば、シール領域の隅部と第1又は第2残存領域の角部との間に隙間が確保されるため、シール領域の隅部を指先で容易に摘まむことができ、シール領域をラベル本体から極めて簡単に引き剥がすことができる。
本発明に係るシール付ラベル帯状体は、上記したシール付ラベルを多数枚備えたものであって、前記剥離紙が長尺の帯状体とされ、この剥離紙に多数枚の前記ラベル本体が一列に列設されたことを特徴とする。
これによれば、既存のラベル貼付機を使用して多数本の包装容器にシール付ラベルを連続して効率良く貼付することができる。
本発明に係る包装品は、上記したシール付ラベルが胴部に貼着された包装容器と、この包装容器を収容する包装箱と、を備え、前記シール付ラベルのシール領域に、スポーツ界、芸能界、アニメ界の人気物の写真又は絵柄が描かれ、該写真又は絵柄が、前記包装箱により目隠しされたことを特徴とする。
これによれば、商品1個が1つの包材に梱包された場合でも、包材の開封時にどのような図柄の商品が取り出されるのかといった期待感を消費者に与えることができる。
本発明によれば、包装容器に貼着されたラベルからシールを極めて容易に剥がすことができ、そのシールを所望の部位に貼ることができるシール付ラベルを提供することができる。
また、既存の自動ラベル貼付機であっても、包装容器への貼付時に剥離紙が切断せず、連続して包装容器にシール付ラベルを貼付することのできるシール付ラベル帯状体を提供することができる。
さらに、商品1個が1つの包材に梱包された場合でも、包材の開封時にどのような図柄の商品が取り出されるのかといった期待感を消費者に与えることのできる包装品を提供することができる。
本発明に係るシール付ラベルの一実施形態を示し、剥離紙から剥ぎ取った状態の表面図である。 図1の裏面図である。 本発明に係るシール付ラベルを容器本体に貼付した状態を示す側面図である。 本発明に係るシール付ラベルを容器本体に貼付した状態を示す背面図である。 図3に示す容器本体からシール領域を剥がす状態を示す斜視図である。 本発明に係るシール付ラベル帯状体の一実施形態を示す表面図である。 本発明に係るシール付ラベル帯状体の他の実施形態を示す表面図である。 本発明に係る包装品の一実施形態を示す正面図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係るシール付ラベルの一実施形態を示し、剥離紙から剥ぎ取った状態の表面図、図2は、その裏面図、図3は、シール付ラベルを容器本体に貼付した状態を示す側面図、図4は、その背面図、図5は、容器本体からシール付ラベルのシール領域を剥がす状態を示す斜視図、図6は、シール付ラベル帯状体を示す表面図である。
本発明に係るシール付ラベル1は、例えば、図3に示すような、飲料ボトルなどの包装容器Bや、箱状の包装容器などに貼付され、消費者がそれよりシール領域6を引き剥がして好きな所に貼って楽しむのに使用されるものである。また、このような一般的な商品以外にも、医療現場において、例えば、医薬品のバイアル瓶や注射液容器、輸液袋、或いは医薬品の箱などに貼付され、それよりシール領域6を引き剥がして、検体用容器や注射器、或いはカルテ等の書類などに貼って、使用されている薬品を医療従事者に喚起したりするのにも使用できるものである。
このシール付ラベル1は、図1、図2及び図6に示すように、剥離紙2と、この剥離紙2上に粘着剤3を介して貼着されたラベル本体4と、を備えている。なお、本実施形態では、シール付ラベル1は多数枚が長尺の剥離紙2に一列に列設された例を示しているが、これに限らず、シール付ラベル1は単体のものであってもよい。
ラベル本体4には、その一側から他側に向かって、被着体(図3に示すような包装容器B)に粘着剤3により貼着されて残存する第1残存領域5と、被着体Bから剥離されて任意の貼着対象に貼着されるシール領域6と、第1残存領域5と共に被着体Bに貼着されて残存する第2残存領域7とが、この順に切取線8,9を介して画成されている。一方、剥離紙2には、図6に示すように、第1残存領域5のシール領域6寄りの一部からシール領域6を経て第2残存領域7のシール領域6寄りの一部に亘る切り抜き領域10が切り抜き線11により画成されている。
第1残存領域5と第2残存領域7には、それぞれ包装容器Bの内容物、消費期限、製造者、販売者といった各種の情報12,12が印刷等により記載されている。一方、シール領域6には、図示例では単純な楕円と「A」の文字からなる絵柄で表しているが、スポーツ界、芸能界、アニメ界の人気物の写真又は絵柄13が印刷等により表されている。なお、この写真又は絵柄13は、一つ(一人)だけでもよいし、複数であってもよい。
粘着剤3は、被着体Bの性質に応じて、従来周知のものから適宜選択され、剥離紙2は、粘着剤3の性質に適した従来周知の材質のものから適宜選択される。
上記シール付ラベル1にあっては、容器本体Bへの貼着時に剥離紙2を剥ぎ取ると、ラベル本体4の裏面の全域から剥離紙2が剥がれることにはならず、剥離紙2に設けられた切り抜き線11によって剥離紙2の切り抜き領域10がシール領域6を中心としてラベル本体4の裏面に残ることとなる。この状態で包装容器Bにラベル本体4を貼ると、第1及び第2残存領域5,7の各裏面の粘着剤により、ラベル本体4は容器本体Bに固着される。そして、シール領域6とその両側の第1及び第2残存領域5,7とは、相互の境界線がその全長に亘って切取線8,9により分離可能となっているとともに、シール領域6の裏面には剥離紙2の切り抜き領域10が存在するため、シール領域6をラベル本体4から極めて容易に剥がすことができる。また、剥離紙2に画成された切り抜き領域10は、その両端部が第1及び第2残存領域5,7にまで及んでいることから、シール領域6と第1及び第2残存領域5,7との境界に形成された切取線8,9と、切り抜き領域10の切り抜き線11とがラベル本体4の表裏で重なることがないため、切り抜き線11を剥離紙2に形成した際に、ラベル本体4からシール領域6が切り抜き領域10諸共抜けてしまうことが防止されるとともに、例えば、直径の小さい、所謂細い瓶などの包装容器Bに本シール付ラベル1を貼付する場合、保管時や輸送時におけるラベル1の包装容器Bからの剥がれを防止すべく粘着剤に強力なものを採用しても、シール領域6の裏面はほぼ全面に亘って剥離紙2で覆われており、包装容器Bには貼り付いていないため、シール領域6を容易に剥がし取ることができる反面、シール領域6は包装容器Bに実質的に貼り付いていないにも拘らず、ラベル1全体が包装容器Bから浮き上がる虞がない。
また、上記のシール付ラベル1にあっては、切り抜き線11は、シール領域6の両端寄りに形成された相互に平行な第1ライン111及び第2ライン112と、第1残存領域5内において第1ライン111の一側端11aと第2ライン112の一側端11bとを繋ぐ第3ライン113と、第2残存領域7内において第1ライン111の他側端11cと第2ライン112の他側端11dとを繋ぐ第4ライン114と、から構成されている。そして、第1ライン111と第3及び第4ライン113.114との各接続部11w,11x、並びに、第2ライン112と第3及び第4ライン113,114との各接続部11y,11zの4箇所の接続部11w,11x,11y,11zがいずれも角丸に形成されている。
このように、接続部11w,11x,11y,11zが角丸に形成されていることにより、剥離紙2からラベル本体4を引き剥がす際に、接続部11w,11x,11y,11zのいずれかを起点として剥離紙2の縁に向かう破断線(図中一点鎖線で示す)Pが発生するのを防ぐことができる。特に、図6に示すようなシール付ラベル1を多数枚備えたシール付ラベル帯状体20を既存のラベル貼付機で包装容器Bに貼着する場合に、破断線の発生によりシール付ラベル帯状体20が断裂してしまい、ラベル貼付機が停止してしまうといったトラブルを防止するのに極めて有効となる。
さらに、第3ライン113と第4ライン114は、相互に離間する方向に膨出する曲線とされている
これによって、剥離紙2からラベル本体4を引き剥がす際、切り抜き領域10がラベル本体4から剥がれようとするのを防ぐことができ、剥離紙2の切り抜き領域10をラベル本体4の裏面に確実に残すことができる。
また、第1残存領域5において、シール領域6に隣接する2箇所の角部5a,5bがそれぞれ角丸に形成されている
これによって、シール領域6の隅部6aと第1残存領域5の角部5aとの間に隙間14が確保されるため、シール領域6の隅部6aを指先で容易に摘まむことができ、シール領域6をラベル本体4から極めて簡単に引き剥がすことができる。
なお、本実施形態では、第1残存領域5においてのみシール領域6に隣接する2箇所の角部5a,5bをそれぞれ角丸に形成しているが、これに限らず、それら2箇所5a,5bのうちのいずれか一方の角部5a(5b)だけでもよいし、第1残存領域5側ではなく第2残存領域7側の2つの角部の少なくとも一方を角丸にしてもよい。
以上説明したシール付ラベル1は、ラベル本体4を剥離紙2から剥がし取り、ラベル本体4の裏面に、剥離紙2の切り抜き領域10を残したまま包装容器Bに粘着剤3を介して貼付される。図3は、その状態を示す包装容器Bの側面図であり、図4はその背面図である。
そして、シール領域6をラベル本体4から剥がすには、シール領域6の隅部、なかでも第1残存領域5の角丸とされた角部5aとの間に隙間14がある方の隅部6aを指先で摘まみ、図5に示すように、下方へシール領域6を引っ張ることで、剥離紙2の切り抜き領域10から引き剥がすことができる。このようにして引き剥がしたシール領域6は、任意の場所に貼り付けられる。
上記のシール付ラベル1は、図6に示すように、多数枚が長尺の剥離紙2に一列に列設されてなるシール付ラベル帯状体20とされる。なお、図中の符号21は、ラベル本体4が剥離紙2から引き剥がされて切り抜き領域10が抜けた後に形成される開口部を示す。
図7は、シール付ラベル帯状体20の他の実施形態を示し、上記の実施形態とは第1残存領域5の角部5aを角丸としていない点で異なるだけであり、上記の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付している。
このように帯状体とすることで、既存のラベル貼付機を使用して多数本の包装容器にシール付ラベルを連続して効率良く貼付することができる。
図8は、本発明に係る包装品30の一実施形態を示す正面図である。この包装品30は、上記したシール付ラベル1が胴部に貼着された包装容器Bと、この包装容器Bを収容する包装箱31と、を備え、シール付ラベル1のシール領域6に、スポーツ界、芸能界、アニメ界の人気物の写真又は絵柄13が描かれ、該写真又は絵柄13が、包装箱31により目隠しされたものである。図8に示す包装品30の例は、直方体状の包装箱であり、胴部31aに設けられた蓋板31bを開くことで、容器固定用化粧板31cの刳り抜き部31dに固定された包装容器Bが現れるようになっており、開封と同時にシール領域6に描かれている写真又は絵柄13を見ることができるようになっている。
このような包装品30にあっては、商品1個が1つの包材に梱包された場合でも、包材の開封時にどのような絵柄の商品が取り出されるのかといった期待感を消費者に与えることができる。
なお、包装品30の包装形態は、上記した例に限るものではなく、包装箱に代えて、例えば不透明な包装袋であってもよい。
なお、上記に示した本発明の実施形態はいずれも本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
1 シール付ラベル
2 剥離紙
3 粘着剤
4 ラベル本体
5 第1残存領域
5a 角部
5b 角部
6 シール領域
6a 隅部
7 第2残存領域
8,9 切取線
10 切り抜き領域
11 切り抜き線
111 第1ライン
112 第2ライン
113 第3ライン
114 第4ライン
11a 第1ラインの一側端
11b 第2ラインの一側端
11c 第1ラインの他側端
11d 第2ラインの他側端
11w 第1ラインと第3ラインとの接続部
11x 第1ラインと第4ラインとの接続部
11y 第2ラインと第3ラインとの接続部
11z 第2ラインと第4ラインとの接続部
12 情報
13 写真又は絵柄
14 隙間
20 シール付ラベル帯状体
30 包装品
31 包装箱
31a 胴部
31b 蓋板
31c 容器固定用化粧板
31d 刳り抜き部

Claims (3)

  1. 剥離紙と、
    この剥離紙上に粘着剤を介して貼着されたラベル本体と、を備え、
    前記ラベル本体には、その一側から他側に向かって横並びに、被着体に前記粘着剤により貼着されて残存する矩形状の第1残存領域と、前記被着体から剥離されて任意の貼着対象に貼着される矩形状のシール領域と、前記第1残存領域と共に前記被着体に貼着されて残存する矩形状の第2残存領域とが、この順に切取線を介して画成され、
    前記剥離紙には、前記第1残存領域の前記シール領域寄りの一部から前記シール領域を経て第2残存領域の前記シール領域寄りの一部に亘る切り抜き領域が切り抜き線により画成され、
    前記切り抜き線は、前記シール領域の両端寄りに形成された相互に平行な第1ライン及び第2ラインと、前記第1残存領域内において前記第1ラインの一側端と前記第2ラインの一側端とを繋ぐ第3ラインと、前記第2残存領域内において前記第1ラインの他側端と前記第2ラインの他側端とを繋ぐ第4ラインと、から構成され、
    前記第1ラインと前記第3及び第4ラインとの各接続部、並びに、前記第2ラインと前記第3及び第4ラインとの各接続部の4箇所の接続部が角丸に形成され、
    前記第3ラインと前記第4ラインは、相互に離間する方向に膨出する曲線とされ、
    前記第1残存領域と前記第2残存領域の少なくとも一方において、前記シール領域に隣接する2箇所の角部のうち少なくとも一方の角部が角丸に形成されたことを特徴とするシール付ラベル。
  2. 請求項1に記載のシール付ラベルを多数枚備えたシール付ラベル帯状体であって、
    前記剥離紙が長尺の帯状体とされ、この剥離紙に多数枚の前記ラベル本体が一列に列設されたことを特徴とするシール付ラベル帯状体
  3. 請求項1または2に記載のシール付ラベルが胴部に貼着された包装容器と、
    この包装容器を収容する包装箱と、を備え、
    前記シール付ラベルのシール領域に、スポーツ界、芸能界、アニメ界の人気物の写真又は絵柄が描かれ、
    該写真又は絵柄が、前記包装箱により目隠しされたことを特徴とする包装品
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