JP4061151B2 - ラミネートカード用紙とラミネートカードの製造方法 - Google Patents

ラミネートカード用紙とラミネートカードの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ラミネートカード用紙とラミネートカードの製造方法に関する。
詳しくは、NIP(ノンインパクトプリンタ)やLBP(レーザビームプタンタ)、DIP(ドットインパクトプリンタ)、IJP(インクジェットプリンタ)、熱転写プリンタ、昇華転写プリンタ、ダイレクトサーマルプリンタ等の用紙用プリンタで個別データを印字でき、かつ表面に保護フィルムをラミネートした形態のカードを簡易に発行するためのラミネートカード用紙と当該カード用紙によるラミネートカードの製造方法に関する。
従って、本発明の利用分野は、個人カードを多量に即時発行することが求められる分野であり、健康保険証、身分証明書、ポイントカード、PCメンテナンス用カード、車メンテナンス用カード、簡易会員カード、趣味のサークル会員カード、定期券等に好適に利用できる。
【0002】
【従来技術】
健康保険証等の個人別カード化の増大に伴い、個人用カードの発行に際して、NIP(ノンインパクトプリンタ)やLBP(レーザビームプタンタ)等の用紙用プリンタにより印字できるカード用紙の必要性が生じている。
NIPやLBPによるカードの印字処理に際しては、従来、疑似接着フィルムを介して台紙にカードを貼り合わせておき、台紙ごと印字するのが一般的であり、これには各種な実施形態があるが、以下の、▲1▼カード貼り合わせ方式、▲2▼ハーフカット方式、の2方式が広く知られている。
【0003】
図7は、カード貼り合わせ方式、図8は、ハーフカット方式、を説明する図である。それぞれ平面図(A)と断面図(B)を示している。
カード貼り合わせ方式の場合、図7のように台紙6に疑似接着フィルム5を設け、疑似接着フィルム5にカード1が固定されている。疑似接着フィルム5は、フィルム3とフィルム4との間が疑似接着していて、剥離界面2から容易に剥離できるようにされている周知の構成である。印字後は剥離界面2からカード1を剥離して使用する。
ハーフカット方式の場合、図8のようにカード1は台紙6と同質の材料からなり、カード1の背面に疑似接着フィルム5が設けられ、カード1面から疑似接着フィルム5の剥離界面2にまで至るようにハーフカット線7が入れられている。
カード表面に印字後はハーフカット線7および剥離界面2からカード1を剥離して使用する。
【0004】
一般に、カード貼り合わせ方式においては、カード厚を一定以上確保するためには総厚が厚くなるため、NIP等での印字適性が低くなり、またコストは高くなる。一方、ハーフカット方式においては、カードを紙基材にしてしまうため安価ではあるが、カード厚を厚くするためには台紙全体を厚くしなくてはならず、また剥がした後の体裁や見栄えが悪くなる。
そして、これらの2方式に共通しているのは、印字した面が表出しているため、カードを紙基材にした場合では耐水性が悪く、仮にPETや発泡PET等からなる吸湿性のない合成紙を使用した場合、印字用の表面処理があるにせよ、擦れによる印字の脱落等は避けられないため、1年以上の長期にわたって使用されるカードとしては、必ずしも要求を満足しないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、これらの問題を解決するため、図6図示の積層構造により、カード表面にラミネート層を設けるものがある。これを仮に第3方式とする。
第3方式は基本形態としては、「ハーフカット方式」であるが、これまで疑似接着した層の下の間にタック紙9を設け、タック紙側にも疑似接着フィルム5が設けられている。ハーフカット線7は下側の疑似接着フィルム5の中間まで入れられている。
この場合、まずは従来のように台紙6の表面側に印字後、タック紙9の剥離基材を剥離界面2aからカード1を剥離すると、残された台紙側に粘着剤層8が露出している。そこで、カード1を裏返しすると共に、剥離して抜き取った部分にカード1を当て嵌めて再接着させた後、疑似接着フィルム5の剥離界面2bで再び剥がすと、印字面にラミネート層が出来上がっているというものである。
【0006】
しかし、上記の方式は、ラミネートすることで、▲1▼印字内容の改ざんを防止できる、▲2▼汚染を防止できる、という特徴を有するものの、一度剥がしたカードを表裏面をひっくり返して抜き取った部分に手で貼り込まなくてはならないこと、当該部分の台紙側表面に粘着剤が露出していること、等から作業が不安定で、特に手先があまり器用でない人は、印字面を下にして台紙に貼り込めるときに、位置がずれてしまったり、空気が入ってしまったり、と体裁悪く仕上がることは珍しいことではなかった。
そこで、本発明では、ラミネート方式の特徴を有しつつ、従来方式のように印字適性や印刷耐久性が低くならず、また、カードの体裁や見栄えを悪くせず、誰でもが容易かつ確実に取り扱いできるラミネートカード用紙等を提供すべく研究して本発明の完成に至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、ラミネートカードを製造するためのラミネートカード用紙であって、長方形状台紙のほぼ中央の折り畳み予定線で二つ折りにして使用するラミネートカード用紙の前記折り畳み予定線の一方側には、剥離処理された台紙の剥離処理面に粘着剤層を介して透明基材が積層されており、前記折り畳み予定線の他方側には、剥離処理していない側の台紙表面に接着剤層を設け、当該接着剤層を介して疑似接着した支持体と透明フィルムが積層されており、前記一方側の透明基材と前記他方側の台紙と疑似接着した台紙表面側透明フィルムには、カード輪郭形状ハーフカット線が形成され、かつ、前記折り畳み予定線を含み、あるいは含まずに、透明基材側と台紙側に設けられたカード輪郭形状ハーフカット線の位置を最適化するため、透明基材側の前記カード輪郭形状ハーフカット線の一部を包含するように、台紙側からハーフカット線を設けたことを特徴とするラミネートカード用紙、にある。
【0008】
本発明の要旨の第2は、上記のラミネートカード用紙を、台紙が内面になるように折り畳み予定線により二つに折り畳んで、透明基材側と台紙側にそれぞれ設けられたカード輪郭形状ハーフカット線が略一致するように位置合わせし、台紙の一部を除去してから台紙を粘着剤層に接着し、前記ハーフカット線から切り取りすることで、一枚のカードとすることを特徴とするラミネートカードの製造方法、にある。
【0009】
【発明の実施の形態】
上述のように、本発明は、NIPやLBP等で印刷できるラミネートカード用紙に関し、体裁の良い個人用カードを簡易に発行できる特徴がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のラミネートカード用紙を示す図であって、図1(A)は平面図、図1(B)は、図1(A)のA−A線断面を示している。
図2は、ラミネートカード用紙の製造工程を示す図、図3、図4は、ラミネートカード用紙に印字しラミネートカード化する加工方法を示す図である。
【0010】
図1(A)のように、ラミネートカード用紙10は、略中央に設けた折り畳み予定線15を線対称にして、その一方側の透明基材13側にカード輪郭形状ハーフカット線16があり、他方側背面には台紙12の裏面側から同様に、カード輪郭形状ハーフカット線17が形成されている。折り畳み予定線15は透明基材と疑似接着フィルムの境界に必然的に生じるものであるが、台紙側からさらに、ハーフカット線、筋押しまたはミシン目線15mを別に設けてもよい。
【0011】
カード輪郭形状ハーフカット線16と17は、通常は同一形状、同一サイズとするが、他方の輪郭形状を包含する略相似形状のカード輪郭形状であっても良い。透明基材13は台紙の保護被覆となるものであって、「包含する」と表現するのは厳密に同一サイズである必要はないからであり、「略相似形状」というのは周囲から一定幅となるように縮小した場合には必ずしも相似形とはならないからである。
ただし、あまり異なるサイズでは保護被覆の役割を果たさないので通常は、カードの周囲で1〜2mm程度の幅で透明基材13が小さくなる程度とする。
もっとも、会員番号、会員氏名、会員期限等の重要事項だけを保護する目的の場合は、当該部分だけを透明基材13で被覆する形態であってもよい。
【0012】
図1(B)のように、ラミネートカード用紙10は折り畳み予定線15を介して左側と右側では異なる層構成となっている。
折り畳み予定線15の左側の層構成は、表面側は透明基材13、背面側は上記のように紙層の台紙12があり、透明基材13と台紙12間には粘着剤層14が介在している。台紙12は、通常、紙基材からなり、その表面は剥離処理された剥離処理面12Sとされている。
【0013】
折り畳み予定線15の右側の層構成は、表面側は支持体21と透明フィルム22が疑似接着剤23を介して接着した疑似接着フィルム20からなり、裏面側は左側に連接した台紙12からなっているが、右側の台紙は剥離処理がされていない。疑似接着フィルム20は、接着剤層19を介して剥離処理していない背面側の台紙12に接着している。
ラミネートカード用紙10からラミネートカードを加工する際は、折り畳み予定線15から二つ折りにし、左側の台紙12を剥離除去して透明基材13と右側の台紙12を接着させるが、この加工方法の詳細については後に詳述する。
以上の説明から理解できるように、台紙12は粘着剤層14の保護紙としての役割と共にカード基材自体としての役割と双方の役割を果たすことになる。
【0014】
台紙12面側からは、ラミネートカードの製造を容易とするために、ハーフカット線18がさらに設けられているのが好ましい。
このハーフカット線はカード輪郭形状のハーフカット線16と17の位置合わせを最適化するためのもので、図1のように折り畳み予定線15を含むような2本のハーフカット線でも良く、折り畳み予定線の左側に平行して1本だけ設けても良い(折り畳み予定線を含まない形態)。
台紙12の剥離処理されていない側の面には、事前に装飾的印刷やカードの利用方法等に関する所定の絵柄印刷11を設けておくことができる。
【0015】
次に、図2に基づいてラミネートカード用紙の製造方法について説明する。
まず、図2(A)のように、台紙12の左側略半分は剥離処理して剥離処理面12Sとする。当該面上に粘着剤層14を介して透明基材13が積層された構成を形成する。実質的には透明基材13は、台紙を剥離してから粘着可能なタック加工状態にされる。粘着剤には、エマルジョン型や必要に応じて溶剤型の粘着剤を使用する。
【0016】
次に、図2(B)のように、台紙12の右側部分に定型の絵柄印刷11を行う。台紙12に印刷する定型印刷は、剥離処理がされていない未加工の台紙右側半面の表裏またはいずれかの面に行う。絵柄印刷は地模様や網かけ印刷であっても良く、オフセット印刷やグラビア印刷等の公知の手法で印刷できる。
また、透明基材13側には、カード輪郭形状ハーフカット線16を設ける。
絵柄印刷した台紙12の右半面上に接着剤を塗布して接着剤層19を形成した後、当該接着剤層上にあらかじめ準備した疑似接着フィルム20の透明フィルム22が接着剤層19に面するように貼り合わせする(図2(C))。
疑似接着フィルム20は、支持体21と透明フィルム22を疑似接着剤23で疑似接着させた周知の構成からなるものであり、支持体21と透明フィルム22間が容易に剥離できるようにされている。
【0017】
次に、図2(D)のように、台紙12の裏面側から、カード輪郭形状ハーフカット線17とハーフカット線18を設ける。ハーフカット線18はカード輪郭形状ハーフカット線16の一部を間に含むように形成することができる。
疑似接着フィルム20と透明基材13の境界部分は折り畳み予定線15となるが、筋押しやミシン目線15mを別に設けてもよい。
以上の工程により本発明のラミネートカード用紙が完成する。
【0018】
次に、図3、図4に基づいて、ラミネートカード用紙10に印字しラミネートカード化する加工方法について説明する。
まず、図3(A)のように、ラミネートカード用紙10の右側台紙の絵柄印刷面に所定事項の印字25を行う。印字は、NIPやLBP、INJ、熱転写プリンタ、昇華転写プリンタ等で行う。
印字後は、台紙12の紙基材面に、発行日や、カード利用者の所属企業名、氏名、生年月日、等の個人属性事項等が表示される。左側台紙面は剥離除去するので印字の必要はない。
【0019】
次いで、ハーフカット線18間のストライプ状の台紙12を剥離除去してから(図3(B))、折り畳み予定線15部分で、ラミネートカード用紙10を台紙12が内面となるように二つ折りにして畳み、一部露出した粘着剤層14を紙基材からなる台紙に接着させる(図3(C))。
この際、カード輪郭形状のハーフカット線16と17の位置が一致するようにする。あるいはハーフカット線17がハーフカット線16よりも大きくハーフカット線16を包含する形状である場合は同心位置になるように位置合わせする。これにより略中央部にある台紙を除去した部分が台紙のカード上の左端部に接し、仮接着され固定された状態となる。
ハーフカット線18間の台紙12を剥離除去するのは、カード輪郭形状ハーフカット線16と17の位置合わせを容易にするためである。
【0020】
次いで、図4(A)のように、残っている左側の台紙12を剥がして除去し、露出した粘着剤層14に台紙12の全面を接着すると、右側の台紙上に透明基材13が被覆されたラミネート層が形成される。
最後に、カード輪郭形状のハーフカット線16,17から切り取りし、疑似接着剤23面から剥離すれば、不要な透明基材13や台紙12が除去されてラミネートカード1が得られる(図4(B))。
ラミネートカード1は、印字面が透明基材13で保護されているので、耐水性や印字の耐久性にも優れたものになる(図4(C))。
【0021】
透明基材13または透明フィルム22としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアミド、酢酸セルローズ、ポリエチレンナフタレートからなる合成樹脂フィルム、ポリ乳酸からなる生分解性フィルム、あるいはグラシン紙等、から選択された1種または複数のフィルムまたは紙の積層体あってもよい。
基材を透して台紙に印字した内容が読めることが必要なため、透明性が良いことが望ましく、JIS−P8138−1976『紙の不透明度試験方法』で規定される不透明度が30%以下であれば支障なく使用することができる。
上記試験方法は、試料に白色および黒色標準板を裏当てして、緑色フィルターを介して反射率を測定するもので、前者に対する後者の比を%で表わした値を不透明度としている。100%が完全不透明紙であるが、不透明度30%以下であれば文字等の視認が可能である。従って、本発明の透明基材には、上記のように略透明なものも含まれる。
【0022】
台紙12としては、カード用紙、上質紙、コート紙、クレーコート紙、板紙、コートボール紙、被覆紙や合成紙が使用できるが、印字面は通常のLBPやNIP、DIP、IJP、熱転写プリンタ、昇華転写プリンタ等による印刷適性が優れたものが好ましい。
ダイレクトサーマルプリンタで印刷可能なものあっても良いが、この場合は、基材表面にサーマル層が設けられていることが必要になる。
支持体21としては、上質紙等の紙類またはフィルムを使用できる。
【0023】
なお、ラミネートカード用紙の形態としては、図1のように単票であっても、あるいは連続帳票であっても構わない。連続帳票の場合は、図1(A)において上下方向または左右方向の単位用紙間を切り取り可能なミシン目線により接続した形態とする。
また、図5のように複数枚の単票からなるシート状のものであってもよい。
図5(A)は、シート状のラミネートカード用紙10を透明基材側から見た状態、図5(B)は、台紙側から見た状態を示している。
【0024】
【実施例】
(実施例)
以下、図2、図3、図4を参照して本発明の実施例を説明する。
台紙12として、剥離紙用クレーコート紙(40g/m2 )を使用し、ラミネートカード用紙の左半分となる部分に剥離処理剤を塗工し剥離処理面12Sを形成した。剥離処理剤には、シリコーンを主体とする離型剤成分を使用し、グラビアコート方式で塗工した(図2(A))。
なお、剥離紙用クレーコート紙は、上質紙の片面に、剥離剤の効果を高めるための目止層としてクレーをコートした用紙をいう。
【0025】
剥離処理面12Sに、エマルジョン型のアクリル系粘着剤を、コンマコート方式で塗工し直ちに熱風乾燥を行った後、乾燥した粘着剤層14上に、厚み50μmのPET透明基材13を貼り合わせした。
台紙12の剥離処理しない右側部分の表裏面必要部分に、UV硬化タイプの通常インキを使用しオフセット印刷で絵柄印刷11を行った(図2(B))。
【0026】
さらに、台紙12の剥離処理しない側表面に疑似接着フィルム20をアクリル系接着剤を介して貼着した(図2(C))。
次いで、ダイカッタ、ミシン刃等の印刷加工で一般的に利用される公知の方法で、必要な部位に絵柄印刷で同時に設けておいた位置合わせ用マーク(トンボ)を基準に位置合わせして、ハーフカット加工16,17,18やミシン目線加工15mを行った(図2(D))。カード輪郭形状ハーフカット線16と17は同一形状に形成し、ハーフカット線18はカード輪郭形状ハーフカット線16を含むように2本設けた。
これによりシート状のラミネートカード用紙10が完成した。
【0027】
このシート状ラミネートカード用紙をLBPに供給して、台紙12の右側面にカード利用者の所定事項の印字25をした後(図3(A))、単位のラミネートカード用紙に切断した。
このラミネートカード用紙を図3、図4図示の手順により、まずハーフカット線18間の台紙を除去して(図3(B))、折り畳み予定線15で2つ折りにし(図3(C))、ハーフカット線16がハーフカット線17と一致するように位置を調整してから、左側の台紙12を剥離除去した(図4(A))。
最後に粘着剤層14を介して透明基材13と台紙12間を圧着し、台紙12側の疑似フィルム20の支持体21等を除去し、カード輪郭形状ハーフカット線16,17からカードを切り取って(図4(B))、ラミネートカード1が完成した(図4(C))。
【0028】
本発明は、上述のような構成を有するので、健康保険証、身分証明書、ポイントカード、クレジットカード、IDカード、会員カード、定期券、等に使用するラミネートカードの製造に好適に使用できる。
【0029】
【発明の効果】
上述のように、本発明のラミネートカード用紙は、用紙の厚さが全面にわたってほぼ均一であるため、プリンタ適性が良く、また、タック紙としてはごく普通の構成であるため、製造が容易である。
印字後にラミネートカードへの加工が容易であって、誰にでも失敗が少なく体裁や見栄えの良いカードを作ることができる。カードは両面が透明フィルムで保護されているので、印字の耐久性を高くできる。
また、本発明のラミネートカードの製造方法によれば、安価なカードを即時に発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のラミネートカード用紙を示す図である。
【図2】 ラミネートカード用紙の製造工程を示す図である。
【図3】 ラミネートカード用紙に印字しラミネートカード化する加工方法を示す図である。
【図4】 ラミネートカード用紙に印字しラミネートカード化する加工方法を示す図である。
【図5】 複数枚からなるシート状ラミネートカード用紙を示す図である。
【図6】 第3方式を説明する図である。
【図7】 カード貼り合わせ方式を説明する図である。
【図8】 ハーフカット方式を説明する図である。
【符号の説明】
1 カード、ラミネートカード
2,2a,2b 剥離界面
3,4 フィルム
5 疑似接着フィルム
6 台紙
7 ハーフカット線
8 粘着剤層
9 タック紙
10 ラミネートカード用紙
11 絵柄印刷
12 台紙
12S 剥離処理面
13 透明基材
14 粘着剤層
15 折り畳み予定線
15m ミシン目線
16,17 カード輪郭形状ハーフカット線
18 ハーフカット線
19 接着剤層
20 疑似接着フィルム
21 支持体
22 透明フィルム
23 疑似接着剤
25 印字

Claims (5)

  1. ラミネートカードを製造するためのラミネートカード用紙であって、長方形状台紙のほぼ中央の折り畳み予定線で二つ折りにして使用するラミネートカード用紙の前記折り畳み予定線の一方側には、剥離処理された台紙の剥離処理面に粘着剤層を介して透明基材が積層されており、前記折り畳み予定線の他方側には、剥離処理していない側の台紙表面に接着剤層を設け、当該接着剤層を介して疑似接着した支持体と透明フィルムが積層されており、前記一方側の透明基材と前記他方側の台紙と疑似接着した台紙表面側透明フィルムには、カード輪郭形状ハーフカット線が形成され、かつ、前記折り畳み予定線を含み、あるいは含まずに、透明基材側と台紙側に設けられたカード輪郭形状ハーフカット線の位置を最適化するため、透明基材側の前記カード輪郭形状ハーフカット線の一部を包含するように、台紙側からハーフカット線を設けたことを特徴とするラミネートカード用紙。
  2. 剥離処理していない側の台紙表面または裏面に絵柄印刷がされていることを特徴とする請求項1記載のラミネートカード用紙。
  3. 透明基材または透明フィルムが、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアミド、酢酸セルローズ、ポリエチレンナフタレートからなる合成樹脂フィルム、ポリ乳酸からなる生分解性フィルム、あるいはグラシン紙から選択された1種であるか、または複数のフィルムまたは紙の積層体あって、JIS−P8138−1976『紙の不透明度試験方法』で規定される不透明度が30%以下であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のラミネートカード用紙。
  4. 請求項1または請求項2記載のラミネートカード用紙の単位用紙が切り取り予定線を介して接続した連続帳票またはシート状帳票で供されることを特徴とするラミネートカード用紙。
  5. 請求項1または請求項2記載のラミネートカード用紙を、台紙が内面になるように折り畳み予定線により二つに折り畳んで、透明基材側と台紙側にそれぞれ設けられたカード輪郭形状ハーフカット線が略一致するように位置合わせし、台紙の一部を除去してから台紙を粘着剤層に接着し、前記ハーフカット線から切り取りすることで、一枚のカードとすることを特徴とするラミネートカードの製造方法。
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