JPH11231784A - ステッカー、ステッカーの製造方法及びステッカーの貼付方法 - Google Patents
ステッカー、ステッカーの製造方法及びステッカーの貼付方法Info
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- JPH11231784A JPH11231784A JP3683498A JP3683498A JPH11231784A JP H11231784 A JPH11231784 A JP H11231784A JP 3683498 A JP3683498 A JP 3683498A JP 3683498 A JP3683498 A JP 3683498A JP H11231784 A JPH11231784 A JP H11231784A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】生産性及び貼付作業性に優れたステッカーを提
供する。 【解決手段】離型性シート層（Ａ）、感圧性粘着剤層
（Ｂ）、必要に応じてベースシート層（ｉ）、着色印刷
層（Ｃ）、必要に応じてクリヤー層（ｉｉ）及びアプリ
ケーションフィルム層（Ｄ）（感圧性粘着剤層（Ｄ１）
／ベースフィルム層（Ｄ２））を順次積層してなるステ
ッカーであって、離型性シート（Ａ）が２分割されるよ
うに切り込みが入れられており、そして分割された一方
の離型性シート層（Ａ１）は、ステッカーを基材に貼付
する際に離型性シート層（Ａ１）を感圧性粘着剤層
（Ｂ）、（Ｄ１）から剥離し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、
（Ｄ１）と反対の方向に折り曲げることにより容易に位
置決めができ、且つ折り曲げ箇所に折り曲げが容易にな
るように処理が施されていることを特徴とするステッカ
ー。
供する。 【解決手段】離型性シート層（Ａ）、感圧性粘着剤層
（Ｂ）、必要に応じてベースシート層（ｉ）、着色印刷
層（Ｃ）、必要に応じてクリヤー層（ｉｉ）及びアプリ
ケーションフィルム層（Ｄ）（感圧性粘着剤層（Ｄ１）
／ベースフィルム層（Ｄ２））を順次積層してなるステ
ッカーであって、離型性シート（Ａ）が２分割されるよ
うに切り込みが入れられており、そして分割された一方
の離型性シート層（Ａ１）は、ステッカーを基材に貼付
する際に離型性シート層（Ａ１）を感圧性粘着剤層
（Ｂ）、（Ｄ１）から剥離し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、
（Ｄ１）と反対の方向に折り曲げることにより容易に位
置決めができ、且つ折り曲げ箇所に折り曲げが容易にな
るように処理が施されていることを特徴とするステッカ
ー。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なステッカ
ー、その製造方法及びその貼付方法に係わる。
ー、その製造方法及びその貼付方法に係わる。
【０００２】
【従来の技術】ステッカーは車両、自動車、飛行機、建
造物、各種器具や機械等の物体表面に、目印、表示、広
告、装飾等を目的として貼りつける、のりの付いたラベ
ルとして広く使用されている。
造物、各種器具や機械等の物体表面に、目印、表示、広
告、装飾等を目的として貼りつける、のりの付いたラベ
ルとして広く使用されている。
【０００３】ステッカーを被着物に貼付して同じものを
多量に生産する際に、被着する人の感に頼って貼付を行
うと決まった位置に安定して貼付を行うことが出来な
い。このために、ステッカーの貼る位置を決めることが
できるステッカーが提供されている。
多量に生産する際に、被着する人の感に頼って貼付を行
うと決まった位置に安定して貼付を行うことが出来な
い。このために、ステッカーの貼る位置を決めることが
できるステッカーが提供されている。
【０００４】該ステッカーとしては、従来から図Ａに記
載のものが公知である。図Ａはステッカーを表面から見
た上面図、図ＢはＸ−Ｘ線軸に切断した断面図を示す。
該ステッカーは被着物の支点（イ）となる箇所にステッ
カーの位置合わせ部分（ａ）の先端を合わせ、次いで印
刷部分（ｂ）の離型性シート（ｃ１）を剥離して出現し
た感圧性粘着剤層を被着物に押しつけて貼付した後、残
りの離型性シート（ｃ）を剥がし取り、次いで加圧した
後、アプリケーションフィルム（ｅ）を印刷部分（ｄ）
から剥離することにより貼付が行われている。しかしな
がら、上記した貼付方法で使用するステッカーはステッ
カーの位置合わせ部分（ａ）の離型性シート（ｃ）及び
アプリケーションフィルム（ｅ）は不要部分であり、こ
の不要部分を製造するためのコスト、生産性、作業効率
等が劣るといった問題点があった。
載のものが公知である。図Ａはステッカーを表面から見
た上面図、図ＢはＸ−Ｘ線軸に切断した断面図を示す。
該ステッカーは被着物の支点（イ）となる箇所にステッ
カーの位置合わせ部分（ａ）の先端を合わせ、次いで印
刷部分（ｂ）の離型性シート（ｃ１）を剥離して出現し
た感圧性粘着剤層を被着物に押しつけて貼付した後、残
りの離型性シート（ｃ）を剥がし取り、次いで加圧した
後、アプリケーションフィルム（ｅ）を印刷部分（ｄ）
から剥離することにより貼付が行われている。しかしな
がら、上記した貼付方法で使用するステッカーはステッ
カーの位置合わせ部分（ａ）の離型性シート（ｃ）及び
アプリケーションフィルム（ｅ）は不要部分であり、こ
の不要部分を製造するためのコスト、生産性、作業効率
等が劣るといった問題点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生産性に優
れたステッカー、その製造方法及びその貼付方法を提供
することにある。
れたステッカー、その製造方法及びその貼付方法を提供
することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の
構成を有するステッカーが、従来からの問題点を解決す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の
構成を有するステッカーが、従来からの問題点を解決す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００７】まず、本発明のステッカーについて述べ
る。
る。
【０００８】本発明のステッカーは、離型性シート層
（Ａ）、感圧性粘着剤層（Ｂ）、必要に応じてベースシ
ート層（ｉ）、着色印刷層（Ｃ）、必要に応じてクリヤ
ー層（ｉｉ）及びアプリケーションフィルム層（Ｄ）
（感圧性粘着剤層（Ｄ１）／ベースフィルム層（Ｄ
２））を順次積層してなるステッカーであって、離型性
シート（Ａ）が２分割されるように切り込みが入れられ
ており、そして分割された一方の離型性シート層（Ａ
１）は、ステッカーを基材に貼付する際に離型性シート
層（Ａ１）を感圧性粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）から剥離
し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）と反対の方向に折
り曲げることにより容易に位置決めができ、且つ該折り
曲げ箇所に折り曲げが容易になるように処理が施されて
いるステッカーである。
（Ａ）、感圧性粘着剤層（Ｂ）、必要に応じてベースシ
ート層（ｉ）、着色印刷層（Ｃ）、必要に応じてクリヤ
ー層（ｉｉ）及びアプリケーションフィルム層（Ｄ）
（感圧性粘着剤層（Ｄ１）／ベースフィルム層（Ｄ
２））を順次積層してなるステッカーであって、離型性
シート（Ａ）が２分割されるように切り込みが入れられ
ており、そして分割された一方の離型性シート層（Ａ
１）は、ステッカーを基材に貼付する際に離型性シート
層（Ａ１）を感圧性粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）から剥離
し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）と反対の方向に折
り曲げることにより容易に位置決めができ、且つ該折り
曲げ箇所に折り曲げが容易になるように処理が施されて
いるステッカーである。
【０００９】本発明のステッカーについて概略図を用い
て説明する。図１は表方向から見た概略図、図２はＸ−
Ｘ線軸で切断した断面図、図３は印刷部分を拡大した断
面図である。
て説明する。図１は表方向から見た概略図、図２はＸ−
Ｘ線軸で切断した断面図、図３は印刷部分を拡大した断
面図である。
【００１０】離型性シート層（Ａ）は、従来からこの種
のステッカーで使用されているものと同様のものを何れ
も使用することができる。例えば、シリコン、ワック
ス、フッ素樹脂等の公知の離型剤で処理した離型性が良
好な紙、プラスチック、繊維、金属等のシートやそれ自
体剥離可能な合成樹脂シート等のものが使用できる。膜
厚は、通常５０〜３００μｍ、特に６０〜２００μｍの
範囲が好ましい。
のステッカーで使用されているものと同様のものを何れ
も使用することができる。例えば、シリコン、ワック
ス、フッ素樹脂等の公知の離型剤で処理した離型性が良
好な紙、プラスチック、繊維、金属等のシートやそれ自
体剥離可能な合成樹脂シート等のものが使用できる。膜
厚は、通常５０〜３００μｍ、特に６０〜２００μｍの
範囲が好ましい。
【００１１】また、離型性シート（Ａ）は２分割される
ように切り込みが入れられており、そして分割された一
方の離型性シート層（Ａ１）は、ステッカーを基材に貼
付する際に離型性シート層（Ａ１）を感圧性粘着剤層
（Ｂ）、（Ｄ１）から剥離し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、
（Ｄ１）と反対の方向に折り曲げることにより容易に位
置決めができ、且つ該折り曲げ箇所に折り曲げが容易に
なるように処理が施されているものである。分割された
残りの離型性シート層（Ａ２）は（Ａ１）を剥離したり
ステッカーを貼付たりする際に指などで保持して剥離や
貼付作業を容易にするために設けられた部分である。こ
の分割される離型性シート層（Ａ２）の大きさは、上記
した作業を満足するものであれば良いが、特に離型性シ
ート層（Ａ２）は（Ａ１）よりも面積が小さい方が好ま
しい。また、上記折り曲げ箇所に折り曲げが容易になる
ように処理する方法としては、例えば、ミシン目や完全
に切り離さない程度にカットを入れておく方法等があ
る。
ように切り込みが入れられており、そして分割された一
方の離型性シート層（Ａ１）は、ステッカーを基材に貼
付する際に離型性シート層（Ａ１）を感圧性粘着剤層
（Ｂ）、（Ｄ１）から剥離し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、
（Ｄ１）と反対の方向に折り曲げることにより容易に位
置決めができ、且つ該折り曲げ箇所に折り曲げが容易に
なるように処理が施されているものである。分割された
残りの離型性シート層（Ａ２）は（Ａ１）を剥離したり
ステッカーを貼付たりする際に指などで保持して剥離や
貼付作業を容易にするために設けられた部分である。こ
の分割される離型性シート層（Ａ２）の大きさは、上記
した作業を満足するものであれば良いが、特に離型性シ
ート層（Ａ２）は（Ａ１）よりも面積が小さい方が好ま
しい。また、上記折り曲げ箇所に折り曲げが容易になる
ように処理する方法としては、例えば、ミシン目や完全
に切り離さない程度にカットを入れておく方法等があ
る。
【００１２】感圧性粘着剤層（Ｂ）は、従来からこの種
の転写シートで使用されているものと同様のものを何れ
も使用することができる。例えば、ゴム系、ビニル系、
ポリエステル樹脂系、エポキシ樹脂系、ポリ酢酸樹脂
系、ポリ塩化ビニル樹脂系等を使用することができる。
膜厚は、通常５〜１００μｍ、特に１０〜８０μｍの範
囲が好ましい。
の転写シートで使用されているものと同様のものを何れ
も使用することができる。例えば、ゴム系、ビニル系、
ポリエステル樹脂系、エポキシ樹脂系、ポリ酢酸樹脂
系、ポリ塩化ビニル樹脂系等を使用することができる。
膜厚は、通常５〜１００μｍ、特に１０〜８０μｍの範
囲が好ましい。
【００１３】感圧性粘着剤層（Ｂ）と着色印刷層（Ｃ）
との間に、必要に応じてベースシート層（ｉ）を設ける
ことが出来る。該ベースシート層（ｉ）は着色印刷層の
固定化や貼付作業性を容易にすることができる。このも
のとしては、例えば、前記条件を満足させるものであれ
ば、従来から公知のフィルムを選択して使用することが
できる。例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリエステル系
樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の合成
樹脂シート（膜厚、通常５〜１００μｍ、好ましくは１
０〜８０μｍ）や金属シートのものが好ましい。該合成
樹脂シートは透明であっても着色されていても構わな
い。
との間に、必要に応じてベースシート層（ｉ）を設ける
ことが出来る。該ベースシート層（ｉ）は着色印刷層の
固定化や貼付作業性を容易にすることができる。このも
のとしては、例えば、前記条件を満足させるものであれ
ば、従来から公知のフィルムを選択して使用することが
できる。例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリエステル系
樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の合成
樹脂シート（膜厚、通常５〜１００μｍ、好ましくは１
０〜８０μｍ）や金属シートのものが好ましい。該合成
樹脂シートは透明であっても着色されていても構わな
い。
【００１４】着色印刷層（Ｃ）は、着色インキを用いて
目的とする文字、図形等になるように、例えば、スクリ
ーン印刷により部分印刷もしくはロールコーター等によ
り全面印刷することにより形成される。該着色インキは
着色顔料、金属メタリック顔料等の着色剤をポリウレタ
ン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹
脂、ゴム等の熱可塑性や硬化型樹脂（熱硬化、室温硬
化、ＵＶ硬化等）の樹脂成分に分散した、水性もしくは
溶剤型のものを使用することができる。膜厚は、通常５
〜８０μｍ、特に６〜７０μｍの範囲が好ましい。この
表面に必要に応じてクリヤー層が形成されていても構わ
ない。
目的とする文字、図形等になるように、例えば、スクリ
ーン印刷により部分印刷もしくはロールコーター等によ
り全面印刷することにより形成される。該着色インキは
着色顔料、金属メタリック顔料等の着色剤をポリウレタ
ン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹
脂、ゴム等の熱可塑性や硬化型樹脂（熱硬化、室温硬
化、ＵＶ硬化等）の樹脂成分に分散した、水性もしくは
溶剤型のものを使用することができる。膜厚は、通常５
〜８０μｍ、特に６〜７０μｍの範囲が好ましい。この
表面に必要に応じてクリヤー層が形成されていても構わ
ない。
【００１５】アプリケーションフィルム層（Ｄ）は、感
圧性粘着剤層（Ｄ１）及びベースフィルム層（Ｄ２）を
構成要素とする貼付及び剥離可能なフィルムであって、
前記条件を満足させるものであれば、従来から公知のフ
ィルムを選択して使用することができる。例えば、ポリ
エチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等のフィルム（膜厚、通常２
０〜２００μｍ、好ましくは３０〜１５０μｍ）に従来
から公知の感圧性粘着剤を通常５〜１００μｍ、好まし
くは１０〜８０μｍの範囲で被覆してなるものを使用す
ることができる。また、アプリケーションフィルム層
（Ｄ）は、感圧性粘着剤層（Ｄ１）と着色印刷層（Ｃ）
又は必要に応じて設けるクリヤー層（ｉｉ）との接着力
が感圧性粘着剤層（Ｂ）と被着物との接着力よりも小さ
いことが必要である。これにより着色印刷層（Ｃ）、必
要に応じて設けるクリヤー層（ｉｉ）、感圧性粘着剤層
（Ｂ）を被塗物に残してアプリケーションフィルム層
（Ｄ）のみを着色印刷層（Ｃ）から剥離することができ
る。
圧性粘着剤層（Ｄ１）及びベースフィルム層（Ｄ２）を
構成要素とする貼付及び剥離可能なフィルムであって、
前記条件を満足させるものであれば、従来から公知のフ
ィルムを選択して使用することができる。例えば、ポリ
エチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等のフィルム（膜厚、通常２
０〜２００μｍ、好ましくは３０〜１５０μｍ）に従来
から公知の感圧性粘着剤を通常５〜１００μｍ、好まし
くは１０〜８０μｍの範囲で被覆してなるものを使用す
ることができる。また、アプリケーションフィルム層
（Ｄ）は、感圧性粘着剤層（Ｄ１）と着色印刷層（Ｃ）
又は必要に応じて設けるクリヤー層（ｉｉ）との接着力
が感圧性粘着剤層（Ｂ）と被着物との接着力よりも小さ
いことが必要である。これにより着色印刷層（Ｃ）、必
要に応じて設けるクリヤー層（ｉｉ）、感圧性粘着剤層
（Ｂ）を被塗物に残してアプリケーションフィルム層
（Ｄ）のみを着色印刷層（Ｃ）から剥離することができ
る。
【００１６】本発明のステッカーは、次の方法で製造す
ることが好ましい。
ることが好ましい。
【００１７】本発明のステッカーは、離型性シート層
（Ａ）、感圧性粘着剤層（Ｂ）及び必要に応じてベース
シート層（ｉ）を有するシートの（Ｂ）又は（ｉ）の表
面に着色印刷層（Ｃ）及び必要に応じてクリヤー層（ｉ
ｉ）を形成し、次いでアプリケーションフィルム層
（Ｄ）を貼付てステッカーを製造する方法において、該
離型性シート層（Ａ）に予め、もしくは該ステッカーを
製造した後、離型性シート（Ａ）が２分割されるように
切り込みを入れ、そして分割された一方の離型性シート
層（Ａ１）は、ステッカーを基材に貼付する際に離型性
シート層（Ａ１）を感圧性粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）か
ら剥離し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）と反対の方
向に折り曲げることにより容易に位置決めができ、且つ
該折り曲げ箇所に折り曲げが容易になるように処理する
ことにより製造できる。
（Ａ）、感圧性粘着剤層（Ｂ）及び必要に応じてベース
シート層（ｉ）を有するシートの（Ｂ）又は（ｉ）の表
面に着色印刷層（Ｃ）及び必要に応じてクリヤー層（ｉ
ｉ）を形成し、次いでアプリケーションフィルム層
（Ｄ）を貼付てステッカーを製造する方法において、該
離型性シート層（Ａ）に予め、もしくは該ステッカーを
製造した後、離型性シート（Ａ）が２分割されるように
切り込みを入れ、そして分割された一方の離型性シート
層（Ａ１）は、ステッカーを基材に貼付する際に離型性
シート層（Ａ１）を感圧性粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）か
ら剥離し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）と反対の方
向に折り曲げることにより容易に位置決めができ、且つ
該折り曲げ箇所に折り曲げが容易になるように処理する
ことにより製造できる。
【００１８】本発明のステッカーは、次の方法によって
被着物に貼付することができる。
被着物に貼付することができる。
【００１９】本発明のステッカーは、ステッカーの着色
印刷層が目的とする被着物の決められた位置に貼付でき
る方法である。
印刷層が目的とする被着物の決められた位置に貼付でき
る方法である。
【００２０】まず、予めステッカーが貼付される被着物
の近辺に目印となる支点を決めておく。このような支点
は、被着物の種類や形によって異なるが、例えば、エッ
ジ部、ビス、突起物、マークなど目印になるものであれ
ば何でも構わない。
の近辺に目印となる支点を決めておく。このような支点
は、被着物の種類や形によって異なるが、例えば、エッ
ジ部、ビス、突起物、マークなど目印になるものであれ
ば何でも構わない。
【００２１】また、ステッカーから剥離され折り曲げ部
から折り曲げられた離型性シート層（Ａ１）は、その先
端が上記目印となる支点に合わせたところが、ステッカ
ーを貼付る箇所になるように（Ａ１）の長さを予め設定
しておくことが好ましい。
から折り曲げられた離型性シート層（Ａ１）は、その先
端が上記目印となる支点に合わせたところが、ステッカ
ーを貼付る箇所になるように（Ａ１）の長さを予め設定
しておくことが好ましい。
【００２２】次いで、離型性シート層（Ａ１）を折り曲
げ、折り曲げられた離型性シートの先端を支点に合わせ
た後、離型性シート層の剥離により出現した感圧性粘着
剤層（Ｂ）、（Ｄ１）を被着物に圧着し、次いで残りの
離型性シート層（Ａ）を剥離し、更にアプリケーション
フィルム層（Ｄ）の表面から圧着し被着物に着色印刷層
（Ｃ）を貼付した後、アプリケーションフィルム層
（Ｄ）を着色印刷層（Ｃ）又は（ｉｉ）から剥離するこ
とにより実施することができる。
げ、折り曲げられた離型性シートの先端を支点に合わせ
た後、離型性シート層の剥離により出現した感圧性粘着
剤層（Ｂ）、（Ｄ１）を被着物に圧着し、次いで残りの
離型性シート層（Ａ）を剥離し、更にアプリケーション
フィルム層（Ｄ）の表面から圧着し被着物に着色印刷層
（Ｃ）を貼付した後、アプリケーションフィルム層
（Ｄ）を着色印刷層（Ｃ）又は（ｉｉ）から剥離するこ
とにより実施することができる。
【００２３】
【実施例】次に、実施例を掲げて本発明を詳細に説明す
る。
る。
【００２４】実施例１ 図１に示すステッカーを、次のようにして製造した。
【００２５】白色ベースシート層（ｉ）／感圧性粘着剤
層（Ｂ）／離型性シート層（Ａ）を順次積層してなるフ
ィルム（ＦＤー１３００、大日本インキ（株）社製、商
品名、大きさ幅５０ｍｍ、横２５０ｍｍ）の表面（白色
ベースシート層（ｉ）の面）にＶＫ９１１黒（帝国イン
キ（株）社製、商品名、有機溶剤型インキ）をＦＡＮの
文字（縦２２ｍｍ、横１７０ｍｍ）になるようにスクリ
ーン印刷し、乾燥後、文字の周辺を０．５ｍｍ大きくキ
スカット（白色ベースシート層（ｉ）のみをカット）し
て、離型性シート層（Ａ）、感圧性粘着剤層（Ｂ）、白
色ベースシート層（ｉ）及び着色印刷層（Ｃ）を順次積
層してなる印刷シートを得た。
層（Ｂ）／離型性シート層（Ａ）を順次積層してなるフ
ィルム（ＦＤー１３００、大日本インキ（株）社製、商
品名、大きさ幅５０ｍｍ、横２５０ｍｍ）の表面（白色
ベースシート層（ｉ）の面）にＶＫ９１１黒（帝国イン
キ（株）社製、商品名、有機溶剤型インキ）をＦＡＮの
文字（縦２２ｍｍ、横１７０ｍｍ）になるようにスクリ
ーン印刷し、乾燥後、文字の周辺を０．５ｍｍ大きくキ
スカット（白色ベースシート層（ｉ）のみをカット）し
て、離型性シート層（Ａ）、感圧性粘着剤層（Ｂ）、白
色ベースシート層（ｉ）及び着色印刷層（Ｃ）を順次積
層してなる印刷シートを得た。
【００２６】次いで、得られた印刷シートの離型性シー
ト層（Ａ）の裏面から左端１０ｍｍの箇所に図２のよう
にキスカット（α）（離型性シート層（Ａ）のみをカッ
ト）し、そして左端から１５０ｍｍの箇所に図２のよう
にミシン目（β）を入れた。
ト層（Ａ）の裏面から左端１０ｍｍの箇所に図２のよう
にキスカット（α）（離型性シート層（Ａ）のみをカッ
ト）し、そして左端から１５０ｍｍの箇所に図２のよう
にミシン目（β）を入れた。
【００２７】次いで、文字部分以外の白色ベースシート
層を除去（かす取り）した。
層を除去（かす取り）した。
【００２８】更に、着色印刷層（Ｃ）の表面からアプリ
ケーションフィルム層（Ｄ）（ＦＡー５６０、大日本イ
ンキ（株）社製、商品名）の感圧性粘着剤層（Ｄ１）面
が着色印刷層（Ｃ）面に面接するように該アプリケーシ
ョンフィルム層（Ｄ）を圧着して、離型性シート層
（Ａ）、感圧性粘着剤層（Ｂ）、白色ベースシート層
（ｉ）、着色印刷層（Ｃ）、アプリケーションフィルム
層（Ｄ）を順次積層してなるステッカーを製造した。次
いで、このものを縦３２ｍｍ、横１８２ｍｍになるよう
にダイカットして実施例１のステッカーを得た。
ケーションフィルム層（Ｄ）（ＦＡー５６０、大日本イ
ンキ（株）社製、商品名）の感圧性粘着剤層（Ｄ１）面
が着色印刷層（Ｃ）面に面接するように該アプリケーシ
ョンフィルム層（Ｄ）を圧着して、離型性シート層
（Ａ）、感圧性粘着剤層（Ｂ）、白色ベースシート層
（ｉ）、着色印刷層（Ｃ）、アプリケーションフィルム
層（Ｄ）を順次積層してなるステッカーを製造した。次
いで、このものを縦３２ｍｍ、横１８２ｍｍになるよう
にダイカットして実施例１のステッカーを得た。
【００２９】得られた実施例１のステッカーを使用し
て、自動車塗膜外板部に次の方法で貼付を行った。
て、自動車塗膜外板部に次の方法で貼付を行った。
【００３０】ステッカーのキスカットの右部分の離型性
シート層（Ａ１）を剥がし、ミシン目（β）の箇所で折
り曲げて、その先端部分を位置決めとする支点（例え
ば、ドアーの端部）に合わせた。次いで、この離型性シ
ート層（Ａ１）を剥離することにより出現した感圧性粘
着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）を被着物に圧着し、次いで残り
の離型性シート層（Ａ）を剥離し、圧着後、アプリケー
ションフィルム層（Ｄ）を剥離して目的とする貼付物を
得た。該貼付物は所定の箇所に貼付られ外観も良好であ
った。
シート層（Ａ１）を剥がし、ミシン目（β）の箇所で折
り曲げて、その先端部分を位置決めとする支点（例え
ば、ドアーの端部）に合わせた。次いで、この離型性シ
ート層（Ａ１）を剥離することにより出現した感圧性粘
着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）を被着物に圧着し、次いで残り
の離型性シート層（Ａ）を剥離し、圧着後、アプリケー
ションフィルム層（Ｄ）を剥離して目的とする貼付物を
得た。該貼付物は所定の箇所に貼付られ外観も良好であ
った。
【００３１】
【発明の効果】本発明のステッカーは、従来のものと比
較して、位置決めに必要な部分（ａ）を持たないので生
産コストが低減でき、しかもステッカーも容易に製造す
ることができ、貼付も容易であるといった顕著な効果を
持つものである。
較して、位置決めに必要な部分（ａ）を持たないので生
産コストが低減でき、しかもステッカーも容易に製造す
ることができ、貼付も容易であるといった顕著な効果を
持つものである。
【図１】本発明の一実施例を示すステッカーの表面から
見た概略図。
見た概略図。
【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿って切断し、矢印方向から
見た断面図。
見た断面図。
【図３】図２の点線部分の拡大図。
【図４】図２のＡ１部分を剥離した断面図。
【図Ａ】従来から公知のステッカーの表面から見た概略
図。
図。
【図Ｂ】Ｘ−Ｘ線に沿って切断し、矢印方向から見た断
面図。
面図。
Ａ 離型性シート層 Ａ１ 分割された離型性シート層 Ｂ 感圧性粘着剤層 Ｃ 着色印刷層 Ｄ アプリケーションフィルム層 Ｄ１ 感圧性粘着剤層 Ｄ２ ベースフィルム層 ｉ ベースシート層 (a) ステッカーの位置合わせ部分 (b) 印刷部分 (c) 離型性シート層 (d) 印刷層 (d1) 感圧性粘着剤層 (e) アプリケーションフィルム (e1) 感圧性粘着剤層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１０年７月１７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すステッカーの表面から
見た概略図。
見た概略図。
【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿って切断し、矢印方向から
見た断面図。
見た断面図。
【図３】図２の点線部分の拡大図。
【図４】図２のＡ１部分を剥離した断面図。
【図５】従来から公知のステッカーの表面から見た概略
図。
図。
【図６】Ｘ−Ｘ線に沿って切断し、矢印方向から見た断
面図。
面図。
【符号の説明】 Ａ 離型性シート層 Ａ１ 分割された離型性シート層 Ｂ 感圧性粘着剤層 Ｃ 着色印刷層 Ｄ アプリケーションフィルム層 Ｄ１ 感圧性粘着剤層 Ｄ２ ベースフィルム層 ｉ ベースシート層 (a) ステッカーの位置合わせ部分 (b) 印刷部分 (c) 離型性シート層 (d) 印刷層 (d1) 感圧性粘着剤層 (e) アプリケーションフィルム (e1) 感圧性粘着剤層
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図３】
【図４】
【図２】
【図５】
【図６】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 駒治 東京都大田区南六郷３丁目12番１号 関西 ペイント株式会社内 (72)発明者 富山 猛 東京都大田区南六郷３丁目12番１号 関西 ペイント株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】離型性シート層（Ａ）、感圧性粘着剤層
（Ｂ）、必要に応じてベースシート層（ｉ）、着色印刷
層（Ｃ）、必要に応じてクリヤー層（ｉｉ）及びアプリ
ケーションフィルム層（Ｄ）（感圧性粘着剤層（Ｄ１）
／ベースフィルム層（Ｄ２））を順次積層してなるステ
ッカーであって、離型性シート（Ａ）が２分割されるよ
うに切り込みが入れられており、そして分割された一方
の離型性シート層（Ａ１）は、ステッカーを基材に貼付
する際に離型性シート層（Ａ１）を感圧性粘着剤層
（Ｂ）、（Ｄ１）から剥離し、感圧性粘着剤層（Ｂ）、
（Ｄ１）と反対の方向に折り曲げることにより容易に位
置決めができ、且つ該折り曲げ箇所に折り曲げが容易に
なるように処理が施されていることを特徴とするステッ
カー。 - 【請求項２】離型性シート層（Ａ）、感圧性粘着剤層
（Ｂ）及び必要に応じてベースシート層（ｉ）を有する
シートの（Ｂ）又は（ｉ）の表面に着色印刷層（Ｃ）及
び必要に応じてクリヤー層（ｉｉ）を形成し、次いでア
プリケーションフィルム層（Ｄ）を貼付てステッカーを
製造する方法であって、該離型性シート層（Ａ）に予
め、もしくは該ステッカーを製造した後、離型性シート
（Ａ）が２分割されるように切り込みを入れ、そして分
割された一方の離型性シート層（Ａ１）は、ステッカー
を基材に貼付する際に離型性シート層（Ａ１）を感圧性
粘着剤層（Ｂ）、（Ｄ１）から剥離し、感圧性粘着剤層
（Ｂ）、（Ｄ１）と反対の方向に折り曲げることにより
容易に位置決めができ、且つ該折り曲げ箇所に折り曲げ
が容易になるように処理されていることを特徴とするス
テッカーの製造方法。 - 【請求項３】ステッカーの着色印刷層が目的とする被着
物の決められた位置に貼付できる上記した構成を有する
ステッカーを用いた貼付方法であって、該ステッカーが
貼付される被着物の近辺に予め目印となる支点を決め、
そして離型性シート層（Ａ１）は折り曲げられた部分の
離型性シート層の長さが、ステッカーを貼付する支点か
らの距離となるように予め調整しておき、そしてステッ
カーから剥離された離型性シート層（Ａ１）を折り曲
げ、折り曲げられた離型性シートの先端を支点に合わせ
た後、離型性シート層の剥離により出現した感圧性粘着
剤層（Ｂ）、（Ｄ１）を被着物に圧着し、次いで残りの
離型性シート層（Ａ）を剥離し、更にアプリケーション
フィルム層（Ｄ）の表面から圧着し被着物に着色印刷層
（Ｃ）を貼付した後、アプリケーションフィルム層
（Ｄ）を着色印刷層（Ｃ）から剥離することを特徴とす
るステッカーの貼付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3683498A JPH11231784A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | ステッカー、ステッカーの製造方法及びステッカーの貼付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3683498A JPH11231784A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | ステッカー、ステッカーの製造方法及びステッカーの貼付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11231784A true JPH11231784A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12480785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3683498A Pending JPH11231784A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | ステッカー、ステッカーの製造方法及びステッカーの貼付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11231784A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100382371B1 (ko) * | 2001-02-22 | 2003-05-09 | (주)써니스코파 | 문신용 스티커시트 |
| JP2009040836A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Honda Motor Co Ltd | 貼り付けテープ |
| US20210260861A1 (en) * | 2020-02-25 | 2021-08-26 | CFA Trading Limited | Replacing Keyboard Characters |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP3683498A patent/JPH11231784A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100382371B1 (ko) * | 2001-02-22 | 2003-05-09 | (주)써니스코파 | 문신용 스티커시트 |
| JP2009040836A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Honda Motor Co Ltd | 貼り付けテープ |
| US20210260861A1 (en) * | 2020-02-25 | 2021-08-26 | CFA Trading Limited | Replacing Keyboard Characters |
| US20230112915A1 (en) * | 2020-02-25 | 2023-04-13 | Global Resale Llc | Replacing Keyboard Characters |
| US11872791B2 (en) * | 2020-02-25 | 2024-01-16 | Global Resale Llc | Replacing keyboard characters |
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