JP2812354B2 - エッチングホイルシート及びその製造方法 - Google Patents

エッチングホイルシート及びその製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸着ホイルシート及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パチンコ機、スロットマシーン
等のゲーム機械にはその表面を飾るディスプレイ板が使
用されている。このディスプレイ板は、合成樹脂製の基
材シートの上にいろいろな図形、模様、文字等を印刷し
たものを透明板に貼着してなるものであり、ゲームの興
味を高めるために競技者の目を引きつける種々の加飾が
なされている。このディスプレイ板の装飾には、華やか
な感じを与える金色、銀色等種々の色見のメタリックカ
ラーが良く用いられている。
【0003】従来、この種のメタリックカラーを実現す
るには、金属蒸着シート、熱転写箔等を使用するのが一
般的である。金属蒸着シートは、合成樹脂製の基材シー
トの上にアルミニウム等の金属を真空蒸着してなるもの
であり、予め片面に粘着層が設けられたタックシートと
なって市場に供せられる場合もある。このタックシート
は主としてステッカー、ラベル、シール等の分野で利用
されている。熱転写箔は、ホットスタンプとも称せら
れ、接着層を有する金属箔をアクリル板等の板に熱圧着
されて使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に基材
上の蒸着膜や金属箔を複雑な形状に加工するには、エッ
チング加工が便利である。特に、上述したようなゲーム
機械のディスプレイには複雑な文字や模様が多く、この
ようなものにメタリックカラーを実現する場合に模様等
のエッチング加工が望まれる。しかしながら、上述した
従来の金属蒸着シートにおいては、銀色以外のメタリッ
クカラーは、合成樹脂製の基材シートに予め透明の着色
層が形成されていて(例えば、金色については基材シー
トを予め黄色に着色している)、エッチング加工で蒸着
膜を除去すると、後に基材シートの着色の色が露出する
こととなり、その後の加飾に著しい弊害をもたらしてし
まう。また、予め片面に粘着層を有するタックシートで
は、その粘着層があるのでエッチング加工はできない。
従って、複雑な模様等の作成には自ずと限界があった。
【0005】一方、熱転写箔においては、大きさ、形
状、材質、寸法精度に制約があるので、デザイン的に問
題があり、またその蒸着層の耐溶剤性が悪いので、後の
印刷が困難であった。さらに、対象の面積が広い場合に
は、飛び、抜け(ピンホール)が発生し易いという欠点
もあった。また、熱圧着のための接着層があるため、上
記タックシートと同様に、エッチング加工はできなかっ
た。本発明は上述に鑑みて成されたものであり、エッチ
ングにより容易に複雑な図形等を加工でき、その上に加
飾印刷をすることができるホイルシート及びその製造方
法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明に係るエッチングホイルシートは、ゲーム機械のデ
ィスプレイ板の装飾に用いられるメタリックカラーの色
見を有する加飾ホイルシートを形成するためのエッチン
グホイルシートにおいて、合成樹脂製の可撓性のある透
明な基材シート上に透明な着色層が形成され、その上に
金属蒸着層が形成され、その上に前記蒸着層の保護層が
形成されると共に、前記着色層、前記蒸着層及び前記保
護層はアルカリ可溶性を有する。この場合、保護層が透
明であってもよい。本発明に係る更なるエッチングホイ
ルシートは、合成樹脂製の可撓性のある基材シート上に
金属蒸着層が形成され、その上に前記蒸着層の保護層を
兼ねた透明な着色層が形成されると共に、前記蒸着層及
び前記着色層はアルカリ可溶性を有する。また、本発明
による加飾ホイルシートは、上記のエッチングホイルシ
ートに対して、アルカリエッチングによって必要な部分
を残して前記着色層、前記蒸着層及び前記保護層、ある
いは、前記着色層及び蒸着層を除去し、その上に加飾印
刷を施したものである。
【0007】上述の目的を達成する本発明に係るエッチ
ングホイルシートの製造方法は、ゲーム機械のディスプ
レイ板の装飾に用いられるメタリックカラーの色見を有
する加飾ホイルシート用のエッチングホイルシートの製
造方法において、合成樹脂製の可撓性のある透明な基材
シート上に透明なアルカリ可溶性の着色層を形成し、そ
の上にアルミニウムの真空蒸着によって金属蒸着層を形
成し、その上に前記蒸着層を保護するアルカリ可溶性の
保護層を形成する。また、別の製造方法は、合成樹脂製
の可撓性ある基材シートの上にアルミニウムの真空蒸着
によって金属蒸着層を形成し、その上に前記蒸着層を保
護する保護層を兼ねたアルカリ可溶性の着色層を形成す
る方法である。さらに、本発明による加飾ホイルシート
の製造方法は、上記のエッチングホイルシートに対し
て、アルカリエッチングによって必要な部分を残して前
記着色層、前記蒸着層及び前記保護層、あるいは、前記
着色層及び蒸着層を除去し、その上に加飾印刷を施す方
法である。
【0008】さらに、本発明のエッチングホイルの製造
方法は、合成樹脂製の可繞性のある基材シート上にアル
ミニウムの真空蒸着によって金属蒸着層を形成し、その
上に前記蒸着層を保護する保護層を兼ねたアルカリ可溶
性の着色層を形成することを特徴とする。また、本発明
は合成樹脂製の可繞性のある基材シート上にアルミニウ
ムの真空蒸着によって金属蒸着層を形成し、その上に前
記蒸着層を保護する保護層を兼ねたアルカリ可溶性の着
色層を形成し、その後アルカリエッチングによって必要
な部分を残して前記蒸着層、前記着色層を除去し、その
上に加飾印刷を施すことを特徴とする加飾ホイルシート
の製造方法も提供している。また別の本発明のエッチン
グホイルは、合成樹脂製の可繞性のある基材シート上に
金色の色見を有する金属の蒸着層が形成されると共に、
前記基材シートの前記蒸着層がある側と反対の面に粘着
層が形成され、その上に離型シートが張られたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】着色層、蒸着層や保護層にアルカリ可溶性のも
のを用いることで、蒸着層のアルカリエッチングによっ
て蒸着層と重なる部分が同時に除去され、エッチングで
除去された以外の箇所は無色透明なシートとなる。その
後その上から加飾印刷することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例にかかるホイルシ
ートの模式的断面図である。図1において、1は離型シ
ート、2は粘着層、3は基材シート、4は着色層、5は
金属蒸着層、6は保護層である。基材シート3は合成樹
脂製の可繞性のある無色透明なシートであり、好適には
強度、耐熱性、耐薬品性、耐湿性、寸法安定性に優れる
PETフィルム(ポリエチレンテレフタレート)が用い
られ、その他例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネイト、ト
リアセテート、ポリイミド等のプラスチックフィルムが
目的に合わせて使用できる。
【0011】この基材シート3の面には、印刷適性を良
好にするために易接着処理を施しておく。特に、PET
フィルムは上述のように基材シートとして優れた性質を
発揮する反面、印刷適性があまり良くない。そこで、印
刷される可能性のある表面を接着性の高い透明な合成樹
脂でオーバーコートする易接着処理を施すことで、オフ
セット印刷、シルク印刷、グラビア印刷等の印刷密着性
(接着力)を向上させることが可能である。着色層4
は、適宜所要の透明カラーを基材シート3上にグラビア
印刷することで形成される。ここで、後述する金属蒸着
層5との関係で、例えば着色層4を黄色にすれば金色の
メタリックカラーが得られ、他のメタリックカラーにす
る場合にはその色に応じた着色が行われる。また、単な
る銀色(シルバー)を目的とする場合には、この着色層
4は省略され、あるいは無色透明とされる。
【0012】この着色層4の透明着色インキはアルカリ
エッチングにて除去できるようにアルカリ可溶性のもの
を用いる。着色層4の上にはアルミニウムの金属蒸着層
5が形成され、さらに蒸着層5の上には蒸着層5の酸化
防止のための保護層6が設けられる。保護層6は、実質
的に着色層4と同じであり、それと同タイプの塗料が使
用でき、上述の着色層4と同様に、アルカリエッチング
にて除去できるようにアルカリ可溶性のものを用いる。
ここで、この保護層6を着色層4と同色で透明のものを
使用すると、両面同じように使えるシートとなる。尚、
着色層4を省略あるいは無色透明とした場合には、保護
層6を無色透明とすることで両面使用のものができる。
一方、基材シート3の反対面には、透明度の高い粘着層
2が設けられ、その上に離型シート1が設けられる。粘
着層2には、シートの使用目的に合わせて、ウレタン系
樹脂、塩ビ系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂等
が使用される。ここで、ウレタン系樹脂の粘着層は、再
剥離も可能である。
【0013】上述の各部の厚みは、一例として、離型シ
ート1が10〜15μm、粘着層2が15〜25μm、
基材シート3が75μm、着色層4が1〜2μm、金属
蒸着層5が0.045〜0.05μm、保護層6が1〜
3μmである。ここで、上述の説明からも明らかなよう
に、このシートでは、蒸着層5に対して着色層4がある
側が表面、その反対側が裏面と考えており、基材シート
3に対して粘着層2のある側が表面側となる。尚、シー
トの用途によっては、これら粘着層2、離型シート1は
省略され、エッチング可能なホイルシートとして供する
ようにしてもよい。このようなホイルシートの製造にお
いては、金色、その他カラーメタリックにする場合に
は、先ず、基材シート3の透明な易接着処理した面にそ
れぞれ所要の透明カラーインキによって例えばグラビア
印刷することでアルカリ可溶性の着色層4を形成する。
次に、その上にアルミニウムの真空蒸着を行い、金属蒸
着層5を形成する。尚、前述のように着色層4を省略あ
るいは無色透明とした場合には、シートはシルバーの鏡
面状となる。
【0014】次に、蒸着層5の上にアルカリ可溶性の保
護層6を形成し、次に粘着層2を目的に応じて塗布して
形成し、離型シート1を張って完成する。尚、この粘着
層2の形成は、反対面の着色層4、蒸着層5、保護層6
等の形成より先行させもよい。上述の各工程はロール捲
きされた帯状シートを用い、連続して処理することがで
き、例えば1本のロールは約1000mm幅×100〜
200m長である。このホイルシートでは、金属蒸着層
5を公害問題の少ないアルカリエッチングによって除去
することが可能である。アルカリエッチングは、先ずエ
ッチングで残す部分をレジスト印刷してマスキングし、
5%前後の可性ソーダ溶液でエッチングをし、その後酸
で中和し、水洗、乾燥させることにより行われる。
【0015】ここで、着色層4、保護層6はアルカリ可
溶性のものを用いているので、所要のマスキングを施し
た蒸着層5のアルカリエッチングによってそれと重なる
部分が同時に除去され、エッチングで除去された以外の
箇所は無色透明なシートとなる。適宜な図形、模様、文
字等の必要な部分を残して蒸着層4をエッチングで除去
し、その後その上からスクリーン印刷、オフセット印
刷、パット印刷等で加飾印刷することが可能である。こ
の場合、基材シート3の表面には易接着処理が施してあ
るので、エッチング後の印刷適性も非常に良い。このよ
うなエッチング、加飾後、このホイルシートは粘着層2
を利用して、ガラス板あるいはアクリル板、塩ビ板等の
プラスチック板等の透明板に対して裏面から水張り、ま
たは、ローラ張りが行なわれ、一枚のディスプレイ板が
完成する。上述とは逆に、このホイルシートでは、予め
透明板に裏面よりラミネートしてから、エッチング及び
その後の加飾を行うことも可能である。
【0016】また、上述の着色層4の形成に際し、着色
層4を多色または地紋のようなデザインの工夫で、1回
のエッチングで2色以上のデザイン効果も出せる。さら
に、このホイルシートでは、エッチング工程や加飾印刷
工程と、貼り合わせる相手材料加工とが、並行して進行
することが可能である。尚、このホイルシートを粘着層
2を用いて透明板に貼着する上述のディスプレイ板の説
明は、透明板側が表面、つまりホイルシートの粘着層2
のある側が表面側となるようにされている例であるが、
ホイルシートの表裏は必ずしもこれに限られるものでは
なく、上述の両面使用の場合も含め、用途に応じて適宜
決定されるものである。図2は本発明の他の実施例にか
かるホイルシートの模式的断面図である。図1と同様
に、図2においても、1は離型シート、2は粘着層、3
は基材シート、4は着色層、5は金属蒸着層を表してい
る。
【0017】本実施例は、基材シート3の易接着処理を
施した表面上にアルミニウムの金属蒸着層5を形成し、
その上に酸化防止のための保護層を兼ねた着色層4を形
成したものである。着色層4は前述の図1の実施例と同
様にアルカリ可溶性の透明着色インキであり、離型シー
ト1、粘着層2の構成も前述の実施例と同様である。一
例として、基材シート3は無色透明、着色層4は黄色透
明であり、そのように色を選択することで金属蒸着層5
を着色層4側からみたときは金色、粘着層2側からみた
ときは銀色のメタリックカラーとすることができ、金銀
両面使用も可能である。尚、ここで着色層4は実質的に
保護層でもあり、これを無色透明とした場合には両面銀
色となる。このようなホイルシートでは、図1のホイル
シートと同様に、アルカリエッチングによって蒸着層5
と共に着色層4が除去され、除去された部分は無色透明
なシートとなる。その後、必要な加飾印刷がなされる。
【0018】この例では、通常の用途においては、基材
シート3に対して着色層4のある側が表面側、粘着層2
のある側が裏面側となり、化粧板の表面に粘着層2を用
いて貼着されて使用される。尚、シートの用途によって
は、このホイルシートにおいても前述の場合同様に粘着
層2、離型シート1は省略され、エッチング可能なホイ
ルシートとして供するようにしてもよい。また、蒸着層
5を両側から見えるようにした両面使用の場合を除い
て、基材シートは透明である必要はない。図3は本発明
の別の実施例にかかるホイルシートの模式的断面図であ
る。この実施例は、特に安定した伝導性、あるいは耐久
性や耐候性が要求される場合に、応えるものであり、
銅、黄銅、又はこれに類する合金をスパッタリングター
ゲット、エレクトロビーム等によって、基材シート3の
表面に蒸着して蒸着層5を形成し、基材シート3の反対
側に粘着層2、離型シート1を設けたものである。
【0019】このホイルシートでは、銅、黄銅等を適当
に配合することで蒸着層5に黄金色を出すこととがで
き、且つその蒸着層5は酸、酸化第二鉄のようなエッチ
ングによって所望の形状に除去できる。而して、必要に
応じて加飾印刷を施し、その粘着層2を利用して化粧板
等の表面に貼着されて使用される。尚、蒸着金属は上述
の例に限られず、また必要に応じて蒸着層5の上に着色
層(保護層)を形成することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のエッチングホイルシートでは、着色層、保
護層にアルカリ可溶性のものを用い、蒸着層のアルカリ
エッチングにより着色層、保護層も同時に除去されるよ
うにしたので、エッチングで除去された以外の箇所は無
色透明なシートとなる。従って、その後その上から自由
に加飾印刷することが可能となる。特に、着色層を黄色
にすることで金色のメタルカラーを得ることができ、こ
れをエッチング加工することにより容易に複雑な模様等
を形成することができる。このようなホイルシートは、
パチンコ機の板面への加飾や、スロットマシーン用ディ
スプレーへの加飾、又その他一般のゲーム機械のディス
プレイへの加飾に対して、好適に使用することができ
る。また、本発明のホイルシートは、エレクトロニクス
分野、屋外用看板等に対してもの応用が可能である。
【0021】本発明のエッチングできるホイルシート
は、対照される従来の金属蒸着シート、熱転写箔等に比
べて、形状、大きさ等の寸法上の制約、デザイン上、面
積あるいはラインの太さ等の制約が無く、またピンホー
ル箔粉の弊害も発生しない。さらに、熱転写箔はガラス
板に対してしは使用できないが、本発明のホイルシート
であれば、ガラス板を含め貼着対象の板には制限は無
い。本発明のホイルシートでは、ホイルシートエッチン
グ、加飾等の作業と、貼着対象の相手材料加工作業と
は、独立して並行して進行することが可能であるので、
それぞれの作業が容易になると共に、店舗工事等と並行
してホイルシートの加飾作業を行うことで工期を著しく
短縮することができる。また、本発明のホイルシート
は、貼着対象板から剥すこともでき、ゲーム機械等のリ
サイクル等に際してもコスト的に有利に働く。さらに、
本発明のホイルシートは、貼着対象板に張る前は、長尺
のものをロール状にして運搬等の取扱いをすることがで
き、扱いが容易であり、また搬送のコストも低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかるホイルシートの模
式的断面図である。
【図2】 本発明の他の実施例にかかるホイルシートの
模式的断面図である。
【図3】 本発明の別の実施例にかかるホイルシートの
模式的断面図である。
【符号の説明】
1 離型シート 2 粘着層 3 基材シート 4 着色層 5 蒸着層 6 保護層

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲーム機械のディスプレイ板の装飾に用
    いられるメタリックカラーの色見を有する加飾ホイルシ
    ートを形成するためのエッチングホイルシートにおい
    て、 合成樹脂製の可撓性のある透明な基材シート上に透明な
    着色層が形成され、その上に金属蒸着層が形成され、そ
    の上に前記蒸着層の保護層が形成されると共に、前記着
    色層、前記蒸着層及び前記保護層はアルカリ可溶性を有
    することを特徴とするエッチングホイルシート。
  2. 【請求項2】 前記保護層が透明である請求項1記載の
    エッチングホイルシート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のエッチングホイル
    シートに対して、アルカリエッチングによって必要な部
    分を残して前記着色層、前記蒸着層及び前記保護層を除
    去し、その上に加飾印刷を施した加飾ホイルシート。
  4. 【請求項4】 ゲーム機械のディスプレイ板の装飾に用
    いられるメタリックカラーの色見を有する加飾ホイルシ
    ートを形成するためのエッチングホイルシートにおい
    て、 合成樹脂製の可撓性のある基材シート上に金属蒸着層が
    形成され、その上に前記蒸着層の保護層を兼ねた透明な
    着色層が形成されると共に、前記蒸着層及び前記着色層
    はアルカリ可溶性を有することを特徴とするエッチング
    ホイルシート。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のエッチングホイルシート
    に対して、アルカリエッチングによって必要な部分を残
    して前記蒸着層及び前記着色層を除去し、その上に加飾
    印刷を施した加飾ホイルシート。
  6. 【請求項6】 ゲーム機械のディスプレイ板の装飾に用
    いられるメタリックカラーの色見を有する加飾ホイルシ
    ート用のエッチングホイルシートの製造方法において、 合成樹脂製の可撓性のある透明な基材シート上に透明な
    アルカリ可溶性の着色層を形成し、その上にアルミニウ
    ムの真空蒸着によって金属蒸着層を形成し、その上に前
    記蒸着層を保護するアルカリ可溶性の保護層を形成する
    ことを特徴とするエッチングホイルシートの製造方法。
  7. 【請求項7】 ゲーム機械のディスプレイ板の装飾に用
    いられるメタリックカラーの色見を有する加飾ホイルシ
    ートの製造方法において、 合成樹脂製の可撓性のある透明な基材シート上に透明な
    アルカリ可溶性の着色層を形成し、その上にアルミニウ
    ムの真空蒸着によって金属蒸着層を形成し、その上に前
    記蒸着層を保護するアルカリ可溶性の保護層を形成し、
    その後アルカリエッチングによって必要な部分を残して
    前記着色層、前記蒸着層、前記保護層を除去し、その上
    に加飾印刷を施すことを特徴とする加飾ホイルシートの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 ゲーム機械のディスプレイ板の装飾に用
    いられるメタリックカラーの色見を有する加飾ホイルシ
    ート用のエッチングホイルシートの製造方法において、 合成樹脂製の可撓性のある基材シートの上にアルミニウ
    ムの真空蒸着によって金属蒸着層を形成し、その上に前
    記蒸着層を保護する保護層を兼ねたアルカリ可溶性の着
    色層を形成することを特徴とするエッチングホイルシー
    トの製造方法。
  9. 【請求項9】 ゲーム機械のディスプレイ板の装飾に用
    いられるメタリックカラーの色見を有する加飾ホイルシ
    ートの製造方法において、 合成樹脂製の可撓性のある基材シートの上にアルミニウ
    ムの真空蒸着によって金属蒸着層を形成し、その上に前
    記蒸着層を保護する保護層を兼ねたアルカリ可溶性の着
    色層を形成し、その後アルカリエッチングによって必要
    な部分を残して前記蒸着層、前記着色層を除去し、その
    上に加飾印刷を施すことを特徴とする加飾ホイルシート
    の製造方法。
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