JP2868348B2 - 部分ホログラム転写シートとその製造方法 - Google Patents
部分ホログラム転写シートとその製造方法Info
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Description
ス、金属その他種々の素材よりなる物品表面に装飾性の
高いホログラム画像を現出する部分ホログラム転写シー
トとその製造方法に関する。
ログラムを形成したい部分にホログラム情報の凹凸を型
押しにより設けた基材フィルム上に、剥離層を形成し、
その上にアンカー層を形成し、さらにその上に金属蒸着
層を全面に形成し、その上に接着層を形成したものがあ
る。
ログラム転写シートは、金属蒸着層が全面に設けられた
ものなので、ホログラム部分と金属色部分の2種類の絵
柄、模様しか形成できず、装飾性に劣ったものであっ
た。
は、ホログラム情報の凹凸と金属蒸着層の間に剥離層や
アンカー層が介在するので金属蒸着層での反射光が弱く
なる。その結果ホログラム情報の凹凸のコントラストが
不鮮明となりホログラム画像をはっきり現出することが
困難であった。
基材フィルム上に、剥離層、アンカー層、金属蒸着層、
接着層が順次積層された部分ホログラム転写シートにお
いて、アンカー層がホログラム情報の凹凸部と平坦部を
有し、アンカー層の凹凸部と金属蒸着層とが接してなる
ホログラム画像部のまわりに、アンカー層の平坦部と接
着層とが接してなる透明保護部が形成されているように
した。
トは、剥離層とアンカー層との間に柄インキ層を有する
ようにしてもよい。
造方法は、基材フィルム上に、剥離層・アンカー層を順
次形成し、その上に金属蒸着層を形成し、その上にホロ
グラム情報の凹凸を形成した後、金属蒸着層をパターン
化し、その上に接着層を形成するようにした。
トの製造方法は、基材フィルム上に、剥離層・アンカー
層を順次形成し、その上にパターン化された金属蒸着層
を形成した後、ホログラム情報の凹凸を形成し、その上
に接着層を形成するようにした。
トの製造方法は、基材フィルム上に、剥離層・アンカー
層を順次形成し、その上にホログラム情報の凹凸を形成
した後、パターン化された金属蒸着層を形成し、その上
に接着層を形成するようにした。
トの製造方法は、剥離層とアンカー層との間に柄インキ
層を形成するようにしてもよい。
とその製造方法を図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明の部分ホログラム転写シートは、基材フィルム
1上に、剥離層2、柄インキ層3、アンカー層4、金属
蒸着層5、接着層6が順次積層されており、金属蒸着層
5がホログラム情報の凹凸10を有し部分的に形成され
ているものである(図1参照)。
剥離されるものである。基材フィルム1としては、耐熱
性を有するポリエチレンテレフタレートやポリプロピレ
ンなどのプラスチックフィルム、あるいはこれらのフィ
ルムと紙、アルミニウムなどとのラミネートフィルムな
どを用いる。基材フィルム1はフィルム自体が離型性を
有していてもよいし、また基材フィルム1の剥離層2が
形成される側の表面にシリコンコーティングなどの離型
処理が施されていてもよい。
与するために、基材フィルム1と柄インキ層3との間、
あるいは基材フィルム1とアンカー層4との間に形成さ
れ、転写後、柄インキ層3側に残るものである。剥離層
2は、アクリルビニル樹脂系のインキで設けるとよい。
グラム以外の絵柄を持たせる層である。柄インキ層3
は、着色顔料や染料など通常の着色に用いらる材料を用
いるとよい。
と平坦部を有する。アンカー層は、金属蒸着層5の密着
性を上げるための樹脂層であり、たとえば、二液硬化性
ウレタン樹脂、メラミン系やエポキシ系などの熱硬化性
樹脂、塩化ビニル共重合体樹脂などの熱可塑性樹脂を用
いることができる。
0を有しており、アンカー層4の上に部分的に設けられ
ている。金属蒸着層5の材質としては、アルミニウム、
ニッケル、クロムなどがある。金属蒸着層5のパターン
形状は、後述するホログラム情報の凹凸と見当一致して
部分的に設けられている。
属蒸着層5と被転写体とを密着させるための層である。
接着層6は、アクリル系、ポリオレフィン系、ポリエス
テル系、塩化酢酸ビニル系樹脂からなる感熱感圧の接着
剤を用いて形成される。
トの製造方法を説明する(図2〜図7参照)。まず、基
材フィルム1上に、剥離層2を形成し、その上にアンカ
ー層4を形成し、さらにその上にホログラム情報の凹凸
10を有しかつ部分的に形成されてた金属蒸着層5を形
成し、その上に接着層6をする方法である。
タレートやポリプロピレンなどのプラスチックフィルム
などからなる基材フィルム1上に、基材フィルム1の離
型性を付与するために剥離層2をグラビア印刷法やスク
リーン印刷法などの印刷法で形成する。剥離層2の材質
としては、アクリルビニル樹脂系のインキなどがある
(図2参照)。
層3を形成する。柄インキ層3は、着色顔料や染料など
通常の着色に用いらる材料を用いて、グラビア印刷法や
スクリーン印刷法などの印刷法で形成するとよい(図3
参照)。
れた柄インキ層3上にアンカー層4を形成する。アンカ
ー層4は、二液硬化性ウレタン樹脂などを用いて、グラ
ビア印刷法やスクリーン印刷法などの印刷法で形成する
とよい(図4参照)。
報の凹凸10を有した金属蒸着層5を部分的に形成する
(図6参照)。具体的には、アンカー層4上全面に金属
蒸着層5を形成し、その上にホログラム情報の凹凸10
を形成し、その後、金属蒸着層5をパターン化する方法
がある(図5、図6参照)。あるいは、アンカー層4上
にパターン化された金属蒸着層5を形成し、その上にホ
ログラム情報の凹凸10を形成する方法でもよい。ある
いは、アンカー層4上にホログラム情報の凹凸10を先
に形成し、その後、その上にパターン化された金属蒸着
層5を形成する方法でもよい。
ッタリング法、イオンプレーティング法、真空蒸着法な
どや、金属箔を貼り付ける方法がある。金属蒸着層5の
材質としては、アルミニウム、ニッケル、クロムなどが
ある。
ホログラム情報の凹凸10を形成する方法としては、ホ
ログラム情報の凹凸10のパターンが形成されたプレス
型を金属蒸着層5に加圧密着させることにより設けると
よい。
ような方法がある。たとえば、水溶性樹脂を用いる方法
がある。つまり、アンカー層4上の金属蒸着層5の不要
な部分に水溶性樹脂層を印刷形成し、その上全面に金属
蒸着層5を形成し、その後、水洗して水溶性樹脂を溶解
除去するとともに水溶性樹脂層上の金属蒸着層5をも除
去することによって、必要な部分のみに金属蒸着層5が
パターン化して形成される方法である。ホログラム情報
の凹凸10の形成は金属蒸着層5のパターン化の前後い
ずれにおこなってもよい。
に設けられた金属蒸着層5の上の不要な部分にエッチン
グレジストを印刷形成し、その後エッチング液にてエッ
チングレジストがない部分の金属蒸着を除去することに
よって、必要な部分のみに金属蒸着層5がパターン化し
て形成される方法である。ホログラム情報の凹凸10の
形成は金属蒸着層5のパターン化の前後いずれにおこな
ってもよい。
属蒸着層5の不要な部分にマスキング層を形成し、その
上全面に金属蒸着層を形成し、その後、マスキング層を
除去することによって、必要な部分のみに金属蒸着層5
がパターン化して形成される方法である。
る金属蒸着層5上に接着層6を形成する(図7参照)。
接着層6は、アクリル系、ポリオレフィン系、ポリエス
テル系、塩化酢酸ビニル系樹脂からなる感熱感圧の接着
剤を用いて、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などに
より形成するとよい。
は、金属蒸着層が部分的に設けられており、金属蒸着層
以外の部分にホログラム部分、金属色部分の他の色、
柄、模様など多彩な図柄が現出できるので、装飾性が優
れたものとなる。
によって形成されたホログラム情報を金属蒸着層自身が
有する。このため、ホログラム情報の凹凸のコントラス
トが鮮明になり、ホログラム画像をはっきり現出するこ
とができる。また、基材フィルムにホログラム情報の凹
凸を形成しなくてよいので、ホログラム情報の種類や位
置に応じた専用の基材フィルムを用意する必要がなく、
基材フィルムが低コストで済み経済的である。また、基
材フィルムを剥離したあとのホログラム部の剥離層表面
には、基材フィルムの凹凸がうつることがないので、い
わゆる艶消しあるいはマット状のホログラム意匠とはな
らず、平滑表面のホログラム画像が得られるとともに、
鮮明なホログラム画像となる。また、この発明では、ア
ンカー層の凹凸部と金属蒸着層とが接してなるホログラ
ム画像部のまわりに、アンカー層の平坦部と接着層とが
接してなる透明保護部が形成されているので、ホログラ
ム情報の凹凸を有する金属蒸着層を、アンカー層と接着
層との強固な密着部でかこむかたちとなる。このため、
ホログラム画像部におけるアンカー層・凹凸を有する金
属蒸着層・接着層の各層間の剥離を確実に防止すること
ができる。これにより、密着性が全面均一となる。
例を示す断面図である。
法の実施例の一工程を示す断面図である。
法の実施例の一工程を示す断面図である。
法の実施例の一工程を示す断面図である。
法の実施例の一工程を示す断面図である。
法の実施例の一工程を示す断面図である。
法の実施例の一工程を示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】基材フィルム上に、剥離層、アンカー層、
金属蒸着層、接着層が順次積層された部分ホログラム転
写シートにおいて、アンカー層がホログラム情報の凹凸
部と平坦部を有し、アンカー層の凹凸部と金属蒸着層と
が接してなるホログラム画像部のまわりに、アンカー層
の平坦部と接着層とが接してなる透明保護部が形成され
ていることを特徴とする部分ホログラム転写シート。 - 【請求項2】 剥離層とアンカー層との間に柄インキ層
を有する請求項1記載の部分ホログラム転写シート。 - 【請求項3】 基材フィルム上に、剥離層・アンカー層
を順次形成し、その上に金属蒸着層を全面に形成し、そ
の上にホログラム情報の凹凸を形成した後、金属蒸着層
をパターン化し、その上に接着層を形成することを特徴
とする部分ホログラム転写シートの製造方法。 - 【請求項4】 基材フィルム上に、剥離層・アンカー層
を順次形成し、その上にパターン化された金属蒸着層を
形成した後、ホログラム情報の凹凸を形成し、その上に
接着層を形成することを特徴とする部分ホログラム転写
シートの製造方法。 - 【請求項5】 基材フィルム上に、剥離層・アンカー層
を順次形成し、その上にホログラム情報の凹凸を形成し
た後、パターン化された金属蒸着層を形成し、その上に
接着層を形成することを特徴とする部分ホログラム転写
シートの製造方法。 - 【請求項6】 剥離層とアンカー層との間に柄インキ層
を形成する請求項3〜5記載の部分ホログラム転写シー
トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3313280A JP2868348B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 部分ホログラム転写シートとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3313280A JP2868348B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 部分ホログラム転写シートとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05150703A JPH05150703A (ja) | 1993-06-18 |
JP2868348B2 true JP2868348B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=18039313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3313280A Expired - Lifetime JP2868348B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 部分ホログラム転写シートとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2868348B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (7)
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JPS5865466A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-04-19 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラムの複製方法 |
JPS60169887A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-03 | Nissha Printing Co Ltd | ホログラム画像再生用転写シ−ト及び物品表面にホログラム画像を再生する方法 |
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JPH0679195B2 (ja) * | 1985-12-04 | 1994-10-05 | 大日本印刷株式会社 | 絵柄付きホログラム転写シート |
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-
1991
- 1991-10-31 JP JP3313280A patent/JP2868348B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH05150703A (ja) | 1993-06-18 |
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