JPH0435914Y2 - - Google Patents

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JPH0435914Y2
JPH0435914Y2 JP1986169844U JP16984486U JPH0435914Y2 JP H0435914 Y2 JPH0435914 Y2 JP H0435914Y2 JP 1986169844 U JP1986169844 U JP 1986169844U JP 16984486 U JP16984486 U JP 16984486U JP H0435914 Y2 JPH0435914 Y2 JP H0435914Y2
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hologram
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resin
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ホログラム転写箔に関し、特に偽造
防止用の透明ホログラム転写箔に関するものであ
る。
<従来技術とその問題点> 従来の偽造防止用ホログラム技術では、カード
の表面にホログラム箔を加熱転写した後、シルク
印刷やホツトスタンプ方式により、文字やマーク
等をホログラムの表面に形成していた。このよう
な従来の方法によれば、以下のような欠点があ
り、能率や品質の上で問題があつた。
従来のホログラム転写箔は、一枚一枚カードの
表面にホログラム箔を加熱転写したのち、文字や
マーク等をホログラムの表面に形成するので、単
位時間当りの生産量が少なかつた。更に、ホログ
ラム自体の位置的なバラツキがあるため、その上
に正確に文字やマーク等を設けることが難しい。
また、インキやホツトスタンプ箔とホログラム材
質との適合性が十分ではなく、長時間使用したと
き、インキが消えたり、ホツトスタンプ箔が剥が
されることがあつた。更に、インキや箔の厚さ分
盛上がりができるため、引掛りができて、インキ
や箔の剥がれの原因となつていた。そのため美観
が悪くなつた。その盛上がりをなくすため加熱や
加圧プレスするとホログラムの効果が損われた。
<問題点を解決するための手段> 本考案は以上の如き現況に鑑みてなされたもの
であり、支持体フイルムと、前記支持体フイルム
の片面上に形成され剥離性、保護性をもち表面に
レリーフ型ホログラムが形成されたホログラム形
成層と、前記ホログラム形成層上に形成された印
刷層と、前記印刷層上に蒸着により形成された透
明反射層と、前記透明反射層上に形成された接着
剤層とからなるホログラム転写箔とすることで、
作業能率、作業適性、耐久性、位置精度や美観が
向上し、文字やマークの改ざんや偽造が困難で、
かつ剥がれの防止されたホログラム転写箔を提供
するものである。
<作用> 本考案の透明ホログラム転写箔においては、ホ
ログラムと文字やマークが一体になつているた
め、ホログラムの転写のみで済み、それ故作業能
率や作業適性が向上する。また、ホログラムと文
字やマークが一体になつているため、文字やマー
クが剥がれたり、消えたりすることなく、耐久性
が向上する。また、ホログラムと文字やマークの
表面が同一レベルに存在するので、文字やマーク
がホログラムから剥がれることがなく、そのため
美観もよくなつた。更に、ホログラムと文字やマ
ークが一体になつているので、文字やマークの改
ざんや偽造が困難になつた。また、文字やマーク
等をホログラムの位置に合せて加工する必要がな
くなつたので、位置精度が向上する。
また本考案のホログラムは透明ホログラムであ
るため下地が見え、例えば時計の被転写体に設け
た場合、時計の下地が見えるため、時計の高級感
を失う事がなくなる。
<実施例> 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案に係るホログラム箔の構成を示
す断面図である。このホログラム転写箔は支持体
フイルム10と、前記支持体フイルム10の片面
上に形成された剥離層12と、前記剥離層12上
に形成された保護層14と、前記保護層14上に
形成された表面にレリーフ型ホログラム18が形
成されたホログラム形成層20と、前記ホログラ
ム形成層20上に形成された印刷層16と、前記
印刷層16上に蒸着により形成された透明反射層
22と、前記透明反射層22上に形成された接着
剤層24とからなる。
支持体フイルム10としては、耐熱性を有した
ポリエステルフイルム、ポリプロピレンフイルム
やセロフアンなどの使用が可能である。支持体フ
イルムの厚みは10〜50μm程度が好ましい。これ
らの中では、ポリエステルフイルムが、耐熱性、
物理的強度や平滑性がよく、フイツシユアイが少
ないなどの理由から、最も良好な結果が得られ
る。
剥離層12は、ホログラム層26をより効果的
に被転写体に転写するために設けられたもので、
生産の効率をアツプするために不可欠なものであ
る。その材質としては、熱可塑性アクリル樹脂、
塩化ゴム系樹脂及びこの樹脂と併用しうる樹脂と
してニトロセルロース、アセチルセルロース、セ
ルロースアセテートブチレート、ポリスチレン、
塩化ビニル、塩酢ビ系樹脂等が使用できる。さら
には、メラミン樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂の単独又は混合系での使用も
可能であり、シリコーン樹脂、パラフインワツク
ス、反応型フツ素樹脂等の使用も可能である。
保護層14は、耐熱性、耐引掻き性、耐薬品
性、透明性に優れているポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、塩ビ樹脂等の熱可塑型
性樹脂や熱硬化性樹脂が使用できる。その厚さと
しては、1〜5μmが適当である。
ホログラム形成層20には、エンボス成形性が
良好で、プレスムラが生じ難く、明るい再生像が
得られ、保護層14との密着性が良好で、さらに
透明反射層22との接着性に優れた樹脂が要求さ
れる。これらの特徴を有する樹脂としては、酸価
を有したアクリル樹脂やセルロースアセテートブ
チレート樹脂、ニトロセルロース樹脂、セルロー
スアセテートプロピオネート樹脂、エチルセロー
ス樹脂、メチルセルロース樹脂等がある。テスト
の結果では、酸価を有したアクリル樹脂が最も特
性が良好であつた。このようなホログラム形成樹
脂をコートする方法として、塗料化した樹脂をロ
ールコート、プレードコート等する方法があり、
塗料化した樹脂をコートした後乾燥し、0.5〜
5.0μmの膜厚を得る。
ホログラム18をエンボス成形するには、第2
図に示すようなプレス機を使用する。このプレス
機は上部定盤30、下部定盤32と、上部定盤3
0に取付けられたレリーフ型ホログラムスタンパ
34とからなる。レリーフ型ホログラムスタンパ
34をホログラム成形樹脂層20に重ね合せ、90
〜150℃の条件にて加熱、加圧した後、冷却を行
うことにより、樹脂層20の表面にホログラム1
8を形成する。この状態は第3図に示されてい
る。
透明反射層22としては、表面の反射率が高い
金属が好ましく、具体的には酸化スズ、酸化チタ
ン、酸化インジウムないし硫化亜鉛のうちの一つ
の物質を利用することができる。透明反射層22
を作製するには、通常よく知られている真空蒸着
法、スパツタリング法、イオンプレーテイング法
等の方法によつて設けることができる。厚みとし
ては、10〜10000μmの範囲が適当である。
印刷層16は、文字やマーク等、例えば発行会
社の商号等の図柄を印刷したものである。印刷方
式としては、グラビア、オフセツトやシルク印刷
等の方法がある。この中では、グラビア印刷が巻
き取りできることや印刷の仕上がりの精彩さなど
から最も良好である。また、螢光インキ、例えば
イツトリウム螢光体(赤色発光)あるいは硫化亜
鉛螢光体(緑色発光)により印刷層16が形成さ
れてもよい。このように文字、マーク等を蛍光イ
ンキを用いて印刷すれば、通常条件下でも見える
が、ブラツクランプを照射することにより発色す
るため、偽造、改ざんが困難になる。更に、文
字、マーク等を透明の螢光インキを用いて印刷す
れば、通常条件下では見えないが、ブラツクラン
プを照射することにより発色するので、隠し文字
の効果があり、偽造、改ざんが困難となる。
感熱接着層24はポリエステル樹脂、アクリル
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、ゴム系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂
等の熱可塑性樹脂が使用できる。これらの樹脂の
うちから、透明反射層22および被転写物の材質
との接着性を考慮して、任意の樹脂が選定され
る。これらの樹脂を適当な溶剤でワニス化したも
のを、グラビアコート法、ロールコート法、ブレ
ードコート法等の公知の手法で塗布して形成す
る。膜厚は1〜20μmが好ましい。このようにし
て、第1図に示すホログラム転写箔が形成され
る。
第4図は、このようにして得られたホログラム
転写箔を紙、塩ビシート、ポリエステルシート等
の任意の被転写体36に転写するときの状態を示
している。即ち、被転写体36に感熱接着剤層2
4のコート面を合せ、支持体フイルム側から、加
熱、加圧をし、感熱接着剤層24を被転写体36
に接着させた後、支持体フイルム10を剥がす
と、転写が完了する。
また本考案は、第5図に示す如く、剥離層12
と保護層14を一体化して剥離性を有する保護層
38としてもよく、また第6図に示す如く、剥離
層12、保護層14、ホログラム形成層20の三
層を剥離性を有しまた保護性を有するホログラム
形成層40により一体化してもよい。すなわち剥
離性を有する保護層38、または剥離性、保護性
を有するホログラム形成層40としてウレタンア
クリル系樹脂を用いれば良い。
このようにそれぞれの層を一体化することによ
り、製造工程が簡略化され、経済性にすぐれたホ
ログラム転写箔が得られる。
本考案は上記実施例に限定されない。本考案の
範囲を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
<考案の効果> 本考案の透明ホログラム転写箔においては、ホ
ログラムと文字やマークが一体になつているた
め、ホログラムの転写のみで済み、それ故作業能
率や作業適性が向上し、透明なため被転写体の存
在感を有し高級的な感じを受けるものとなる。ま
た、ホログラムと文字やマークが一体になつてい
るため、文字やマークが剥がれたり、消えたりす
ることがなく、耐久性が向上する。また、ホログ
ラムと文字やマークの表面が同一レベルに存在す
るので、文字やマークのホログラムから剥がれる
ことがなく、そのため美観もよくなつた。更に、
ホログラムと文字やマークが一体になつているの
で、文字やマークの改ざんや偽造が困難になつ
た。また、文字やマーク等をホログラムの位置に
合わせて加工する必要がなくなつたので、位置精
度が向上する。
また保護層、剥離層を一体化するか、さらに保
護層、剥離層、ホログラム形成層を一体化するこ
とにより作業能率、コストが低減され、簡易的な
ホログラム転写箔が得られるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例のホログラム転
写箔の断面図、第2図はホログラム転写箔にレリ
ーフ型ホログラムを形成するためのエンボス成形
工程を示す図、第3図はレリーフ型ホログラムを
エンボス成形したホログラム転写箔の断面図、第
4図は被転写体に本考案のホログラム転写箔を転
写するときの状態を示す図、第5図は剥離層、保
護層を一体化したホログラム転写箔を示す断面
図、第6図は剥離層、保護層、ホログラム形成層
を一体化したホログラム転写箔を示す断面図。 10……支持体フイルム、12……剥離層、1
4……保護層、16……印刷層、18……ホログ
ラム、20……ホログラム形成層、22……非透
明金属反射層、24……接着剤層、26……ホロ
グラム層、30……上部定盤、32……下部定
盤、34……スタンパ、36……被転写体、38
……剥離性を有する保護層、40……剥離性、保
護性を有するホログラム形成層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持体フイルムと、前記支持体フイルムの片面
    上に形成され剥離性、保護性をもち表面にレリー
    フ型ホログラムが形成されたホログラム形成層
    と、前記ホログラム形成層上に形成された印刷層
    と、前記印刷層上に蒸着により形成され、酸化ス
    ズ、酸化チタン、酸化インジウム又は硫化亜鉛か
    ら選択された物質から構成された透明反射層と、
    前記透明反射層上に形成された接着剤層とからな
    ることを特徴とするホログラム転写箔。
JP1986169844U 1986-11-05 1986-11-05 Expired JPH0435914Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986169844U JPH0435914Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05

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JP1986169844U JPH0435914Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05

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JPS6374676U JPS6374676U (ja) 1988-05-18
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JP1986169844U Expired JPH0435914Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3932505C2 (de) * 1989-09-28 2001-03-15 Gao Ges Automation Org Datenträger mit einem optisch variablen Element

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60254175A (ja) * 1984-05-31 1985-12-14 Dainippon Printing Co Ltd ポログラム転写シ−トおよびその製造方法
JPS612182A (ja) * 1984-06-13 1986-01-08 Nissha Printing Co Ltd ホログラム画像再生用転写シ−ト及び物品表面にホログラム画像を再生する方法

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