JPH0679195B2 - 絵柄付きホログラム転写シート - Google Patents
絵柄付きホログラム転写シートInfo
- Publication number
- JPH0679195B2 JPH0679195B2 JP60273035A JP27303585A JPH0679195B2 JP H0679195 B2 JPH0679195 B2 JP H0679195B2 JP 60273035 A JP60273035 A JP 60273035A JP 27303585 A JP27303585 A JP 27303585A JP H0679195 B2 JPH0679195 B2 JP H0679195B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- hologram
- pattern
- transfer sheet
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H2250/00—Laminate comprising a hologram layer
- G03H2250/12—Special arrangement of layers
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は通常の印刷模様がホログラム上にある、使用用
途に合わせた外観を有する装飾性及び偽造防止性に優れ
たホログラム転写シートに関する。
途に合わせた外観を有する装飾性及び偽造防止性に優れ
たホログラム転写シートに関する。
(従来技術) ホログラムは、光の干渉を利用して立体的な画像を再生
しうるものであり、製造に高度な技術を要するところか
ら、偽造防止の手段として、クレジットカード,証書等
の金券類,証明書等の一部に設けたり、外観の目新しさ
を狙って本の表紙、パンフレット,レコードジャケッ
ト,パッケージ,衣類等に設けることが試みられてい
る。
しうるものであり、製造に高度な技術を要するところか
ら、偽造防止の手段として、クレジットカード,証書等
の金券類,証明書等の一部に設けたり、外観の目新しさ
を狙って本の表紙、パンフレット,レコードジャケッ
ト,パッケージ,衣類等に設けることが試みられてい
る。
多くの場合、ホログラムとしては、無色透明な合成樹脂
フィルムにエンボス法により微小凹凸形状を設け、光反
射性金属層を光反射層して設けたものを使用している
が、このようなホログラムでは光反射性金属層、通常は
アルミにより全体の色彩が銀灰色に限られてしまってお
り、使用する場所によっては周囲のデザインとそぐわな
いものとなることが多かった。
フィルムにエンボス法により微小凹凸形状を設け、光反
射性金属層を光反射層して設けたものを使用している
が、このようなホログラムでは光反射性金属層、通常は
アルミにより全体の色彩が銀灰色に限られてしまってお
り、使用する場所によっては周囲のデザインとそぐわな
いものとなることが多かった。
更に周囲のデザインに合わせるべきホログラムに絵柄を
付与するためには、ホログラムを被着体に転写させた
後、ホログラム上に印刷等により絵柄を設けることにな
り、被着体の形態によっては技術的に不可能となる。よ
しんば可能であっても、そのようなホログラムへの加工
は容易でなく量産には不適であると共に、転写させたホ
ログラムの上から絵柄を印刷するため、絵柄とホログラ
ムのデザイン,色彩,色調が一体に調和しずらく異質の
感じを与えるものであった。
付与するためには、ホログラムを被着体に転写させた
後、ホログラム上に印刷等により絵柄を設けることにな
り、被着体の形態によっては技術的に不可能となる。よ
しんば可能であっても、そのようなホログラムへの加工
は容易でなく量産には不適であると共に、転写させたホ
ログラムの上から絵柄を印刷するため、絵柄とホログラ
ムのデザイン,色彩,色調が一体に調和しずらく異質の
感じを与えるものであった。
(発明が解決しようとする問題点) 従って本発明はエンボス型による大量複製が可能であっ
て、しかも用途に応じたホログラムとそれに一体調和し
た適宜な絵柄をホログラム上に有し、使用する部位の周
囲のデザインにマッチする極めて装飾性,偽造防止性の
高い絵柄付きホログラムを必要に応じて各種物品特に、
カード,証書類,証券類,証明書類等に量産性よく、容
易に接着することができる絵柄付きホログラム転写シー
トを提供することである。
て、しかも用途に応じたホログラムとそれに一体調和し
た適宜な絵柄をホログラム上に有し、使用する部位の周
囲のデザインにマッチする極めて装飾性,偽造防止性の
高い絵柄付きホログラムを必要に応じて各種物品特に、
カード,証書類,証券類,証明書類等に量産性よく、容
易に接着することができる絵柄付きホログラム転写シー
トを提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発
明に係る絵柄付きホログラム転写シートは、支持体上
に、絵柄印刷層、ホログラムの微小凹凸形状を有する透
光性層、反射性薄膜層および接着剤層が転写層として順
次積層してあり、前記絵柄印刷層が上記透光性層の一部
を覆う印刷模様からなるホログラム転写シートにおい
て、前記絵柄印刷層が可視光線の波長の半波長よりも大
きい粒径の顔料からなる隠蔽層であり、前記転写層の支
持体側の表面が平滑であり、前記透光性層の反射性薄膜
層側の表面にのみホログラムの微小凹凸形状を有するこ
とを特徴とする絵柄付きホログラム転写シートである。
明に係る絵柄付きホログラム転写シートは、支持体上
に、絵柄印刷層、ホログラムの微小凹凸形状を有する透
光性層、反射性薄膜層および接着剤層が転写層として順
次積層してあり、前記絵柄印刷層が上記透光性層の一部
を覆う印刷模様からなるホログラム転写シートにおい
て、前記絵柄印刷層が可視光線の波長の半波長よりも大
きい粒径の顔料からなる隠蔽層であり、前記転写層の支
持体側の表面が平滑であり、前記透光性層の反射性薄膜
層側の表面にのみホログラムの微小凹凸形状を有するこ
とを特徴とする絵柄付きホログラム転写シートである。
次に本発明を、本発明の絵柄付きホログラム転写シート
の好ましい実施例を図解的に例示する添付図面を参照し
て更に詳細に説明する。
の好ましい実施例を図解的に例示する添付図面を参照し
て更に詳細に説明する。
第1図に図解的に示す実施例は、本発明の絵柄付き転写
シートAの基本構成を示すものであり、支持体1上に設
けられた剥離性保護層2上に絵柄印刷層3が、印刷模様
で透光性層4の一部を覆う形で、隠蔽するように着色さ
れて形成されている。
シートAの基本構成を示すものであり、支持体1上に設
けられた剥離性保護層2上に絵柄印刷層3が、印刷模様
で透光性層4の一部を覆う形で、隠蔽するように着色さ
れて形成されている。
この支持体1としては、他の層、第1図の例では2から
7までの層を支持し、ホログラムシート転写後は転写さ
れた各層を破壊することなく剥離性保護層2から剥離さ
れうる表面性と適当な強度と耐熱性を有するシート状物
であれば、いずれの公知の材料でもよく、例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド等のプラスチックフィルムが用いられ
る。この支持体1の厚さは適当な強度と耐熱性を有する
ものであれば特に制限はないが、5〜250μ程度のもの
が用いられる。
7までの層を支持し、ホログラムシート転写後は転写さ
れた各層を破壊することなく剥離性保護層2から剥離さ
れうる表面性と適当な強度と耐熱性を有するシート状物
であれば、いずれの公知の材料でもよく、例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド等のプラスチックフィルムが用いられ
る。この支持体1の厚さは適当な強度と耐熱性を有する
ものであれば特に制限はないが、5〜250μ程度のもの
が用いられる。
剥離性保護層2は転写後のホログラム層を保護すると共
に、転写時の支持体1と絵柄印刷層3および透光性層4
との剥離をよくするものである。勿論保護層と剥離層の
両者を設けてもよいのは当然である。
に、転写時の支持体1と絵柄印刷層3および透光性層4
との剥離をよくするものである。勿論保護層と剥離層の
両者を設けてもよいのは当然である。
このような剥離性保護層2は各種コーティングにより支
持体上に厚さ0.05〜10μm,好ましくは0.1〜5μmで設
けられる。これら剥離保護層2に用いられる材料は充分
に透光性であれば、用途に応じて耐摩耗性,耐汚染性,
耐溶剤性等の性能を考慮して選択使用する。例えば、セ
ルロース系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン系樹
脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂の単体、混合
物および共重合体等が用いられる。
持体上に厚さ0.05〜10μm,好ましくは0.1〜5μmで設
けられる。これら剥離保護層2に用いられる材料は充分
に透光性であれば、用途に応じて耐摩耗性,耐汚染性,
耐溶剤性等の性能を考慮して選択使用する。例えば、セ
ルロース系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン系樹
脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂の単体、混合
物および共重合体等が用いられる。
絵柄印刷層3は剥離性保護層2上にグラビア印刷法、シ
ルクスクリーン印刷法、オフセット印刷法、静電印刷
法、活版印刷法、ジェットプリント法などの公知の印刷
方法により印刷形成される。印刷絵柄は、通常の印刷模
様であればなんでもよく、例えばホログラム面に対し、
全面をベタ(一面に均一な層)印刷された模様、一
部をベタ印刷された模様、白ヌキがあるベタを全面な
いし一部に印刷された模様、ロゴ、数、記号、地紋、
マーク等、が使われる。
ルクスクリーン印刷法、オフセット印刷法、静電印刷
法、活版印刷法、ジェットプリント法などの公知の印刷
方法により印刷形成される。印刷絵柄は、通常の印刷模
様であればなんでもよく、例えばホログラム面に対し、
全面をベタ(一面に均一な層)印刷された模様、一
部をベタ印刷された模様、白ヌキがあるベタを全面な
いし一部に印刷された模様、ロゴ、数、記号、地紋、
マーク等、が使われる。
更に印刷される絵柄は、使用されるインキの種類、イン
キの塗布厚さによりホログラムを完全に隠蔽することが
可能である。ここで使用されるインキは印刷方法に合わ
せたものを適宜選択使用すればよいが、例えば、インキ
組成物としてはベヒクルに顔料の着色剤、可塑剤、安定
剤、その他の添加剤、溶剤若しくは希釈剤を混練してな
るものを用い、ベヒクルとしては例えば、エチルセルロ
ース、ニトロセルロース、エチルヒドロキシエチルセル
ロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロ
ースアセテートブチレート、酢酸セルロース等のセルロ
ース誘導体、ポリスチレン、ポリαメチルスチレンなど
のスチレン樹脂及びスチレン共重合樹脂、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸
エチル、ポリアクリル酸ブチルなどの、アクリル又はメ
タクリル樹脂の単独又は共重合樹脂、エポキシ樹脂、ア
ルキッド樹脂、ポリアミド樹脂、ロジン、ロジン変性マ
レイン酸樹脂、ロジン変性フエノール樹脂、重合ロジン
などのロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマ
ロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂等の
うち一種ないしは二種以上を選択して使用できるが、好
ましくは電子線および紫外線硬化タイプのメタクリル樹
脂、アクリル樹脂、ロジン変性フエノール樹脂、アルキ
ッド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が用いられ
る。
キの塗布厚さによりホログラムを完全に隠蔽することが
可能である。ここで使用されるインキは印刷方法に合わ
せたものを適宜選択使用すればよいが、例えば、インキ
組成物としてはベヒクルに顔料の着色剤、可塑剤、安定
剤、その他の添加剤、溶剤若しくは希釈剤を混練してな
るものを用い、ベヒクルとしては例えば、エチルセルロ
ース、ニトロセルロース、エチルヒドロキシエチルセル
ロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロ
ースアセテートブチレート、酢酸セルロース等のセルロ
ース誘導体、ポリスチレン、ポリαメチルスチレンなど
のスチレン樹脂及びスチレン共重合樹脂、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸
エチル、ポリアクリル酸ブチルなどの、アクリル又はメ
タクリル樹脂の単独又は共重合樹脂、エポキシ樹脂、ア
ルキッド樹脂、ポリアミド樹脂、ロジン、ロジン変性マ
レイン酸樹脂、ロジン変性フエノール樹脂、重合ロジン
などのロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマ
ロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂等の
うち一種ないしは二種以上を選択して使用できるが、好
ましくは電子線および紫外線硬化タイプのメタクリル樹
脂、アクリル樹脂、ロジン変性フエノール樹脂、アルキ
ッド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が用いられ
る。
更にインキの着色は隠蔽性を考慮して、顔料が用いられ
る。好ましくはその粒径が可視光線の波長の半波長より
大きいものでかつバインダーと粒子の屈折率の差が大き
いものがよく、例えば、比較的粒径の大きいチタンホワ
イト、黄鉛、ブリリアントカーミン6B、カーボンブラッ
ク、レーキレッドC、等が使用される。又、隠蔽性を有
する絵柄印刷層の一部分に透明性を持たせてもよく、そ
の場合、透明性を得るためには、染料および顔料が用い
られ、その粒径が可視光線の波長の半波長より小さいも
のでがつバインダーと粒子の屈折率の差が小さいものが
使用される。例えば、染料としては、1−2型アゾ系金
属錯塩染料、1−1型アゾ系金属錯塩染料、金属フタロ
シアニン系染料、およびこれらの染料の有機塩基塩が使
用される。顔料としては、微粒子酸化鉄の硝化綿チップ
顔料、不溶性アゾ系染料の硝化綿チップ化顔料、ビクト
リアブルーレーキ、等が使用できる。これらのインキを
用い適当な印刷方式により、剥離性保護層2上に着色さ
れた通常模様がインキ塗布厚0.1〜20μm好ましくは0.5
〜5μmで形成される。
る。好ましくはその粒径が可視光線の波長の半波長より
大きいものでかつバインダーと粒子の屈折率の差が大き
いものがよく、例えば、比較的粒径の大きいチタンホワ
イト、黄鉛、ブリリアントカーミン6B、カーボンブラッ
ク、レーキレッドC、等が使用される。又、隠蔽性を有
する絵柄印刷層の一部分に透明性を持たせてもよく、そ
の場合、透明性を得るためには、染料および顔料が用い
られ、その粒径が可視光線の波長の半波長より小さいも
のでがつバインダーと粒子の屈折率の差が小さいものが
使用される。例えば、染料としては、1−2型アゾ系金
属錯塩染料、1−1型アゾ系金属錯塩染料、金属フタロ
シアニン系染料、およびこれらの染料の有機塩基塩が使
用される。顔料としては、微粒子酸化鉄の硝化綿チップ
顔料、不溶性アゾ系染料の硝化綿チップ化顔料、ビクト
リアブルーレーキ、等が使用できる。これらのインキを
用い適当な印刷方式により、剥離性保護層2上に着色さ
れた通常模様がインキ塗布厚0.1〜20μm好ましくは0.5
〜5μmで形成される。
絵柄印刷層3上には、微小凹凸形状5を有する透光性層
4が形成されている。この透光性層は、グラビアコーテ
ィング、ロールコーティング、ダイコーティング、ナイ
フコーティング、等の慣用のコーティング法およびシル
クスクリーン印刷法、オフセット印刷法、活版印刷法な
どの公知の印刷方法により塗布厚0.1〜100μm、好まし
くは0.5〜10μmで絵柄印刷層3上に形成される。この
透光性層4は、透光性に着色されるか又は透明のどちら
も可能に形成される。(透明な透光性層4の材料として
は)、ホログラムの微小凹凸形状を付与することができ
うるものであればよく、熱可塑性合成樹脂、例えばポリ
塩化ビニル、アクリル樹脂(例えば、ポリメチルメタク
リレート等)、ポリカーボネート、もしくはポリスチレ
ン等、または熱硬化性合成樹脂、例えば、不飽和ポリエ
ステル、メラミン、エポキシ、ポリエステル(メタ)ア
クリレート〔本明細書においては、(メタ)アクリレー
トの語は、アクリレートおよびメタクリレートの双方を
包含する意味である。〕、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、
メラミン(メタ)アクリレート、もしくはトリアジン系
(メタ)アクリレート等が挙げられる。或いは上記熱可
塑性合成樹脂および熱硬化性合成樹脂を混合して使用し
てもよい。
4が形成されている。この透光性層は、グラビアコーテ
ィング、ロールコーティング、ダイコーティング、ナイ
フコーティング、等の慣用のコーティング法およびシル
クスクリーン印刷法、オフセット印刷法、活版印刷法な
どの公知の印刷方法により塗布厚0.1〜100μm、好まし
くは0.5〜10μmで絵柄印刷層3上に形成される。この
透光性層4は、透光性に着色されるか又は透明のどちら
も可能に形成される。(透明な透光性層4の材料として
は)、ホログラムの微小凹凸形状を付与することができ
うるものであればよく、熱可塑性合成樹脂、例えばポリ
塩化ビニル、アクリル樹脂(例えば、ポリメチルメタク
リレート等)、ポリカーボネート、もしくはポリスチレ
ン等、または熱硬化性合成樹脂、例えば、不飽和ポリエ
ステル、メラミン、エポキシ、ポリエステル(メタ)ア
クリレート〔本明細書においては、(メタ)アクリレー
トの語は、アクリレートおよびメタクリレートの双方を
包含する意味である。〕、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、
メラミン(メタ)アクリレート、もしくはトリアジン系
(メタ)アクリレート等が挙げられる。或いは上記熱可
塑性合成樹脂および熱硬化性合成樹脂を混合して使用し
てもよい。
更に合成樹脂としては、特に、熱プレスよりホログラム
の微小凹凸形状を賦型でき、賦型後には、硬化して充分
な耐久性を生じるものがよく、いわゆる紫外線硬化性樹
脂、電子線硬化性樹脂、熱硬化、自然硬化型の反応性の
樹脂等が用いられうる。
の微小凹凸形状を賦型でき、賦型後には、硬化して充分
な耐久性を生じるものがよく、いわゆる紫外線硬化性樹
脂、電子線硬化性樹脂、熱硬化、自然硬化型の反応性の
樹脂等が用いられうる。
本発明においては、紫外線もしくは電子線で硬化する樹
脂が適している。
脂が適している。
具体的には、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、t−メチル(メタ)アクリレート、
イソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
リ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグリシ
ジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコー
ルジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)
アクリレート、ソルビトールテトラグリシジルエーテル
テトラ(メタ)アクリレート等のラジカル重合性不飽和
基を有する単量体が用いられうる。
チル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、t−メチル(メタ)アクリレート、
イソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
リ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグリシ
ジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコー
ルジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)
アクリレート、ソルビトールテトラグリシジルエーテル
テトラ(メタ)アクリレート等のラジカル重合性不飽和
基を有する単量体が用いられうる。
更に熱成形性を有する紫外線または電子線硬化性樹脂と
しては、以下の化合物(1)〜(8)を重合もしくは共
重合させた重合体に対し、後述する方法(イ)〜(ニ)
によりラジカル重合性不飽和基を導入したものが用いら
れる。
しては、以下の化合物(1)〜(8)を重合もしくは共
重合させた重合体に対し、後述する方法(イ)〜(ニ)
によりラジカル重合性不飽和基を導入したものが用いら
れる。
(1)水酸基を有する単量体:N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート
等。
クリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート
等。
(2)カルボキシル基を有する単量体:(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルモノサクシネ
ート等。
ル酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルモノサクシネ
ート等。
(3)エポキシ基を有する単量体:グリシジル(メタ)
アクリレート等。
アクリレート等。
(4)アジリジニル基を有する単量体:2−アジリジニル
エチル(メタ)アクリレート、2−アジリジニルプロピ
オン酸アリル等。
エチル(メタ)アクリレート、2−アジリジニルプロピ
オン酸アリル等。
(5)アミノ基を有する単量体:(メタ)アクリルアミ
ド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート等。
ド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート等。
(6)スルフォン基を有する単量体:2−(メタ)アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸等。
ルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸等。
(7)イソシアネート基を有する単量体:2,4−トルエン
ジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートの1モル対1モル付加物等のジイソシアネート
と活性水素を有するラジカル重合性単量体の付加物等。
ジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートの1モル対1モル付加物等のジイソシアネート
と活性水素を有するラジカル重合性単量体の付加物等。
(8)更に、上記の共重合体のガラス転移点を調節した
り、硬化膜の物性を調節したりするために、上記の化合
物と、この化合物と共重合可能な以下のような単量体と
を共重合させることができる。このような共重合可能な
単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。
り、硬化膜の物性を調節したりするために、上記の化合
物と、この化合物と共重合可能な以下のような単量体と
を共重合させることができる。このような共重合可能な
単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。
次に上述のようにして得られた重合体を以下に述べる方
法(イ)〜(ニ)により反応させ、ラジカル重合性不飽
和基を導入することによって、紫外線もしくは電子線硬
化性樹脂が得られる。
法(イ)〜(ニ)により反応させ、ラジカル重合性不飽
和基を導入することによって、紫外線もしくは電子線硬
化性樹脂が得られる。
(イ)水酸基を有する単量体の重合体または共重合体の
場合には、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有
する単量体等を縮合反応させる。
場合には、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有
する単量体等を縮合反応させる。
(ロ)カルボキシル基、スルフォン基を有する単量体の
重合体または共重合体の場合には、前述の水酸基を有す
る単量体を縮合反応させる。
重合体または共重合体の場合には、前述の水酸基を有す
る単量体を縮合反応させる。
(ハ)エポキシ基、イソシアネート基あるいはアジリジ
ニル基を有する単量体の重合体または共重合体の場合に
は、前述の水酸基を有する単量体もしくはカルボキシル
基を有する単量体を付加反革させる。
ニル基を有する単量体の重合体または共重合体の場合に
は、前述の水酸基を有する単量体もしくはカルボキシル
基を有する単量体を付加反革させる。
(ニ)水酸基あるいはカルボキシル基を有する単量体の
重合体または共重合体の場合には、エポキシ基を有する
単量体あるいはアジリジニル基を有する単量体あるいは
ジイソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステ
ル単量体の1対1モルの付加物を付加反応させてもよ
い。
重合体または共重合体の場合には、エポキシ基を有する
単量体あるいはアジリジニル基を有する単量体あるいは
ジイソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステ
ル単量体の1対1モルの付加物を付加反応させてもよ
い。
また更に、前述の単量体と、上記の熱成形性の紫外線ま
たは電子線硬化性樹脂とを混合して用いることもでき
る。
たは電子線硬化性樹脂とを混合して用いることもでき
る。
また上記のものは電子線照射により十分に硬化可能であ
るが、紫外線照射で硬化させる場合には、増感剤とし
て、ベンゾキノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエー
テル等のベンゾインエーテル類、ハロゲン化アセトフェ
ノン類等の紫外線照射によりラジカルを発生するのも用
いることができる。
るが、紫外線照射で硬化させる場合には、増感剤とし
て、ベンゾキノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエー
テル等のベンゾインエーテル類、ハロゲン化アセトフェ
ノン類等の紫外線照射によりラジカルを発生するのも用
いることができる。
更に、透光性に着色する場合には、着色は染料もしくは
顔料によって行うのが好ましく、使用できる染料の例と
しては、例えば下記の如き各種の染料が使用できる。
顔料によって行うのが好ましく、使用できる染料の例と
しては、例えば下記の如き各種の染料が使用できる。
直接染料、酸性染料、塩基性染料、媒染染料、建染染
料、硫化染料、可溶性建染染料、アゾイック染料、反応
染料、カチオン染料、分散染料、酸化染料、金属錯塩染
料等。
料、硫化染料、可溶性建染染料、アゾイック染料、反応
染料、カチオン染料、分散染料、酸化染料、金属錯塩染
料等。
ここで使用される染料は、着色ホログラム層4(透光性
層4を意味する)に光が入射し、光反射性金属層6の表
面で反射して再び出射してくるために、着色ホログラム
層4を2度、光が透過することになるので、着色ホログ
ラム層4の光透過率をあまり低下させず、しかも、層4
を曇らせないものであることが望ましい。光透過率は層
4の厚みによっても異なるので、層4の白色光透過率が
50%以上であることが好ましく、ヘイズメーターにより
測定される曇価が10%以下のものが好ましい。白色光透
過率が50%未満であるとホログラムが鮮明に見えず立体
感が乏しくなるし、ヘイズメーターによる曇価が10%を
越えるとホログラムの背景に乳白色の曇りが生じ、やは
りホログラムに鮮明さが失われ、立体感が乏しくなる。
層4を意味する)に光が入射し、光反射性金属層6の表
面で反射して再び出射してくるために、着色ホログラム
層4を2度、光が透過することになるので、着色ホログ
ラム層4の光透過率をあまり低下させず、しかも、層4
を曇らせないものであることが望ましい。光透過率は層
4の厚みによっても異なるので、層4の白色光透過率が
50%以上であることが好ましく、ヘイズメーターにより
測定される曇価が10%以下のものが好ましい。白色光透
過率が50%未満であるとホログラムが鮮明に見えず立体
感が乏しくなるし、ヘイズメーターによる曇価が10%を
越えるとホログラムの背景に乳白色の曇りが生じ、やは
りホログラムに鮮明さが失われ、立体感が乏しくなる。
この他、染料に要求される性能としては、着色ホログラ
ム層4の材質、層4の形成方法および層4に対して行な
われる加工に際しての耐久性がある。例えば層4を紫外
線硬化性樹脂を用いて形成するときは、ホログラムの微
小凹凸形状5の賦型後に相当量の紫外線を照射するため
紫外線照射に際して変褪色のないものが好ましいし、電
子線硬化性樹脂を用いて層4を形成するときは電子線照
射に際して消色、変色の少ない染料を用いるのが好まし
い。
ム層4の材質、層4の形成方法および層4に対して行な
われる加工に際しての耐久性がある。例えば層4を紫外
線硬化性樹脂を用いて形成するときは、ホログラムの微
小凹凸形状5の賦型後に相当量の紫外線を照射するため
紫外線照射に際して変褪色のないものが好ましいし、電
子線硬化性樹脂を用いて層4を形成するときは電子線照
射に際して消色、変色の少ない染料を用いるのが好まし
い。
また、着色ホログラム転写シートの用途によっては、例
えばカード類、衣類、文房具、その他に適用するのであ
れば耐薬品性、耐溶剤性、耐可塑剤性および洗濯堅牢度
等の諸物性を考慮した染料を用いるのが好ましい。
えばカード類、衣類、文房具、その他に適用するのであ
れば耐薬品性、耐溶剤性、耐可塑剤性および洗濯堅牢度
等の諸物性を考慮した染料を用いるのが好ましい。
上記のような種々の実際的な条件を考慮すると、染料と
しては油溶性金属錯塩の形のものが好ましく、例えば、
1−2型アゾ系金属錯塩染料、1−1型アゾ系金属錯塩
染料、金属フタロシアニン系染料、およびこれら染料の
有機塩基塩を挙げることができ、より具体的には次のよ
うなものである。
しては油溶性金属錯塩の形のものが好ましく、例えば、
1−2型アゾ系金属錯塩染料、1−1型アゾ系金属錯塩
染料、金属フタロシアニン系染料、およびこれら染料の
有機塩基塩を挙げることができ、より具体的には次のよ
うなものである。
バリファーストイエロー#3104および#3105(いずれも
オリエント化学工業社製)、ザポンファーストイエロー
GR(BASF社製)、アイゼンスピロンイエローGRHおよびG
RHスペシャル(いずれも保土谷化学社製)、アイゼンメ
タロンイエローHNRS(保土谷化学社製)、オラゾールイ
エローIIGLN(チバガイギー社製)、バリファーストオ
レンジ#3206(オリエント化学工業社製)、ザポンファ
ーストオレンジRE、GおよびRR(いずれもBASF社製)、
アイゼンスピロンオレンジGRHおよび2RH(保土谷化学社
製)、バリファーストレッド#3304および#3305(オリ
エント化学工業社製)、ネオザポンレッドGEおよびザポ
ンファーストレッドGE(いずれもBASF社製)、アイゼン
スピロンレッドBEH、GEHおよびGEHスペシャル(保土谷
化学社製)、オラゾールレッドIIBL(チバガイギー社
製)、アイゼンスピロンバイオレットRH(保土谷化学社
製)、ザポンファーストブルーHFLおよびザポンファー
ストブラウンBE(いずれもBASF社製)等。
オリエント化学工業社製)、ザポンファーストイエロー
GR(BASF社製)、アイゼンスピロンイエローGRHおよびG
RHスペシャル(いずれも保土谷化学社製)、アイゼンメ
タロンイエローHNRS(保土谷化学社製)、オラゾールイ
エローIIGLN(チバガイギー社製)、バリファーストオ
レンジ#3206(オリエント化学工業社製)、ザポンファ
ーストオレンジRE、GおよびRR(いずれもBASF社製)、
アイゼンスピロンオレンジGRHおよび2RH(保土谷化学社
製)、バリファーストレッド#3304および#3305(オリ
エント化学工業社製)、ネオザポンレッドGEおよびザポ
ンファーストレッドGE(いずれもBASF社製)、アイゼン
スピロンレッドBEH、GEHおよびGEHスペシャル(保土谷
化学社製)、オラゾールレッドIIBL(チバガイギー社
製)、アイゼンスピロンバイオレットRH(保土谷化学社
製)、ザポンファーストブルーHFLおよびザポンファー
ストブラウンBE(いずれもBASF社製)等。
また、ホログラム層4の着色に使用される顔料は、有機
顔料と無機顔料に大別される。有機顔料の部類に属する
ものとしては、 (1)中性型、例えば、ニトロ系顔料、アゾ系顔料、ア
ントラキノン系顔料、フタロシアニン系顔料、アジン系
顔料等、 (2)陽イオン型、例えば、トリフェニルメタン系顔
料、キサンテン系顔料等、 (3)陰イオン型、例えば、アゾ系顔料、トリフェニル
メタン系顔料等のものがあり、 無機顔料の部類に属するものとしては、コバルト系顔
料、鉄系顔料、クロム系顔料、マンガン系顔料、銅系顔
料、バナジウム系顔料、水銀系顔料、鉛系顔料、硫化物
系顔料、セレン化物系顔料等がある。
顔料と無機顔料に大別される。有機顔料の部類に属する
ものとしては、 (1)中性型、例えば、ニトロ系顔料、アゾ系顔料、ア
ントラキノン系顔料、フタロシアニン系顔料、アジン系
顔料等、 (2)陽イオン型、例えば、トリフェニルメタン系顔
料、キサンテン系顔料等、 (3)陰イオン型、例えば、アゾ系顔料、トリフェニル
メタン系顔料等のものがあり、 無機顔料の部類に属するものとしては、コバルト系顔
料、鉄系顔料、クロム系顔料、マンガン系顔料、銅系顔
料、バナジウム系顔料、水銀系顔料、鉛系顔料、硫化物
系顔料、セレン化物系顔料等がある。
上記の顔料についても、染料におけると同様に、光透過
率、曇価、紫外線、電子線の照射時もしくは加熱時の変
褪色、耐薬品性、耐可塑剤性、洗濯堅牢度等の諸性質に
注意を払う必要がある。
率、曇価、紫外線、電子線の照射時もしくは加熱時の変
褪色、耐薬品性、耐可塑剤性、洗濯堅牢度等の諸性質に
注意を払う必要がある。
特に顔料を使用する際には一般的に言って透光性が問題
になりやすく、顔料の粒子径周囲の合成樹脂に対する濡
れ、分散に関する考慮が必要であり、粒子径が大きすぎ
ると透明性が低下し、濡れ、分散が悪いと曇りが生じ
る。これらの意味で顔料の粒子径は、ごく小さく、好ま
しくは光の波長の1/2以下が好ましく、また、顔料を合
成樹脂に対し、共沈法、ロールミリング、エクストルー
ジング等で高濃度に分散し、濡れ、分散を向上させたマ
スターバッチ、マスターペレット等を用いることが好ま
しい。濡れ、分散を向上させた顔料の例としては、例え
ば、大成化工社製のシコトランスイエロー(BASF社より
シコトランスL−2715Dとして発売されている微粒子酸
化鉄(長径0.06μm、短径0.02μm)の硝化綿チップ化
顔料)、大成化工社製のHFチップ4B(不溶性アゾ径染料
の硝化綿チップ化顔料)を挙げることができる。
になりやすく、顔料の粒子径周囲の合成樹脂に対する濡
れ、分散に関する考慮が必要であり、粒子径が大きすぎ
ると透明性が低下し、濡れ、分散が悪いと曇りが生じ
る。これらの意味で顔料の粒子径は、ごく小さく、好ま
しくは光の波長の1/2以下が好ましく、また、顔料を合
成樹脂に対し、共沈法、ロールミリング、エクストルー
ジング等で高濃度に分散し、濡れ、分散を向上させたマ
スターバッチ、マスターペレット等を用いることが好ま
しい。濡れ、分散を向上させた顔料の例としては、例え
ば、大成化工社製のシコトランスイエロー(BASF社より
シコトランスL−2715Dとして発売されている微粒子酸
化鉄(長径0.06μm、短径0.02μm)の硝化綿チップ化
顔料)、大成化工社製のHFチップ4B(不溶性アゾ径染料
の硝化綿チップ化顔料)を挙げることができる。
上記した染料もしくは顔料により着色される合成樹脂と
しては、種々のものが使用でき、ホログラムの微小凹凸
形状を付与することができるものであればよく、前述の
透明透光性層を形成する樹脂を利用できる。
しては、種々のものが使用でき、ホログラムの微小凹凸
形状を付与することができるものであればよく、前述の
透明透光性層を形成する樹脂を利用できる。
透光性層4の一方の面にはホログラムの微小凹凸形状5
が形成されている。この微小凹凸形状5は再生光により
ホログラムを再生するものであり、ホログラムの再生位
置による、視覚効果を変化させるために、ホログラム撮
影時の結像,焦点位置をホログラム再生時に、エンボス
面の手前、もしくは奥側1mm〜6mmのところに結像するよ
うにピッチ,凹凸高低差を設定する。実際にはピッチ0.
1〜20μm、凹凸の高低差0.01〜1μmである。微小凹
凸形状5は後述するように予め作成されたホログラム原
版の型面の微小凹凸形状の逆形状が熱プレス等により形
成されたものである。
が形成されている。この微小凹凸形状5は再生光により
ホログラムを再生するものであり、ホログラムの再生位
置による、視覚効果を変化させるために、ホログラム撮
影時の結像,焦点位置をホログラム再生時に、エンボス
面の手前、もしくは奥側1mm〜6mmのところに結像するよ
うにピッチ,凹凸高低差を設定する。実際にはピッチ0.
1〜20μm、凹凸の高低差0.01〜1μmである。微小凹
凸形状5は後述するように予め作成されたホログラム原
版の型面の微小凹凸形状の逆形状が熱プレス等により形
成されたものである。
微小凹凸形状5が形成されている面には、光反射性薄膜
層6が積層されている。
層6が積層されている。
反射性薄膜層6はホログラム形成層のホログラムに反射
性を与えるものであって、Cr、Ti、Fe、Co、Ni、Cu、A
g、Au、Ge、Al、Mg、Sb、Pb、Pd、Cd、Bi、Sn、Se、I
n、Ga、Rb、などの金属およびその酸化物、窒化物など
を単独もしくは2種以上組合せて用いて形成される。こ
れらの金属のうちAl、Cr、Ni、Ag、Auなどが特に好まし
い。
性を与えるものであって、Cr、Ti、Fe、Co、Ni、Cu、A
g、Au、Ge、Al、Mg、Sb、Pb、Pd、Cd、Bi、Sn、Se、I
n、Ga、Rb、などの金属およびその酸化物、窒化物など
を単独もしくは2種以上組合せて用いて形成される。こ
れらの金属のうちAl、Cr、Ni、Ag、Auなどが特に好まし
い。
反射性薄膜層6は蒸着、スパッタリング、イオンプレー
ティング、CVDなどの方法や、めっきによって形成で
き、その厚みは200〜1000Åであることが好ましい。
ティング、CVDなどの方法や、めっきによって形成で
き、その厚みは200〜1000Åであることが好ましい。
あるいは上記のような金属、金属酸化物、もしくは金属
窒化物の単独もしくは組合せの薄膜以外に、ホログラム
形成層4とは異なる屈折率を持つ物質の連続薄膜を設け
ても、このような膜自体は透明であるにも拘わらず、反
射性薄膜層6として使用できる。
窒化物の単独もしくは組合せの薄膜以外に、ホログラム
形成層4とは異なる屈折率を持つ物質の連続薄膜を設け
ても、このような膜自体は透明であるにも拘わらず、反
射性薄膜層6として使用できる。
このうち屈折率がホログラム形成層より大きいものとし
ては(以下、材質名の右にカッコ書きで屈折率:nを付記
する)、Sb2S3(n=3.0)、Fe2O3(n=2.7)、TiO
2(n=2.6)、CdS(n=2.6)、CeO2(n=2.3)、ZnS
(n=2.3)、PbCl2(n=2.3)、CdO(n=2.2)、Sb2
O3(n=2.0)、WO3(n=2.0)、SiO(n=2.0)、Bi2
O3(n=2.5)、In2O3(n=2.0)、PbO(n=2.6)、T
a2O5(n=2.4)、ZnO(n=2.1)、ZrO2(n=2.0)、
Cd2O3(n=1.8)、Al2O3(n=1.6)、CaO・SiO2(n
=1.8)などが挙げられる。
ては(以下、材質名の右にカッコ書きで屈折率:nを付記
する)、Sb2S3(n=3.0)、Fe2O3(n=2.7)、TiO
2(n=2.6)、CdS(n=2.6)、CeO2(n=2.3)、ZnS
(n=2.3)、PbCl2(n=2.3)、CdO(n=2.2)、Sb2
O3(n=2.0)、WO3(n=2.0)、SiO(n=2.0)、Bi2
O3(n=2.5)、In2O3(n=2.0)、PbO(n=2.6)、T
a2O5(n=2.4)、ZnO(n=2.1)、ZrO2(n=2.0)、
Cd2O3(n=1.8)、Al2O3(n=1.6)、CaO・SiO2(n
=1.8)などが挙げられる。
連続薄膜はその屈折率がホログラム形成層の屈折率より
も0.3以上大きいことが好ましく、より好ましくは0.5以
上大きいことである。本考案者等の実験によれば1.0以
上大きいことが最適であるという結果がもたらされてい
る。
も0.3以上大きいことが好ましく、より好ましくは0.5以
上大きいことである。本考案者等の実験によれば1.0以
上大きいことが最適であるという結果がもたらされてい
る。
連続薄膜の膜厚は薄膜を形成する材料の透明領域であれ
ばよいが通常は100〜10,000Åが好ましい。連続薄膜を
ホログラム形成層のレリーフ形成面に形成する方法とし
て、真空蒸着法、スパッタリング法、反応性スパッタリ
ング法、イオンプレーティング法などの一般的薄膜形成
手段が採用できる。
ばよいが通常は100〜10,000Åが好ましい。連続薄膜を
ホログラム形成層のレリーフ形成面に形成する方法とし
て、真空蒸着法、スパッタリング法、反応性スパッタリ
ング法、イオンプレーティング法などの一般的薄膜形成
手段が採用できる。
このように屈折率の大きい連続薄膜を設けると、ホログ
ラムの特徴である再生の角度依存性により、ホログラム
の再生可能な角度範囲外では単なる透明体としてしか見
えず、ホログラムの再生可能な角度範囲内では光の反射
率が最大になり、反射型ホログラムとしての効果が出て
くる。
ラムの特徴である再生の角度依存性により、ホログラム
の再生可能な角度範囲外では単なる透明体としてしか見
えず、ホログラムの再生可能な角度範囲内では光の反射
率が最大になり、反射型ホログラムとしての効果が出て
くる。
上記した連続薄膜はホログラム形成層の屈折率よりも小
さいものであってもよく、LiF(n=1.4)、MgF2(n=
1.4)、3NaF・AlF3(n=1.4もしくは1.2)、AlF3(n
=1.4)、CaF2(n=1.3もしくは1.4)、NaF(n=1.
3)などが例示される。
さいものであってもよく、LiF(n=1.4)、MgF2(n=
1.4)、3NaF・AlF3(n=1.4もしくは1.2)、AlF3(n
=1.4)、CaF2(n=1.3もしくは1.4)、NaF(n=1.
3)などが例示される。
あるいは、ホログラム形成層より屈折率が大きい透明な
強誘導体も同様に使用でき、CuCl(n=2.0)、CuBr
(n=2.2)、CaAs(n=3.3〜3.6)、GaP(n=3.3〜
3.5)、N4(CH2)6(n=1.6)、Bi4(GeO4)3(n=
2.1)、KH2PO4(KDP)(n=1.5)、KD2PO5(n=1.
5)、NH4H2PO4(n=1.5)、KH2AsO4(n=1.6)、RbH2
AsO4(n=1.6)、BaTiO3(n=2.4)、KTa0.65Nb0.35O
3(n=2.3)、K0.6Li0.4NbO3(n=2.3)、KSr2Nb5O
15(n=2.3)、SrXBa1-XNb2O6(n=2.3)、Ba2NaNbO
15(n=2.3)、LiNbO3(n=2.3)、LiTaO3(n=2.
4)、SrTiO3(n=2.4)、KTaO3(n=2.2)等が例示さ
れる。
強誘導体も同様に使用でき、CuCl(n=2.0)、CuBr
(n=2.2)、CaAs(n=3.3〜3.6)、GaP(n=3.3〜
3.5)、N4(CH2)6(n=1.6)、Bi4(GeO4)3(n=
2.1)、KH2PO4(KDP)(n=1.5)、KD2PO5(n=1.
5)、NH4H2PO4(n=1.5)、KH2AsO4(n=1.6)、RbH2
AsO4(n=1.6)、BaTiO3(n=2.4)、KTa0.65Nb0.35O
3(n=2.3)、K0.6Li0.4NbO3(n=2.3)、KSr2Nb5O
15(n=2.3)、SrXBa1-XNb2O6(n=2.3)、Ba2NaNbO
15(n=2.3)、LiNbO3(n=2.3)、LiTaO3(n=2.
4)、SrTiO3(n=2.4)、KTaO3(n=2.2)等が例示さ
れる。
更に前記した反射性薄膜層であっても厚みが200Å以下
の場合は屈折率は複素屈折率n*(n*=n−iκ)で
表わされ、透過率がかなり小さいために透明でありなが
ら反射性薄膜層として使用しうる。具体的にはBe(n=
2.7、κ=0.9、以下n、κの順で記載)、Mg(0.6、0.
1)、Ca(0.3、8.1)、Sr(0.6、3.2)、Ba(0.9、1.
7)、La(1.8、1.9)、Ce(1.7、1.4)、Cr(3.3、1.
3)、Mn(2.5、1.3)、Cu(0.7、2.4)、Ag(0.1、3.
3)Au(0.3、2.4)、Al(0.8、5.3)、Sb(3.0、1.
6)、Pd(1.9、1.3)、Ni(1.8、1.8)、その他Sn、I
n、Te等がある。
の場合は屈折率は複素屈折率n*(n*=n−iκ)で
表わされ、透過率がかなり小さいために透明でありなが
ら反射性薄膜層として使用しうる。具体的にはBe(n=
2.7、κ=0.9、以下n、κの順で記載)、Mg(0.6、0.
1)、Ca(0.3、8.1)、Sr(0.6、3.2)、Ba(0.9、1.
7)、La(1.8、1.9)、Ce(1.7、1.4)、Cr(3.3、1.
3)、Mn(2.5、1.3)、Cu(0.7、2.4)、Ag(0.1、3.
3)Au(0.3、2.4)、Al(0.8、5.3)、Sb(3.0、1.
6)、Pd(1.9、1.3)、Ni(1.8、1.8)、その他Sn、I
n、Te等がある。
又、ホログラム形成層とは屈折率の異なる透明な合成樹
脂の層を反射性薄膜層6に代用することもでき、具体的
な合成樹脂として使用できるものは次のようなものであ
る。
脂の層を反射性薄膜層6に代用することもでき、具体的
な合成樹脂として使用できるものは次のようなものであ
る。
ポリテトロフロロエチレン(屈折率;n=1.35)、ポリク
ロロトリフロロエチレン(n=1.43)、ポリ酢酸ビニル
(n=1.45〜1.47)ポリエチレン(n=1.50〜1.54)、
ポリプロピレン(n=1.49)、ポリメチルメタクリレー
ト(n=1.49)、ポリスチレン(n=1.60)、ポリ塩化
ビニリデン(n=1.60〜1.63)、ポリビニルブチラール
(n=1.48)、ポリビニルホルマール(n=1.50)、ポ
リ塩化ビニル(n=1.52〜1.55)、ポリエステル(n=
1.52〜1.57)。
ロロトリフロロエチレン(n=1.43)、ポリ酢酸ビニル
(n=1.45〜1.47)ポリエチレン(n=1.50〜1.54)、
ポリプロピレン(n=1.49)、ポリメチルメタクリレー
ト(n=1.49)、ポリスチレン(n=1.60)、ポリ塩化
ビニリデン(n=1.60〜1.63)、ポリビニルブチラール
(n=1.48)、ポリビニルホルマール(n=1.50)、ポ
リ塩化ビニル(n=1.52〜1.55)、ポリエステル(n=
1.52〜1.57)。
上記の反射性薄膜層6の表面には、接着剤層7が形成さ
れており、この接着剤層7は、他物品に対してホログラ
ムシートを接着し得る接着性材料であればいかなる材料
から形成してもよい。
れており、この接着剤層7は、他物品に対してホログラ
ムシートを接着し得る接着性材料であればいかなる材料
から形成してもよい。
第1図に示した実施例は、該接着剤層7として、感熱接
着剤からなる好ましい例を示したものである。
着剤からなる好ましい例を示したものである。
接着剤層7を形成する好ましい感熱接着剤としては、従
来公知の転写シート類に使用されている接着剤はいずれ
も使用でき、例えば、ポリイソプレンゴム、ポリイソブ
チルゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリ
ロニトリルゴム等のゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エ
ステル系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリ塩素化オレフィン系樹脂、ポリビニルブチラ
ール系樹脂等の任意の接着剤が使用でき、更に必要に応
じて、軟化剤、充填剤、老化防止剤等の各種添加剤も添
加することができる。このような接着剤はいずれも市場
から入手し容易に使用できるものである。
来公知の転写シート類に使用されている接着剤はいずれ
も使用でき、例えば、ポリイソプレンゴム、ポリイソブ
チルゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリ
ロニトリルゴム等のゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エ
ステル系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリ塩素化オレフィン系樹脂、ポリビニルブチラ
ール系樹脂等の任意の接着剤が使用でき、更に必要に応
じて、軟化剤、充填剤、老化防止剤等の各種添加剤も添
加することができる。このような接着剤はいずれも市場
から入手し容易に使用できるものである。
このような接着剤に必要に応じて有機溶剤を添加して粘
度を調整して、例えばロールコーティング、ダイコーテ
ィング、ナイフコーティング、グラビアコーティング等
慣用コーティング方法により、前記ホログラムの反射性
薄膜層6の面に塗布して接着剤層7を形成する。このよ
うに形成する接着剤層7は、いずれの厚みでもよいが、
一般的には約10〜50g/m2(固形分)に相当する厚みに形
成するのが好ましい。このようにして本発明の基本的な
絵柄付ホログラム転写シートAが完成する。
度を調整して、例えばロールコーティング、ダイコーテ
ィング、ナイフコーティング、グラビアコーティング等
慣用コーティング方法により、前記ホログラムの反射性
薄膜層6の面に塗布して接着剤層7を形成する。このよ
うに形成する接着剤層7は、いずれの厚みでもよいが、
一般的には約10〜50g/m2(固形分)に相当する厚みに形
成するのが好ましい。このようにして本発明の基本的な
絵柄付ホログラム転写シートAが完成する。
次に第2図を参照すると、第2図に図解的に示した実施
例は、第1図の実施例の絵柄付ホログラムシートAの透
光性層4と剥離性保護層2との間に透光性のアンカー層
8を設けたものの例である。このアンカー層8が着色さ
れ、透光性層4が着色されるか又は透明である組合せと
アンカー層8が透明で、透光性層4が着色されるか又は
透明である組合せのどちらでもよい。アンカー層8は、
絵柄印刷層3と透光性層4とを強固に接着させるもので
あり、このアンカー層8は、各種のコーティング法で厚
さ0.1〜20μ好ましくは、0.2〜2μで形成される。アン
カー層8の具体的構成材料としては、塩化ビニル系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルア
ルコール系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポ
リエステル系樹脂等の単体,混合物,共重合体であり従
来のアンカー層として使用できうるものが用いられ、こ
のようなアンカー層の着色は前述の如き染料もしくは顔
料によって常法に従って透光性に着色することができ
る。このようにして変形な絵柄付ホログラム転写シート
Bが完成する。
例は、第1図の実施例の絵柄付ホログラムシートAの透
光性層4と剥離性保護層2との間に透光性のアンカー層
8を設けたものの例である。このアンカー層8が着色さ
れ、透光性層4が着色されるか又は透明である組合せと
アンカー層8が透明で、透光性層4が着色されるか又は
透明である組合せのどちらでもよい。アンカー層8は、
絵柄印刷層3と透光性層4とを強固に接着させるもので
あり、このアンカー層8は、各種のコーティング法で厚
さ0.1〜20μ好ましくは、0.2〜2μで形成される。アン
カー層8の具体的構成材料としては、塩化ビニル系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルア
ルコール系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポ
リエステル系樹脂等の単体,混合物,共重合体であり従
来のアンカー層として使用できうるものが用いられ、こ
のようなアンカー層の着色は前述の如き染料もしくは顔
料によって常法に従って透光性に着色することができ
る。このようにして変形な絵柄付ホログラム転写シート
Bが完成する。
(作用・効果) 本発明の絵柄付ホログラムシートは絵柄印刷層すなわち
様々な模様が、ホログラム形成層上に設けられかつ、ホ
ログラム形成層が透光性に着色されるか又は透明である
ことにより以下の特有な効果を有している。
様々な模様が、ホログラム形成層上に設けられかつ、ホ
ログラム形成層が透光性に着色されるか又は透明である
ことにより以下の特有な効果を有している。
(1)本発明によると用途に応じたホログラムとそれに
一体調和した適宜な絵柄をホログラム上に設けることが
可能であるから絵柄付ホログラムシートを転写する部位
のデザインに合わせた調和のとれた絵柄付きホログラム
を様々の被着体に設けることができる。
一体調和した適宜な絵柄をホログラム上に設けることが
可能であるから絵柄付ホログラムシートを転写する部位
のデザインに合わせた調和のとれた絵柄付きホログラム
を様々の被着体に設けることができる。
(2)更に、転写されたホログラム上にある絵柄は、隠
蔽層でもあるため、絵柄と積層された部分のホログラム
の微小凹凸形状への入射光やホログラムの微小凹凸形状
からの反射光を絵柄印刷層が遮るため、絵柄の部分では
ホログラムが再生されず、どの角度から見たとしても絵
柄を見ることができる。また、撮影によりホログラムを
不正に偽造しようとしても、隠蔽層たる絵柄印刷層が物
体光を妨げるため、真正なホログラムと同じものを偽造
することが困難なものである。
蔽層でもあるため、絵柄と積層された部分のホログラム
の微小凹凸形状への入射光やホログラムの微小凹凸形状
からの反射光を絵柄印刷層が遮るため、絵柄の部分では
ホログラムが再生されず、どの角度から見たとしても絵
柄を見ることができる。また、撮影によりホログラムを
不正に偽造しようとしても、隠蔽層たる絵柄印刷層が物
体光を妨げるため、真正なホログラムと同じものを偽造
することが困難なものである。
(3)又、ホログラム画像と同調した暗証番号,記号を
ホログラム上に印刷できるため、個々の確認,照合デー
タを有したホログラムを転写することができる。
ホログラム上に印刷できるため、個々の確認,照合デー
タを有したホログラムを転写することができる。
それゆえ、カード,証券類,証書類,証明書類に設けれ
ば極めて高い偽造防止性が付与される。
ば極めて高い偽造防止性が付与される。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、こ
れら実施例に限定されるものではない。
れら実施例に限定されるものではない。
実施例1 剥離シートとしての厚み25μのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
次に、上記の剥離層の上に下記の配合割合からなるイン
キ組成物(2)を使用して、シルクスクリーン印刷方式
によって多色の絵柄印刷層を形成した。次に又、上記の
剥離層の上に下記の配合割合からなるホログラム形成用
組成物(3)を使用して、グラビアリバースコートによ
って、厚さ2.5μのホログラム形成層を設けた。
キ組成物(2)を使用して、シルクスクリーン印刷方式
によって多色の絵柄印刷層を形成した。次に又、上記の
剥離層の上に下記の配合割合からなるホログラム形成用
組成物(3)を使用して、グラビアリバースコートによ
って、厚さ2.5μのホログラム形成層を設けた。
次にこのホログラム形成層の樹脂面にホログラム原版と
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より175k
V、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで通しつつ
電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化させた。
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より175k
V、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで通しつつ
電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化させた。
次にこのホログラムが形成された上記フィルムをホログ
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(4)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(4)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
次に、上記で得たホログラム転写シートの感熱接着剤層
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃,圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層ホログラム層等を
カード上に転写した。このものは、ホログラムの再生が
困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷層
の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なもの
でより偽造防止効果を高めた。
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃,圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層ホログラム層等を
カード上に転写した。このものは、ホログラムの再生が
困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷層
の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なもの
でより偽造防止効果を高めた。
(1)剥離層形成用組成物 (2)インキ組成物 (3)ホログラム形成層用組成物 (4)接着層用組成物 実施例2 剥離シートとしての厚み25μのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
次に、上記の剥離層の上に下記の配合割合からなるイン
キ組成物(2)を使用して、シルクスクリーン印刷方式
によって、多色の絵柄印刷層を形成した。
キ組成物(2)を使用して、シルクスクリーン印刷方式
によって、多色の絵柄印刷層を形成した。
次に上記の印刷層の上に、下記の配合割合からなるアン
カー用組成物(3)を使用して、グラビアリバースコー
トによって、厚さ1μのアンカー層を形成した。
カー用組成物(3)を使用して、グラビアリバースコー
トによって、厚さ1μのアンカー層を形成した。
次に又、上記のアンカー層の上に下記の配合割合からな
るホログラム形成用組成物(4)を使用して、グラビア
バースコートによって、厚さ2.5μのホログラム形成層
を設けた。
るホログラム形成用組成物(4)を使用して、グラビア
バースコートによって、厚さ2.5μのホログラム形成層
を設けた。
次にこのホログラム形成層の樹脂面にホログラム原版と
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より175k
V、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで通しつつ
電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化させた。
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より175k
V、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで通しつつ
電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化させた。
次にこのホログラムが形成された上記フィルムをホログ
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(5)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(5)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
次に、上記で得たホログラム転写シートの感熱接着剤層
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃,圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層,ホログラム層等
をカード上に転写した。このものは、ホログラムの再生
が困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷
層の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なも
のでより偽造防止効果を高めた。
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃,圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層,ホログラム層等
をカード上に転写した。このものは、ホログラムの再生
が困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷
層の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なも
のでより偽造防止効果を高めた。
(1)剥離層形成用組成物 (2)インキ組成物 (3)アンカー用組成物 (4)ホログラム形成層用組成物 (5)接着層用組成物 実施例3 剥離シートとしての厚み25μのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
次に、上記の剥離層の上に下記の配合割合からなるイン
キ組成物(2)を使用して、シルクスクリーン印刷方式
によって、多色の絵柄印刷層を形成した。尚、着色剤と
しては、隠蔽性の高い顔料を使用して不透明な多色の絵
柄印刷層を形成した。
キ組成物(2)を使用して、シルクスクリーン印刷方式
によって、多色の絵柄印刷層を形成した。尚、着色剤と
しては、隠蔽性の高い顔料を使用して不透明な多色の絵
柄印刷層を形成した。
次に上記の印刷層の上に、下記の配合割合からなる着色
透明アンカー用組成物(3)を使用してグラビアリバー
スコートによって、厚さ1μの着色透明アンカー層を形
成した。
透明アンカー用組成物(3)を使用してグラビアリバー
スコートによって、厚さ1μの着色透明アンカー層を形
成した。
次に又、上記のアンカー層の上に、下記の配合割合から
なるホログラム形成用組成物(4)を使用して、グラビ
アリバースコートによって、厚さ2.5μのホログラム形
成層を設けた。
なるホログラム形成用組成物(4)を使用して、グラビ
アリバースコートによって、厚さ2.5μのホログラム形
成層を設けた。
次にこのホログラム形成層の樹脂面にホログラム原版と
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より高圧
水銀灯を使用して紫外線を照射してホログラム形成用樹
脂を硬化させた。
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より高圧
水銀灯を使用して紫外線を照射してホログラム形成用樹
脂を硬化させた。
次にこのホログラムが形成された上記フィルムをホログ
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(5)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(5)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
次に、上記で得たホログラム転写シートの感熱接着剤層
の面と商品券の表面とを重ね合わせ、その両者を温度15
0℃、圧力10kg/cm2の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次
に転写シートの剥離シートを剥離層面から引剥して印刷
層,ホログラム層等を商品券上に転写した。このもの
は、ホログラムの再生が困難であることから偽造防止効
果を有し、かつ、印刷層の絵柄と着色状のホログラムと
が一体となって極めて美麗なものでより偽造防止効果を
高めた。
の面と商品券の表面とを重ね合わせ、その両者を温度15
0℃、圧力10kg/cm2の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次
に転写シートの剥離シートを剥離層面から引剥して印刷
層,ホログラム層等を商品券上に転写した。このもの
は、ホログラムの再生が困難であることから偽造防止効
果を有し、かつ、印刷層の絵柄と着色状のホログラムと
が一体となって極めて美麗なものでより偽造防止効果を
高めた。
(1)剥離層形成用組成物 (2)インキ組成物 (3)着色透明アンカー用組成物 (4)ホログラム形成層用組成物 (5)接着層用組成物 実施例4 剥離シートとしての厚み25μのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
次に、上記の剥離層の上に、インキ組成物を使用して実
施例1と同様にして多色の絵柄印刷層を形成する際に、
着色剤として隠蔽性の高い顔料を含む不透明なインキ組
成物(2)の(イ)と、染料を含む透明なインキ組成物
(2)の(ロ)とを使用して、多色の絵柄印刷層の絵柄
が、透明な部分と、不透明な部分とが組み合わさった多
色絵柄印刷層を形成した。次に上記の印刷層の上に、下
記の配合割合からなるアンカー用組成物(3)を使用し
て、グラビアリバースコートによって、厚さ1μのアン
カー層を形成した。
施例1と同様にして多色の絵柄印刷層を形成する際に、
着色剤として隠蔽性の高い顔料を含む不透明なインキ組
成物(2)の(イ)と、染料を含む透明なインキ組成物
(2)の(ロ)とを使用して、多色の絵柄印刷層の絵柄
が、透明な部分と、不透明な部分とが組み合わさった多
色絵柄印刷層を形成した。次に上記の印刷層の上に、下
記の配合割合からなるアンカー用組成物(3)を使用し
て、グラビアリバースコートによって、厚さ1μのアン
カー層を形成した。
次に又、上記のアンカー層の上に下記の配合割合からな
るホログラム形成用組成物(4)を使用して、グラビア
リバースコートによって、厚さ2.5μのホログラム形成
層を設けた。
るホログラム形成用組成物(4)を使用して、グラビア
リバースコートによって、厚さ2.5μのホログラム形成
層を設けた。
次にこのホログラム形成層の樹脂面にホログラム原版と
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より175k
V、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで通しつつ
電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化させた。
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より175k
V、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで通しつつ
電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化させた。
次にこのホログラムが形成された上記フィルムをホログ
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(5)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(5)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
次に、上記で得たホログラム転写シートの感熱接着剤層
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃,圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層,ホログラム層等
をカード上に転写した。このものは、ホログラムの再生
が困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷
層の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なも
のでより偽造防止効果を高めた。
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃,圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層,ホログラム層等
をカード上に転写した。このものは、ホログラムの再生
が困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷
層の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なも
のでより偽造防止効果を高めた。
(1)剥離層形成用組成物 (2)インキ組成物 (イ)不透明なインキ組成物 (ロ)透明なインキ組成物 (3)アンカー用組成物 (4)ホログラム形成層用組成物 (5)接着層用組成物 実施例5 剥離シートとしての厚み25μのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
ートフィルムに、保護層兼剥離層として下記の配合割合
からなる剥離層形成用組成物(1)を使用してグラビア
リバースコートによって剥離層(厚さ0.5μ)を形成し
た。
次に、上記の剥離層の上に下記の配合割合からなるイン
キ組成物(2)を使用して、シルクスクリーン印刷方式
によって、多色の絵柄印刷層を形成した。尚、印刷に際
しては、絵柄の一パターン部を切欠いて白抜きを設けて
窓あきの多色絵柄印刷層を形成した。
キ組成物(2)を使用して、シルクスクリーン印刷方式
によって、多色の絵柄印刷層を形成した。尚、印刷に際
しては、絵柄の一パターン部を切欠いて白抜きを設けて
窓あきの多色絵柄印刷層を形成した。
次に上記の印刷層の上に、下記の配合割合からなるアン
カー用組成物(3)を使用して、グラビアリバースコー
トによって、厚さ1μのアンカー層を形成した。
カー用組成物(3)を使用して、グラビアリバースコー
トによって、厚さ1μのアンカー層を形成した。
次に又、上記のアンカー層の上に下記の配合割合からな
るホログラム形成用組成物(4)を使用して、グラビア
リバースコートによって、厚さ2.5μのホログラム形成
層を設けた。
るホログラム形成用組成物(4)を使用して、グラビア
リバースコートによって、厚さ2.5μのホログラム形成
層を設けた。
次にこのホログラム形成層の樹脂面にホログラム原版と
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より175k
V、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで通しつつ
電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化させた。
して、ホログラムが微小凹凸形状で記録されている金型
を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面より175k
V、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで通しつつ
電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化させた。
次にこのホログラムが形成された上記フィルムをホログ
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(5)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、下記の
感熱接着剤(5)を乾燥時厚さ約5μに塗布し、乾燥し
て本発明のホログラム転写シートを作成した。
次に、上記で得たホログラム転写シートの感熱接着剤層
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃、圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層,ホログラム層等
をカード上に転写した。このものは、ホログラムの再生
が困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷
層の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なも
のでより偽造防止効果を高めた。
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃、圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層,ホログラム層等
をカード上に転写した。このものは、ホログラムの再生
が困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷
層の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なも
のでより偽造防止効果を高めた。
(1)剥離層形成用組成物 (2)インキ組成物 (3)アンカー用組成物 (4)ホログラム形成層用組成物 (5)接着層用組成物 実施例6 剥離シートとしての厚み25μのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに、保護層兼剥離層として硬化アクリル系
樹脂(総研化学社製、サーモラックST104)をビヒクル
とする組成物を0.5μの厚みに塗布して剥離層を形成し
た。
ートフィルムに、保護層兼剥離層として硬化アクリル系
樹脂(総研化学社製、サーモラックST104)をビヒクル
とする組成物を0.5μの厚みに塗布して剥離層を形成し
た。
次に、上記の剥離層の上に実施例1で使用したインキ組
成物を使用して、シルクスクリーン印刷方式によって多
色の絵柄印刷層を形成した。
成物を使用して、シルクスクリーン印刷方式によって多
色の絵柄印刷層を形成した。
次に上記の印刷層の上に、実施例2で使用したアンカー
用組成物を使用して、グラビアリバースコートによっ
て、厚さ1μのアンカー層を形成した。
用組成物を使用して、グラビアリバースコートによっ
て、厚さ1μのアンカー層を形成した。
更に、この上に着色合成樹脂として、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート100重量部に対し、含金属赤色
染料(チバガイギー社製、Co錯塩系含金属アゾ染料、オ
ラゾールレッドG)3重量部を溶解したものを、厚みが
2μmになるように塗布し、ホログラム形成用フィルム
を作成した。
ロパントリアクリレート100重量部に対し、含金属赤色
染料(チバガイギー社製、Co錯塩系含金属アゾ染料、オ
ラゾールレッドG)3重量部を溶解したものを、厚みが
2μmになるように塗布し、ホログラム形成用フィルム
を作成した。
次にこのホログラム形成用フィルムの樹脂面にホログラ
ム原版として、ホログラムが微小凹凸形状で記録されて
いる金型を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面
より175kV、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで
通しつつ電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化
させた。
ム原版として、ホログラムが微小凹凸形状で記録されて
いる金型を加圧密着させ、この状態でこれをフィルム面
より175kV、10Mradの強度の電子線下に5m/minの速さで
通しつつ電子線を照射してホログラム形成用樹脂を硬化
させた。
次にこのホログラムが形成された上記フィルムをホログ
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、実施例
1で使用した感熱接着剤を乾燥時厚さ約5μに塗布し、
乾燥して赤色の本発明の着色ホログラム転写シートを作
成した。
ラム原版より剥離し、凹凸が形成された面にアルミニウ
ムを300オングストロームの厚みに真空蒸着し、更にそ
の蒸着面に、グラビアコーティング方法により、実施例
1で使用した感熱接着剤を乾燥時厚さ約5μに塗布し、
乾燥して赤色の本発明の着色ホログラム転写シートを作
成した。
次に、上記で得たホログラム転写シートの感熱接着剤層
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃,圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層,ホログラム層等
をカード上に転写した。このものは、ホログラムの再生
が困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷
層の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なも
のでより偽造防止効果を高めた。
の面とポリ塩化ビニル樹脂製のクレジットカードの表面
とを重ね合わせ、その両者を温度150℃,圧力10kg/cm2
の条件で1〜3秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥離
シートを剥離層面から引剥して印刷層,ホログラム層等
をカード上に転写した。このものは、ホログラムの再生
が困難であることから偽造防止効果を有し、かつ、印刷
層の絵柄とホログラムとが一体となって極めて美麗なも
のでより偽造防止効果を高めた。
第1図および第2図は本発明の絵柄付きホログラム転写
シートの構成を示す断面図である。 1……支持体 2……剥離性保護層 3……絵柄印刷層 4……透光性層 5……微小凹凸形状 6……反射性薄膜層 7……接着剤層 8……アンカー層
シートの構成を示す断面図である。 1……支持体 2……剥離性保護層 3……絵柄印刷層 4……透光性層 5……微小凹凸形状 6……反射性薄膜層 7……接着剤層 8……アンカー層
Claims (6)
- 【請求項1】支持体上に、絵柄印刷層、ホログラムの微
小凹凸形状を有する透光性層、反射性薄膜層および接着
剤層が転写層として順次積層してあり、前記絵柄印刷層
が上記透光性層の一部を覆う印刷模様からなるホログラ
ム転写シートにおいて、前記絵柄印刷層が可視光線の波
長の半波長よりも大きい粒径の顔料からなる隠蔽層であ
り、前記転写層の支持体側の表面が平滑であり、前記透
光性層の反射性薄膜層側の表面にのみホログラムの微小
凹凸形状を有することを特徴とする絵柄付きホログラム
転写シート。 - 【請求項2】前記隠蔽層の形成されていない前記転写層
の少なくとも一部が、ホログラムを認識できる程度に透
明又は半透明に着色されている特許請求の範囲第(1)
項に記載の絵柄付きホログラム転写シート。 - 【請求項3】剥離性保護層が支持体と前記絵柄印刷層と
の間に形成されている特許請求の範囲第(1)又は
(2)項に記載の絵柄付きホログラム転写シート。 - 【請求項4】透光性層がアンカー層とホログラム形成層
とからなり、それらの少なくとも一層が透光性に着色さ
れている特許請求の範囲第(1)〜(3)項に記載の絵
柄付きホログラム転写シート。 - 【請求項5】反射性薄膜層が光反射性金属からなる特許
請求の範囲第(1)〜(4)項に記載の絵柄付きホログ
ラム転写シート。 - 【請求項6】反射性薄膜層が透光性層とは異なる屈折率
を持つ物質の連続薄膜からなる特許請求の範囲第(1)
〜(4)項に記載の絵柄付きホログラム転写シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60273035A JPH0679195B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 絵柄付きホログラム転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60273035A JPH0679195B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 絵柄付きホログラム転写シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62133476A JPS62133476A (ja) | 1987-06-16 |
JPH0679195B2 true JPH0679195B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=17522257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60273035A Expired - Lifetime JPH0679195B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 絵柄付きホログラム転写シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679195B2 (ja) |
Families Citing this family (20)
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JPH0439040Y2 (ja) * | 1987-06-22 | 1992-09-11 | ||
JPH02187389A (ja) * | 1989-01-17 | 1990-07-23 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 可逆性感熱記録層付き熱転写シート |
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JPH0721019Y2 (ja) * | 1989-03-28 | 1995-05-15 | ダイハツ工業株式会社 | 自動車の電装品制御システムのフェイルセーフ回路 |
DE3932505C2 (de) * | 1989-09-28 | 2001-03-15 | Gao Ges Automation Org | Datenträger mit einem optisch variablen Element |
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JP2868348B2 (ja) * | 1991-10-31 | 1999-03-10 | 日本写真印刷株式会社 | 部分ホログラム転写シートとその製造方法 |
JP2640887B2 (ja) * | 1991-10-31 | 1997-08-13 | 日本写真印刷株式会社 | 部分ホログラム転写シート |
JPH0640965U (ja) * | 1992-11-05 | 1994-05-31 | ヤマハ株式会社 | 加飾成形板 |
GB9506725D0 (en) | 1995-03-31 | 1995-05-24 | Hooley Anthony | Improvements in or relating to loudspeakers |
JP3928814B2 (ja) * | 1996-09-24 | 2007-06-13 | 大日本印刷株式会社 | 体積ホログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラベル |
US6000804A (en) * | 1997-09-30 | 1999-12-14 | Shiseido Co., Ltd. | Colored light retroreflective material and retroreflective hologram reconstructor using the same |
WO2009013883A1 (ja) * | 2007-07-20 | 2009-01-29 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | ホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器 |
JP5482988B2 (ja) | 2009-04-27 | 2014-05-07 | 大日本印刷株式会社 | 偽造防止媒体 |
JP5224060B2 (ja) * | 2009-04-27 | 2013-07-03 | 大日本印刷株式会社 | 偽造防止媒体 |
JP5565251B2 (ja) * | 2010-10-01 | 2014-08-06 | 凸版印刷株式会社 | 個人認証媒体 |
JP2015166760A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | 大日本印刷株式会社 | ホログラム構造体及びセキュリティ媒体 |
JP2017109849A (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 田中紙管株式会社 | 紙管 |
JP6879271B2 (ja) * | 2018-07-20 | 2021-06-02 | 大日本印刷株式会社 | セキュリティ媒体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60169887A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-03 | Nissha Printing Co Ltd | ホログラム画像再生用転写シ−ト及び物品表面にホログラム画像を再生する方法 |
-
1985
- 1985-12-04 JP JP60273035A patent/JPH0679195B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62133476A (ja) | 1987-06-16 |
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