JPS59189113A - ポリビニルアルコ−ル系重合体を一成分とするブロツク共重合体の製法 - Google Patents

ポリビニルアルコ−ル系重合体を一成分とするブロツク共重合体の製法

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JPS59189113A
JPS59189113A JP6267383A JP6267383A JPS59189113A JP S59189113 A JPS59189113 A JP S59189113A JP 6267383 A JP6267383 A JP 6267383A JP 6267383 A JP6267383 A JP 6267383A JP S59189113 A JPS59189113 A JP S59189113A
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寿昭 佐藤
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山内 淳之介
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリビニルアルコール系重合体を一成分とする
ブロック共重合体の製法に関する。更に詳しくは、一般
式P・8■で表わされ、Pは下記構造単位A、Bを含み
、Aの含量が100〜50モル嘱で、その重合度が55
00以下である末端にメルカプト基を有するポリビニル
アルコール系重合体の存在下建、ラジカル重合可能なモ
ノマーをフジ1 A ;  −(−OH2−0+ 品 凡1 B ;  ÷CH2−0−) −0−R2 1 カル重合することを特徴とするポリビニルアルコール系
重合体を一成分とするブロック共重合体の製法に関する
性質の異なる重合体成分の結合からなるブロック共重合
体は、共重合体成分の組合せの多様性に対応して種々の
異なった物性を有し、耐衝撃性樹脂、高分子乳化剤、分
散剤等としての利用のほか、景近では膜材や医用材料と
しても注目を集めておシ、グフフト共重合体とともにそ
の研究例は多岐にわたっている。
ポリビニルアルコール系重合体(以下PVA系重合体と
略記)に関しては、PVA系重合体を幹としたグフフト
重合体姉ついては多くの研究、応用が行なわれているが
、PVA系重合体を一成分とするブロック共重合体につ
いては、はとんどその例がない。しかしPVA系重合体
は周知の如く、水溶性高分子では数少ない結晶性高分子
であり、力学的、界面化学的性質がすぐれた水溶性高分
子として賞月されているものであシ、PVA系重合体を
一成分とするブロック共重合体は、PVA系重合体の有
するすぐれた性質を保持しつつ、新しい性質を付与した
材料として期待されるものである。
本発明者らは、PVA系重合体を一成分とするブロック
共重合体の製造方法に関して鋭意検討した結果、一般式
P−8Rで表わされ、Pは下記構造単位A、Bl含み、
Aの含量が100〜50%で、その重合度が3500以
下である末端にメルカプト基を有するPVA系重合体の
存在下に、ラジカル1 A ; + (−OH2−43+ 晶 1 1 乙ここに几1−■または炭素数1から6までの炭)取合
可能なモノマーをフジ力lし重合することによって、P
VA系重合体を一成分とするブロック共重合体を製造で
きることを見出し、本発明を完成したものである。
本発明で使用される末端にメルカプト基を有するPVA
系重合体はチオール酸の存在下にビニルエステル類七ツ
マ−を主体トスるビニ/l/モノマ8−を重合して得た
ポリビニルエステル系重合体を常法によりけん化して得
られるが、この製造方法については以下に詳述する。
まずここで使用するチオール酸は一008H基を有する
有機千オール酸を包含する。例えばチオール酢酸、チオ
ール10ピオン酢、チオ−7し酪酸、チオール吉草酸等
があげられるが、中でもチオール酢酸が分解性もよく最
も好ましい。
tたビニルエステルはフジ力lし重合可能ナヒニルエス
テルであれば使用できる。例えばギ酸ビニル、酢酸ビニ
ル、10ピオン酸ビニル、パーサティック酸ビニル、ツ
ウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル等があげられるが
、中でも酢酸ビニルが最も重合性がよく、好ましい。ま
たこれらビニルエステルと共重合可能な七ツマ−を共存
させ共重合することもできる。例えばエチレン、プロピ
レン、イソブチレン、アクリル酸、メタクリル酸又はそ
の塩あるいはこれらのアルキルエステル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、トリメチAz−(3−アクリルアミド−3−
ジメチルプロヒ諏し)−アンモニウムクロリド、エチル
ビニルエーテル、ブチルビニルエーテル ビニル、臭化ビニル、7ツ化ビニル、塩化ビニリデン、
7ツ化ビニリデン、テトフフルオロエチレン等があげら
れる。
チオール酸の存在下の酢酸ビニル等のビニルエステル類
を主体とするビニルモノマーの重合はラジカル重合開始
剤の存在下、塊状重合法、溶液重合法、パール重合法、
乳化重合法などいずれの方法でも行なうことができるが
、メタノ−/1/を溶媒とする溶液重合法が工業的には
最も有利である。
重合中に存在させるチオール酸の重合系への添加量、添
加方法には特に制限はなく、目的とするポリビニルエス
テル系重合体の物性値によって適宜決定さるべきもので
ある。重合方式としては回分式、半連続式、連続式等公
知の方式を採用しうる。
フジカル重合開始剤としては2,2′−アゾビスイソブ
チロニトリル、過酸化ベンゾイル、過酸化カーボネート
等公知のラジカル重合開始剤が使用でキル力、2,2′
−アゾビスイソブチロニトリル等ノアゾ系開始剤が取扱
いやすく好ましい。また放射線、電子線等も使用するこ
とができる。重合温度は使用する開始剤の種類によす適
当な塩度を採用することが望ましいが、通常30〜90
℃の範囲から選ばれる。所定時間重合した後未重合のビ
ニルエステル類を通常の方法で除去することによシ末端
にチオール酸エステル基を有するポリビニルエステル系
重合体かえられる。
このようにして得られたポリビニルエステル系重合体は
常法によりけん化されるが、通常共重合体をアルコール
溶液とりわけメタノール溶液として実施するのが有利で
ある。アルコールは無水物のみならず少量の含水系のも
のも目的に応じて用いられ、また酢酸メチル、酢酸エチ
ルなどの有機溶媒を任意に含有せしめてもよい。けん化
温度は通常10〜70°Cの範囲から選ばれる。けん化
触媒としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナト
リウムメチフート、カリウムメチラート等のアルカリ性
触媒が好ましく、該触媒の使用量はけん化度の大小およ
び水分量等により適宜法められるが、ビニルエステル単
位忙対しモル比で0.001以上、好ましくは0.00
2以上用いることが望ましい。
一方アルカリ量が多くなりすぎると残存アルカリをポリ
マー中上り除去することが困難となシ、ポリマーが着色
する等好ましくなく、モル比で0.2以下にすることが
望ましい。なおポリビニルエステル系重合体中にカルボ
キシル基やそのエステル基等アルカリ触媒と反応し、ア
ルカリを消費する成分が共重合含有されている場合、そ
の分量を加えた量のアルカリ触媒を使用する必要がある
。このけん化反応によシ末端にチオール酸エステル基を
有するポリビニルエステル系重合体の末端のチオール酸
エステルと主鎖のビニルエステル結合かけん化され、ポ
リマー末端はメルカプト基に、主鎖ハビニルアルコール
になるが、主鎖のビニルエステル単位のけん化度は使用
目的に応じて変えられる。けん化反応後析出した重合体
は例えばメタノールで洗浄する等公知の方法で精製し、
残存アルカリ、酢Wj¥7 /L’カリ金属塩等の不純
物を除去して乾燥することによシ通常白色粉末としてえ
ることができる。
以上本発明で使用される末端にメルカプト基を有するP
VA系重合体の製造方法について述べたが、このPVA
系重合体の重合度は3500以下、好ましくは2000
以下、さらに好ましくは1000以下である。またAの
含量は50〜100モ/I/%、さらに水溶性の点から
は70モル外以上が好ましい。
次に本発明の末端忙メルカプト基を有するPVA系重合
体の存在下にフジカル重合を行なう方法について述べる
本発明の目的を達成するための重合方法としては、通常
公知の方法、たとえばバルク重合、溶液重合、バール重
合、および乳化重合などが採用されうるが、PVA系重
合体を溶解しうる溶剤、たとtは水やジメチルスルホキ
シドを主体とする媒体中で重合を行なうのが、好ましい
。また重合フ。
ロセスとしては回分法、半回分法、連続法のいづれも採
用することができる。
本発明のブロック共重合体を得るためのラジカル重合は
、通常のラジカル重合開始剤、たとえば2.2′−アゾ
ビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイドt
1ヲウロイルバーオキサイド、ジイソプロピルパーオキ
シカーボネート、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
等の中から重合系に合ったものを使用し、行なうことに
よって達成されるが、水系での重合の場合、PVA末端
のメルカプト基と臭素酸カリウム、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム、過酸化水素等の酸化剤によるレドッ
クス開始も可能であり、この巾でも臭素酸カリウムは、
通常の重合条件下では単独ではフジカルを発生せず、P
VA末端のメルカプト基とのレドックス反応妬よっての
み分解、ラジカルを発生することから、本発明のブロッ
ク共重合体を合成する上で特に好ましい開始剤である。
本発明の末端にメルカプト基を有するPVA系重合体の
存在下にフジカル重合を行なうに際し、重合系が酸性で
あることが重要であり、望ましい。
これはメルカプト基が塩基性下においては、化ツマ−の
二重結合へイオン的に付加、消失する速度が大きく、重
合効率が著しく低下するためであシ、水系の重合であれ
ば、全ての重合操作をpH4以下で実施するととが望ま
しい。
本発明のPVA系重合体を一成分とするブロック共重合
体の油成分をなす重合体は、ラジカル重合可能な化ツマ
−の単独重合体あるいはランダム共重合体によって構成
され、組成、分子量、分子量分布等には特に制限はない
が、PVA系重合体と油成分重合体の重量比は、好まし
くは(油成分重合体重量)/(PVA系重合体重量) 
= 0.1〜20であり、更に好ましくは(油成分重合
体重量)/(PVA系重合体重量)−0,5〜1oであ
る。
本発明においてフジ力/I/(共)重合可能な七ノマー
トシてハ、エチレン、プロピレン、イソブチレン等のオ
レフィン、塩化ビニル、フッ化ビニル、ビニリデンクロ
リド、ビニリデン77L/オフイドなどのハロゲン化オ
レフィン、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、バーサチック酸ヒニル等のビニルエステル、7クリ
ル酸、メタクリ/し酸およびそのエステルであるアクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸2−ヒげロキシェチル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ/L’%メタク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メ
タクリル酸2−ヒ゛ドロキシエチル、アクリル酸ジメチ
ルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルお
よびこれらの四級化物、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N、N−ジメチ
ルアクリルアミド、アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸およびそのナトリウム塩のアクリルレアミ
ド系七ツマ−、スチレン、α−メチルスチレン、p−ス
チレンスルホン酸およびそのナトリウム、カリウム塩等
のスチレン糸上ツマ−1その(I N−ビニルピロリド
ン等があげられる。
本発明のPVA系重合体を一成分とするブロック共重合
体の製造方法は、きわめて広範囲の性質を有するPVA
系重合体を一成分とするブロック共重合体の製造方法を
提供するもので、末端にメルカプト基を有するPVAの
重合度、けん化度、あるいは共重合体の場合の組成を変
化させることと、油成分の重合体の組成、分子量をラジ
カル重合可能な七ツマ一群から任意に選択し組合せるこ
とによシ達成される。たとえば油成分重合体を与エルそ
ツマ−としてアクリル酸、アクリルアミドメタクリアし
酸軍ジメチルアミノエチルやp−スチレンスルホン酸ナ
トリウムのような水溶性重合体を与える化ツマ−を使用
すれば得られるPVA系ブロック共重合体は水溶性であ
シ、水系で重合を実施すれば、重合後そのままブロック
共重合体の水溶液として使用できる。またアクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル等の重合体が水に不溶で
ある場合には、水系で重合を実施すると条件にもよるが
、エマルジョン状となり、これも重合後そのtま使用で
きる。
本発明の製造方法の更なる特徴は、本発明の方法によれ
ば、耐アルカリ性のないポリビニルエステル類やポリア
クリル酸エステル類とPVA系重合体のブロック共重合
体が得られる点にある。PVA系重合体を一成分とする
ブロック共重合体は、ポリビニルエステル系重合体を一
成分とするブロック共重合体をtけん化することによっ
ても得られるが、油成分重合体が耐アルカリ性のない上
述したようなポリビニルエステル類やポリアクリル酸エ
ステル類の場合には、けん化工程でこれらの重合体も加
水分解をうけ、目的とするブロック共重合体は得られな
い。
本発明で得られるPVA系重合体を一成分とするブロッ
ク共重合体は、前述したような広範囲な性質を有するも
のであシ、さらに重合体のブレンド物とは異なる性質、
たとえばブロック共重合体の一方の成分の重合体と能力
の成分の重合体の相溶性が良好であるなどの性質を有し
ているので、各種の用途に応用可能である。たと乏−ば
紙の内添サイズ剤、紙表面サイジング剤、紙コーテイン
グ剤、繊維製品用サイズ剤、経糸糊剤、繊維加工剤、塗
料、グラスファイバーのコーティング剤、金属の表面コ
ート剤、防曇剤等の被覆剤関係、木材、紙、アルミ箔、
プラスチック等の接着剤、不織布バインダー、繊維状バ
インダー、石膏ボードおよび繊維板等の建材用バインダ
ー、各種エマルジョン系接着剤の増粘剤、尿素樹脂系接
着剤用添加剤、セメント、モルタル用またはセラミック
などの無機物バインダーまたは添加剤、ホットメルト型
接着剤、感圧接着剤等の各種接着剤関係、エチレン、ス
チレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸エステ/L/
、塩化ビニlv1樵化ビニリデン、アクリロニトリ)v
等のエチレン系不飽和単量体およびブタジェン系弔量体
などの乳化重合用分散剤、塗料、接着剤等の顔料分散安
定剤、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、(メタ
)クリル酸エステル、酢酸ビニル等の各種エチレン性不
飽和単量体の懸濁重合用分散安定剤、繊維、フィルム、
シート、バイブ、チューブ、水溶性繊維、暫定皮膜等の
成型物関係、疎水性樹脂への親水性付与剤、複合繊維、
フィルムその曲成型物用添加剤等の合成樹脂用ブレンド
剤関係、土質改良剤、土質安定剤、感光性樹脂用途など
広範囲な用途に応用可能である。
以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらによって何等限定されるものではない。な
お実施例中、部および多はいづれも重量基準を意味する
〔末端にメルカプト基を有するPVA系重合体の合成〕
(凪1) 酢酸ビニル(以下VAcと略記)2400部、メタノ−
/I/ 580部およびチオール酢酸0.93部を反応
容器にとり、内部を充分に窒素置換した後外温を65℃
にあげ、内温が60°Cに達したところで、2.2′−
アゾビスイソブチロニトリル0.868 部’C含むメ
タノ−/L’20部を加えた。直ちにチオール酢酸17
.4部を含むメタノール溶液60部を5時間にわたって
均一に加えた。5時間後の重合率は50.4%であった
。5時間後に容器を冷却し、減圧下に残留するVAcを
メタノールとともに系外へ迫出す操作をメタ/−/I/
を追加しながら行ない、PVAcのj9/−/L’溶I
l!c′ff:得た。(濃度64.5%)このメタノー
ル溶液の一部をとり、P VAc濃度50%、(NaO
H) / (VAc) = 0.05 (モル比)とな
るようにNaOHのメタノール溶液を加え、40°Cで
けん化してPVAとした。このPVAをメタノ−/l/
によるソックスレー洗浄によって精製した後水中30℃
で〔η〕を測定し、(v) = 7.51 X 1 [
1−5XPで重合度を計算したところ160であり、け
ん化度を測定すると98.6%であった。
次にこの精製、PVAを用いて、PVA中釦含まれるメ
ルカプト基量をヨウ素酸化による方法で求めたところ、
1.87 X 1頭4当量/9−PVA  のメルカプ
ト基の存在が確認された。
(隘2)、(隘3) 凪1と同様の方法でチオール酢酸の量を変えて重合し、
けん化して末端にメルカプト基を有するPVA系重合体
を得た。重合条件、結果を表1に示す。
表  1 (けん化時のPVAc濃度は40%) (NLIL4) 庵2で重合して得たPVAcのメタノール溶液の一部t
l:す、PVAc l1度40 %、(NaOH)/(
VAc)表  2 実施例1 座1のPVA10部に蒸留水110部を加え、95°c
−′cPVAを溶解し、窒素流下に30 ℃まで冷却し
、あらかじめ窒素置換したアクIJ )し酸10部を加
えた。次に臭素酸カリウム0.32部を窒素置換した蒸
留水10部に溶解した水溶液を全量添加し、30°Cで
重合を開始させた。2時間で重合は完了し、重合率は1
00.1%、固形分濃度は14.4%のPVA−ポリア
クリル酸のブロック共重合体水溶液が得られた。
実施例2 隘3のPVA10部に蒸留水108部を加え、95°C
でPVAを溶解し、窒素流下に室温まで冷却し、あらか
じめ窒素置換したアクリル酸10部を加えた。次に60
°Cに昇温し、臭素酸カリウム0.152部を窒素置換
した蒸留水12部に溶解した水溶液の添加を開始し、重
合をはじめた。臭素酸カリウム水溶液の添加は2 me
 75分の速度で30分間均一に実施し・た。1時間で
重合は完了し、重合率101.4%、固形分濃度14.
9係のPVA−ポリアクリル酸のブロック共重合体水溶
液が得られた。
実施例6 患2のPVA10部に蒸留水108部を加え、95°C
でPvAを溶解し室温まで冷却した。N/2−H2SO
4を加えてPH−3に調整し、アクリルアミド10部を
加え、溶解させたのち、窒素置換をして60°CK=F
[した。そこで臭素酸カリウム0.217gを窒素置換
した蒸留水に溶解した水溶液の添加を開始し、重合をは
じめた。臭素酸カリウム水溶液の添加は2 譚t15分
の速度で、30分間均一に実施した。90分で重合は完
了し、重合率101.7矢、固形分濃度14.5%のP
VA−ポリアクリルアミドのブロック共重合体水溶液が
得られた。
実施例3で得られたPVA−ポリアクリルアミドのブロ
ック共重合体の5%水溶液を流延してフィルムとした。
一方このブロック共重合体と同一組成のPVAとポリア
クリルアミドの5%水溶液を調整し、流延してフィルム
とした。ブロック共重合体からのフィルムは透明均一で
あったが、混合物からのフィルムは白濁し、相分離が認
められた。
実施例4〜7 実施例3と同様な方法でPVAを一成分とするブロック
共重合体を合成した。重合条件、結果を表5Kまとめて
示す。
表  3 DMA: N、N−ジメチルアクリルアミドEAニアク
リル酸エチル AA°アクリル酸 V A c :酢酸ビニル St:スチレン 実施例4で得られたPVA−ポ+)N、N−ジメチルア
クリルアミドのブロック共重合体の5%水溶液を流延し
てフィルムとした。一方このブロック共重合体と同一組
成のPVAとポリN、N−ジメチルアクリルアミドの5
%水溶液を調整し、流延してフィルムとした。ブロック
共重合体からのフィルムは透明均一であったが、混合物
からのフィルムは白濁し、相分離が認められた。
実施例8 隘5のPVA10部に蒸留水110部を加え、95°C
−rPVAを溶解し、室温まで冷却した。
N/2− H2S OJを加えてPH=3VC調整し、
アクリルアミド10部を加え溶解させたのち、窒素置換
をして60°Cに昇i温した。そこで過硫酸カリウム0
.2gを窒素置換した蒸留水10部した水溶液を全量添
加し、重合をはじめた。重合は2時間で終了し、重合率
99.7%、固形分濃度14.3%のPVA−ポリアク
リルアミドのブロック共重合体水溶液が得られた。
実施例8で得られたPVA−ポリアクIJ /レアミド
のブロック共重合体の5%水溶液を流延してフィルムと
した。一方このブロック共重合体と同一組成のPVAと
ポリアクリルアミドの5%水溶液を調整し、流延してフ
ィルムとした。ブロック共重合体からのフィルムは透明
均一であったが、混合物からのフィルムは白濁し、相分
離が認められた。
実施例9 実施例8と同様にして七ツマ−をアクリル酸メチルに変
えて重合した。重合は2時間で終了し、重合率99.6
%、固形分濃度14.3%のPVA−ポリアクリル酸メ
チルのブロック共重合体がエマルジョンとして得られた
実施例10 !’h1のPVAの50%水溶液10部に蒸留水43部
を加えて溶解させた後、N/2−H2804でPHさ5
K 4 節し、メタノ−/L/40部、メタクリル酸メ
チル17部を加え、窒素置換を行なった。次に65’O
−tで昇温し、2.2′−アゾビスイソブチロニトリル
0.034部を窒素置換したメタノ−)v10部に溶解
した開始剤を添加し、重合を開始した。6時間重合後の
重合率は98%で、PVA−ポリメタクリル酸メチルの
ブロック共重合体がエマルジョン、一部沈殿の形で得ら
れた。
実施例11 隘4のPVAを使用する以外は実施例2と全く同様にし
て重合した。重合率100.5俤、固形分濃度14.7
%のPVA−ポリアクリル酸のブロック共重合体水溶液
が得られた。
特許出願人   株式会社 り ラ し代理人 弁理土
木多 堅 71

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  一般式P−8Hで表わされ、Pは下記構造単
    位A%Bを含み、Aの含量が100〜50モル%で、そ
    の重合度が5500以下である末端にメルカプト基を有
    するポリビニルアルコール系重合体の存在下に、ラジカ
    ル重合可能なモ1 A;  −(−C!H2−C± 品 1 ツマ−をラジカル重合することを特徴とするポリビニル
    アルコール系重合体を一成分とするブロック共重合体の
    製法。
  2. (2)  R’=I(、R2= OHgでおる特許請求
    範囲第1項記載のブロック共重合体の製法。
JP58062673A 1983-04-08 1983-04-08 ポリビニルアルコール系重合体を一成分とするブロツク共重合体の製法 Expired - Lifetime JPH0674304B2 (ja)

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