JPS588590B2 - ショットキ障壁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents
ショットキ障壁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法Info
- Publication number
- JPS588590B2 JPS588590B2 JP50088971A JP8897175A JPS588590B2 JP S588590 B2 JPS588590 B2 JP S588590B2 JP 50088971 A JP50088971 A JP 50088971A JP 8897175 A JP8897175 A JP 8897175A JP S588590 B2 JPS588590 B2 JP S588590B2
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- Japan
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- conductive layer
- drain
- schottky barrier
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は,ショットキ障壁ゲート型電界効果トランジス
タの製造方法に関する。
タの製造方法に関する。
ショットキ障壁ゲート型電界効果トランジスタ(以下単
にFETと略す)の高周波特性は、相互コンダクタンス
を高めるか、カットオフ周波数を上げるか、あるいはシ
リーズ抵抗を下げるかの何れかにより改善される。
にFETと略す)の高周波特性は、相互コンダクタンス
を高めるか、カットオフ周波数を上げるか、あるいはシ
リーズ抵抗を下げるかの何れかにより改善される。
相互コンダクタンスやカットオフ周波数はチャンネル長
に、又シリーズ抵抗はソース、ドレイン間隔に夫々依存
し、従ってFETの高周波特性改善のためにはチャンネ
ル長やソース、ドレイン間隔を短くすることが必要であ
る。
に、又シリーズ抵抗はソース、ドレイン間隔に夫々依存
し、従ってFETの高周波特性改善のためにはチャンネ
ル長やソース、ドレイン間隔を短くすることが必要であ
る。
然るに従来のFETの構造では、その製造上の加工精度
、特にフォトレジストの加工精度によってチャンネル長
やソース、ドレイン間隔の短縮が制限されてしまう。
、特にフォトレジストの加工精度によってチャンネル長
やソース、ドレイン間隔の短縮が制限されてしまう。
第1図に示す如く、従来の此種FETの典型的な構造は
、半絶縁性砒化ガリウム基体1上に形成された比較的低
い濃度を有するN型導電層2と、該層に形成され、該層
と同導電型を有するソース領域3及びドレイン領域4と
、該各領域上のソース電極5及びドレイン電極6と、導
電層2と接触してショットキ障壁を形成するゲート電極
7とからなり、ゲート電極7に負の電圧を印加すること
によってゲート電極下に空乏層が拡がり、この空乏層に
よってソース、ドレイン間のチャンネル容量が制御され
るものである。
、半絶縁性砒化ガリウム基体1上に形成された比較的低
い濃度を有するN型導電層2と、該層に形成され、該層
と同導電型を有するソース領域3及びドレイン領域4と
、該各領域上のソース電極5及びドレイン電極6と、導
電層2と接触してショットキ障壁を形成するゲート電極
7とからなり、ゲート電極7に負の電圧を印加すること
によってゲート電極下に空乏層が拡がり、この空乏層に
よってソース、ドレイン間のチャンネル容量が制御され
るものである。
斯るFETに於て、その高周波特性を改善するためには
ゲート電極7の長さを小さくしてチャンネル長Lを小さ
くし、あるいはソース領域3及びドレイン領域4を近接
させで、ソース、ドレイン間隔Wを短くすることが必要
とされる。
ゲート電極7の長さを小さくしてチャンネル長Lを小さ
くし、あるいはソース領域3及びドレイン領域4を近接
させで、ソース、ドレイン間隔Wを短くすることが必要
とされる。
しかし、ゲート電極7を含め各電極の形成には電極金属
の選択エッチング手法が使用され、又ソース領域3やド
レイン領域4の形成には選択拡散手法が使用されるのが
常であり、選択エッチング手法や選択拡散手法には何れ
もフォトレジスト加工が必要となるので、チャンネル長
Lやソース、ドレイン間隔Wはフォトレジスト加工精度
によつてその短縮が制限される。
の選択エッチング手法が使用され、又ソース領域3やド
レイン領域4の形成には選択拡散手法が使用されるのが
常であり、選択エッチング手法や選択拡散手法には何れ
もフォトレジスト加工が必要となるので、チャンネル長
Lやソース、ドレイン間隔Wはフォトレジスト加工精度
によつてその短縮が制限される。
例えばフォトレジスト加工精度は約2μであるからチャ
ンネル長Lや、ソース領域3とゲート電極7との距離あ
るいはゲート電極7とドレイン領域4との距離は何れも
2μ以下にすることは困難である。
ンネル長Lや、ソース領域3とゲート電極7との距離あ
るいはゲート電極7とドレイン領域4との距離は何れも
2μ以下にすることは困難である。
本発明はこのような難点に鑑みて為されたものであって
、チャンネル長はフォトレジスト加工精度と同程度に留
まるが、ソース領域とゲート電極間距離及びゲート電極
とドレイン領域間距離がフォトレジスト加工精度以下に
まで短縮される新しい方法を提供するものである。
、チャンネル長はフォトレジスト加工精度と同程度に留
まるが、ソース領域とゲート電極間距離及びゲート電極
とドレイン領域間距離がフォトレジスト加工精度以下に
まで短縮される新しい方法を提供するものである。
第2図〜第7図は本発明方法を工程順に示した要部の断
面図であって、本発明の第1の工程は第2図に示す如く
、半絶縁注砒化ガリウム基体10上にN型砒化ガ11ウ
ム層から成る導電層11を形成するところにある。
面図であって、本発明の第1の工程は第2図に示す如く
、半絶縁注砒化ガリウム基体10上にN型砒化ガ11ウ
ム層から成る導電層11を形成するところにある。
この導電層11の濃度は〔5〜10×1016/cm3
〕、厚みは約0.3μで、例えばエピタキシャル成長技
術に依り形成される。
〕、厚みは約0.3μで、例えばエピタキシャル成長技
術に依り形成される。
第3図は本発明の第2の工程を示しており、導電層11
に所定の間隔、具体的には第1図に示したソース、ドレ
イン間隔Wに該当する間隔を設けてN型高濃度のソース
、ドレイン各領域12、13を形成するところにあり、
その形成には選択拡散技術が用いられる。
に所定の間隔、具体的には第1図に示したソース、ドレ
イン間隔Wに該当する間隔を設けてN型高濃度のソース
、ドレイン各領域12、13を形成するところにあり、
その形成には選択拡散技術が用いられる。
第4図は本発明の第3の工程であり、ソース、ドレイン
各領域12、13にこれ等の各領域とオーミツクコンタ
クトを為す材料、例えば金−ゲルマニウム合金から成る
ソース、ドレイン各電極14、15を形成すると同時に
導電層11上の各電極14.15とは互に離れた位置に
この導電層11と接してショットキ障壁を形成するモリ
ブデンから成るゲート電極16を形成するところにある
。
各領域12、13にこれ等の各領域とオーミツクコンタ
クトを為す材料、例えば金−ゲルマニウム合金から成る
ソース、ドレイン各電極14、15を形成すると同時に
導電層11上の各電極14.15とは互に離れた位置に
この導電層11と接してショットキ障壁を形成するモリ
ブデンから成るゲート電極16を形成するところにある
。
本発明の第4の工程は第5図に示す如く、ソース、ドレ
イン各電極14.15及びゲート電極16に依って覆わ
れていない露出導電層11表面から導電層11に注入す
る事に依ってその注入領域を非晶質とするアルゴン等の
不活性イオン17を注入して露出導電層11を非晶質領
域18,19とするところにある。
イン各電極14.15及びゲート電極16に依って覆わ
れていない露出導電層11表面から導電層11に注入す
る事に依ってその注入領域を非晶質とするアルゴン等の
不活性イオン17を注入して露出導電層11を非晶質領
域18,19とするところにある。
この非晶質領域18,19の厚みは不活性イオン17の
注入時の加速電圧に依って制御されるが、好ましくは0
.1μ程度であり、またその注入量は非晶質を形成し易
い1014/cm3程度が好適である。
注入時の加速電圧に依って制御されるが、好ましくは0
.1μ程度であり、またその注入量は非晶質を形成し易
い1014/cm3程度が好適である。
本発明の第5の工程は第6図に示す如く、非晶質領域1
8,19をエッチング除去して露出領域20,21を得
るところにあるが、このエッチング工程は上記の条件で
アルゴンイオンを注入した場合、硫酸系のエッチング液
、例えば、 H2 SO4:H202:EH2O=1:1:100の
混液に投入する事に依って非晶質領域18,19は非晶
質化しでいない導電層11に比して約2倍のエッチング
速度でエッチングされ、しかもエッチング形状は単結晶
砒化ガリウムをエッチングした場合に生じるような結晶
面方向性をもたない。
8,19をエッチング除去して露出領域20,21を得
るところにあるが、このエッチング工程は上記の条件で
アルゴンイオンを注入した場合、硫酸系のエッチング液
、例えば、 H2 SO4:H202:EH2O=1:1:100の
混液に投入する事に依って非晶質領域18,19は非晶
質化しでいない導電層11に比して約2倍のエッチング
速度でエッチングされ、しかもエッチング形状は単結晶
砒化ガリウムをエッチングした場合に生じるような結晶
面方向性をもたない。
従って装置全体を砒化ガリウムに対するエッチング液に
投入することにより非晶質領域18.19を選択的にエ
ッチング除去でき,しかもその形状は各電極14,15
.16のパターンに応じたものが得られる。
投入することにより非晶質領域18.19を選択的にエ
ッチング除去でき,しかもその形状は各電極14,15
.16のパターンに応じたものが得られる。
尚、この露出領域20,21の深さは非晶質領域18,
19の厚さに略等しく0.1μ程度である。
19の厚さに略等しく0.1μ程度である。
本発明の最終工程は、この露出領域20,21にN型不
純物を選択イオン注入した後、熱処理する事に依ってN
型の高不純物濃度のソース延長領域22及びドレイン延
長領域23を得るところにある(第7図)。
純物を選択イオン注入した後、熱処理する事に依ってN
型の高不純物濃度のソース延長領域22及びドレイン延
長領域23を得るところにある(第7図)。
この各延長領域22,23は夫々ソース12とゲート電
極16の直下との間、及びゲート電極16の直下とドレ
イン13との間に夫夫位置し、第7図からも明らかな如
く、この各延長領域22,23とゲート電極16との実
質的な距離は、不活性イオン17の注入深さに該当し、
上記した例であれば0.1μに設定する事が出来る。
極16の直下との間、及びゲート電極16の直下とドレ
イン13との間に夫夫位置し、第7図からも明らかな如
く、この各延長領域22,23とゲート電極16との実
質的な距離は、不活性イオン17の注入深さに該当し、
上記した例であれば0.1μに設定する事が出来る。
そしてこの実質的なチャンネル長はフォトレジストの加
工精度には関係なく、フォトレジスト加工精度より格段
に高精度で制御出来るイオン注入技術に依って制御され
る。
工精度には関係なく、フォトレジスト加工精度より格段
に高精度で制御出来るイオン注入技術に依って制御され
る。
本発明は以上の説明から明らかな如く、イオン注入法に
依って不活姓イオンを注入して非晶質領域と為し、その
非晶質領域をエッチング除去する手法を用いでFETの
実質的なチャンネル長を規定しでいるので、フォトレジ
ストの加工精度より高い精度を示すイオン注入技術が用
い得、FETの高周波特性の改善を図る事が出来る。
依って不活姓イオンを注入して非晶質領域と為し、その
非晶質領域をエッチング除去する手法を用いでFETの
実質的なチャンネル長を規定しでいるので、フォトレジ
ストの加工精度より高い精度を示すイオン注入技術が用
い得、FETの高周波特性の改善を図る事が出来る。
第1図は従来のFETを示す断面図、第2図乃至第7図
は本発明方法を工程順に示した断面図であって、11は
導電層、12,13はソース、ドレイン領域、16はゲ
ート電極、18,19は非品質領域、22,23はソー
ス、ドレイン延長領域、を夫々示している。
は本発明方法を工程順に示した断面図であって、11は
導電層、12,13はソース、ドレイン領域、16はゲ
ート電極、18,19は非品質領域、22,23はソー
ス、ドレイン延長領域、を夫々示している。
Claims (1)
- 1 一導電型低濃度導電層に所定の間隔を設けて同導電
型高濃度のソース,ドレイン各領域を形成する工程、該
ソース、ドレイン各領域上にソース、ドレイン各電極を
、またソース、ドレイン各領域間で該両領域とは離れた
位置に上記導電層と接してショットキ障壁を形成する材
料から成るゲート電極を夫々形成する工程、これ等の電
極に依って覆われていない導電層の表面からの一部に該
導電層に注入する事に依ってその導電層を非品質とする
イオンを注入する工程、該非品質領域をエッチング除去
した後、そのエッチングに依って露出した導電層の表面
から同導電型の不純物を導入してソース、ドレイン各領
域とゲート電極位置との間に高濃度の一導電型延長領域
を形成する工程、とから成るショットキ障壁ゲート型電
界効果トランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50088971A JPS588590B2 (ja) | 1975-07-18 | 1975-07-18 | ショットキ障壁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50088971A JPS588590B2 (ja) | 1975-07-18 | 1975-07-18 | ショットキ障壁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5212583A JPS5212583A (en) | 1977-01-31 |
JPS588590B2 true JPS588590B2 (ja) | 1983-02-16 |
Family
ID=13957688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50088971A Expired JPS588590B2 (ja) | 1975-07-18 | 1975-07-18 | ショットキ障壁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588590B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59194475A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 電界効果トランジスタ |
JPS59202670A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-16 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPH0249437A (ja) * | 1989-03-18 | 1990-02-19 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4979183A (ja) * | 1972-12-01 | 1974-07-31 | ||
JPS5012983A (ja) * | 1973-05-28 | 1975-02-10 |
-
1975
- 1975-07-18 JP JP50088971A patent/JPS588590B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4979183A (ja) * | 1972-12-01 | 1974-07-31 | ||
JPS5012983A (ja) * | 1973-05-28 | 1975-02-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5212583A (en) | 1977-01-31 |
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