JPS584209A - 耐熱絶縁電線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリポーシミキサン樹脂を使用した耐熱絶縁
電線の改良に関する。

従来より１耐熱絶縁電線としてはポリイζド線、プリア
竜トイ電ド線、プリエステルイ竜ド線等が知られている
・しかるにこれらはいずれも絶縁皮膜が有機物であって
４００’ＣＩｉ度の温度で分解するため、常用２５Ｇ”
Ｃ程度までの範囲に用途が制限されていた。

一方、最近開発されたプリｌ費シーキサン樹脂は、その
分子骨格が各種結合のなかで特に結合エネルギーの大き
いケイ素−酸素結合（１Ｇ　６Ｋｃａｌ／ｍｏｌｅ）か
ら成るため、１２００℃″ｃ４０％以上の重量残存率を
示す優れた耐熱性を有しており、耐熱工業材料の原料と
して注目されている・しかるに、プリポ讐シ讐キサン樹
脂ペースの塗料により形成された塗膜は、機械的強度な
らびに耐加水分解性に乏しいという難点があった・また
ｌリボ菅シーキサン樹脂は、一般に分子量が、数１００
ないし数１０００の比較的低昼子量のものしか得られな
いため耐熱硬化特性も不充分であ？た。

このような難点に艦みて、本発明者らは先にｌすｄｖｓ
シ―キナン樹脂にシリコーン樹脂と無機質充填剤とを加
え漕剤に溶解又は分散させた耐熱性の絶縁塗料について
出願した。本発明はこの耐熱性絶縁塗料を塗布焼付けた
絶縁電線の、コイル巻時等の高温化で使用される前の耐
摩耗性、耐溶剤性、電気絶縁性を向上させるものであり
、詳しくは、導体上に、ｌすｄｌＷシｐキサン樹脂、シ
リコーン樹脂、無機質充填剤を混合して成る塗料の塗布
焼付層を設け、更にその上に、ポリエステル、ポリエス
テルイミド、ボリイ電ド、ポリアミドイミド、ポリアミ
ド、ｌリイミダゾビロ胃ン、ホルマール、ポリウレタン
、エポキシから運ばれた１種又は２種以上の樹脂から成
る絶縁被覆層を設けたことを特徴とする耐熱絶縁電線を
提供するものである。

本発明に使用されるポリボロシロキサン樹脂は、（麿）
　　　　８　　轟　　Ｘ４　　　　、　　８　　１１Ｌ
Ｘｓ　　　　ｅ　　　８　　１ＲＲ’Ｘ１　　　　　で
表わされるシテン化合物（但し、上式中Ｒ１ｗはアルキ
ル基又はアリール基、Ｘは水酸基、アルコキシル基、ア
セトキシル基であって、Ｘが水酸基の場合はその脱水縮
合物も含む）の１種又は２種以上と 伽）　ホウ酸、無水ホウ酸、ホウ酸金属塩、へ四ゲン化
ホウ素、ホウ酸エステルの１種又は２種以上とを％８ｉ
！Ｂの原子比で１！１０　Ｎ１０寥１好ましくは５１１
〜ｌ！器の範囲で５０〜８００℃で加熱して縮重合させ
ることにより得られる。

このとき必要に応じてアセチルアセＦン、無水酢醗、ク
レゾール、テトテヒドロ７テン、キシレン、Ｎ−メチル
−２−ピロリドン、ジメチルア七Ｆア叱ドのような有機
溶剤を用いてもよい・しかして、上記（ａ）　、　（ｂ
）　成分と共に下記の成分を配合して反応させることに
より、得られるｌすｌロシロキサン樹脂の可撓性や耐水
性を向上させることもできる・ （Ｃ）　　下記の一般式で表わされるシリコーンオイル ＲＲＲ （但し、凡はメチル基又はフェニル基、ａ−０〜２３０
０） （ｄ）　　芳香族アルコール、脂肪族多価アルコール、
フェノール類、芳香族カルボン酸 （ｅ）　　鉛、マンガン、コパルシ、亜鉛、カルシウム
等の有機塩の混合物 （ｆ）　　）ジェタノールアミン、七ノエタノールアセ
ン、ジェタノールアミン、フェニレンシアセン、エチレ
ンシアセン、トリメチレンシアセン、ジアミノジフェニ
ルエーテル、シア攬ノジ７工二ルメタン等の含窒素化合
物 ＜ｃ＞〜（ｆ）成分の配合量は、葎）成分と伽）成分と
の合計量１００重量部あたり、（Ｃ）成分は５〜１ｏｏ
重量部、（ｄ）成分は５〜３０重量部、（ａ）成分ハ０
．０１〜１０重量部、（ｆ）威容は、Ｎ原子の数が０）
）成分中のＢ原子の数１００あたり５〜２０Ｇとなる量
とすることが望ましい。上記（Ｃ）〜（ｆ）成分は、単
独で、もしくは２種以上で用いられる。

本発明に使用さｉるシリコーン樹脂としては、純シリコ
ーンの他にシリコーンアルキッド、シリコーンポリエス
テル、シリコーンアクリル、シリコーンエポキシ、シリ
コーンウレタン等があげられるＯ 大 更に、無機質充填剤としては、ガラス、アｌペスト、カ
オリナイト、モンモリロナイ）峰の粘土鉱物、雲母、タ
ルク、酸化アルζニウム、酸化ホウ素、酸化ジルコニウ
ム、酸化鉛、酸化亜鉛、讃化マダネシウム、タングステ
ン、カーバイド、チ暢 タニ→ムカーバイド、そりプデンカーバイド１シリコー
ンカーバイド、ジルＷ＆アチタン、二）田ケイ素、エト
璽ホウ素、窒化ホウ素、アルセン酸ナトリウム、チタン
酸カリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸アル竜ニウム、ケ
イ−マグネシウム、ケイｌｌｌ′Ｍ鉛、ケイ酸ジル：ニ
ウム、ケイ酸チタニウム、ケイ酸カルシウムアル屹ニウ
ム、ケイ酸リチウムアルセエウム、数種の金属酸化物を
混合溶融したセラセラタフリット噂がある。これらは単
独で使用してもよく、重た混合して使用しても同様の効
果が得られる。これらの無機質充填剤は天然産でもよく
合成品でもよいが、いずれも粒径１０／ｇ以下の微粉末
が礒ましい。

本発明においてｌリボ―シ田キサン樹脂と、シリコーン
樹脂と、無機質充填剤との配合比は、ボリボ田シロキサ
ン１００重量部あたり、シリコーン樹脂５〜４００重量
部、好重しくけ１０〜２００重量部、無機質充填剤は、
ｇ　！ｊ　Ｍ　Ｈ＠ｔ　ａキサン樹脂とシリコーン樹脂
との合計量１００重量部あたり、５〜３００重量部、好
ましくは５′〜２００重量部の範囲が適している。

シリコーン樹脂の配合量が５重量部未満であると焼付塗
膜の可撓性、耐加水分解性略が乏しくなす、逆に４００
重量部を越えるとプリボ撃シｗキサン樹脂の優れた耐熱
性が減殺され、かつシリコーン樹脂の分解温度以上の温
度における機械的特性が乏しくなる。

また、無機質充填剤の配合量が、ボリポ胃シシ午サン樹
脂とシリコーン樹脂との合計量１００重量部あたり、５
重量部未満では、耐熱軟化特性が乏しくなり、逆に３０
０重量部を越えると塗膜の機械的特性が乏しくなる。

本発明においては上述の成分の他に公知の、シリコーン
樹脂の硬化促進剤、着色額料、焼付硬化触媒その他の添
加剤を添加することができる。

本発明においては上述の成分を所定の比率でＮ−メチル
−２−ビルリドン等の極性溶剤やフェノール系溶剤等の
有機溶剤に溶解又は分散させるか、あるいはあらかじめ
有機溶剤に溶解させて潜液状にしたものを混合する。

このようにして得られた塗料を、Ｎｌメツ中鋼線やムｇ
メッキＳ線あるいはＮ１１ｉや五ｇ纏に通常の方法にて
塗布焼付けて本発明における耐熱絶縁電線の下引き層が
Ｊ１威される。

本発明に使用される上引き層を形成するポリエステル、
プリエステルイミド、ボリイ竜ド、プリアミＦイ叱ド、
ぎリアミド、ポリイミダゾビＷＷン、ホル！−ル、プリ
ウレタン、二がキシ啼の樹脂は絶縁塗料として市販され
ている・これらは混合しても良い◎この塗料の塗布焼付
層の厚さは要求される特性によって決定されるが、１ミ
クロン以上、かつ下引きの皮膜厚の２倍以下が適切であ
る。その理由はｌ竜り四ンより薄い七十分な効果が期待
できず、これより厚いと下引き層の耐熱性が充分発揮さ
れない。なお上引き暦の塗布焼付は通常の方法にて行な
われる。

このようにして形成された本発明の耐熱絶縁電線は原子
力発電、地熱発電等の３００℃以上の高い耐熱性の要求
される用途や耐火電線として好適である。

次に実施例について説明する０ 〔ボリボａシロキサン樹脂（溶液）の製造〕ジフェニル
ジヒドロキシシラン４ａｚｇ（２毫ル）、ホウ酸８３Ｆ
（１，３モル）、粘度（２５℃）がｌＯセンチスＦ−ク
スのジメチルシリコーンオイル２５６ｇを７ツスコに入
れ、窒素雰囲気中で攪拌下に寵温から４００℃まで６時
間を要して昇温させ、更に４００℃で１時間加熱攪拌し
て縮重合反応を行った。反応過−で６６９の水と７（１
の未反応の低分子量シリコーンオイルが溜出除来された
。得られた反応生成物は常温で無色ｍ形状であって、収
量は５２５９であった。この反応生成物の数平均分子量
はぎリスチレン換算で２５００であり、７００℃重での
焼成残存率は５５襲であった。

上記反応生成物をＮ−メチル−２−ビルリドンに溶解さ
せて不揮発分（２ｓＯ℃ｘｏ、ｓｈ＋ａｏ。

”ｃｘｌｋ）ｎｓ、６％の樹脂溶液とした０（実施例１
） ボリボ四シ田キサン樹■溶筐３Ｂ３９、東芝ｓ’リコー
ン’Ｉ’８Ｒ１１６（東芝シリプーン社製７エ墨ルメチ
ルシリコーン樹脂のキシレン５０１１１２の商品名）３
００Ｆ、東芝シリコーン硬化剤０Ｒ１２（東芝シリコー
ン社製シリコーン硬化剤のメタノール８０憾溶液の商品
名）　４０９．酸イヒ！ダネシウムｆｊ０９、”イカ３
（ｌおよびＮ−メチル−２−ビ習すドン約９（ｌとを混
合して不揮発分５０ＬＩＩの耐熱塗料を得た（ｌすＩシ
ロキサン富シリコーン樹脂冨無機充填剤（固廖分比）−
５０鵞　尿シ　Ｏ箇　４Ｇ）。

上記耐熱塗料を、炉長７．４１１の縦■焼付機を用いて
、焼付温度４５０℃、焼付線速１０■／分、塗布回数６
ＩＩの条件で直１１１．０−の品ツケルメツキ（メッキ
厚１．５ＪｌｌＩ）銅線上に塗布焼付けし、更に空焼温
度４５０℃、線速４．Ｑｓ／分の条件で６回空焼きを繰
返した。

更にその上にダリア電トイ竜ド塗料（日立化成社製ＨＩ
４０Ｇ）を、焼付温度４００℃、焼付纏速８．□ａ／分
塗布回数２回の条件で塗布焼付けて？ 本発明の耐熱電線を得た。得られた電線の特性について
の試験結果は表の通りであった。

（実施１１１２） ポリｇｏシ四キサン樹脂、シリコーン樹脂（東芝シリコ
ーンＴ８Ｒ１１７）、酸化！ダネシウム、マイカの固形
分比が４２＄１５！Ｓ：３０ｓｌＯである、不揮発分５
０−の耐熱論料費製造し、実施例１と同様の条件で塗布
焼付けして下引き層を形成した＠その上にパイ＃ＭＬ　
（チェｌ２社ｌ１ｌｓリイ々ドの前駆体であるぎりア々
ド酸樹脂溶液の商品名）を４００℃、８１１／分の条件
で２回塗布焼付けて本発明の耐熱電線を得た〇 得られた耐熱電線の特性は表の通りであった。

〔実施例３〕 ｌリポｐシレキサン樹脂、シリコーン樹脂（東芝シリコ
ーン’Ｉ’８Ｒ１１６）、酸化！グネシウムの固形分比
が４０ｓ６０ｔ４Ｇである不揮発分ＳＯ弧の耐熱塗料を
製造し、実施例１と同様の条件で塗布焼付けて下引き層
を形成した。その上にメリエステルイ竜ド塗料（日蝕ス
ケネクタデイ社製アイソ電ツド）を４００℃％８１１／
分の条件で２回塗布焼付けて本発明の耐熱電線を得た。

得られた耐熱電線の特性は表の通りであった。

なお表中の比較例は実施例における上引き層を設けない
電線であり、比較のためあげた。

褒 以上の実施例から明らかなように本発明の耐熱電線は、
コイル巻時略において要求される耐摩耗性、耐溶剤性等
の特性が改着されるとともに高温時の特性に優れている
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、導体上に、プリボ四シ諧キサン樹脂、シリエステル
   イ竜ド、ボリイセド、ポリアセトイ又は２種以上の樹脂
   から成る絶縁被覆層を設けたことを特徴とする耐熱絶縁
   電線。