JPS5840987B2 - 塩化ビニル系樹脂発泡成形体の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂発泡成形体の製造方法

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JPS5840987B2
JPS5840987B2 JP54059924A JP5992479A JPS5840987B2 JP S5840987 B2 JPS5840987 B2 JP S5840987B2 JP 54059924 A JP54059924 A JP 54059924A JP 5992479 A JP5992479 A JP 5992479A JP S5840987 B2 JPS5840987 B2 JP S5840987B2
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【発明の詳細な説明】 この発明は塩化ビニル系樹脂発泡成形体の製造方法に関
するものである。
従来、塩化ビニル系樹脂発泡成形体の製造方法としては
、たとえば(1)塩化ビニル系樹脂に、分解によりガス
体となる、いわゆる分解型発泡剤を添加混合し、これを
押出成形機あるいは射出成形機などを使用して加熱成形
発泡させる方法、(2)塩化ビニル系樹脂と可塑剤とを
混合してペースト状としくプラスチゾル)、これを機械
的に発泡させるか、または該プラスチゾルに分解型発泡
剤を添加混合したのち、加熱してゲル化とともに発泡さ
せ目的の製品とする方法、(3)分解型発泡剤を含有す
る混合物を、該発泡剤の分解温度以下であらかじめロー
ル成形したのち、加熱して発泡体とする方法、(4)金
型中に、塩化ビニル系樹脂と分解型発泡剤(必要に応じ
てさらに揮発性有機発泡剤、膨潤性を有する有機溶剤お
よび軟化剤を使用)を充てんし、これを加圧加熱して溶
融ゲル化させたのち冷却し、ついで再び加熱して発泡さ
せる方法などが知られている。
しかしながら、上記した(1)〜(3)の方法には硬質
ないし半硬質の高発泡体を得ることができない、(4)
の方法にはこの方法がバッチ式であり、また製造工程が
複雑で発泡体を得るのに多大の時間を要するため、最終
的に得られる製品がコスト高なものになるというそれぞ
れの欠点がある。
他方また、塩化ビニル重合体に平均分子量10万以上の
高重合度スチレン−アクリロニトリル共重合体を加え、
押出発泡成形により発泡体を得る方法も知られている(
特公昭53−6182号公報参照)が、これにより得ら
れる発泡体は密度が0.4〜0.5 g/TrLl程度
の比較的低発泡倍率のものであり、高発泡倍率のものは
得られない。
本発明は上記した従来の欠点をともなうことなく、押出
発泡成形の手段で目的とする発泡成形品を容易かつ連続
的に得ることができる塩化ビニル系樹脂発泡成形体の製
造方法を提供しようとするものであって、これは (イ)塩化ビニル系樹脂 ioo重量部、(ロ)
核形成剤 o、oi〜20重量部、(ハ)スチ
レン系樹脂 0.5〜30重量部、および に)分解型発泡剤 O〜 5重量部、からなる
塩化ビニル系樹脂組成物を押出機に供給し、ついで沸点
90℃以下の有機溶剤系発泡剤を押出機内で加熱ゲル化
された該塩化ビニル系樹脂組成物中に圧入した後、押出
発泡成形を完了させることを特徴とする方法に関するも
のであり、この方法によれば均一微細なセル構造を有す
る高発泡成形体を連続的に低コストで得ることができる
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において原料樹脂として使用される(イ)塩化ビ
ニル系樹脂は、ポリ塩化ビニルに限られずこれには塩化
ビニルを主体とする共重合体、グラフト共重合体、さら
にはポリマーブレンドなどが包含され、この場合の塩化
ビニルと共重合可能なコモノマーとしては、酢酸ビニル
、塩化ビニリデン、アクリル酸およびそのエステル、メ
タクリル酸およびそのエステル、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、マレイン酸およびそのエステルもし
くは無水物、フマル酸およびそのエステル、エチレン、
プロピレンなどのオレフィン、ビニルエーテルなどの1
種もしくは2種以上があげられ、また、ポリマーブレン
ドに使用される樹脂としては、塩化ビニル樹脂と混和性
のよい通常の重合体、たとえばポリ塩化ビニリデン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、あ
るいはNBR。
SBHなどの合成ゴムなどがあげられる。
なお、上記した共重合体のうちで塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体は、成形加工時における樹脂のゲル化性にすぐ
れていると共に、適当な溶融粘度を調整し易く、均一で
高発泡のセル構造を有する発泡成形体を容易に与えるの
で、好ましい樹脂原料である。
つぎに、本発明において使用される(0)成分としての
核成形剤としては、たとえば、炭酸カルシウム、タルク
、硫酸バリウム、煙霧質シリカ、酸化チタン、クレー、
酸化アルミニウム、ベントナイト、けいそう土などの無
機物質、あるいはくえん酸、酒石酸、しゆう酸などの有
機酸もしくはほう酸などの酸と、ナトリウム、カリウム
、アンモニウムの重炭酸塩もしくは炭酸塩との組合せか
らなるものなどをあげることができる。
なお、この核形成剤はそれが固体状ないし粉末状である
場合には平均粒子径が30μm以下、好ましくは10μ
m以下の微粉末状物であることがよい。
これは粒子径が30μm以上のものを使用した場合には
、成形時における組成物の流動性が悪くなり、表面光沢
が低下し、また発泡模様が生じるほか、発泡気泡が不均
一となるからである。
この(ロ)成分の使用量は上記(イ)成分100重量部
に対して0.01〜20重量部の範囲とすることが必要
とされるが、これは該使用量が上記範囲未満では微細な
セルあるいは均一なセル構造を有する発泡体を得ること
が困難となり、反面それが上記範囲よりも多くなると発
泡倍率が低下し、また最終的に得られる製品の諸物性が
劣るようになるほか、表面あれが起るようになるからで
ある。
また、本発明における(/9成分としてのスチレン系樹
脂は、塩化ビニル系樹脂のゲル化を促進し、樹脂の溶融
粘度を上昇ないしは適度の粘度に調整し、高温時におけ
る気孔の合一ないし一担生成したセルの収縮を防ぐこと
により、発泡時の分解ガスを樹脂中にすみやかに保持し
く外部への逸散を防止する)、目的とする良好な高発泡
体を得るために使用するもので、この(1)成分はとく
に上記した(口)成分および後述するに)成分と併用す
ることにより著しい効果を示し、結果として外観のすぐ
れた均一微細なセル構造を有する高発泡体を得ることが
できる。
上記効果を達成するためには、(ハ)成分は塩化ビニル
系樹脂のゲル化を均一に促進し、適度に樹脂粘度を上げ
、ゴム弾性を与え、かつ塩化ビニル系樹脂の高温時の引
張り強さあるいは伸び率などを向上し得るもの、すなわ
ち、0.1 g7100mlクロロホルム溶液中で25
℃にて測定した還元粘度が3.0以上、好ましくは5.
0以上であり、使用する塩化ビニル系重合体の重合度よ
り大きく、かつ相溶性の良好な高重合度のスチレン系樹
脂を選択使用することが望ましい。
上記スチレン系樹脂としては、スチレンを主成分とし、
アクリロニトリルおよび/またはこれらと共重合可能な
単量体との共重合体が望ましく、0.1g/100m/
クロロホルム溶液中で25℃にて測定した還元粘度が3
.0dll&以上であるものがよい。
上記共重合可能な単量体としては、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸
イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどのアク
リル酸エステル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシルなどのメタクリル酸エステル、マレイン酸、
フマル酸もしくはそれらのエステルまたは無水マレイン
酸などが例示される。
なお、スチレン系樹脂は使用される主剤としての塩化ビ
ニル系樹脂の重合度が高ければそれに応じより高重合度
のものを使用することが望ましい。
上記スチレン系樹脂は、従来公知の重合方法により製造
されたものでよいが、塩化ビニル系樹脂への分散性の向
上およびより高重合度のスチレン系樹脂を得るという観
点からは乳化重合法により製造されたものが好適とされ
る。
また、スチレン系樹脂は使用される主剤としての塩化ビ
ニル系樹脂の重合度が高ければそれに応じより高重合度
のものを使用することが望ましい。
この(ハ)成分の使用量は上記0滅分100重量部に対
して0.5〜30重量部、好ましくは3〜20重量部の
範囲とすることが必要とされるが、これは使用量が0.
5重量部未満では前記したような効果が得られず、他方
30重量部以上使用しても多量添加による特別の効果は
得られず、塩化ビニル系重合体が本来布する難燃性など
がかえって低下するようになるからである。
本発明において必要に応じ使用されるに)成分としての
分解型発泡剤は、セルをより均一化および微細化するほ
か、形状保持性を良好にする効果が期待されるが、本発
明においてはこのに)成分は上記(イ)成分中の塩化ビ
ニル系重合体の成形温度よりも低い温度で分解してガス
を発生するものであるものが好ましい。
このような分解型発泡剤としては、たとえばアゾジカル
ボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾアミ
ノベンゼン、ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソ
プロピルアゾジカルボキシレート、ジアゾアミノベンゼ
ンなどのアゾ系発泡剤、N、N’−ジニトロソペンタメ
チレンテトラミン、N、N′−ジメチル−N 、 N′
−ジニトロソテレフタルアミドなどのニトロソ系発泡剤
、ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニル
ヒドラジド、3,3′−ジスルホンヒドラジドフェニル
スルホン、トルエンジスルホニルヒドラゾン、チオビス
(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、トルエンスルホニ
ルアジド、トルエンスルホニルセミカルバジド、4,4
〆−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)など
のスルホニルヒドラジド系発泡剤あるいは重炭酸ナトリ
ウムなどがあげられる。
このに)成分の使用量は上記(イ)成分100重量部に
対して5重量部以下とされるが、これは5重量部以上使
用しても上記したような効果の顕著な向上がみられず、
逆に発泡模様が生じたり、表面状態が悪くなるからであ
る。
なお、本発明においては、しゆう酸、クエン酸、酒石酸
、尿素、亜鉛化合物、銅化合物などの分解助剤を併用し
て分解温度を調製し、塩化ビニル系重合体の加工温度以
下で分解しガスを発生するようにすることが望ましい。
上記した成分のほかにさらに必要に応じて安定剤、滑剤
、可塑剤、改質剤、難燃剤、気泡調製剤、紫外線吸収剤
、酸化防止剤、帯電防止剤、顔料あるいは無機質充てん
剤などを本発明の目的を損なわない範囲で使用すること
は何ら差支えない。
他方、本発明の方法において使用される沸点90℃以下
の有機溶剤系発泡剤は、脂肪族炭化水素または脂肪族ハ
ロゲン化炭化水素から選択されたものであることが望ま
しく、具体的にはプロパン、ブタン、イソブタン、ペン
タン、ネオペンタン、n−ヘキサン、イソヘキサン、n
−へブタン、塩化メチル、塩化メチレン、クロロホルム
、四塩化炭素、塩化メチル、塩化エチリデン、トリクロ
ロエチレン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロフル
オロメタン、ジクロロジフルオロメタン、プロモトリフ
ルオロメタン、テトラフルオロメタン、ジクロロフルオ
ロメタン、クロロジフルオロエタン、プロモトリフルオ
ロエタン、トリフロオロメタン、トリクロロトリフルオ
ロエタン、ジクロロテトラフルオロエタン、ジブロモテ
トラフルオロエタン、クロロペンタフルオロエタン、ヘ
キサフルオロエタン、クロロジフルオロエタン、ジフル
オロエタンなどが例示される。
これらはその使用に当っては1種類に限定されるもので
はなく2種以上を同時に使用してもよい。
なお、沸点が9000以上のものを使用した場合は、発
泡体の収縮が著しく、セル構造が均一な発泡体が得られ
ない。
したがって、本発明においては特に沸点70℃以下の有
機溶剤系発泡剤を使用することが望ましい。
この有機溶剤系発泡剤の使用量は、最終的に得ようとす
る発泡体の発泡倍率により決定されるが、一般的には(
イ)塩化ビニル系樹脂100重量部あたり1〜30重量
部重量部用することが望ましい。
本発明の方法は、まずスーパーミキサーなどの混合機を
用いてあらかじめ原料塩化ビニル系樹脂組成物(樹脂コ
ンパウンド)を調合し、これを押出機に供給し、ついで
有機溶剤系発泡剤を押出機内で加熱ゲル化された該樹脂
組成物中にシリンダー途中より圧入するが、この場合に
使用される押出機は1台または2台を連結したタイプの
いずれでもよい。
有機溶剤系発泡剤の圧入時期は、押出機に供給された樹
脂組成物が十分にゲル化した後とすることがよく、これ
により有機溶剤系発泡剤の供給口へのバックおよびそれ
による組成物への食い込み悪化を防ぎ、均一なセル構造
を有する高発泡体の取得が可能となる。
押出成形の方法ないし条件は、原料樹脂組成物の種類、
有機溶剤系発泡剤の種類、目的とする発泡体の発泡倍率
により個々にその最終条件が決定されるが、一般には樹
脂組成物のゲル化に十分な温度条件で押出機シリンダ一
部で加熱混練し、そのゲル化樹脂組成物中に有機溶剤系
発泡剤の所定量を圧入後、樹脂温度を樹脂組成物の柔軟
温度より300G(好ましくは40’C)以上高く、か
つ見かけゲル化温度より15℃以上(好ましくは20℃
以上)低い温度にまで均一に冷却した後、大気中または
減圧部へ押出すという方法により発泡成形するのが望ま
しい。
なお、上記における「柔軟温度」および「見かけゲル化
温度」は、後記実施例における定義にしたがうものとす
る。
有機溶剤系発泡剤圧入後の樹脂組成物温度が高すぎると
、破泡によりガス抜け、収縮、気泡径大という現象がも
たらされ、かつ気泡あれ、発泡むらが生じ、発泡体は連
続気泡のものとなる。
一方樹脂温度が低くすぎると樹脂組成物の粘度が大きく
なり、発泡剤の発泡圧の低下のため発泡が不十分となる
したがって、押出機の冷却ゾーンでは有機溶剤系発泡剤
を十分に樹脂組成物中に分散させ、適度の温度に均一に
冷却し押出発泡成形を完了させることが望ましい。
本発明の方法により、押出機のダイスの形状に応じ、板
状、シート状、棒状、チューブ状等のセル構造がきわめ
て均一な発泡成形体が連続して得られる。
実施例1〜6、比較例1〜6 L/D=30で、供給部、圧縮部、計量部、減圧部、混
合部の5つのセクションを持ち、4Qmm径のスクリュ
ーを装備し、かつ減圧部の位置のシリンダーに発泡剤注
入用の注入孔が設けられており、ここから2連式プラン
ジャーポンプで発泡剤を圧入できる、40mm径の押出
機を使用して以下に述べる条件で発泡成形した。
〔原料樹脂組成物〕
表−1に示す種類の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体ま
たは塩化ビニル重合体粉末100重量部に、すす系安定
剤2重量部、ステアリン酸カルシウム1重量部、および
表−1に示す種類および量の核形成剤、分解型発泡剤、
スチレン系樹脂をスーパーミキサーで混合した。
〔核形成剤〕
タルク:上屋カオリン(株)製、平均粒径1〜3μm 白鉛華二白石カルシウム(株)製、炭酸カルシウム、平
均粒径0.02〜0.03 μm オルヘン:白石カルシウム(株)製、コロイド性含水け
い酸アルミニウムの有機複合体、平均粒径0.5μm 〔分解型発泡剤〕 セルマイク133:三協化成(株)製、アゾシカ−ボン
アミド系化合物、分解温度130〜808C PTS:パラトルエンスルホニルヒドラジド、分解温度
110℃ AIBN:アゾビスイソブチロニトリル、分解温度10
0〜115℃ 重ソウ:重炭酸ナトリウム、分解温度60〜150°C 〔スチレン系樹脂〕 S−1:スチレン70重量%、アクリロニトリル30重
量%からなる共重合体、還元粘度12dA/g(25°
C) 〔押出条件〕 供給部 130〜150’C 圧縮部 160〜180°C 計量部域圧部170〜190℃ 混合部 130〜150°C ダイス 120〜130°C スクリュー回転数 20〜30回/分 〔発泡剤の種類および圧入量〕 ブタン−トリクロロフルオロメタン(50:50)混合
物(発泡剤)を原料樹脂組成物に対して10重量%にな
るようにシリンダーの注入孔にプランジャーポンプで圧
入。
上記条件で押出発泡成形し、得られた発泡体についで密
度およびセル状態を調べたところ、表1に示すとおりで
あった。
なお、比較のためのデータを表−2に示した。
〔セル状態判定基準〕
A:セル直径が500μm以下の微細均一セル構造から
なり、外観すぐれている。
B:セル直径が500〜1,000μmであり、微細均
一性に劣る。
C:セル直径が1,000μm以上であり、セルが粗く
均一性は劣る。
実施例7〜13、比較例7〜9 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5
重量%、平均重合度830)100重量部、すず系安定
剤2重量部、ステアリン酸カルシウム1重量部および表
−3に示す種類および量の核形成剤、スチレン系樹脂、
分解型発泡剤をスーパーミキサーで混合した原料樹脂組
成物を使用し、前例で使用したと同様の押出機で発泡成
形した(押出条件は前例に準じた)。
ただし、発泡剤の種類および圧入量は表−3に米米示し
たとおりとした。
得られた発泡体の密度は表−3に示すとおりであった。
〔発泡剤〕
TCFM: トリクロロフルオロメタン、沸点23.7
°C TCFE:テトラクロロジフルオロエタン沸点92.8
°C l5O:イソオクタン、沸点998C DCFEニジクロロテトラフルオロエタン実施例14〜
20.比較例10〜13 本実施例では下記のような2台の連結された押出機を用
いた。
第一の押出機は口径401rLWL1L/D=30であ
り、押出機のシリンダーにはホッパーから100cmの
所に発泡剤注入孔が設けられており、ここから2連式の
プランジャーポンプで発泡剤を圧入できるように設計し
である。
上記押出機の先端部に、口径50■、L/D=30の第
二の押出機を連結し、この第二の押出機の先端に5X5
0+111の板作成用ダイスが取り付けである。
〔原料樹脂組成物〕
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5
.8重量%、平均重合度760)100重量部、すす系
安定剤2重量部、ステアリン酸カルシウム1重量部、タ
ルク1重量部、セルマイク133を0.5重量部および
下記に示すスチレン系樹脂をスーパーミキサーで混合し
た。
5−2=スチレン70重量%、アクリロニトリル30重
量%からなる共重合体、還元粘度2、Od4/g(25
℃) S−3;スチレン70重量%、アクリロニトリル30重
量%からなる共重合体、還元粘度4、Od4//!9(
25℃) S−4:スチレン70重量%、アクリロニトリル30重
量%からなる共重合体、還元粘度100dl/g(25
℃) S−5:スチレン75重量%、アクリロニトリル25重
量%からなる共重合体、還元粘度14.6 dllf!
(25°C) 〔発泡剤の種類および圧入量〕 ブタン−トリクロロモノフルオロメタン(50二50)
混合物(発泡剤)を原料樹脂組成物に対して10重量%
になるように注入孔にプランジャーポンプで圧入。
〔押出温度条件〕
第一段押出機 シリンダ一温度(ホッパー側から); C1=13000 C2二170°C C3=180°C 第二段押出機 シリンダ一温度(ホッパー側から)二 T1=表−4に示すとおり T2〃 T3〃 ダイス温度(D、):表−4に示すとおり以上の条件で
、押出発泡成形して得た板状発泡体について、密度1/
mj”)、セル状態、圧縮強さく一/−1ASTM D
1621に準じて測定)曲げ強さくkg/era、I
5O−R−1209に準じて測定)を調べた結果を表
−4に示す。
また、同表には下記条件で測定した柔軟温度(Tf、℃
)および見かけゲル化温度(TQ−2、℃)を示した。
〔柔軟温度〕
樹脂組成物を6インチロールを使用して160℃の温度
で10分間混練し、0.7mm厚のシートとして取出し
、このシートを170℃で5分間予熱した後、200k
g/cr?1の圧力で3分間加圧成形して板状のテスト
ピースを作り、このテストピースについて、クラッシュ
・ベルブ柔軟温度測定器によりJISK67’45に準
じて測定した、剛性率G=3.17X 10” kg/
−のときの温度(Tf)。
〔見かけゲル化温度〕
上記6インチロールで混練された樹脂組成物について、
高化式フローテスターを用い、口径1 mJ長さIQm
mのノズルで荷重150 ky/cr?1、昇温速度3
℃/分の条件で押出したときの樹脂組成物の流動速度が
2朋ν秒となるときの温度(TQ=2)。
表−4の結果から判るように、還元粘度の高い高分子量
のスチレン系樹脂であると、その使用量を減じることが
可能となり、ガスの保持性、セルの安定化、収縮率の低
下等があり、分子量が小さかったり、添加量が少ないと
破泡が著しく、収縮が大きく、セルがあらくなる。
また、ダイスから出るときの樹脂温度が高いと、上記と
同様にセルの安定化、収縮率の低下があり、破泡が著し
く発泡後の収縮が大となるし、逆に低くすると、発泡度
が低く、押出機のトルク、圧力が著しく大きくなり、成
形加工に困難をともなう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)塩化ビニル系樹脂 100重量部、(ロ
    )核形成剤 0.01〜20重量部、(ハ)ス
    チレン系樹脂 0.5〜30重量部、および に)分解型発泡剤 0〜5重量部、からなる塩
    化ビニル系樹脂組成物を押出機に供給し、ついで沸点9
    0℃以下の有機溶剤系発泡剤を押出機内で加熱ゲル化さ
    れた該樹脂組成物中に圧入した後、押出発泡成形を完了
    させることを特徴とする塩化ビニル系樹脂発泡成形体の
    製造方法。 2 前記スチレン系樹脂が、0.1g/ 100mlク
    ロロホルム溶液中で25℃にて測定した還元粘度が3.
    0dl/g以上である特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 3 有機溶剤系発泡剤が圧入された塩化ビニル系樹脂組
    成物を、塩化ビニル系樹脂組成物の柔軟温度より30℃
    以上高く、見かけゲル化温度より低い温度に保持し、つ
    いで低温、低圧域に押出し発泡成形することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
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