JP2001019787A - 板状スチレン系樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents

板状スチレン系樹脂発泡体の製造方法

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JP2001019787A
JP2001019787A JP11190743A JP19074399A JP2001019787A JP 2001019787 A JP2001019787 A JP 2001019787A JP 11190743 A JP11190743 A JP 11190743A JP 19074399 A JP19074399 A JP 19074399A JP 2001019787 A JP2001019787 A JP 2001019787A
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styrene
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plate
styrene resin
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Naoyuki Futamura
直行 二村
Teruyoshi Akusawa
輝好 阿久澤
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 とくに厚肉で、しかもその内部まで均一に発
泡しているために断熱性や遮音性にすぐれるとともに軽
量で、なおかつ連続気泡率が高いために耐熱性にもすぐ
れ、しかも外観もよい板状スチレン系樹脂発泡体を、種
々の問題を有する多量のカーボンブラックを添加せず
に、安価かつ大量に、効率よく生産する製造方法を提供
する。 【解決手段】 溶融状態のスチレン系樹脂100重量部
あたり4.0〜6.0重量部の二酸化炭素のみを発泡剤
として圧入、混合し、120〜140℃の溶融温度で押
出発泡成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、とくに厚肉で、断
熱性や遮音性にすぐれるとともに軽量であり、しかも耐
熱性にもすぐれた板状スチレン系樹脂発泡体を製造する
ための、新規な製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、加熱溶融状態のスチレン系樹脂に
発泡剤を圧入、混合し、口金部を通して大気中に押し出
して発泡させる、いわゆる押出発泡成形法によって製造
された、厚み10mm以上といった厚肉の板状スチレン
系樹脂発泡体が、断熱性や遮音性にすぐれるとともに軽
量である上、大量生産が可能で安価であるために、建築
の分野において、外壁、内壁、床、屋根などにおける断
熱材、遮音材などとして多量に使用されるようになって
きた。
【0003】しかし、上記の中でもとくに屋根は、夏場
の日中などにおよそ60℃以上といった高温にさらされ
るので、これらの個所に使用される断熱材には高い耐熱
性が要求されており、通常のスチレン系樹脂発泡体を使
用することができなかった。そこでこれらの用途に使用
するために、スチレン系樹脂発泡体の発泡倍率を少し低
く、密度を少し高くして、その表面にスチレン系樹脂の
非発泡の層を皮のように形成して耐熱性を持たせること
などが試みられているが、満足の行く結果が得られてい
ないのが現状である。
【0004】すなわち板状スチレン系樹脂発泡体は、理
論的には、スチレン系樹脂のビカット軟化点(たとえば
ポリスチレンの場合はおよそ102℃)まで熱変形しな
いはずであるが、実際のポリスチレンの板状発泡体(密
度29kg/m3)は80℃近くで熱変形してしまい、
また上記のように密度を少し高くして耐熱温度を上げた
板状発泡体(40kg/m3)でも、およそ90℃程度
で熱変形してしまう。
【0005】この主な原因としては、従来の板状スチレ
ン系樹脂発泡体が、(a) 連続気泡率10%以下、独立気
泡率85%以上という閉じられた構造を有すること、
(b) フロンや炭化水素類、あるいはメチルクロライド、
エチルクロライドといったガス抜けの悪い発泡剤を使用
して製造されること、があげられる。
【0006】とくにフロンや炭化水素類はガス抜けが悪
く、上記のように厚みが10mm以上もある閉じられた
構造では、全くガス抜けしないといっても過言ではな
い。一方、メチルクロライドやエチルクロライドなどの
クロライド類は、これまでガス抜けがよいとされてきた
ものであるが、それでも上記のように厚みが10mm以
上もある閉じられた構造では、ガスが完全に抜けるまで
に1ヶ月程度は必要である。
【0007】このため従来の発泡体は、上記いずれの発
泡剤を使用した場合でも、施工される時点で、その内部
に未だ多量のガスが残存したままの状態となっており、
当該残存ガスが、 溶剤効果を生じて樹脂の軟化点を引き下げる働きを
するとともに、 加熱によって膨張して、軟化した樹脂を変形させる
ように働き、 その結果として発泡体は、前記のように樹脂のビカット
軟化点よりかなり低温の段階で熱変形してしまうのであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の考察から明らか
なように、板状スチレン系樹脂発泡体の耐熱性を高める
には、これまでよりもその連続気泡率を高めて、発泡剤
のガス抜けを促進することが肝要である。たとえば特開
平8−311230号公報には、(イ) あらかじめ成形し
た非発泡の樹脂の板体などに発泡剤を圧入、含浸させた
のち、加熱して発泡させる際に、その加熱温度を、樹脂
の発泡倍率のピークを示す温度以上に設定して、意図的
に気泡を破れさせる、つまり破泡させる方法、(ロ) あら
かじめ成形した非発泡の樹脂の板体などに発泡剤を圧
入、含浸させたのち、加熱して発泡させる工程を2回以
上、繰り返し行い(多段発泡)、それによって意図的に
破泡させる方法、(ハ) 発泡剤を含浸させて予備発泡させ
た予備発泡粒子(ビーズ)を多数、型内に充てんして本
発泡させるとともに、粒子同士を熱融着させて一体化す
る、いわゆる型もの成形法(ビーズ成形法)に使用する
予備発泡粒子として、上記と同様に発泡剤の含浸、発泡
を2回以上繰り返し行って意図的に破泡させたものを使
用する方法などによって、発泡体の連続気泡率を90%
以上という高い値にすることが開示されている。
【0009】しかし、これらの方法のうち(イ)および(ロ)
では、あらかじめ成形した非発泡の板体に、あとから発
泡剤を含浸させて発泡させるという製造工程上の制約か
ら、前記のように10mm以上といった厚肉の、しかも
内部まで均一に発泡した発泡体を製造することは事実
上、不可能である。また、上記のうち(ロ)および(ハ)では
2回以上の含浸、発泡が必要で、製造工程が複雑であ
り、しかも(イ)も含めてこれらの方法はいずれも、いわ
ゆるバッチ式の工程を数多く含んでいるため、板状発泡
体を安価かつ大量に生産する方法としては適していな
い。
【0010】またWO96/340382号公報には、
押出発泡成形時の樹脂中に、気泡壁を破壊する作用をす
るカーボンブラックを添加することで、発泡時に意図的
に破泡を発生させて、連続気泡率を高めることが記載さ
れている。しかしこの方法で、高い連続気泡率を有する
発泡体を製造するためには、樹脂100重量部に対して
およそ1.0〜25重量%という多量のカーボンブラッ
クを添加する必要があり、(ニ) かかる多量のカーボンブ
ラックを樹脂中に均一に分散させるには多大なエネルギ
ーと時間とを要するため発泡体の生産性が低下するとと
もに、発泡体の大幅なコストアップにつながるおそれが
ある、(ホ) 多量のカーボンブラックによって黒色に着色
されてしまうため、他の色に着色できないなどの問題を
生じて、発泡体の外観が悪くなる、(ヘ) 多量のカーボン
ブラックによって押出機内などの生産設備が汚されるた
め、そのメンテナンスなどに手間がかかり、とくに樹脂
替えなどの作業の手間が著しく増加する、といった問題
があった。
【0011】本発明の目的は、とくに厚肉で、しかもそ
の内部まで均一に発泡しているために断熱性や遮音性に
すぐれるとともに軽量で、なおかつ連続気泡率が高いた
めに耐熱性にもすぐれ、しかも外観もよい板状スチレン
系樹脂発泡体を、上記のように種々の問題を有する多量
のカーボンブラックを添加せずに、安価かつ大量に、効
率よく生産することが可能な、新規な製造方法を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
発明者らは、板状発泡体を安価かつ大量に、しかも効率
よく連続的に生産することが可能な、前述した押出発泡
成形法における、成形の条件や、使用する材料について
種々、検討を行った。その結果、(I) 発泡剤として二酸
化炭素のみを使用すること、(II)押出発泡成形の条件
を、上記二酸化炭素の圧入量がこれまでよりも多く、か
つ押出時のスチレン系樹脂の溶融温度がこれまでよりも
低くなるように設定すること、の2点が、押出発泡成形
による発泡体の連続気泡率を高めるために密接不可分な
要件であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0013】すなわち本発明の板状スチレン系樹脂発泡
体の製造方法は、溶融状態のスチレン系樹脂100重量
部に対して、発泡剤として二酸化炭素のみを4.0〜
6.0重量部の割合で圧入、混合し、120〜140℃
の溶融温度で押出発泡成形することにより、連続気泡構
造を有する板状スチレン系樹脂発泡体を製造することを
特徴とするものである。
【0014】かかる本発明の製造方法によれば、上記の
ように発泡剤として二酸化炭素のみを使用し、かつ当該
二酸化炭素をこれまでよりも多量に圧入するとともに、
スチレン系樹脂の溶融温度を低くして、その流動性や伸
びなどを低下させた状態で押出発泡成形することによっ
て、発泡時に、上記二酸化炭素の膨張によって気泡が破
れる、いわゆる破泡が発生する率を増加させて、前記の
ように種々の問題を有する多量のカーボンブラックを添
加することなしに、発泡体の連続気泡率を向上させるこ
とができる。
【0015】また二酸化炭素は、前述したフロンや炭化
水素類、クロライド類などに比べて蒸気圧が高いために
発泡速度が速く、このことでさらに破泡が発生する率が
増加して、発泡体の連続気泡率が向上する。しかも二酸
化炭素は、上記フロンや炭化水素類、クロライド類など
に比べて蒸発潜熱が高いために、発泡後の樹脂の冷却速
度が速い。このため、破泡が発生して気泡内のガス圧に
よる形状の維持が期待できなくなった発泡体の収縮と、
それに伴なう密度の上昇とを防止して、厚肉で、かつ断
熱性や遮音性にすぐれるとともに軽量であるという、押
出発泡成形法による発泡体の特徴をそのまま維持するこ
とができる。
【0016】したがって本発明の製造方法によれば、板
状発泡体を安価かつ大量に、連続的に生産できるという
押出発泡成形法の利点はそのまま維持しつつ、また前記
のように種々の問題を有する多量のカーボンブラックを
添加することなしに、生産される発泡体の連続気泡率を
向上させて、その耐熱性を改善することが可能となる。
【0017】また本発明によれば、前記のように発泡体
として単独で使用している二酸化炭素が、前述したフロ
ンや炭化水素類、クロライド類と違って溶剤効果を生じ
ないために樹脂の軟化点が低下せず、このことによって
も発泡体の耐熱性を改善することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を説明する。本発
明の板状スチレン系樹脂発泡体の製造方法は、前述した
ように押出発泡成形の条件を変更することと、発泡剤と
して二酸化炭素のみを使用すること以外は、通常の押出
発泡成形と同様にして実施される。
【0019】すなわち、加熱溶融状態のスチレン系樹脂
に、発泡剤としての二酸化炭素のみを圧入、混合し、口
金部を通して大気中に押し出して発泡させることによっ
て、板状スチレン系樹脂発泡体が製造される。かかる製
造方法を実施するための装置としては、たとえば図1に
示すように第1および第2の2台の押出機10、20を
有するタンデム押出機が好適に使用される。
【0020】上記タンデム押出機は、図中白矢印で示す
ようにホッパー11に投入されたスチレン系樹脂を、 ・ まず第1押出機10内で加熱、溶融させながら、当
該第1押出機10の途中に設けたノズル12から、図中
実線の矢印で示すように発泡剤としての二酸化炭素を圧
入して混合しつつ、図中一点鎖線の矢印で示すように第
2押出機20に連続的に供給し、 ・ ついでこの第2押出機20内で、スクリュー20a
の回転によってさらに混合しながら所定の押出温度に調
整したのち、 ・ この第2押出機20の先端に接続した金型3の口金
部31を通して、連続的に大気中に押出発泡させること
で、 板状スチレン系樹脂発泡体を連続的に製造するためのも
のである。
【0021】なお図において符号4は、金型3の口金部
31から押し出されて発泡したスチレン系樹脂5の、発
泡による厚み方向への膨張を規制しつつ、当該樹脂5を
冷却することで、板状スチレン系樹脂発泡体を所定の厚
みに成形するための、一対の板状の成形具である。上記
装置を用いて本発明の製造方法を実施するためには、前
記ノズル12から、第1押出機10内の、溶融状態のス
チレン系樹脂に圧入される二酸化炭素の量を、前述した
ようにスチレン系樹脂100重量部に対して4.0〜
6.0重量部の範囲内に調整するとともに、第2押出機
20において調整される樹脂の押出時の溶融温度を、前
述したように120〜140℃の範囲内とすればよい。
また必要であれば金型3などの温度を、何らかの加熱手
段などを用いて、上記と同じ温度範囲に調整してもよ
い。
【0022】なお第1押出機10における樹脂の溶融温
度は、樹脂の均一な溶融と、二酸化炭素の均一な混合と
を促進するために、従来と同程度に設定するのが好まし
い。かくして製造される板状スチレン系樹脂発泡体は、
これに限定されないがたとえば密度0.03〜0.05
g/cm3、連続気泡率20〜70%、厚み10mm以
上という、厚肉で、かつ断熱性や遮音性にすぐれるとと
もに軽量であり、しかも耐熱性にもすぐれたものとな
る。なお厚みは120mm程度まで成形可能である。
【0023】なお本発明において、二酸化炭素の圧入量
が、上記のようにスチレン系樹脂100重量部に対して
4.0〜6.0重量部の範囲内に限定されるのは、以下
の理由による。すなわち二酸化炭素の圧入量が上記の範
囲未満では、前述したように押出時に、二酸化炭素の膨
張によって破泡が発生する率が低下するため、20%以
上の高い連続気泡率を有する、耐熱性にすぐれた板状ス
チレン系樹脂発泡体を製造することができない。また、
発泡体の発泡倍率が低下して、その密度が0.05g/
cm3を超える重いものとなるとともに、発泡体の断熱
性や遮音性が低下するおそれもある。
【0024】一方、二酸化炭素の圧入量が前記の範囲を
超えた場合には、破泡が発生する率が高くなりすぎて、
発泡体の連続気泡率が70%を超えてしまうため、十分
な強度を持った発泡体が得られない。また破泡により、
発泡成形時の発泡体が、とくに厚み方向に収縮しやすい
ものとなって、やはりその密度が0.05g/cm3
超える重いものとなり、断熱性や遮音性が低下するおそ
れもある。また場合によっては、10mm以上の厚みを
確保できないおそれもある。
【0025】また本発明において、押出時の樹脂の溶融
温度が、前述したように120〜140℃の範囲内に限
定されるのは、以下の理由による。すなわち、押出時の
樹脂の溶融温度が上記の範囲未満では、スチレン系樹脂
を十分に発泡させることができないために、発泡体の密
度が0.05g/cm3を超える重いものとなり、断熱
性や遮音性が低下する。また場合によっては、10mm
以上の厚みを確保できないおそれもある。
【0026】一方、樹脂の溶融温度が上記の範囲を超え
た場合には、前述したメカニズムによって樹脂の発泡時
に破泡は生じるが、そのあと収縮してしまって高倍率の
ものが得られないので、耐熱性にすぐれた板状スチレン
系樹脂発泡体を製造することができない。また二酸化炭
素の圧入量にもよるが、発泡体の密度が0.03g/c
3を下回って、十分な強度が得られないおそれもあ
る。
【0027】なお、製造される発泡体の重さや強度、断
熱性、遮音性、耐熱性などの各特性のバランスを考慮す
ると、発泡体の密度は0.035〜0.045g/cm
3程度、連続気泡率は25〜60%程度、厚みは25m
m以上であるのが好ましく、それを達成するために、二
酸化炭素の圧入量は、スチレン系樹脂100重量部に対
して4.0〜5.0重量部程度、押出時の樹脂の溶融温
度は130〜140℃程度とするのが好ましい。
【0028】かかる本発明の製造方法に使用するスチレ
ン系樹脂としてはポリスチレン、すなわちスチレンの単
独重合体が最も好適に使用される他、スチレンと、他の
ビニルモノマーとの共重合体なども使用可能である。ス
チレンと共重合される他のビニルモノマーとしては、た
とえばα−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、無水マレイン酸など
があげられる。
【0029】またスチレン系樹脂としては、発泡体の耐
衝撃性などを向上するために、たとえばポリブタジエ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピ
レン−非共役ジエン三元共重合体などのジエン系のゴム
状重合体を添加したゴム変性スチレン系樹脂、いわゆる
ハイインパクトポリスチレンを使用してもよい。これら
スチレン系樹脂はそれぞれ単独で使用される他、2種以
上を併用することもできる。
【0030】上記スチレン系樹脂としては、発泡体を良
好に発泡、そして破泡させるために、とくに200℃で
の溶融流れ速度R1(g/10分)が6〜15であるも
のを使用するのが好ましい。ここでいう、200℃での
溶融流れ速度(メルトフローレート:MFR)R1
は、スチレン系樹脂を、日本工業規格JIS K721
0「熱可塑性プラスチックの流れ試験方法」に所載の試
験方法に則って、同方法に規定された条件8(試験温
度:200℃、試験荷重:5.00kgf)にて測定し
た値を指す。
【0031】スチレン系樹脂の溶融流れ速度R1が前記
の範囲未満では、発泡体が連続気泡にならずに独立気泡
になりやすい傾向を生じ、あえて連続気泡にしようとす
ると収縮を起こして、良好な発泡体が得られないおそれ
がある。また逆に上記の範囲を超えた場合には、張力不
足を生じて発泡倍率を上げることができないおそれがあ
る。
【0032】なおスチレン系樹脂の溶融流れ速度R
1は、前記の範囲内でもとくに7〜10g/10分の範
囲内であるのが好ましい。上記のスチレン系樹脂には、
気泡の微細化を増進させるために、少量の発泡核剤(気
泡調整剤)を添加してもよい。発泡核剤としては、たと
えばタルク、炭酸カルシウム、クレー、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、ガラスビーズ、ガラスパウダー、酸化チ
タン、カーボンブラック、無水シリカ、ケイ酸カルシウ
ムなどの無機微粉末があげられる。発泡核剤の粒径は5
0μm以下、とくに10〜30μm程度が好ましい。発
泡核剤の添加量は、スチレン系樹脂100重量部に対し
て0.1〜1重量部程度であるのが好ましい。
【0033】またスチレン系樹脂には、たとえば着色
剤、難燃剤、滑剤(炭化水素系、脂肪酸系、脂肪酸アミ
ド系、エステル系、アルコール系などの各種ワックス
類、金属石けん類、シリコーン油、低分子量ポリエチレ
ンなど)、展着剤(流動パラフィン、ポリエチレングリ
コール、ポリブテンなど)、分散剤などの各種添加剤を
添加してもよい。これら添加剤は、発泡体を製造する際
の妨げとならず、かつ製造される発泡体の特性に影響を
及ぼさない範囲で添加される。
【0034】また押出発泡成形用の金型3として、図1
および図2(a)に示すように、樹脂押出流路30と口金
部31とが連通して配置されているとともに、上記樹脂
押出流路30の、板状スチレン系樹脂発泡体の厚み方向
に対応する方向の幅S2と、口金部31の、同方向の幅
1との比S2/S1が40〜100の範囲内にあるもの
を使用した場合には、とくにスチレン系樹脂として前記
の特性を有するものを用いることによって、発泡核剤の
添加量を前述した範囲より減少させるか、または発泡核
剤を全く添加せずに、同様の良好な発泡体を製造するこ
とが可能となり、焼却時の灰分を減少できるという利点
がある。
【0035】すなわち、かかるディメンジョンを有する
金型3を使用した場合には、樹脂押出流路30の先に配
置された、当該流路30の幅S2よりも狭い幅S1と、所
定の長さ(ランド長さ)L1とを有する口金部31によ
って、第2押出機20の内部の圧力が、口金部31の先
端まで、二酸化炭素の溶解に必要な高圧に維持されるた
め、二酸化炭素の樹脂への溶解量を増加させて、発泡体
の発泡倍率を高くし、かつ気泡を微細化することができ
る。
【0036】また、上記の効果から明らかなように口金
部31の幅S1とランド長さL1とを調整することで、第
2押出機20の内部の圧力を自在に調整できるという利
点もある。さらに、上記口金部31の手前に設けた樹脂
押出流路30の幅S2が、当該流路30内のスチレン系
樹脂に、口金部31から大気中へ押出後、前述したよう
な厚肉に発泡するように、形状的な記憶を持たせるため
にも機能する。
【0037】したがって上記金型3を使用することによ
って、所定量の発泡核剤を添加した場合と同程度に気泡
構造が微細で気泡径が小さく、しかも前記のように密度
が30〜50kg/m3といった高い発泡倍率を有し、
かつ厚みが10mm以上であるような厚肉の板状スチレ
ン系樹脂発泡体を、発泡核剤の添加量をこれまでよりも
減少させる(樹脂100重量部に対して0.1重量部未
満)か、または発泡核剤を全く添加せずに、良好に製造
することが可能となる。
【0038】なお上記の金型3において、比S2/S1
100を超えた場合には、金型3内で樹脂が流れない部
分が発生して、未発泡樹脂が発生するおそれがある。ま
た比S2/S1が40未満である場合には、上記の説明か
ら明らかなように、厚肉の板状スチレン系樹脂発泡体
を、良好に製造できないおそれがある。比S2/S1は、
これらの問題点を回避して、良好な成形を行うことを考
慮すると、前記の範囲内でもとくに60〜80の範囲内
であるのが好ましい。
【0039】また図の例の金型3は、樹脂押出流路30
と口金部31とをテーパー面32で繋いでいるが、たと
えば図2(b)に示したように、樹脂押出流路30と口金
部31とを垂直面33で繋いでもよい。本発明の製造方
法によって製造される板状スチレン系樹脂発泡体は、前
記のように10mm以上という厚肉で、しかもその内部
まで均一に発泡しているため断熱性や遮音性にすぐれる
とともに軽量であり、なおかつ耐熱性にもすぐれてい
る。しかも押出発泡成形法によって連続的に、大量に生
産されるため安価であり、前述したように建築の分野に
おいて、とくに屋根などの高い耐熱性を要する個所など
における断熱材、遮音材などとして、大量に使用するこ
とができる。
【0040】
【実施例】以下に本発明を、実施例、比較例に基づいて
説明する。なお以下の実施例、比較例で製造した板状ス
チレン系樹脂発泡体の密度は、単位体積あたりの重量を
実測して算出した。また連続気泡率は、ASTM D2
856に所載の測定方法に準拠して、空気比較式比重計
を用いて測定した。なおサンプルは、一辺が2.5cm
の立方体にカットしたものを各実施例、比較例ごとに5
個ずつ用意し、そのそれぞれの測定結果から平均値を求
めた。さらに平均気泡径は、走査型電子顕微鏡〔日本電
子(株)製のJSM T−300〕を用いて、ASTM
D2842−69に所載の測定方法に準拠して測定し
た。すなわち、押出発泡成形された発泡体の、樹脂の流
れ方向(MD)、幅方向(TD)および厚み方向(V
D)の、それぞれの気泡径を測定し、その測定値を算術
平均して平均気泡径を求めた。
【0041】実施例1 下記の各成分をドライブレンドして混合物を調製した。 ・ ポリスチレン〔新日鐵化学(株)製の商品名G−13−30K、溶融流れ速度 R1=7.0g/10分〕 100重量部 ・ タルク(発泡核剤) 0.09重量部 ・ ステアリン酸モノグリセライド(帯電防止剤) 0.06重量部 ・ ヘキサブロモシクロドデカン(難燃剤) 2.1重量部 つぎにこの混合物を、第1および第2の2台の押出機を
有するタンデム押出機(φ50−φ60)のホッパーに
供給し、当該ホッパーに接続された第1押出機内で溶
融、混合しつつ、この第1押出機の途中に設けたノズル
から、押出機内に、発泡剤としての二酸化炭素を圧入し
た。二酸化炭素の圧入量は、ポリスチレン100重量部
あたり4.5重量部とした。
【0042】そしてさらに溶融、混合した溶融混合物
を、第1押出機から第2押出機に連続的に供給し、当該
第2押出機内で、135℃まで均一に冷却したのち、こ
の溶融温度を維持しつつ、第2押出機の先端に接続し
た、図2(a)に示す構造を有し、かつ下記のディメンジ
ョンを有するスリット状の金型を通して、毎時35kg
の吐出量で大気中に連続的に押し出して発泡させるとと
もに、25mmの間隔に配置した一対の板状の成形具間
を通して、その厚みが上記成形具の間隔と同じ25mm
になるように矯正しつつ冷却して、板状スチレン系樹脂
発泡体を製造した。 〈金型〉 幅S1=1.2mm 幅S2=80mm 比S2/S1=67 ランド長さL1=15mm リップ幅W=50mm 得られた発泡体の密度は40kg/m3、連続気泡率は
50%、平均気泡径は0.18mmであった。
【0043】実施例2 二酸化炭素の圧入量を、ポリスチレン100重量部あた
り4.0重量部としたこと以外は実施例1と同様にし
て、厚み25mmの板状スチレン系樹脂発泡体を製造し
た。得られた発泡体の密度は42kg/m3、連続気泡
率は28%、平均気泡径は0.30mmであった。
【0044】実施例3 ポリスチレンとして、溶融流れ速度R1=13.5g/
10分のもの100重量部を使用するとともに、押出時
の樹脂の溶融温度を128℃に設定したこと以外は実施
例2と同様にして、厚み25mmの板状スチレン系樹脂
発泡体を製造した。
【0045】得られた発泡体の密度は45kg/m3
連続気泡率は45%、平均気泡径は0.30mmであっ
た。 比較例1 二酸化炭素に代えて、発泡剤として、メチルクロライド
と1−クロロ−1,1−ジフルオロエタンとの、重量比
6/4の混合物を使用するとともに、その圧入量を、ポ
リスチレン100重量部あたり9.0重量部としたこと
以外は実施例1と同様にして、厚み25mmの板状スチ
レン系樹脂発泡体を製造した。
【0046】得られた発泡体の密度は40kg/m3
連続気泡率は8.5%、平均気泡径は0.56mmであ
った。 比較例2 二酸化炭素に代えて、発泡剤として、ブタンを使用する
とともに、その圧入量を、ポリスチレン100重量部あ
たり6.0重量部としたこと以外は実施例1と同様にし
て、厚み25mmの板状スチレン系樹脂発泡体を製造し
た。
【0047】得られた発泡体の密度は38kg/m3
連続気泡率は13%、平均気泡径は0.30mmであっ
た。 耐熱温度の測定 上記各実施例、比較例で製造した板状スチレン系樹脂発
泡体を、それぞれ100mm×100mmの大きさにカ
ットし(厚みは25mm)、一定温度にセットされた恒
温槽中に10分間、入れたのち取り出して、下記の要領
で熱変形の有無を求めた。 (MD方向の変形率)上記サンプルの表裏両面の、それ
ぞれ中心を通る1辺の方向(MD方向)の長さを測定
し、その測定値から、下記式によって表裏両面の変形率
を求めた。
【0048】方向の変形率(%)=(100+|100
−測定値|)/100 そして表裏両面の変形率の平均値を求めて、MD方向の
変形率とした。 (TD方向の変形率)上記サンプルの表裏両面の、それ
ぞれ中心を通る、上記と直交する1辺の方向(TD方
向)の長さを測定し、その測定値から、上記式によって
表裏両面の変形率を求め、そして表裏両面の変形率の平
均値を求めて、TD方向の変形率とした。 (VD方向の変形率)上記サンプルの、中心の厚みを測
定して、下記式によってVD方向の変形率(%)を求め
た。
【0049】VD方向の変形率(%)=(25+|25
−測定値|)/25 〔上記式は、もとの厚みが25mmの場合である。〕 (耐熱温度)上記3方向の変形率を掛け合わせた積の立
方根を求めて、その答えが0.99〜1.01の範囲内
である時を熱変形なし、上記の範囲から外れた時を熱変
形ありとして評価し、熱変形が発生しなかった恒温槽の
温度の最高値を、実施例、比較例のサンプルの耐熱温度
とした。
【0050】結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表より、比較例1、2の耐熱温度がともに
85℃であるのに対し、実施例1〜3の耐熱温度はいず
れも100℃であって、耐熱性が改善されたことが確認
された。
【0053】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
とくに厚肉で、しかもその内部まで均一に発泡している
ために断熱性や遮音性にすぐれるとともに軽量で、なお
かつ連続気泡率が高いために耐熱性にもすぐれ、しかも
外観もよい板状スチレン系樹脂発泡体を、種々の問題を
有する多量のカーボンブラックを添加せずに、安価かつ
大量に、効率よく生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施するための、押出機の
一例を示す概略図である。
【図2】同図(a)(b)はともに、上記押出機に使用される
金型の一例を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 25:04 Fターム(参考) 4F074 AA32 AB05 AC36 AD02 AD11 BA32 CA22 CA23 CB53 CC03X CC04X CC22X CC32X CC34X DA02 DA13 DA23 4F207 AA13 AB02 AB05 AB09 AG02 AG20 KA01 KA11 KF04 KK23 KL75 KL76 KL84

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融状態のスチレン系樹脂100重量部に
    対して、発泡剤として二酸化炭素のみを4.0〜6.0
    重量部の割合で圧入、混合し、120〜140℃の溶融
    温度で押出発泡成形することにより、連続気泡構造を有
    する板状スチレン系樹脂発泡体を製造することを特徴と
    する板状スチレン系樹脂発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】板状スチレン系樹脂発泡体の密度が0.0
    3〜0.05g/cm3、連続気泡率が20〜70%、
    厚みが10mm以上である請求項1記載の板状スチレン
    系樹脂発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】200℃での溶融流れ速度R1が6〜15
    g/10分であるスチレン系樹脂を使用する請求項1ま
    たは2記載の板状スチレン系樹脂発泡体の製造方法。
  4. 【請求項4】押出発泡成形用の金型として、樹脂押出流
    路と口金部とが連通して配置されているとともに、上記
    樹脂押出流路の、板状スチレン系樹脂発泡体の厚み方向
    に対応する方向の幅S2と、口金部の、同方向の幅S1
    の比S2/S1が40〜100の範囲内にあるものを使用
    する請求項3記載の板状スチレン系樹脂発泡体の製造方
    法。
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