JP3476240B2 - 発泡体の製造方法 - Google Patents

発泡体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、発泡体の製造方法に関
する。 【0002】 【従来の技術】発泡体は、軽量且つ断熱性に富むため内
装材や建築部材に用いられている。従来、上記発泡体の
製造方法としては、熱分解型発泡剤を合成樹脂に練り込
み、該発泡剤の分解温度以上に加熱することにより発泡
させる化学発泡法や溶融状態の熱可塑性樹脂に、樹脂の
融点以下の沸点を有するブタン、ペンタン、フロン等の
揮発性ガス、炭酸ガス、窒素ガス等の無機ガス等の物理
発泡剤を高温高圧下で圧入した後、低圧領域において発
泡させる物理発泡法が行われている。 【0003】化学発泡法では、微細な独立気泡を有する
発泡体を得ることが出来るものの、発泡体中に残存する
発泡剤の分解残渣のために、発泡体の変色、臭気の発生
を生ずるといった問題があった。 【0004】一方、物理発泡法では、化学発泡法の如き
問題はないものの、ブタン、ペンタン等は、取扱が非常
に危険であり、又、フロンは、環境上問題があり、環境
上、健康衛生上問題のない、無機ガスを用いた方法が比
較的多く研究されてきた。 【0005】しかし、いづれにしろ、単に物理発泡剤を
熱可塑性樹脂に圧入するだけでは、均一微細な発泡体を
得ることは出来ないため、タルク等の気泡核形成剤を添
加する必要がある。又、押出し発泡では、溶融樹脂を金
型から低圧領域に押出す前に、溶融樹脂の高圧状態が保
持できず、ダイ内での発泡が生じ、更に気泡核形成剤
は、発泡セルの生成を促進させる作用をも有するため、
気泡膜が押出し発泡の過程で、熱及び剪断応力のため破
壊され、均一且つ微細な高発泡体を得ることが出来な
い。特に、高圧力で圧入する必要がある、樹脂に対する
溶解度の低い無機ガスを用いた場合には顕著であった。
具体的には、物理発泡剤を用いた押出し発泡による発泡
体の製造方法として、例えば、特開昭60−31538
号公報には、プロピレン−エチレンブロック共重合体及
びプロピレンα−オレフィン共重合体からなる混和物を
押出機に供給すると共に、溶剤又は気体を圧入し、これ
を押し出して発泡させるポリオレフィン共重合発泡体を
製造する方法が開示されている。しかし、気体の樹脂に
対する溶解度が低いため上記問題を生じ、均一且つ微細
な高発泡体を得ることは出来なかった。又、発泡に用い
る熱可塑性樹脂を、予め架橋させ、溶融粘度を上昇させ
てから発泡させ、発泡体を製造する方法もあるが、熱可
塑性樹脂を架橋させると、得られる熱可塑性樹脂発泡体
のリサイクル性が失われるといった問題があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、発泡セル径
が均一微細であり、高発泡倍率のリサイクル可能な発泡
体を、容易且つ安全に製造する方法を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に用いられる熱可
塑性樹脂は、発泡可能であれば特に限定されず、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合
体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、ポリメチ
ルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化
ビニル、ポリフッ化ビニル、ABS樹脂、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレ
ンスルフィド;6−ナイロン、6,6−ナイロン、12
−ナイロン等のポリアミド;ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル等が挙げられ、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリスチ
レン、ポリカーボネートが好ましい。これらは、単独で
用いられても、2種以上を併用してもよい。 【0008】熱可塑性樹脂のメルトインデックスは、高
いと、発泡時の熱可塑性樹脂の粘度が低くなるため破泡
し、高発泡倍率の発泡体が得られず、又、低いと、発泡
時の熱可塑性樹脂の粘度が高くなりすぎ、高発泡倍率の
発泡体が得られないので、0.05〜20が好ましく、
0.1〜15がより好ましい。なお、メルトインデック
スは、JIS K−6760にしたがって測定されたも
のをいう。 【0009】本発明で用いられる気泡核形成剤は、粒径
が平均粒径の0.8〜1.2倍であるものが,全粒子数
の80%以上含有された、平均粒径0.1〜500μm
の球状のものであれば、特に限定されず、このような気
泡核形成剤として、例えば、フライアッシュ、ネオフュ
ーム、カーボンブラック、ガラスビーズ、酸化チタン粉
末等が挙げられ、フライアッシュ、ネオフューム、ガラ
スビーズが好ましい。 【0010】所望の平均粒径及び粒度分布を有する気泡
核形成剤は、気泡核形成剤を分級機により、分級し得ら
れる。分級された気泡核形成剤の平均径及び粒度分布
は、粒度分布測定機を用いて測定し得ることができる。 【0011】上記気泡核形成剤の平均粒径は、大きい
と、発泡セルが、粗大となり、得られる発泡体の表面平
滑性及び断熱特性が低下し、又、小さいと、熱可塑性樹
脂中に均一に分散させることが困難となり、均一微細な
発泡セルを有する発泡体が得られないので、0.1〜5
00μmに限定され、1〜100μmがより好ましい。 【0012】気泡核形成剤中、粒径が平均粒径の0.8
〜1.2倍であるものが、全粒子数の80%以上含有さ
れていることが必要である。かかる範囲外であると、均
一微細な発泡セルが得られず、得られる発泡体の断熱性
が低下するからである。 【0013】気泡核形成剤が球状であるとは、一粒子内
で粒径を数点(好ましくは、10点以上)測定した場
合、その最大の粒径(以下「最大粒子径」という)と最
小の粒径(以下「最小粒子径」という)が、一粒子内の
粒径の平均(以下「平均粒子径」という)の0.8〜
1.2倍であることをいう。発泡セルの生成速度の遅延
効果が低下し、高発泡倍率の発泡体が得られないので、
最大粒子径及び最小粒子径が、平均粒子径の0.8〜
1.2倍であることが必要である。又、球状以外のも
の、例えば、薄片状、立方体状、八面体状等を用いる
と、発泡セルの生成速度を遅延させることができず、高
発泡倍率の発泡体を得ることができないため、気泡核形
成剤の形状は、球状に限定される。 【0014】気泡核形成剤の添加量は、多いと、気泡核
形成剤同士が部分的に凝集し、溶融した樹脂に均一に分
散されず、表面性の低下した発泡体しか得られず、又、
少ないと、押出し発泡時における内部発泡を防止するこ
とができず、高発泡倍率及び美麗な発泡体を得ることが
できないので、熱可塑性樹脂100重量部に対して、
0.05〜1.0重量部に限定され、0.08〜0.6
重量部が好ましい。 【0015】本発明で用いられる無機ガスは、物理発泡
剤として一般に用いられているものであればよく、例え
ば、炭酸ガス、窒素、空気、酸素、ネオン、アルゴン及
びこれらの混合物等が挙げられ、熱可塑性樹脂に対する
溶解度が高く、高発泡倍率の発泡体が得られる、炭酸ガ
ス又は炭酸ガス含有混合ガスが好ましい。なお、無機ガ
スは、押出機中に圧入され、押出機中で気体になるもの
であれば、押出機に圧入される前は液体であってもよ
い。 【0016】本発明では、必要に応じて、物性を損なわ
ない範囲内で、熱可塑性樹脂及び気泡核形成剤の他に、
充填剤、抗酸化剤、顔料、難燃剤、外部滑剤を添加して
もよい。 【0017】本発明は、樹脂組成物を押出機に供給、溶
融混練すると共に、得られた溶融物に、無機ガスを圧入
混練し、金型から混練生成物を吐出すると同時に発泡さ
せ、発泡体を得る方法である。 【0018】熱可塑性樹脂及び分級された気泡核形成剤
からなる樹脂組成物を押出機に供給する方法は、特に限
定されず、別々に押出機のホッパーに供給してもよい
し、予め熱可塑性樹脂及び気泡形成剤を混合してからホ
ッパーに供給してもよい。 【0019】予め熱可塑性樹脂及び分級された気泡核形
成剤を混合してから、ホッパーに供給することは、熱可
塑性樹脂中に気泡核形成剤が均一に分散され、好適であ
る。 【0020】熱可塑性樹脂及び分級された気泡核形成剤
を混合する方法は、特に限定されず、例えば、熱可塑性
樹脂及び気泡核形成剤とブレンダーを用いて混合しても
よく、予め、気泡核形成剤の含有量が多いマスターバッ
チを作成し、それを熱可塑性樹脂に混合してもよい。 【0021】無機ガスの圧入は、熱可塑性樹脂が溶融状
態にある押出機の途中に、無機ガス圧入孔を設け、該圧
入孔から無機ガスを圧入する。かかる際、圧入の圧力
は、高いと、発泡セルが生成し、高発泡倍率の発泡体が
得られず、又、低いと、樹脂組成物への無機ガスの溶解
が不十分となり、高発泡倍率の発泡体が得られないの
で、25〜150kg/cm2 が好ましい。 【0022】押出し機内に圧入された無機ガスが、熱可
塑性樹脂に溶融する前に、ホッパーから抜けることがあ
るので、加圧ホッパーを用いると良い。 【0023】無機ガスが圧入された混練生成物は、金型
から大気圧中に吐出されると同時に発泡し、発泡体が得
られる。 【0024】かかる際、金型先端の形状は、得たい発泡
体の形状に応じた形状であってもよい。 【0025】又、発泡体の形状を保持するため、水や冷
風等の熱可塑性樹脂の軟化点よりも低い冷媒に接触させ
てもよい。 【0026】 【作用】本発明では、所定の粒径及び粒度分布を有する
気泡核形成剤を用いているため、気泡核形成エネルギー
を増大させ、且つ均一系での気泡核形成を行うことがで
きるので、発泡速度を遅らせ、ダイ内での気泡の生成を
抑制し、均一微細な発泡体を得ることができる。 【0027】 【実施例】(実施例1) ポリエチレン(三菱油化(株)社製 商品名ZH51、
MI=2.8)100重量部及び分級されたフライアッ
シュ(関電化工社製、JIS A 6201相当品、平
均粒径20μm、粒径16〜24μmのものが全粒子数
の95%含有、球形、白色)0.1重量部をドライブレ
ンドし、得られた樹脂組成物を、押出機(径65mm、
L/D=35)に供給した。 【0028】なお、気泡核形成剤の分級には、分級機
(日清エンジニアリング社製 商品ターボクラッシファ
イヤーTC−15)を用い、平均粒径及び粒度分布は、
レーザー回折式粒度分布計(セイシン企業社製 商品名
PRO−7000S)、最大粒子径、最小粒子径及び平
均粒子径は、電子顕微鏡(日本電子社製 商品名JSM
5200BV)を用いて、倍率2000倍で、測定し
た。 【0029】なお、押出機のベント温度は、ホッパー側
から金型方向に向かって、順に135℃、160℃、1
40℃、130℃に設定した。 【0030】次に、押出機の溶融部を通って十分溶融混
練された樹脂組成物に、押出機のベント部分に用いられ
た圧入孔から炭酸ガスを90kg/cm2 の圧力で、圧
入した。 【0031】更に、十分溶融混練した後、113℃に保
持された口径2mmの金型より12kg/hrの吐出量
で、混練生成物をロッド状に押し出すと同時に、発泡さ
せ、発泡体を得た。 【0032】得られた発泡体の発泡倍率、表面性及び熱
伝導率、発泡セル径の平均径及びその標準偏差を以下の
方法で測定し、その結果を表1に示した。 【0033】(発泡倍率)得られた発泡体を20×20
×40mmに切断し、電子比重計(ミラージュ社製 商
品名ED−120T)を用いて発泡体の比重を測定し、
原料の比重を、発泡体の比重で除して、発泡体の発泡倍
率を得た。 【0034】(表面性)得られた発泡体の任意の外径5
点を測定し、その最大外径を100としたときの最小外
径を、表面性をした。 【0035】(熱伝導率)得られた発泡体を40℃に保
持して、JIS−A1412に従って測定した。 【0036】(平均径)得られた発泡体を、10×10
×3mmに切断し、破断面を、電子顕微鏡(250倍)
で観察、写真撮影した発泡セルを、画像処理装置を用い
て、円形処理後、平均径及びその標準偏差を測定した。 【0037】(実施例2)実施例1において、分級され
たフライアッシュを0.5重量部とした以外は、実施例
1と同様にして、発泡体を得た。得られた発泡体の発泡
倍率、表面性及び熱伝導率、発泡セル径の平均径及びそ
の標準偏差を実施例1を同様の方法で測定し、その結果
を表1に示した。 【0038】(実施例3) 実施例1において、フライアッシュの代わりに、分級さ
れたガラスビース(東芝バロティーニ(株)社製 商品
名GB731、平均粒径19μm、粒径16〜22μm
のものが全粒子数の96%含有、球形、透明)を用いた
以外は、実施例1と同様にして、発泡体を得た。 得ら
れた発泡体の発泡倍率、表面性及び熱伝導率、発泡セル
径の平均径及びその標準偏差を実施例1を同様の方法で
測定し、その結果を表1に示した。 (実施例4) ポリプロピレン(三菱油化(株)社製 商品名EC9、
MI=0.5)100重量部及び実施例1で用いられた
分級されたフライアッシュ0.1重量部をドライブレン
ドし、得られた樹脂組成物を、押出機(径65mm、L
/D=35)に供給した。 【0039】なお、押出機のベント温度は、ホッパー側
から金型方向に向かって、順に170℃、220℃、2
20℃、195℃に設定した。 【0040】次に、押出機の溶融部を通って十分溶融混
練された樹脂組成物に、押出機のベント部分に用いられ
た圧入孔から炭酸ガスを90kg/cm2 の圧力で、圧
入した。 【0041】更に、十分溶融混練した後、160℃に保
持された口径2mmの金型より12kg/hrの吐出量
で、混練生成物をロッド状に押し出すと同時に、発泡さ
せ、発泡体を得た。 【0042】得られた発泡体の発泡倍率、表面性及び熱
伝導率、発泡セル径の平均径及びその標準偏差を実施例
1と同様の方法で測定し、その結果を表1に示した。 【0043】(比較例1)実施例1において、分級され
たフライアッシュの代わりに、分級されていないフライ
アッシュ(関電化工社製 JIS A6201相当品、
平均粒径21μm、粒径17〜25μmが、全粒子数の
41%含有)を用いた以外は、実施例1と同様にして、
発泡体を得た。得られた発泡体の発泡倍率、表面性及び
熱伝導率、発泡セル径の平均径及びその標準偏差を実施
例1と同様の方法で測定し、その結果を表1に示した。 【0044】(比較例2)実施例2において、分級され
たフライアッシュの代わりに、比較例1で用いられた分
級されていないフライアッシュを用いた以外は、実施例
2と同様にして、発泡体を得た。得られた発泡体の発泡
倍率、表面性及び熱伝導率、発泡セル径の平均径及びそ
の標準偏差を実施例1と同様の方法で測定し、その結果
を表1に示した。 【0045】(比較例3)実施例3において、分級され
たガラスビーズの代わりに、分級されていないガラスビ
ーズ(東芝バロティーニ(株)社製 商品名GB73
1、平均粒径19μm、16〜22μmのものを50重
量%含有)を用いた以外は、実施例3と同様にして、発
泡体を得た。得られた発泡体の発泡倍率、表面性及び熱
伝導率、発泡セル径の平均径及びその標準偏差を実施例
1と同様の方法で測定し、その結果を表1に示した。 【0046】(比較例4)実施例4において、分級され
たフライアッシュの代わりに、比較例1で用いられた分
級されていないフライアッシュを用いた以外は、実施例
4と同様にして、発泡体を得た。得られた発泡体の発泡
倍率、表面性及び熱伝導率、発泡セル径の平均径及びそ
の標準偏差を実施例1と同様の方法で測定し、その結果
を表1に示した。 【0047】(比較例5)実施例1において、フライア
ッシュの代わりに、分級されたタルク(日本タルク
(株)社製 商品名MS、長手方向平均粒径10μm、
長手方向粒径8〜12μmのものが、全粒子数の82%
含有、リン片状)0.1重量部を用いた以外は、実施例
1と同様にして発泡体を得た。なお、平均粒径及び粒度
分布は、レーザー回折式粒度分布計(セイシン企業社製
商品名PRO−7000S)を用いて測定した。得ら
れた発泡体の発泡倍率、表面性及び熱伝導率、発泡セル
径の平均径及びその標準偏差を実施例1と同様の方法で
測定し、その結果を表1に示した。 【0048】(比較例6)比較例5において、分級され
たタルクの代わりに、分級されていないタルク(日本タ
ルク(株)社製 商品名MS、長手方向平均粒径11μ
m、長手方向粒径8〜12μmのものを43重量%含
有)を用いた以外は、比較例5と同様にして、発泡体を
得た。得られた発泡体の発泡倍率、表面性及び熱伝導
率、発泡セル径の平均径及びその標準偏差を実施例1と
同様の方法で測定し、その結果を表1に示した。 【0049】(比較例7)実施例1において、分級され
たフライアッシュの添加量を、ポリエチレン100重量
部に対して、0.02重量部とした以外は、実施例1と
同様にして、発泡体を得た。 得られた発泡体の発泡倍
率、表面性及び熱伝導率、発泡セル径の平均径及びその
標準偏差を実施例1と同様の方法で測定し、その結果を
表1に示した。 【0050】(比較例8)比較例7において、分級され
たフライアッシュの代わりに、比較例1で用いられたフ
ライアッシュを用いた以外は、実施例7と同様にして、
発泡体を得た。得られた発泡体の発泡倍率、表面性及び
熱伝導率、発泡セル径の平均径及びその標準偏差を実施
例1と同様の方法で測定し、その結果を表1に示した。 【0051】(比較例9)実施例1において、フライア
ッシュの添加量を、ポリエチレン100重量部に対し
て、1.50重量部とした以外は、実施例1と同様にし
て、発泡体を得た。得られた発泡体の発泡倍率、表面性
及び熱伝導率、発泡セル径の平均径及びその標準偏差を
実施例1と同様の方法で測定し、その結果を表1に示し
た。 【0052】(比較例10)実施例1において、分級さ
れたフライアッシュを添加しなかった以外は、実施例1
と同様にして、発泡体を得た。得られた発泡体の発泡倍
率、表面性及び熱伝導率、発泡セル径の平均径及びその
標準偏差を実施例1と同様の方法で測定し、その結果を
表1に示した。 【0053】(比較例11)実施例2において、分級さ
れたフライアッシュの代わりに、分級されたガラスビー
ズ(iuchi(株)社製 商品名BZ−06、平均粒
径640μm、粒径512〜768μmが、全粒子数の
90%含有)を用いた以外は、実施例2と同様にして、
発泡体を得た。得られた発泡体の発泡倍率、表面性及び
熱伝導率、発泡セル径の平均径及びその標準偏差を実施
例1と同様の方法で測定し、その結果を表1に示した。 【0054】 【表1】 【0055】 【発明の効果】本発明の発泡体の製造方法の構成は、上
記の通りであり、均一且つ微細な発泡セルを有する高発
泡倍率の発泡体を得ることができる。得られた発泡体
は、発泡セルが均一且つ微細であるので、断熱性に優
れ、又、表面性にも優れるので、他の部材との接着性に
も優れる。更に、無架橋の熱可塑性樹脂からできている
ため、リサイクル性にも優れる。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】熱可塑性樹脂100重量部、及び粒径が平
    均粒径の0.8〜1.2倍であるものが、全粒子数の8
    0%以上含有された、平均粒径0.1〜500μmの球
    状の気泡核形成剤0.05〜1.0重量部からなる樹脂
    組成物を押出機に供給、溶融混練すると共に、無機ガス
    を圧入し、押出機の先端に設けられた金型から混練生成
    物を吐出すると同時に発泡させることを特徴とする発泡
    体の製造方法。
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