JPS6010540B2 - 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

発泡性塩化ビニル系樹脂組成物

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JPS6010540B2
JPS6010540B2 JP4671179A JP4671179A JPS6010540B2 JP S6010540 B2 JPS6010540 B2 JP S6010540B2 JP 4671179 A JP4671179 A JP 4671179A JP 4671179 A JP4671179 A JP 4671179A JP S6010540 B2 JPS6010540 B2 JP S6010540B2
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chloride resin
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潔 今田
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は発泡性塩化ビニル系樹脂組成物に関するもの
である。
従来、塩化ビニル系樹脂発泡体の製造方法としては、た
とえばm塩化ビニル系樹脂に、分解によりガス状体とな
る、いわゆる分解型発泡剤を添加混合し、これを押出成
形機あるいは射出成形機などを使用して加熱成形発泡さ
せる方法、【2’塩化ビニル系樹脂と可塑剤とを混和し
てペースト状とし(プラスチゾル)、これを機械的に発
泡させるか、または該プラスチゾルに分解型発泡剤を添
加混合したのち、加熱してゲル化とともに発泡させ、目
2的の製品とする方法、‘3}分解型発泡剤を含有する
混合物を、該発泡剤の分解温度以下であらかじめロール
成形したのち、加熱して発泡体とする方法、【4ー金型
中に、塩化ビニル系樹脂と分解型発泡剤(必要に応じて
さらに揮発性有機発泡剤、膨潤性を有する有機溶剤およ
び軟化剤を使用)を充てんし、これを加圧加熱して溶融
ゲル化させたのち冷却し、ついで再び加熱して発泡させ
る方法などが知られている。
しかしながら、上記したm〜‘3’の方法には硬質ない
し半硬質の高発泡体を得ることができない、‘41の方
法にはこの方法がバッチ式であり、また製造工程が複雑
で発泡体を得るのに多大の時間を要するため、最終的に
得られる製品がコスト高なものになるというそれぞれの
欠点がある。
本発明は上記した従来の欠点をともなうことなく、目的
とする発泡体製品を容易に得ることができる発泡性塩化
ピニル系樹脂組成物を提供しようとするものであって、
これは‘ィ’酢酸ビニル含有量0〜4の重量%、平均重
合度300〜2000、空隙体積が樹脂1gあたり0.
20叫以下である塩化ビニル系重合体に対して、沸点が
90qo以下の脂肪族炭化水素または脂肪族ハロゲン化
炭化水素から選ばれる少なくとも1種類を1重量%以上
含浸させてなる塩化ビニル系樹脂10の重量部、‘oー
核形成剤 0.01〜2の重量部、し一 25℃
における還元粘度が3.0dl/g以上のアクリル系樹
脂 0.5〜3の重量部、および0 分解型発泡剤
0〜5重量部、からなるものである。
これを説明すると、本発明者らは発泡性塩化ビニル系樹
脂組成物について鋭意研究を重ねた結果、これには上記
した‘ィー〜8成分からなる組成物がきわめて有効であ
ることを見出し本発明を完成したものである。
事実、本発明の組成物は押出成形法、圧縮成形法あるい
は射出成形法などの一般的成形法によって成形すること
により、均一微細なセル構造を有する高発泡体を連続的
に低コストで得ることができるという顕著な効果を有す
る。本発明において主成分とされる【ィー成分としての
塩化ビニル系樹脂は前記したように酢酸ビニル含有量0
〜40重量%、平均重合度300〜2000空隙体積が
樹脂1gあたり0.20泌以下である塩化ビニル系重合
体に対して、沸点が90q0以下の脂肪族炭化水素また
は脂肪族ハロゲン化炭化水素から選ばれる少なくとも1
種類を1重量%以上含浸させてなるものであることが必
要とされる。ここに使用される塩化ビニル系重合体は、
平均重合度が300〜2000の範囲にあり、かつ空隙
体積、すなわち水銀圧入式ポロシメーターにより測定し
たミクロポア−(水銀圧入圧1〜100k9/地におけ
る側的値で、重合体粒子の有する孔径(直径)が約30
山m程度以下の空隙体積)が重合体1g当り0.20の
【以下(好ましくは0.10凧【以下)であることが必
要とされる。
これは、重合度が30氏未満であると最終的に得られる
発泡体製品がもろく、機械強度の劣るものとなり、他方
重合度が2000を越えると成形時において樹脂の溶融
粘度が高くなり、ゲル化性が悪く、発泡度が高くならな
いからである。また、空隙体積が重合体1g当り0.2
0の【以上のものを使用した場合には発泡剤の逸散が激
しくその保持力が小さいものとなり、かつ含浸量が少な
く、また、成形加工時においても発泡剤が逸散しやすく
、溶融樹脂中への保持量がさらに低下し高発泡体が得ら
れにくくなる。
上記塩化ビニル系重合体の種類としては塩化ビニル重合
体単独あるいは塩化ビニルを主体とする4共重合体、グ
ラフト共重合体、さらにはポリマーブレンドなど各種の
ものが包含されるが、とくには塩化ビニルと酢酸ビニル
との共重合体を使用することが好ましい。このような共
重合体を使用した場合には、発泡剤の含浸および保持効
果が良好で、さらに成形時における樹脂のゲル化性がよ
いため溶融粘度の低下がもたらされ、高倍率の発泡体が
容易に得られやすくなる。しかしながら共重合体中の酢
酸ビニルの含有量は4の重量%以下とすることが必要で
あり、これは酢酸ビニルの含有量を4の重量%を越える
ような量としてもそれほど顕著な効果が得られず、かえ
って機械的特性あるいは難燃性などの諸物性が低下する
ようになる。なお、塩化ビニルと共重合可能な酢酸ビニ
ル以外のコモノマ−としては塩化ビニリデン、アクリル
酸およびそのヱステル、メタクリル酸およびそのエステ
ル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、マレィン
酸およびそのェステルもしくは無水物、フマル酸および
そのェステル、エチレン、ブロピレンなどのオレフイン
、ビニルエーテルなどの1種もしくは2種以上があげら
れ、また、ポリマーブレン日こ使用される樹脂としては
、塩化ビニル樹脂と混和性のよい通常の重合体、たとえ
ばポリ塩化ビニリデン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
、A斑樹脂、M茂樹脂、塩素化ポリエチレン、あるいは
NBR、SBRなどの合成ゴムなどがあげられる。また
、この‘ィー成分において上記したような塩化ビニル系
重合体に含浸させる発泡剤は、沸点が90℃以下(好ま
しくは70qo以下)の脂肪族炭化水素または脂肪族ハ
ロゲン化炭化水素発泡剤であることが必須とされるが、
これは沸点が90qo以上のものを使用した場合は、発
泡体の収縮が著しく、セル構造が均一な発泡体が得られ
ないからである。
このような脂肪族炭化水素またはハロゲン化炭化水素発
泡剤としては、具体的にはプロパン、ブタン、イソブタ
ン、ベンタン、ネオベンタン、nーヘキサン、イソヘキ
サン、nーヘプタン、塩化メチル、塩化メチレン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、塩化エチル、塩化ヱチリデン、
トリクロロェチレン、1,2−ジクロロヱタン、トリク
ロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、トリ
クロロフルオロメタン、プロモトリフルオロメタン、テ
トラフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、クロロ
トリフルオロメタン、プロモトリフルオロエタン、トリ
フルオロメタン、トリクロロトリフルオロヱタン、ジク
。ロテトラフルオロエタン、ジブロモテトラフルオロエ
タン、クロロべンタフルオロヱタン、ヘキサフルオロエ
タン、クロロジフルオロエタン、ジフルオロエタンなど
が例示される。これらはその使用に当っては1種類に限
定されるものではなく2種類以上を同時に使用してもよ
い。この【ィ}成分は、前記した塩化ビニル系樹脂に発
泡剤の1種もしくは2種以上を含浸させることにより調
製されるが、この発泡剤の塩化ビニル系樹脂に対する含
浸量は最終的に得ようとする発泡体の発泡倍率により決
定されるもので本発明においては1重量%以上、好まし
くは2〜3の重量%の範囲とすることが必須とされる。
これは含浸量が1重量%未満であると十分な発泡倍率が
得られず良好な発泡体が得られないからである。この【
ィ}成分の調製は、塩化ビニル系樹脂と発泡剤とを均一
に混合させればよいが、具体的には粉末状の塩化ビニル
系樹脂と発泡剤とを直接混合するか、あるいはとくに発
泡剤が常温、常圧でガス状のものである場合には、かく
はん機付の耐圧容器を使用し、これに分散剤および水を
仕込んだのち、この水性媒体中に塩化ビニル系樹脂を懸
濁させ、この懸濁液中に発泡剤を添加もしくは圧入しか
くはん下に内温を30〜90qoに加熱し3〜2餌時間
かくはん混合し、ついで脱水し、比較的低温にて通風乾
燥すればよく、こうすることにより発泡剤含浸塩化ビニ
ル系樹脂が得られる。
つぎに、本発明において使用される{ロー成分としての
核形成剤としては、たとえば、炭酸カルシウム、タルク
、硫酸バリウム、煙霧質シリカ、酸化チタン、クレー、
酸化アルミニウム、ベントナイト、けいそう土などの無
機物質、あるし、はくえん酸、酒石酸、しゆう酒などの
有機酸もしくはほう酸などの酸と、ナトリウム、カリウ
ム、アンモニウムの重炭酸塩もしくは炭酸塩との組合せ
からなるものなどをあげることができる。
なお、この核形成剤はそれが固体状ないし粉末状である
場合には平均粒子径が30仏m以下、好ましくはloA
m以下の微粉末状物であることがよい。
これは粒子径が30rm以上のものを使用した場合には
、成形時における組成物の流動性が悪くなり、表面光沢
が低下し、また発泡模様が生じるほか、発泡気泡が不均
一となるからである。この‘。}成分の使用量は上記‘
ィ}成分100重量部に対して0.01〜2の重量部の
範囲とすることが必要とされるが、これは該使用量が上
記範囲禾満では微細なセルあるいは均一なセル構造を有
する発泡体を得ることが困難となり、反面それが上記範
囲よりも多くなると発泡倍率が低下し、また最終的に得
られる製品の諸物性が劣るようになるほか、表面あれが
起るようになるからである。また、本発明におけるし一
成分としてのアクリル系樹脂は、塩化ビニル系樹脂のゲ
ル化を促進し、樹脂の溶融粘度を上昇ないいま適度の粘
度に調整0し、高温時における樹脂の伸び率の向上およ
び強度を高め発泡時における気孔の合一ないし一担生成
したセルの収縮を防ぐことにより、発泡時の分解ガスを
樹脂中にすみやかに保持し(外部への逸散を防止する)
、目的とする良好な高発泡体を得夕るために使用するも
ので、このの成分はとくに上記した【o}成分および後
述する0成分と併用することにより著しい効果を示し、
結果として外観のすぐれた均一微細なセル構造を有する
高発泡体を得ることができる。
0 上記効果を達成するためには、し一成分は塩化ビニ
ル系樹脂のゲル化を均一に促進し、適度に樹脂粘度を上
げ、ゴム弾性を与え、かつ塩化ビニル系樹脂の高温時の
引張り強さあるいは伸び率などを向上し得るもの、すな
わち、0.1g/100の【クロロタホルム溶液中で2
500にて測定した還元粘度が3.0以上、好ましくは
5.0以上であり、使用する塩化ビニル系重合体の重合
度より大きく、かつ相溶性の良好な高重合度のアクリル
系樹脂を選択使用する必要がある。
0 このような目的で使用される望ましいアクリル系樹
脂としては、メタクリル酸メチルを主体(60〜95重
量%)とする共重合体たとえばメタクリル酸メチルとア
クリル酸ェステルからなる共重合体およびこれらと共重
合可能な単量体との共重合体夕があげられる。
上記したアクリル酸ヱステルとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、アク
リル酸ィソブチル、アクリル酸一2−エチルヘキシルな
どが例示され「 またそれら0と英重合可能な単量体と
しては、スチレン、不飽和ニトリル、ビニルェステル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸−nーブチル、メタ
クリル酸−2ーェチルヘキシルなどのメタクリル酸メチ
ル以外のメタクリル酸ェステルなどが例示される。
なお、上述のアクリル系樹脂として、乳化重合品を使用
することにより、前述した効果のほかにこの組成物を押
出機を用いて成形する際の食いこみがよくなり、原料供
給口における閉塞などがおこらず、安定して原料を供給
することが可能となり「かつ押出機の圧力、トルク、押
出量が一定し安定して発泡製品を得ることができる。ま
た、アクリル系樹脂は使用される主剤としての塩化ビニ
ル系の重合度が高ければそれに応じより高重合度のもの
を使用することが望ましい。
このし一成分の使用量は上記【ィ}成分100重量部に
対して0.5〜30重量部、好ましくは3〜2の重量部
の範囲とすることが必要とされるが「 これは使用量が
0.5重量部未満では前記したような効果が得られず、
他方3の重量部以上使用しても多量添加による特別の効
果は得られず「塩化ビニル系重合体が本来有する難燃性
などがかえって低下するようになるからである。本発明
において必要に応じ使用される〇成分としての分解型発
泡剤は、セルをより均一化および微細化するほか、形状
保持性を良好にする効果が期待されるが、本発明におい
てはこのA成分は上記【ィー成分中の塩化ビニル系重合
体の成形温度よりも低い温度で分解してガスを発生する
ものであるものが好ましい。
このような分解型発泡剤としては「たとえばアゾジカル
ボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾアミ
/ベンゼン、ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソ
プロピルアゾジカルボキシレート「ジアゾアミノベンゼ
ンなどのアゾ系発泡剤、N,N′ージニトロソベンタメ
チレンテトラミン、N,N′−ジメチルーN,N′ージ
ニトロソテレフタルアミドなどのニトロソ系発泡剤、ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒド
ラジド、3,3′ージスルホンヒドラジドフエニルスル
ホン、トルエンジスルホニルヒドラゾン、チオビス(ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド)、トルヱンスルホニルア
ジド、トルエソスルホニルセミカルバジド、4,4′ー
オキシピス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)などのス
ルホニルヒドラジド系発泡剤あるいは重炭酸ナトリウム
などがあげられる。
この0成分の使用量は上記【ィ}成分100重量部に対
して5重量部以下とされるが、これは5重量部以上使用
しても上記したような効果の顕著な向上がみられず、逆
に発泡模様が生じたり、表面状態が悪くなるからである
上記した各成分のほかに必要に応じ、安定剤、溶剤、可
塑剤、改質剤、鱗燃剤、気泡調整剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、帯電防止剤、顔料あるいはその他の無機質充
填剤などを本発明の目的を損なわない範囲で使用するこ
とは差支えなく、またしゆう酸、くえん酸、酒石酸、尿
素、亜鉛化合物、銅化合物などの分解助剤を併用して分
解温度を調整し、塩化ビニル系樹脂の加工温度以下で分
解しガスを発生するようにすることが望ましい。
本発明の組成物は以上述べた各成分を、ヘンシェルミキ
サ−、バンバリーミキサ−などの混合機を用いて混合す
ることにより調製されるが、この混合にあたっては脂肪
族炭化水素類の逸散を防止する観点から比較的低温でそ
れらを混合することが望ましい。本発明の組成物を使用
して実際に発泡体を製造するにあたっては、上述のよう
にして調製した組成物を公知の方法に準じ加熱して発泡
成形するのであるが、これにはたとえば押出成形機ある
いは射出成形機を使用して成形する方法、金型に組成物
を充てんし加圧成形する方法などをあげることができる
つぎに本発明の実施例をあげるが、脂肪族炭化水素また
は脂肪族ハロゲン化炭化水素の含浸量および空隙体積は
下記のようにして測定したものである。
◎ 脂肪族炭化水素または脂肪族ハロゲン化炭化水素の
含浸量:月旨肪族炭化水素または脂肪族ハロゲン化炭化
水素を含浸させた塩化ビニル系重合体を温度130qo
で2時間加熱し、加熱前に対する減少量(重量)を比較
で表わしその加熱減少をもって含有量とした。
◎ 空隙体積:CARLERBA社製の水銀圧入式ポロ
シメーター(モデル70H)を使用し、1〜100k9
/地の圧力まで水銀を圧入して測定を行い塩化ビニル系
重合体1g当りの容積(叫)をもって示した。
実施例1〜1う比較例1〜9 内容積5そのかく梓機付きステンレス製オートクレープ
に下記の表1に示すような種類の塩化ビニルー酢酸ビニ
ル共重合体または塩化ビニル重合0−体粉末100雌、
純水200雌、部分けん化ポリビニルァルコール1.雌
および表1に示す種類および量の脂肪族炭化水素または
脂肪族ハロゲン化炭化水素(以下これらを単に発泡剤と
総称する)を添加もしくは圧入し、かく伴下に温度70
qoで8時間合タ浸処理した。
含浸処理後常温まで冷却し排ガス後、ろ過し、温度40
〜50qoで約5時間通風乾燥した。こうして得た含浸
樹脂について発泡剤の全含浸量(重量%)を調べ、その
結果を表1中に示しZた。
なお、これらの含浸樹脂は室温(2ぴ○)で1週間保存
し、発泡剤の含浸量がどの程度低下するかを調べて見た
が、いずれも6〜9%程度であった。つぎに、上記舎浸
樹脂10血重量部、すず系安定Z剤2重量部、ステアリ
ン酸カルシウム1重量部および表1に示すような種類お
よび量の核形成剤、分解型発泡剤およびアクリル系樹脂
を配合した。
この配合物を下記に示すような押出条件で押出成形し、
丸棒状の発泡体を得た。この発泡体につい2て比重およ
びセル状態を調べその結果を表1に示した。なお、比較
のために行った実験結果を表2に示した。
〔核形成剤〕
タルク :土屋カオリン(株)製、平均粒径1〜3rm
白鉛蓮華 :白石カルシウム(株)製、炭酸カルシウム
、平均粒径0.02〜0.03仏m オルベン:白石カルシウム(株)製、コロイド性含水け
し、酸アルミニウムの有機複合体、平均粒径0.5山m 〔分解型発泡剤〕 セルマィク133 :三協化成(株)製、アゾジカーボ
ンアミド系化合 物、分解温度130〜1800O PTS ;/ゞラトルエンスルホニルヒドラジド、分解
温度11000AmN:アゾビスィソブチロニトリル、
分解温度100〜115q0重ソウ :重炭酸ナトリウ
ム、分解温度60〜1500〇〔アクリル系樹脂〕 E−1 :メタクリル酸メチル9値重量%、アクリル酸
エチル1の重量%からなる共重合体、還元粘度10dl
/g(25 0〇) 〔セル状態判定基準〕 A : セル直径が500〆m以下の微細均一セル構造
からなり、外観すぐれている。
B : セル直径が500〜1000仏mであり、微細
均一性に劣る。
C : セル直径が1000一m以上であり、セルが粗
く均一性に劣る。
船 船 実施例16〜23比較例10〜15 内容積100そのかく梓機付きステンレス製オートクレ
ーブに、塩化ピニル−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル
含有量1の重量%、重合度1050空隙体積0.023
叫′g)30k9、純水50k9、部分けん化ポリビニ
ルアルコール15gおよびトリクロロフルオロメタン6
k9を仕込み、これにブタン3k9を圧入しかく杵下に
温度70ooで8時間処理し、該重合体にトリクロロフ
ルオロメタンおよびブタンを含浸させた。
含浸処理後、常温まで冷却し、排ガス後、遠心分離機を
用いて脱水し「ついで温度40〜5000で通風乾燥し
た〔トリクロロフルオロメタンおよびブタンの合計含浸
量(発泡剤含浸量)は12.の重量%であった〕。つぎ
に上記舎浸樹脂100重量部に、すず系安定剤2重量部
、ステアリン酸カルシウム1重量部、タルク1重量部、
セルマィク133を0.5重量部および下記の表4に示
すような種類および量のアクリル系樹脂を配合添加した
この配合物を下記に示すような押出条件で押出成形し、
丸棒状の発泡体を成形した。この発泡体について、比重
、セル構造、圧縮強さ(ASTMD 1621)および
曲げ強度(ISO R1209)を調べ、その結果を下
記の表3に示した。
なお、同表には比較データを併せ記載した。表3の結果
から判るように、アクリル系樹脂として還元粘度のより
高いものを使用すると、使用量を減じることが可能とな
り、また気泡形成性(ガス保持性)、セルの安定性、収
縮率の減少がもたらされ、還元粘度が4・さかつたり「
添加量が少なすぎると被泡が著しく、発泡後の収縮が大
となり、セルが粗くなる。〔押出機の種類および条件〕 スクリュー直径 65肋スクリ
ュー長さ 195仇帆スクリュ
ー圧縮比 3.0ダイス 関口部
100×8柳の板作成用ダイス使用 シリンダー温度 C,=9500 C2=130q0 4C3=1
5000ダイス温度 1
20qo回転数 20回/分
〔アクリル系樹脂〕E−2:メタクリル酸メチル9の重
量%アクリル酸エチル1の重量%からなる共重合体、還
元粘度4.WI′g(25℃) E−3:メタクリル酸メチル9の重量%アクリル酸エチ
ル1の重量%からなる共重合体、還元粘度7.皿1/g
(25o0) E−4:メタクリル酸メチル9の重量%アクリル酸エチ
ル1の重量%からなる共重合体、還元粘度11.の1/
g(25oo)E−5:メタクリル酸メチル9の重量%
アクリル酸エチル1の重量%からなる共重合体、還元粘
度15.紙1/g(2500)E−6:メタクリル酸メ
チル95重量%アクリル酸ブチル5一重量%からなる共
重合体、還元粘度10.7dl/g(25℃)E−7:
メタクリル酸メチル8の重量%アクリル酸ヱチル5重量
%、アクリル酸ブチル5重量%、メタクリル酸ブチル 1の重量%からなる共重合体、還元粘 度11.の1/g(25℃) E−8:メタクリル酸メチル8の重量%アクリル酸エチ
ル2の重量%からなる共重合体、還元粘度2.MI/g
(2500) (比較のためのもの) 実施例24〜3リ比較例 16 内容積10そのかく梓機付ステンレス製オートクレープ
に、表4に示す塩化ビニル系重合体3k9、純水5k9
、部分ケン化ポリビニルアルコール1.5gおよびトリ
クロロフルオロメタン600gを仕込み、これにブタン
30雌を圧入し、かく梓下に70℃で8時間処理し、該
重合体にトリクロロフルオロメタンおよびブタンを含浸
させた。
含浸処理後、常温まで冷却し、排ガス後、ろ過し、50
ooで5時間通風乾燥した。つぎに、上記舎浸樹脂10
の重量部に、すず系安定剤2重量部、ステアリン酸カル
シウム1重量部、タルク1重量部、重炭酸ナトリウム1
重量部および表4に示す種類および量のアクリル系樹脂
を配合し、これを実施例1と同様にして押出成形して丸
棒状発泡体を得た。
この発泡体の物性を表4に示す。表4の結果から判るよ
うに、塩化ビニル系重合体の重合度が大きい場合は、そ
れに応じアクリル系樹脂もより還元粘度の大きいものを
使用することが望ましいこと、また酢酸ビニル含有量が
少ない重合体であっても(成形加工温度の高い塩化ビニ
ル系樹脂であっても)、発泡体を良好に製造することが
でき、均一なセルを有する良好な高発泡体が得られる。
一方、塩化ビニル系重合体が比較的重合度が低し、酢ビ
系共重合体である場合は、アクリル系樹脂が比較的還元
粘度の小さいものであっても高発泡体が得られる。
しかし、酢酸ビニル含有量の低い塩化ビニル系樹脂のと
きは高発泡体を得ることが困難となる。雌 誓 蓮 鉄 ごり 轍 選 」 藻 き頂 卓 日 S K ヤ 7や 蓮蓮 も ぞ蓋 葦寿 ≦学 蓮襲撃 菱容量蓮 墨辱S類 る〉溢血 窓鰹簿鍵 碇扇巻誓 笹笹ミミ 薫鐘ミミ 失失業ぞ 船 S 細 K ) 9 ぶ 柵 蚤 Q ご溝 塵窓 申雫 溝薫 鉄題 ※ ※

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 酢酸ビニル含有量0〜40重量%、平均重
    合度300〜2000、空隙体積が樹脂1gあたり0.
    20ml以下である塩化ビニル系重合体に対して、沸点
    が90℃以下の脂肪族炭化水素または脂肪族ハロゲン化
    炭化水素から選ばれる少なくとも1種類を1重量%以上
    含浸させてなる塩化ビニル系樹脂100重量部、(ロ)
    核形成剤 0.01〜20重量部、(ハ) 25℃に
    おける還元粘度が3.0dl/g以上のアクリル系樹脂
    0.5〜30重量部、および(ニ) 分解型発泡剤
    0〜5重量部、 からなる発泡性塩化ビニル系樹脂組成物
JP4671179A 1978-11-10 1979-04-18 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 Expired JPS6010540B2 (ja)

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