JPS5839758Y2 - パチンコ機用打玉処理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は取付板に設けた玉入口を前傾運動により開いて
前記取付板の前面を流下する打玉を捕捉し、その捕捉し
た打玉の前記玉入口からの流入により起立されて閉じる
開閉板と、その開閉板の起立とともに作動して載板を起
立状態に保持する錠止片と、打玉流入口に玉重量感知片
を臨ませ、重量を大きくした他端を前記錠止片の開錠突
片の下側に臨ませたレバーとを備える打玉処理器におい
て、ソレノイドを適時に励磁駆動し、若しくは非１駆動
とし、レバーを介して前記錠止片を非作動にして、開閉
板が起立して基板の玉入口を閉じているときには自重に
より該開閉板を前傾させて開き、また開閉板が前傾して
いて、打玉捕捉により起立を生じたときには載板を起立
状態に錠止し得なくして再び自重により前傾させるよう
に改良したものであって、その目的とするところは、例
えば複数個のセーフ玉受口のうちの特定の受口に発生し
たセーフ玉等によりソレノイド回路を瞬間的に又は短時
間を時限的に閉じ若しくは開くことによづて前記打玉処
理器のサイクル動作を変化させるにある。

本考案の一実施例を添付図面について説明する。

１はパチンコ機のベニヤ板Ｘの前面に固着する取付板で
あって、これに数個の打玉が並列形で入る横長の玉入口
２を設け、その下部口縁に玉入口２を第１，４図のよう
に起立によって閉じたり、第３図のように前方への約８
５°程度の前傾揺動によって開いて取付板１の前面を流
下する打玉を捕捉したりする開閉板３を軸１０によって
支持する。

その開閉板３には軸１０より前側に突条４によって並列
形に区分された捕捉面ａ、ｂ、ｃを設け、中央の捕捉面
すの軸より後側に玉受面ｂ′を形成してその後端にほぼ
直角状に立上った衝合壁５を形成し、さらに左右方向の
端部には、軸１０より後方に突出して上後方に円弧形の
滑り面７を設けその前端に直立状の係止縁８を設けた突
片６を形成し、中央の捕捉面すの一側の突状４に接して
低い後方傾斜をもったロック突部９を設ける。

開閉板３は第５図の構造により軸１０より前側を重くし
であるもので、第２図の角度は図示しないストッパによ
り保持される。

取付板１の後側にはベニヤ板Ｘの後側まで突出する周囲
枠板１１を設け、開閉板３の捕捉面ａ。

ｂ、ｃの各後側下部に区劃壁により区切られた玉落部ａ
−１＋ｂ−１，Ｃ−１になるもので（第５図参照）、捕
捉面ａ、ｄ、ｃの後側に周囲枠板１１を切破った流出口
ａ−１、ｂ−２，Ｃ−２を夫々形成しである。

前記の玉受面ｂ′と衝合壁５とは玉落部ｂ−、内で揺動
するもので、開閉板３が第１図のとおりに起立したとき
には衝合壁５が後方へ僅かに下がった水平形になる。

周囲枠板１１の内部には玉受面ｂ′の上方部に、軸１６
によって支持したロック片１２を取付ける。

そのロック片１２には第５図に示すように軸１６の後側
に設けた重錘１３を周囲枠板１１のストップ縁１７に係
止するようにしたもので、軸１０を指向して玉受面ｂ′
の中央部上面に突出する衝合片１４とロック突部９の後
側からその直上に突出するロック突起１５とを備える。

周囲枠板１１には突片６の後側上方に対応する軸２３に
より軸支した開閉板起立保持用の錠止片１８を軸支する
。

その錠止片１８には開閉板３が第３図のとおりに前傾し
ているとき突片６の滑り面７に接し、載板３が第１，４
図のとおりに起立しているときに係止縁８に係止する錠
止突起１９と、周囲枠板１１の孔から後側に突出する解
錠突片２０を第４図矢線ｙの方向に持上げると錠止突起
１９が矢線２の方向に揺動して係止縁８の係止（錠止）
を解き、開閉板３を自重により第３図のとおりに前傾し
て玉入口２を開くようにしである。

周囲枠板１１の後側には第２図に図示するように軸２５
により支持したレバー２６を設け、該レバー２６の一端
の玉重量感知片２７を打玉流人口２９の下方部に臨ませ
、他端を前記解錠突片２０の錠止突起１９の下面に接触
するとともに、重錘２８により重量感知片２γ側を打玉
流入口２９等のストッパ３０に衝き当てて上昇させ、か
つ錠止片１８の独立した運動を妨げないように第４図の
とおりに錠止突起１９に対し下方からほぼ接触状にしで
ある。

前記は、打玉流人口２９を流れるセーフ玉の重量により
重量感知片２７が押下げられ、それによりレバー２６の
他端が錠止片１８の解錠突片２０を押し上げ、錠止突起
１９が第４図矢線２方向に移動して非作動になるため、
係止縁８を錠止突起１９により係合されていた開放板３
が第３図のとおりに自動により前傾する。

（すでに前傾しているときはレバー２６の前記揺動は無
効になる）また開閉板３が前傾しているとき、捕捉面ａ
、ｃで捕捉される打玉は、玉落部ａ−１、ｃ−１に落ち
、流出口ロー２．ｃ−２から流出するが、捕捉面すで捕
捉されると、その打玉が、ロック片１２の打玉衝合片１
４を押し、ロック突起１５をロック突部９から外しなが
ら玉受面ｂ′の衝合壁５に突き当り、その玉重量で開閉
板３を第４図のとおりに起立させて玉入口２を閉じ、そ
の工材は玉落部ｂ−１に落ちてから流出口ｂ−２より流
れ出る。

他方、レバー２６は第２図の位置に戻っているから錠止
片１８の錠止突起１９が滑り面７を滑って第４図のとお
りに係止縁８に係合し、開閉板３の起立を保持する０ 本考案は前記に例示した打玉処理器において、励磁駆動
若しくは非駆動と共にプランジャ４２により前記レバー
２６の重量感知片２７を下降すると同時にそのレバー２
６により錠止片１８の解錠突片２０を押し上げるソレノ
イド４１を取付板１の裏面に取付けるものである。

ソレノイド４１は常時非駆動型であるか又は常時駆動型
であってもよく、非駆動型、駆動型ともに常時はプラン
ジャ４２をレバー２６に作用させず、非駆動型にあって
は駆動のときに重量感知片２７を下降し、常時駆動型に
あっては非駆動のとき重量感知片２７を下降させる。

前記打玉処理器は、第６図に示すように取付板１の左右
に一対の打玉流入口２９ａ 、２９ｂを設け、レバー２
６ａの重量感知片２７ａを図の右方の打玉流人口２９ａ
に臨ませ、左方の打玉流人口２９ａには別個の軸２５ｂ
により軸支した別個のレバー２６ｂの重量感知片２７ｂ
を臨ませるとともに、レバー２６ａの軸２５ａより左方
に設けた長孔３１にレバー２６ｂの軸２５ｂより右方に
設けたピン３２を遊挿して連動可能に連結した構造のも
のにも適用できる。

本考案の作用を第１〜４図について説明する。

ソレノイド４１の駆動回路に介挿するスイッチ（図示せ
ず）は、多数のセーフ玉受口又は本考案の処理器の流出
口ロー２〜ｃ−２の何れか、若しくは打玉流人口２９の
うちの一つ又は二つ以上から流出する打玉（セーフ玉）
によって接点を閉じられ、若しくは開かれるようにする
もので、回路の閉成は瞬間にするか、例へば２０秒の如
き短時間の持続を生ずるものの何れでもよい。

而してソレノイド４１が駆動若しくは非駆動になってプ
ランジャ４２よりレバー２６を押すなどにより重量感知
片２７を第２図鎖線のように下降すると、打玉流人口２
９からセーフ玉が流出しないにかかわらずレバー２６の
他端で錠旧片１８の解錠突片２０が第４図矢線ｙのよう
に押し上げられ、錠止突起１９を２方向に揺動するから
開閉板３が起立しているときには係止縁８の係止を解い
て前傾し、開閉板３による打玉捕捉の機会を作る。

また、開閉板３が前傾しているとき捕捉面しによって捕
捉された打玉により既述のとおりに起立しても、そのと
きたまたまソレノイド４１により錠止片１８が非作動さ
れていると、打玉が衝合壁５から流出すると同時に再び
前傾に戻る。

本考案は前記した説明により明らかにしたように、ソレ
ノイド４１を付設することにより、従前の前記打玉処理
器の錠止片１８を非作動にする機会を増加させ得て、遊
技者に有利な開放板３の前傾運動のサイクル運動を該ソ
レノイド４１により増大できる効果をもつ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の正面図、第２図は同一部切
欠裏面図、第３図は第２図Ａ−Ａ線切断側面図、第４図
は同Ｂ−Ｂ線切断側面図、第５図は一部の分離斜視図、
第６図は他の実施例の一部切欠裏面図である。 １・・・・・・取付板、２・・・・・・玉入口、３・・
・・・・開閉板、６・・・・・・突片、７・・・・・・
滑り面、８・・・・・・係止縁、ａ−２゜ｂ−２＋ｃ−
２・・・・・・流出口、１２・・・・・・ロック片、１
３・・・・・・重錘、１４・・・・・・打玉衝合片、１
５・・・・・・ロック突起、１６・・・・・・軸、１７
・・・・・・ストップ縁、１８・・・・・・錠止片、１
９・・・・・・錠止突起、２０・・・・・・解錠突片、
２１・・・・・・重錘、２２・・・・・・ストップ突起
、２３・・・・・・軸、２４・・・・・・ストップ縁、
ｙ、ｚ・・・・・・矢線、２５・・・・・・軸、２６・
・・・・・レバー、２７・・・・・・重量感知片、２８
・・・・・・重錘、２９・・・・・・打玉流入口、３０
・・・・・・ストッパ、２５ａ、２５ｂ・・・・・・軸
、２６ａ、２６ｂ・・・・・・レバー、２７ａ 、２７
ｂ・・・・・・重量感知片、２９ａ、２９ｂ・・・・・
・打玉流入口、３１・・・・・・長孔、３２・・・・・
・ピン、４１・・・・・・ソレノイド、４２・・・・・
・プランジャ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取付板に設けた玉入口を前傾運動により開いて前記取付
   板の前面を流下する打玉を捕捉し、その捕捉した打玉の
   前記玉入口からの流入により起立されて閉じる開閉板と
   、その開閉板の起立とともに作動して載板を起立状態に
   保持する錠止片と、打玉流入口に玉重量感知片を臨ませ
   、重量を大きくした他端を前記錠止片の開錠突片の下側
   に臨ませたレバーとを備える打玉処理器において、励磁
   駆動若しくは非励磁駆動と共にプランジャにより前記玉
   重量感知片を下降すると同時に錠止片の開錠突片を押し
   上げるソレノイドを付設したことを特徴とするパチンコ
   機用打玉処理器。