JPS58221250A - 溶融メツキ用亜鉛合金 - Google Patents
溶融メツキ用亜鉛合金Info
- Publication number
- JPS58221250A JPS58221250A JP57102891A JP10289182A JPS58221250A JP S58221250 A JPS58221250 A JP S58221250A JP 57102891 A JP57102891 A JP 57102891A JP 10289182 A JP10289182 A JP 10289182A JP S58221250 A JPS58221250 A JP S58221250A
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- Japan
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C2/00—Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
- C23C2/04—Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor characterised by the coating material
- C23C2/06—Zinc or cadmium or alloys based thereon
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溶融メッキ用亜鉛合金に係り、さらに詳しく
は耐蝕性および密着性に優れたZn−8i −kl
系溶融メッキ用合金に関する。
は耐蝕性および密着性に優れたZn−8i −kl
系溶融メッキ用合金に関する。
近年、鉄鋼材料の亜鉛メッキ製品の用途は増々拡大して
おり、それと共により高度の耐蝕性および密着性を示す
メッキ用合金が要求されてきている。特に構造用鋼材の
板厚削減による軽量化はメッキ用合金の耐蝕性により達
成されるため一層改善された耐蝕性を有するメッキ用合
金が要求されている。亜鉛メッキ製品の耐蝕性を向上さ
せる方法として、一般に亜鉛の付着量を増加させる方法
、および耐蝕性改善に有効といわれるTi5Zr%S1
、Cr 等の元素を添加する方法が採用されている。
おり、それと共により高度の耐蝕性および密着性を示す
メッキ用合金が要求されてきている。特に構造用鋼材の
板厚削減による軽量化はメッキ用合金の耐蝕性により達
成されるため一層改善された耐蝕性を有するメッキ用合
金が要求されている。亜鉛メッキ製品の耐蝕性を向上さ
せる方法として、一般に亜鉛の付着量を増加させる方法
、および耐蝕性改善に有効といわれるTi5Zr%S1
、Cr 等の元素を添加する方法が採用されている。
しかしながら、合金メッキ法の場合メッキ浴中の合金組
成の安定性に問題があり耐蝕性および密着性がばらつく
欠点を有している。これらの欠点を改良するものとして
55 % AI、1.6%別残Zn から成るZn−
Al−8i系溶融メッキ用合金が提案されている。しか
しながら該合金はメッキ浴温度が高く、また酸化雰囲気
ではメッキ作業が行えないため、作業性および設備的に
欠陥がある。
成の安定性に問題があり耐蝕性および密着性がばらつく
欠点を有している。これらの欠点を改良するものとして
55 % AI、1.6%別残Zn から成るZn−
Al−8i系溶融メッキ用合金が提案されている。しか
しながら該合金はメッキ浴温度が高く、また酸化雰囲気
ではメッキ作業が行えないため、作業性および設備的に
欠陥がある。
本発明は、作業性、耐蝕性および密着性に優れたZn−
Al−8i系溶融メッキ用合金を提供することを目的と
する。
Al−8i系溶融メッキ用合金を提供することを目的と
する。
本発明者等は的記目的を達成すべく鋭意研究の結果、A
IとStの比率が一定の範囲にある時Siの耐蝕性元素
としての効果を引出し得ることな見出し本発明を完成し
た。
IとStの比率が一定の範囲にある時Siの耐蝕性元素
としての効果を引出し得ることな見出し本発明を完成し
た。
本発明は、Zn −AJ−8i系合金において、重量%
で表すAIとSiとの組成が 1=(3,5〜5.o) +5i−x ・・・・・・
・・・(1)(式中Xは2〜10の任意の数を表す。)
AIl≦8.0 0.1≦Si≦1.25 の関係を有し、かつ、微量のMgを含有することを特徴
とする溶融メッキ用亜鉛合金である。
で表すAIとSiとの組成が 1=(3,5〜5.o) +5i−x ・・・・・・
・・・(1)(式中Xは2〜10の任意の数を表す。)
AIl≦8.0 0.1≦Si≦1.25 の関係を有し、かつ、微量のMgを含有することを特徴
とする溶融メッキ用亜鉛合金である。
本発明において、Zn −Al−8i系合金のAIと8
1との組成が前記式(1)中のXが2〜10の範囲で表
される関係にある時、第1図に示すごとく、優れた耐蝕
性を示す。Xの値いが2未満では耐蝕性が漸減する傾向
を示し、10を越えると急激に酸化性が増大するので好
ましくない。ただし、Mが8.0重量%を越えるとメッ
キ浴の粘性が増加し凝固温度範囲が大きくなるため長時
間の、保持により熱分離を生じ易く好ましくない。また
Siの添加量が1.25wt%を越えるとメッキ浴温度
が高くなり好ましくない。さらにMgはZn−A1合金
の粒間腐蝕な防止する目的に極く微量が添加される。
1との組成が前記式(1)中のXが2〜10の範囲で表
される関係にある時、第1図に示すごとく、優れた耐蝕
性を示す。Xの値いが2未満では耐蝕性が漸減する傾向
を示し、10を越えると急激に酸化性が増大するので好
ましくない。ただし、Mが8.0重量%を越えるとメッ
キ浴の粘性が増加し凝固温度範囲が大きくなるため長時
間の、保持により熱分離を生じ易く好ましくない。また
Siの添加量が1.25wt%を越えるとメッキ浴温度
が高くなり好ましくない。さらにMgはZn−A1合金
の粒間腐蝕な防止する目的に極く微量が添加される。
本発明は、第1図に示すごとく優れた耐蝕性を示すばか
りでなく密着性にも優れ、さらには大気中において48
0℃以下の低い温度でメッキ作業を行うことのできるZ
n −AJ−8i系溶融メッキ合金を提供するものであ
り、その産業的意義は極めて大きい。
りでなく密着性にも優れ、さらには大気中において48
0℃以下の低い温度でメッキ作業を行うことのできるZ
n −AJ−8i系溶融メッキ合金を提供するものであ
り、その産業的意義は極めて大きい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。た
だし本発明は下記実施例に限定されるものではない。
だし本発明は下記実施例に限定されるものではない。
実施例
板厚0.3 Illの冷延鋼板を6チ苛性ソーダ水溶液
で脱脂した後6チ塩酸で酸洗し、ついで水洗した。さら
に、10重量%のNH4C1−ZnCIN 水溶液(N
)′l4CA!/Z n Clt =3/1 (重量)
〕に該鋼板を浸漬後電気炉内で乾燥した。
で脱脂した後6チ塩酸で酸洗し、ついで水洗した。さら
に、10重量%のNH4C1−ZnCIN 水溶液(N
)′l4CA!/Z n Clt =3/1 (重量)
〕に該鋼板を浸漬後電気炉内で乾燥した。
該乾燥鋼板を第1表中に示すAJとSiの関係を有し0
.04%のMgの添加されたZn合金メッキ浴中に10
秒間浸漬しメッキ鋼板を得た。
.04%のMgの添加されたZn合金メッキ浴中に10
秒間浸漬しメッキ鋼板を得た。
得られたメッキ鋼板の塩水噴霧試験および繰返3−
し曲げ試験を行った。結果を第1表中に示す。
塩水噴霧試験はJIS Z−2371に準拠し、72
時間の塩水噴霧後50℃の温度の5%酢酸アンモニウム
水溶液に20秒間浸漬し錆を除去し、重量差から腐蝕速
度(1/rrFhr )を算出した。
時間の塩水噴霧後50℃の温度の5%酢酸アンモニウム
水溶液に20秒間浸漬し錆を除去し、重量差から腐蝕速
度(1/rrFhr )を算出した。
繰返し曲げ試験は90°折り曲げでメッキ被膜がはくす
するまでの回数を求めた。
するまでの回数を求めた。
比較例
実施例と同様に処理した鋼板を第1表中ζ:示す組成の
Zn合金浴中に10秒間浸漬しメッキ鋼板を得、実施例
と同一の条件で塩水噴霧試験および繰返し曲げ試験を行
った。結果を第1表中に示す。
Zn合金浴中に10秒間浸漬しメッキ鋼板を得、実施例
と同一の条件で塩水噴霧試験および繰返し曲げ試験を行
った。結果を第1表中に示す。
4−
第1図 AlとSiとの関係なAl=3.5+5i−X
で表した時のXと塩水噴霧試験による 腐蝕速度(llAr1hr )との関係を表す曲線 図中(1)はSi = 0.25 チ (2)はSi = 0.5 56 (3)はSi = 1.25チ 出 願 人 日曹金属株式会社 代理人 伊藤晴之 横 山 吉 美 7− 特許庁長官 着根 和夫 殿 1 事件の表示 昭和57年特許願第102891号 2 発明の名称 溶融メッキ用亜鉛合金 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区大手町2丁目2番1号名
称 (430)日本曹達株式会社代表者 森澤
義夫 4代理人 5loo東京都千代田区大手町2丁目2番1号日本曹達
株式会社内 電話 (245)6234 5 補正の対象 明細書の全文 6 補正の内容 別紙の通り 2− 明細書 1、発明の名称 溶融メッキ用亜鉛合金 2、特許請求の範囲 I Zn−−AI−−3i系熔融メッキ合金において
、重量%で表すAIとSiの組成が、関係式(1) %式%(1) (ただし、^]< 8.0 0.1 < Si < 1.25である。)で表され
る関係を有し、Mg: 0.01〜0.5 wt%およ
び不可避的不純物を含有することを特徴とする溶融メッ
キ用亜鉛合金 3、発明の詳細な説明 本発明は、溶融メッキ用亜鉛合金に係り、さらに詳しく
は、耐蝕性および密着性に優れたZn−Al−3i系よ
うゆうメッキ合金に関する。 近年、鉄鋼材料に亜鉛メッキを施した亜鉛メッキ製品の
用途は、増々拡大しており、それと共に、より高度の耐
蝕性および密着性を有するメッキ用合金が要求されてき
ている。特に、構造用鋼材の板厚削減による軽量化は、
メッキ用合金の耐蝕性により達成されるため、一層改善
された耐蝕性を有するメッキ用合金が要望されている。 亜鉛メッキ製品の耐蝕性を向上させる方法として、一般
に亜鉛の付着量を増加させる方法、および耐蝕性に有効
とされている^1XPb、 Sn、、Ti、 St等の
元素を、メッキ用亜鉛合金に添加する方法が提案されて
いる。しかしながら、溶融メッキ法の場合、メッキ浴中
の合金組成の安定性に問題があり、耐蝕性および密着性
がばらつく欠点を有している。これらの欠点を改良する
ものとして、At : 55wt%、Si : 1.
5ut%残Znから成るZn−Al−5t系溶融メッキ
用合金が採用されている。 しかしながら、該合金は、メッキ浴温度が高く、また酸
化性雰囲気ではメッキ作業が行えないため、作業性およ
び設備的な面に欠陥を有している。メッキ浴温度を低下
させる方法として、A1分を10wt%以下に減少させ
た合金が提案されている。たとえば、AI : 5〜
20ivt%、St: 5ht%以下、残Znからな
る溶融メッキ合金が特開昭50−104731号公報に
、また、八1:2〜20w t%、Si : 0.0
01〜0.5ht%、Sn; 0.01〜0.1wt
%、残Znからなるようゆうメッキ用合金が特開昭54
−23033号公報に、記載されている。しかしながら
、前者においては、得られるメッキ被膜の耐蝕性が不充
分であり、また、後者においては、極めて耐蝕性に優れ
たメッキ被膜が得られるものの、折り曲げ等の加工によ
り剥離し、密着性および加工性に問題がある。 本発明は、作業性、耐蝕性および密着性に優れた、Zn
−Al−3i系熔融メッキ用合金を提供することを、そ
の目的とする。 本発明者等は、前記した目的を達成すべく鋭意研究した
結果、AIとSiとの比率が一定の範囲に成る時、Si
の耐蝕性元素としての効果を引出し得ること、および、
Mgの添加により、さらにその効果が倍加することを見
いだし、本発明を完成した。 本発明は、 Zn−^]−3i系熔融メッキ合金におい
て、重量%で表す^lとSiの組成が、関係式(1)%
式%(1) (ただし、A1< 8.0 0.1 < St < 1.25である。)で表される
関係を有し、Mg:o、o1〜0.5 wt%および不
可避的不純物を含有することを特徴とする熔融メッキ用
亜鉛合金である。 本発明において、Zn−A1−Si系合金の^lとSi
との関係が、前記関係式11)の範囲にある時、第1図
に示す如く、優れた耐蝕性を示す。関係式+11のSi
にかける( )内の値が2未満では、得られたメッキ被
膜の耐蝕性が漸減する傾向を示し、10を越えると、急
激に酸化性が増大するので好ましくない。ただし、AI
が8.011t%を越えると、メッキ浴の粘性が増加し
凝固温度範囲が大きくなるため、長時間の保持により熱
分離を生じ易く好ましくない。好ましくは、5wt%以
下である。また、Siの添加量が1.25wt%を越え
ると、メッキ浴温度が高(なり好ましくない。 さらに、M、の添加は、Zn−Al合金に不可避的不純
物として含有されるPb、 Cd、 Sn等に起因する
粒間腐蝕を防止する効果があり、それらの含有量により
異なるが、少なくとも0.01wt%を必要と3− し、0.5wt%あれば充分である。 本発明の溶融メッキ合金を用いたメッキ被膜は、実施例
および第1図に示す如く、塩水噴霧試験による腐蝕減量
が0.15g/rd hr以下と、極めて優れた耐蝕性
を示すばかりでなく、密着性にも優れている。さらに、
本発明の溶融メッキ合金を用いるメッキ作業は、大気中
において、480℃以下の低い温度で行うことができる
利点がある。 本発明は、耐蝕性、密着性および作業性に優れたZn−
Al−5i系溶融メッキ合金を提供するものであり、そ
の産業的意義は、極めて大きい。 以下、本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。 ただし、本発明の範囲は、下記実施例により限定される
ものではない。 実施例 板厚: 0.3 mmの冷延鋼板を、6wt%苛性ソー
ダ水溶液を用いて脱脂し、6wt%塩酸で酸洗した後水
洗した。ついで、10@L%のNH4C1−ZnCl2
水溶液[NH4CI/ZnC]2= 3/ 1 (wt
) )に該鋼板を浸漬後電気炉内で乾燥した。 該w4IFj、を、第1表中に示すA1とStの関係を
有し、0.04鍔t%のM、を添加したZn合金のメッ
キ浴中に10秒間浸漬した後引き上げ、メッキ鋼板を得
た。 得られたメッキ鋼板の塩水噴霧試験および繰り返し曲げ
試験4− を行った。結果を第1表中に示す。 塩水噴霧試験は、JIS Z−2371に準拠し、7
2時間の塩水噴霧後、50℃の温度の5wt%酢酸アン
モニウム水溶液に20秒間浸漬して錆を除去し、重量差
から腐蝕速度(g/mhr)を算出した。 繰り返し曲げ試験は、90度折り曲げでメッキ被膜が剥
離するまでの回数を求めた。 比較例 実施例と同様に処理した鋼板を、第1表中に示す組成の
Zn合金浴中に10秒間浸漬し引き上げ、メッキ鋼板を
得た。実施例と同一の条件で、塩水噴霧試験および繰り
返し曲げ試験を行った結果を、第1表中に示す。 (以下、余白) 4、図面の簡単な説明 第1図 AIとSiとの関係を、 AI= 3.5−1− Six X の関係式で表し
た時の、Xと腐蝕速度(g/n?hr)との関係曲線図
中 filは、St= 0.25wt%(2)は、Si
−0,5wt% (3)は、Si−1,25何t% を表す。 出 願 人 日本曹達株式会社 代理人伊藤晴之 横山吉美 7−
で表した時のXと塩水噴霧試験による 腐蝕速度(llAr1hr )との関係を表す曲線 図中(1)はSi = 0.25 チ (2)はSi = 0.5 56 (3)はSi = 1.25チ 出 願 人 日曹金属株式会社 代理人 伊藤晴之 横 山 吉 美 7− 特許庁長官 着根 和夫 殿 1 事件の表示 昭和57年特許願第102891号 2 発明の名称 溶融メッキ用亜鉛合金 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区大手町2丁目2番1号名
称 (430)日本曹達株式会社代表者 森澤
義夫 4代理人 5loo東京都千代田区大手町2丁目2番1号日本曹達
株式会社内 電話 (245)6234 5 補正の対象 明細書の全文 6 補正の内容 別紙の通り 2− 明細書 1、発明の名称 溶融メッキ用亜鉛合金 2、特許請求の範囲 I Zn−−AI−−3i系熔融メッキ合金において
、重量%で表すAIとSiの組成が、関係式(1) %式%(1) (ただし、^]< 8.0 0.1 < Si < 1.25である。)で表され
る関係を有し、Mg: 0.01〜0.5 wt%およ
び不可避的不純物を含有することを特徴とする溶融メッ
キ用亜鉛合金 3、発明の詳細な説明 本発明は、溶融メッキ用亜鉛合金に係り、さらに詳しく
は、耐蝕性および密着性に優れたZn−Al−3i系よ
うゆうメッキ合金に関する。 近年、鉄鋼材料に亜鉛メッキを施した亜鉛メッキ製品の
用途は、増々拡大しており、それと共に、より高度の耐
蝕性および密着性を有するメッキ用合金が要求されてき
ている。特に、構造用鋼材の板厚削減による軽量化は、
メッキ用合金の耐蝕性により達成されるため、一層改善
された耐蝕性を有するメッキ用合金が要望されている。 亜鉛メッキ製品の耐蝕性を向上させる方法として、一般
に亜鉛の付着量を増加させる方法、および耐蝕性に有効
とされている^1XPb、 Sn、、Ti、 St等の
元素を、メッキ用亜鉛合金に添加する方法が提案されて
いる。しかしながら、溶融メッキ法の場合、メッキ浴中
の合金組成の安定性に問題があり、耐蝕性および密着性
がばらつく欠点を有している。これらの欠点を改良する
ものとして、At : 55wt%、Si : 1.
5ut%残Znから成るZn−Al−5t系溶融メッキ
用合金が採用されている。 しかしながら、該合金は、メッキ浴温度が高く、また酸
化性雰囲気ではメッキ作業が行えないため、作業性およ
び設備的な面に欠陥を有している。メッキ浴温度を低下
させる方法として、A1分を10wt%以下に減少させ
た合金が提案されている。たとえば、AI : 5〜
20ivt%、St: 5ht%以下、残Znからな
る溶融メッキ合金が特開昭50−104731号公報に
、また、八1:2〜20w t%、Si : 0.0
01〜0.5ht%、Sn; 0.01〜0.1wt
%、残Znからなるようゆうメッキ用合金が特開昭54
−23033号公報に、記載されている。しかしながら
、前者においては、得られるメッキ被膜の耐蝕性が不充
分であり、また、後者においては、極めて耐蝕性に優れ
たメッキ被膜が得られるものの、折り曲げ等の加工によ
り剥離し、密着性および加工性に問題がある。 本発明は、作業性、耐蝕性および密着性に優れた、Zn
−Al−3i系熔融メッキ用合金を提供することを、そ
の目的とする。 本発明者等は、前記した目的を達成すべく鋭意研究した
結果、AIとSiとの比率が一定の範囲に成る時、Si
の耐蝕性元素としての効果を引出し得ること、および、
Mgの添加により、さらにその効果が倍加することを見
いだし、本発明を完成した。 本発明は、 Zn−^]−3i系熔融メッキ合金におい
て、重量%で表す^lとSiの組成が、関係式(1)%
式%(1) (ただし、A1< 8.0 0.1 < St < 1.25である。)で表される
関係を有し、Mg:o、o1〜0.5 wt%および不
可避的不純物を含有することを特徴とする熔融メッキ用
亜鉛合金である。 本発明において、Zn−A1−Si系合金の^lとSi
との関係が、前記関係式11)の範囲にある時、第1図
に示す如く、優れた耐蝕性を示す。関係式+11のSi
にかける( )内の値が2未満では、得られたメッキ被
膜の耐蝕性が漸減する傾向を示し、10を越えると、急
激に酸化性が増大するので好ましくない。ただし、AI
が8.011t%を越えると、メッキ浴の粘性が増加し
凝固温度範囲が大きくなるため、長時間の保持により熱
分離を生じ易く好ましくない。好ましくは、5wt%以
下である。また、Siの添加量が1.25wt%を越え
ると、メッキ浴温度が高(なり好ましくない。 さらに、M、の添加は、Zn−Al合金に不可避的不純
物として含有されるPb、 Cd、 Sn等に起因する
粒間腐蝕を防止する効果があり、それらの含有量により
異なるが、少なくとも0.01wt%を必要と3− し、0.5wt%あれば充分である。 本発明の溶融メッキ合金を用いたメッキ被膜は、実施例
および第1図に示す如く、塩水噴霧試験による腐蝕減量
が0.15g/rd hr以下と、極めて優れた耐蝕性
を示すばかりでなく、密着性にも優れている。さらに、
本発明の溶融メッキ合金を用いるメッキ作業は、大気中
において、480℃以下の低い温度で行うことができる
利点がある。 本発明は、耐蝕性、密着性および作業性に優れたZn−
Al−5i系溶融メッキ合金を提供するものであり、そ
の産業的意義は、極めて大きい。 以下、本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。 ただし、本発明の範囲は、下記実施例により限定される
ものではない。 実施例 板厚: 0.3 mmの冷延鋼板を、6wt%苛性ソー
ダ水溶液を用いて脱脂し、6wt%塩酸で酸洗した後水
洗した。ついで、10@L%のNH4C1−ZnCl2
水溶液[NH4CI/ZnC]2= 3/ 1 (wt
) )に該鋼板を浸漬後電気炉内で乾燥した。 該w4IFj、を、第1表中に示すA1とStの関係を
有し、0.04鍔t%のM、を添加したZn合金のメッ
キ浴中に10秒間浸漬した後引き上げ、メッキ鋼板を得
た。 得られたメッキ鋼板の塩水噴霧試験および繰り返し曲げ
試験4− を行った。結果を第1表中に示す。 塩水噴霧試験は、JIS Z−2371に準拠し、7
2時間の塩水噴霧後、50℃の温度の5wt%酢酸アン
モニウム水溶液に20秒間浸漬して錆を除去し、重量差
から腐蝕速度(g/mhr)を算出した。 繰り返し曲げ試験は、90度折り曲げでメッキ被膜が剥
離するまでの回数を求めた。 比較例 実施例と同様に処理した鋼板を、第1表中に示す組成の
Zn合金浴中に10秒間浸漬し引き上げ、メッキ鋼板を
得た。実施例と同一の条件で、塩水噴霧試験および繰り
返し曲げ試験を行った結果を、第1表中に示す。 (以下、余白) 4、図面の簡単な説明 第1図 AIとSiとの関係を、 AI= 3.5−1− Six X の関係式で表し
た時の、Xと腐蝕速度(g/n?hr)との関係曲線図
中 filは、St= 0.25wt%(2)は、Si
−0,5wt% (3)は、Si−1,25何t% を表す。 出 願 人 日本曹達株式会社 代理人伊藤晴之 横山吉美 7−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 Zn −Al −8i 系合金において、重量
%で表すAJとSiとの組成が Al=(3,5〜5.0) −1−5i−X(式中、X
は2〜10の任意の数を表す。)Al≦8.0 0.1≦Si ≦1.25 1′荻 の関係を有し、かつ、巻量のMgを含有することを特徴
とする溶融メッキ用亜鉛合金
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP1983/000190 WO1984000039A1 (en) | 1982-06-15 | 1982-06-14 | Molten zinc-plated alloy and plated steel strips and steel materials coated with said alloy |
JP57102891A JPS6033892B2 (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 溶融メツキ用亜鉛合金 |
AU16074/83A AU1607483A (en) | 1982-06-14 | 1983-06-14 | Molten zinc-plated alloy and plated steel strips and steel materials coated with said alloy |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57102891A JPS6033892B2 (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | 溶融メツキ用亜鉛合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58221250A true JPS58221250A (ja) | 1983-12-22 |
JPS6033892B2 JPS6033892B2 (ja) | 1985-08-06 |
Family
ID=14339478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57102891A Expired JPS6033892B2 (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-15 | 溶融メツキ用亜鉛合金 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033892B2 (ja) |
AU (1) | AU1607483A (ja) |
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