JP3442524B2 - Znめっき用ステンレス鋼板及び製造方法 - Google Patents

Znめっき用ステンレス鋼板及び製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐候性及び耐食性に優
れたZnめっきステンレス鋼板に適した表面層をもつス
テンレス鋼板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製の屋根材,外装材等として、銅
板,アルミニウム板,ステンレス鋼板,亜鉛合金板,亜
鉛めっき鋼板,塗装鋼板等が使用されてきた。代表的な
耐食性材料である亜鉛めっき鋼板は、電気めっき法,溶
融めっき法等で製造されている。電気めっき法は、目付
け量の調整が容易であり、薄目付けのめっき鋼帯の製造
に適している。他方、溶融めっき法は、被めっき材を溶
融めっき浴に浸漬させることから薄目付けに不向きであ
るが、短時間で厚目付けの溶融めっき層を形成できる利
点がある。用途によっては、厚目付けの亜鉛めっき鋼板
が要求されることがあり、このような場合には溶融めっ
き法が採用されている。しかし、海浜地区に建造される
建築物や、建築物の長寿命化を図るために、より耐食性
や耐候性に優れた材料が望まれている。
【0003】このような要望に応える材料として、本発
明者等は、ステンレス鋼に亜鉛めっきを施すと、優れた
耐食性を呈する材料が得られることを見い出し、特開平
1−132792号公報で紹介した。ステンレス鋼表面
に形成した亜鉛めっき層は、従来の普通鋼鋼板に施した
亜鉛めっき層における亜鉛の犠牲溶解による犠牲防食作
用に加えて、生成した亜鉛の腐食生成物が腐食抑制作用
によって下地のステンレス鋼が防食される。亜鉛の腐食
生成物は、ステンレス鋼表面に付着した亜鉛の腐食生成
物が腐食過程における陰極反応である酸素還元反応を抑
制すること、及び解離によるpH緩衝によって腐食抑制
作用を発現する。この腐食抑制作用は、下地にステンレ
ス鋼を使用した場合に初めて得られる現象であり、普通
鋼を下地としたものでは得られない。その結果、亜鉛め
っきステンレス鋼は、通常のステンレス鋼が腐食を起こ
す過酷な腐食環境においても、十分に優れた耐食性をも
つ屋根材,外装材等として使用できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステンレス鋼
は、不動態皮膜が鋼板表面にあるため、普通鋼に比較し
てめっきが困難である。たとえば、普通鋼鋼板の溶融め
っきに際しては、酸化還元法,フラックス法等で鋼板表
面にある酸化皮膜を除去しているが、不動態皮膜が強固
に付着しているステンレス鋼鋼板では、酸化還元法,フ
ラックス法等によって鋼板表面を十分に活性化できな
い。その結果、不めっき,密着不良等の欠陥が発生し易
くなる。たとえば、酸化還元法を適用した場合、水素−
窒素雰囲気中での還元処理では、ステンレス鋼表面の不
動態皮膜を還元除去できず、却って強固な酸化皮膜が形
成される。この表面状態のステンレス鋼を溶融めっき浴
に浸漬すると、めっき金属が鋼板表面で弾かれ、不めっ
きやめっき弾きはもとより、密着不良の不均一なめっき
層が形成される。これらの欠陥発生を回避するため、ス
テンレス鋼等の難めっき材に対してFe,ニッケル等を
プレめっきする方法が検討されている。しかし、プレめ
っきは低電流効率のめっきであり、水素発生反応等によ
って鋼板表面の不動態皮膜を破壊しながら金属を析出さ
せる必要があることから、プレめっき自体も必ずしも容
易でない。
【0005】他方、フラックス法は、塩化亜鉛及び塩化
アンモニウムを主成分とし、必要に応じてフッ素化合
物,表面活性剤等を副成分として添加したフラックスを
使用する。この方法では、鋼板表面に塗布したフラック
スの溶解反応によって鋼板表面を活性化させ、溶融亜鉛
に対する濡れ性を向上させている。フラックス法をステ
ンレス鋼板の表面活性化に適用した場合でも、酸化還元
法と同様に鋼板表面から不動態皮膜を完全に除去するこ
とは困難であり、不めっき,めっき弾き等の表面欠陥が
発生し、良好なめっき密着性を得ることができない。本
発明は、このような問題を解消すべく案出されたもので
あり、鋼板表面にある不動態皮膜のSi濃度がめっき性
に大きな影響を与えていることに着目し、不動態皮膜の
Si濃度を低下させることによって、不めっき,めっき
弾き等を発生させることなく、良好な密着性で亜鉛めっ
き層が形成されるステンレス鋼板を提供すること目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のZnめっき用ス
テンレス鋼板は、その目的を達成するため、ステンレス
鋼板の最表面にある不動態皮膜中のSiが5.0原子%
以下の濃度に規制されていることを特徴とする。ステン
レス鋼板としては、たとえばC:0.12重量%以下,
Si:0.75重量%以下,Mn:1.00重量%以
下,S:0.03重量%以下,Cr:16.0〜22.
0重量%を含むフェライト系ステンレス鋼が使用され
る。Si濃度が5.0原子%以下に規制された不動態皮
膜は、濃度5g/l以上のフッ酸及び50g/l以上の
硝酸を含み温度40℃以上の混酸液にステンレス鋼板を
20秒以上浸漬することにより形成される。
【0007】
【作用】本発明者等は、めっき濡れ性や密着性が良好な
亜鉛めっきをステンレス鋼板に施す方法について種々検
討した。ステンレス鋼のめっき性は、鋼板表面にある不
動態皮膜の組成,なかでもSi濃度と密接に関係してい
ることを見い出した。本発明は、良好な密着性を示す不
動態皮膜を得る方法として、混酸濃度を規制した硝酸−
フッ酸系の混酸浸漬による酸洗仕上げを採用した。酸洗
仕上げは、従来のプレめっき等によりめっき性を向上さ
せる方法に比較して、コスト的にも有利である。ステン
レス鋼の表面にある不動態皮膜は、主としてCrやFe
の酸化物,水酸化物等からなっている。また、不動態皮
膜の構成元素や皮膜厚みは、光輝焼鈍仕上げ,酸洗仕上
げ,研磨仕上げ等の表面仕上げに応じて異なっている。
特に、SiやMn等の元素は、強固な酸化物を形成し、
めっきに対しては有害な作用を及ぼす。なかでも、Si
の酸化物が存在すると、めっき性が極端に低下する。
【0008】光輝焼鈍仕上げ材の表層には、強固なSi
の酸化皮膜が存在する。一般的に、めっき材が普通鋼鋼
板であっても、Siの酸化物があるとめっき性が大幅に
低下する。Siの酸化皮膜をもつステンレス鋼に溶融亜
鉛めっきを施すと、酸化還元法及びフラックス法の何れ
でもSiの酸化皮膜を除去できないため、下地のメタル
と被めっき金属が合金層を形成できず、めっき弾きや不
めっき等が発生する。電気めっきにおいても、同様にめ
っき剥離が生じ易くなる。このようなことから、光輝焼
鈍仕上げ材で良好なめっき濡れ性を得るためには、予め
Siの酸化皮膜を除去する必要があり、強アルカリ中で
の電解処理等が有効である。しかし、そのために工程数
が増加し、コスト的にも不利となる。研磨仕上げでは、
表面の不動態皮膜を研削することから、不動態皮膜が他
の仕上げ材に比較して薄くなる。しかし、大気中での研
磨のために、研磨時の摩擦熱によって新たな不動態皮膜
が形成され、Si等の酸化を防止しきれない。また、表
面の研磨模様がめっき後においてもめっき表面に残るた
め、特に電気めっきでは美観を損ねる原因になる。
【0009】酸洗仕上げ材では、酸洗法によって表面状
態が異なる。ステンレス鋼の酸洗は、焼鈍時に生じたス
テンレス鋼表面のスケールを除去することを目的として
行われ、硫酸浸漬,硝酸電解,フッ酸−硝酸の混酸浸漬
等が採用されている。しかし、酸洗法によっては不動態
皮膜の組成が異なり、Siの酸化物が不動態皮膜中に存
在することがある。この点、硝酸−フッ酸系の混酸を使
用した酸洗仕上げは、不動態皮膜からSiの酸化物を有
効に除去し、皮膜厚みも薄くなる。硝酸−フッ酸系の混
酸酸洗仕上げは、フェライト系ステンレス鋼とオーステ
ナイト系ステンレス鋼とで異なったデスケール性を示す
ため、酸洗条件が異なってくる。他方、フェライト系ス
テンレス鋼は、オーステナイト系ステンレス鋼に比較し
て熱膨張係数が小さいことから、屋根材,外装材等の用
途に適している。また、16重量%以上のCrを含有す
ることにより十分な耐食性が得られるため、本発明で
は、亜鉛めっきの下地鋼としてフェライト系ステンレス
鋼を対象として酸洗方法を検討した。
【0010】混酸酸洗では、フッ酸がデスケール性に大
きく作用する。通常のフェライト系ステンレス鋼を混酸
酸洗するとき、フッ酸濃度が5g/l未満の混酸が使用
される。しかし、この濃度条件下では、デスケール性が
得られるものの、不動態皮膜中にSiの酸化物が存在す
るため、十分な酸洗とはいえない。この点、不動態皮膜
からSiの酸化物を完全に除去する手段としては、フッ
酸濃度を上げて混酸の酸洗溶解能力を向上させることが
有効である。本発明者等の実験によるとき、フッ酸濃度
が5g/lに達しない混酸を使用すると、表層にわずか
ではあるがSiの酸化物が存在し、ステンレス鋼のよう
な難めっき材に対してはめっき性を低下させる原因とな
る。他方、フッ酸濃度を5g/l以上に上げた混酸で
は、表層にSiの酸化物がほとんど存在しなくなり、良
好なめっき性が得られる。また、フッ酸濃度の上昇に伴
って、鋼板表面がエッチングによって粗面化される。表
面が粗面であるほどめっき濡れ性が向上するため、この
点でも高いフッ酸濃度が有効である。
【0011】硝酸は、酸化性の酸であり、ステンレス鋼
の表面を再不動態化させる機能をもつ。耐食性を損なわ
ずに、混酸液中で溶解された皮膜を再不動態化させるた
めには、一定濃度以上の硝酸が必要とされる。硝酸は、
濃度が50g/l以上になると再不動態化能が発現する
が、50g/l未満の濃度では十分な十分な再不動態化
能が示されず、耐食性を低下させる原因となる。したが
って、本発明では、硝酸の濃度を50g/l以上と規定
した。Siの酸化物が溶解する速度は処理温度に依存
し、溶解量は浸漬時間に依存する。浴温が40℃より低
いと酸洗速度が低下するため、処理時間を長くする必要
があり、連続酸洗設備では通板速度を低下させるため、
コスト的に不利となる。溶解反応を促進させ、比較的短
時間で酸洗仕上げするためには、浴温を40℃以上にす
ることが必要である。また、浸漬時間が20秒に達しな
いと、表層に僅かにSiの酸化物が存在し、めっき密着
性を低下させる。そのため、本発明では、20秒以上の
浸漬時間をとることにより、表層からSiの酸化物をほ
とんど溶解除去し、良好なめっき性を得ている。酸洗仕
上げした材料は、後工程で調質圧延しても、表面皮膜の
厚みや組成に大きな影響を受けない。そのため、必要に
応じ調質圧延等の後処理をすることも可能である。ま
た、表層のSi濃度を5.0原子%以下に規制したステ
ンレス鋼板は、めっき金属との親和性が高いことを活用
して、Znめっき以外にAlめっき,Zn−Alめっ
き,半田めっきにも適用され、何れも密着性が良好なめ
っき層が形成される。
【0012】屋根材,外装材等の用途を考慮したとき、
フェライト系ステンレス鋼が使用される。使用可能なフ
ェライト系ステンレス鋼としては、たとえばC:0.1
2重量%以下,Si:0.75重量%以下,Mn:1.
00重量%以下,S:0.03重量%以下,Cr:1
6.0〜22.0重量%を含むフェライト系ステンレス
鋼がある。これら合金元素のうち、Cは、含有量が高い
と耐食性を低下させ、材料を硬質化する原因となるの
で、含有量を0.12重量%以下に規制した。Siは、
製鋼過程で脱酸剤として使用される元素であるが、高か
すぎる含有量では表層に酸洗により除去できない硬質の
Si酸化物が存在するため、含有量を0.75重量%以
下に規制した。Mnは、脱酸作用に有効な元素である
が、耐食性に有害な可溶性の硫化物MnSを形成する。
したがって、Mn含有量は、できるだけ低い方が好まし
く、本発明では1.00重量%以下に規制した。Sは、
不可避的に混入する不純物であり、Mnと硫化物MnS
を形成して耐食性を低下させるので、含有量を0.03
重量%以下に規制した。Crは、耐食性の向上に有効な
合金元素である。しかし、めっき後のZnの防食作用を
考慮するとCr含有量を過度に高くする必要がないの
で、本発明では12.0〜22.0重量%の範囲にCr
含有量を定めた。また、必要に応じて、8.00〜1
0.50重量%のNi,0.1〜3.0重量%のMo,
0.3〜0.6重量%のCu,0.3〜0.8重量%の
Nb等の1種又は2種以上を含有させることも可能であ
る。これら合金元素は、何れも耐食性の向上に有効であ
る。
【0013】
【実施例】市販のSUS430ステンレス鋼板に光輝焼
鈍仕上げ,硝酸電解仕上げ及び硝酸−フッ酸系の混酸仕
上げを施した。硝酸電解仕上げでは、硝酸55%の液中
で200Aの電流を10秒間通電する電解酸洗条件を採
用した。混酸仕上げでは、硝酸100g/l及びフッ酸
3g/lで浴温が40℃の混酸液にステンレス鋼板を2
0秒間浸漬した。各仕上げ材を市販の脱脂材で脱脂した
後、15%塩酸で酸洗した。そして、Cl濃度が90g
/l以上のフラックスを塗布し、0.18重量%のAl
を添加した浴温460℃の溶融亜鉛めっき浴中に浸漬し
た。得られた溶融亜鉛めっきステンレス鋼板の表面状態
を観察し、めっき濡れ性を不めっき率で評価した。不め
っき率は、各めっき鋼板から切り出された100mm×
100mmサイズの試験片に5mm×5mmの格子を当
て、不めっきが存在した格子の数を百分率で表した。な
お、ここでいう不めっきとは、ピンホール状の局部的な
めっき欠陥である。グロー放電発光分光分析装置を使用
して各試験片の表面を分析した結果を、不めっき率との
関連で図1に示す。光輝焼鈍仕上げ材では、表層にSi
が濃縮しており、不めっき率が80%にも達した。硝酸
電解仕上げ材は、光輝焼鈍仕上げ材に比較してSiの濃
化が少ないものの、依然として表層にSiの存在がみら
れ、不めっき率が50%であった。これに対し、混酸仕
上げ材では、Siの濃化が極めて少なく、表層に極わず
かに存在しているのに止まった。この場合の不めっき率
は、5%と低く、他の仕上げ材に比較してめっき性に優
れていることが確認された。
【0014】実施例2:実験室で溶製したSUS430
ステンレス鋼板を900℃で焼鈍し、硫酸3%液で10
秒間酸洗浸漬した後、硝酸55%液に浸漬して200A
の電流で10秒間電解酸洗した。電解酸洗後のステンレ
ス鋼板から試験片を切り出し、混酸酸洗浴のフッ酸濃度
がめっき性に及ぼす影響を調査した。混酸酸洗浴として
は、硝酸濃度を100g/lとし、フッ酸濃度を0〜1
0.0g/lの範囲で変化させたものを使用した。浴温
50℃に保持した混酸に試験片を20秒浸漬した後、試
験片表面の不動態皮膜に含まれているSiの原子濃度を
ESCAにより分析した。分析結果を、フッ酸濃度との
関連で図2に示す。フッ酸を添加しない場合には、表層
のSi濃度が15原子%以上になっており、表層にSi
の酸化皮膜が存在していることが判る。他方、フッ酸濃
度を5g/lまで上げた混酸ではSi濃度が5原子%ま
で低下し、5g/l以上のフッ酸濃度になると表層のS
i濃度が5.0原子%以下に低下した。同じ試験片につ
いて、実施例1と同様なめっき試験でめっき性を評価し
た。その結果、表層のSi濃度が5.0原子%以下に低
下したでは、不めっき等の欠陥が極めて少なくなり、密
着性の良好なめっき層が形成されていた。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の亜鉛め
っき用ステンレス鋼板は、表層のSi濃度を5.0原子
%以下に規制している。Si濃度が低下された鋼板表面
は、めっき金属に対する親和性が強く、電気めっきにあ
ってはめっき層に剥離が生じることなく、溶融めっきに
あっては不めっきの発生が抑制される。そのため、難め
っき材のステンレス鋼でるにも拘らず、密着性に優れた
亜鉛めっき層が形成される。得られた亜鉛めっきステン
レス鋼板は、亜鉛の犠牲防食作用及び腐食生成物による
腐食防止作用による相乗効果により、極めて耐食性に優
れた材料として屋根材,外装材等に使用される。また、
必要に応じで化学処理で着色したり、塗装を施すことに
より、意匠性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グロー放電発光分光分析装置により分析した
表面のSiの残存状態とめっき試験結果との関係を示
す。
【図2】 ステンレス鋼表面にある不動態皮膜のSi濃
度に及ぼすフッ酸濃度の影響及びめっき性の評価を示
す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼板の最表面にある不動態皮
    膜中のSiが5.0原子%以下の濃度に規制されている
    Znめっき用ステンレス鋼板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステンレス鋼板がC:
    0.12重量%以下,Si:0.75重量%以下,M
    n:1.00重量%以下,S:0.03重量%以下,C
    r:16.0〜22.0重量%を含むフェライト系ステ
    ンレス鋼であるZnめっき用ステンレス鋼。
  3. 【請求項3】 濃度5g/l以上のフッ酸及び50g/
    l以上の硝酸を含み温度40℃以上の混酸液に請求項1
    又は2記載のステンレス鋼板を20秒以上浸漬し、最表
    面にある不動態皮膜中のSi濃度を5.0原子%以下に
    規制するZnめっき用ステンレス鋼板の製造方法。
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