JPH0518903B2 - - Google Patents

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JPH0518903B2
JPH0518903B2 JP62182364A JP18236487A JPH0518903B2 JP H0518903 B2 JPH0518903 B2 JP H0518903B2 JP 62182364 A JP62182364 A JP 62182364A JP 18236487 A JP18236487 A JP 18236487A JP H0518903 B2 JPH0518903 B2 JP H0518903B2
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Yukio Uchida
Yasunori Hatsutori
Jusuke Hirose
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/48After-treatment of electroplated surfaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C2/00Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
    • C23C2/02Pretreatment of the material to be coated, e.g. for coating on selected surface areas
    • C23C2/022Pretreatment of the material to be coated, e.g. for coating on selected surface areas by heating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
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    • C23C2/00Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
    • C23C2/02Pretreatment of the material to be coated, e.g. for coating on selected surface areas
    • C23C2/026Deposition of sublayers, e.g. adhesion layers or pre-applied alloying elements or corrosion protection

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は屋根、壁などの建築部材、化学プラン
ト用部材、自動車用排気系部材などに使用する耐
食性に優れた溶融アルミニウムめつき鋼板の製造
方法に関する。 〔従来の技術とその問題点〕 近年、大気環境の酸性化や海上構造物の建設な
どにより、建築部材、化学プラント用部材の耐食
性向上が強く要求されるようになつてきた。ま
た、自動車の排気系部材の場合には、積雪の多い
地方で使用されている凍結防止用の岩塩散布によ
る塩害腐食も大きな問題となつている。 現在、このような用途に使用される材料とし
て、溶融アルミニウムめつき鋼板、溶融Znめつ
き鋼板、溶融Zn−Al合金めつき鋼板が用いられ
ている。しかし、溶融アルミニウムめつき鋼板は
平坦な部分の耐食性の点では優れているものの、
厳しい加工などにより溶融アルミニウムめつきが
割れた部分の腐食が激しいという問題がある。一
般に、溶融アルミニウムめつき鋼板はめつき後の
加工性を考慮して合金層の成長を抑制する作用を
有するSiを5〜13wt%添加したAl浴でめつきさ
れ、その被覆層は2〜3μmのAl−Fe−Si三元系
合金層とAl−Si合金めつき層より構成される。
しかし、この合金層は非常に硬く、かつ脆いの
で、厳しい加工を受けると容易に割れを発生し、
さらにこの割れた部分のAl−Siめつき層に応力
が集中してめつき層自身も破断してしまう。溶融
アルミニウムめつき鋼板の場合には、大気腐食環
境下でのAlの犠牲防食作用がほとんど無いので
この割れ部の鋼素地が局部的に浸食されることに
なる。 一方、溶融亜鉛めつき鋼板および溶融Zn−Al
合金めつき鋼板も厳しい加工を受けるとZnめつ
き層あるいはZn−Al合金めつき層が破断して鋼
素地が局部的に露出する。溶融亜鉛めつき鋼板や
溶融Zn−Al合金めつき鋼板の場合には、局部的
に露出した鋼素地とめつき層との間でZnの犠牲
防食作用があるので、ある程度は鋼素地の腐食が
抑制される。しかし、局部的に露出した鋼素地近
傍のZnめつき層あるいはZn−Alめつき層の腐食
速度が平坦な部分に比べて大きくなるので、結果
として早期に鋼素地の腐食が始まる。 したがつて、このような溶融めつき鋼板のめつ
き層が加工により割れて露出した鋼素地の耐食性
を向上させるにはめつき母材自身の耐食性を向上
させる必要がある。一般に、鋼板の耐食性を向上
させるには、鋼中にSi,Crを単独あるいは複合
添加することが良く知られている。しかし、鋼中
にSiあるいはCrを含有した鋼板を無酸化炉を備
えた連続めつきライン(センジミアーの装置)で
溶融めつきする場合には、ライン内の焼鈍工程で
SiあるいはCrが鋼板表層へ濃化してめつきぬれ
性を阻害し、点状のめつき欠陥(不めつき)を多
数発生する。その結果、このめつき欠陥部を起点
とした腐食が生じ、かえつて溶融めつき鋼板の耐
食性が低下してしまう。 そこで、SiあるいはCrを含有した鋼板にあら
かじめNi系電気めつきを行なつて溶融めつきラ
インの焼鈍工程で生じるSiやCrの表層濃化を抑
制する溶融めつき法が提案されている。(特開昭
60−262950、特開昭61−147865) しかしながら、ニツケルプレめつきは非常に高
価であるとともに溶融めつき後のAl,Znあるい
はZn−Alめつき層中にNiが残存し、めつき層自
身の耐食性を低下させるという問題がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは鋭意研究した結果、Siおよび/ま
たはCrを含有する鋼板にB(ホウ素)含有率が
0.001〜0.3wt%のFe−B合金電気めつきを施した
後、溶融めつきすることにより、点状のめつき欠
陥の発生を防止し、かつ耐食性に優れた溶融めつ
き鋼板が得られることを見い出した。 〔発明の構成〕 本発明は、Siおよび/またはCrを含有する鋼
板にB(ホウ素)含有率が0.001〜0.3wt%のFe−
B合金電気めつきを施した後、溶融めつきするこ
とを特徴とする難めつき鋼板の溶融アルミニウム
めつき法を提供する。 以下、本発明を図面を参照して説明する。 第1図および第2図は、溶融アルミニウムめつ
き性に及ぼす被めつき鋼板中のSiおよびCr含有
率の影響をFe−B合金電気めつきの有無で比較
した結果である。ここで溶融アルミニウムめつき
性は、各鋼板(50×150mm)を還元性雰囲気(50
%H2−N2、露点(D.P.)=−60℃)でAl−9%
Si浴(670℃)に2秒間浸漬し、引き上げて得た
めつき製品に発生した点状めつき欠陥の個数で判
定したものである。 〔溶融アルミニウムめつき性の判定規準〕 評点5:点状めつき欠陥の発生のないもの 評点4:直径1mm未満の点状めつき欠陥5個以
内のもの 評点3:直径1mm未満の点状めつき欠陥5個を
超えるもの 評点2:直径1mm未満の点状めつき欠陥多数発
生するか、または直径1mm以上の点状
めつき欠陥発生するもの 評点1:直径1mm以上の点状めつき欠陥多数発
生するもの 第1図および第2図から明らかなように、鋼中
のSi含有率が0.3%を超え、あるいはCr含有率が
2.0%を超えるとSiあるいはCr含有率の増加とと
もに溶融アルミニウムめつき性が低下し、著しい
不めつきを発生する。これに対して、Fe−B合
金電気めつきを施した場合には、電気めつきしな
い場合と比較して非常に良好な溶融アルミニウム
めつき性が得られることがわかる。このように、
Fe−B合金電気めつき後、溶融めつきする本発
明の溶融めつき法は、とくに、鋼中のSi含有率が
0.3wt%以上、あるいはCr含有率が2.0wt%以上
の難めつき鋼板の溶融めつき性向上に非常に効果
がある。また、第1図および第2図から、鋼板の
Si含有率あるいはCr含有率が増加するにしたが
つて、Fe−B合金めつきのめつき付着量を増加
させないと溶融アルミニウムめつき性が不安定と
なることがわかる。 Fe−B合金電気めつきの役割は、Siおよび/
またはCrを含有する鋼板が溶融アルミニウムめ
つき浴へ浸漬されるまで鋼板表面の活性度を維持
すること、すなわちめつきラインの焼鈍工程での
鋼中Cr,Siの表層濃化を抑制することにある。
そして、このめつきのもう一つの役割は、鋼板が
溶融めつき浴へ浸漬された時点でめつき層がめつ
き浴へ完全に溶出し、微細粒子よりなるAl−Fe
−Cr−Si系の金属間化合物層の形成を促進する
ことにある。 しかし、Fe−B合金電気めつきのめつき付着
量が過度に多い場合には、得られた溶融アルミニ
ウムめつき鋼板の合金層(Alめつき層と鋼素地
との間に形成される金属間化合物層)と素地鋼と
の界面に溶出しきれないFe−B合金電気めつき
層が残存していまう。このFe−B合金電気めつ
き層自身は耐食性が良くないので、合金層−素地
鋼界面の腐食が促進され、溶融アルミニウムめつ
き鋼板としての耐食性をも損う。第3図は、
AISI409ステンレス鋼(Cr含有率:11.0%、Si含
有率:0.6%)にFe−B合金電気めつきを2g/
m2および10g/m2施し、その後、溶融アルミニウ
ムめつきして得られためつき鋼板の断面をX線マ
イクロアナライザーにて分析した結果である。図
から、Fe−B合金電気めつき付着量が2g/m2
の場合には、素地鋼上にAl−Fe−Cr−Si四元系
合金層が形成されているのに対して、めつき付着
量が10g/m2の場合には、素地鋼上に耐食性を損
うFe−B合金電気めつき層が残存し、その上に
合金層、Alめつき層が形成されていることがわ
かる。 したがつて、Fe−B合金電気めつきのめつき
付着量範囲は0.05〜5g/m2が好ましい。 被めつき鋼板中のSi含有率ならびにCr含有率
については、それぞれの含有率が増加しても、
Fe−B合金めつき付着量を増加させれば良好な
溶融めつき性が得られるが、Si含有率が2.0wt%
を、またCr含有率が30wt%を越えると溶融めつ
き鋼板自身の加工性が低下するので、鋼中のSi含
有率は2.0wt%以下、鋼中のCr含有率は30wt%以
下が望ましい。なお、被めつき鋼板中に含有され
るC,Mn,P,S,Alは、直接、溶融めつき性
に影響を及ぼさないのでそれぞれの含有率を限定
する理由は無いが、めつき鋼板としての総合的な
品質特性を考慮した場合、C≦0.10wt%、Mn≦
2.0wt%、P≦0.05wt%、S≦0.05wt%、Al≦
3wt%にすることが望ましい。また、鋼中の添加
元素として、Ti,Nb,V,B,Mo,Cuなどが
知られているが、これらの元素も溶融めつき性に
影響を及ぼさないので必要に応じて添加すること
は可能である。 Fe−B合金電気めつきは硫酸塩浴または塩化
浴いずれでも実施できる。また、BをFe中に含
有させるには、Feめつき浴にホウ酸、メタホウ
酸、可溶性メタホウ酸、可溶性4ホウ酸塩、テト
ラフルオロホウ酸塩などのホウ素化合物を1種ま
たは2種以上添加し、浴のPHを1〜3に調整して
電気めつきすれば良い。 第4図は、Fe−B合金電気めつきを1.0g/m2
施したAISI409ステンレス鋼板(Cr含有率:
11.0wt%、Si含有率:0.6WT%)の溶融アルミニ
ウムめつき性に及ぼすFe−B合金めつき層中の
B含有率の影響を調査した結果である。なお、溶
融アルミニウムめつき性の判定は第1図の場合と
同じである。 第4図から明らかなように、Fe−B合金電気
めつき層中のB含有率が0.001wt%以上では溶融
アルミニウムめつき性が著しく向上し、さらに
0.3wt%を越えても溶融アルミニウムめつき性向
上効果は飽和する。したがつて、Fe−B合金電
気めつきのB含有率を0.001〜0.3WT%の範囲に
限定した。 このように、Fe−B合金電気めつきはFe電気
めつきに比べて低めつき付着量で良好な溶融アル
ミニウムめつき性が得られる。このことは、溶融
めつきラインの焼鈍工程での鋼中CrおよびSiの
表層濃化抑制効果に両めつき間で差があることに
起因している。 第5図は、SUS410L(Cr:12.8%、Si:0.52%)
ステンレス鋼にFe電気めつきおよびFe−B合金
電気めつきをそれぞれ3g/m2施した後、50%
H2−N2雰囲気で750℃、1分間加熱した鋼板を
表面から深さ方向にイオン・マイクロ・アナライ
ザーで分析した結果である。Fe電気めつきの場
合には、H2−N2雰囲気での加熱によつてめつき
層を通してのCrおよびSiの表層濃化が進んでい
るのに対して、Fe−B合金電気めつきではCr,
Siの表層濃化が著しく抑制されていることがわか
る。 Fe電気めつきに比べてFe−B合金電気めつき
が鋼中のCrおよび/またはSiの表層濃化を抑制
する効果が大きい理由は、めつき液中に添加した
ホウ素化合物の解離反応が鋼板めつき液界面の局
部的なPH上昇を抑制してFe−B合金が鋼板表面
に均一に電析することおよび析出したBがFe電
析粒を微細化して鋼中のCr,Siの表層拡散を抑
制することに起因すると考えられる。そして、低
めつき付着量で鋼中のCrおよび/またはSiの表
層濃化を抑制できるFe−B合金電気めつきは、
その後の溶融アルミニウムめつき時にこのプレめ
つき層をめつき浴へ完全に溶出させることがで
き、安定した製造が可能となる。 これに対して、単なるFe電気めつきでは、Fe
電析粒の付き廻り性および電析粒が粗いことによ
り、鋼板表面を完全に被覆するために過度なめつ
き付着量が必要となり、その結果、溶融アルミニ
ウムめつき後の鋼板−合金層界面に、耐食性を低
下させるFeめつき層が残存し易くなる。 〔発明の具体的記載〕 次に、実施例により本発明を説明する。 実施例 1 (1) めつき母材 化学成分として、C:0.06wt%、Si:0.65wt
%、Mn:0.33wt%、P:0.024wt%、S:
0.010wt%、Cr:17.8wt%、残留Feおよび不可避
的不純物より成る板厚0.8mmの冷間圧延SUS430ス
テンレス鋼板をめつき母材とした。 (2) 溶融アルミニウムめつき鋼板の製造 前記めつき母材を常法にしたがつて脱脂した
後、第1表に示しためつき液組成およびめつき条
件でFe−B合金電気めつきを行なつた。Fe−B
合金電気めつきのめつき付着量およびB含有率
は、通電時間およびめつき液中へのホウ酸添加量
により調整した。なお、Fe−B合金電気めつき
と比較するため、塩化Ni浴でNi電気めつきも行
なつた。 Fe−B合金電気めつきしためつき母材は50vol.
%H2−N2雰囲気で800℃、30秒予熱した後、同
じ雰囲気下にある670℃のAl−8%Si浴に2秒浸
漬して溶融アルミニウムめつきを行ない、めつき
付着量が片面50g/m2の溶融アルミニウムめつき
鋼板を作製した。 (3) 溶融アルミニウムめつき性 このようにして得られた溶融アルミニウムめつ
き鋼板の表面(50mm×100mmの範囲)に発生した
点状めつき欠陥の個数にて評価した。(評価規準
は先に記載した通り) (4) 促進腐食試験 前記溶融アルミニウムめつき鋼板をJIS Z2248
に基づいて2t曲げ加工した後、JIS Z2371に基づ
く塩水噴射試験を3時間、引き続いて50℃熱風乾
燥を1時間という工程を1サイクルとした促進腐
食試験に供した。 それぞれの腐食程度は、促進試験3000サイクル
後の腐食生成物および残存被覆量を溶解、除去し
て母材の最大侵食深さを測定して評価した。
【表】 第2表は促進試験3000サイクル後の各試料の腐
食状態を母材の最大浸食深さについてまとめた結
果である。 めつき欠陥の発生の著しい本発明外の溶融アル
ミニウムめつき鋼板(No.1,2,5,13)は鋼板
を貫通した孔食を起こしているのに対して、B含
有率が0.001〜0.3wt%Fe−B合金電気めつきを
0.05〜5g/m2施した後溶融アルミニウムめつき
した本発明の溶融めつき鋼板(No.3,4,6,
8,9,10)は平坦部、2t曲げ加工部とも母材の
浸食が小さい。また、Ni電気めつきした後、溶
融アルミニウムめつきした試料(No.11,12)は、
Niめつき付着量が増加するにしたがつて点状め
つき欠陥の発生が抑えられるが、母材の浸食深さ
は本発明の方法で作製した溶融アルミニウムめつ
き鋼板より大きい。Ni電気めつきした後、溶融
アルミニウムめつきした試料の場合はアルミニウ
ムめつき層の腐食速度が著しく大きくなるので、
結果としてめつき母材の浸食深さも大きくなる。
〔発明の効果〕
以上延べてきたように、Siおよび/またはCr
を含有する鋼板にB含有率が0.001〜0.3wt%のFe
−B合金電気めつきを施した後溶融アルミニウム
めつきする本発明の溶融めつき法は溶融めつき時
に発生する点状めつき欠陥(不めつき)を防止
し、耐食性の優れた溶融アルミニウムめつき鋼板
を得ることができる。 このFe−B合金電気めつきによる溶融めつき
性の向上は、溶融アルミニウムめつきのみなら
ず、溶融亜鉛めつき、溶融Zn−Al合金めつきに
も同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、溶融アルミめつき性に
及ぼす被めつき鋼板中のSiおよびCr含有率の影
響をFe−B合金電気めつきの有無で比較した結
果を示すグラフである。第3図はAISI409ステン
レス鋼板にFe−B合金電気めつきおよび溶融ア
ルミニウムめつきして得られためつき鋼板の断面
をX線マイクロアナライザーで分析した結果を示
す図である。第4図は、溶融アルミめつき性に及
ぼすFe−B合金めつき層中のBの含有率の影響
をFe−B合金の付着量で比較した結果を示すグ
ラフである。第5図aはSUS410Lステンレス鋼
にFe電気めつきおよび加熱処理を施した鋼板を
表面から深さ方向にイオン・マイクロ・アナライ
ザーで分析した結果を示す図である。第5図bは
SUS410Lステンレス鋼にFe−B電気めつきおよ
び加熱処理を施した鋼板を表面から深さ方向にイ
オン・マイクロ・アナライザーで分析した結果を
示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Siおよび/またはCrを含有する鋼板にB(ホ
    ウ素)含有率が0.001〜0.3wt%のFe−B合金電気
    めつきを施した後、溶融めつきすることを特徴と
    する難めつき鋼板の溶融アルミニウムめつき法。 2 溶融めつき前のFe−B合金電気めつきのめ
    つき付着量が0.05〜5g/m2である特許請求の範
    囲第1項記載の難めつき鋼板の溶融めつき法。 3 Si含有鋼板のSi含有率が0.3〜2.0wt%である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の難めつき鋼板の溶融めつき法。 4 Cr含有鋼板のCr含有率が2.0〜30wt%である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の難めつき鋼板の溶融めつき法。
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