JPH1195673A - 映像表示装置および光学装置用冷却装置 - Google Patents

映像表示装置および光学装置用冷却装置

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JPH1195673A
JPH1195673A JP9250784A JP25078497A JPH1195673A JP H1195673 A JPH1195673 A JP H1195673A JP 9250784 A JP9250784 A JP 9250784A JP 25078497 A JP25078497 A JP 25078497A JP H1195673 A JPH1195673 A JP H1195673A
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cooling fan
cooling
cooled
wall
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真 山口
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直行 鏑木
Hiroyuki Ono
裕之 小野
Kosaku Nakajima
康作 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却ファンからの風を効率よく利用して被冷
却部の冷却を効率よく行うことができるようにする。 【解決手段】 風案内部30の外壁部32と内壁部33
は、冷却ファンによって発生される回転する風を、風速
を損失させることなく、冷却ファンの形状および回転方
向に合わせて、整流し、且つ方向付けることによって、
風取り入れ口31R,31G,31Bに案内する。風案
内部30を通過する風は、風取り入れ口31R,31
G,31Bより光学ユニット5内に取り込まれ、各色光
用の液晶ライトバルブおよび偏光板等の被冷却部に送ら
れ、この風により、被冷却部が冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光を空
間的に変調し、スクリーン等に投射する映像表示装置、
および光源とこの光源より出射された光が通過する光学
系とを有する光学装置に用いられ、光源より出射された
光が通過する光学系の少なくとも一部を含む被冷却部を
冷却するための光学装置用冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、映像を鑑賞する等の目的に用
いられる映像表示装置として、光源からの光を液晶ライ
トバルブに照射して空間的に変調し、この液晶ライトバ
ルブの透過光を投射レンズによりスクリーン等に投射し
て映像を表示する液晶プロジェクタ装置が開発されてい
る。
【0003】ここで、図面を参照して従来の液晶プロジ
ェクタ装置について説明する。図14ないし図17は従
来の液晶プロジェクタ装置に係り、図14は液晶プロジ
ェクタ装置の要部を示す斜視図、図15は液晶プロジェ
クタ装置の要部を示す平面図、図16は液晶プロジェク
タ装置における液晶ライトバルブ、偏光板および冷却フ
ァンの近傍の構成を示す断面図、図17は液晶プロジェ
クタ装置の光学ユニットの要部を底面側から見た斜視図
である。
【0004】この液晶プロジェクタ装置100は、図示
しない筐体と、この筐体に設けられた基板101と、こ
の基板101上に設けられた光源102と、この光源1
02の出射光を空間的に変調して図示しないスクリーン
等に投射する光学ユニット103とを備えている。光学
ユニット103の上部は、大部分が蓋121によって閉
鎖され、一部が開放されている。蓋121の上部には、
後述する液晶ライトバルブを駆動するための駆動回路を
有する駆動基板104が設けられている。
【0005】光学ユニット103は、立方体形状の合成
プリズム105と、この合成プリズム105の一つの面
105Rに対向するように配置された液晶ライトバルブ
106Rと、合成プリズム105における面105Rと
直交する他の面105Gに対向するように配置された液
晶ライトバルブ106Gと、合成プリズム105におけ
る面105Rと平行な他の面105Bに対向するように
配置された液晶ライトバルブ106Bと、合成プリズム
105における面105Gと平行な他の面側に設置され
た投射レンズ116とを有している。また、液晶ライト
バルブ106R,106G,106Bの合成プリズム1
05に対向する面と反対の面側には、それぞれ偏光板1
12R,112G,112Bが設けられている。更に、
偏光板112R,112G,112Bの液晶ライトバル
ブ106R,106G,106Bに対向する面と反対の
面側には、それぞれコンデンサレンズ113R,113
G,113Bが設けられている。
【0006】この液晶プロジェクタ装置100では、光
源102から出射され、光学ユニット103に入射した
白色光は、UV(紫外線)−IR(赤外線)カットフィ
ルタ107、レンズアレイ109a,109bで構成さ
れたフライアイレンズ109、メイン集光レンズ108
を経てダイクロイックミラー111aに入射する。ダイ
クロイックミラー111aに入射した光のうちの赤色光
は、ダイクロイックミラー111aで反射され、更に反
射ミラー114aで反射され、コンデンサレンズ113
R、偏光板112Rを順に通過した後、液晶ライトバル
ブ106Rで赤色画像用の画像信号に基づいて空間的に
変調されて、合成プリズム105に入射する。ダイクロ
イックミラー111aに入射した光のうちの赤色光以外
の光は、ダイクロイックミラー111aを透過して、ダ
イクロイックミラー111bに入射する。ダイクロイッ
クミラー111bに入射した光のうちの緑色光は、ダイ
クロイックミラー111bで反射され、コンデンサレン
ズ113G、偏光板112Gを順に通過した後、液晶ラ
イトバルブ106Gで緑色画像用の画像信号に基づいて
空間的に変調されて、合成プリズム105に入射する。
ダイクロイックミラー111bに入射した光のうちの青
色光は、ダイクロイックミラー111bを透過して、リ
レーレンズ115aを通過し、反射ミラー114bで反
射され、リレーレンズ115bを通過して、更に反射ミ
ラー114cで反射され、コンデンサレンズ113B、
偏光板112Bを順に通過した後、液晶ライトバルブ1
06Bで青色画像用の画像信号に基づいて空間的に変調
されて、合成プリズム105に入射する。合成プリズム
105に入射した各色光は、合成プリズム105によっ
て合成され、投射レンズ116によって、図示しないミ
ラーを介して図示しないスクリーン等に拡大投影され
る。
【0007】このような液晶プロジェクタ装置100で
は、光源102からの熱や光源102からの光による熱
により液晶ライトバルブ106R,106G,106B
や偏光板112R,112G,112B等の各種光学部
品が高温になるのを防ぐため、これらを冷却するための
工夫がなされている。
【0008】すなわち、従来の液晶プロジェクタ装置1
00には、図16に示したように、光学ユニット103
の底面側において、液晶ライトバルブ106(液晶ライ
トバルブ106R,106G,106Bを代表する。)
や偏光板112(偏光板112R,112G,112B
を代表する。)の近傍に冷却ファン110が設けられて
いる。なお、図16中の符号130は、光源102から
光学ユニット103に入射された光を表すものである。
【0009】また、液晶プロジェクタ装置100には、
図14に示したように、図示しない筐体に形成された開
口部から外気を吸引して冷却ファン110に風を送るた
めのダクト部118が設けられている。ダクト部118
は、基板101の裏側に配設され、冷却ファン110に
接続された図示しないダクトと、このダクトに連通する
と共に基板101の表側に配設されたダクト118bと
で構成されている。
【0010】また、図17に示したように、光学ユニッ
ト103の底部には、冷却ファン110からの風が液晶
ライトバルブ106R,106G,106Bおよび偏光
板112R,112G,112Bにそれぞれ当たるよう
に、風取り入れ口123R,123G,123Bが開け
られている。これらの風取り入れ口123R,123
G,123Bと冷却ファン110との間には、風取り入
れ口123R,123G,123B全体を囲うように、
略矩形の壁状のリブ117が設けられている。このリブ
117によって囲まれた領域内には、風取り入れ口12
3R,123G,123B間を仕切る仕切板122a,
122bが設けられている。そして、リブ117および
仕切板122a,122bによって、各液晶ライトバル
ブ106R,106G,106Bに送られる風量が調整
されるようになっている。例えば、短波長側の青色光を
空間的に変調する液晶ライトバルブ106Bは、特に光
のエネルギ吸収率が大きく高温になりやすい。そこで、
特に風取り入れ口123Bに、より多くの風が入りやす
くするために、風取り入れ口123Bに対応する仕切面
積が他よりも大きくなるように、リブ17および仕切板
122a,122bの位置が適当に調整されている。
【0011】なお、図14に示したように、ダクト11
8bの入口には、外部からのゴミ、塵埃、害虫等の侵入
を防止する細かいメッシュ状のフィルタ119が設けら
れており、また、図16に示したように、液晶ライトバ
ルブ106の両面には、シールドガラス120a,12
0bが接着剤で固着されている。これらにより、塵埃等
が液晶ライトバルブ106の表面へ付着して起こる投射
映像の画質劣化を防止している。
【0012】この液晶プロジェクタ装置100では、冷
却ファン110は、図示しない筐体に形成された開口部
からダクト部118を介して外気を吸引し、吸引した外
気の風を風取り入れ口123を介して液晶ライトバルブ
106や偏光板112等の各種光学部品へと送る。これ
により、液晶ライトバルブ106、偏光板112、コン
デンサレンズ113(コンデンサレンズ113R,11
3G,113Bを代表する)および合成プリズム105
は、風取り入れ口123を介して送られてきた風によっ
て冷却される。光学ユニット103内で熱せられた空気
は、光学ユニット103上部の蓋121によって閉鎖さ
れていない部分から排出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の液晶プロジェクタ装置100においては、冷却
ファン110から送られる風の利用効率がよくなかった
ため、以下のような不具合があった。 (1)液晶ライトバルブ106からの投射映像の輝度を
上げるために、光源102のパワーアップや光学系の改
良(例えばS偏光の光(電界の振動方向が入射面に垂直
な直線偏光)をP偏光の光(電界の振動方向が入射面に
平行な直線偏光)に変換する偏光変換素子を使って光の
利用効率を上げる等)によって、液晶ライトバルブ10
6への光の照射量を増やした場合には、液晶ライトバル
ブ106や偏光板112等の光学部品が高温になり特性
劣化を生じる。具体的には、液晶ライトバルブ106で
は、例えば70℃以上になると色ずれを起こしたりす
る。また、偏光板112では、例えば80℃以上になる
と、偏光機能がなくなり正常に動作しなくなる。前述の
ように、特に青色光が透過する液晶ライトバルブ106
Bは、光のエネルギー吸収率が大きく高温になりやすい
ため、このような特性劣化を起こしやすい。 (2)液晶ライトバルブ106や偏光板112等の光学
部品を高温環境で使用していると寿命が短くなる。 (3)冷却効果を高めるために、風量が多く且つ風速の
速い冷却ファンを使用すると、ノイズが大きくなってし
まい、商品価値が低下する。 (4)冷却ファンを大型化または冷却ファンの数を増や
して冷却効果を高めようとすると、コストアップにつな
がるばかりでなく、光学ユニットを小型化できなくな
る。
【0014】これらの不具合は、液晶ライトバルブ10
6等の光学部品の破壊や交換等につながり、利用者の利
便性を損ねたり、装置のコストが高くなる等の要因とな
っていた。
【0015】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、冷却ファンからの風を効率よく利用
して被冷却部の冷却を効率よく行うことができるように
した映像表示装置および光学装置用冷却装置を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の映像表示装置
は、光を出射する光源と、この光源より出射された光
を、表示する映像の情報に応じて空間的に変調して画像
を形成する画像形成部と、この画像形成部によって変調
された光を投射する投射光学系と、画像形成部の少なく
とも一部を含む被冷却部を冷却するための風を発生させ
る冷却ファンと、この冷却ファンの形状および回転方向
に合わせて、冷却ファンからの風を被冷却部に案内する
ための案内手段とを備えたものである。
【0017】また、本発明の光学装置用冷却装置は、光
源より出射された光が通過する光学系の少なくとも一部
を含む被冷却部を冷却するための風を発生させる冷却フ
ァンと、この冷却ファンの形状および回転方向に合わせ
て、冷却ファンからの風を被冷却部に案内するための案
内手段とを備えたものである。
【0018】本発明の映像表示装置では、案内手段によ
って、冷却ファンからの風が冷却ファンの形状および回
転方向に合わせて被冷却部に案内され、この風により、
画像形成部の少なくとも一部を含む被冷却部が冷却され
る。
【0019】また、本発明の光学装置用冷却装置では、
案内手段によって、冷却ファンからの風が冷却ファンの
形状および回転方向に合わせて被冷却部に案内され、こ
の風により、光学系の少なくとも一部を含む被冷却部が
冷却される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図2は、本発明の第1の実
施の形態に係る映像表示装置としての液晶プロジェクタ
装置の構成を示す側断面図である。この液晶プロジェク
タ装置1は、各構成要素を収納する筐体2と、この筐体
2内の底部に設けられ、斜面状の取付面3aを有するモ
ールドシャーシ3と、このモールドシャーシ3の取付面
3aに取り付けられた基板4と、この基板4に取り付け
られ、表示する画像に対応した光を形成して出射する光
学ユニット5と、基板4に取り付けられ、光学ユニット
5に対して光を出射する図示しない光源と、筐体2内の
上部背面側に取り付けられ、光学ユニット5の出射光を
反射する反射ミラー6と、筐体2の上部前面側に取り付
けられ、反射ミラー6によって反射された光が投射され
るスクリーン7と、基板4における光学ユニット5が取
り付けられた面とは反対側の面に取り付けられ、且つモ
ールドシャーシ3内に配置され、光学ユニット5に風を
送って光学ユニット5内に設けられた光学部品を冷却す
るための冷却ファン8と、一方の開口部が冷却ファン8
を囲うように配置され、他方の開口部が筐体2内の下部
前面側に配置され、外気を冷却ファン8に送るためのダ
クト部9とを備えている。モールドシャーシ3、基板4
および光学ユニット5の底部の一部には、冷却ファン8
からの風を通すための開口部が設けられている。
【0021】図3は、ダクト部9の構成を示す斜視図で
ある。ダクト部9は、一方の開口部が冷却ファン8を囲
うように配置され、正面から見て冷却ファン8の左側に
延び、例えば約40cmの長さを持つダクト9aと、一
方の開口部がダクト9aの他方の開口部に連通すると共
に、他方の開口部が筐体2に設けられた図示しない開口
部から外気を取り込むための吸入口となっているダクト
9bとを有している。ダクト9bの吸入口には、ゴミの
侵入を防ぐためのメッシュ状のフィルタ28が設けられ
ている。冷却ファン8の駆動時には、外気は筐体2に設
けられた図示しない開口部、フィルタ28、ダクト9
b、ダクト9aを順に通過して冷却ファン8に導かれる
ようになっている。なお、図3中の符号48は、冷却フ
ァン8に導かれる外気の流れ(風の流れ)を表したもの
である。冷却ファン8に導かれた外気は、冷却ファン8
によって、モールドシャーシ3、基板4および光学ユニ
ット5の底部に形成された開口部を介して光学ユニット
5内に冷却用の風として送られるようになっている。
【0022】図4は、光学ユニット5の外観を示す斜視
図である。この図に示したように、光学ユニット5は、
一側部に、投射レンズ15を有している。また、光学ユ
ニット5には、白色光を出射するメタルハライドランプ
等の光源10が取り付けられている。光学ユニット5の
上部は、大部分が蓋11によって閉鎖され、一部が開放
されている。また、蓋11の上部には、後述する液晶ラ
イトバルブを駆動するための駆動回路を有する駆動基板
12が設けられている。
【0023】図5は、光学ユニット5の内部の光学系を
示す平面図である。光学ユニット5は、立方体形状の合
成プリズム13と、この合成プリズム13の一つの面1
3Rに対向するように配置された液晶ライトバルブ14
Rと、合成プリズム13における面13Rと直交する他
の面13Gに対向するように配置された液晶ライトバル
ブ14Gと、合成プリズム13における面13Rと平行
な他の面13Bに対向するように配置された液晶ライト
バルブ14Bと、合成プリズム13における面13Gと
平行な他の面側に設けられた投射レンズ15とを有して
いる。また、液晶ライトバルブ14R,14G,14B
の合成プリズム13に対向する面と反対の面側には、そ
れぞれ偏光板16R,16G,16Bが設けられてい
る。更に、偏光板16R,16G,16Bの液晶ライト
バルブ14R,14G,14Bに対向する面と反対の面
側には、それぞれコンデンサレンズ17R,17G,1
7Bが設けられている。なお、投射レンズ15は、本発
明における投射光学系に対応し、光学ユニット5におけ
る投射レンズ15以外の光学系は、本発明における画像
形成部に対応する。
【0024】偏光板16R,16G,16Bは、それぞ
れ入射光を直線偏光の光とするものである。液晶ライト
バルブ14R,14G,14Bは、駆動基板12上の駆
動回路によって駆動され、偏光板16R,16G,16
Bを通過した各光を、それぞれ、表示する映像の情報、
すなわち赤,緑,青の各色画像用の画像信号に応じて空
間的に変調するようになっている。合成プリズム13
は、液晶ライトバルブ14R,14G,14Bで空間的
に変調された各色光を合成して出射するものである。投
射レンズ15は、合成プリズム13で合成された光を、
反射ミラー6を介してスクリーン7に拡大投影するもの
である。
【0025】光学ユニット5は、更に、光源10の出射
光の光路に沿って直線的に順に配設されたUV(紫外
線)−IR(赤外線)カットフィルタ18、偏光変換素
子19、フライアイレンズ20、ダイクロイックミラー
21,22、リレーレンズ23および反射ミラー24を
有している。光学ユニット5は、更に、ダイクロイック
ミラー21によって反射された光をコンデンサレンズ1
7Rに向けて反射する反射ミラー25と、反射ミラー2
4によって反射された光をコンデンサレンズ17Bに向
けて反射する反射ミラー26と、反射ミラー24と反射
ミラー26との間に設けられたリレーレンズ27とを有
している。
【0026】UV−IRカットフィルタ18は、光源1
0の出射光から、紫外光や赤外光を除去するものであ
る。
【0027】偏光変換素子19は、光源10からの光
を、P偏光の光とS偏光の光に分離すると共に、S偏光
の光をP偏光の光に変換し、全てP偏光の光として出射
する素子である。この偏光変換素子19は、光源10か
らの光が入射され、P偏光の光を透過させて出射すると
共に、S偏光の光を反射する偏光ビームスプリッタ19
aと、この偏光ビームスプリッタ19aで反射されたS
偏光の光を、偏光ビームスプリッタ19aを透過したP
偏光の光と同じ方向に向けて反射する全反射ミラー19
bと、この全反射ミラー19bで反射されたS偏光の光
の偏光方向を90°回転させてP偏光の光に変換して出
射する2分の1波長板19cとを有している。このよう
にして、偏光変換素子19は、光源10からの光を無駄
にすることなく、P偏光の光のみを出射するようになっ
ている。このP偏光の光が液晶ライトバルブ14R,1
4G,14Bに入射されるのであるが、偏光板16R,
16G,16Bは、偏光変換素子19からの光からS偏
光成分を除去して完全なP偏光の光とするために設けら
れている。
【0028】フライアイレンズ20は、レンズアレイ2
0a,20bで構成され、液晶ライトバルブ14R,1
4G,14Bに照射される光の照度分布を均一化するた
めのものである。
【0029】ダイクロイックミラー21は、フライアイ
レンズ20からの光のうちの赤色光を反射し、緑色光お
よび青色光を透過させるようになっている。ダイクロイ
ックミラー21で反射された赤色光は、反射ミラー25
で反射され、コンデンサレンズ17Rおよび偏光板16
Rを経て、液晶ライトバルブ14Rに照射されるように
なっている。
【0030】ダイクロイックミラー22は、ダイクロイ
ックミラー21を透過した光のうちの緑色光を反射し、
青色光を透過させるようになっている。ダイクロイック
ミラー22で反射された緑色光は、コンデンサレンズ1
7Gおよび偏光板16Gを経て、液晶ライトバルブ14
Gに照射されるようになっている。
【0031】ダイクロイックミラー22を透過した青色
光は、リレーレンズ23、反射ミラー24、リレーレン
ズ27、反射ミラー26、コンデンサレンズ17Bおよ
び偏光板16Bを経て、液晶ライトバルブ14Bに照射
されるようになっている。
【0032】液晶ライトバルブ14R,14G,14B
に入射された各色光は、それぞれ、液晶ライトバルブ1
4R,14G,14Bによって、各色画像用の画像信号
に応じて空間的に変調され、合成プリズム13によって
合成されて、投射レンズ15によって、反射ミラー6を
介してスクリーン7に拡大投影され、これにより、スク
リーン7にカラー画像が表示されるようになっている。
【0033】本実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置
は、光源10からの熱や光源10からの光による熱によ
り液晶ライトバルブ14R,14G,14Bや偏光板1
6R,16G,16B等の各種光学部品が高温になるの
を防ぐため、光学装置用冷却装置(以下、単に冷却装置
と言う。)を備えている。なお、少なくとも液晶ライト
バルブ14R,14G,14Bおよび偏光板16R,1
6G,16Bは、本実施の形態における被冷却部に含ま
れる。
【0034】以下、図1、図6および図7を参照して、
本実施の形態における冷却装置について詳しく説明す
る。図1は冷却装置における風案内部を示す斜視図、図
6は青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板1
6Bの近傍の冷却装置の構成を示す断面図、図7は図1
に示した風案内部の平面図である。なお、図1中の符号
70は、冷却ファン8の回転方向を表し、図6中の符号
49は、コンデンサレンズ17Bに入射する光を表して
いる。
【0035】これらの図に示したように、冷却装置は、
前述の冷却ファン8と、光学ユニット5の底部に形成さ
れて冷却ファン8と被冷却部との間に配置され、冷却フ
ァン8の形状および回転方向に合わせて、冷却ファン8
からの風を被冷却部に案内する案内手段としての風案内
部30とを有している。なお、冷却ファン8は、回転軸
部8aと、この回転軸部8aに取り付けられた複数の羽
根8bとを有している。また、図7において、符号8c
は、冷却ファン8の回転時における羽根8bの外端部の
軌跡を表し、矢印は風の流れを表している。
【0036】なお、光学ユニット5の底部には、風案内
部30によって案内される風を、光学ユニット5内の被
冷却部に導くための3つの風取り入れ口31R、31
G、31Bが形成されている。風取り入れ口31Rは、
液晶ライトバルブ14Rおよび偏光板16Rに対応する
位置に設けられ、風取り入れ口31Gは、液晶ライトバ
ルブ14Gおよび偏光板16Gに対応する位置に設けら
れ、風取り入れ口31Bは、液晶ライトバルブ14Bお
よび偏光板16Bに対応する位置に設けられている。ま
た、各風取り入れ口31R、31G、31Bは、液晶ラ
イトバルブおよび偏光板の配列方向について長い長方形
形状に形成されている。
【0037】風案内部30は、冷却ファン8と被冷却部
との間において、冷却ファン8の形状および回転方向に
合わせて、冷却ファン8を囲うように周回状に形成され
且つ流線形状に形成された外壁部32と、同じく、冷却
ファン8と被冷却部との間において、冷却ファン8の形
状および回転方向に合わせて、冷却ファン8の回転軸部
8aを囲うように周回状に形成され且つ流線形状に形成
された内壁部33とを有している。内壁部33は、2箇
所で切り欠かれており、壁33aと壁33bとに分割さ
れている。風の流れ方向で表した場合、壁33aは、風
取り入れ口31Bの下流側の端部よりも若干下流側の位
置から風取り入れ口31Rの下流側の端部よりも若干下
流側の位置まで延設されている。また、壁33bは、風
取り入れ口31Gの上流側の端部よりも若干下流側の位
置から風取り入れ口31Bの下流側の端部近傍の位置ま
で延設されている。
【0038】外壁部32および内壁部33は、各風取り
入れ口31R,31G,31Bを通過する風の風量を調
整する機能を有している。すなわち、外壁部32と内壁
部33との間隔を、場所によって広くしたり狭くしたり
することにより、各風取り入れ口31R,31G,31
Bを通過する風の風量を調整すること、例えば、風取り
入れ口31Bを通過する風の風量を他の風取り入れ口3
1R,31Gを通過する風の風量に比べて多くしたりす
ることができる。外壁部32と内壁部33との間隔は、
実際に各風取り入れ口31R,31G,31Bを通過す
る風の風量、あるいは風量と比例関係にある風速を測定
しながら、所望の風量あるいは風速が得られるように調
整して設定するのが望ましい。
【0039】風案内部30は、更に、外壁部32と内壁
部33(壁33b)との間において、風取り入れ口31
Gの下流側の端部よりも若干上流側の位置から風取り入
れ口31Bの上流側の端部近傍の位置まで延設され、外
壁部32と内壁部33との間を通過する風の風速を増加
させるための風速増加用壁部35を有している。風速増
加用壁部35は、外壁部32および内壁部33と同様
に、流線形状に形成され、外壁部32および内壁部33
(壁33b)の間の略中央部に配置されている。
【0040】風案内部30は、更に、風取り入れ口31
Bの近傍において、外壁部32および内壁部33(壁3
3b)と交差(例えば直交)する方向に沿って配置さ
れ、冷却ファン8からの風を風取り入れ口31Bに導入
するための風導入用壁部34を有している。この風導入
用壁部34は、2つの壁34a,34bを有している。
壁34aは、風取り入れ口31Bの下流端近傍の外壁部
32と壁33bの間において、外壁部32と壁33bと
略直交する方向に沿って配置されている。壁34bは、
風取り入れ口31Bの長手方向の中間位置の外壁部32
と壁33bの間において、外壁部32および壁33bと
略直交する方向に沿って配置されている。壁34bの高
さは、壁34aよりも低く形成されている。
【0041】なお、図6に示したように、液晶ライトバ
ルブ14Bの両面には、それぞれシールドガラス42
a,42bが接着剤によって固着されている。他の液晶
ライトバルブ14R,14Gについても同様である。こ
れにより、光学ユニット5または筐体2内に存在する塵
埃等が液晶ライトバルブ14R,14G,14Bの表面
に付着することによる投射映像の画質を劣化を防止する
ようになっている。
【0042】また、液晶ライトバルブ14Bと偏光板1
6Bは、枠体43によって、互いに四角部で連結されて
いる。従って、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16B
との間は、四角部を除いて略開放されている。そのた
め、そのままでは、風取り入れ口31Bを通過した風
が、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bとの間以外
の場所に発散しやすい。そこで、本実施の形態における
冷却装置は、風取り入れ口31Bを通過した風のほとん
どが液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bとの間を通
過するように、風取り入れ口31Bを通過した風の発散
を規制する発散規制部40を備えている。この発散規制
部40は、光学ユニット5内の底部より光学ユニット5
内に向けて突出するように設けられ、液晶ライトバルブ
14Bおよび偏光板16Bに対して図6の紙面に直交す
る方向の両側に配置された2枚の板状のリブからなる。
このリブの上端部の高さ方向の位置は、液晶ライトバル
ブ14Bおよび偏光板16Bの上端部と高さ方向の位置
と一致している。なお、図6は、紙面手前側のリブを除
いた状態を表している。風取り入れ口31Bを通過した
風は、そのほとんどが発散規制部40によって規制され
て、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bとの間を通
過するようになっている。
【0043】本実施の形態における冷却装置は、更に、
風取り入れ口31Bと被冷却部(液晶ライトバルブ14
Bおよび偏光板16B等)との間に設けられ、風取り入
れ口31Bを通過した風の向きを調整する向き調整手段
としての風向調整部41を備えている。本実施の形態で
は、風向調整部41は、偏光板16Bの下方の位置にお
いて、光学ユニット5内の底部より光学ユニット5内に
向けて突出するように設けられ、且つ上端側が液晶ライ
トバルブ14B側に傾斜した板状に形成されている。風
取り入れ口31Bを通過した風は、風向調整部41によ
って、液晶ライトバルブ14Bの正面の略中心部に向か
うように、向きが調整されるようになっている。
【0044】青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよび
偏光板16Bは、特に光のエネルギ吸収率が大きく高温
になりやすいため、他の液晶ライトバルブ14R,14
Gおよび偏光板16R,16Gに比べて、より冷却効率
を上げることが望ましい。そこで、本実施の形態では、
液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bを含む被冷
却部に対する風の通路にのみ発散規制部40と風向調整
部41とを設けている。
【0045】ここで、本実施の形態における冷却装置の
各部の機能について説明する。まず、外壁部32と内壁
部33の基本的な機能は、冷却ファン8によって発生さ
れる回転する風を、風速を損失させることなく、冷却フ
ァン8の形状および回転方向に合わせて、整流(流れを
整えること)し、且つ方向付けることによって、風取り
入れ口31R,31G,31Bを介して被冷却部に案内
することである。そのため、外壁部32と内壁部33の
形状は、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせ
て、乱流の起こりにくい流線形状に形成されている。
【0046】内壁部33の更なる機能としては、冷却フ
ァン8の回転軸部8a近傍において発生する冷却ファン
8側に戻る空気の流れが、冷却ファン8の前方に向かう
風に影響を与えないように、冷却ファン8の回転軸部8
a近傍とその外側の部分とを分離するという機能があ
る。図8は、風の流れを観察する実験によって分かった
冷却ファン8の近傍における風の流れを表したものであ
る。この図において、符号36は、冷却ファン8の前方
に向かう風を表し、符号37は、冷却ファン8の回転軸
部8a近傍において発生する冷却ファン8側に戻る風の
流れを表している。冷却ファン8側に戻る空気の流れ3
7は、乱流となり、冷却ファン8の前方に向かう風36
の動きを不安定にする等、風36に悪影響を与えやす
い。内壁部33は、冷却ファン8の回転軸部8a近傍と
その外側の部分とを分離することより、冷却ファン8側
に戻る空気の流れ37が、冷却ファン8の前方に向かう
風36に影響を与えないようにするものである。
【0047】ここで、内壁部33が全周にわたって連続
していると、冷却ファン8の回転軸部8a近傍において
負圧が大きくなり過ぎ、冷却ファン8の前方に向かう風
36に影響を与えるおそれがある。そこで、本実施の形
態では、内壁部33を、途中の2箇所で切り欠いてお
り、これにより、冷却ファン8の回転軸部8a近傍にお
ける負圧を小さくして、冷却ファン8の前方に向かう風
36に対する影響を小さくするようにしている。
【0048】次に、図9を参照して、風速増加用壁部3
5の機能について説明する。図9は、図7におけるA−
A′線断面における風速分布を概念的に示したものであ
る。図中、符号38は、本実施の形態の場合の風速分布
を表し、符号39は、風速増加用壁部35を設けない場
合の風速分布を表している。いずれも、風速を測定する
実験の結果に基づいている。風速増加用壁部35を設け
ない場合の実験より、壁に沿って流れる風は、壁から離
れた位置を流れる風に比べて、風速が大きくなることが
分かった。また、風速増加用壁部35を設けない場合、
符号39で示したように、外壁部32および壁33b
(内壁部33)の近傍では風速が大きくなるが、中央部
では風速が小さくなり、風取り入れ口31Bに向かう風
の風速を十分大きくすることが困難である。本実施の形
態では、壁に沿って流れる風の風速が大きくなることを
利用して、風速増加用壁部35を設けることで、符号3
8で示したように、風速増加用壁部35の両側における
風速を大きくし、風速増加用壁部35を設けない場合に
比べて、外壁部32と壁33bの間を通過する風の風速
を全体的に大きくしている。このように、風速増加用壁
部35は、外壁部32と壁33bの間を通過する風の風
速を全体的に大きくし、液晶ライトバルブ14Bおよび
偏光板14Bに対して十分な風量の風を送ることができ
るように、風取り入れ口31Bに向かう風の風速を大き
くする機能を有している。
【0049】次に、図10および図11を参照して、風
導入用壁部34の機能について説明する。図10は、図
7におけるB−B′線断面における風の流れを表したも
のである。図10において、符号44が風の流れを表し
ている。図11は、図7におけるB−B′線断面におけ
る風速分布を概念的に表したものである。図11におい
て、符号45は、本実施の形態の場合の風速分布を表
し、符号46は、壁34bを設けない場合の風速分布を
表している。いずれも、風速を測定する実験の結果に基
づいている。
【0050】風導入用壁部34の壁34aは、風を下流
側に逃がさないようにして風取り入れ口31Bに導き、
風取り入れ口31Bに向かう風の風量を大きくする機能
を有している。風導入用壁部34の壁34bは、風速増
加用壁部35と同様に、壁に沿って流れる風の風速が大
きくなることを利用して、図11において符号46で示
したように壁34bを設けない場合に比べて、図11に
おいて符号45で示したように壁34bの両側における
風速を大きくし、風取り入れ口31Bに向かう風の風速
を全体的に大きくする機能を有している。
【0051】前述のように、青色光用の液晶ライトバル
ブ14Bおよび偏光板16Bは、他の液晶ライトバルブ
14R,14Gおよび偏光板16R,16Gに比べて、
より冷却効率を上げることが望ましいことから、本実施
の形態では、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16
Bを含む被冷却部に対する風の通路にのみ、風導入用壁
部34と風速増加用壁部35とを設けている。なお、発
散規制部40と風向調整部41の機能は、既に説明した
通りである。
【0052】次に、本実施の形態に係る液晶プロジェク
タ装置1の動作の概略について説明する。この液晶プロ
ジェクタ装置1では、光源10から出射されて光学ユニ
ット5に入射した白色光は、UV−IRカットフィルタ
18で紫外線や赤外線が除去され、偏光変換素子19で
P偏光の光とされ、フライアイレンズ20で照度分布の
均一化が図られて、ダイクロイックミラー21に入射す
る。
【0053】ダイクロイックミラー21に入射した光の
うちの赤色光は、ダイクロイックミラー21で反射さ
れ、更に反射ミラー25で反射され、コンデンサレンズ
17Rおよび偏光板16Rを経て、液晶ライトバルブ1
4Rに照射される。ダイクロイックミラー21に入射し
た光のうちの赤色光以外の光は、ダイクロイックミラー
21を透過して、ダイクロイックミラー22に入射す
る。ダイクロイックミラー22に入射した光のうちの緑
色光は、ダイクロイックミラー22で反射され、コンデ
ンサレンズ17Gおよび偏光板16Gを経て、液晶ライ
トバルブ14Gに照射される。ダイクロイックミラー2
2に入射した光のうちの青色光は、ダイクロイックミラ
ー22を透過して、リレーレンズ23、反射ミラー2
4、リレーレンズ27、反射ミラー26、コンデンサレ
ンズ17Bおよび偏光板16Bを経て、液晶ライトバル
ブ14Bに照射される。
【0054】液晶ライトバルブ14R,14G,14B
に入射された各色光は、それぞれ、液晶ライトバルブ1
4R,14G,14Bによって、各色画像用の画像信号
に応じて空間的に変調され、合成プリズム13によって
合成されて、投射レンズ15によって、反射ミラー6を
介してスクリーン7に拡大投影され、これにより、スク
リーン7にカラー画像が表示される。
【0055】次に、液晶プロジェクタ装置1における冷
却装置の作用について説明する。冷却ファン8は、ダク
ト部9を介して外気を吸引し、風を発生させる。この風
は、モールドシャーシ3および基板4の開口部を介し
て、光学ユニット5の風案内部30に送られる。冷却フ
ァン8によって発生される風は、冷却ファン8の羽根8
bの近傍では、冷却ファン8の回転方向と同じ方向に回
転する風となっている。風案内部30の外壁部32と内
壁部33は、この冷却ファン8によって発生される回転
する風を、風速を損失させることなく、冷却ファン8の
形状および回転方向に合わせて、整流し、且つ方向付け
ることによって、風取り入れ口31R,31G,31B
を介して被冷却部に案内する。ここで、各風取り入れ口
31R,31G,31Bを通過する風の風量は、外壁部
32と内壁部33との間隔により調整される。例えば、
風取り入れ口31Bを通過する風の風量が、他の風取り
入れ口31R,31Gを通過する風の風量に比べて多く
なるように調整されている。
【0056】また、内壁部33は、冷却ファン8の回転
軸部8a近傍において発生する冷却ファン8側に戻る空
気の流れが、冷却ファン8の前方に向かう風に影響を与
えないように、冷却ファン8の回転軸部8a近傍とその
外側の部分とを分離する。また、2箇所で切り欠かれた
内壁部33は、冷却ファン8の回転軸部8a近傍におけ
る負圧を小さくして、冷却ファン8の前方に向かう風3
6に対する影響を小さくする。
【0057】風案内部30を通過する風は、風取り入れ
口31R,31G,31Bより取り込まれ、それぞれ、
液晶ライトバルブ14Rおよび偏光板16R等、液晶ラ
イトバルブ14Gおよび偏光板16G等、液晶ライトバ
ルブ14Bおよび偏光板16B等の各被冷却部に送ら
れ、この風により、各被冷却部が冷却される。光学ユニ
ット5内で熱せられた空気は、光学ユニット5の上部の
蓋11によって閉鎖されていない部分から排出される。
【0058】ここで、風取り入れ口31Bに向かう風
は、途中、風速増加用壁部35を通過することにより風
速が増加され、これにより、風取り入れ口31Bに向か
う風の風速が大きくされる。なお、風量は風速と比例関
係にあるので、風速が増加すると風量も増加する。風取
り入れ口31Bに向かう風は、更に、風導入用壁部34
によって風量、風速が大きくされる。風取り入れ口31
Bを通過した風は、そのほとんどが発散規制部40によ
って規制されて、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16
Bとの間を通過する。また、風取り入れ口31Bを通過
した風は、風向調整部41によって向きが調整されて、
液晶ライトバルブ14Bの正面の略中心部に向かって流
れる。このように、風速増加用壁部35、風導入用壁部
34および発散規制部40によって、液晶ライトバルブ
14Bおよび偏光板16Bに対する風量が増加され、高
温になりやすい青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよ
び偏光板16Bの冷却効率が向上される。また、液晶ラ
イトバルブ14Bと偏光板16Bを比較すると、液晶ラ
イトバルブ14Bをより冷却する必要があるが、本実施
の形態では、風向調整部41によって、液晶ライトバル
ブ14Bの正面の略中心部に向かって流れるように風の
向きが調整されるので、液晶ライトバルブ14Bの冷却
効率をより向上させることができる。
【0059】以上説明したように本実施の形態に係る液
晶プロジェクタ装置1および冷却装置によれば、風案内
部30によって、冷却ファン8からの風を、風速を損失
させることなく、冷却ファン8の形状および回転方向に
合わせて、整流し、且つ方向付けることによって、風取
り入れ口31R,31G,31Bを介して被冷却部に案
内するようにしたので、被冷却部を効率よく冷却するこ
とができる。その結果、液晶ライトバルブ14R,14
G,14Bおよび偏光板16R,16G,16B等の光
学部品における特性劣化を防止できると共に、光学部品
の寿命を長くすることができる。更に、被冷却部を効率
よく冷却できることから、冷却ファン8の小型化が可能
となり、光学ユニット5や液晶プロジェクタ装置1の小
型化も可能となる。更に、被冷却部を効率よく冷却でき
ることから、冷却ファン8の回転の低速化も可能とな
り、液晶プロジェクタ装置1の低騒音化も可能となる。
【0060】また、本実施の形態によれば、外壁部32
と内壁部33との間隔により、各風取り入れ口31R,
31G,31Bを通過する風の風量を調整することがで
き、例えば、風取り入れ口31Bを通過する風の風量
を、他の風取り入れ口31R,31Gを通過する風の風
量に比べて多くなるように調整することができる。
【0061】また、内壁部33によって、冷却ファン8
の回転軸部8a近傍とその外側の部分とを分離すること
によって、冷却ファン8の回転軸部8a近傍において発
生する冷却ファン8側に戻る空気の流れが、冷却ファン
8の前方に向かう風に影響を与えないようにすることが
できる。また、内壁部33の一部を切り欠いたことで、
冷却ファン8の回転軸部8a近傍における負圧を小さく
して、冷却ファン8の前方に向かう風36に対する影響
を小さくすることができる。
【0062】また、本実施の形態によれば、風速増加用
壁部35、風導入用壁部34および発散規制部40によ
って、高温になりやすい青色光用の液晶ライトバルブ1
4Bおよび偏光板16Bの冷却効率を特に向上させるこ
とができる。更に、風向調整部41によって、液晶ライ
トバルブ14Bの冷却効率をより向上させることができ
る。
【0063】図12は、風速の増加による冷却効率の向
上を確認するために行った実験の結果を示す特性図であ
る。図12において、横軸は、図6における測定点50
(液晶ライトバルブ14Bの上端部と偏光板16Bの上
端部との間の中央部)における風速を表し、縦軸は、被
冷却部としての液晶ライトバルブ14Bの表面温度を表
している。実験は、風速を変ながら液晶ライトバルブ1
4Bの表面温度を測定することによって行った。この実
験結果より、風速を増加させると、液晶ライトバルブ1
4Bの表面温度が直線的に減少することが分かった。従
って、本実施の形態によれば、被冷却部に対する風の風
速を増加させることにより、被冷却部をより冷却でき、
冷却効率を向上させることができることが分かる。
【0064】図13は、本発明の第2の実施の形態に係
る液晶プロジェクタ装置の冷却装置における風案内部を
示す斜視図である。本実施の形態における風案内部60
は、冷却ファン8と被冷却部との間において、冷却ファ
ン8の形状および回転方向に合わせて、冷却ファン8を
囲うように周回状に形成され且つ流線形状に形成された
外壁部62と、同じく、冷却ファン8と被冷却部との間
において、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせ
て、冷却ファン8の回転軸部8aを囲うように周回状に
形成され且つ流線形状に形成された内壁部63と、風取
り入れ口31Bの下流端近傍の外壁部62と内壁部63
の間において、外壁部62と内壁部63と交差する方向
に沿って配置され、冷却ファン8からの風を風取り入れ
口31Bに導入するための風導入用壁部64と、内壁壁
63と風導入用壁部64とを連結する連結用壁部65と
を有している。本実施の形態における風案内部60の基
本的な機能は、第1の実施の形態における風案内部30
と同様である。
【0065】なお、本実施の形態では、内壁壁63は切
り欠かれていない。また、風導入用壁部64は、第1の
実施の形態のように2つの壁で構成されるのではなく、
風を下流側に逃がさないようにして風取り入れ口31B
に導き、風取り入れ口31Bに向かう風の風量を大きく
する機能を有する壁、すなわち、第1の実施の形態にお
ける壁34aに相当する壁のみで構成されている。ま
た、本実施の形態では、第1の実施の形態のような風速
増加用壁部35は設けられていない。本実施の形態にお
けるその他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0066】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
に比べて、風案内部60の構成が簡単になる。本実施の
形態では、第1の実施の形態における作用、効果のう
ち、内壁部が切り欠かれていることによる作用、効果
や、風速増加用壁部35や壁34bによる作用、効果は
得られないが、その他の作用、効果は第1の実施の形態
と同様に得ることができる。
【0067】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れず、例えば、第1の実施の形態では、青色光用の液晶
ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bを含む被冷却部
に対する風の通路にのみ、風導入用壁部34、風速増加
用壁部35、発散規制部40および風向調整部41を設
けたが、これらは、他の色光用の液晶ライトバルブおよ
び偏光板を含む被冷却部に対する風の通路にも設けても
よい。
【0068】また、本発明は、実施の形態に形態で挙げ
たような3板式液晶プロジェクタ装置に限らず、1枚の
液晶ライトバルブを有する単板式液晶プロジェクタ装置
等の他の種類のプロジェクタ装置にも適用でき、更に
は、光を出射する光源とこの光源より出射された光が通
過する光学系とを有し、光学系の少なくとも一部を含む
被冷却部を冷却する必要のある光学装置全般にも適用す
ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし1
1のいずれかに記載の映像表示装置あるいは請求項12
ないし21のいずれかに記載の光学装置用冷却装置によ
れば、冷却ファンからの風を、案内手段によって、冷却
ファンの形状および回転方向に合わせて被冷却部に案内
するようにしたので、冷却ファンからの風を効率よく利
用して被冷却部の冷却を効率よく行うことが可能となる
という効果を奏する。
【0070】また、請求項2記載の映像表示装置あるい
は請求項13記載の光学装置用冷却装置によれば、案内
手段が、冷却ファンと被冷却部との間において、冷却フ
ァンの形状および回転方向に合わせて、冷却ファンを囲
うように周回状に形成され且つ流線形状に形成された外
壁部を有するようにしたので、更に、冷却ファンからの
風の風速を損失させることなく、冷却ファンからの風を
被冷却部に案内することができるという効果を奏する。
【0071】また、請求項3記載の映像表示装置あるい
は請求項14記載の光学装置用冷却装置によれば、案内
手段が、上記外壁部に加え、冷却ファンと被冷却部との
間において、冷却ファンの形状および回転方向に合わせ
て、冷却ファンの回転軸部を囲うように周回状に形成さ
れ且つ流線形状に形成された内壁部を有するようにした
ので、更に、冷却ファンからの風の風速を損失させるこ
となく、冷却ファンからの風を被冷却部に案内すること
ができると共に、冷却ファンの回転軸部近傍において発
生する冷却ファン側に戻る空気の流れが、冷却ファンの
前方に向かう風に影響を与えないようにすることができ
るという効果を奏する。
【0072】また、請求項4記載の映像表示装置あるい
は請求項15記載の光学装置用冷却装置によれば、内壁
部の一部を切り欠いたので、更に、冷却ファンの回転軸
部近傍における負圧を小さくして、冷却ファンの前方に
向かう風に対する影響を小さくすることができるという
効果を奏する。
【0073】また、請求項5記載の映像表示装置あるい
は請求項16記載の光学装置用冷却装置によれば、案内
手段が、外壁部と内壁部との間に設けられ、外壁部と内
壁部との間を通過する風の風速を増加させるための風速
増加用壁部を有するようにしたので、更に、より冷却効
率を向上させることが可能となるという効果を奏する。
【0074】また、請求項6記載の映像表示装置あるい
は請求項17記載の光学装置用冷却装置によれば、案内
手段が、各風取り入れ口を通過する風の風量を調整する
機能を有するようにしたので、更に、各風取り入れ口を
通過する風の風量を調整することが可能となるという効
果を奏する。
【0075】また、請求項7または8記載の映像表示装
置あるいは請求項18または19記載の光学装置用冷却
装置によれば、案内手段が、冷却ファンからの風を風取
り入れ口に導入するための風導入用壁部を有するように
したので、更に、より冷却効率を向上させることが可能
となるという効果を奏する。
【0076】また、請求項9記載の映像表示装置あるい
は請求項20記載の光学装置用冷却装置によれば、少な
くとも一つの風取り入れ口を通過した風の発散を規制す
る発散規制手段を備えたので、更に、より冷却効率を向
上させることが可能となるという効果を奏する。
【0077】また、請求項10記載の映像表示装置ある
いは請求項21記載の光学装置用冷却装置によれば、少
なくとも一つの風取り入れ口を通過した風の向きを調整
する向き調整手段を備えたので、更に、所望の部位の冷
却効率をより向上させることが可能となるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェ
クタ装置の冷却装置における風案内部を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェ
クタ装置の構成を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェ
クタ装置におけるダクトの構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェ
クタ装置における光学ユニットの外観を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェ
クタ装置における光学ユニットの内部の光学系を示す平
面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェ
クタ装置における青色光用の液晶ライトバルブおよび偏
光板の近傍の冷却装置の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェ
クタ装置における風案内部の構成を示す平面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェ
クタ装置における冷却ファンの近傍での風の流れを示す
説明図である。
【図9】図7におけるA−A′線断面における風速分布
を概念的に示す説明図である。
【図10】図7におけるB−B′断面における冷却ファ
ンによる風の流れを説明するための断面図である。
【図11】図7におけるB−B′線断面における風速分
布を概念的に示す説明図である。
【図12】風速の増加による冷却効率の向上を確認する
ために行った実験の結果を示す特性図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る液晶プロジ
ェクタ装置の冷却装置における風案内部を示す斜視図で
ある。
【図14】従来の液晶プロジェクタ装置の要部を示す斜
視図である。
【図15】従来の液晶プロジェクタ装置の要部を示す平
面図である。
【図16】従来の液晶プロジェクタ装置における液晶ラ
イトバルブ、偏光板および冷却ファンの近傍の構成を示
す断面図である。
【図17】従来の液晶プロジェクタ装置の光学ユニット
の要部を底面側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1…液晶プロジェクタ装置、5…光学ユニット、8…冷
却ファン、10…光源、14R,14G,14B…液晶
ライトバルブ、16R,16G,16B…偏光板、30
…風案内部、31R,31G、31B…風取り入れ口、
32…外壁部、33…内壁部、34…風導入用壁部、3
5…風速増加用壁部、40…風発散規制部、41…風向
調整部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 康作 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を出射する光源と、 この光源より出射された光を、表示する映像の情報に応
    じて空間的に変調して画像を形成する画像形成部と、 この画像形成部によって変調された光を投射する投射光
    学系と、 前記画像形成部の少なくとも一部を含む被冷却部を冷却
    するための風を発生させる冷却ファンと、 この冷却ファンの形状および回転方向に合わせて、冷却
    ファンからの風を前記被冷却部に案内するための案内手
    段とを備えたことを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記案内手段は、前記冷却ファンと前記
    被冷却部との間において、冷却ファンの形状および回転
    方向に合わせて、冷却ファンを囲うように周回状に形成
    され且つ流線形状に形成された外壁部を有することを特
    徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記案内手段は、前記冷却ファンと前記
    被冷却部との間において、冷却ファンの形状および回転
    方向に合わせて、冷却ファンの回転軸部を囲うように周
    回状に形成され且つ流線形状に形成された内壁部を有す
    ることを特徴とする請求項2記載の映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記内壁部は、一部が切り欠かれている
    ことを特徴とする請求項3記載の映像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記案内手段は、前記外壁部と前記内壁
    部との間に設けられ、外壁部と内壁部との間を通過する
    風の風速を増加させるための風速増加用壁部を有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の映像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間に
    設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷却
    部に導くための複数の風取り入れ口を備え、前記案内手
    段は、各風取り入れ口を通過する風の風量を調整する機
    能を有していることを特徴とする請求項1記載の映像表
    示装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間に
    設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷却
    部に導くための1以上の風取り入れ口を備え、前記案内
    手段は、少なくとも一つの風取り入れ口の下流端近傍に
    おいて、前記外壁部および前記内壁部と交差する方向に
    沿って配置され、冷却ファンからの風を風取り入れ口に
    導入するための風導入用壁部を有することを特徴とする
    請求項3記載の映像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間に
    設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷却
    部に導くための1以上の風取り入れ口を備え、前記案内
    手段は、少なくとも一つの風取り入れ口の近傍におい
    て、前記外壁部および前記内壁部と交差する方向に沿っ
    て配置され、冷却ファンからの風を風取り入れ口に導入
    するための複数の風導入用壁部を有することを特徴とす
    る請求項3記載の映像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間に
    設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷却
    部に導くための1以上の風取り入れ口と、少なくとも一
    つの風取り入れ口を通過した風の発散を規制する発散規
    制手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の映像
    表示装置。
  10. 【請求項10】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間
    に設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷
    却部に導くための1以上の風取り入れ口と、少なくとも
    一つの風取り入れ口と被冷却部との間に設けられ、風取
    り入れ口を通過した風の向きを調整する向き調整手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の映像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成部における前記被冷却部
    は、前記光源からの光を直線偏光の光とする偏光板と、
    この偏光板を通過した光を、表示する映像の情報に応じ
    て空間的に変調する液晶ライトバルブとを含むことを特
    徴とする請求1記載の映像表示装置。
  12. 【請求項12】 光を出射する光源とこの光源より出射
    された光が通過する光学系とを有する光学装置に用いら
    れ、前記光学系の少なくとも一部を含む被冷却部を冷却
    するための光学装置用冷却装置であって、 前記被冷却部を冷却するための風を発生させる冷却ファ
    ンと、 この冷却ファンの形状および回転方向に合わせて、冷却
    ファンからの風を前記被冷却部に案内するための案内手
    段とを備えたことを特徴とする光学装置用冷却装置。
  13. 【請求項13】 前記案内手段は、前記冷却ファンと前
    記被冷却部との間において、冷却ファンの形状および回
    転方向に合わせて、冷却ファンを囲うように周回状に形
    成され且つ流線形状に形成された外壁部を有することを
    特徴とする請求項12記載の光学装置用冷却装置。
  14. 【請求項14】 前記案内手段は、前記冷却ファンと前
    記被冷却部との間において、冷却ファンの形状および回
    転方向に合わせて、冷却ファンの回転軸部を囲うように
    周回状に形成され且つ流線形状に形成された内壁部を有
    することを特徴とする請求項13記載の光学装置用冷却
    装置。
  15. 【請求項15】 前記内壁部は、一部が切り欠かれてい
    ることを特徴とする請求項14記載の光学装置用冷却装
    置。
  16. 【請求項16】 前記案内手段は、前記外壁部と前記内
    壁部との間に設けられ、外壁部と内壁部との間を通過す
    る風の風速を増加させるための風速増加用壁部を有する
    ことを特徴とする請求項14記載の光学装置用冷却装
    置。
  17. 【請求項17】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間
    に設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷
    却部に導くための複数の風取り入れ口を備え、前記案内
    手段は、各風取り入れ口を通過する風の風量を調整する
    機能を有していることを特徴とする請求項12記載の光
    学装置用冷却装置。
  18. 【請求項18】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間
    に設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷
    却部に導くための1以上の風取り入れ口を備え、前記案
    内手段は、少なくとも一つの風取り入れ口の下流端近傍
    において、前記外壁部および前記内壁部と交差する方向
    に沿って配置され、冷却ファンからの風を風取り入れ口
    に導入するための風導入用壁部を有することを特徴とす
    る請求項14記載の光学装置用冷却装置。
  19. 【請求項19】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間
    に設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷
    却部に導くための1以上の風取り入れ口を備え、前記案
    内手段は、少なくとも一つの風取り入れ口の近傍におい
    て、前記外壁部および前記内壁部と交差する方向に沿っ
    て配置され、冷却ファンからの風を風取り入れ口に導入
    するための複数の風導入用壁部を有することを特徴とす
    る請求項14記載の光学装置用冷却装置。
  20. 【請求項20】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間
    に設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷
    却部に導くための1以上の風取り入れ口と、少なくとも
    一つの風取り入れ口を通過した風の発散を規制する発散
    規制手段とを備えたことを特徴とする請求項12記載の
    光学装置用冷却装置。
  21. 【請求項21】 前記冷却ファンと前記被冷却部との間
    に設けられ、前記案内手段によって案内される風を被冷
    却部に導くための1以上の風取り入れ口と、少なくとも
    一つの風取り入れ口と被冷却部との間に設けられ、風取
    り入れ口を通過した風の向きを調整する向き調整手段と
    を備えたことを特徴とする請求項12記載の光学装置用
    冷却装置。
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