JP3724532B2 - 映像表示装置および光学装置用冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの光を空間的に変調し、スクリーン等に投射する映像表示装置、および光源とこの光源より出射された光が通過する光学系とを有する光学装置に用いられ、光源より出射された光が通過する光学系の少なくとも一部を含む被冷却部を冷却するための光学装置用冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、映像を鑑賞する等の目的に用いられる映像表示装置として、光源からの光を液晶ライトバルブに照射して空間的に変調し、この液晶ライトバルブの透過光を投射レンズによりスクリーン等に投射して映像を表示する液晶プロジェクタ装置が開発されている。
【0003】
ここで、図面を参照して従来の液晶プロジェクタ装置について説明する。図14ないし図17は従来の液晶プロジェクタ装置に係り、図14は液晶プロジェクタ装置の要部を示す斜視図、図15は液晶プロジェクタ装置の要部を示す平面図、図16は液晶プロジェクタ装置における液晶ライトバルブ、偏光板および冷却ファンの近傍の構成を示す断面図、図17は液晶プロジェクタ装置の光学ユニットの要部を底面側から見た斜視図である。
【0004】
この液晶プロジェクタ装置100は、図示しない筐体と、この筐体に設けられた基板101と、この基板101上に設けられた光源102と、この光源102の出射光を空間的に変調して図示しないスクリーン等に投射する光学ユニット103とを備えている。光学ユニット103の上部は、大部分が蓋121によって閉鎖され、一部が開放されている。蓋121の上部には、後述する液晶ライトバルブを駆動するための駆動回路を有する駆動基板104が設けられている。
【0005】
光学ユニット103は、立方体形状の合成プリズム105と、この合成プリズム105の一つの面105Rに対向するように配置された液晶ライトバルブ106Rと、合成プリズム105における面105Rと直交する他の面105Gに対向するように配置された液晶ライトバルブ106Gと、合成プリズム105における面105Rと平行な他の面105Bに対向するように配置された液晶ライトバルブ106Bと、合成プリズム105における面105Gと平行な他の面側に設置された投射レンズ116とを有している。また、液晶ライトバルブ106R,106G,106Bの合成プリズム105に対向する面と反対の面側には、それぞれ偏光板112R,112G,112Bが設けられている。更に、偏光板112R,112G,112Bの液晶ライトバルブ106R,106G,106Bに対向する面と反対の面側には、それぞれコンデンサレンズ113R,113G,113Bが設けられている。
【0006】
この液晶プロジェクタ装置100では、光源102から出射され、光学ユニット103に入射した白色光は、UV(紫外線)−IR(赤外線)カットフィルタ107、レンズアレイ109a,109bで構成されたフライアイレンズ109、メイン集光レンズ108を経てダイクロイックミラー111aに入射する。ダイクロイックミラー111aに入射した光のうちの赤色光は、ダイクロイックミラー111aで反射され、更に反射ミラー114aで反射され、コンデンサレンズ113R、偏光板112Rを順に通過した後、液晶ライトバルブ106Rで赤色画像用の画像信号に基づいて空間的に変調されて、合成プリズム105に入射する。ダイクロイックミラー111aに入射した光のうちの赤色光以外の光は、ダイクロイックミラー111aを透過して、ダイクロイックミラー111bに入射する。ダイクロイックミラー111bに入射した光のうちの緑色光は、ダイクロイックミラー111bで反射され、コンデンサレンズ113G、偏光板112Gを順に通過した後、液晶ライトバルブ106Gで緑色画像用の画像信号に基づいて空間的に変調されて、合成プリズム105に入射する。ダイクロイックミラー111bに入射した光のうちの青色光は、ダイクロイックミラー111bを透過して、リレーレンズ115aを通過し、反射ミラー114bで反射され、リレーレンズ115bを通過して、更に反射ミラー114cで反射され、コンデンサレンズ113B、偏光板112Bを順に通過した後、液晶ライトバルブ106Bで青色画像用の画像信号に基づいて空間的に変調されて、合成プリズム105に入射する。合成プリズム105に入射した各色光は、合成プリズム105によって合成され、投射レンズ116によって、図示しないミラーを介して図示しないスクリーン等に拡大投影される。
【0007】
このような液晶プロジェクタ装置100では、光源102からの熱や光源102からの光による熱により液晶ライトバルブ106R,106G,106Bや偏光板112R,112G,112B等の各種光学部品が高温になるのを防ぐため、これらを冷却するための工夫がなされている。
【0008】
すなわち、従来の液晶プロジェクタ装置100には、図16に示したように、光学ユニット103の底面側において、液晶ライトバルブ106(液晶ライトバルブ106R,106G,106Bを代表する。)や偏光板112(偏光板112R,112G,112Bを代表する。)の近傍に冷却ファン110が設けられている。なお、図16中の符号130は、光源102から光学ユニット103に入射された光を表すものである。
【0009】
また、液晶プロジェクタ装置100には、図14に示したように、図示しない筐体に形成された開口部から外気を吸引して冷却ファン110に風を送るためのダクト部118が設けられている。ダクト部118は、基板101の裏側に配設され、冷却ファン110に接続された図示しないダクトと、このダクトに連通すると共に基板101の表側に配設されたダクト118bとで構成されている。
【0010】
また、図17に示したように、光学ユニット103の底部には、冷却ファン110からの風が液晶ライトバルブ106R,106G,106Bおよび偏光板112R,112G,112Bにそれぞれ当たるように、風取り入れ口123R,123G,123Bが開けられている。これらの風取り入れ口123R,123G,123Bと冷却ファン110との間には、風取り入れ口123R,123G,123B全体を囲うように、略矩形の壁状のリブ117が設けられている。このリブ117によって囲まれた領域内には、風取り入れ口123R,123G,123B間を仕切る仕切板122a,122bが設けられている。そして、リブ117および仕切板122a,122bによって、各液晶ライトバルブ106R,106G,106Bに送られる風量が調整されるようになっている。例えば、短波長側の青色光を空間的に変調する液晶ライトバルブ106Bは、特に光のエネルギ吸収率が大きく高温になりやすい。そこで、特に風取り入れ口123Bに、より多くの風が入りやすくするために、風取り入れ口123Bに対応する仕切面積が他よりも大きくなるように、リブ17および仕切板122a,122bの位置が適当に調整されている。
【0011】
なお、図14に示したように、ダクト118bの入口には、外部からのゴミ、塵埃、害虫等の侵入を防止する細かいメッシュ状のフィルタ119が設けられており、また、図16に示したように、液晶ライトバルブ106の両面には、シールドガラス120a,120bが接着剤で固着されている。これらにより、塵埃等が液晶ライトバルブ106の表面へ付着して起こる投射映像の画質劣化を防止している。
【0012】
この液晶プロジェクタ装置100では、冷却ファン110は、図示しない筐体に形成された開口部からダクト部118を介して外気を吸引し、吸引した外気の風を風取り入れ口123を介して液晶ライトバルブ106や偏光板112等の各種光学部品へと送る。これにより、液晶ライトバルブ106、偏光板112、コンデンサレンズ113(コンデンサレンズ113R,113G,113Bを代表する)および合成プリズム105は、風取り入れ口123を介して送られてきた風によって冷却される。光学ユニット103内で熱せられた空気は、光学ユニット103上部の蓋121によって閉鎖されていない部分から排出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の液晶プロジェクタ装置100においては、冷却ファン110から送られる風の利用効率がよくなかったため、以下のような不具合があった。
(1)液晶ライトバルブ106からの投射映像の輝度を上げるために、光源102のパワーアップや光学系の改良(例えばS偏光の光(電界の振動方向が入射面に垂直な直線偏光)をP偏光の光(電界の振動方向が入射面に平行な直線偏光)に変換する偏光変換素子を使って光の利用効率を上げる等)によって、液晶ライトバルブ106への光の照射量を増やした場合には、液晶ライトバルブ106や偏光板112等の光学部品が高温になり特性劣化を生じる。具体的には、液晶ライトバルブ106では、例えば70℃以上になると色ずれを起こしたりする。また、偏光板112では、例えば80℃以上になると、偏光機能がなくなり正常に動作しなくなる。前述のように、特に青色光が透過する液晶ライトバルブ106Bは、光のエネルギー吸収率が大きく高温になりやすいため、このような特性劣化を起こしやすい。
(2)液晶ライトバルブ106や偏光板112等の光学部品を高温環境で使用していると寿命が短くなる。
(3)冷却効果を高めるために、風量が多く且つ風速の速い冷却ファンを使用すると、ノイズが大きくなってしまい、商品価値が低下する。
(4)冷却ファンを大型化または冷却ファンの数を増やして冷却効果を高めようとすると、コストアップにつながるばかりでなく、光学ユニットを小型化できなくなる。
【0014】
これらの不具合は、液晶ライトバルブ106等の光学部品の破壊や交換等につながり、利用者の利便性を損ねたり、装置のコストが高くなる等の要因となっていた。
【0015】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、冷却ファンからの風を効率よく利用して被冷却部の冷却を効率よく行うことができるようにした映像表示装置および光学装置用冷却装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像表示装置は、光を出射する光源と、この光源より出射された光を、表示する映像の情報に応じて空間的に変調して画像を形成する画像形成部と、少なくとも画像形成部を収納し、画像形成部の少なくとも一部を含む被冷却部に風を導くための複数の風取り入れ口を一の面に有するケース体と、画像形成部によって変調された光を投射する投射光学系と、被冷却部を冷却するための風を発生させる冷却ファンと、この冷却ファンとケース体の一の面との間において、冷却ファンの形状および回転方向に合わせて、冷却ファンに対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された外壁部、および冷却ファンの回転軸部に対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された内壁部を有し、冷却ファンからの風を、風取り入れ口を経由してケース体の内部に案内するための案内手段とを備えたものである。
【0017】
また、本発明の光学装置用冷却装置は、光源より出射された光が通過する光学系を収納し、光学系の少なくとも一部を含む被冷却部に風を導くための複数の風取り入れ口を一の面に有するケース体とを備えた光学装置に用いられ、被冷却部を冷却するための風を発生させる冷却ファンと、この冷却ファンとケース体の一の面との間において、冷却ファンの形状および回転方向に合わせて、冷却ファンに対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された外壁部、および冷却ファンの回転軸部に対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された内壁部を有し、冷却ファンからの風を風取り入れ口を経由してケース体の内部に案内するための案内手段とを備えたものである。
【0018】
本発明の映像表示装置では、案内手段によって、冷却ファンからの風が冷却ファンの形状および回転方向に合わせて被冷却部に案内され、この風により、画像形成部の少なくとも一部を含む被冷却部が冷却される。
【0019】
また、本発明の光学装置用冷却装置では、案内手段によって、冷却ファンからの風が冷却ファンの形状および回転方向に合わせて被冷却部に案内され、この風により、光学系の少なくとも一部を含む被冷却部が冷却される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る映像表示装置としての液晶プロジェクタ装置の構成を示す側断面図である。この液晶プロジェクタ装置1は、各構成要素を収納する筐体2と、この筐体2内の底部に設けられ、斜面状の取付面3aを有するモールドシャーシ3と、このモールドシャーシ3の取付面3aに取り付けられた基板4と、この基板4に取り付けられ、表示する画像に対応した光を形成して出射する光学ユニット5と、基板4に取り付けられ、光学ユニット5に対して光を出射する図示しない光源と、筐体2内の上部背面側に取り付けられ、光学ユニット5の出射光を反射する反射ミラー6と、筐体2の上部前面側に取り付けられ、反射ミラー6によって反射された光が投射されるスクリーン7と、基板4における光学ユニット5が取り付けられた面とは反対側の面に取り付けられ、且つモールドシャーシ3内に配置され、光学ユニット5に風を送って光学ユニット5内に設けられた光学部品を冷却するための冷却ファン8と、一方の開口部が冷却ファン8を囲うように配置され、他方の開口部が筐体2内の下部前面側に配置され、外気を冷却ファン8に送るためのダクト部9とを備えている。モールドシャーシ3、基板4および光学ユニット5の底部の一部には、冷却ファン8からの風を通すための開口部が設けられている。
【0021】
図3は、ダクト部9の構成を示す斜視図である。ダクト部9は、一方の開口部が冷却ファン8を囲うように配置され、正面から見て冷却ファン8の左側に延び、例えば約40cmの長さを持つダクト9aと、一方の開口部がダクト9aの他方の開口部に連通すると共に、他方の開口部が筐体2に設けられた図示しない開口部から外気を取り込むための吸入口となっているダクト9bとを有している。ダクト9bの吸入口には、ゴミの侵入を防ぐためのメッシュ状のフィルタ28が設けられている。冷却ファン8の駆動時には、外気は筐体2に設けられた図示しない開口部、フィルタ28、ダクト9b、ダクト9aを順に通過して冷却ファン8に導かれるようになっている。なお、図3中の符号48は、冷却ファン8に導かれる外気の流れ(風の流れ)を表したものである。冷却ファン8に導かれた外気は、冷却ファン8によって、モールドシャーシ3、基板4および光学ユニット5の底部に形成された開口部を介して光学ユニット5内に冷却用の風として送られるようになっている。
【0022】
図4は、光学ユニット5の外観を示す斜視図である。この図に示したように、光学ユニット5は、一側部に、投射レンズ15を有している。また、光学ユニット5には、白色光を出射するメタルハライドランプ等の光源10が取り付けられている。光学ユニット5の上部は、大部分が蓋11によって閉鎖され、一部が開放されている。また、蓋11の上部には、後述する液晶ライトバルブを駆動するための駆動回路を有する駆動基板12が設けられている。
【0023】
図5は、光学ユニット5の内部の光学系を示す平面図である。光学ユニット5は、立方体形状の合成プリズム13と、この合成プリズム13の一つの面13Rに対向するように配置された液晶ライトバルブ14Rと、合成プリズム13における面13Rと直交する他の面13Gに対向するように配置された液晶ライトバルブ14Gと、合成プリズム13における面13Rと平行な他の面13Bに対向するように配置された液晶ライトバルブ14Bと、合成プリズム13における面13Gと平行な他の面側に設けられた投射レンズ15とを有している。また、液晶ライトバルブ14R,14G,14Bの合成プリズム13に対向する面と反対の面側には、それぞれ偏光板16R,16G,16Bが設けられている。更に、偏光板16R,16G,16Bの液晶ライトバルブ14R,14G,14Bに対向する面と反対の面側には、それぞれコンデンサレンズ17R,17G,17Bが設けられている。なお、投射レンズ15は、本発明における投射光学系に対応し、光学ユニット5における投射レンズ15以外の光学系は、本発明における画像形成部に対応する。
【0024】
偏光板16R,16G,16Bは、それぞれ入射光を直線偏光の光とするものである。液晶ライトバルブ14R,14G,14Bは、駆動基板12上の駆動回路によって駆動され、偏光板16R,16G,16Bを通過した各光を、それぞれ、表示する映像の情報、すなわち赤,緑,青の各色画像用の画像信号に応じて空間的に変調するようになっている。合成プリズム13は、液晶ライトバルブ14R,14G,14Bで空間的に変調された各色光を合成して出射するものである。投射レンズ15は、合成プリズム13で合成された光を、反射ミラー6を介してスクリーン7に拡大投影するものである。
【0025】
光学ユニット5は、更に、光源10の出射光の光路に沿って直線的に順に配設されたUV(紫外線)−IR(赤外線)カットフィルタ18、偏光変換素子19、フライアイレンズ20、ダイクロイックミラー21,22、リレーレンズ23および反射ミラー24を有している。光学ユニット5は、更に、ダイクロイックミラー21によって反射された光をコンデンサレンズ17Rに向けて反射する反射ミラー25と、反射ミラー24によって反射された光をコンデンサレンズ17Bに向けて反射する反射ミラー26と、反射ミラー24と反射ミラー26との間に設けられたリレーレンズ27とを有している。
【0026】
UV−IRカットフィルタ18は、光源10の出射光から、紫外光や赤外光を除去するものである。
【0027】
偏光変換素子19は、光源10からの光を、P偏光の光とS偏光の光に分離すると共に、S偏光の光をP偏光の光に変換し、全てP偏光の光として出射する素子である。この偏光変換素子19は、光源10からの光が入射され、P偏光の光を透過させて出射すると共に、S偏光の光を反射する偏光ビームスプリッタ19aと、この偏光ビームスプリッタ19aで反射されたS偏光の光を、偏光ビームスプリッタ19aを透過したP偏光の光と同じ方向に向けて反射する全反射ミラー19bと、この全反射ミラー19bで反射されたS偏光の光の偏光方向を90°回転させてP偏光の光に変換して出射する2分の1波長板19cとを有している。このようにして、偏光変換素子19は、光源10からの光を無駄にすることなく、P偏光の光のみを出射するようになっている。このP偏光の光が液晶ライトバルブ14R,14G,14Bに入射されるのであるが、偏光板16R,16G,16Bは、偏光変換素子19からの光からS偏光成分を除去して完全なP偏光の光とするために設けられている。
【0028】
フライアイレンズ20は、レンズアレイ20a,20bで構成され、液晶ライトバルブ14R,14G,14Bに照射される光の照度分布を均一化するためのものである。
【0029】
ダイクロイックミラー21は、フライアイレンズ20からの光のうちの赤色光を反射し、緑色光および青色光を透過させるようになっている。ダイクロイックミラー21で反射された赤色光は、反射ミラー25で反射され、コンデンサレンズ17Rおよび偏光板16Rを経て、液晶ライトバルブ14Rに照射されるようになっている。
【0030】
ダイクロイックミラー22は、ダイクロイックミラー21を透過した光のうちの緑色光を反射し、青色光を透過させるようになっている。ダイクロイックミラー22で反射された緑色光は、コンデンサレンズ17Gおよび偏光板16Gを経て、液晶ライトバルブ14Gに照射されるようになっている。
【0031】
ダイクロイックミラー22を透過した青色光は、リレーレンズ23、反射ミラー24、リレーレンズ27、反射ミラー26、コンデンサレンズ17Bおよび偏光板16Bを経て、液晶ライトバルブ14Bに照射されるようになっている。
【0032】
液晶ライトバルブ14R,14G,14Bに入射された各色光は、それぞれ、液晶ライトバルブ14R,14G,14Bによって、各色画像用の画像信号に応じて空間的に変調され、合成プリズム13によって合成されて、投射レンズ15によって、反射ミラー6を介してスクリーン7に拡大投影され、これにより、スクリーン7にカラー画像が表示されるようになっている。
【0033】
本実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置は、光源10からの熱や光源10からの光による熱により液晶ライトバルブ14R,14G,14Bや偏光板16R,16G,16B等の各種光学部品が高温になるのを防ぐため、光学装置用冷却装置(以下、単に冷却装置と言う。)を備えている。なお、少なくとも液晶ライトバルブ14R,14G,14Bおよび偏光板16R,16G,16Bは、本実施の形態における被冷却部に含まれる。
【0034】
以下、図1、図6および図7を参照して、本実施の形態における冷却装置について詳しく説明する。図1は冷却装置における風案内部を示す斜視図、図6は青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bの近傍の冷却装置の構成を示す断面図、図7は図1に示した風案内部の平面図である。なお、図1中の符号70は、冷却ファン8の回転方向を表し、図6中の符号49は、コンデンサレンズ17Bに入射する光を表している。
【0035】
これらの図に示したように、冷却装置は、前述の冷却ファン8と、光学ユニット5の底部に形成されて冷却ファン8と被冷却部との間に配置され、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、冷却ファン8からの風を被冷却部に案内する案内手段としての風案内部30とを有している。なお、冷却ファン8は、回転軸部8aと、この回転軸部8aに取り付けられた複数の羽根8bとを有している。また、図7において、符号8cは、冷却ファン8の回転時における羽根8bの外端部の軌跡を表し、矢印は風の流れを表している。
【0036】
なお、光学ユニット5の底部には、風案内部30によって案内される風を、光学ユニット5内の被冷却部に導くための3つの風取り入れ口31R、31G、31Bが形成されている。風取り入れ口31Rは、液晶ライトバルブ14Rおよび偏光板16Rに対応する位置に設けられ、風取り入れ口31Gは、液晶ライトバルブ14Gおよび偏光板16Gに対応する位置に設けられ、風取り入れ口31Bは、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bに対応する位置に設けられている。また、各風取り入れ口31R、31G、31Bは、液晶ライトバルブおよび偏光板の配列方向について長い長方形形状に形成されている。
【0037】
風案内部30は、冷却ファン8と被冷却部との間において、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、冷却ファン8を囲うように周回状に形成され且つ流線形状に形成された外壁部32と、同じく、冷却ファン8と被冷却部との間において、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、冷却ファン8の回転軸部8aを囲うように周回状に形成され且つ流線形状に形成された内壁部33とを有している。内壁部33は、2箇所で切り欠かれており、壁33aと壁33bとに分割されている。風の流れ方向で表した場合、壁33aは、風取り入れ口31Bの下流側の端部よりも若干下流側の位置から風取り入れ口31Rの下流側の端部よりも若干下流側の位置まで延設されている。また、壁33bは、風取り入れ口31Gの上流側の端部よりも若干下流側の位置から風取り入れ口31Bの下流側の端部近傍の位置まで延設されている。
【0038】
外壁部32および内壁部33は、各風取り入れ口31R,31G,31Bを通過する風の風量を調整する機能を有している。すなわち、外壁部32と内壁部33との間隔を、場所によって広くしたり狭くしたりすることにより、各風取り入れ口31R,31G,31Bを通過する風の風量を調整すること、例えば、風取り入れ口31Bを通過する風の風量を他の風取り入れ口31R,31Gを通過する風の風量に比べて多くしたりすることができる。外壁部32と内壁部33との間隔は、実際に各風取り入れ口31R,31G,31Bを通過する風の風量、あるいは風量と比例関係にある風速を測定しながら、所望の風量あるいは風速が得られるように調整して設定するのが望ましい。
【0039】
風案内部30は、更に、外壁部32と内壁部33(壁33b)との間において、風取り入れ口31Gの下流側の端部よりも若干上流側の位置から風取り入れ口31Bの上流側の端部近傍の位置まで延設され、外壁部32と内壁部33との間を通過する風の風速を増加させるための風速増加用壁部35を有している。風速増加用壁部35は、外壁部32および内壁部33と同様に、流線形状に形成され、外壁部32および内壁部33(壁33b)の間の略中央部に配置されている。
【0040】
風案内部30は、更に、風取り入れ口31Bの近傍において、外壁部32および内壁部33(壁33b)と交差(例えば直交)する方向に沿って配置され、冷却ファン8からの風を風取り入れ口31Bに導入するための風導入用壁部34を有している。この風導入用壁部34は、2つの壁34a,34bを有している。壁34aは、風取り入れ口31Bの下流端近傍の外壁部32と壁33bの間において、外壁部32と壁33bと略直交する方向に沿って配置されている。壁34bは、風取り入れ口31Bの長手方向の中間位置の外壁部32と壁33bの間において、外壁部32および壁33bと略直交する方向に沿って配置されている。壁34bの高さは、壁34aよりも低く形成されている。
【0041】
なお、図6に示したように、液晶ライトバルブ14Bの両面には、それぞれシールドガラス42a,42bが接着剤によって固着されている。他の液晶ライトバルブ14R,14Gについても同様である。これにより、光学ユニット5または筐体2内に存在する塵埃等が液晶ライトバルブ14R,14G,14Bの表面に付着することによる投射映像の画質を劣化を防止するようになっている。
【0042】
また、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bは、枠体43によって、互いに四角部で連結されている。従って、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bとの間は、四角部を除いて略開放されている。そのため、そのままでは、風取り入れ口31Bを通過した風が、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bとの間以外の場所に発散しやすい。そこで、本実施の形態における冷却装置は、風取り入れ口31Bを通過した風のほとんどが液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bとの間を通過するように、風取り入れ口31Bを通過した風の発散を規制する発散規制部40を備えている。この発散規制部40は、光学ユニット5内の底部より光学ユニット5内に向けて突出するように設けられ、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bに対して図6の紙面に直交する方向の両側に配置された2枚の板状のリブからなる。このリブの上端部の高さ方向の位置は、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bの上端部と高さ方向の位置と一致している。なお、図6は、紙面手前側のリブを除いた状態を表している。風取り入れ口31Bを通過した風は、そのほとんどが発散規制部40によって規制されて、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bとの間を通過するようになっている。
【0043】
本実施の形態における冷却装置は、更に、風取り入れ口31Bと被冷却部(液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16B等)との間に設けられ、風取り入れ口31Bを通過した風の向きを調整する向き調整手段としての風向調整部41を備えている。本実施の形態では、風向調整部41は、偏光板16Bの下方の位置において、光学ユニット5内の底部より光学ユニット5内に向けて突出するように設けられ、且つ上端側が液晶ライトバルブ14B側に傾斜した板状に形成されている。風取り入れ口31Bを通過した風は、風向調整部41によって、液晶ライトバルブ14Bの正面の略中心部に向かうように、向きが調整されるようになっている。
【0044】
青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bは、特に光のエネルギ吸収率が大きく高温になりやすいため、他の液晶ライトバルブ14R,14Gおよび偏光板16R,16Gに比べて、より冷却効率を上げることが望ましい。そこで、本実施の形態では、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bを含む被冷却部に対する風の通路にのみ発散規制部40と風向調整部41とを設けている。
【0045】
ここで、本実施の形態における冷却装置の各部の機能について説明する。まず、外壁部32と内壁部33の基本的な機能は、冷却ファン8によって発生される回転する風を、風速を損失させることなく、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、整流(流れを整えること)し、且つ方向付けることによって、風取り入れ口31R,31G,31Bを介して被冷却部に案内することである。そのため、外壁部32と内壁部33の形状は、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、乱流の起こりにくい流線形状に形成されている。
【0046】
内壁部33の更なる機能としては、冷却ファン8の回転軸部8a近傍において発生する冷却ファン8側に戻る空気の流れが、冷却ファン8の前方に向かう風に影響を与えないように、冷却ファン8の回転軸部8a近傍とその外側の部分とを分離するという機能がある。図8は、風の流れを観察する実験によって分かった冷却ファン8の近傍における風の流れを表したものである。この図において、符号36は、冷却ファン8の前方に向かう風を表し、符号37は、冷却ファン8の回転軸部8a近傍において発生する冷却ファン8側に戻る風の流れを表している。冷却ファン8側に戻る空気の流れ37は、乱流となり、冷却ファン8の前方に向かう風36の動きを不安定にする等、風36に悪影響を与えやすい。内壁部33は、冷却ファン8の回転軸部8a近傍とその外側の部分とを分離することより、冷却ファン8側に戻る空気の流れ37が、冷却ファン8の前方に向かう風36に影響を与えないようにするものである。
【0047】
ここで、内壁部33が全周にわたって連続していると、冷却ファン8の回転軸部8a近傍において負圧が大きくなり過ぎ、冷却ファン8の前方に向かう風36に影響を与えるおそれがある。そこで、本実施の形態では、内壁部33を、途中の2箇所で切り欠いており、これにより、冷却ファン8の回転軸部8a近傍における負圧を小さくして、冷却ファン8の前方に向かう風36に対する影響を小さくするようにしている。
【0048】
次に、図9を参照して、風速増加用壁部35の機能について説明する。図9は、図7におけるA−A′線断面における風速分布を概念的に示したものである。図中、符号38は、本実施の形態の場合の風速分布を表し、符号39は、風速増加用壁部35を設けない場合の風速分布を表している。いずれも、風速を測定する実験の結果に基づいている。風速増加用壁部35を設けない場合の実験より、壁に沿って流れる風は、壁から離れた位置を流れる風に比べて、風速が大きくなることが分かった。また、風速増加用壁部35を設けない場合、符号39で示したように、外壁部32および壁33b(内壁部33)の近傍では風速が大きくなるが、中央部では風速が小さくなり、風取り入れ口31Bに向かう風の風速を十分大きくすることが困難である。本実施の形態では、壁に沿って流れる風の風速が大きくなることを利用して、風速増加用壁部35を設けることで、符号38で示したように、風速増加用壁部35の両側における風速を大きくし、風速増加用壁部35を設けない場合に比べて、外壁部32と壁33bの間を通過する風の風速を全体的に大きくしている。このように、風速増加用壁部35は、外壁部32と壁33bの間を通過する風の風速を全体的に大きくし、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板14Bに対して十分な風量の風を送ることができるように、風取り入れ口31Bに向かう風の風速を大きくする機能を有している。
【0049】
次に、図10および図11を参照して、風導入用壁部34の機能について説明する。図10は、図7におけるB−B′線断面における風の流れを表したものである。図10において、符号44が風の流れを表している。図11は、図7におけるB−B′線断面における風速分布を概念的に表したものである。図11において、符号45は、本実施の形態の場合の風速分布を表し、符号46は、壁34bを設けない場合の風速分布を表している。いずれも、風速を測定する実験の結果に基づいている。
【0050】
風導入用壁部34の壁34aは、風を下流側に逃がさないようにして風取り入れ口31Bに導き、風取り入れ口31Bに向かう風の風量を大きくする機能を有している。風導入用壁部34の壁34bは、風速増加用壁部35と同様に、壁に沿って流れる風の風速が大きくなることを利用して、図11において符号46で示したように壁34bを設けない場合に比べて、図11において符号45で示したように壁34bの両側における風速を大きくし、風取り入れ口31Bに向かう風の風速を全体的に大きくする機能を有している。
【0051】
前述のように、青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bは、他の液晶ライトバルブ14R,14Gおよび偏光板16R,16Gに比べて、より冷却効率を上げることが望ましいことから、本実施の形態では、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bを含む被冷却部に対する風の通路にのみ、風導入用壁部34と風速増加用壁部35とを設けている。なお、発散規制部40と風向調整部41の機能は、既に説明した通りである。
【0052】
次に、本実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置1の動作の概略について説明する。この液晶プロジェクタ装置1では、光源10から出射されて光学ユニット5に入射した白色光は、UV−IRカットフィルタ18で紫外線や赤外線が除去され、偏光変換素子19でP偏光の光とされ、フライアイレンズ20で照度分布の均一化が図られて、ダイクロイックミラー21に入射する。
【0053】
ダイクロイックミラー21に入射した光のうちの赤色光は、ダイクロイックミラー21で反射され、更に反射ミラー25で反射され、コンデンサレンズ17Rおよび偏光板16Rを経て、液晶ライトバルブ14Rに照射される。ダイクロイックミラー21に入射した光のうちの赤色光以外の光は、ダイクロイックミラー21を透過して、ダイクロイックミラー22に入射する。ダイクロイックミラー22に入射した光のうちの緑色光は、ダイクロイックミラー22で反射され、コンデンサレンズ17Gおよび偏光板16Gを経て、液晶ライトバルブ14Gに照射される。ダイクロイックミラー22に入射した光のうちの青色光は、ダイクロイックミラー22を透過して、リレーレンズ23、反射ミラー24、リレーレンズ27、反射ミラー26、コンデンサレンズ17Bおよび偏光板16Bを経て、液晶ライトバルブ14Bに照射される。
【0054】
液晶ライトバルブ14R,14G,14Bに入射された各色光は、それぞれ、液晶ライトバルブ14R,14G,14Bによって、各色画像用の画像信号に応じて空間的に変調され、合成プリズム13によって合成されて、投射レンズ15によって、反射ミラー6を介してスクリーン7に拡大投影され、これにより、スクリーン7にカラー画像が表示される。
【0055】
次に、液晶プロジェクタ装置1における冷却装置の作用について説明する。冷却ファン8は、ダクト部9を介して外気を吸引し、風を発生させる。この風は、モールドシャーシ3および基板4の開口部を介して、光学ユニット5の風案内部30に送られる。冷却ファン8によって発生される風は、冷却ファン8の羽根8bの近傍では、冷却ファン8の回転方向と同じ方向に回転する風となっている。風案内部30の外壁部32と内壁部33は、この冷却ファン8によって発生される回転する風を、風速を損失させることなく、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、整流し、且つ方向付けることによって、風取り入れ口31R,31G,31Bを介して被冷却部に案内する。ここで、各風取り入れ口31R,31G,31Bを通過する風の風量は、外壁部32と内壁部33との間隔により調整される。例えば、風取り入れ口31Bを通過する風の風量が、他の風取り入れ口31R,31Gを通過する風の風量に比べて多くなるように調整されている。
【0056】
また、内壁部33は、冷却ファン8の回転軸部8a近傍において発生する冷却ファン8側に戻る空気の流れが、冷却ファン8の前方に向かう風に影響を与えないように、冷却ファン8の回転軸部8a近傍とその外側の部分とを分離する。また、2箇所で切り欠かれた内壁部33は、冷却ファン8の回転軸部8a近傍における負圧を小さくして、冷却ファン8の前方に向かう風36に対する影響を小さくする。
【0057】
風案内部30を通過する風は、風取り入れ口31R,31G,31Bより取り込まれ、それぞれ、液晶ライトバルブ14Rおよび偏光板16R等、液晶ライトバルブ14Gおよび偏光板16G等、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16B等の各被冷却部に送られ、この風により、各被冷却部が冷却される。光学ユニット5内で熱せられた空気は、光学ユニット5の上部の蓋11によって閉鎖されていない部分から排出される。
【0058】
ここで、風取り入れ口31Bに向かう風は、途中、風速増加用壁部35を通過することにより風速が増加され、これにより、風取り入れ口31Bに向かう風の風速が大きくされる。なお、風量は風速と比例関係にあるので、風速が増加すると風量も増加する。風取り入れ口31Bに向かう風は、更に、風導入用壁部34によって風量、風速が大きくされる。風取り入れ口31Bを通過した風は、そのほとんどが発散規制部40によって規制されて、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bとの間を通過する。また、風取り入れ口31Bを通過した風は、風向調整部41によって向きが調整されて、液晶ライトバルブ14Bの正面の略中心部に向かって流れる。このように、風速増加用壁部35、風導入用壁部34および発散規制部40によって、液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bに対する風量が増加され、高温になりやすい青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bの冷却効率が向上される。また、液晶ライトバルブ14Bと偏光板16Bを比較すると、液晶ライトバルブ14Bをより冷却する必要があるが、本実施の形態では、風向調整部41によって、液晶ライトバルブ14Bの正面の略中心部に向かって流れるように風の向きが調整されるので、液晶ライトバルブ14Bの冷却効率をより向上させることができる。
【0059】
以上説明したように本実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置1および冷却装置によれば、風案内部30によって、冷却ファン8からの風を、風速を損失させることなく、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、整流し、且つ方向付けることによって、風取り入れ口31R,31G,31Bを介して被冷却部に案内するようにしたので、被冷却部を効率よく冷却することができる。その結果、液晶ライトバルブ14R,14G,14Bおよび偏光板16R,16G,16B等の光学部品における特性劣化を防止できると共に、光学部品の寿命を長くすることができる。更に、被冷却部を効率よく冷却できることから、冷却ファン8の小型化が可能となり、光学ユニット5や液晶プロジェクタ装置1の小型化も可能となる。更に、被冷却部を効率よく冷却できることから、冷却ファン8の回転の低速化も可能となり、液晶プロジェクタ装置1の低騒音化も可能となる。
【0060】
また、本実施の形態によれば、外壁部32と内壁部33との間隔により、各風取り入れ口31R,31G,31Bを通過する風の風量を調整することができ、例えば、風取り入れ口31Bを通過する風の風量を、他の風取り入れ口31R,31Gを通過する風の風量に比べて多くなるように調整することができる。
【0061】
また、内壁部33によって、冷却ファン8の回転軸部8a近傍とその外側の部分とを分離することによって、冷却ファン8の回転軸部8a近傍において発生する冷却ファン8側に戻る空気の流れが、冷却ファン8の前方に向かう風に影響を与えないようにすることができる。また、内壁部33の一部を切り欠いたことで、冷却ファン8の回転軸部8a近傍における負圧を小さくして、冷却ファン8の前方に向かう風36に対する影響を小さくすることができる。
【0062】
また、本実施の形態によれば、風速増加用壁部35、風導入用壁部34および発散規制部40によって、高温になりやすい青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bの冷却効率を特に向上させることができる。更に、風向調整部41によって、液晶ライトバルブ14Bの冷却効率をより向上させることができる。
【0063】
図12は、風速の増加による冷却効率の向上を確認するために行った実験の結果を示す特性図である。図12において、横軸は、図6における測定点50(液晶ライトバルブ14Bの上端部と偏光板16Bの上端部との間の中央部)における風速を表し、縦軸は、被冷却部としての液晶ライトバルブ14Bの表面温度を表している。実験は、風速を変ながら液晶ライトバルブ14Bの表面温度を測定することによって行った。この実験結果より、風速を増加させると、液晶ライトバルブ14Bの表面温度が直線的に減少することが分かった。従って、本実施の形態によれば、被冷却部に対する風の風速を増加させることにより、被冷却部をより冷却でき、冷却効率を向上させることができることが分かる。
【0064】
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置の冷却装置における風案内部を示す斜視図である。本実施の形態における風案内部60は、冷却ファン8と被冷却部との間において、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、冷却ファン8を囲うように周回状に形成され且つ流線形状に形成された外壁部62と、同じく、冷却ファン8と被冷却部との間において、冷却ファン8の形状および回転方向に合わせて、冷却ファン8の回転軸部8aを囲うように周回状に形成され且つ流線形状に形成された内壁部63と、風取り入れ口31Bの下流端近傍の外壁部62と内壁部63の間において、外壁部62と内壁部63と交差する方向に沿って配置され、冷却ファン8からの風を風取り入れ口31Bに導入するための風導入用壁部64と、内壁壁63と風導入用壁部64とを連結する連結用壁部65とを有している。本実施の形態における風案内部60の基本的な機能は、第1の実施の形態における風案内部30と同様である。
【0065】
なお、本実施の形態では、内壁壁63は切り欠かれていない。また、風導入用壁部64は、第1の実施の形態のように2つの壁で構成されるのではなく、風を下流側に逃がさないようにして風取り入れ口31Bに導き、風取り入れ口31Bに向かう風の風量を大きくする機能を有する壁、すなわち、第1の実施の形態における壁34aに相当する壁のみで構成されている。また、本実施の形態では、第1の実施の形態のような風速増加用壁部35は設けられていない。本実施の形態におけるその他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0066】
本実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べて、風案内部60の構成が簡単になる。本実施の形態では、第1の実施の形態における作用、効果のうち、内壁部が切り欠かれていることによる作用、効果や、風速増加用壁部35や壁34bによる作用、効果は得られないが、その他の作用、効果は第1の実施の形態と同様に得ることができる。
【0067】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されず、例えば、第1の実施の形態では、青色光用の液晶ライトバルブ14Bおよび偏光板16Bを含む被冷却部に対する風の通路にのみ、風導入用壁部34、風速増加用壁部35、発散規制部40および風向調整部41を設けたが、これらは、他の色光用の液晶ライトバルブおよび偏光板を含む被冷却部に対する風の通路にも設けてもよい。
【0068】
また、本発明は、実施の形態に形態で挙げたような3板式液晶プロジェクタ装置に限らず、1枚の液晶ライトバルブを有する単板式液晶プロジェクタ装置等の他の種類のプロジェクタ装置にも適用でき、更には、光を出射する光源とこの光源より出射された光が通過する光学系とを有し、光学系の少なくとも一部を含む被冷却部を冷却する必要のある光学装置全般にも適用することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし9のいずれかに記載の映像表示装置あるいは請求項10ないし17のいずれかに記載の光学装置用冷却装置によれば、冷却ファンからの風を、案内手段によって、冷却ファンの形状および回転方向に合わせて被冷却部に案内するようにしたので、冷却ファンからの風を効率よく利用して被冷却部の冷却を効率よく行うことが可能となるという効果を奏する。
特に、案内手段が、冷却ファンとケース体の一の面との間において、冷却ファンの形状および回転方向に合わせて、冷却ファンに対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された外壁部、および冷却ファンの回転軸部に対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された内壁部を有し、冷却ファンからの風を風取り入れ口を経由してケース体の内部に案内するようにしたので、冷却ファンからの風の風速を損失させることなく、冷却ファンからの風を被冷却部に案内することができると共に、冷却ファンの回転軸部近傍において発生する冷却ファン側に戻る空気の流れが、冷却ファンの前方に向かう風に影響を与えないようにすることができるという効果を奏する。
【0072】
また、請求項2記載の映像表示装置あるいは請求項11記載の光学装置用冷却装置によれば、内壁部の一部を切り欠いたので、更に、冷却ファンの回転軸部近傍における負圧を小さくして、冷却ファンの前方に向かう風に対する影響を小さくすることができるという効果を奏する。
【0073】
また、請求項3記載の映像表示装置あるいは請求項12記載の光学装置用冷却装置によれば、案内手段が、外壁部と内壁部との間に設けられ、外壁部と内壁部との間を通過する風の風速を増加させるための風速増加用壁部を有するようにしたので、更に、より冷却効率を向上させることが可能となるという効果を奏する。
【0074】
また、請求項4記載の映像表示装置あるいは請求項13記載の光学装置用冷却装置によれば、案内手段が、各風取り入れ口を通過する風の風量を調整する機能を有するようにしたので、更に、各風取り入れ口を通過する風の風量を調整することが可能となるという効果を奏する。
【0075】
また、請求項5または6記載の映像表示装置あるいは請求項14または15記載の光学装置用冷却装置によれば、案内手段が、冷却ファンからの風を風取り入れ口に導入するための風導入用壁部を有するようにしたので、更に、より冷却効率を向上させることが可能となるという効果を奏する。
【0076】
また、請求項7記載の映像表示装置あるいは請求項16記載の光学装置用冷却装置によれば、少なくとも一つの風取り入れ口を通過した風の発散を規制する発散規制手段を備えたので、更に、より冷却効率を向上させることが可能となるという効果を奏する。
【0077】
また、請求項8記載の映像表示装置あるいは請求項17記載の光学装置用冷却装置によれば、少なくとも一つの風取り入れ口を通過した風の向きを調整する向き調整手段を備えたので、更に、所望の部位の冷却効率をより向上させることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置の冷却装置における風案内部を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置の構成を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置におけるダクトの構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置における光学ユニットの外観を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置における光学ユニットの内部の光学系を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置における青色光用の液晶ライトバルブおよび偏光板の近傍の冷却装置の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置における風案内部の構成を示す平面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置における冷却ファンの近傍での風の流れを示す説明図である。
【図9】図7におけるA−A′線断面における風速分布を概念的に示す説明図である。
【図10】図7におけるB−B′断面における冷却ファンによる風の流れを説明するための断面図である。
【図11】図7におけるB−B′線断面における風速分布を概念的に示す説明図である。
【図12】風速の増加による冷却効率の向上を確認するために行った実験の結果を示す特性図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る液晶プロジェクタ装置の冷却装置における風案内部を示す斜視図である。
【図14】従来の液晶プロジェクタ装置の要部を示す斜視図である。
【図15】従来の液晶プロジェクタ装置の要部を示す平面図である。
【図16】従来の液晶プロジェクタ装置における液晶ライトバルブ、偏光板および冷却ファンの近傍の構成を示す断面図である。
【図17】従来の液晶プロジェクタ装置の光学ユニットの要部を底面側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1…液晶プロジェクタ装置、5…光学ユニット、8…冷却ファン、10…光源、14R,14G,14B…液晶ライトバルブ、16R,16G,16B…偏光板、30…風案内部、31R,31G、31B…風取り入れ口、32…外壁部、33…内壁部、34…風導入用壁部、35…風速増加用壁部、40…風発散規制部、41…風向調整部。
Claims (17)
- 光を出射する光源と、
前記光源より出射された光を、表示する映像の情報に応じて空間的に変調して画像を形成する画像形成部と、
少なくとも前記画像形成部を収納し、前記画像形成部の少なくとも一部を含む被冷却部に風を導くための複数の風取り入れ口を一の面に有するケース体と、
前記画像形成部によって変調された光を投射する投射光学系と、
前記被冷却部を冷却するための風を発生させる冷却ファンと、
前記冷却ファンと前記ケース体の一の面との間において、冷却ファンの形状および回転方向に合わせて、冷却ファンに対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された外壁部、および冷却ファンの回転軸部に対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された内壁部を有し、前記冷却ファンからの風を、前記風取り入れ口を経由して前記ケース体の内部に案内するための案内手段と
を備えたことを特徴とする映像表示装置。 - 前記案内手段における内壁部の一部が切り欠かれていることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
- 前記案内手段は、前記外壁部と前記内壁部との間に設けられ、外壁部と内壁部との間を通過する風の風速を増加させるための風速増加用壁部を有することを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
- 前記案内手段は、各風取り入れ口を通過する風の風量を調整する機能を有していることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
- 前記案内手段は、少なくとも一つの風取り入れ口の下流端近傍において、前記外壁部および前記内壁部と交差する方向に沿って配置され、冷却ファンからの風を風取り入れ口に導入するための風導入用壁部を有することを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
- 前記案内手段は、少なくとも一つの風取り入れ口の近傍において、前記外壁部および前記内壁部と交差する方向に沿って配置され、冷却ファンからの風を風取り入れ口に導入するための複数の風導入用壁部を有することを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
- 少なくとも一つの風取り入れ口と前記被冷却部との間に設けられ、風取り入れ口を通過した風の発散を規制する発散規制手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
- 少なくとも一つの風取り入れ口と前記被冷却部との間に設けられ、風取り入れ口を通過した風の向きを調整する向き調整手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
- 前記画像形成部における前記被冷却部は、前記光源からの光を直線偏光の光とする偏光板と、前記偏光板を通過した光を、表示する映像の情報に応じて空間的に変調する液晶ライトバルブとを含むことを特徴とする請求1記載の映像表示装置。
- 光を出射する光源と前記光源より出射された光が通過する光学系と少なくとも前記光学系を収納し前記光学系の少なくとも一部を含む被冷却部に風を導くための複数の風取り入れ口を一の面に有するケース体とを備えた光学装置に用いられ、前記被冷却部を冷却するための光学装置用冷却装置であって、
前記被冷却部を冷却するための風を発生させる冷却ファンと、
前記冷却ファンと前記ケース体の一の面との間において、冷却ファンの形状および回転方向に合わせて、冷却ファンに対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された外壁部、および冷却ファンの回転軸部に対応した領域を囲うように周回状且つ流線形状に立設された内壁部を有し、前記冷却ファンからの風を前記風取り入れ口を経由して前記ケース体の内部に案内するための案内手段と
を備えた光学装置用冷却装置。 - 前記案内手段における内壁部の一部が切り欠かれていることを特徴とする請求項10記載の光学装置用冷却装置。
- 前記案内手段は、前記外壁部と前記内壁部との間に設けられ、外壁部と内壁部との間を通過する風の風速を増加させるための風速増加用壁部を有することを特徴とする請求項10記載の光学装置用冷却装置。
- 前記案内手段は、各風取り入れ口を通過する風の風量を調整する機能を有していることを特徴とする請求項10記載の光学装置用冷却装置。
- 前記案内手段は、少なくとも一つの風取り入れ口の下流端近傍において、前記外壁部および前記内壁部と交差する方向に沿って配置され、冷却ファンからの風を風取り入れ口に導入するための風導入用壁部を有することを特徴とする請求項10記載の光学装置用冷却装置。
- 前記案内手段は、少なくとも一つの風取り入れ口の近傍において、前記外壁部および前記内壁部と交差する方向に沿って配置され、冷却ファンからの風を風取り入れ口に導入するための複数の風導入用壁部を有することを特徴とする請求項10記載の光学装置用冷却装置。
- 少なくとも一つの風取り入れ口と前記被冷却部との間に設けられ、風取り入れ口を通過した風の発散を規制する発散規制手段とを備えたことを特徴とする請求項10記載の光学装置用冷却装置。
- 少なくとも一つの風取り入れ口と前記被冷却部との間に設けられ、風取り入れ口を通過した風の向きを調整する向き調整手段とを備えたことを特徴とする請求項10記載の光学装置用冷却装置。
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