JP3684629B2 - 投射型画像表示用照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はパソコンからの出力信号やCD・ビデオ等の映像をスクリーン等に拡大投影する画像表示装置に係り、特に、この装置に用いられる光源部の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像表示装置として、ライトバルブに形成される光学的映像信号を、照明手段により照射し、光学像を、投射手段によりスクリーン上に拡大投影する投射型表示装置がある。そうした表示装置のライトバルブとして、液晶表示素子を用いたものが、数多く提案されている。液晶表示素子の代表例であるツイステッド・ネマテック(TN)型液晶表示素子の構造は、透明な電極被膜をもつ一対の透明基板間に、液晶を注入して構成したものであり、液晶表示素子の前後に、各々の偏光方向が互いに90度異なるように、2枚の偏光子を配置し、液晶の電気光学効果により偏光面を回転させる作用と、偏光子の偏光成分の選択作用とを組み合わせることにより、入射光の透過光量を制御して画像情報を表示するようになっている。
【0003】
このような画像表示装置は、ビデオ信号等の映像表示のみならず、パーソナルコンピュータの画像出力等の表示を行い、プレゼンテーションとして活用する用途が拡大している。このため明るさ・解像度・携帯性・騒音等の性能向上が望まれている。この中でも明るさ向上に対するニーズは極めて高く、いくつかの提案がなされている。例えば、特願平7−34912号明細書は、光源部に楕円鏡と球面鏡を組合せて、光源部での光利用効率を向上させている。以下本図3、図4により詳述する。
【0004】
図3は従来の投射型表示装置の概要を示す平面図。光源である、例えば、メタルハライドランプ(光源)1より出射した光は、楕円面鏡2及び球面鏡3で反射した後、ガラス板を光軸に対しブリュースター角になるように数枚重ねて構成され、不定偏光光のうち殆どP偏光光のみを通過させる作用を有するプリポラライザ4に入射する。プリポラライザ4を通過した光は、赤外光及び紫外光のような熱線を反射し、可視光を通過させる熱線カットフィルタ5を通過し、その後、光軸に対して45°の角度に配置されたR(赤色)透過ダイクロイックミラー6により、G(緑色)、B(青色)の光は反射され、Rの光は通過する。透過したR光線は、全反射ミラー10によりその光路を折り曲げられて、コンデンサレンズ12及び入射側偏光板13を通過し、対向電極、液晶等出構成された液晶表示素子20Rに入射され、液晶表示素子20Rの出射側に設けられた出射側偏光版14及びフィールドレンズ15を通過する。フィールドレンズ15を出射した光線は、R光線を通過させる作用を有するダイクロイックミラー8を通過し、R光線及びB光線を反射させる作用を有するダイクロイックミラー9で反射された後、投射レンズ16に入射する。
【0005】
一方、R通過ダイクロイックミラー6により反射されたG光線とB光線は、B反射ダイクロイックミラー7に入射し、ミラー6によりB光線は反射し、コンデンサレンズ12及び入射側偏光版13を通過し、液晶表示素子20Bに入射され、液晶表示素子20Bの出射側に設けられた出射側偏光版14及びフィールドレンズ15を通過する。フィールドレンズ15を通過した光線は、B光線を反射させる作用を有するダイクロイックミラー8で反射され、R光線と共にダイクロイックミラー9で反射された後、投射レンズ16に入射する。
【0006】
また、ダイクロイックミラー7を通過したG光線は、コンデンサレンズ12及び入射側偏光板13を通過し、液晶表示素子20Gに入射され、液晶表示素子20Gの出射側に設けられた出射側偏光板14及びフィールドレンズ15を通過する。フィールドレンズ15を通過したG光線は、全反射ミラー11により反射され、ダイクロイックミラー9を通過後、R光線及びB光線と共に、投射レンズ16に入射する。以上によりR,G,Bそれぞれに対応した光線が、色分離手段及び色合成手段により分離、合成され、投射レンズ16により、R,G,Bそれぞれに対応した液晶表示素子上の画像を拡大し、スクリーン上に各色の画像を合成し、拡大した実像を得る。
【0007】
以上の構成からなる従来の投射型画像表示装置は、光源部の反射鏡が楕円面鏡と球面鏡からなる複合構成となっているため、光源部での光利用率は極めて高い。
【0008】
尚、17は液晶表示素子等を構成する分離合成ケース、18は光源1及び楕円面鏡2、球面鏡3を内蔵するランプケース、19はランプケース18に隣接したダクト、21は光源や、図示しない回路などから発生する熱を排気するための排気用ファンである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、投射型画像表示装置は、以下の点について考慮が払われていない。すなわち、光源の光利用率が向上したことにより、光源の温度上昇に対する対策が十分でない。特に従来例では球面鏡による光源への戻り光があるため、光源の温度が上昇しやすい。光源の温度上昇は、光源そのものの寿命に影響するばかりでなく、温度による明るさや色にも影響を与える。
【0010】
本発明の目的は長寿命且つ、明るさ、色度の安定した光源を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段を開示する前に、本発明に係る従来装置の光源冷却方法について図4、図5、図6により説明する。
【0012】
図4は図3の光源まわりの冷却構造の断面図である。図5は図4のAA矢視図である。図4、図5において排気ファン21の駆動により、表示装置内の空気は、図4の実線で示す風の流れとなって、排気ファンを通過し装置外に排出される。ランプケース18内の空気の流れは、球面鏡3の開口部3a、通気孔22、ランプケース18の排出口18aを経由して、装置外に排出される流れと、図5に示す通気孔23を経由する流れがある。
【0013】
通気孔23を通る空気は図6に示すように、ランプケース18に設けられた空気取り入れ孔26より装置内の空気を取り入れ、球面鏡3の背面を流れて球面鏡3を冷却し、その後、一部の流れは楕円面鏡2の背面に回って楕円鏡を冷却し装置外に排気される。一方、通気孔22を通る風は、主に光源1を冷却しながら部屋pから部屋qに流れ排出口18aに向かうが、光源1の位置は楕円面鏡2の奥にあるため、十分な冷却作用を行わずに装置外に排気される。
【0014】
本発明では光源の冷却を十分に行うために、光源を横切るような新たな風の流れを作り出す。具体的には通気孔22の一つを用いて、他の通気孔と異なる逆方向の風の流れを造る。従来の通風孔22は、排気ファン21の排気作用により、全て部屋pから部屋qに風が通過するようになっている。本発明の装置では通風孔22の一つを用いて部屋qから部屋pの方向にに流れる新たな流路を形成した。部屋qを形成するランプケース18の排出口18aに対向する反対側に、新たな空気取り入れ口を形成したもので、取り入れ口から流入した風は部屋qから部屋pに流れ、光源を横切るような流れを作ることができる。
【0015】
【作用】
上記した方法によれば、部屋p内での風の流れは従来の部屋pからqに流れる風と、光源を横切るような新たな風の発生により、光源回りでの風と光源との熱伝達率が向上し、光源から発生する熱を効率よく放熱できる。
【0016】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図1、図2、図7にもとづいて説明する。図1は本発明の投射型画像表示装置の光源部の一実施例を示す断面図である。図2は図1のBB断面である。図7はランプケースの斜視図である。
【0017】
光源1は電極1aと共に楕円面鏡2に固定され、楕円面鏡は支持枠24に固定されている。また相対抗するように球面鏡3も支持枠24に固定され部屋pが形成される。支持枠24は、ランプケース18に挟持されて固定され、楕円面鏡2とともに部屋qを形成する。部屋qは通気孔22とを介して部屋pとつながっており、ファン21の駆動により、球面鏡開口部3aからの風の導入ができるようになっている。また部屋qは通気孔23を介して装置内の空間部(図示せず)と連通しており、装置内の空気の一部をここから取り込み、排出口18aを経由して装置外に排出できるようになっている。
【0018】
一方、部屋qを形成しているランプケース18の、排出口18aに対向する反対側に開口部18bをもうけ,仕切り25により部屋qから独立した部屋rを新たに形成している。仕切り25は、本実施例では通気孔22bの一つを囲むように構成されており、排出口18aに近い通気孔22aの丁度反対側の通気孔の上に、重ねられて構成されている。部屋rは装置内の空気と接して構成してもよく、装置外の空気に直接接するように構成しても良い。部屋rをランプケースノ外から見ると図7のようになる。
【0019】
以上の構成からなる本発明の照明装置において、ファン21の駆動による照明装置内の空気の流れを説明する。第1の流れは、図1の実線に示すようにダクト19の開口部19aから、装置内の空気を排出する流れw1、第2の流れは球面鏡の開口部3aから通気孔22を経てランプケースの排出口18aから、装置外に排気される流れw2がある。第1、第2の流れは従来装置で説明したように、第1の流れw1は装置内の空気の排出を目的とするもので、装置内に空気の流れを造ることにより、例えば、回路等の放熱に用いる。第2の流れは主として光源1の冷却に用いる。
【0020】
第3の流れは図1、図2の破線に示すように部屋rを経由し、通気孔22bから光源1を横切る流れw4である。流れは排気用ファン21の作動により、通気孔22、22aには、排出口18aに向かう流れが発生し、この作用により部屋p内は負圧となり、部屋rから部屋p内に流れ込む流れw3が発生する。部屋rから流れ込む空気は、近くの通風孔22から流れ出るものもあるが、大部分は流れw2と混じりながら、光源を横切る流れとなる。
【0021】
第3の流れが本発明の特徴であり、流れw4は部屋pを横切るように流れるため、開口部3aから流入する流れw3を、光源側に折り曲げる効果も発揮する。
【0022】
【発明の効果】
本発明に示す楕円面鏡と球面鏡を用いた高効率照明装置では、光源部に光が集中するため、光源1に熱が蓄積されやすい。したがって、このような照明装置では、第2の流れだけでは、光源1の冷却は不十分である。このような照明装置では、本発明のような風の流れを造ることが有益である。
【0023】
本発明の第3の流れを発生させることにより、第3の風による直接的な放熱効果のみならず、第3の流れによる第2の流れの折り曲げ効果との相乗効果により、光源1の放熱効果を向上させることができる。これにより、光源1の温度を、余裕のある放熱効果により、適正な温度範囲に制御できるため、光源の寿命が向上するばかりでなく、明るさや色度の安定した照明装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明照明装置の一実施例を示す断面図。
【図2】図1のAA断面図。
【図3】従来の投射型画像表示装置の平面図。
【図4】従来の照明装置を示す断面図。
【図5】図4のAA断面図。
【図6】従来のランプケースを示す斜視図。
【図7】本発明の照装置の斜視図。
【符号の説明】
1…光源、
2…楕円面鏡、
3…球面鏡、
18…ランプケース、
19…ダクト、
21…排気用ファン、
22…通気孔、
24…支持枠、
25…仕切り、
p,k,r…部屋、
1〜w4…風の流れ。

Claims (2)

  1. 楕円面鏡と球面鏡により集光できる光源部と前記光源部からの光を偏光する装置と、赤外又は紫外線をカットするフィルタと、光の3原色に分離する手段と、分離した3原色の光を変調した後、再び合成する手段と、前記光をスクリーンに拡大投影する手段とからなる投射型画像表示装置において、
    前記光源部の光源冷却用流路は、前記球面鏡の中央開口部からの第1の流路と、前記楕円面鏡の端部から前記光源部を横切る第2の流路とから成り、
    前記第1及び第2の流路は、互いに略直交する二つの風の流れであることを特徴とする投射型画像表示用照明装置。
  2. 楕円面鏡と球面鏡と光源と支持枠とランプケースとダクト及び排気用ファンとから成る照明装置において、
    前記ランプケースと前記楕円面鏡と前記支持枠で形成される部屋に、仕切りによる部屋を形成し、
    前記仕切りによる部屋の一面は前記ランプケース外に開口され、一面は前記支持枠の通気孔に対応して開口し、
    前記ランプケース外に開口した面を空気取り入れ口として、前記光源を横切る風路を構成し、前記球面鏡の中央開口部からの風路と共に、互いに略直交する二つの風路を有するように構成したことを特徴とする投射型画像表示装置用照明装置。
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