JP3545170B2 - 投写型画像表示装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置を用いた投写型画像表示装置に関し、特に投写型画像表示装置内の光学素子の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光源からの光を赤、緑、青の3種類の色光に分割して各色光用の液晶表示パネルに照射し、この各液晶表示パネルに表示された画像をカラー画像に合成して投影する投写型画像表示装置として図3に示すように構成されたものがあ
る。図3に示すように、光源1からの白色光は、黄反射ダイクロイックミラー
(YDM)2aに入射し、直進(透過)する青色光と反射する緑色光及び赤色光に分割される。黄反射ダイクロイックミラー(YDM)2aを透過した青色光は反射ミラー3aで反射されて青色光用の透過型液晶パネル4aに照射される。
【0003】
また、黄反射ダイクロイックミラー(YDM)2aで反射された緑色光及び赤色光は緑反射ダイクロイックミラー(GDM)2bに入射し、反射する緑色光と直進(透過)する赤色光に分割される。緑反射ダイクロイックミラー(GDM)2bで反射された緑色光は緑色光用の透過型液晶パネル4bに照射され、緑反射ダイクロイックミラー(GDM)2bを透過した赤色光は反射ミラー3b、3cで反射されて赤色光用の透過型液晶パネル4cに照射される。
このように各色光が照射される青色光用、緑色光用、赤色光用の各透過型液晶パネル4a、4b、4cは、一対の透明電極基板間に液晶を封入して液晶セルを構成し、この液晶セルの両面に偏光板を設けた構成となっており、各色光が照射されることにより、各色光の画像の光を合成クロスプリズム5に照射する。
【0004】
合成クロスプリズム5は、各色光の画像光を反射及び透過させて合成するもので、内部に蒸着膜よりなる2つのダイクロイックミラー面(RDM)5a、(BDM)5bが「X」状に交差して設けられている。
赤色の画像光はダイクロイックミラー面(BDM)5bを透過し、ダイクロイックミラー面(RDM)5aで反射され、青色の画像光はダイクロイックミラー面(BDM)5bで反射し、ダイクロイックミラー面(RDM)5aを透過する。また、緑色の画像光はダイクロイックミラー面(RDM)5a及びダイクロイックミラー面(BDM)5bを透過する。
以上のように各画像光は合成クロスプリズム5によって合成され、投影レンズ6によりスクリーン7に拡大投影される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の投写型画像表示装置において、光源のランプとしてキセノンランプやハロゲンランプ等の高輝度のランプを使用しておりこの種のランプはかなりの発熱を生じる。また、所定の偏光光を透過し、それ以外の偏光光を吸収する偏光板で入射光のかなりの部分が熱となり、装置内の温度をさらに上昇させている。
このような温度上昇に対し、偏光板、液晶パネル、合成クロスプリズム等の光学素子を固定する光学シャーシの下に冷却ファンを設け、光学シャーシに設けられた孔を通して偏光板や液晶パネル等の光学素子を冷却することが考えらるが、装置の薄型化が困難であり、冷却ファンと装置の枠体との間の隙間が少ないと流路抵抗が大きくなり、冷却効率が悪く、また、冷却ファンの騒音も大きいというという問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、薄型で冷却効率の向上した投写型画像表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、照明光学系と、照明光学系からの出射光を赤、緑、青の3色の色光に分光して出射する色光分解光学系と、色光分解光学系からの各色光が入射されて変調された各色の画像光を出射する液晶表示装置と、変調された各色の画像光を合成して出射する色合成光学系と、照明光学系及び色分解光学系を収納するケースと、液晶表示装置を含む光学素子を固定する光学シャーシとを備えた投写型画像表示装置であって、ケース及び光学ケースの下方にほぼ密閉された第1の空間を設け、ケースは、側面に配設されケース内の第2の空間に対して開口する第1の開口部と底面に配設され第1の空間に対して開口する第2の開口部とを有し、光学シャーシは、液晶表示装置の少なくとも1つに対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第3の開口部を有し、第1の開口部に隣接して冷却ファンを配設して構成する。
【0007】
また、請求項1記載の投写型画像表示装置において、ケースの第1の開口部の下方に第1の空間に対して開口する第4の開口部を設け、冷却ファンは、第1及び第4の開口部に隣接して配設して構成する。
【0008】
請求項1又は2記載の投写型画像表示装置において、光学素子は、色分解光学系により分光された各色の色光の所定の偏光光を透過し他の偏光光を吸収する偏光板と偏光板からの所定の偏光光を反射する偏光ビームスプリッタとを含み、液晶表示装置は、反射型液晶表示装置からなり、偏光ビームスプリッタで反射された偏光光が入射され変調された各色の画像光を入射方向に出射し、変調された画像光が偏光ビームスプリッタを介して色合成光学系に供給するように構成する。
【0009】
請求項1又は2記載の投写型画像表示装置において、液晶表示装置は、透過型液晶表示装置からなることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の投写型画像表示装置において、光学シャーシは、偏光板に対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第5の開口部を有することを特徴とする。
【0011】
請求項1乃至5のいずれかに記載の投写型画像表示装置において、照明光学系は、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成され、偏光方向がランダムな入射光を集光して複数の2次光源像を形成する第1のレンズ板と、複数の2次光源像が形成される位置の近傍に配設され、複数の偏光ビームスプリッタとその出射側に設けられた1/2波長板とで構成され、入射光を偏光面の揃った所定の偏光光に変換する偏光分離変換プリズムアレイと、偏光分離変換プリズムアレイの出射面側に配設され、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成された第2のレンズ板とを有し、ケースは、偏光分離変換プリズムアレイに対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第6の開口部とを有することを特徴とする。
【0012】
【作用】
ケース及び光学ケースの下方にほぼ密閉された第1の空間を設け、ケースは、側面に配設されほぼ密閉されたケース内の第2の空間に対して開口する第1の開口部と底面に配設され第1の空間に対して開口する第2の開口部とを有し、光学シャーシは、液晶表示装置の少なくとも1つに対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第3の開口部を有し、第1の開口部に隣接して冷却ファンを配設してたことにより、冷却ファンからの冷却風が第1の開口部、ケース内の第1の空間、第2の開口部、第1の空間及び第3の開口部を通して液晶表示装置に供給される。このような放熱構造を採用することにより、薄型で冷却効率の向上した投写型画像表示装置を得ることができる。また、冷却ふぁんをケースの側面に配設しているので、流路抵抗を小さくでき騒音も軽減される。さらに、光路としてのみ用いていたケース内の第2の空間を冷却風の通路としても有効利用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る投写型画像表示装置の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る投写型画像表示装置を平面的に見た場合の概略構成を示している。
先ず、光学系の配置構成について説明する。光源10は、ハロゲンランプやキセノンランプ等の白色光源からなり、光源10から放射された偏光方向がランダムな偏光光は、リフレクタ11により反射され略平行な光束となって照明光学系に照射される。照明光学系は、第1インテグレータレンズ(第1のレンズ板)13a、ミラー14、偏光分離変換プリズムアレイ35及び第2インテグレータレンズ(第2のレンズ板)13bから構成される。
【0014】
第1インテグレータレンズ13aは、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成され、光源10からの偏光方向がランダムな入射光を集光して複数の2次光源像を形成する。偏光分離変換プリズムアレイ35は、第1インテグレータレンズ13aによる複数の2次光源像が形成される位相の近傍に配設され、複数の偏光ビームスプリッタとその出射側に設けられた1/2波長板とで構成され、前記入射光を偏光面の揃った所定の1種類の偏光光に変換する。第2インテグレータレンズ13bは、偏光分離変換プリズムアレイ35の出射面側に配設され、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成される。
【0015】
ここで、第1インテグレータレンズ13a及び第2インテグレータレンズ13bは、インテグレータ光学系を構成し、光源10からの光束を第1インテグレータレンズ13aを構成する複数の矩形集光レンズによって分割し、各矩形集光レンズにより形成される複数の2次光源像を各矩形集光レンズに対応した矩形集光レンズ群を備えた第2インテグレータレンズ13bを介して所定の照明領域(液晶表示装置の表示面)に重畳結像させるものである。この光学系により、光源10からの光の利用効率が向上すると共に所定の照明領域を照明する光の強度分布をほぼ均一にすることができる。
【0016】
また、第1インテグレータレンズ13aによって形成される複数の2次光源像(複数の微小な光束)は、偏光分離変換プリズムアレイ35の複数の偏光ビームスプリッタの偏光分離面によって、それぞれ偏光方向が異なるP偏光光とS偏光光に分離され、一方の偏光光はそのまま偏光分離面を通過し、他方の偏光光は偏光分離面で反射して進行方向を90度変え、隣接する偏光分離面で反射して進行方向を90度変え、最終的には一方の偏光光とほぼ平行な角度で偏光分離変換プリズムアレイ35から出射される。偏光分離変換プリズムアレイ35の一方の偏光光の出射面にのみ1/2波長板が配置されており、一方の偏光光は、1/2波長板を通過する際偏光面の回転作用を受け他方の偏光光に変換され、一方、隣接する偏光分離面で反射され出射される他方の偏光光は1/2波長板を通過しないので偏光面の回転作用を受けずそのまま出射される。このようにして偏光分離変換プリズムアレイ35により、偏光方向がランダムな偏光光が1種類の偏光光に変換され光の利用効率が高められる。
【0017】
次に、第2インテグレータレンズ13bを透過した光は黄反射ダイクロイックミラー(YDM)12aに入射し、直進(透過)する青色光と反射する緑色光及び赤色光に分割される。黄反射ダイクロイックミラー(YDM)2aを透過した青色光は青反射ダイクロイックミラー(BDM)12cで反射されてレンズ15を透過して光学シャーシ30に設けられた偏光板20cに照射される。
偏光板20a、20b、20cは、偏光ビームスプリッタ21a、21b、21cに入射される偏光光を揃えるために所定の偏光光(P成分偏光光又はS成分偏光光)を透過させ、他の偏光光(S成分偏光光又はP成分偏光光)を吸収する。即ち、偏光板20cを透過したP成分偏光は偏光ビームスプリッタ21cに照射され、偏光ビームスプリッタ21cの偏光分離面でP成分偏光(又はS成分偏光)は透過し、S成分偏光(又はP成分偏光)を反射し、青色光用の反射型液晶表示装置22cの表示面に照射される。
【0018】
反射型液晶表示装置22cに入射したS成分偏光は、RGBの各原色映像信号の画素信号に応じて各画素部分毎に偏光面の回転した偏光光、つまりRGB入射光の偏光状態を変換した偏光光を入射方向に出射する。反射型液晶表示装置22cから出射された光の内、偏光状態が偏光されたP成分偏光(又はS成分偏光)は、偏光ビームスプリッタ21cの偏光分離面を透過し、合成クロスプリズム23に照射されるが、偏光されない偏光光(S成分偏光)は偏光ビームスプリッタ21cの偏光分離面で反射され、偏光板20cで吸収される。
【0019】
一方、黄反射ダイクロイックミラー(YDM)12aで反射された緑色光と赤色光は緑色光を反射し、赤色光を透過する緑反射ダイクロイックミラー(GD
M)12bに照射される。緑色光は緑反射ダイクロイックミラー(GDM)12bで反射されて、透明ガラス板19を透過して偏光板20bに照射される。
緑反射ダイクロイックミラー(GDM)12bで反射された光の内、S成分偏光(又はP成分偏光)は偏光板20bにより吸収され、P成分偏光(又はS成分偏光)を透過して偏光ビームスプリッタ21bに照射する。そして、偏光ビームスプリッタ21bの偏光分離面でP成分偏光(又はS成分偏光)は透過され、S成分偏光(又はP成分偏光)は反射されて緑色光用の反射型液晶表示装置22bの表示面に照射される。反射型液晶表示装置22bでRGBの各原色映像信号の画素信号に応じて偏光状態が変換された偏光光を反射型液晶表示装置22cから出射し、偏光ビームスプリッタ21bの偏光分離面を透過し合成クロスプリズム23に照射される。
【0020】
また、緑反射ダイクロイックミラー(GDM)12bを透過した光の内、S成分偏光(又はP成分偏光)は偏光板20aにより吸収され、P成分偏光(又はS成分偏光)を透過して偏光ビームスプリッタ21aに照射する。
偏光ビームスプリッタ21aの偏光分離面でP成分偏光(又はS成分偏光)は透過され、S成分偏光(又はP成分偏光)は反射されて赤色光用の反射型液晶表示装置22aの表示面に照射される。反射型液晶表示装置22aでRGBの各原色映像信号の画素信号に応じて偏光状態が変換された偏光光を反射型液晶表示装置22aから出射し、偏光ビームスプリッタ21aの偏光分離面を透過し合成クロスプリズム23に照射される。
【0021】
合成クロスプリズム23に照射される各色光の内、赤色の画像光は合成クロスプリズム23に設けられたダイクロイックミラー面(BDM)23bを透過し、ダイクロイックミラー面(RDM)23aで反射される。また、青色の画像光はダイクロイックミラー面(BDM)23bで反射され、ダイクロイックミラー面(RDM)23aを透過する。同様に、緑色の画像光はダイクロイックミラー面(RDM)23a及びダイクロイックミラー面(BDM)23bを透過する。
以上のように各画像光は合成クロスプリズム23によって光合成され、投影レンズ26により図示せぬスクリーンに拡大投影される。
【0022】
上述の照明光学系及び黄反射ダイクロイックミラー12a、緑反射ダイクロイックミラー12b、青反射ダイクロイックミラー12c及びレンズ15で構成される色分解光学系は、所定の配置関係で収納ケース20内に収納されている。
また、上述の偏光板20a、20b、20c、偏光ビームスプリッタ21a、21b、21c、反射型液晶表示装置22a、22b、22c、色合成光学系を構成する合成クロスプリズム23及び投影レンズ26からなる各光学素子は、所定の配置関係で光学シャーシ30上に固定配置されている。
次に、図1及び図2に基づいて本発明の一実施形態による投写型画像表示装置における放熱構造について説明する。ここで、図2は、各光学素子に対する放熱構造を示す部分面図である。
【0023】
上述の光源10は、照明光学系及び色分解光学系を収納した収納ケース20、各光学素子が配置された光学シャーシ30は、上側キャビネット40と下側キャビネット41により覆われている。
収納ケース20及び光学シャーシ30の下方には、収納ケース20及び光学シャーシ30の底面と、下側キャビネット41の上面と、下側キャビネット41の上面に垂直に所定の領域を囲むように設けられた枠部25とによりほぼ密閉された第1の空間43が形成されている。
収納ケース20内において、黄反射ダイクロイックミラー12aとレンズ15との間の光路がほぼ密閉され、ほぼ密閉された第2の空間44が形成され、収納ケース20の側面には、収納ケース20内の第2の空間44に対して開口する第1の送風口(第1の開口部)16aが配設され、収納ケース20の底面には、第1の空間43に対して開口する第2の送風口(第2の開口部)18a、18bが配設されている。
【0024】
また、収納ケース20の第1の送風口16aの下方には、第1の空間43に対して開口する第4の送風口(第4の開口部)16bが配設されている。
冷却ファン17は、収納ケース20の側面に第1及び第4の送風口16a、16bに隣接して(対応して)配設され、第1及び第4の送風口16a、16bから冷却風を第2の空間44、第1の空間43内に供給する(図2(a)、(b)参照)。
光学シャーシ30は、赤色光用及び青色光用の反射型液晶表示装置22a、22cに対応する位置に第1の空間43に対して開口する第3の送風口(第3の開口部)24d、24eを有し、偏光板20a、20b、20cに対応する位置に第1の空間に対して開口する第5の送風口(第5の開口部)24a、24b、24cを有する。
【0025】
さらに、収納ケース20は、偏光分離変換プリズムアレイ35に対応する位置に第1の空間に対して開口する第6の送風口(第6の開口部)18cを有し、緑色光用の反射型液晶表示装置22bに対向する位置に内部空間44に対して開口する第7の送風口(第7の開口部)18dを有する。
赤色光用の反射型液晶表示装置22aに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18a、第1の空間43、第3の送風口24dで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第3の送風口24dで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、反射型液晶表示装置22aを冷却しながら上方に吹き抜ける。
【0026】
青色光用の反射型液晶表示装置22cに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18b、第1の空間43、第3の送風口24eで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第3の送風口24eで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、反射型液晶表示装置22cを冷却しながら上方に吹き抜ける。
緑色光用の反射型液晶表示装置22bに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第7の送風口18dで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給される。
【0027】
偏光板20aに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18a、第1の空間43、第5の送風口24aで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第5の送風口24aで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、偏光板20aを冷却しながら上方に吹き抜ける。
偏光板20bに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18a、第1の空間43、第5の送風口24bで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第5の送風口24bで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、偏光板20bを冷却しながら上方に吹き抜ける。
【0028】
偏光板20cに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18b、第1の空間43、第5の送風口24cで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第5の送風口24cで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、偏光板20cを冷却しながら上方に吹き抜ける。
偏光分離変換プリズムアレイ35に対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18a、第1の空間43、第6の送風口18cで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第6の送風口18cで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給される。
【0029】
上述の実施形態においては、液晶表示装置として反射型液晶表示装置を用いた一例を示したがこれに限らず液晶表示装置として透過型液晶表示装置を用いても同様な効果が得られる。この場合、例えば図3の透過型液晶表示装置を用いた投写型画像表示装置において、黄反射ダイクロイックミラー2a、緑反射ダイクロイックミラー2b、反射ミラー3a、3b、3cで構成される色分解光学系を収納ケース内に収納し、また、透過型液晶パネル4a、4b、4c、色合成光学系を構成する合成クロスプリズム5及び投影レンズ6からなる各光学素子を光学シャーシ上に固定配置し、上述の実施形態と同様に収納ケース及び光学シャーシの下方に第1の空間を、収納ケースの側面及び下方に第1及び第4の送風口を、収納ケース内の第2の空間を第1の空間と連結する第2の送風口を、光学シャーシの透過型液晶パネルに対応する位置に第3の送風口をそれぞれ形成し、冷却ファンを第1及び第4の送風口に隣接して配設すれば良い。
【0030】
また、上述の実施形態においては、第1の空間を収納ケース20及び光学シャーシ30の底面と、下側キャビネット41の上面と、下側キャビネット41の上面に垂直に所定の領域を囲むように設けられた枠部25とにより形成する例を示したがこれに限らず例えば収納ケース20及び光学シャーシ30、下側キャビネット41を用いずに別部材で形成するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】
本発明の投写型画像表示装置によれば、ケース及び光学シャーシの下方にほぼ密閉された第1の空間を設け、ケースは、側面に配設されほぼ密閉されたケース内の第2の空間に対して開口する第1の開口部と底面に配設され第1の空間に対して開口する第2の開口部とを有し、光学シャーシは、液晶表示装置の少なくとも1つに対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第3の開口部を有し、第1の開口部に隣接して冷却ファンを配設したことにより、薄型で冷却効率の向上した投写型画像表示装置を得ることができる。また、冷却ファンをケースの側面に配設しているので、流路抵抗が小さくでき騒音も軽減される。さらに、光路としてのみ用いていたケース内の第2の空間を冷却風の通路としても有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における投写型画像表示装置の構成図。
【図2】本発明の実施形態における投写型画像表示装置の部分的断面図。
【図3】従来例の投写型画像表示装置の構成図。
【符号の説明】
10・・光源
11・・リフレクタ
12a・・黄反射ダイクロイックミラー(YDM)
12b・・緑反射ダイクロイックミラー(GDM)
12c・・青反射ダイクロイックミラー(BDM)
13a・・第1インテグレータレンズ
13b・・第2インテグレータレンズ
14・・ミラー
15・・レンズ
16a・・第1の送風口
16b・・第4の送風口
17・・冷却ファン
18a、18b・・第2の送風口
18c・・第6の送風口
18d・・第7の送風口
19・・透明ガラス板
20・・収納ケース
20a、20b、20c・・偏光板
21a、21b、21c・・偏光ビームスプリッタ
22a、22b、22c・・反射型液晶表示装置
23・・合成クロスプリズム
23a・・ダイクロイックミラー面(RDM)
23b・・ダイクロイックミラー面(BDM)
24a、24b、24c・・第5の送風口
24d、24e・・第3の送風口
25a、25b・・枠部
26・・投影レンズ
30・・光学シャーシ
35・・偏光分離変換プリズムアレイ
40・・上側キャビネット
41・・下側キャビネット
43・・第1の空間
44・・第2の空間
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置を用いた投写型画像表示装置に関し、特に投写型画像表示装置内の光学素子の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光源からの光を赤、緑、青の3種類の色光に分割して各色光用の液晶表示パネルに照射し、この各液晶表示パネルに表示された画像をカラー画像に合成して投影する投写型画像表示装置として図3に示すように構成されたものがあ
る。図3に示すように、光源1からの白色光は、黄反射ダイクロイックミラー
(YDM)2aに入射し、直進(透過)する青色光と反射する緑色光及び赤色光に分割される。黄反射ダイクロイックミラー(YDM)2aを透過した青色光は反射ミラー3aで反射されて青色光用の透過型液晶パネル4aに照射される。
【0003】
また、黄反射ダイクロイックミラー(YDM)2aで反射された緑色光及び赤色光は緑反射ダイクロイックミラー(GDM)2bに入射し、反射する緑色光と直進(透過)する赤色光に分割される。緑反射ダイクロイックミラー(GDM)2bで反射された緑色光は緑色光用の透過型液晶パネル4bに照射され、緑反射ダイクロイックミラー(GDM)2bを透過した赤色光は反射ミラー3b、3cで反射されて赤色光用の透過型液晶パネル4cに照射される。
このように各色光が照射される青色光用、緑色光用、赤色光用の各透過型液晶パネル4a、4b、4cは、一対の透明電極基板間に液晶を封入して液晶セルを構成し、この液晶セルの両面に偏光板を設けた構成となっており、各色光が照射されることにより、各色光の画像の光を合成クロスプリズム5に照射する。
【0004】
合成クロスプリズム5は、各色光の画像光を反射及び透過させて合成するもので、内部に蒸着膜よりなる2つのダイクロイックミラー面(RDM)5a、(BDM)5bが「X」状に交差して設けられている。
赤色の画像光はダイクロイックミラー面(BDM)5bを透過し、ダイクロイックミラー面(RDM)5aで反射され、青色の画像光はダイクロイックミラー面(BDM)5bで反射し、ダイクロイックミラー面(RDM)5aを透過する。また、緑色の画像光はダイクロイックミラー面(RDM)5a及びダイクロイックミラー面(BDM)5bを透過する。
以上のように各画像光は合成クロスプリズム5によって合成され、投影レンズ6によりスクリーン7に拡大投影される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の投写型画像表示装置において、光源のランプとしてキセノンランプやハロゲンランプ等の高輝度のランプを使用しておりこの種のランプはかなりの発熱を生じる。また、所定の偏光光を透過し、それ以外の偏光光を吸収する偏光板で入射光のかなりの部分が熱となり、装置内の温度をさらに上昇させている。
このような温度上昇に対し、偏光板、液晶パネル、合成クロスプリズム等の光学素子を固定する光学シャーシの下に冷却ファンを設け、光学シャーシに設けられた孔を通して偏光板や液晶パネル等の光学素子を冷却することが考えらるが、装置の薄型化が困難であり、冷却ファンと装置の枠体との間の隙間が少ないと流路抵抗が大きくなり、冷却効率が悪く、また、冷却ファンの騒音も大きいというという問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、薄型で冷却効率の向上した投写型画像表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、照明光学系と、照明光学系からの出射光を赤、緑、青の3色の色光に分光して出射する色光分解光学系と、色光分解光学系からの各色光が入射されて変調された各色の画像光を出射する液晶表示装置と、変調された各色の画像光を合成して出射する色合成光学系と、照明光学系及び色分解光学系を収納するケースと、液晶表示装置を含む光学素子を固定する光学シャーシとを備えた投写型画像表示装置であって、ケース及び光学ケースの下方にほぼ密閉された第1の空間を設け、ケースは、側面に配設されケース内の第2の空間に対して開口する第1の開口部と底面に配設され第1の空間に対して開口する第2の開口部とを有し、光学シャーシは、液晶表示装置の少なくとも1つに対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第3の開口部を有し、第1の開口部に隣接して冷却ファンを配設して構成する。
【0007】
また、請求項1記載の投写型画像表示装置において、ケースの第1の開口部の下方に第1の空間に対して開口する第4の開口部を設け、冷却ファンは、第1及び第4の開口部に隣接して配設して構成する。
【0008】
請求項1又は2記載の投写型画像表示装置において、光学素子は、色分解光学系により分光された各色の色光の所定の偏光光を透過し他の偏光光を吸収する偏光板と偏光板からの所定の偏光光を反射する偏光ビームスプリッタとを含み、液晶表示装置は、反射型液晶表示装置からなり、偏光ビームスプリッタで反射された偏光光が入射され変調された各色の画像光を入射方向に出射し、変調された画像光が偏光ビームスプリッタを介して色合成光学系に供給するように構成する。
【0009】
請求項1又は2記載の投写型画像表示装置において、液晶表示装置は、透過型液晶表示装置からなることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の投写型画像表示装置において、光学シャーシは、偏光板に対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第5の開口部を有することを特徴とする。
【0011】
請求項1乃至5のいずれかに記載の投写型画像表示装置において、照明光学系は、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成され、偏光方向がランダムな入射光を集光して複数の2次光源像を形成する第1のレンズ板と、複数の2次光源像が形成される位置の近傍に配設され、複数の偏光ビームスプリッタとその出射側に設けられた1/2波長板とで構成され、入射光を偏光面の揃った所定の偏光光に変換する偏光分離変換プリズムアレイと、偏光分離変換プリズムアレイの出射面側に配設され、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成された第2のレンズ板とを有し、ケースは、偏光分離変換プリズムアレイに対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第6の開口部とを有することを特徴とする。
【0012】
【作用】
ケース及び光学ケースの下方にほぼ密閉された第1の空間を設け、ケースは、側面に配設されほぼ密閉されたケース内の第2の空間に対して開口する第1の開口部と底面に配設され第1の空間に対して開口する第2の開口部とを有し、光学シャーシは、液晶表示装置の少なくとも1つに対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第3の開口部を有し、第1の開口部に隣接して冷却ファンを配設してたことにより、冷却ファンからの冷却風が第1の開口部、ケース内の第1の空間、第2の開口部、第1の空間及び第3の開口部を通して液晶表示装置に供給される。このような放熱構造を採用することにより、薄型で冷却効率の向上した投写型画像表示装置を得ることができる。また、冷却ふぁんをケースの側面に配設しているので、流路抵抗を小さくでき騒音も軽減される。さらに、光路としてのみ用いていたケース内の第2の空間を冷却風の通路としても有効利用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る投写型画像表示装置の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る投写型画像表示装置を平面的に見た場合の概略構成を示している。
先ず、光学系の配置構成について説明する。光源10は、ハロゲンランプやキセノンランプ等の白色光源からなり、光源10から放射された偏光方向がランダムな偏光光は、リフレクタ11により反射され略平行な光束となって照明光学系に照射される。照明光学系は、第1インテグレータレンズ(第1のレンズ板)13a、ミラー14、偏光分離変換プリズムアレイ35及び第2インテグレータレンズ(第2のレンズ板)13bから構成される。
【0014】
第1インテグレータレンズ13aは、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成され、光源10からの偏光方向がランダムな入射光を集光して複数の2次光源像を形成する。偏光分離変換プリズムアレイ35は、第1インテグレータレンズ13aによる複数の2次光源像が形成される位相の近傍に配設され、複数の偏光ビームスプリッタとその出射側に設けられた1/2波長板とで構成され、前記入射光を偏光面の揃った所定の1種類の偏光光に変換する。第2インテグレータレンズ13bは、偏光分離変換プリズムアレイ35の出射面側に配設され、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成される。
【0015】
ここで、第1インテグレータレンズ13a及び第2インテグレータレンズ13bは、インテグレータ光学系を構成し、光源10からの光束を第1インテグレータレンズ13aを構成する複数の矩形集光レンズによって分割し、各矩形集光レンズにより形成される複数の2次光源像を各矩形集光レンズに対応した矩形集光レンズ群を備えた第2インテグレータレンズ13bを介して所定の照明領域(液晶表示装置の表示面)に重畳結像させるものである。この光学系により、光源10からの光の利用効率が向上すると共に所定の照明領域を照明する光の強度分布をほぼ均一にすることができる。
【0016】
また、第1インテグレータレンズ13aによって形成される複数の2次光源像(複数の微小な光束)は、偏光分離変換プリズムアレイ35の複数の偏光ビームスプリッタの偏光分離面によって、それぞれ偏光方向が異なるP偏光光とS偏光光に分離され、一方の偏光光はそのまま偏光分離面を通過し、他方の偏光光は偏光分離面で反射して進行方向を90度変え、隣接する偏光分離面で反射して進行方向を90度変え、最終的には一方の偏光光とほぼ平行な角度で偏光分離変換プリズムアレイ35から出射される。偏光分離変換プリズムアレイ35の一方の偏光光の出射面にのみ1/2波長板が配置されており、一方の偏光光は、1/2波長板を通過する際偏光面の回転作用を受け他方の偏光光に変換され、一方、隣接する偏光分離面で反射され出射される他方の偏光光は1/2波長板を通過しないので偏光面の回転作用を受けずそのまま出射される。このようにして偏光分離変換プリズムアレイ35により、偏光方向がランダムな偏光光が1種類の偏光光に変換され光の利用効率が高められる。
【0017】
次に、第2インテグレータレンズ13bを透過した光は黄反射ダイクロイックミラー(YDM)12aに入射し、直進(透過)する青色光と反射する緑色光及び赤色光に分割される。黄反射ダイクロイックミラー(YDM)2aを透過した青色光は青反射ダイクロイックミラー(BDM)12cで反射されてレンズ15を透過して光学シャーシ30に設けられた偏光板20cに照射される。
偏光板20a、20b、20cは、偏光ビームスプリッタ21a、21b、21cに入射される偏光光を揃えるために所定の偏光光(P成分偏光光又はS成分偏光光)を透過させ、他の偏光光(S成分偏光光又はP成分偏光光)を吸収する。即ち、偏光板20cを透過したP成分偏光は偏光ビームスプリッタ21cに照射され、偏光ビームスプリッタ21cの偏光分離面でP成分偏光(又はS成分偏光)は透過し、S成分偏光(又はP成分偏光)を反射し、青色光用の反射型液晶表示装置22cの表示面に照射される。
【0018】
反射型液晶表示装置22cに入射したS成分偏光は、RGBの各原色映像信号の画素信号に応じて各画素部分毎に偏光面の回転した偏光光、つまりRGB入射光の偏光状態を変換した偏光光を入射方向に出射する。反射型液晶表示装置22cから出射された光の内、偏光状態が偏光されたP成分偏光(又はS成分偏光)は、偏光ビームスプリッタ21cの偏光分離面を透過し、合成クロスプリズム23に照射されるが、偏光されない偏光光(S成分偏光)は偏光ビームスプリッタ21cの偏光分離面で反射され、偏光板20cで吸収される。
【0019】
一方、黄反射ダイクロイックミラー(YDM)12aで反射された緑色光と赤色光は緑色光を反射し、赤色光を透過する緑反射ダイクロイックミラー(GD
M)12bに照射される。緑色光は緑反射ダイクロイックミラー(GDM)12bで反射されて、透明ガラス板19を透過して偏光板20bに照射される。
緑反射ダイクロイックミラー(GDM)12bで反射された光の内、S成分偏光(又はP成分偏光)は偏光板20bにより吸収され、P成分偏光(又はS成分偏光)を透過して偏光ビームスプリッタ21bに照射する。そして、偏光ビームスプリッタ21bの偏光分離面でP成分偏光(又はS成分偏光)は透過され、S成分偏光(又はP成分偏光)は反射されて緑色光用の反射型液晶表示装置22bの表示面に照射される。反射型液晶表示装置22bでRGBの各原色映像信号の画素信号に応じて偏光状態が変換された偏光光を反射型液晶表示装置22cから出射し、偏光ビームスプリッタ21bの偏光分離面を透過し合成クロスプリズム23に照射される。
【0020】
また、緑反射ダイクロイックミラー(GDM)12bを透過した光の内、S成分偏光(又はP成分偏光)は偏光板20aにより吸収され、P成分偏光(又はS成分偏光)を透過して偏光ビームスプリッタ21aに照射する。
偏光ビームスプリッタ21aの偏光分離面でP成分偏光(又はS成分偏光)は透過され、S成分偏光(又はP成分偏光)は反射されて赤色光用の反射型液晶表示装置22aの表示面に照射される。反射型液晶表示装置22aでRGBの各原色映像信号の画素信号に応じて偏光状態が変換された偏光光を反射型液晶表示装置22aから出射し、偏光ビームスプリッタ21aの偏光分離面を透過し合成クロスプリズム23に照射される。
【0021】
合成クロスプリズム23に照射される各色光の内、赤色の画像光は合成クロスプリズム23に設けられたダイクロイックミラー面(BDM)23bを透過し、ダイクロイックミラー面(RDM)23aで反射される。また、青色の画像光はダイクロイックミラー面(BDM)23bで反射され、ダイクロイックミラー面(RDM)23aを透過する。同様に、緑色の画像光はダイクロイックミラー面(RDM)23a及びダイクロイックミラー面(BDM)23bを透過する。
以上のように各画像光は合成クロスプリズム23によって光合成され、投影レンズ26により図示せぬスクリーンに拡大投影される。
【0022】
上述の照明光学系及び黄反射ダイクロイックミラー12a、緑反射ダイクロイックミラー12b、青反射ダイクロイックミラー12c及びレンズ15で構成される色分解光学系は、所定の配置関係で収納ケース20内に収納されている。
また、上述の偏光板20a、20b、20c、偏光ビームスプリッタ21a、21b、21c、反射型液晶表示装置22a、22b、22c、色合成光学系を構成する合成クロスプリズム23及び投影レンズ26からなる各光学素子は、所定の配置関係で光学シャーシ30上に固定配置されている。
次に、図1及び図2に基づいて本発明の一実施形態による投写型画像表示装置における放熱構造について説明する。ここで、図2は、各光学素子に対する放熱構造を示す部分面図である。
【0023】
上述の光源10は、照明光学系及び色分解光学系を収納した収納ケース20、各光学素子が配置された光学シャーシ30は、上側キャビネット40と下側キャビネット41により覆われている。
収納ケース20及び光学シャーシ30の下方には、収納ケース20及び光学シャーシ30の底面と、下側キャビネット41の上面と、下側キャビネット41の上面に垂直に所定の領域を囲むように設けられた枠部25とによりほぼ密閉された第1の空間43が形成されている。
収納ケース20内において、黄反射ダイクロイックミラー12aとレンズ15との間の光路がほぼ密閉され、ほぼ密閉された第2の空間44が形成され、収納ケース20の側面には、収納ケース20内の第2の空間44に対して開口する第1の送風口(第1の開口部)16aが配設され、収納ケース20の底面には、第1の空間43に対して開口する第2の送風口(第2の開口部)18a、18bが配設されている。
【0024】
また、収納ケース20の第1の送風口16aの下方には、第1の空間43に対して開口する第4の送風口(第4の開口部)16bが配設されている。
冷却ファン17は、収納ケース20の側面に第1及び第4の送風口16a、16bに隣接して(対応して)配設され、第1及び第4の送風口16a、16bから冷却風を第2の空間44、第1の空間43内に供給する(図2(a)、(b)参照)。
光学シャーシ30は、赤色光用及び青色光用の反射型液晶表示装置22a、22cに対応する位置に第1の空間43に対して開口する第3の送風口(第3の開口部)24d、24eを有し、偏光板20a、20b、20cに対応する位置に第1の空間に対して開口する第5の送風口(第5の開口部)24a、24b、24cを有する。
【0025】
さらに、収納ケース20は、偏光分離変換プリズムアレイ35に対応する位置に第1の空間に対して開口する第6の送風口(第6の開口部)18cを有し、緑色光用の反射型液晶表示装置22bに対向する位置に内部空間44に対して開口する第7の送風口(第7の開口部)18dを有する。
赤色光用の反射型液晶表示装置22aに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18a、第1の空間43、第3の送風口24dで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第3の送風口24dで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、反射型液晶表示装置22aを冷却しながら上方に吹き抜ける。
【0026】
青色光用の反射型液晶表示装置22cに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18b、第1の空間43、第3の送風口24eで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第3の送風口24eで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、反射型液晶表示装置22cを冷却しながら上方に吹き抜ける。
緑色光用の反射型液晶表示装置22bに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第7の送風口18dで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給される。
【0027】
偏光板20aに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18a、第1の空間43、第5の送風口24aで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第5の送風口24aで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、偏光板20aを冷却しながら上方に吹き抜ける。
偏光板20bに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18a、第1の空間43、第5の送風口24bで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第5の送風口24bで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、偏光板20bを冷却しながら上方に吹き抜ける。
【0028】
偏光板20cに対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18b、第1の空間43、第5の送風口24cで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第5の送風口24cで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給され、冷却風は、偏光板20cを冷却しながら上方に吹き抜ける。
偏光分離変換プリズムアレイ35に対しては、第1の送風口16a、第2の空間44、第2の送風口18a、第1の空間43、第6の送風口18cで形成される流路と第4の送風口16b、第1の空間43、第6の送風口18cで形成される流路とを通して冷却ファン17からの冷却風が供給される。
【0029】
上述の実施形態においては、液晶表示装置として反射型液晶表示装置を用いた一例を示したがこれに限らず液晶表示装置として透過型液晶表示装置を用いても同様な効果が得られる。この場合、例えば図3の透過型液晶表示装置を用いた投写型画像表示装置において、黄反射ダイクロイックミラー2a、緑反射ダイクロイックミラー2b、反射ミラー3a、3b、3cで構成される色分解光学系を収納ケース内に収納し、また、透過型液晶パネル4a、4b、4c、色合成光学系を構成する合成クロスプリズム5及び投影レンズ6からなる各光学素子を光学シャーシ上に固定配置し、上述の実施形態と同様に収納ケース及び光学シャーシの下方に第1の空間を、収納ケースの側面及び下方に第1及び第4の送風口を、収納ケース内の第2の空間を第1の空間と連結する第2の送風口を、光学シャーシの透過型液晶パネルに対応する位置に第3の送風口をそれぞれ形成し、冷却ファンを第1及び第4の送風口に隣接して配設すれば良い。
【0030】
また、上述の実施形態においては、第1の空間を収納ケース20及び光学シャーシ30の底面と、下側キャビネット41の上面と、下側キャビネット41の上面に垂直に所定の領域を囲むように設けられた枠部25とにより形成する例を示したがこれに限らず例えば収納ケース20及び光学シャーシ30、下側キャビネット41を用いずに別部材で形成するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】
本発明の投写型画像表示装置によれば、ケース及び光学シャーシの下方にほぼ密閉された第1の空間を設け、ケースは、側面に配設されほぼ密閉されたケース内の第2の空間に対して開口する第1の開口部と底面に配設され第1の空間に対して開口する第2の開口部とを有し、光学シャーシは、液晶表示装置の少なくとも1つに対応する位置に配設され第1の空間に対して開口する第3の開口部を有し、第1の開口部に隣接して冷却ファンを配設したことにより、薄型で冷却効率の向上した投写型画像表示装置を得ることができる。また、冷却ファンをケースの側面に配設しているので、流路抵抗が小さくでき騒音も軽減される。さらに、光路としてのみ用いていたケース内の第2の空間を冷却風の通路としても有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における投写型画像表示装置の構成図。
【図2】本発明の実施形態における投写型画像表示装置の部分的断面図。
【図3】従来例の投写型画像表示装置の構成図。
【符号の説明】
10・・光源
11・・リフレクタ
12a・・黄反射ダイクロイックミラー(YDM)
12b・・緑反射ダイクロイックミラー(GDM)
12c・・青反射ダイクロイックミラー(BDM)
13a・・第1インテグレータレンズ
13b・・第2インテグレータレンズ
14・・ミラー
15・・レンズ
16a・・第1の送風口
16b・・第4の送風口
17・・冷却ファン
18a、18b・・第2の送風口
18c・・第6の送風口
18d・・第7の送風口
19・・透明ガラス板
20・・収納ケース
20a、20b、20c・・偏光板
21a、21b、21c・・偏光ビームスプリッタ
22a、22b、22c・・反射型液晶表示装置
23・・合成クロスプリズム
23a・・ダイクロイックミラー面(RDM)
23b・・ダイクロイックミラー面(BDM)
24a、24b、24c・・第5の送風口
24d、24e・・第3の送風口
25a、25b・・枠部
26・・投影レンズ
30・・光学シャーシ
35・・偏光分離変換プリズムアレイ
40・・上側キャビネット
41・・下側キャビネット
43・・第1の空間
44・・第2の空間
Claims (6)
- 照明光学系と、前記照明光学系からの出射光を赤、緑、青の3色の色光に分光して出射する色光分解光学系と、前記色光分解光学系からの各色光が入射されて変調された各色の画像光を出射する液晶表示装置と、前記変調された各色の画像光を合成して出射する色合成光学系と、前記照明光学系及び色分解光学系を収納するケースと、前記液晶表示装置を含む光学素子を固定する光学シャーシとを備えた投写型画像表示装置であって、
前記ケース及び光学ケースの下方にほぼ密閉された第1の空間を設け、前記ケースは、側面に配設されケース内の第2の空間に対して開口する第1の開口部と底面に配設され前記第1の空間に対して開口する第2の開口部とを有し、前記光学シャーシは、前記液晶表示装置の少なくとも1つに対応する位置に配設され前記第1の空間に対して開口する第3の開口部を有し、前記第1の開口部に隣接して冷却ファンを配設したことを特徴とする投写型画像表示装置。 - 前記ケースの第1の開口部の下方に前記第1の空間に対して開口する第4の開口部を設け、前記冷却ファンは、前記第1及び第4の開口部に隣接して配設したことを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
- 前記光学素子は、前記色分解光学系により分光された各色の色光の所定の偏光光を透過し他の偏光光を吸収する偏光板と前記偏光板からの所定の偏光光を反射する偏光ビームスプリッタとを含み、前記液晶表示装置は、反射型液晶表示装置からなり、前記偏光ビームスプリッタで反射された偏光光が入射され変調された各色の画像光を入射方向に出射し、前記変調された画像光が前記偏光ビームスプリッタを介して前記色合成光学系に供給されることを特徴とする請求項1又は2記載の投写型画像表示装置。
- 前記液晶表示装置は、透過型液晶表示装置からなることを特徴とする請求項1又は2記載の投写型画像表示装置。
- 前記光学シャーシは、前記偏光板に対応する位置に配設され前記第1の空間に対して開口する第5の開口部を有することを特徴とする請求項3記載の投写型画像表示装置。
- 前記照明光学系は、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成され、偏光方向がランダムな入射光を集光して複数の2次光源像を形成する第1のレンズ板と、前記複数の2次光源像が形成される位置の近傍に配設され、複数の偏光ビームスプリッタとその出射側に設けられた1/2波長板とで構成され、前記入射光を偏光面の揃った所定の偏光光に変換する偏光分離変換プリズムアレイと、前記偏光分離変換プリズムアレイの出射面側に配設され、矩形上の外形を有する複数の矩形集光レンズから構成された第2のレンズ板とを有し、前記ケースは、前記偏光分離変換プリズムアレイに対応する位置に配設され前記第1の空間に対して開口する第6の開口部とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の投写型画像表示装置。
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