JP3319996B2 - 映像表示機構及び映像表示装置 - Google Patents
映像表示機構及び映像表示装置Info
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Description
イトバルブ素子を利用して、スクリーン上に画像を拡大
投写する投写型映像表示機構及び投射型映像表示装置に
関する。
投写型ディスプレイ装置に代表される投写型映像表示装
置は、光源(例えば、ランプ等)から出射された光をライ
トバルブ素子(例えば、液晶パネル等)に照射させること
によって、ライトバルブ素子上の画像をスクリーン上に
拡大投写させるものとして知られている。
ては、光源から出射された光の吸収等による液晶パネル
及びその周辺部品の加熱、液晶パネル付近の塵埃の浮遊
が問題視されていた。液晶パネル及びその周辺部品の極
度の加熱は、液晶パネルが正常な動作不能(最悪の場合
には、液晶パネルの破壊)に陥る原因となり、液晶パネ
ルの入射・出射面付近の塵埃の浮遊、特に、液晶パネル
への塵埃の付着は、スクリーン上に拡大投写される映像
(以下、スクリーン映像と呼ぶ)の画質低下の原因となる
からである。
これら2つの問題を解決するための対策がなされてい
る。
は、液晶パネル専用の冷却装置が設けられており、液晶
パネルが所定の温度(例えば、60℃程度)以上に加熱さ
れないようになっている。そして、これにより、半導体
の駆動素子及び液晶等の光学機能材料によって構成され
ている液晶パネルの正常な動作が確保されている。更
に、例えば、それ自身が入力の3割程度の発熱をし、且
つ、可視光領域以外の光(例えば、波長が400nm〜
700nmの光)、即ち、紫外線領域の光(例えば、波長
が400nm未満の光)や赤外線領域の光(例えば、波長
が700nmよりも大きな光)を除去するために入力エ
ネルギの多くを熱エネルギーとして放出すると合計入力
の半分以上が熱となる光源にも、通常、それ専用の冷却
装置が設けられている。尚、これらの冷却装置として
は、取扱いが簡便な送風ファン等の空冷式冷却装置が用
いられるのが一般的である。
の映像表示装置においては、液晶パネル付近への塵埃の
侵入防止を図るべく、密閉空間の内部に透過型液晶パネ
ルが収容されている。更に、液晶パネルの加熱防止を図
るべく、この密閉空間の内部で空気を循環させている。
の映像表示装置においては、高精細映像の場合における
光の利用効率の向上を実現すべく、入出射面の裏側の面
(以下、裏面と呼ぶ)を放熱面として利用することができ
る反射型液晶パネルが使用されている。更に、特開昭6
2−294230号公報記載の映像表示装置において
は、反射型液晶パネルの裏面を放熱面としてより有効に
活用すべく、反射型液晶パネルの背面側に冷却装置が配
置されている。
投写型映像表示装置においては、個々の発熱体(光源及
び液晶パネル)についてそれぞれ専用の送風ファンが搭
載されているため、セットの信頼性、コストの上昇の点
で、従来、十分に認識されていなかった。このため、冷
却機構の構造の簡略化も要望されていた。更に、排気口
の向きによっては、排気口から排気された温風が観者に
吹き当てられたり、スクリーン上に投射される投射光の
光路上に発生した空気揺らぎによってスクリーン映像に
揺らぎが発生するというような点で、従来、十分に認識
されていなかった。
れも、液晶パネル及びその周辺部品の加熱、液晶パネル
の入出射面付近の塵埃の浮遊という2つの問題の双方を
完全解決するには到らないものであった。即ち、装置自
体の信頼性確保と、スクリーン映像の画質向上とを両立
させることができないものであった。
記載の映像表示装置や、特開昭64−5174号公報記
載の映像表示装置には、前述したように液晶パネルの加
熱を防止するための処理はなされているが、液晶パネル
の入出射面付近の塵埃の浮遊を防止するための特別な処
置が施されていない。従って、スクリーン映像には、塵
埃の影が含まれる可能性が極めて高い。その上、特開昭
62−294230号公報記載の映像表示装置は、装置
全体が加熱されているにも関わらず、液晶パネルのみを
局所的に冷却するだけの冷却方式を採用しているため、
十分な冷却効果が得られることは期待できない。従っ
て、装置自体の信頼性は、必ずしも保証されない。
の映像表示装置は、液晶パネルの入出射面付近の塵埃の
浮遊防止及び液晶パネル及びその周辺部品の加熱防止の
双方の達成を図ったものではあるが、密閉空間内の空気
を媒介とした冷却方式を採用しているものであるため、
スクリーン映像の明るさについての要求が強まり、液晶
パネルの発熱量が増加する傾向にある最近においては、
十分な冷却効果が得られることは期待できない。従っ
て、装置自体の信頼性は必ずしも保証されない。
信頼性を低下させることなく、その内部構造の簡略化
と、その鑑賞環境の改善とを達成することを第一の目的
とする。更に、こうした投写型映像表示装置によって投
写されるスクリーン映像の画質の向上を併せて達成する
ことを第二の目的とする。
め、本発明は、光入出射面を有する反射型ライトバルブ
手段と、 前記光入出射面に入射させる光を出射する照明
手段と、 前記反射型ライトバルブ手段を前記光入出射面
の反対側から冷却するための冷却風を生じさせる冷却手
段と、 を備え、 前記冷却風の流路と、前記照明手段から
前記反射型ライトバルブ手段への入射光路とは、交差し
ない、異なる経路であることを特徴とする映像表示機構
を提供する。
ら、本発明に係る、第一番目の実施の形態について説明
する。
投写型映像表示装置の概略構成について説明しておく。
1a,1bの内部には、光源(本実施の形態ではラン
プ)、反射型液晶パネルその他の光学素子等が収容され
ている。そして、使用の際には、図2に示すように、上
側の外装ケース1aに取り付けられたフタ11を開くこ
とによって、光学系を構成する第三ミラーレンズ21だ
けを外装ケース1a,1bの内部から取り出すようにな
っている。尚、本投写型映像表示装置100に使用され
ているミラーレンズとは、何れも、曲面形状(球面形状
または非球面形状)の鏡面を有する結像用の光学部品で
ある。従って、それらのミラーレンズは、何れも、同様
な機能を有する光学素子、例えば、屈折レンズ、屈折レ
ンズとミラーとの組合せ等によって代替することが可能
である。
図3に示すように、反射型液晶パネルに書き込まれた映
像の情報を含んだ光束3が、第三ミラーレンズ21で反
射されて、スクリーン上に照射される。このときの光束
3の光路をより詳細に説明すると、以下の通りである。
た適当な光量の光束は、まず、インテグレータ63を透
過した後、ミラー64で反射し、更にインテグレータ6
5を透過してから、ミラー31で反射し、2枚のダイク
ロイックミラー32,33へと導かれる。そして、これ
らダイクロイックミラー32,33によって各色成分(例
えば、赤、緑、青等の色成分)に分離された光束は、そ
れぞれ、各色表示用の反射型液晶パネル91A,91B,
91Cの光入出射面に所定の入射角(≠0)で入射する。
そして、各色表示用の反射型液晶パネル91A,91B,
91Cで各画素毎に変調される。ここで、各反射型液晶
パネル91A,91B,91Cの光入出射面に所定の入射
角で光束を入射させているのは、各反射型液晶パネル9
1A,91B,91Cにおける反射によって、ミラー31
から進行してくる光束と、後述の第一ミラーレンズ25
へと進行する変調後の光束とを分離するためである。
1A,91B,91Cで反射した変調後の光束は、それぞ
れ、再度、2枚のダイクロイックミラー32,33へと
導かれる。そして、これら2枚のダイクロイックミラー
32,33で一つの光束に合成されてから、第一ミラー
レンズ25で反射した後、第二ミラーレンズ22で反射
し、外装ケース1a,1bの外部に取り出されている第
三ミラーレンズ21へと導かれる。
各色表示用の反射型液晶パネル91A,91B,91Cに
書き込まれたカラー画像が拡大投写されることになる。
以下において、光源71から反射型液晶パネル91A,
91B,91Cまでの光路A1→A2→A3を照明側光路と
し、反射型液晶パネル91A,91B,91Cからスクリ
ーンまでの光路A4→A5→A6→A7を投写側光路とす
る。
定の各領域に、吸気口12、排気口13が空けられてい
る。そして、この外装ケース1a,1bの内部には、排
気口13に向い合うように排気ファンが収容されてい
る。吸気口12からの外気は、外装ケース1a,1bの
内部を通過し、光学ユニットの吸気口に向かっている。
形態について説明する。
に、第二ミラーレンズ22の位置を微調節するための焦
点合せ用ダイアルノブ14が設けられており、スクリー
ン上に拡大投写された映像(以下、スクリーン映像と呼
ぶ)のピント合わせを操作者が簡単に行うことできるよ
うになっている。
以下、この投写型映像表示装置100の内部構造をより
具体的に説明する。
1a,1bの内部には、図5に示した光学ユニット50
0が、そのまま組み込まれている。
定のレイアウト通りに前述の光学素子等が搭載されてい
る。例えば、第三ミラーレンズ21は、上側ユニットケ
ース4bに設けられた開閉機構23によって枢支され、
第二ミラーレンズ22は、上側ユニットケース4bに設
けられた合焦機構8の可動部に固定されている。そし
て、この合焦機構8の可動部は、焦点合せ用ダイアルノ
ブ14の回転に伴い前後に移動するようになっている。
91Cは、図6に示すように、下側ユニットケース4a
に固定された姿勢調整機構9A,9B,9Cによって支持
されている。そして、下側ユニッケース4aに上側ユニ
ットケース4bを装着すると、これら2つのユニットケ
ース4a,4bの壁面によって、インテグレータレンズ
65から第一ミラーレンズ25に到る迄の光路A2→A3
→A4→A5を遮蔽する密閉室(図5の4gの内部に相当)
が形成されるようになっている。また、上側ユニット4
bには、第一ミラーレンズ25で反射した光束を第二ミ
ラーレンズ22に向けて出射させるための窓が形成され
ている。但し、この窓には、透明部材で形成された絞り
24が嵌め込まれている。従って、塵埃を含む外気から
密閉室の内部が完全に遮断されるようになっている。即
ち、このような密閉室構成を採用すれば、スクリーン映
像の画質に悪影響を与える塵埃が、各反射型液晶パネル
91A,91B,91Cの光入出射面、即ち、ミラーレン
ズ群の焦点面付近に侵入するのをほぼ完全に防止するこ
とができる。
の送風ファン45Cが取付板98によって取り付けられ
ている。尚、反射型液晶パネル91Cの入出射面の反対
側の面には、放熱面の面積を増加させるための放熱フィ
ン92Cが設けられている。
側ユニットケース4aに固定されたランプケース7の内
部に収容されている。そして、下側ユニットケース4a
には、前述の排気ファン41が、ランプケース7の内部
に面するように嵌め込まれている。従って、この排気フ
ァン41の駆動によって、外装ケース1a,1bの排出
口13からは、ランプケース7の内部の空気が積極的に
排出されることになる。
ス4aに装着された導風板(図6の42)とによって、反
射型液晶パネル91A,91B,91Cの内の1つの反射
型液晶パネル91Bを支持している姿勢調整機構9B付
近からランプケース7の内部へと送風B4を導くダクト
49Bが形成されている。同様に、密閉室の外壁と下側
ユニットケース4aの側壁とによって、もう1つの反射
型液晶パネル91Aを支持している姿勢調整機構9A付
近からも、ランプケース7の内部へと送風B2を導くダ
クト49Aが形成されている。尚、光源71から照射さ
れた光の吸収によって加熱されているランプケース7の
内部へと確実に送風B2,B4を導くことができるよう
に、送風B2,B4の風向は、風向ガイド47、導風板4
2に形成されているフィン42aによって規制されてい
る。
気口13から空気B3,B6を排気すると、ランプケース
7内部の圧力が低下して、一方の反射型液晶パネル91
Bの入出射面の反対側の面付近の空気B4が、姿勢調整
機構9Bの上下の隙間からダクト49Bに流入し、この
ダクト49Bを通過してから、ランプケース7の内部へ
と流入する。同様に、他方の反射型液晶パネル91Aの
入出射面の反対側の面付近からの空気B2も、姿勢調整
機構9Aの上下の隙間からダクト49Aに流入し、ダク
ト49Aを通過してから、ランプケース7の内部へと流
入する。また、光学ユニット500の外部の新しい空気
は、光学ユニット500の外周を回って吸入口に達す
る。尚、2つの反射型液晶パネル91A,91Bの入出
射面の反対側の面には、それぞれ、放熱フィン92A,
92Bが設けられている。
形成したことによって、共用の排気ファン41を1台し
か設けていないにも関わらず、2枚の反射型液晶パネル
91A,91Bとランプリフレクタ71aとに向けて絶
えず新たな外気を流入させることができる。従って、光
学ユニット500の全体、2枚の反射型液晶パネル91
A,91Bと、赤外線領域及び紫外線領域の光線の吸収
によって発熱したランプリフレクタ71aとを、絶えず
流れ込んでくる新たな外気と熱交換させることができ
る。また、光源71自体の熱も、光源71の発光管とラ
ンプリフレクタ71aとの接触部分を介して十分に放熱
させることできる。また、ここでは、光学ユニット50
0の外周にも外気を回り込ませることとしているため、
光学ユニット500全体に蓄えられた熱も十分に放熱さ
せることができる。
B2,B4が、既に反射型液晶パネル91A,91Bからの
熱を受け取っているため、ランプリフレクタ71aの冷
却効率が低下するように危惧されるが、低温側から高温
側に向けて空気を導いているため、このような危惧は全
く無用である。例えば、吸気口12から導入された常温
(例えば、25℃程度)の空気は、動作温度が例えば60
℃程度に過ぎない反射型液晶パネル91A,91Bから
の放熱では、せいぜい30℃程度にしか昇温しない。従
って、これよりもはるかに高い動作温度(例えば、30
0℃程度)のランプ71近傍にあるランプリフレクタ7
1aの冷却効率が低下することがあり得ないことは言う
までもなく明らかである。
とによって、使用中に発生する熱による液晶パネルの破
壊等の故障発生率を低下させることができる。また、騒
音を発する排気ファンを発熱体毎に個別に設ける必要が
なくなるため、観者に不快感を与えることがなくなる上
に、装置の内部構造を簡略化することができるという利
点もある。
で冷却しない場合でも、セット全体の構成を簡略化で
き、信頼性の向上と部品点数の削減が可能になるなどの
効果は変らない。
の2つについて照明側の冷却手段の一部と兼用する構成
とし、残りの1つの液晶パネルについては専用ファンで
冷却するようにしたが、3つのファン全てを兼用とする
場合、2つファンについて専用ファンとし、残りの1つ
のファンとして、残りの1つのファンについて兼用とす
る場合のいずれであっても、同様な効果が得られること
はいうまでもない。
一形態の内部構成を示す分解図である。映像表示機構5
00は、下側ユニットケース4a部分と、上側ユニット
ケース4bとにわかれ、これらのケースが密閉空間の主
要部分を構成している。また、冷却が必要な液晶を支持
している姿勢調整機構9からは、ランプケース部に向か
って導風路(ダクト)が接続されている。ダクトの一部と
して導風板42が蓋の役割を果たしている。また、液晶
パネルの姿勢調整機構9部分付近には、吸気側のファン
45が設けてある。3つの液晶パネルそれぞれに1つづ
つ合計3個のファンが設けてある。
ある反射型液晶パネル91B専用の送風ファン45B
は、下側ユニットケース4aの底面に窓を形成し、この
窓に取付板によって取り付ければよい。
合には、排気ファン41を停止し、3つ送風ファン45
A,45B,45Cの内の一部または全部を駆動する等、
個々の使用状況に応じて機動的にファンの使い分けを行
うことができるようになる。また、排気ファン41と共
に全ての送風ファン45A,45B,45Cを駆動するこ
とは、騒音の改善という観点からは不利であるが、図9
に示すように、全ての反射型液晶パネル91A,91B,
91Cの入出射面の反対側の面側に空気が積極的に導入
され、いわゆるプッシュ・プル動作がなされるため、よ
り多量の送風を必要とする場合、ダクト内における圧力
損失が大きい(風の抵抗が大きい)場合等には非常に有利
である。
ても、2台の送風ファン45A,45Bを取り外し、こ
れら送風ファン45A,45Bを下側ユニットケース4
aに固定していた取付板98を仕切板(図6の99)に交
換するだけで、簡単に、図5及び図6に示した形態にす
ることができる。従って、例えば、120ワット程度の
通常の光源の使用が予定されている場合には、図5及び
図6に示した形態を採用し、その2.5倍の300ワッ
トもの光源の使用が予定されている場合には、図8及び
図9に示した形態を採用する使用するというように、個
々の用途毎に定まる光源のワット数その他の使用条件に
応じて、送風ファン45Cの他に搭載する送風ファンの
台数を選択することができる。更に、3台の送風ファン
45A,45B,45Cだけで十分に対応可能である場
合、例えば、比較的ワット数の小さい光源(例えば、5
0W程度等)の使用が予定されている場合等には、図1
0に示したように、2台の送風ファン45A,45Bを
取り外さずに、むしろ、位置的に騒音が外部に漏れやす
い排出ファン41の方を取り外すというような選択肢も
ある。
の一形態を示す斜視図である。
気口13からの排気の進行方向と、スクリーン上に投射
される光束3の光路との最適な位置関係について説明す
る。
軸、即ち、排気口13からの排気の進行方向17と、ス
クリーン上に投射される光束3の光軸3aとのなす角θ
が30度よりも小さいと、外装ケース1a,1bの排気
口13から排気される温風によって、第三ミラーレンズ
21で反射された光束3の光路上に空気揺らぎが発生
し、スクリーン映像が揺らぐという不具合を生じること
が実験的に確認されている。また、スクリーンに面して
いない方の側面に排気口がある場合等のように、この角
θが90度よりも大きいと、投写型映像表示装置100
の横や後に温風をまき散らし、観者に不愉快な思いをさ
せるという不具合を生じることも実験的に確認されてい
る。
下の範囲内に収めることを念頭に置いて、換言すれば、
スクリーン上に投射される光束3の光軸3aと異なる高
さの進路に沿って排気を吹き出させることを念頭に置い
て、使用時における第三ミラーレンズ21の姿勢、使用
時における第三ミラーレンズ21と排気口13との位置
関係を設計することが望ましい。尚、この角θの現実的
な値は、50度程度である。
の形態の内部構成を示す断面図である。すなわち、液晶
パネル側の吸気口側にファンを設け、排出側にはファン
をおかないというものである。
ンプの出力を例えば50Wなどに下げたような場合、排
気ファンによらず、吸気側の小型ファンのみで全体の冷
却が可能な場合がある。このような場合には、図11の
ように、吸気側のファンのみでも対応可能となる。
1のように吸気された空気は、放熱フィンA92Aで熱
交換され、ダクト49Aを通りランプケース7側に進
む。また、吸気ファンB45Bから流線B4のように吸
気された空気は、放熱B92Bで熱交換され、ダクト4
9Bを通りランプケース7側に進む。ランプケース7内
で、ランプ71の外周を通ってランプと熱交換した空気
は流線B5及び流線B3のように外部に排気される。この
ようにすることにより、排出側のファンを除去できるた
め、排出口から外部へのファンの騒音を低減することが
可能となる。
の形態の内部構造を示す断面図である。すなわち、液晶
パネル側の吸気口側と照明手段側の排出口の中間に中間
ファン600を設置したものである。
い込み、逆に排気側では風を送り出す。このため、中間
ファン600により吸気口側から流線B1のように吸気
された空気は、放熱フィンA92Aで熱交換され、流線
B2のようにダクト49A及び中間ファン600を経て
ランプケース7側に進む。ランプケース7内で、ランプ
71の外周を通ってランプと熱交換した流線B空気は流
線B5及び流線B3のように外部に排気される。
が直接でないため、騒音を低減でき、さらに、吸気口側
でなく、中間に設けてあるため、ファンの圧力損失によ
る風量低下のおそれもなくなる。
段として、反射液晶パネル方式を用いたもので説明した
が、他の形態のライトバルブ素子、例えば透過型液晶パ
ネル方式、マイクロミラー(微少鏡駆動)方式、レーザ
液晶書き込み方式などであっても同様の効果があること
は言うまでもない。また、光学系には反射鏡レンズを用
いるもので説明したが、反射鏡レンズ以外の光学素子、
例えば屈折レンズを用いるもに、あるいは屈折レンズと
反射鏡レンズの組み合わせなどを用いたものであっても
同様の効果を得ることができることはいうまでもない。
部分とこれを内蔵した映像表示装置の2つをまとめて説
明したが、映像表示機構部分のみ、もしくはこれを内蔵
した映像表示装置いずれであっても同様な効果を得るこ
とができることはいうまでもない。すなわち、映像表示
機構部分を、建物などに直接組み込むような使い方をし
た場合で、その外装部分が建物と一体となるような場
合、あるいは、映像表示機構部分を大きな筐体に収め、
筐体の外壁部分に透過型スクリーンをおき、このスクリ
ーンに投射する装置として実施したような場合であって
も、同様な効果が得られる。
簡略化を両立できる。
映像表示装置の外観図である。
映像表示装置の使用時における外観図である。
映像表示装置から投射された投射光の光路を概念的に示
した図である。
像表示装置の光学系の概略構成を示した図である。
光学ユニットの外観図であり、(b)は、その反対側から
の外観図である。
ットの基本構造を説明するための図である
ットの基本構造を説明するための図である。
めの図である。
リーン上に投射される光束の光路と、排気口からの排気
の方向との位置関係を説明するための図である。
中にファンを設けた例の断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】光入出射面を有する反射型ライトバルブ手
段と、 前記光入出射面に入射させる光を出射する照明手段と、 前記反射型ライトバルブ手段を前記光入出射面の反対側
から冷却するための冷却風を生じさせる冷却手段と、 を備え 、 前記冷却風の流路と、前記照明手段から前記反射型ライ
トバルブ手段への入射光路とは、交差しない、異なる経
路であることを特徴とする映像表示機構。 - 【請求項2】請求項1記載の映像表示機構であって、 前記光入出射面は、外気を遮断した略密閉空間内に面
し、 前記冷却手段は、前記略密閉空間の外部に位置すること
を特徴とする映像表示機構。 - 【請求項3】請求項1記載の映像表示機構であって、前記冷却手段の一部をなす送風手段は、 送風方向を、前記反射型ライトバルブ手段側から、前記
反射型ライトバルブ手段よりも温度の高い前記照明手段
側へ向ける ことを特徴とする映像表示機構。 - 【請求項4】光入出射面を有する反射型ライトバルブ手
段と、 前記光入出射面に入射させる光を出射する照明手段と、 投射手段と、 前記反射型ライトバルブ手段を前記光入出射面の反対側
から冷却するための冷却風を生じさせる冷却手段と、を
備え、 前記冷却風の流路と、前記照明手段から前記反射型ライ
トバルブ手段への入射光路とは、交差しない、異なる経
路であることを特徴とする映像表示装置。 - 【請求項5】請求項4記載の映像表示装置であって、 前記光入出射面は、外気を遮断した略密閉空間内に面
し、 前記冷却手段は、前記略密閉空間の外部に位置すること
を特徴とする映像表示装置。 - 【請求項6】請求項4記載の映像表示装置であって、 前記冷却手段の一部をなす送風手段は、 送風方向を、前記反射型ライトバルブ手段側から、前記
反射型ライトバルブ手段よりも高温の前記照明手段側へ
向けることを特徴とする映像表示装置。 - 【請求項7】外気を遮断した略密閉空間に面した光入出
射面と前記光入出射面の反対側の放熱面とを有する反射
型ライトバルブ手段と、 投射手段と、 前記光入出射面に入射させる光を出射する照明手段と、 前記反射型ライトバルブ手段を前記放熱面側から冷却す
るための冷却風を生じさせる、前記略密閉空間の外部に
設けられた冷却手段と、 を備え、 前記冷却風の流路と、前記照明手段から前記反射型ライ
トバルブ手段への入射光路とは、交差しない、異なる経
路であることを特徴とする映像表示装置。
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