JP2000081667A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JP2000081667A
JP2000081667A JP11183741A JP18374199A JP2000081667A JP 2000081667 A JP2000081667 A JP 2000081667A JP 11183741 A JP11183741 A JP 11183741A JP 18374199 A JP18374199 A JP 18374199A JP 2000081667 A JP2000081667 A JP 2000081667A
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JP
Japan
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polarization conversion
conversion element
light
display device
thermistor
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JP11183741A
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Takeshi Takizawa
猛 滝澤
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に難のある偏光変換素子等の光学部材
を効率よく冷却することのできる投射型表示装置の提
供。 【解決手段】 光源12と、光源12出射光を1種類の偏光
光に変換する偏光変換素子131,132と、偏光変換素子13
1,132から出射光を変調する液晶ライトバルブ80R,80G,8
0Bと、変調手段によって変調した光を投射する投射レン
ズ90と、光源12,偏光変換素子131,132,変調手段80R,8
0G,80Bを少なくとも収容する外装ケース14と、ケース14
内を冷却するための冷却ファン410A,410Bと、冷却ファ
ン410A,410Bの駆動を制御する制御部540とを備えた投射
型表示装置であって、 偏光変換素子アレイ131,132の近傍にサーミスタ500を設
け、サーミスタ500の検出信号に基づいて冷却ファン410
A,410Bの回転数を制御することで、隙間の少ない装置ケ
ース内の偏光変換素子アレイ131,132を適確に冷却し、
装置の小型化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型表示装置に
係わり、特に、装置内部に収容されている熱に弱い偏光
変換素子等を有効に冷却することのできる投射型表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】投射型表示装置は、図13に示されるよ
うに外装ケース1内に、光源2aおよびリフレクタ2b
を備えた光源ユニット2と、青色反射ダイクロイックミ
ラー3a,緑色反射ダイクロイックミラー3b,反射ミ
ラー3c等を備えた光学ユニット3と、各色光変調用液
晶ライトバルブ4a,4b,4cおよびダイクロイック
プリズム4dを備えた光学ヘッドユニット4と、投射レ
ンズユニット5とを収容一体化した構成とされている。
ダイクロイックミラー3a,3bおよび反射ミラー3c
で反射されて各色光変調用液晶ライトバルブ4a,4
b,4cで変調された光は、ダイクロイックプリズム4
dで合成され、投射レンズユニット5から投射されるこ
とで、スクリーン上にカラー画像が形成される。符号6
は、電源ユニット、符号7は駆動用制御回路ユニットで
ある。
【0003】また、投射型表示装置用の光源2aとして
は、明るい画面が得られるように、メタルハライドラン
プ等の光量の大きい光源が用いられるが、発熱量も大き
いため、装置内に冷却フアンを設けて、発熱源である光
源ユニット10の周辺や熱に弱い液晶ライトバルブ4
a,4b,4cを冷却するようになっている。符号8
は、光源ユニット2の近傍に設けられたシロッコフアン
で、ケース1の下面の空気取り入れ口(図示せず)から
取り込んだ外気によって、光源ユニット2の周辺を冷却
するようになっている。
【0004】また、ダイクロイックプリズム4dの下方
には、図示しないプロペラフアンが設けられており、ケ
ース1の下面の空気取り入れ口(図示せず)から取り込
んだ外気によって、液晶ライトバルブ4a,4b,4c
の周辺を冷却するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近では、装
置のさらなる小型化が求められている。装置の小型化が
すすむと、ケース1が小型化し、ケース1内の隙間が狭
められて内部に熱がこもる傾向となり、液晶ライトバル
ブ4a,4b,4cや光源2a以外の他部品までもが、
熱の影響を受ける虞がある。
【0006】即ち、最近の投射型表示装置には、光の利
用効率を高めて明るい投射画像を得るとともに、色むら
の少ない投射画像を得るために、偏光変換光学系および
インテグレータ光学系が利用されている。偏光変換光学
系は、光源から出射された非偏光光(光の偏光方向がラ
ンダムな偏光方向を有する光)を、液晶ライトバルブで
用いられる一方向の偏光方向を有する光に変換する光学
系である。この偏光変換光学系には、光源からの非偏光
光を二種類の偏光光に変換する偏光分離膜や、分離され
た二種類の偏光光の偏光方向を揃える位相差板等を備え
た偏光変換素子が用いられているが、偏光分離膜,位相
差板等は一般的に熱に弱い。
【0007】また、インテグレータ光学系は、投射画面
の明るさを均一にするために、光源光を複数の微少な部
分光束に分割し、各部分光束を照明光として利用する光
学系である。このインテグレータ光学系には、複数の小
レンズを備え、光源光を複数の部分光束に分割するレン
ズアレイが用いられる。通常、光源と偏光変換光学系お
よびインテグレータ光学系を組み合わせて照明光学系を
構成している。そして、レンズアレイは、加工の難しい
ガラス製から加工が容易でしかも加工精度の高い合成樹
脂製に取って替わられる傾向にあるが、この合成樹脂製
のレンズアレイも熱に弱い。
【0008】本発明は前記した問題点に鑑みなされたも
ので、その目的は、耐熱性に難のある偏光変換素子等の
光学部材を効率よく冷却することのできる投射型表示装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る投射型表示装置においては、光源と、
前記光源から出射された光を1種類の偏光光に変換する
偏光変換素子と、前記偏光変換素子から出射された光を
変調する変調手段と、前記変調手段によって変調された
光を拡大投射する投射レンズと、前記光源,前記偏光変
換素子および前記変調手段を少なくとも収容する外装ケ
ースと、前記外装ケース内を冷却するための冷却ファン
と、前記冷却ファンの駆動を制御する制御部とを備えた
投射型表示装置であって、前記偏光変換素子の近傍にサ
ーミスタを設け、前記制御部が前記サーミスタの出力に
基づいて前記冷却ファンの回転速度を制御するように構
成した。
【0010】前記したように、偏光変換素子には熱に弱
い光学部品が用いられているが、冷却ファンによって適
確に冷却されるので、装置が小型化されても、偏光変換
素子は熱の影響を受けない。従って、光源と偏光変換光
学系からなる偏光照明光学系が十分に機能して、光の利
用効率が高められるので、明るい投射画像が得られる。
また、装置の小型化が実現できるので、従来にもまして
装置の持ち運びや取扱が容易となる。
【0011】ここで、サーミスタは、偏光変換素子の面
に接するように設けられていることが好ましい。このよ
うにすれば、偏光変換素子の温度変化を直接監視するこ
とが可能だからである。
【0012】また、偏光変換素子の大きさが小さく、そ
の面にサーミスタを設けると光の通過を阻害してしまう
ような場合には、サーミスタを、偏光変換素子から発せ
られた熱が伝導する位置に設けることが好ましい。この
ようにすれば、光の通過を阻害すること無く、偏光変換
素子の温度変化を監視することが可能だからである。偏
光変換素子から発せられた熱が伝導する位置としては、
偏光変換素子を保持する保持部材や、偏光変換素子を冷
却した後の空気の温度が測定できる位置、あるいは、偏
光変換素子その他の光学部品を収納する光学部品用筐体
の外側の偏光変換素子と接する位置付近等が考えられ
る。
【0013】本発明の投射型表示装置において、偏光変
換素子の入射面側にレンズアレイが配置される場合に
は、サーミスタを、レンズアレイの面に接するように設
けても良い。このようにすれば、レンズアレイ自体の温
度変化を監視できる上、偏光変換素子の温度変化も間接
的に監視することが可能だからである。
【0014】また、偏光変換素子やレンズアレイの大き
さが小さく、レンズアレイの面にサーミスタを設けると
光の通過を阻害してしまうような場合には、サーミスタ
を、レンズアレイから発せられた熱が伝導する位置に設
けることが好ましい。このようにすれば、光の通過を阻
害すること無く、レンズアレイや偏光変換素子の温度変
化を監視することが可能だからである。レンズアレイか
ら発せられた熱が伝導する位置としては、レンズアレイ
や偏光変換素子を保持する保持部材や、レンズアレイや
偏光変換素子を冷却した後の空気の温度が測定できる位
置、あるいは、レンズアレイ、偏光変換素子、その他の
光学部品を収納する光学部品用筐体の外側の、レンズア
レイや偏光変換素子と接する位置付近等が考えられる。
【0015】また、上記レンズアレイは、合成樹脂で形
成することが望ましい。冷却ファンは、偏光変換素子の
冷却と同時に、合成樹脂製のレンズアレイも冷却するの
で、ガラス製レンズアレイに比べて加工が易しく加工精
度の高い軽量な合成樹脂製レンズアレイを利用できる。
従って、偏光変換光学系に加えてインテグレータ光学系
も十分に機能するので、光の利用効率がさらに高まり一
層明るい投射画像が得られる。また、合成樹脂製レンズ
アレイは製造が容易なため、そのコストがガラス製に比
べて低いことから、それだけ投射型表示装置を安価に提
供できる。
【0016】また、本発明の投射型表示装置において、
前記冷却ファンは排気ファンで、前記外装ケースの前記
偏光変換素子のほぼ真下に外気取込口を設けるようにす
ることが望ましい。
【0017】冷却ファンの駆動に伴って、外気が外気取
入口から外装ケース内にスムーズに取り込まれて偏光変
換素子近傍に導かれ、偏光変換素子を効果的に冷却でき
る。
【0018】また、本発明の投射型表示装置において、
前記光源,前記偏光変換素子および前記変調素子を前記
外装ケース内に設けられた光学部品用筐体内で支持し、
前記光学部品用筐体に、前記外気取込口から取り込まれ
た外気を偏光変換素子に導く通気口を設けるようにする
ことが望ましい。
【0019】外気取込口から外装ケース内に取り込まれ
た外気は、光学部品用筐体に設けた通気口を介して偏光
変換素子に導かれる。従って、外気取入口からスムーズ
に取り込まれた外気が直ちに通気口から偏光変換素子に
当たるように導かれるので、偏光変換素子アレイを効果
的に冷却できる。
【0020】また、本発明の投射型表示装置において、
前記冷却ファンを、前記光源の近傍に設けた排気ファン
により構成することが望ましい。
【0021】冷却ファンは、偏光変換素子および光源の
双方を冷却するべく作用する。従って、一つの冷却ファ
ンで光源の冷却と偏光交換素子の冷却とを行うので、そ
れだけ装置構造が簡潔となる。
【0022】また、本発明の投射型表示装置において、
前記冷却ファンを、主に前記光源の冷却に寄与する第1
の排気ファンと、主に前記偏光変換素子の冷却に寄与す
る第2の排気ファンとを並設した2連の排気ファンによ
って構成することが望ましい。
【0023】2連の排気ファンにより、外装ケース内を
流れる空気流量が増え、偏光変換素子(および光源)の
冷却効果が上がる。また、2つのファンに光源の冷却と
偏光変換素子の冷却とを分担させたので、それぞれの冷
却効果が上がる。従って、2連の排気ファンの駆動によ
りケース内の空気流れが増し、偏光変換素子のみなら
ず、ケース内全体の冷却効果が上がる。また、第2の排
気ファンが主に偏光変換素子を冷却するので、偏光変換
素子の効果的な冷却が可能となる。
【0024】また、本発明の投射型表示装置において、
前記偏光変換素子を、前記部分光束のそれぞれを二種類
の偏光光に分離する複数の偏光分離膜と、前記二種類偏
光光のいずれか一方を反射する複数の反射膜と、前記二
種類の偏光光の偏光方向を揃える合成樹脂製の位相差板
とを備えた構成とすることが望ましい。
【0025】偏光変換素子に用いられている熱に弱い偏
光分離膜,反射膜および位相差板は、冷却ファンによっ
て適確に冷却されて、熱の影響を受けない。従って、明
るい投射画像が長期にわたって保証される。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて説明する。
【0027】図1〜図12は、本発明に係る投射型表示
装置の一実施例を示すもので、図1は本発明の一実施例
である投射型表示装置の斜視図、図2は同装置を背面側
から見た斜視図、図3は同装置の正面図、図4はアッパ
ケースを外した同装置の斜視図、図5は上筐体を外して
光学部品用筐体内の光学系を露出させた同装置の斜視
図、図6はサーミスタと冷却フアンの位置およびケース
内冷却用の空気の流れを示す同装置の要部構成平面図、
図7は同装置内の偏光照明光学系の概略構成図、図8は
偏光変換素子アレイの拡大斜視図、図9は偏光変換素子
アレイの機能説明図、図10は偏光変換ユニットの分解
斜視図、図11は偏光変換ユニット冷却ファンの回転制
御手段の構成を示すブロック図、図12は同冷却フアン
の回転制御のフローチャートを示す図である。
【0028】A.これらの図において、まず、本実施例
の投射型表示装置の全体構成を説明する。
【0029】投射型表示装置は、リフレクタ11に光源
12を装着一体化した光源ユニット10と、インテグレ
ータ光学系,偏光変換光学系,色分離光学系,リレー光
学系,フィールドレンズ等を光学部品用筐体61内に収
納した光学ユニット60と、光学ユニット60によって
導かれた3色の光の各々を変調する液晶ライトバルブ8
0R,80G,80Bと、液晶ライトバルブ80R,8
0G,80Bにより変調された光を合成するダイクロイ
ックプリズム88と、ダイクロイックプリズム88によ
り合成された画像光を拡大投射する投射レンズ90と
が、直方体形状の外装ケース14内に収容された構造と
なっている。外装ケース14は、アッパーケース14a
と、ロアケース14bと、装置前面を規定するフロント
ケース14cとから構成され、フロントケース14cの
中央には、投射レンズ90の先端側が露呈している。
【0030】光源ユニット10は、ケース14前面側に
設けられた投射レンズ90と反対側のケース14後端側
に、その光軸が投射レンズ90の光軸と直交するように
配置されている。図4〜6に示す符号15は、ケース1
4の側面に沿って配置された電源ユニットで、投射レン
ズ90を挟んだ反対側にも、電源ユニット15の一部1
5aが配置されている。
【0031】また、図4に示されるように、光学ユニッ
ト60の側方には、前後方向に向けて3枚の制御基板1
6(メイン基板16a,インターフェース基板16b,
ビデオ基板16c)が配置されている。さらに、光学ユ
ニット60の上側には、装置駆動制御用の制御基板18
が配置され、装置前面側の左右の角の上部側には、それ
ぞれスピーカ19が配置されている。
【0032】ケース14の前面側には、ケース14内に
外気を取り込む吸気ファン400および吸気口402が
設けられ、ケース14の後端側には、ケース14内の内
気をケース外に排出する排気ファン410A,410B
および排気口412が設けられている。
【0033】そして、吸気ファン400および排気ファ
ン410A,410Bの駆動によって、図6矢印A1
2 に示すように吸気口402から取り込まれた外気で
ある冷却風が、ケース14内を後方(図6左方向)に向
かって流れ、ケース14後端の排気口412から図6矢
印A3 に示すように排出されることで、電源ユニット1
6および光源ユニット10が冷却されるようになってい
る。
【0034】光学ユニット60は、図4〜6に示される
ように、上下の光学部品用筐体61a,61b間に、第
1のレンズアレイ20、第2のレンズアレイ150、遮
光板140、偏光変換素子アレイ131(132)、重
畳レンズ40、反射ミラー42,54,64,68、ダ
イクロイックミラー52,56、レンズ62,66,7
0,72,74等の光学部材が収納されたものである。
そして、光学部品用筐体61は、ロアケース14bに固
定ねじによって固定されている。
【0035】第1のレンズアレイ20とレンズ40と
は、図7に示すように、光源ユニット10から出射され
た光を複数の部分光束202に分割し、液晶ライトバル
ブ80R,80G,80B上に重畳させるインテグレー
タ光学系を構成している。
【0036】第1のレンズアレイ20は、合成樹脂の成
形品で、矩形状の輪郭を有する小レンズ201が、縦方
向にM行、横方向に2N列のマトリクス状(この実施例
ではM=8,N=6)に配列された構成を有している。
【0037】第1のレンズアレイ20は光源ユニット1
0の光出射側に配置されており、反射ミラー42を挟ん
で、第2のレンズアレイ150,遮光板140,2つの
偏光変換素子アレイ131,132を一体化した偏光変
換ユニット30が、第1のレンズアレイ20に対しほぼ
直交するように配置されている。
【0038】偏光変換ユニット30は、光源ユニット1
0から出射され、第1のレンズアレイ20によって分割
された複数の部分光束のそれぞれを、一種類の偏光光に
変換する偏光変換光学系を構成している。
【0039】この偏光変換ユニット30は、図10に示
すように、保持部材100の一方の開口面(図10では
上面)側から、レンズアレイ150と、遮光板140
と、2つの偏光変換素子アレイ131,132とが順に
挿入される。これらの光学部品131,132,14
0,150は、保持部材100に収納された状態で、ク
リップ160によって上、左、右の3方向から挟持され
る。クリップ160は、保持部材100の四隅に設けら
れている突起部112に引っ掛けられる略コの字上の係
合部161を左右方向に連結する第1の連結部162
と、係合部161を上下方向に連結する第2の連結部1
63とを有している。クリップ160は、弾性体で形成
されているので、クリップ160は容易に着脱すること
ができ、偏光変換ユニット30の各部品も保持部材10
0に容易に着脱することができる。
【0040】第2のレンズアレイ150は、第1のレン
ズアレイ20と同様、合成樹脂の成形品であり、矩形状
の輪郭を有する小レンズ151が、縦方向にM行、横方
向に2N列のマトリクス状に配列された構成を有してい
る。そして、第1のレンズアレイ20によって分割され
た部分光束を、後に詳しく述べる偏光ビームスプリッタ
アレイ320の偏光分離膜331上に集光されるように
導く機能を有している。
【0041】偏光変換素子アレイ131は、図8に示す
ように、偏光ビームスプリッタアレイ320と、偏光ビ
ームスプリッタアレイ320の光射出面の一部に選択的
に配置されたλ/2位相差板381(図中斜線で示す)
とを備えている。偏光ビームスプリッタアレイ320
は、それぞれ断面が平行四辺形の柱状の複数の透光性部
材323が、順次貼り合わされた形状を有している。透
光性部材323の界面には、偏光分離膜331と反射膜
332とが交互に形成されている。λ/2位相差板38
1は、合成樹脂製で、偏光分離膜331あるいは反射膜
332の光の射出面の写像部分に、選択的に貼り付けら
れる。この例では、偏光分離膜331の光の射出面の写
像部分にλ/2位相差板381を貼り付けている。
【0042】偏光変換素子アレイ131は、入射された
光束を1種類の直線偏光光(例えば、s偏光光やp偏光
光)に変換して射出する機能を有する。図9は、偏光変
換素子アレイ131の機能を示す説明図である。偏光変
換素子の入射面に、s偏光成分とp偏光成分とを含む非
偏光光(ランダムな偏光方向を有する入射光)が入射す
る。この入射光は、まず、偏光分離膜331によってs
偏光光とp偏光光に分離される。s偏光光は、偏光分離
膜331によってほぼ垂直に反射され、反射膜332に
よってさらに垂直に反射されてから出射される。一方、
p偏光光は、偏光分離膜331をそのまま透過する。偏
光分離膜を透過したp偏光光の射出面には、λ/2位相
差板381が配置されており、このp偏光光がs偏光光
に変換されて射出する。従って、偏光変換素子を通過し
た光は、そのほとんどがs偏光光となって出射される。
また、偏光変換素子から出射される光をp偏光光とした
い場合には、λ/2位相差板381を、反射膜332に
よって反射されたs偏光光が出射する射出面に配置する
ようにすればよい。
【0043】なお、隣り合う1つの偏光分離膜331お
よび1つの反射膜332を含み、さらに1つのλ/2位
相差板381で構成される1つのブロックを、1つの偏
光変換素子325とみなすことができる。偏光変換素子
アレイ131は、このような偏光変換素子325が、複
数列配列されたものである。この実施例では、4列の偏
光変換素子325で構成されている。
【0044】偏光変換素子アレイ132も偏光変換素子
アレイ131と全く同様であるので、その説明は省略す
る。そして、2つの偏光変換素子アレイ131,132
は、図7に示すように、光源ユニット10の光軸を挟ん
で対称な向きに配置されている。
【0045】また、遮光板140は、図10に示される
ように、2つの偏光変換素子アレイ131,132の光
の入射面のうち、偏光分離膜331に対応する光入射面
にのみ、光が入射するように、略矩形上の板状体に開口
部141を設けた構成を有している。
【0046】ダイクロイックミラー52,56は、重畳
レンズ40から射出される光を青色光と緑色光と赤色光
に分離する色分離光学系を構成している。即ち、ダイク
ロイックミラー52は、重畳レンズ40から射出される
光のうち赤色光成分を透過させるとともに、青色光成分
と緑色光成分とを反射する。ダイクロイックミラー52
を透過した赤色光は、反射ミラー54で反射され、フィ
ールドレンズ70を通って赤光用の液晶ライトバルブ8
0Rに達する。このフィールドレンズ70は、重畳レン
ズ40から射出された各部分光束をその中心軸(主光
線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶ライトバ
ルブ80G,80Bの前に設けられたフィールドレンズ
72,74も同様である。
【0047】ダイクロイックミラー52で反射された青
色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー
56によって反射され、フィールドレンズ72を通って
緑光用の液晶ライトバルブ80Gに達する。一方、青色
光は、ダイクロイックミラー56を透過し、入射側レン
ズ62,反射ミラー64,リレーレンズ66,反射ミラ
ー68からなるリレー光学系を通り、フィールドレンズ
74を通って青色光用の液晶ライトバルブ80Bに達す
る。
【0048】3つの液晶ライトバルブ80R,80G,
80Bは、入射した光を、与えられた画像情報(画像信
号)に従って変調する光変調手段としての機能を有して
いる。これにより、3つの液晶ライトバルブ80R,8
0G,80Bに入射した各色光は、与えられた画像情報
に従って変調されて各色光の画像を形成する。
【0049】3つの液晶ライトバルブ80R,80G,
80Bから射出された3色の変調光は、クロスダイクロ
イックプリズム88に入射する。クロスダイクロイック
プリズム88は、3色の変調光を合成してカラー画像を
形成する色光合成部としての機能を有している。クロス
ダイクロイックプリズム88には、赤光を反射する誘電
体多層膜と、青光を反射する誘電体多層膜とが、4つの
直角プリズムの界面に沿って略X字状に形成されてい
る。これらの誘電体多層膜によって3色の変調光が合成
されて、カラー画像を投射するための合成光が形成され
る。クロスダイクロイックプリズム88で生成された合
成光は、投射レンズ90の方向に射出される。投射レン
ズ90は、この合成光を投射スクリーン上に投射する機
能を有し、投射スクリーン上にカラー画像を表示する。
【0050】B.次に、本実施例の投射型表示装置にお
ける液晶ライトバルブおよび偏光変換素子の冷却構造に
ついて説明する。
【0051】ロアケース14bにおけるダイクロイック
プリズム88に対応する位置には、吸気ファン420お
よび吸気口422(図2参照)が設けられるとともに、
下ライトガイト61bの液晶ライトバルブ80R,80
G,80Bに対応する位置には、長孔形状の通気口42
4(図6参照)が設けられている。そして、吸気ファン
420の駆動によって、吸気口422からケース14内
に取り込まれた外気は、通気口424から冷却風として
液晶ライトバルブ80R,80G,80Bの表裏両側に
沿って上方に流れることで、液晶ライトバルブ80R,
80G,80Bに設けられている偏光板(図示せず)を
冷却する。
【0052】また、この冷却風は、液晶ライトバルブ8
0R,80G,80Bの上方において、上筐体61a
と、装置駆動制御用の制御基板18との間隙に沿って、
図4,6の矢印C1 ,C2 に示すように後方に流れ、光
源ユニット10を冷却した後、矢印A3 ,B3 に示すよ
うに排気口412から排気される。
【0053】一方、下筐体61bの偏光変換ユニット3
0配設位置には、図6符号408(408a,408
b)で示す長孔形状の通気口が設けられ、ロアケース1
4bのこの通気口408に正対する位置には、外気取込
口である吸気口406(図2参照)が設けられている。
【0054】また、保持部材100の上側となる側面
(保持部材100を光学部品用筐体61に一体化した状
態で上側となる側面)には、図5,6,10に示すよう
に、上筐体61aの天井面に当接する突起120が設け
られており、偏光変換ユニット30と上筐体61a間に
は、この突起120の突出量相当の隙間によって、偏光
変換ユニット30の前面側と背面側とを連絡する空気通
路122(図5,6参照)が形成されている。さらに、
光学部品用筐体61の外側壁の排気ファン410Bに臨
む位置には、通気口409(図5,6参照)が設けられ
て、光学部品用筐体61内の第1のレンズアレイ20と
偏光変換ユニット30と反射ミラー42で画成された密
閉空間が、光学部品用筐体61の外部に連通している。
【0055】このため、ケース14の後端側に並設され
ている排気ファン410A,410Bの駆動によって、
ロアケース14bの吸気口406からケース14内に外
気が吸い込まれ、この外気は下筐体61bの通気口40
8(408a,408b)から光学部品用筐体61内に
冷却風として導かれる。そして、この冷却風は、偏光変
換ユニット30の前後の面に沿って上方に流れ、通気口
408bからの冷却風はユニット30上部の空気通路1
22を通り、通気口408aからの冷却風と一体となっ
て光学部品用筐体61内を図6矢印B1 ,B2 に示され
るように後方に導かれた後、光学部品用筐体61の外側
壁に設けられた通気口409を経て、排気口412から
図6矢印A3 ,B3 に示すように排気される。これによ
り、偏光変換ユニット30を効率よく冷却することがで
きる。
【0056】また、光学部品用筐体61内の冷却風B1
の一部は、第1のレンズアレイ20の表面に沿って流れ
るため、第1のレンズアレイ20も効率よく冷却され
る。即ち、排気ファン410A,410Bは、偏光変換
素子ユニット30および第1のレンズアレイ20を冷却
する冷却ファンとして機能する。
【0057】なお、液晶ライトバルブ80R,80G,
80Bを冷却した空気流れC1 の一部は、図4符号C3
に示すように、偏光変換ユニット30が配設されている
光学部品用筐体61(上筐体61a)の上面に沿って後
方に流れ、排気口412から図6矢印B3に示すように
排出されるので、偏光変換ユニット30の冷却にも多少
寄与しているといえる。
【0058】C.次に、外装ケース内の温度検出と冷却
ファンの駆動制御について説明する。
【0059】上筐体61a上面における偏光変換ユニッ
ト30の近傍位置には、図4,6に示すように、偏光変
換ユニット30(の周辺)の温度を検出するためのサー
ミスタ500が、ねじ502によって取り付け固定され
ている。符号54は、サーミスタ500の出力を後述す
る比較回路520に出力するためのリード線である。そ
して、偏光変換ユニット30周辺の温度が高くなれば、
ファンの回転数を上げて冷却効果を上げるというよう
に、このサーミスタ500の検出する温度に応じて排気
ファン410A,410Bの回転数が制御されて、偏光
変換ユニット30を構成する熱に弱い第2のレンズアレ
イ150,偏光変換素子アレイ131,132(偏光ビ
ームスプリッタアレイ320を構成する偏光分離膜33
1や反射鏡332およびλ/2位相差板381)や第2
のレンズアレイ20が効果的に冷却されるようになって
いる。
【0060】また、ダイクロイックプリズム88上方の
エアダクト枠(図示せず)にも、サミスタ500’(図
4,6参照)が取り付け固定されており、このサーミス
タ500’の検出する温度に応じて吸気ファン420の
回転数が制御されて、熱に弱い液晶ライトバルブ80
R,80G,80B等が効果的に冷却されるようになっ
ている。
【0061】図11は、レンズアレイ20,150,偏
光変換素子アレイ131,132およびλ/2位相差板
381を冷却する排気ファン410A,410Bの回転
数を制御する制御手段の構成を示す。この図において、
符号510(510A,510B,510C,510
D)は、設定温度(T1 ,T2 ,T3 ,T4 )を設定す
る電圧設定回路、符号520は、サーミスタ500の検
出した電圧と各電圧設定回路510における設定電圧と
を比較する比較回路、符号530は、排気フアン410
A,410Bのモータの回転数を設定する電圧を変化さ
せることの可能なモータ電圧可変回路、符号540は、
比較回路520からの信号に基づいて、モータ電圧可変
回路530を制御するCPUである制御回路、符号55
0は、制御回路540における制御のタイミングを設定
するタイマー回路で、これらは装置駆動制御用の制御基
板18に設けられている。
【0062】即ち、サーミスタ500の検出した温度が
電圧として入力される各比較回路520には、電圧設定
回路510(510A〜510D)の設定温度(設定電
圧)が入力されており、制御回路540には、サーミス
タ500側の電圧と電圧設定回路510側の設定電圧と
が比較された情報として取り込まれる。そして、制御回
路540では、各比較回路520からの情報に基づいて
最適の回転数となるように、モータ電圧可変回路530
をして排気フアン410A(410B)の駆動を制御す
るのである。
【0063】この制御回路540による排気フアン41
0A(410B)の駆動制御のフローチャートは、図1
2に示されており、この図12に基づいて、制御回路5
40による排気フアン410A(410B)の駆動の制
御を説明する。なお、このフローチャートの説明におい
て、温度T1 ,T2 ,T3 ,T4 は、T1 <T2 <T3
<T4なる関係にあるものとする。
【0064】まず、ステップS1 では、サーミスタ50
0の温度(電圧)Thが設定温度(設定電圧)T1 以下
か否かが判別される。そして、YES(Th≦T1 )で
あれば、ステップS2 において、モータ電圧可変回路5
30にフアン410A,410Bを低速回転させるため
の信号を出力し、ステップS1 に戻る。一方、ステップ
においてNO(Th>T1 )であれば、ステップ
3 に移行する。ステップSでは、サーミスタ500
の温度Thが設定温度T2 以下か否かが判別され、YE
S(Th≦T2 )であれば、ステップS4 において、モ
ータ電圧可変回路530にフアン410A,410Bを
中速回転させるための信号を出力し、ステップS1 に戻
る。一方、ステップS3 において、NO(Th>T2
であれば、ステップS5 に移行する。ステップS5
は、サーミスタ500の温度Thが設定温度T3 以下か
否かが判別され、YES(Th≦T3 )であれば、ステ
ップS6 において、モータ電圧可変回路530にフアン
410A,410Bを高速回転させるための信号を出力
し、ステップS1 に戻る。
【0065】一方、ステップS5 において、NO(Th
>T3 )であれば、ステップS7 に移行し、モータ電圧
可変回路530にフアン410A,410Bを高速回転
させるための信号を出力するとともに、警告表示ランプ
(図示せず)を点灯させるためのるための信号を出力す
る。即ち、偏光変換ユニット30周辺の温度がT3 より
高い場合には、フアン410A,410Bを高速回転さ
せるだけではなく、使用者に偏光変換ユニット30周辺
の温度が高温になっていることを警告するのである。
【0066】次いで、ステップS8 に移行し、サーミス
タ500の温度Thが設定温度T4以下か否かが判別さ
れ、YES(Th≦T4 )であれば、ステップS1 に戻
る。一方、NO(Th>T4 )であれば、装置に何らか
の異常が生じているおそれがあるので、ステップS9
移行し、光源ユニット10の光源12を消灯させ、か
つ、所定時間ファンを高速回転させて偏光変換ユニット
30の周辺温度を下げた後、電源ユニット16に装置の
電源をOFFにする信号を出力して、終了する。
【0067】また、サーミスタ500’の検出信号に応
じて液晶ライトバルブ等冷却用の吸気ファン420の回
転数を制御する制御手段は、図11,12に示す排気フ
ァン410A,410Bの回転数制御手段と同様であ
り、その説明を省略する。
【0068】なお、この発明は前記した実施例や実施形
態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
において種々の態様において実施することが可能であ
り、例えば次のような変形も可能である。
【0069】上記実施例では、偏光変換ユニット30の
大きさが小さく、直にサーミスタ500が接触するよう
にすると、光の通過を阻害してしまうような場合も考え
られるため、上筐体61a上面における偏光変換ユニッ
ト30の近傍位置にサーミスタ500を設けるようにし
ていた。しかしながら、サーミスタ500は、偏光変換
ユニット30を構成する偏光変換素子アレイ131,1
32や、第2のレンズアレイ150に、直に接するよう
に設けても良い。このようにすれば、偏光変換ユニット
30部分の温度変化を、直接監視することが可能だから
である。
【0070】また、サーミスタ500を設ける位置は、
偏光変換ユニット30から発せられた熱が伝導する位置
に設ければ良く、偏光変換ユニット30を保持する保持
部材である保持部材100や、光学部品用筐体61内外
における偏光変換ユニット30を冷却した後の空気の温
度が測定できる位置、あるいは、光学部品用筐体61の
外側の偏光変換素子と接する位置付近(上筐体61a上
面に限らない)に設ければ良い。このようにしても、偏
光変換素子の温度変化を監視することが可能だからであ
る。
【0071】前記実施例では、変調手段として透過型の
液晶パネルを利用したライトバルブを例に説明している
が、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよ
い。また、鏡面素子を利用した光変調手段を用いたもの
であってもよい。
【0072】また、前記実施例では、主に光源ユニット
10の冷却に寄与する排気ファン410Aと、主に偏光
変換素子ユニット30等の冷却に寄与する排気ファン4
10Bとが二連設けられているが、2個の排気ファン4
10A,410Bに代えて、単一の排気ファンによって
光源ユニット10および偏光変換素子ユニット30の双
方を冷却するようにしてもよい。
【0073】また、前記実施例では、両方の排気ファン
410A,410Bの回転数を同時に一体に制御するこ
とで、偏光変換素子アレイ131,132等を冷却する
ように構成されているが、主に偏光変換ユニット30の
冷却に寄与する排気ファン410Bの回転数だけを制御
するように構成してもよい。そして、排気ファン410
Bの回転数をサーミスタ500の出力に応じて制御する
とともに、光源ユニット10の近傍にもサーミスタを取
り付け、このサーミスタの出力に応じて排気ファン41
0Aの回転数を制御するようにした場合には、偏光変換
素子アレイ131,132、液晶ライトバルブ80R,
80G,80Bおよび光源ユニット10のすべてを適確
に冷却することができる。
【0074】また、前記実施例では、レンズアレイ2
0,150は合成樹脂で形成されていたが、レンズアレ
イ20,150はガラス製であってもよい。
【0075】また、光源12に近い側の第1のレンズア
レイ20をガラス製とし、光源12から遠い側のレンズ
アレイである第2のレンズアレイ150だけを合成樹脂
で形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である投射型表示装置の斜視
図。
【図2】同装置を背面側から見た斜視図。
【図3】同装置の正面図。
【図4】アッパケースを外した同装置の斜視図。
【図5】上筐体を外して光学部品用筐体内の光学系を露
出させた同装置の斜視図。
【図6】サーミスタと冷却フアンの位置およびケース内
冷却用の空気の流れを示す平面図。
【図7】同装置内の偏光照明光学系の概略構成図。
【図8】偏光変換素子アレイの拡大斜視図。
【図9】偏光変換素子アレイの機能説明図。
【図10】偏光変換素子アレイの分解斜視図。
【図11】偏光変換ユニット冷却ファンの回転制御手段
の構成を示すブロック図。
【図12】同冷却フアンの回転制御のフローチャートを
示す図。
【図13】従来の投射型表示装置の全体概要図。
【符号の説明】
10 光源ユニット 12 光源 14(14a,14b) 外装ケース 20,150 レンズアレイ 30 偏光変換ユニット 42,64,68 反射ミラー 52,56 ダイクロイックミラー 60 光学ユニット 61(61a,61b) 光学部品用筐体 80R,80G,80B 光変調手段である液晶ライト
バルブ 88 ダイクロイックプリズム 90 投射レンズ 100 保持部材 120 突起 122 空気通路 131、132 偏光変換素子アレイ 160 クリップ 381 λ/2位相差板 400 吸気ファン 402 吸気口 406 吸気口 408(408a,408b),409 通気口 410A,410B 排気ファン 412 排気口 420 吸気ファン 422 吸気口 500 サーミスタ 510 電圧設定回路 520 比較回路 530 モータ電圧可変回路 540 ファンの駆動を制御する制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 304 G09F 9/00 304B 360 360Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源から出射された光を1
    種類の偏光光に変換する偏光変換素子と、前記偏光変換
    素子から出射された光を変調する変調手段と、前記変調
    手段によって変調された光を拡大投射する投射レンズ
    と、前記光源,前記偏光変換素子および前記変調手段を
    少なくとも収容する外装ケースと、前記外装ケース内を
    冷却するための冷却ファンと、前記冷却ファンの駆動を
    制御する制御部とを備えた投射型表示装置であって、 前記偏光変換素子の近傍にサーミスタが設けられ、前記
    制御部は、前記サーミスタの出力に基づいて前記冷却フ
    ァンの回転速度を制御することを特徴とする投射型表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記サーミスタは、前記偏光変換素子の
    面に接するように設けられていることを特徴とする、請
    求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記サーミスタは、前記偏光変換素子か
    ら発せられた熱が伝導する位置に設けられていることを
    特徴とする、請求項1に記載の投射型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記偏光変換素子の入射面側にはレンズ
    アレイが配置され、前記サーミスタは、前記レンズアレ
    イの面に接するように設けられていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の投射型表示装置。
  5. 【請求項5】 前記偏光変換素子の入射面側にはレンズ
    アレイが配置され、前記サーミスタは、前記レンズアレ
    イから発せられた熱が伝導する位置に設けられているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の投射型表示装置。
  6. 【請求項6】 前記レンズアレイは、合成樹脂で形成さ
    れていることを特徴とする、請求項4または5に記載の
    投射型表示装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却ファンは排気ファンであり、前
    記外装ケースの前記偏光変換素子のほぼ真下に外気取込
    口が設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の投射型表示装置。
  8. 【請求項8】 前記偏光変換素子は、前記外装ケース内
    に設けられた光学部品用筐体内に支持され、前記光学部
    品用筐体には、前記外気取込口から取り込まれた外気を
    偏光変換素子に導く通気口が設けられたことを特徴とす
    る請求項7に記載の投射型表示装置。
  9. 【請求項9】 前記冷却ファンは、前記光源の近傍に設
    けられた排気ファンであることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の投射型表示装置。
  10. 【請求項10】 前記冷却ファンは、主に前記光源の冷
    却に寄与する第1の排気ファンと、主に前記偏光変換素
    子の冷却に寄与する第2の排気ファンとが並設された2
    連の排気ファンによって構成されたことを特徴とする請
    求項1〜9のいずれかに記載の投射型表示装置。
  11. 【請求項11】 前記偏光変換素子は、前記部分光束の
    それぞれを二種類の偏光光に分離する複数の偏光分離膜
    と、前記二種類の偏光光のいずれか一方を反射する複数
    の反射膜と、前記二種類の偏光光の偏光方向を揃える合
    成樹脂製の位相差板とを備えたことを特徴とする請求項
    1〜10のいずれかに記載の投射型表示装置。
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