JP3673692B2 - 液晶プロジェクタの冷却構造 - Google Patents
液晶プロジェクタの冷却構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3673692B2 JP3673692B2 JP2000090445A JP2000090445A JP3673692B2 JP 3673692 B2 JP3673692 B2 JP 3673692B2 JP 2000090445 A JP2000090445 A JP 2000090445A JP 2000090445 A JP2000090445 A JP 2000090445A JP 3673692 B2 JP3673692 B2 JP 3673692B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal panels
- cooling air
- cooling
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶プロジェクタの冷却構造に関し、特に液晶プロジェクタに用いられる液晶パネルの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶プロジェクタ冷却構造においては、図2(a)及び図2(b)に示すように、XDP(クロスダイクロイックプリズム)12の3辺に液晶パネル13〜15が配置され、それらの周囲にそれぞれ偏光板17a〜17cとコンデンサレンズ16a〜16cとが配置されている。
【0003】
液晶パネル13〜15及び偏光板17a〜17cは入射した照明光の吸収による発熱を放熱するための冷却が必要である。そのため、上記のXDP12と液晶パネル13〜15と偏光板17a〜17cとからなるユニットの下方にファン21を設け、図2(b)において下から上への方向に風を流して冷却を行っている。尚、図2(a)及び図2(b)において、11は投写レンズを、20はフィルタをそれぞれ示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
パーソナルコンピュータにおいてはその小型高機能化と低価格化とによって、一般に広く普及するとともに、電子プレゼンテーションの利用が広まってきている。これに伴って、プロジェクタの必要性が高まってきており、特に投写性能(明るさ、解像度、色再現性等)の向上とともに、小型・薄型・軽量化を目的として開発が進められている。
【0005】
上述した従来の液晶プロジェクタは液晶パネルの下に冷却ファンを配置するため、構造的に厚くなるという課題がある。つまり、パーソナルコンピュータの小型化・高機能化に伴い、移動先でのプレゼンテーションの用途が増えているのに対し、液晶プロジェクタは大きくかつ厚いため、携帯性や可搬性に大きな問題を抱えている。
【0006】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、小型化及び薄型化を図ることができ、携帯性・可搬性に優れる液晶プロジェクタの冷却構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による液晶プロジェクタの冷却構造は、光源からの照射光が分光された3色の色光をそれぞれ入射しかつ当該色光を透過して画像を形成する3枚の液晶パネルと、前記3枚の液晶パネルでそれぞれ形成された画像を合成するクロスダイクロイックプリズムと、前記クロスダイクロイックプリズムに対して前記3枚の液晶パネルを挟んで反対側にそれぞれ設けられた3組の偏光板及びコンデンサレンズとを含み、前記3枚の液晶パネルが前記クロスダイクロイックプリズムの周囲3面にそれぞれ対向して配置された液晶プロジェクタの冷却構造であって、前記液晶パネル及び前記偏光板を冷却するための冷却風を発生するファンと、前記3枚の液晶パネルと前記クロスダイクロイックプリズムの前記3枚の液晶パネル各々に対向する面との間に形成されかつ前記冷却風が通過する第1の流路と、前記3枚の液晶パネルと前記3枚の液晶パネル各々に対応する前記3組の偏光板との間に形成されかつ前記冷却風が通過する第2の流路とを備え、
前記第1及び第2の流路を通過する前記冷却風で前記3枚の液晶パネルと前記3組の偏光板とを順次冷却している。
【0008】
すなわち、本発明の液晶プロジェクタの冷却構造は、XDP(クロスダイクロイックプリズム)の3面に並んだ液晶パネルの片端部より冷却風を吹き込み、3枚の液晶パネル面を順次流れように構成している。上記のように構成することで、小型化及び薄型化を図り、携帯性・可搬性に優れる液晶プロジェクタが実現可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による液晶プロジェクタの構造を示す平面図である。図1において、本発明の一実施例による液晶プロジェクタは投写レンズ1と、XDP2と、その周りに配置された液晶パネル3〜5と、上記のXDP2に対して液晶パネル3〜5を挟んで反対側にそれぞれ設けられた偏光板7a〜7b及びコンデンサレンズ6a〜6cと、冷却用のシロッコファン8と、冷却風の流路9と、フィルタ10a,10bとから構成されている。
【0010】
本発明の一実施例による液晶プロジェクタでは、図示せぬ光源から照射された光を赤、緑、青のそれぞれの色光に分光し、上記3枚の液晶パネル3〜5にそれぞれの色光を入射し、液晶パネル3〜5を透過する時に画像を形成し、XDP2によって分割されていた色光を合成して投写レンズ1で投写するように構成されている。ここで、液晶パネル3は赤用または青用、液晶パネル4は緑用、液晶パネル5は青用または赤用である。
【0011】
図1を参照すると、それぞれの液晶パネル3〜5と偏光板7a〜7bとの間には冷却風の流路9が設けられており、シロッコファン8より吐出される冷却風は流路9に沿って(図1中の矢印の方向)流れ、各液晶パネル3〜5をU字の形に経由して排出される。この流路9に沿って流れる冷却風によって、各液晶パネル3〜5及び偏光板7a〜7bが冷却されることとなる。
【0012】
シロッコファン8は液晶パネル3〜5の横に、つまり最初に冷却風で冷却される液晶パネル3の透過面と平行に配置されている。また、上記のシロッコファン8の吸気部及び冷却風の排出部にはそれぞれフィルタ10a,10bを設けてあり、ごみやホコリの侵入による画質の劣化を防止している。
【0013】
このように、冷却用のシロッコファン8を液晶パネル3〜5の横に配置することで、シロッコファン8の厚みが液晶プロジェクタの厚みに影響しなくなるため、小型化及び薄型化を図ることができ、携帯性・可搬性に優れる液晶プロジェクタを実現することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、光源からの照射光が分光された3色の色光をそれぞれ入射しかつ当該色光を透過して画像を形成する3枚の液晶パネルと、3枚の液晶パネルでそれぞれ形成された画像を合成するクロスダイクロイックプリズムと、クロスダイクロイックプリズムに対して3枚の液晶パネルを挟んで反対側にそれぞれ設けられた3組の偏光板及びコンデンサレンズとを含む液晶プロジェクタにおいて、液晶パネル及び偏光板を冷却するための冷却風を発生するファンを備え、3枚の液晶パネルと3組の偏光板とを冷却風で順次冷却するよう構成することによって、小型化及び薄型化を図ることができ、携帯性・可搬性に優れる液晶プロジェクタを実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による液晶プロジェクタの構造を示す平面図である。
【図2】(a)は従来例による液晶プロジェクタの構造を示す平面図、(b)は従来例による液晶プロジェクタの構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 投写レンズ
2 XDP
3〜5 液晶パネル
6a〜6c コンデンサレンズ
7a〜7b 偏光板
8 シロッコファン
9 冷却風の流路
10a,10b フィルタ
Claims (3)
- 光源からの照射光が分光された3色の色光をそれぞれ入射しかつ当該色光を透過して画像を形成する3枚の液晶パネルと、前記3枚の液晶パネルでそれぞれ形成された画像を合成するクロスダイクロイックプリズムと、前記クロスダイクロイックプリズムに対して前記3枚の液晶パネルを挟んで反対側にそれぞれ設けられた3組の偏光板及びコンデンサレンズとを含み、前記3枚の液晶パネルが前記クロスダイクロイックプリズムの周囲3面にそれぞれ対向して配置された液晶プロジェクタの冷却構造であって、
前記液晶パネル及び前記偏光板を冷却するための冷却風を発生するファンと、前記3枚の液晶パネルと前記クロスダイクロイックプリズムの前記3枚の液晶パネル各々に対向する面との間に形成されかつ前記冷却風が通過する第1の流路と、前記3枚の液晶パネルと前記3枚の液晶パネル各々に対応する前記3組の偏光板との間に形成されかつ前記冷却風が通過する第2の流路とを有し、
前記第1及び第2の流路を通過する前記冷却風で前記3枚の液晶パネルと前記3組の偏光板とを順次冷却することを特徴とする冷却構造。 - 前記第1及び第2の流路にそれぞれ前記冷却風を流入するための流入口と、前記第1及び第2の流路をそれぞれ通過した前記冷却風を排出する排出口とを含み、
前記第1の流路は、前記流入口と、前記3枚の液晶パネルと前記クロスダイクロイックプリズムの前記3枚の液晶パネル各々に対向する面との間の隙間と、前記排出口とを繋いでU字形に構成し、
前記第2の流路は、前記流入口と、前記3枚の液晶パネルと前記3組の偏光板との間の隙間、前記排出口とを繋いでU字形に構成したことを特徴とする請求項1記載の冷却構造。 - 前記ファンは、最初に冷却風で冷却される液晶パネルの透過面と平行に配置するよう構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090445A JP3673692B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 液晶プロジェクタの冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090445A JP3673692B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 液晶プロジェクタの冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001281613A JP2001281613A (ja) | 2001-10-10 |
JP3673692B2 true JP3673692B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=18606051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000090445A Expired - Fee Related JP3673692B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 液晶プロジェクタの冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3673692B2 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4096896B2 (ja) | 2004-03-10 | 2008-06-04 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクタ |
JP4914077B2 (ja) * | 2006-02-07 | 2012-04-11 | キヤノン株式会社 | 投射型画像表示装置 |
JP4974573B2 (ja) * | 2006-04-20 | 2012-07-11 | キヤノン株式会社 | 投射型表示装置 |
JP5364997B2 (ja) * | 2007-12-19 | 2013-12-11 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクタ |
JP5127474B2 (ja) * | 2008-01-24 | 2013-01-23 | キヤノン株式会社 | 画像投射装置 |
JP5509614B2 (ja) * | 2009-02-13 | 2014-06-04 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
JP5381449B2 (ja) * | 2009-07-22 | 2014-01-08 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
JP5381466B2 (ja) | 2009-07-30 | 2014-01-08 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
JP5499558B2 (ja) * | 2009-08-10 | 2014-05-21 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター、及びプロジェクターの製造方法 |
JP2011043538A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Seiko Epson Corp | プロジェクター |
JP2011075770A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Seiko Epson Corp | 光変調装置およびプロジェクター |
JP5407982B2 (ja) | 2010-03-29 | 2014-02-05 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
JP5471708B2 (ja) | 2010-03-29 | 2014-04-16 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
JP5656262B2 (ja) * | 2011-12-05 | 2015-01-21 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 冷却装置、冷却装置を備えた電子機器及び液晶プロジェクタ |
JP5561404B2 (ja) * | 2013-04-19 | 2014-07-30 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクタ |
JP5742974B2 (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-01 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
CN203883953U (zh) | 2014-04-22 | 2014-10-15 | 深圳市绎立锐光科技开发有限公司 | 色轮防尘散热模组及光源系统 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000090445A patent/JP3673692B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001281613A (ja) | 2001-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3673692B2 (ja) | 液晶プロジェクタの冷却構造 | |
US7175284B2 (en) | Projection type display apparatus | |
JP4093073B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP3639271B2 (ja) | 投射型表示装置及び送風装置 | |
JP5245374B2 (ja) | 投射型画像表示装置及び偏光変換素子 | |
JP5381466B2 (ja) | プロジェクター | |
US7241015B2 (en) | Optical unit and projection type image display unit using it | |
JP2008298998A (ja) | 映像表示装置 | |
JP3918671B2 (ja) | 投射型液晶表示装置 | |
JP4366618B2 (ja) | 液晶プロジェクタ | |
JP4155255B2 (ja) | プロジェクタ装置 | |
JPWO2005019929A1 (ja) | プロジェクタ | |
JP5685692B2 (ja) | 投射型液晶映像装置 | |
JP3918416B2 (ja) | 投射型表示装置 | |
JP3684629B2 (ja) | 投射型画像表示用照明装置 | |
JP2006084990A (ja) | 投射装置 | |
JP4630563B2 (ja) | 投射表示装置、および、画像投射システム | |
JP2005173357A (ja) | 色分離合成装置及びそれを有する映像投影装置 | |
JP2009042329A (ja) | 画像投射装置 | |
JP2002373524A (ja) | 光源装置、その冷却装置およびプロジェクタ | |
JP3743416B2 (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2005121900A (ja) | 投射型表示装置、および、投射型表示装置用の光学系 | |
JP2004279778A (ja) | プロジェクタ | |
JP3528832B2 (ja) | 液晶プロジェクター | |
JP4125631B2 (ja) | 投写型表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050425 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428 Year of fee payment: 8 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |