JP4914077B2 - 投射型画像表示装置 - Google Patents
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Description
このような画質劣化の要因となる塵埃が装置内に入るのを防ぐために、冷却手段からの冷却風の吸気口にフィルタを設け、このフィルタによって全ての塵埃を取り除くためには、目の細かいフィルタを用いる必要がある。
また、上記のような吸気口に設けられた防塵フィルタは、装置の使用により塵埃が目に詰まることから、交換もしくは洗浄等する必要が生じる。
また、上記従来例の特許文献1のものでは、使い捨てタイプの第二の帯電フィルタを交換する際、この帯電フィルタの前に設けられた第一の防塵フィルタを取り外すことが必要となる。
そのため、この第二の帯電フィルタの交換時には、防塵フィルタの全て取り除かれることとなって装置内に塵埃が入ることを防ぐことができず、画質劣化を引き起こすこととなる。
本発明の投射型画像表示装置は、光照射手段からの光を光変調素子で変調し、該光変調素子で変調された光を被投射面に投射して画像を表示する投射型画像表示装置であって、
前記光変調素子と前記光照射手段の間に配置された光学素子と、
該光学素子を保持する保持部材と、
筺体ユニットの吸気口から外気を導入するためのファンと、
前記吸気口に配置された第一の防塵フィルタとを有し、
前記光学素子を保持する保持部材は、前記第一の防塵フィルタを通過した外気を前記光学素子へ導く導入部を備え、該導入部に第二の防塵フィルタが配置されており、
前記第一の防塵フィルタを通過した外気の一部は、前記第二の防塵フィルタを通過して前記光学素子へ導かれ、
前記第一の防塵フィルタを通過した外気のうち、前記光学素子へ導かれる外気とは別の外気の一部は、前記第二の防塵フィルタを通過することなく前記光変調素子を保持する保持部材へ導かれることを特徴としている。
また、本発明の投射型画像表示装置は、前記光変調素子が液晶表示素子であり、前記光学素子が位相板であることを特徴としている。
また、本発明の投射型画像表示装置は、前記光変調素子は反射型液晶表示素子であって、前記第一の防塵フィルタを介して導入された外気の一部は、前記第二の防塵フィルタを通過することなく、前記光変調素子のバックプレートへ導かれることを特徴としている。
また、本発明の投射型画像表示装置は、前記第一の防塵フィルタは、前記筐体ユニットの外部から着脱交換可能に構成されていることを特徴としている。
また、本発明の投射型画像表示装置は、複数の色光をそれぞれ変調する複数の光変調素子と、該複数の光変調素子と前記光照射手段との間にそれぞれ配置された複数の光学素子と、
前記第一の防塵フィルタを通過した外気を前記複数の光学素子へ分岐して導く導風路と、
を有することを特徴としている。
これにより、組み立て時等に導風路内に侵入し付着した塵埃が、塵埃の侵入により画質劣化に直接影響する前記光変調素子または前記光学素子を含む前記筐体ユニット内に侵入することを防ぐことができ、画質劣化を防止することが可能となる。
また、装置の使用により塵埃が付着する前記第一の防塵フィルタを交換可能とした構成を採ることにより、前記第一の防塵フィルタの目詰まりによる装置内の温度上昇を防止し、性能低下を防ぐことが可能となる。
また、冷却風を前記光変調素子または前記光学素子へ導く少なくとも二つの導風路に分岐させ、該分岐させた導風路中の少なくとも一つに前記第二の防塵フィルタを備えた構成を採ることができる。
これにより、高い防塵性の要求される箇所だけを前記第二の防塵フィルタにより防塵性を保たせるように構成することができる。
すなわち、これにより、前記第一の防塵フィルタの目は粗めにすることができ、第一の防塵フィルタを通過する冷却風を増加させることが可能となり、装置内部の温度上昇による画質劣化を防ぐことができる。
また、前記光変調素子または前記光学素子を保持する保持部材に形成された前記外気の導入部に前記第二の防塵フィルタが取り付け可能とした構成を採ることにより、第二の防塵フィルタから光変調素子または光学素子までの距離を極力短くすることが可能となる。
これにより、第二の防塵フィルタからこれらの光変調素子または光学素子までの間の導風路に付着する塵埃を減らすことができ、導風路に塵埃が付着したまま組み込まれてしまうことを防止することが可能となる。
また、第二の防塵フィルタは光変調素子または該光学素子を含む前記筐体ユニットに直接取り付けられるため、投射型画像表示装置への組み込みを容易に行うことができる。
これらにより、高温環境や塵埃の多い環境での使用でも画質劣化の少ないことを仕様として掲げる製品を提供することができる。
図1に、本実施例の投射型画像表示装置の構成を説明する分解斜視図を示す。
図1において、1は第1の光源ランプ、2はランプ1を保持するランプホルダー、3は防爆ガラス、4はガラス押さえである。
αはランプ1からの光を入射する照明光学系、βは照明光学系からの出射光を入射するRGBの3色用の液晶パネルを備えた色分解合成光学系である。
5は色分解合成光学系からの出射光を入射して図示せぬスクリーン(被投射面)に画像を投射する投射レンズ鏡筒であり、投射レンズ鏡筒5内には後述する投射レンズ光学系を収納している。
6は光学ボックスであり、この光学ボックス6には上記した第1の光源ランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β等が収納されると共に、投射レンズ5が固定される。
また、この光学ボックス6には、第1の光源ランプ1の周囲を囲むランプ周辺部材としてのランプケース部材が形成されている。
8は電源、9は電源フィルタ、10は電源8と合体し第1の光源ランプ1を点灯するためのバラスト電源である。
11は電源8からの電力により液晶パネルの駆動、及びランプ1の点灯指令を送るための回路基板である。
12A、12Bは後述する外装キャビネット21の吸気口21aから空気を吸い込むことで色分解合成光学系β内の液晶パネル等の光学素子を冷却するための光学系用の冷却ファンA及び冷却ファンB(空冷ファン)である。
13は光学冷却ファン12による風を色分解合成光学系β内の液晶パネル等の光学素子に送るためのRGBダクトAである。
15はランプ冷却ファン14を保持しつつ冷却風をランプに送るためのランプダクトAであり、16は冷却ファン14を押さえて15のランプダクトAと合わせてダクトを構築するためのランプダクトBである。
17は後述する外装キャビネット21に設けた吸気口21bから空気を吸い込んで電源8とバラスト電源10内に風を流通させることで電源8及びバラスト電源10を同時に冷却するための電源用の冷却ファンである。
18は排気ファンであり、排気ファン18はランプ冷却ファン14によるランプ1を通過した後の熱風を排出する。
21は光学ボックス6等を収納するための外装キャビネット(外装ケース下部)、22は外装キャビネット21に光学ボックス6等を収納した状態で蓋をするための外装キャビネット蓋(外装ケース上部)である。
23は側板A、24は側板Bであり、外装キャビネット21には上述した吸気口21a、21bが形成されており、側板B24には排気口が形成されている。
25は各種信号を取り込むコネクタが搭載されるインターフェース基板、26は側板A23の内側に取り付けられたインターフェース補強板である。
27はランプ1からの排気熱を18の排気ファンまで導き、装置内部に排気風を放散させないためのランプ排気ボックスであり、19のランプ排気ルーバーAと20のランプ排気ルーバーBを保持する。
29はセット調整脚であり、セット調整脚29は外装キャビネット21に固定されており、その脚部29aの高さを調整可能となっている。脚部29aの高さ調整により、装置本体の傾斜角度を調整できるように構成されている。
30は外装キャビネット21の吸気口21a外側に取り付く不図示のフィルタを押えるRGB吸気プレートである。
31はβの色分解合成光学系を保持するプリズムベース、32はβの色分解合成光学系の光学素子と反射型液晶表示素子を冷却するために12A・12Bの冷却ファンA・冷却ファンBからの冷却風を導くためのダクト形状部を有するボックスサイドカバーである。
33は32のボックスサイドカバーと合わせることでダクトを形成するためのRGBダクトBである。
34はβの色分解合成光学系内に配置されるところの、反射型液晶表示素子から出ているFPCが接続され、11の回路基板に接続されるRGB基板である。
35は34のRGB基板に電気ノイズが入り込まないようにするためのRGB基板カバーである。
図2に上記投射型画像表示装置の光学構成を説明する図を示す。
図2において、41は連続スペクトルで白色光を発光する発光管、42は発光管41からの光を所定の方向に集光するリフレクタであり、これらの発光管41とリフレクタ42によりランプ1を形成する。
43aは水平方向(ランプ1からの光の進行方向における水平方向(紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第1のシリンダアレイである。
43bは第1のシリンダアレイ43aの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第2のシリンダアレイである。
44は紫外線吸収フィルタ。45は無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子である。
46は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサ、47は光軸を88度変換する為の全反射ミラーである。
43cは垂直方向(ランプ1からの光の進行方向における垂直方向(紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第3のシリンダアレイである。
43dは第3のシリンダアレイ43cの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第4のシリンダアレイである。
50は色座標をある値に調整するために特定波長域の色をランプに戻すためのカラーフィルタ、48はコンデンサーレンズ、49は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。
以上部材により、照明光学系αが構成される。
61R,61G,61Bはそれぞれ入射した光を反射するとともに画像変調する赤用の反射型液晶表示素子、緑用の反射型液晶表示素子、青用の反射型液晶表示素子である。62R,62G,62Bはそれぞれ、赤用の1/4波長板、緑用の1/4波長板、青用の1/4波長板(位相板)である。64aはRの色純度を高めるためにオレンジ光をランプに戻すトリミングフィルタで、64bは透明基板に偏光素子を貼着したRB用の入射側偏光板であり、P偏光のみを透過する。65はRの光の偏光方向を90度変換し、Bの光の偏光方向は変換しない色選択性位相差板である。66はP偏光を透過し、S偏光を反射する第2の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。
68BはB用出射側偏光板(偏光素子)であり、BのS偏光のみを整流し、68GはS偏光のみを透過させるG用出側偏光板、69はRB光を透過し、G光を反射するダイクロイックプリズムである。
ここでP偏光とS偏光の定義を明確にすると、45の偏光変換素子では、P偏光をS偏光に変換するが、ここでゆうP偏光とS偏光は45の偏光変換素子を基準として述べている。
一方、58のダイクロイックミラーに入射する光は60と66の偏光ビームスプリッター基準で考えるのでP偏光光が入射するものとする。
45の偏光変換素子から射出された光はS偏光だが、同じS偏光光を58のダイクロイックミラーに入射する光をP偏光光として本実施例では定義する。
発光管41から発した光はリフレクタ42により所定の方向に集光される。
リフレクタ42は放物面形状を有しており、放物面の焦点位置からの光は放物面の対称軸に平行な光束となる。但し、発光管41からの光源は理想的な点光源ではなく有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸に平行でない光の成分も多く含まれている。
これらの光束は、第1のシリンダアレイ43aに入射する。
第1のシリンダアレイ43aに入射した光束は、それぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光される(垂直方向に帯状の複数の光束)。
そして、紫外線吸収フィルタ44を介して、第2のシリンダアレイ43bを経て、複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)を偏光変換素子45の近傍に形成する。
反射されたS偏光成分の光は反射面で反射し、P偏光成分と同じ方向に出射する。
一方、透過したP偏光成分の光は、1/2波長板を透過してS偏光成分と同じ偏光成分に変換され、偏光方向が揃った光として出射する。
偏光変換された複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)は、偏光変換素子45を出射した後、フロントコンプレッサ46を介して、反射ミラー47にて88度反射し、第3のシリンダアレイ43cに入射する。
第3のシリンダアレイ43cに入射した光束はそれぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光され(水平方向に帯状の複数の光束)、第4のシリンダアレイ43dを経て、複数の光束(水平方向に帯状の複数の光束)となる。
そして、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49に至る。
この照明エリアに後述の反射型液晶表示素子61R、61G、61Bを配置する。
次に、偏光変換素子45によりS偏光とされた光は、ダイクロイックミラー58に入射する。尚、ダイクロイックミラー58は、B(430〜495nm)とR(590〜650nm)の光は反射し、G(505〜580nm)の光は透過する。
ダイクロイックミラー58を透過したGの光はG用入射側偏光板59に入射する。尚、Gの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光(45の偏光変換素子基準の場合はS偏光)となっている。
そしてGの光は、G用入射側偏光板59から出射した後、第1の偏光ビームスプリッター60に対してP偏光として入射して偏光分離面で透過して、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。
G用の反射型液晶表示素子61Gにおいては、Gの光が画像変調されて反射される。
画像変調されたGの反射光のうちP偏光成分は、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたGの反射光のうちS偏光成分は、第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射され、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、すべての偏光成分をP偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gとの間に設けられた1/4波長板62Gの遅相軸を所定の方向に調整する。これにより、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。
第1の偏光ビームスプリッター60から出射したGの光は、第3の偏光ビームスプリッター69に対してS偏光として入射し、ダイクロイックプリズム69のダイクロイック膜面でG光を反射して投射レンズ5へと至る。
そして、RとBの光は、トリミングフィルタ64aでオレンジ光をカットされた後、64bの入射側偏光板から出射し、色選択性位相差板65に入射する。
色選択性位相差板65は、Rの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はS偏光として、Bの光はP偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。
S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。
また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。
画像変調されたRの反射光のうちS偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射されて光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたRの反射光のうちP偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して投射光として69のダイクロイックプリズムに向かう。
また、B用の反射型液晶表示素子61Bに入射したBの光は画像変調されて反射される。
画像変調されたBの反射光のうちP偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたBの反射光のうちS偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射して投射光として69のダイクロイックプリズムに向かう。
このとき、第2の偏光ビームスプリッター66とR用,B用の反射型液晶表示素子61R,61Bの間に設けられた1/4波長板62R,62Bの遅相軸を調整する。これにより、Gの場合と同じようにR,Bそれぞれの黒の表示の調整を行うことができる。
また、Rの光はP偏光のまま68Bの偏光板をそのまま透過し、69のダイクロイックプリズムに入射する。
尚、出射側偏光板68Bで検光されることにより、Bの投射光は第2の偏光ビームスプリッター66とB用の反射型液晶表示素子61B、1/4波長板62Bを通ることによって生じた無効な成分をカットされた光となる。
そして、69のダイクロイックプリズムに入射したRとBの投射光は69のダイクロイックプリズムのダイクロイック膜面を透過し、前述した該ダイクロイック膜面にて反射したGの光と合成されて投射レンズ5に至る。
そして、合成されたR,G,Bの投射光は、投射レンズ5によってスクリーンなどの被投射面に拡大投影される。
まず、Gの光路について説明する。
ダイクロイックミラー58を透過したGの光のP偏光光は入射側偏光板59に入射し、その後、第1の偏光ビームスプリッター60に入射して偏光分離面で透過され、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。
しかし、反射型液晶表示素子61Gが黒表示の為、Gの光は画像変調されないまま反射される。
従って、反射型液晶表示素子61Gで反射された後もGの光はP偏光光のままであるため、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で透過し、入射側偏光板59を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
ダイクロイックミラー58を反射したRとBの光のP偏光光は、入射側偏光板64bに入射する。
そして、RとBの光は入射側偏光板64bから出射した後、色選択性位相差板65に入射する。
色選択性位相差板65は、Rの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はS偏光として、Bの光はP偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。
S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。
また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。
ここでR用の反射型液晶表示素子61Rは黒表示のため、R用の反射型液晶表示素子61Rに入射したRの光は画像変調されないまま反射される。
従って、R用の反射型液晶表示素子61Rで反射された後もRの光はS偏光光のままであるため、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射し、入射側偏光板64bを通過して光源側に戻され、投射光から除去されて、黒表示となる。
従って、B用の反射型液晶表示素子61Bで反射された後もBの光はP偏光光のままであるため、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面を透過する。
そして、色選択性位相差板65により、P偏光に変換され、入射側偏光板64bを透過して光源側に戻されて、投射光から除去される。
以上が、反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル)を使用した投射型画像表示装置での光学構成である。
図3(a)に本実施例における第一の防塵フィルタの構成を説明する斜視図を、図3(b)に第一の防塵フィルタの形状を示す。
図4に本実施例における反射型液晶表示素子及び1/4波長板冷却吹き付け口等への冷却風の流れを示す。
図5に本実施例における第二の防塵フィルタとその設置部を示す。
図6(a)に本実施例における第二の防塵フィルタである赤用1/4波長板への冷却風吹き付け口用フィルタとその前後の冷却風の流れを示す。また、図6(b)に1/4波長板ホルダとその冷却風導入部に挿入される防塵フィルタの構成を示す。
この第一の防塵フィルタ70は、外装キャビネット21の吸気口21aの外側に配置され、不図示のRGB吸気プレートによって押さえられ取り付けられる。
第一の防塵フィルタ70は、塵埃の付着などにより交換が必要である時は、前記RGB吸気プレート30を取り外すことにより、外装キャビネット21の外部から取り外しや、交換が可能に構成されている。
また、32Gは緑用1/4波長板への冷却風吹き付け口、32Bは青用反射型液晶表示素子及び青用1/4波長板への冷却風吹き付け口を示す。
吸気口21aから吸気されて第一の防塵フィルタ70を通過した冷却風CAは、RGBダクトA13内に設けられた光学冷却ファン12A、12Bによりボックスサイドカバー32へ送られる。
ファン12A、12Bによりボックスサイドカバー32に送られた冷却風CAは、RGBダクトA13及びボックスサイドカバー32に設けられた壁により分岐される。
そして、冷却風CAR、CAG、CABとして、上記それぞれの冷却風吹き付け口32R、32G、32Bへ送られる。
また、71Gは第二の防塵フィルタである緑用1/4波長板への冷却風吹き付け口用フィルタ、71Bは第二の防塵フィルタとしての青用1/4波長板への冷却風吹き付け口用フィルタである。
図6(a)において、62Rは赤用の1/4波長板、72Rは赤用の1/4波長板ホルダ、73Rは赤用の光変調素子バックプレートである。
前記冷却風CARは、上記冷却風吹き付け口32Rからの冷却風が、図6(a)に示されるように、冷却風CAR1と冷却風CAR2とに分岐される。
すなわち、冷却風CAR1は、上記冷却風吹き付け口32Rから1/4波長板62Rの保持部材である1/4波長板ホルダ72Rを通過し、1/4波長板62R表面を冷却する。
一方、冷却風CAR2は、反射型液晶表示素子61Rの保持部材である光変調素子バックプレート73Rを冷却する。
前記第二の防塵フィルタ71Rは前記1/4波長板ホルダ72Rの冷却風導入部72Raに挿入して設置される。
したがって、上記冷却風CAR1は1/4波長板62Rに到達する直前に、第二の防塵フィルタ71Rを通過する構成とされている。
これにより、前記冷却風CAR1に画質劣化に影響を及ぼす塵埃が含まれるのを防ぐことができ、塵埃の侵入による画質劣化の少ない投射型画像表示装置を実現することが可能となる。
2:ランプホルダー
3:防爆ガラス
4:ガラス押さえ
5:投射レンズ
6:光学ボックス
7:光学ボックス蓋
8:電源
9:電源フィルタ
10:バラスト電源
11:回路基板
12A・12B:光学冷却ファンA・B
13:RGBダクトA
14:ランプ冷却ファン(吹き付けファン)
15:ランプダクトA
16:ランプダクトB
17:電源用冷却ファン
18:排気ファン
19:ランプ排気ルーバーA
20:ランプ排気ルーバーB
21:外装キャビネット
22:外装キャビネット蓋(外装ケース)
23:側板A
24:側板B
25:インターフェース基板
26:インターフェース補強板
27:排気ボックス
28:ランプ蓋
29:セット調整脚
30:RGB吸気プレート
31:プリズムベース
32:ボックスサイドカバー
33:RGBダクトB
34:RGB基板
35:RGB基板カバー
41:ランプ発光管(光源)
42:リフレクター
43a:第1のシリンダーアレイ
43b:第2のシリンダーアレイ
43c:第3のシリンダーアレイ
43d:第4のシリンダーアレイ
44:紫外線吸収フィルター
45:偏光変換素子
46:フロントコンプレッサ
47:全反射ミラー
48:コンデンサーミラー
49:リアコンプレッサ
50:カラーフィルター
58:ダイクロイックミラー
59:G用入射側偏光板
60:第1の偏光ビームスプリッター
61:反射型液晶表示素子
62:1/4波長板
64a:トリミングフィルター
64b:RB用入射側偏光板
65:色選択性位相差板
66:第2の偏光ビームスプリッター
68B:B用出側偏光板
68G:G用出側偏光板
69:ダイクロイックプリズム
70:第一の防塵フィルタ
71:第二の防塵フィルタ
72:1/4波長板ホルダ
73:光変調素子バックプレート
CA:冷却風
Claims (5)
- 光照射手段からの光を光変調素子で変調し、該光変調素子で変調された光を被投射面に投射して画像を表示する投射型画像表示装置であって、
前記光変調素子と前記光照射手段の間に配置された光学素子と、
該光学素子を保持する保持部材と、
筺体ユニットの吸気口から外気を導入するためのファンと、
前記吸気口に配置された第一の防塵フィルタとを有し、
前記光学素子を保持する保持部材は、前記第一の防塵フィルタを通過した外気を前記光学素子へ導く導入部を備え、該導入部に第二の防塵フィルタが配置されており、
前記第一の防塵フィルタを通過した外気の一部は、前記第二の防塵フィルタを通過して前記光学素子へ導かれ、
前記第一の防塵フィルタを通過した外気のうち、前記光学素子へ導かれる外気とは別の外気の一部は、前記第二の防塵フィルタを通過することなく前記光変調素子を保持する保持部材へ導かれることを特徴とする投射型画像表示装置。 - 前記光変調素子が液晶表示素子であり、前記光学素子が位相板であることを特徴とする請求項1に記載の投射型画像表示装置。
- 前記光変調素子は反射型液晶表示素子であって、前記第一の防塵フィルタを介して導入された外気の一部は、前記第二の防塵フィルタを通過することなく、前記光変調素子のバックプレートへ導かれることを特徴とする請求項1または2に記載の投射型画像表示装置。
- 前記第一の防塵フィルタは、前記筐体ユニットの外部から着脱交換可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射型画像表示装置。
- 複数の色光をそれぞれ変調する複数の光変調素子と、該複数の光変調素子と前記光照射手段との間にそれぞれ配置された複数の光学素子と、
前記第一の防塵フィルタを通過した外気を前記複数の光学素子へ分岐して導く導風路と、
を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の投射型画像表示装置。
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