JP4281436B2 - 映像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネルなどのライトバルブ素子を使用して、スクリーン上に映像を投影する表示装置に係わり、特に、液晶プロジェクタ装置、背面投射型ディスプレイ装置等の映像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電球などの光源からの光を、液晶パネルなどのライトバルブ手段で映像信号に応じて画素毎の濃淡に変える光強度変調を行って、光学像を形成し、その光学像をスクリーンなどに映像として拡大投射する液晶プロジェクタ,背面投射型ディスプレイ装置等の映像表示装置が知られている。
【0003】
最近の表示装置においては、電球などの光源手段は、放電灯型ランプの大電力タイプのものが用いられることが多くなっている。高輝度化にともないランプが大電力化する一方で、装置全体の小型化が要求されており、ランプ周辺の冷却条件が厳しくなりつつある。ランプ周辺には、ランプから出た光を集光するためのリフレクタ手段が設けてあり、また、ランプ自体は使用するに従って劣化し、破裂するような場合があり、リフレクタ手段とカバーガラスで囲った形態で使用されるのが一般的である。
【0004】
ランプ周辺を囲った状態では、ランプの冷却が不十分となることがあり、リフレクタの一部から冷却風を導入して、ランプを冷却して温度を適正にすることが多い。この場合に、リフレクタの一部を切り欠いて、冷却風を吹き込むことになる。この場合、例えばランプが破裂したような場合に、ランプのガラス破片が切り欠き部分から飛散することになり、切り欠き部分には、飛散防止のための網状の部材が設けてあることが多い。また、ランプの温度を適正に保つために、切り欠き部分付近に導風板を設けて、冷却風をランプの狙った場所にあてて冷却するものがある。
【0005】
従来、この種のランプの冷却及び破裂時の破片飛散防止に関する従来技術としては、例えば下記特許文献1に、リフレクタ内部に冷却風を導入する構成が開示されている。また、下記特許文献2にはリフレクタ内部への導風方向を制御する構成が開示されており、下記特許文献3にはランプ破裂に対応するメッシュを取り付けた構成と、吹き込む風の導風板の構成が別々に開示されており、下記特許文献4にはランプ破裂対応と導風構成が両立する構成が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−168179号公報
【特許文献2】
特開平10−27518号公報
【特許文献3】
特開2000−200511号公報
【特許文献4】
特開2001−125195号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示されている従来技術においては、冷却風の方向制御については十分認識されていなかった。上記特許文献2に開示されている従来技術においては、ランプ破裂時の破片の飛散防止については十分認識されていなかった。上記特許文献3に開示されている従来技術においては、導風板と飛散防止とを両立する構成ではなかった。上記特許文献4に開示されている従来技術においては、全体構成が複雑となっている点、すなわち導風板と飛散防止のメッシュ手段の2重構成である点、従来十分に認識されていなかった。
【0008】
本発明は、上記した従来技術における課題事項を鑑みて成されたもので、その目的は、上記課題を解決し、信頼性に優れかつ小型の映像表示装置を低価格にて提供することにある。特に、光源手段であるランプ回りの合理化と信頼性を向上することをその目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための手段としては、本発明においては、光源手段のリフレクタ手段の冷却風吹き込み口に板材部分が傾斜して複数の微小翼構成をなしているメッシュ手段を設け、メッシュ手段を通る風はその風向を変更する作用があり、導風手段と飛散防止手段とを兼用する構成とし、さらには、メッシュ手段の組み立て時に取り付け方向を一定に保つ方向識別手段を設け、確実に導風方向を設定できる手段として構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、全図において、共通な機能を有する構成要素には同一符号を付して示し、また、煩雑さを避けるために、一度述べたものについてはその繰り返した説明を省略する。
図1から図9は、本発明による、第1の一実施形態の説明図である。図1から順に説明する。
【0011】
図1は、本発明による第1の一実施形態である映像表示装置の概観を示す斜視図で、図1(a)は映像表示装置1の正面側、図1(b)は映像表示装置の背面側を示す。
【0012】
図1において、本発明による映像表示装置1は、図1(a)のように、排気口2が投射レンズ10と同じ方向すなわち正面側に面しており、図1(b)に示すように、吸気口3は背面側に設けてある。その他、操作ボタン5、パネル吸気口4などが装置1外部に面して配置されている。
【0013】
映像表示装置1は、操作ボタン5により装置外部から操作して、動作させる。動作時には、投射レンズ10より図示していないスクリーンなどに映像を投射して表示する。
【0014】
図2は、図1に示した本発明による第1の一実施形態の映像表示装置1の内部構成を示す斜視図である。
【0015】
図2において、照明手段であるランプの冷却手段であるランプ冷却ダクト200が装置内部に設けてあり、ランプ冷却ダクト200はファン210を中心において、片側が排気ダクトU215と排気ダクトB216により、反対側がランプダクト213により構成され、両端にダクト排気口211及びダクト吸気口212が設けられて構成される。なお、ダクト吸気口212は吸気口3を介して、また、ダクト排気口211は排気口2を介して筐体外部の外気に面している。
【0016】
ランプダクト213に隠れているが、この下に照明手段であるランプハウス(後述する)が設けてある。プロジェクタ装置の実際の動作の概略は、照明手段であるランプ(図示せず)から発生した光を光学エンジン部6内部で図示していないライトバルブ手段により変調した後に、投射手段である投射レンズ10を経て装置外部のスクリーン(図示せず)などに投射して映像として表示する。
【0017】
図3は、図1に示した本発明による第一番目の一実施の形態のランプ冷却ダクト200の詳細構成を示す分解図を示す。
【0018】
ランプ冷却ダクト200は、ファン210に隣接して、ランプ側では、ランプダクト213が配置される。ランプダクト213の内側には、ランプホルダ110に取り付けられたランプ120が収納された構成のランプハウス100が、照明手段として構成されている。このランプダクト213の外側がダクト吸気口212となる。ファン210の反対側には、排気ダクトを構成する排気ダクトU215及び排気ダクトB216が設けてあり、この2部品の装置外側に向かった部分がダクト排気口211を構成している。
【0019】
図2及び図3に示すように、ランプ冷却ダクト200は、装置のその他の部分とは独立したダクト構成となっている。
【0020】
図4は、図1に示した本発明による第1番目の一実施の形態の動作状態の概略を示す断面図である。図4において、ファン210は装置前方方向に風を送っており、映像表示装置1の外部から吸気口3より取り込んだ外気は、流線A700のようにランプ冷却ダクト200のダクト吸気口212を経てランプダクト213内のランプ120で発生した熱と熱交換し、ファン210へと達する。そして、ファン210により送りだされた風は、排気ダクトを構成する排気ダクトU215及び排気ダクトB216を経てダクト排気口211を経て排気口2から映像表示装置1外部へと排出される。
【0021】
このとき、ランプハウス100の下流部にはファン210があり、ファン210の動作時にはランプハウス100のファン側は負圧となり、一方のダクト吸気口212側に対して気圧が低くなる。ランプハウス100内部の空気の出入りは、リフレクタ130部の開口部から、正圧側すなわちダクト吸気口212側から吸気し、負圧側すなわちファン210側に排気する。リフレクタ130内部に流線750のように冷却風が流れる。また、リフレクタ130内部には、ランプ120があり、流線750の風で、ランプ120が空気と熱交換して冷却される。
【0022】
図5は、図1に示した本発明による第1番目の一実施の形態のランプハウスの内部構成を示す分解図である。
【0023】
図5において、ランプハウス100は、ランプホルダ110に取り付けられた各部品により構成されている。即ち、ランプ120を囲むように、リフレクタ130及び連結筒142、カバーガラス141などが閉空間を構成している。
【0024】
その他、ランプ周辺には、全体を押さえる役割のキャップ140、メッシュ150を連結筒142に押さえるメッシュホルダ160、などがある。また、ランプ120には、電力を供給するためのリード131とコネクタ111があり、ランプハウス100への電力を受け取る構成となっている。
【0025】
メッシュ150部と連結筒142開口部付近の詳細を次に説明する。
【0026】
図6は、図1に示した本発明による第1番目の一実施の形態のランプハウスのメッシュ付近の説明図である。
【0027】
図6において、連結筒142内部にメッシュ150が矢印720方向に取り付けられ、さらにその上からメッシュホルダ160がメッシュ150部と連結筒142とを保持する。メッシュ150は、微細な穴が多数穿たれたシート状の部材であり、詳細は図9にて説明する。連結筒142の吸気穴145と排気穴144とは、内側にメッシュ150が配置され、吸気穴145と排気穴144を通過する風は、メッシュ150を通過する事になる。メッシュ150は、板状のものをメッシュ端部152で輪状につき合わせて取り付けている。また、メッシュ150には、取り付け時に一定方向にそろえるための切り欠き151が設けてある。この切り欠き151部を、連結筒142の切り欠き143に合わせて取り付け、さらにメッシュホルダ160の突起161部が各切り欠き部に入り込んで取り付けられる構成となっている。このような構造となっているため、後述のようにメッシュ150の取り付け時の方向は、一定の方向とすることができ、後述のように、メッシュに穿たれた微細な穴周囲の翼部の方向を所定の方向に取り付けることができる。
【0028】
閉空間と外部との間の空気の出入りは、連結筒142に設けた吸気穴145と排気穴144から行っている。そして、この吸気穴145と排気穴144の内側には、メッシュ150が連結筒142の内側に設けてあり、吸気・排気時には、必ずメッシュ150の穴部を通過することになる。
【0029】
図7は、図1に示した本発明による第1番目の一実施の形態のランプハウスのメッシュ部付近の縦断面図である。
【0030】
図7において、リフレクタ130内部への外気の取り入れは、連結筒142に設けた吸気穴145から行い、メッシュ150を通りリフレクタ部内部132へ向かう。そして、取り入れられた空気は流線780のように流れ、ランプ120付近で熱交換してランプ120を冷却し、最後に排気穴144からリフレクタ部の外側へと排気される。ランプ120とリフレクタ130部の固定は、ネック部にあるセメント部131で固定している。
【0031】
図8は、図1に示した本発明による第1番目の一実施の形態のランプハウスのメッシュ付近の正面方向からの説明図である。図8では、説明のために、特にメッシュ150の部分を拡大して表示している。
【0032】
図8において、ランプダクト213部に囲まれた流路内810にランプ及びリフレクタ部は置かれており、ファン210の動作により、リフレクタ部及び周囲を風が流れて冷却が行われる。ファン210が動作すると、矢印785方向に風がながれ、ファンの吸入側である流路内810側は負圧となる。この状態で、ランプのリフレクタ部の一部を構成している連結筒142の中に設けたメッシュ150は、その微細な穴の方向が斜めになっており、図8では右から左に向かって上方向に傾斜している。すなわち、連結筒142の吸気穴145から入った空気は、流線730のように上側に向かって流れる。
【0033】
メッシュ150の構成は、断面で見ると微細な傾斜翼を多数並べた構成となっている。メッシュ部の詳細構成については図9を用いて後述する。メッシュ150の羽根部153の概略構成は、材料板厚が例えば0.1mmで幅0.2mm、微細穴の寸法が例えば穴の幅が1.25mmで穴の高さが0.7mm、板の傾斜角度が35度であるような場合の条件で、通過する空気が、空気の粘性のため羽根部153により方向を屈曲されて進む。風の流れは流線740に対して屈曲後の流線750のように、メッシュ150を通過することにより、その流線方向を制御することが可能となる。
【0034】
このように、メッシュ150により屈曲された風は、流線730のように、ランプ120部の上側に主に流れることになり、ランプ120の上側部分を重点的に冷却することができる。
【0035】
一方、ランプ120は、発光動作時に上下方向で必要な冷却エネルギ量が異なることがある。すなわち、電極の大小やランプのガラス板厚の不均一などがあり、上下方向での温度を均一にして、信頼性をあげるためには、温度の高くなる部分側に多めに風を流す必要がある。この図8の例では、上側の所用冷却エネルギ量が多い場合で、上下均一に風を流すと、ランプ120の上側の温度が下側よりたとえば30度程度高くなり、ランプ120での上下での温度差が大きくなりランプ120の寿命及び信頼性が低下する。図8に示すように、メッシュ150により、ランプ120の上側に向けて風を流した場合には、たとえばランプ120の上下で温度差が10度以内程度となり、ランプの寿命及び信頼性を確保する事が可能となる。なお、760はランプ120の下側に流れる風の流線を示している。
【0036】
続いてメッシュ150部分の詳細について説明する。
【0037】
図9は、図1に示した本発明による一実施の形態のメッシュ150部分の構造の拡大図である。図9(a)に横断面側を、図9(b)に正面図を、図9(c)に全体の斜視図を示している。なお、図9(a)は図9(b)のA−A線に沿った断面図である。
【0038】
メッシュ150は、本実施の形態では、一般にエキスパンドメタルと呼ばれる種類の金網を用いている。このエキスパンドメタルは、図9(c)に示すように、金属の板材に逐次互い違いの点線状の切れ目を入れた後に、金属板の両端を引き延ばして編み目状のメッシュとして作成するものである。メッシュ150の構成は、元の金属板の板厚t157および幅b158間隔での切り込みに対して、最終的な穴の横ピッチ(幅)W155と、穴の縦ピッチ(高さ)h156の菱形の開口となっている。このとき、断面図(a)に示すように、板厚t157の部分は、菱形の接合部では幅b158が2つ並んだ構成となり、図9(b)での上下方向に引き延ばすと、板部分は傾斜し、角度α159のように所定の角度を持った微細な網目構造となる。このとき、たとえば板厚tを0.1mmとして幅bを0.2mm、穴の幅Wを1.25mm、穴高さhを0.7mmとすると、傾斜角度αはたとえば35度となる。
【0039】
このようなメッシュ全体に対して、板厚方向に傾斜した構造であるエキスパンドメタル構造は、断面側から見ると傾斜した小翼が多数並んだ構造となっている。
傾斜した微小な翼(羽根)が多数並んだメッシュに対して、垂直に風を当てると、風は傾斜した微小翼の間を通るときに微小翼との摩擦及び空気の粘性抵抗を受け、風は微小翼の向いた方向に進行方向を変える。
【0040】
また、当然であるが、エキスパンドメタル構造は、微細な穴を多数あけた金網構造であり、ランプの破裂時の破片の飛散を抑制することが出来る。
【0041】
このようにして、図1から図9を用いて説明したように、エキスパンドメタル構造部材を用いることにより、ランプに吹き込む風の方向を制御するという機能と、ランプの破裂時の破片飛散抑止の2つの目的を1つの部材で同時に達成することが可能となる。また、2つの目的を1つの部材で同時に達成できるので合理化が図れるとともに、コストダウンにもつなげることができる。
【0042】
また、金網の取り付け時に、その金網の角度方向を誤って取り付け出来ないように、図6で説明したように切り欠き部分と突起部分の組み合わせにより、必ず所定の方向に組み立てる構成としている。
【0043】
図10は、本発明による第2番目の一実施形態の説明図である。
【0044】
図10において、映像表示装置のライトバルブ手段である液晶パネル340に対して、冷却風を送るファン341からダクト342を介して冷却風を送っている。ダクト342の先端の吹き出し口343にはエキスパンドメタル構造部材のメッシュ350が設けてある。液晶パネル340に塵埃が付着すると、拡大投影される画像に塵埃が写るため、塵埃を防止する必要がある。この図10に示したように、吹き出し口に微小穴のメッシュ350を設けて、塵埃がダクト342から出ないようにし、液晶パネル340に塵埃が付着しないようにしている。
また、図11には、図10に示した本発明による第2番目の一実施形態の詳細動作の説明図を示す。
【0045】
図11において、ダクト342を通って出てくる流線915の風はメッシュ350に設けられた微細な羽根351に設定された角度β352により、風向を設定され、メッシュ350を通過すると流線910のように屈曲して進み、液晶パネル340に対して所定の角度で風が当たる。このようにして、所定の角度で液晶パネルに対する冷却風を当てることが可能となり、塵埃の除去と風向の制御との2つの動作を1つのメッシュ手段により実現する事が可能となる。また、2つの目的を1つの部材で同時に達成できるので合理化が図れるとともに、コストダウンにもつなげることができる。
【0046】
図12は、本発明による第3番目の一実施形態の説明図である。
【0047】
図12において、図紙面の上下に電源手段960が配置されている。一般に温度は下側より上側が高く、電源手段を構成する上側に配置されている各部品の温度は許容温度の点から温度的マージンが厳しい状態である。この電源手段960に対して、ファン手段920から流線931方向にメッシュ950により導風して風を送り冷却を行っている。
【0048】
電源手段960の前には、エキスパンドメタル構造部材のメッシュ950が設けてあり、メッシュ950を通った風は、元の流線930に対して所定の角度γ932の流線931となり、電源手段960へと当たる。このとき、メッシュ950は、微細な穴が多数あけられており、また所定の角度を持った多数の風向板(羽根)を持った構成であり、ファン手段920からの風は、メッシュ950の微細な穴で塵埃が除去されるので、塵埃を直接電源手段960にためることはなく、かつメッシュ950の所定の角度を持った多数の風向板(羽根)で導風方向が制御されて効率良く電源手段960に当てることが可能となっている。また、2つの目的を1つの部材で同時に達成できるので合理化が図れるとともに、コストダウンにもつなげることができる。
【0049】
もし、電源手段960が図12紙面の上下に配置されて、上下で温度的に厳しいならば、メッシュ950のメッシュ構成を、上側では導風方向が上側となるように風向板を構成し、下側では導風方向が下側となるように風向板を構成するように、例えば風向板の方向をかえて2枚のメッシュを張り合わせて構成するようにしてもよいことはいうまでもない。
【0050】
なお、ファン手段920はパネル吸気口4から外気を取り入れ、矢印201のように風路を形成して、風路の途中に配置されている光学部品(例えば液晶パネル、入射側偏光板、出射側偏光板等)を冷却し、冷却後の風を吸気して、流線930のように排気して電源手段960を冷却する。電源手段960を冷却した風は矢印970のように流れ、矢印150のように排気口2から排気される。
【0051】
以上述べた実施形態の説明では、金網の構成をエキスパンドメタルによる例で説明したが、他の微小翼手段、たとえばハニカムなどであっても同様に構成出来ることは言うまでもない。
【0052】
また、映像表示装置の例で説明したが、他の電子装置、たとえばコンピュータなどであっても同様の効果があることは言うまでもない。
【0053】
以上のように、本発明によれば、映像表示装置において、照明手段であるランプ回りの冷却とランプの破裂時の破片飛散抑止との2つの効果を、シンプルな1つの金網手段により同時に達成できる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、信頼性の高い映像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の内部構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置内部の照明手段の冷却部分の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置内部の照明手段の冷却動作を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の照明手段のランプハウス部の構成を示す分解図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の照明手段のメッシュ部付近の拡大分解図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の照明手段の縦断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の照明手段の正面から見た説明図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置のメッシュ手段の説明図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る映像表示装置内部の、ライトバルブ冷却部の説明図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係る映像表示装置内部の導風板の詳細説明図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る映像表示装置内部の、電源冷却部の説明図である。
【符号の説明】
1…映像表示装置、2…排気口、3…吸気口、4…パネル吸気口、6…光学エンジン部、10…投射レンズ、100…ランプハウス、110…ランプホルダ、120…ランプ、130…リフレクタ、140…キャップ、141…カバーガラス、142…連結筒、143…切り欠き、144…排気穴、145…吸気穴、150…メッシュ、151…切り欠き、152…メッシュ端、153…羽根部、159…角度α、160…メッシュホルダ、161…突起、200…ランプ冷却ダクト、210…ファン、211…ダクト排気口、212…ダクト吸気口、213…ランプダクト、340…液晶パネル、341…ファン、342…ダクト、343…吹き出し口、350…メッシュ、351…羽根、352…角度β、700…流線A、730…流線、740…流線、750…流線、760…流線、780…流線、910…流線、915…流線、920…ファン手段、930…流線、931…流線、932…角度γ、950…メッシュ、960…電源手段。
Claims (1)
- ランプを有する照明手段と、照明光を変調するライトバルブ手段と、該ライトバルブ手段からの変調光を表示する表示手段とを有する映像表示装置であって、
前記照明手段の冷却手段を有し、該冷却手段の導風手段として導風路に対して所定の角度の微小翼を複数個並べたエキスパンドメタル構造の網を使用し、前記微小翼は前記ランプの上下の温度差を小さくするようにランプの上下の風量を変えるとともに、
前記冷却手段は、リフレクタとカバーガラスの間に連接され、吸気穴と排気穴が対向して設けられた連結筒を有し、前記エキスパンドメタル構造の網が前記連結筒の内側に輪状に設けられ構造からなり、
前記吸気穴と排気穴に対応する網の微小翼によりランプの上下の風量の変えることを特徴とする映像表示装置。
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