JP4774762B2 - 光源装置及びそれを備えたプロジェクタ - Google Patents

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Description

この発明は、光源装置及びそれを備えたプロジェクタに関する。
画像表示素子の表示画像を投影するプロジェクタは、プロジェクタケース内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、光源装置と、前記光源装置からの投射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けた構成となっている。
この種のプロジェクタには、光源ランプと、前面が開放する凹面反射体からなり、内部に配置された前記光源ランプからの放射光を反射して前方に出射するリフレクタと、前記リフレクタの外部に配置された空冷用ファンと、前記ファンからの冷却風を導いて前記リフレクタ内に流入させる導風手段とを備えた光源装置が利用されている(特許文献1、2参照)。
特開平10― 23355号公報 特開平10―106307号公報
しかし、従来の光源装置は、空冷用ファンからの冷却風によりリフレクタ内を全体的に空冷するものであるため、光源ランプの高発熱部の空冷効果が充分でなく、そのために、
前記光源ランプが部分的に異常発熱し、ランプ寿命やランプ性能が低下するという問題をもっている。
この発明は、光源ランプの部分的な異常発熱を無くし、ランプ寿命やランプ性能を長期間維持することができる光源装置を提供するとともに、その光源装置を備えたプロジェクタを提供することを目的としたものである。
この発明の光源装置は、光源ランプと、前面が開放する凹面反射体からなり、内部に配置された前記光源ランプからの放射光を反射して前方に出射するリフレクタと、前面に防爆ガラスを備えた光投射部を有し、前記リフレクタの前側にその開放部を覆って設けられた防爆カバーと、前記防爆カバーの周面に設けられた冷却風流入口及び流出口と、前記リフレクタ及び防爆カバーの外部に配置された空冷用ファンと、前記ファンからの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバーの冷却風流入口に導き、前記主冷却風を前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に流入させ、前記副冷却風を前記光源ランプの高発熱部に向けて流入させる導風手段とからなり、前記導風手段は、主風路と、前記主風路よりも断面積の小さい副風路とを有し、一端を前記空冷用ファンの送風口に接続され、他端を防爆カバーの冷却風流入口に接続された導風ダクトからなり、前記防爆カバーの冷却風流入口は、前記防爆カバーの周面の一側部に防爆カバー周方向に沿わせて形成されており、前記導風ダクトの主風路は、その前後面が前記主風路の上流側から下流側に向かって前記防爆カバーの冷却風流入口と略同じ幅に広がる扇状路に形成されるとともに、前記主風路内に、この主風路内を流れる主冷却風の向きを、前記冷却風流入口の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口の他端側の領域から前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板が設けられていることを特徴とする。
この光源装置において、前記導風手段は、前記副冷却風を、前記光源ランプの電極端子突出部に向けて流入させるように構成するのが好ましい。
また、この光源装置においては、前記防爆カバー内に、その周面の冷却風流入口から流入した主冷却風を前記リフレクタ方向に案内する冷却風ガイドを設けるのが望ましい。
この発明のプロジェクタは、
外気を取込む吸気部と内部の空気を排出する排気部とが設けられたプロジェクタケース内に、
入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、
前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、
光源ランプと、前面が開放する凹面反射体からなり、内部に配置された前記光源ランプからの放射光を反射して前方に出射するリフレクタと、前面に防爆ガラスを備えた光投射部を有し、前記リフレクタの前側にその開放部を覆って設けられた防爆カバーと、前記防爆カバーの周面に設けられた冷却風流入口及び流出口と、前記リフレクタ及び前記防爆カバーの外部に配置された空冷用ファンと、前記ファンからの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバーの冷却風流入口に導き、前記主冷却風を前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入させ、前記副冷却風を前記光源ランプの高発熱部に向けて流入させる導風手段とからなる光源装置と、
前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設け
光源装置の前記防爆カバーの冷却風流入口は、前記防爆カバーの周面の一側部に前記防爆カバー周方向に沿わせて形成され、前記導風手段は、主風路と、前記主風路よりも断面積の小さい副風路とを有し、一端を前記空冷用ファンの送風口に接続され、他端を前記防爆カバーの冷却風流入口に接続された導風ダクトからなっており、前記導風ダクトの主風路は、その前後面が前記主風路の上流側から下流側に向かって前記防爆カバーの冷却風流入口と略同じ幅に広がる扇状路に形成されるとともに、前記主風路内に、この主風路内を流れる主冷却風の向きを、前記冷却風流入口の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口の他端側の領域から前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板が設けられていることを特徴とする。
また、プロジェクタケースの底面を下向きにした状態と、前記プロジェクタケースの底面を上向きにした状態のいずれでも使用可能な天地両用型のプロジェクタにおいては、前記光源装置を、前記防爆カバーの冷却風流入口の一端側をプロジェクタケースの上面方向に向け、前記冷却風流入口の他端側を前記プロジェクタケースの底面方向に向けて配置するのが好ましい。
その場合、前記光源装置の導風ダクトの主風路内の風向切換え板は、前記主風路の長さ方向に沿う帯板状をなし、その長さ方向の中間部を前記主風路の幅方向の中央部に回動自在に枢支されるとともに、前記主風路の上流方向の端部に重錘が設けられた回動板からなり、前記重錘の重量により、プロジェクタケースの底面を下向きにしたときに前記上流方向の端部が前記主風路の下側壁に当接し、下流方向の端部が前記主風路の上側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動し、前記プロジェクタケースの底面を上向きにしたときに、前記上流方向の端部が前記主風路の上側壁に当接し、前記下流方向の端部が前記主風路の下側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動するものが好ましい。
この発明の光源装置は、光源ランプと、前面が開放する凹面反射体からなり、内部に配置された前記光源ランプからの放射光を反射して前方に出射するリフレクタと、前面に防爆ガラスを備えた光投射部を有し、前記リフレクタの前側にその開放部を覆って設けられた防爆カバーと、前記防爆カバーの周面に設けられた冷却風流入口及び流出口と、前記リフレクタ及び防爆カバーの外部に配置された空冷用ファンと、前記ファンからの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバーの冷却風流入口に導き、前記主冷却風を前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に流入させ、前記副冷却風を前記光源ランプの高発熱部に向けて流入させる導風手段とからなるものであるため、前記光源ランプの高発熱部を、前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に流入した前記主冷却風と、前記高発熱部に向かって流入した前記副冷却風とにより二重に空冷することができ、したがって、前記光源ランプの部分的な異常発熱を無くし、ランプ寿命やランプ性能を長期間維持することができる。また、前記導風手段は、主風路と、前記主風路よりも小さい断面積の副風路とを有し、一端を空冷用ファンの送風口に接続され、他端を前記防爆カバーの冷却風流入口に接続された導風ダクトであり、このような導風ダクトを用いることにより、前記空冷用ファンからの冷却風を、前記主風路内を流れる主冷却風と前記副風路内を流れる副冷却風とに分流して前記防爆カバーの冷却風流入口に導くことができる。さらに、前記防爆カバーの冷却風流入口を、前記防爆カバーの周面の一側部に防爆カバー周方向に沿わせて形成し、前記導風ダクトの主風路を、その前後面が前記主風路の上流側から下流側に向かって前記防爆カバーの冷却風流入口と略同じ幅に広がる扇状路に形成するとともに、前記主風路内に、この主風路内を流れる主冷却風の向きを、前記冷却風流入口の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口の他端側の領域から前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板を設け、このようにすることにより、前記導風ダクトの主風路からの主冷却風を、前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に、その空間の径方向の温度勾配に応じて、前記光源ランプとリフレクタ及び防爆カバーを効率良く空冷することができる側から流入させることができる。
この光源装置において、前記導風手段は、前記副冷却風を、前記光源ランプの電極端子突出部に向けて流入させるように構成するのが好ましく、このようにすることにより、光源ランプの最も高い発熱部である前記電極端子突出部の異常発熱を無くし、ランプ寿命やランプ性能をより長く維持することができる。
また、この光源装置においては、前記防爆カバー内に、その周面の冷却風流入口から流入した主冷却風を前記リフレクタ方向に案内する冷却風ガイドを設けるのが望ましく、このようにすることにより、前記冷却風流入口から流入した主冷却風をリフレクタ内方向に向けて流し、発熱源である光源ランプが配置されたリフレクタ内をより重点的に空冷することができる。
この発明のプロジェクタは、外気を取込む吸気部と内部の空気を排出する排気部とが設けられたプロジェクタケース内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、前記この発明の光源装置と、前記光源装置からの投射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けたものであり、このプロジェクタによれば、前記光源装置の光源ランプの寿命やランプ性能を長期間維持することができるため、維持費を低減することができる。また、前記光源装置は、前記防爆カバーの冷却風流入口を、前記防爆カバーの周面の一側部に防爆カバー周方向に沿わせて形成し、前記導風手段を、主風路と、前記主風路よりも断面積の小さい副風路とを有し、一端を空冷用ファンの送風口に接続され、他端を前記防爆カバーの冷却風流入口に接続された導風ダクトとし、前記導風ダクトの主風路を、その前後面が前記主風路の上流側から下流側に向かって前記防爆カバーの冷却風流入口と略同じ幅に広がる扇状路に形成するとともに、前記主風路内に、この主風路内を流れる主冷却風の向きを、前記冷却風流入口の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口の他端側の領域から前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板を設けた構成としているため、前記導風ダクトの主風路からの主冷却風を、前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に、その空間の径方向の温度勾配に応じて、前記光源ランプとリフレクタ及び防爆カバーを効率良く空冷することができる側から流入させ、前記リフレクタ及び防爆カバーの外面からの輻射熱の温度を低くし、プロジェクタケース内に配置された電子部品等への熱影響を無くすとともに、前記プロジェクタケースの昇温も低くすることができる。
また、プロジェクタケースの底面を下向きにした状態と、前記プロジェクタケースの底面を上向きにした状態のいずれでも使用可能な天地両用型のプロジェクタにおいては、前記光源装置を、前記防爆カバーの冷却風流入口の一端側をプロジェクタケースの上面方向に向け、前記冷却風流入口の他端側を前記プロジェクタケースの底面方向に向けて配置するのが好ましく、このようにすることにより、前記導風ダクトの主風路からの主冷却風を、前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に、光源ランプの上側の温度の高い領域側から流入させ、その主冷却風により前記光源ランプとリフレクタ及び防爆カバーを効率良く空冷することができる。
その場合、前記光源装置の導風ダクトの主風路内の風向切換え板は、前記主風路の長さ方向に沿う帯板状をなし、その長さ方向の中間部を前記主風路の幅方向の中央部に回動自在に枢支されるとともに、前記主風路の上流方向の端部に重錘が設けられた回動板からなり、前記重錘の重量により、プロジェクタケースの底面を下向きにしたときに前記上流方向の端部が前記主風路の下側壁に当接し、下流方向の端部が前記主風路の上側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動し、前記プロジェクタケースの底面を上向きにしたときに、前記上流方向の端部が前記主風路の上側壁に当接し、前記下流方向の端部が前記主風路の下側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動するものが好ましく、このようにすることにより、プロジェクタケースの天地反転に連動させて、前記風向切換え板を、前記リフレクタ及び防爆カバー内の空間に光源ランプの上側の温度の高い領域側から主冷却風を流入させる向きに自動回動させることができる。
図1〜図7はこの発明の一実施例を示しており、図1及び図2はプロジェクタの斜視図及び水平面に沿う断面図、図3は前記プロジェクタの光源装置の平面図、図4及び図5は前記光源装置の側面図及び背面図、図6は図4のVI−VI線に沿う拡大断面図、図7は図3のVII−VII線に沿う拡大断面図である。
まず、図1及び図2に示したプロジェクタについて説明すると、このプロジェクタは、プロジェクタケース1の底面を下向きにした状態と、前記プロジェクタケース1の底面を上向きにした状態のいずれでも使用可能な天地両用型プロジェクタであり、前記プロジェクタケース1内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子11と、前記画像表示素子11の表示画像を図示しない外部の投影面に投影する投影レンズ12と、前記画像表示素子11に入射させる光を投射する光源装置14と、前記光源装置14からの投射光を前記画像表示素子11に入射させる光源側光学系32とを設けたものである。
前記投影レンズ12はズーミングレンズであり、プロジェクタケース1の左右いずれか一方の側面の近傍に、レンズ光軸をプロジェクタケース1の前後方向に向けるとともに、出射端をプロジェクタケース1の前面に設けられた投影窓2に対向させ、ズーミング操作部13を前記プロジェクタケース1の側面に設けられたズーミング用開口3に対応させて配置されている。
前記画像表示素子11は、その表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型表示素子であり、この実施例では、複数のマイクロミラー(図示せず)が行方向及び列方向にマトリックス状に配列した表示エリアを有するマイクロミラー表示素子を用いている。以下、この反射型画像表示素子11をマイクロミラー表示素子という。
このマイクロミラー表示素子11は、その正面方向に対して一方の方向に傾いた入射方向から所定の入射角で入射した光の反射方向を、前記複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより前記正面方向と斜め方向とに制御して画像を表示するものであり、前記投影レンズ12の後方に、正面方向に反射される画像光の出射方向を投影レンズ12の入射端に向けて配置されている。
そして、前記光源装置14は、前記プロジェクタケース1内のマイクロミラー表示素子11及び投影レンズ12の配置側とは反対側、つまり前記マイクロミラー表示素子11から出射して投影レンズ12に入射する画像光の光路の側方に配置されており、この光源装置14と前記マイクロミラー表示素子11との間に、前記光源装置14からの投射光をマイクロミラー表示素子11にその表示面から入射させる光源側光学系32が設けられている。
また、前記プロジェクタケース1のマイクロミラー表示素子11及び投影レンズ12が配置された側の側面には外気を取込む吸気部5が設けられ、その反対側、つまり光源装置14が配置された側の側面には内部の空気を排出する排気部6が設けられており、プロジェクタケース1内には、前記排気部6に対応させて、プロジェクタケース1内の空気を強制排気するための複数台の空冷ファン7a,7b,7cが配置されている。
さらに、前記プロジェクタケース1の上面には放音部8とキーボード9が設けられており、プロジェクタケース1内には、前記放音部8に対応させて図示しないスピーカが配置されるとともに、前記マイクロミラー表示素子11、投影レンズ12、光源装置14及び光源側光学系32の配置部を避けて、電源部、表示素子駆動回路、光源駆動回路、スピーカ駆動回路、ファン駆動回路等を備えた制御ユニット10が配置されている。
次に、前記プロジェクタの光源装置14について説明すると、この光源装置14は、図3〜図7に示したように、光源ランプ15と、前面が開放する凹面反射体からなり、内部に配置された前記光源ランプ15からの放射光を反射して前方に出射するリフレクタ16と、前面に防爆ガラス20を備えた光投射部19を有し、前記リフレクタ16の前側にその開放部を覆って設けられた防爆カバー18と、前記防爆カバー18の周面に設けられた冷却風流入口21及び流出口22と、前記リフレクタ16及び防爆カバー18の外部に配置された空冷用ファン23と、前記ファン23からの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバー18の冷却風流入口21に導き、前記主冷却風を前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入させ、前記副冷却風を前記光源ランプ15の高発熱部に向けて流入させる導風手段24とからなっている。
前記光源ランプ15は、中間部に球状の膨らみ部を有する細長ガラスバルブ内に、一対の棒状電極が、それぞれの先端を前記膨らみ部内において近接対向させ、それぞれの電極端子15a,15bを前記ガラスバルブの両端から外部に突出させて設けられ、前記ガラスバルブ内に前記電極の先端間に発生するアークにより発光する物質が封入されたアークランプ、例えば超高圧水銀ランプである。
この光源ランプ15は、その軸線を前記リフレクタ16の中心線に一致させるとともに、一方の電極端子突出部をリフレクタ16の開放端付近に位置させて前記リフレクタ16内に配置され、他端部を、リフレクタ後端の中心に設けられたランプ挿通孔に挿通されて、前記リフレクタ16の後端の中心部の外側に設けられた円筒状のランプ支持部17に支持されている。なお、この実施例では、前記ランプ支持部17をリフレクタ16とは別体の部材としているが、前記リフレクタ16の後端の中心に一体に円筒状のネック部を形成し、そのネック部をランプ支持部としてもよい。
前記リフレクタ16は、耐熱性ガラスからなるリフレクタ本体の内周面または外周面に反射膜(図示せず)を設けたガラスリフレクタであり、その周面は、前記光源ランプ15からの放射光をリフレクタ中心線上の一点に集光する方向に反射してリフレクタ前面の開放部から出射する楕円球面に形成されている。
なお、図では省略しているが、前記光源ランプ15の両端に突出された電極端子15a,15bにはそれぞれ、これらの電極端子15a,15bを前記制御ユニット10の光源駆動回路に接続するためのリード線が接続されており、そのうち、リフレクタ16内側の電極端子15aに接続されたリード線は、リフレクタ16の一部に設けられたリード通し穴からリフレクタ16外に導出されている。
また、前記防爆カバー18は、前記リフレクタ16の開放端の直径と略同じ幅を有する正方形状の角筒部と、この角筒部の後端に形成され、前記リフレクタ16の開放端と略同じ径の円形開口が設けられた後面部と、前記角筒部の前端に形成され、中心部に防爆ガラス20が嵌着された円形開口からなる光投射部19が設けられた前面部とからなっており、この防爆カバー18の周面の一側部、つまり前記角筒部の一側面に、防爆カバー18の周方向に沿わせて前記側面の略全幅にわたる長さの冷却風流入口21が形成され、前記角筒部の反対側の側面の中央部に冷却風流出口22が形成されている。
そして、この防爆カバー18は、その後面部の円形開口を前記リフレクタ16の開放部に対向させ、その開口の周縁部を前記リフレクタ16の開放端に当接させて前記リフレクタ16に取付けられている。
一方、前記空冷用ファン23は例えばシロッコファンであり、外部に開放する吸気口23aと、前記導風手段24に接続される送風口23bとを有している。
また、前記空冷用ファン23からの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバー18の冷却風流入口21に導く導風手段24は、主風路25と、前記主風路25よりも断面積の小さい副風路26とを有し、一端を前記空冷用ファン23の送風口23bに接続され、他端を前記防爆カバーの冷却風流入口21に接続された導風ダクトからなっている。以下、この導風手段24を導風ダクトという。
この導風ダクト24は、前記防爆カバー18の冷却風流入口21が形成された側面に対して略直角な方向に沿うダクト本体部24aと、このダクト本体部24aの上流側(空冷用ファン23からの冷却風の流入側)の端部に形成され、ダクト本体部24aの前方に向かって開口するファン接続部24bとからなっており、前記主風路25は、前記ダクト本体部24aの略全長にわたって、その上流側端を前記ファン接続部24bに連通させて形成され、前記副風路26は、前記主風路25の後面側、つまりファン接続部24bとは反対側の面の外側に、前記ダクト本体部24aの略全長にわたって、その上流側端を前記主風路25に連通させて形成されている。
つまり、前記主風路25と副風路26はそれぞれ、その上流側端において前記ファン接続部24bに連通しており、前記ファン接続部24bから導風ダクト24内に流入した冷却風を、図6に矢線で示したように、前記主風路25に流入した主冷却風と前記副風路26に流入した副冷却風とに分流して前記防爆カバー18の冷却風流入口21に導く。
そして、前記導風ダクト24の主風路25は、その前後面が前記主風路25の上流側から下流側に向かって前記防爆カバー18の冷却風流入口21と略同じ幅に広がる扇状路に形成されており、副風路26は、前記主風路25の中心線Oに沿う直線路に形成されている。
すなわち、前記主風路25は、その上流側から下流側に向かって扇状に広がる形状に形成された互いに平行な前面及び後面と、この扇状の前後面の一方の側縁間及び他方の側縁間に形成された一対の側面とにより形成されており、前記副風路26は、前記主風路25の扇状後面の前記中心線Oに沿う中央部と、その部分の外面に対して所定の間隔で平行に対向する細長面と、この細長面の両側縁と前記主風路25の扇状後面との間に形成された一対の側面とにより形成されている。
そして、前記防爆カバー18の冷却風流入口21は、前記主風路25の上流側の開口端に対応する主冷却風流入部の後縁側の中央部に、前記副風路26の上流側の開口端に対応する副冷却風流入部を前記主冷却風流入部と連続させて形成した形状に形成されており、前記導風ダクト24の上流側端は、前記冷却風流入口21に、前記主風路25からの主冷却風を前記冷却風流入口21の主冷却風流入部から前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入させ、前記副風路26からの副冷却風を前記冷却風流入口21の副冷却風流入部から前記光源ランプ15のリフレクタ16内側の電極端子15aの突出部に向けて流入させるように接続されている。
また、前記防爆カバー18内には、前記冷却風流入口21の前縁側からリフレクタ16方向に張出し、前記冷却風流入口21から流入した前記主冷却風をリフレクタ16方向に案内する冷却風ガイド27が設けられている。
さらに、前記導風ダクト24の主風路25内には、この主風路25内を流れる主冷却風の向きを、前記防爆カバー18の冷却風流入口21の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口21の他端側の領域から前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板28が設けられている。
前記風向切換え板28は、前記主風路25の長さ方向に沿う帯板状をなし、その長さ方向の中間部を前記主風路25の幅方向の中央部に回動自在に枢支されるとともに、前記主風路25の上流方向の端部に重錘29が設けられた回動板からなっている。
なお、この風向切換え板28は、その両側縁が前記主風路25の扇状の前後面の内面にそれぞれ略気密状態で摺接する幅と、前記主風路25の略全長にわたる長さとを有していおり、その長さ方向の中間部を、前記主風路25の中心線O上に前記扇状の前後面に対して垂直に設けられた支軸30により枢支されている。
この風向切換え板28は、前記重錘29の重量により、光源装置14を前記防爆カバー18の冷却風流入口21の一端側を上方に向けて配置したときに、図7に実線で示したように、前記重錘29を有する上流方向の端部が前記主風路25の下側壁に当接し、下流方向の端部が前記主風路25の上側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動し、前記光源装置14を前記防爆カバー18の冷却風流入口21の他端側を上方に向けて配置したときに、図7に鎖線で示したように、前記上流方向の端部が前記主風路25の上側壁に当接し、前記下流方向の端部が前記主風路25の下側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動する。
なお、前記重錘29は、前記風向切換え板28の板幅と同じ長さを有し、一側を前記風向切換え板28の上流方向の端縁に固定された丸棒からなっており、前記主風路25の風向切換え板当接部は、その部分を主風路25の外面方向に凹入させた前記重錘29を受入れる形状に形成されている。
また、前記防爆カバー18のリフレクタ16側の開口部の中央部には、前記風向切換え板28の下流方向端部の回動範囲に対応させて、前記風向切換え板28の下流方向端部に摺接する仕切り部材が設けられている。
前記光源装置14は、前記光源ランプ15からの放射光を、楕円球面に形成された凹面反射体からなるリフレクタ16によりその中心軸線上に集光する方向に反射して前方に出射し、その光を、前記リフレクタ16の前側にその開放部を覆って設けられた防爆カバー18の前面の防爆ガラス20を備えた光投射部19から前方に投射するものであり、前記光源ランプ15とリフレクタ16及び防爆カバー18は、前記リフレクタ16及び防爆カバー18の外部に配置された空冷用ファン23からの冷却風により空冷される。
この光源装置14は、前記光源ランプ15と、前面が開放する凹面反射体からなり、内部に配置された前記光源ランプ15からの放射光を反射して前方に出射するリフレクタ16と、前面に防爆ガラス20を備えた光投射部19を有し、前記リフレクタ16の前側にその開放部を覆って設けられた防爆カバー18と、前記防爆カバー18の周面に設けられた冷却風流入口21及び流出口22と、前記リフレクタ16及び防爆カバー18の外部に配置された空冷用ファン23と、前記ファン23からの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバー18の冷却風流入口21に導き、前記主冷却風を前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入させ、前記副冷却風を前記光源ランプ15の高発熱部に向けて流入させる導風ダクト24とからなるものであるため、前記光源ランプ15の高発熱部を、前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入した前記主冷却風と、前記高発熱部に向かって流入した前記副冷却風とにより二重に空冷することができ、したがって、前記光源ランプ15の部分的な異常発熱を無くし、ランプ寿命やランプ性能を長期間維持することができる。
この実施例の光源装置14は、上述したように、前記導風ダクト24からの副冷却風を、前記光源ランプ15の電極端子突出部に向けて流入させるようにしているため、光源ランプ15の最も高い発熱部である前記電極端子突出部の異常発熱を無くし、ランプ寿命やランプ性能をより長く維持することができる。
また、この光源装置14は、前記防爆カバー18内に、その周面の冷却風流入口21から流入した主冷却風をリフレクタ16方向に案内する冷却風ガイド27を設けているため、前記冷却風流入口21から流入した主冷却風をリフレクタ内方向に向けて流し、発熱源である光源ランプ15が配置されたリフレクタ16内をより重点的に空冷することができる。
また、この光源装置14は、空冷用ファン23からの冷却風を、主風路25と、前記主風路25よりも小さい断面積の副風路26とを有し、一端を前記空冷用ファン23の送風口23bに接続され、他端を前記防爆カバー18の冷却風流入口21に接続された導風ダクト24により前記防爆カバー18の冷却風流入口21に導くようにしているため、前記空冷用ファン23からの冷却風を、前記主風路25内を流れる主冷却風と前記副風路26内を流れる副冷却風とに分流して前記防爆カバー18の冷却風流入口21に導くことができる。
さらに、この光源装置14は、前記防爆カバー18の冷却風流入口21を、前記防爆カバー18の周面の一側部に防爆カバー周方向に沿わせて形成し、前記導風ダクト24の主風路25を、その前後面が前記主風路25の上流側から下流側に向かって前記防爆カバー18の冷却風流入口21と略同じ幅に広がる扇状路に形成するとともに、前記主風路25内に、この主風路25内を流れる主冷却風の向きを、前記冷却風流入口21の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口21の他端側の領域から前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板28を設けているため、前記導風ダクト24の主風路25からの主冷却風を、前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に、その空間の径方向の温度勾配に応じて、前記光源ランプ15とリフレクタ16及び防爆カバー18を効率良く空冷することができる側から流入させることができる。
前記光源装置14は、図2に示したように、前記プロジェクタケース1内に、前記防爆カバー18の導風ダクト24が接続された側を横方向に向けるとともに、前記防爆カバー18の冷却風流入口21の一端側をプロジェクタケース1の上面方向に向け、前記冷却風流入口21の他端側を前記プロジェクタケース1の底面方向に向けた状態で、この光源装置14からの光の投射方向を、前記マイクロミラー表示素子11から出射して投影レンズ12に入射する画像光の光路に向けて配置されている。
また、前記光源装置14からの投射光を前記マイクロミラー表示素子11に入射させる光源側光学系32は、前記光源装置14からの投射光を一端面から入射させ、その光の強度分布を均一化させて他端面から出射する導光ロッド33と、前記導光ロッド33からの出射光を平行光に補正するコンデンサレンズ34と、前記コンデンサレンズ34からの出射光を反射して前記マイクロミラー表示素子11にその表示面から所定の入射角(マイクロミラー表示素子11の正面方向に対して一方の方向に傾いた入射角)で入射させる反射板35とにより構成されている。
なお、前記導光ロッド33は、前記マイクロミラー表示素子11の表示エリアに対応する断面形状を有する角棒体または角筒体からなっており、その一端面から入射した光をロッド外周面と外気(空気)との界面またはロッド外周面に形成された反射膜により反射して屈折させながら導き、強度分布を均一化した光を他端面から出射する。
そして、前記導光ロッド33とコンデンサレンズ34は、前記マイクロミラー表示素子11から出射して投影レンズ12に入射する画像光の光路と前記光源装置14との間に配置されており、前記反射板35は、前記画像光の光路を挟んで前記光源装置14の配置側とは反対側に配置されている。
また、このプロジェクタでは、図2に示したように、前記光源装置14からの光の投射側に、扇形状の赤、緑、青の3色のカラーフィルタを周方向に交互に並べて設けた円板状の回転板からなり、モータ37により高速で回転駆動されるカラーホィール36を配置し、前記光源装置14からの投射光を前記カラーホィール36により赤、緑、青の3色の単位色に順次着色してマイクロミラー表示素子11に入射させるとともに、前記マイクロミラー表示素子11の各画素に、前記赤、緑、青の3色の単位色光の入射期間に対応させて赤、緑、青の3色の単位色画像データを順次書込むことにより、前記マイクロミラー表示素子11に赤、緑、青の3色の単位色画像を順次表示させ、その単位色画像を順次外部の投影面に投影して赤、緑、青の3色の単位色画像が重なって見えるフルカラー画像を投影面に表示するようにしている。
なお、前記カラーホィール36は、光源装置14の投射側に限らず、前記光源側光学系32の光路内または前記マイクロミラー表示素子11から出射して投影レンズ12に入射する画像光の光路に配置してもよい。
このプロジェクタは、外気を取込む吸気部5と内部の空気を排出する排気部6とが設けられたプロジェクタケース1内に、入射光の出射を制御して画像を表示するマイクロミラー表示素子11と、前記マイクロミラー表示素子11の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズ12と、前記光源装置14と、この光源装置14からの投射光を前記マイクロミラー表示素子11に入射させる光源側光学系32とを設けたものであり、このプロジェクタによれば、前記光源装置14の光源ランプ15の寿命やランプ性能を長期間維持することができるため、維持費を低減することができる。
また、このプロジェクタは、前記光源装置14を、前記防爆カバー18の冷却風流入口21を、前記防爆カバー18の周面の一側部に防爆カバー周方向に沿わせて形成し、空冷用ファン23からの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバー18の冷却風流入口21に導く導風手段を、主風路25と、前記主風路25よりも断面積の小さい副風路26とを有し、一端を前記空冷用ファン23の送風口23bに接続され、他端を前記防爆カバー18の冷却風流入口に接続された導風ダクト24とし、前記導風ダクト24の主風路25を、その前後面が前記主風路25の上流側から下流側に向かって前記防爆カバー18の冷却風流入口21と略同じ幅に広がる扇状路に形成するとともに、前記主風路25内に、この主風路25内を流れる主冷却風の向きを、前記冷却風流入口21の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口21の他端側の領域から前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板28を設けた構成としているため、前記導風ダクト24の主風路25からの主冷却風を、前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に、その空間の径方向の温度勾配に応じて、前記光源ランプ15とリフレクタ16及び防爆カバー18を効率良く空冷することができる側から流入させ、前記リフレクタ16及び防爆カバー18の外面からの輻射熱の温度を低くし、プロジェクタケース1内に配置された電子部品等への熱影響を無くすとともに、前記プロジェクタケース1の昇温も低くすることができる。
この実施例のプロジェクタは、プロジェクタケース1の底面を下向きにした状態と、前記プロジェクタケース1の底面を上向きにした状態のいずれでも使用可能な天地両用型プロジェクタであり、前記光源装置14を上述したように、前記防爆カバー18の冷却風流入口21の一端側をプロジェクタケース1の上面方向に向け、前記冷却風流入口21の他端側を前記プロジェクタケース1の底面方向に向けて配置しているため、前記導風ダクト24の主風路25からの主冷却風を、前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に、光源ランプ15の上側の温度の高い領域側から流入させ、その主冷却風により前記光源ランプ15とリフレクタ16及び防爆カバー18を効率良く空冷することができる。
そして、この実施例のプロジェクタは、前記光源装置14の導風ダクト24の主風路25内の風向切換え板28を、前記主風路25の長さ方向に沿う帯板状をなし、その長さ方向の中間部を前記主風路25の幅方向の中央部に回動自在に枢支されるとともに、前記主風路25の上流方向の端部に重錘29が設けられた回動板からなり、前記重錘29の重量により、プロジェクタケース1の底面を下向きにしたときに前記上流方向の端部が前記主風路25の下側壁に当接し、下流方向の端部が前記主風路25の上側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動し、前記プロジェクタケース1の底面を上向きにしたときに、前記上流方向の端部が前記主風路25の上側壁に当接し、前記下流方向の端部が前記主風路25の下側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動するものとしているため、プロジェクタケース1の天地反転に連動させて、前記風向切換え板28を、前記リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に光源ランプ15の上側の温度の高い領域側から主冷却風を流入させる向きに自動回動させることができる。
なお、上記実施例の光源装置14では、導風ダクト24により防爆カバー18の冷却風流入口21に導かれた主冷却風と副冷却風のうち、前記副冷却風を、光源ランプ15の電極端子突出部に向けて流入させるようにしているが、前記副冷却風は、前記光源ランプ15の他の高発熱部に向けて流入させるようにしてもよく、また、導風ダクト24に主風路と複数の副風路を設け、その各副風路からの副冷却風を前記光源ランプ15の複数の高発熱部に向けて流入させるようにしてもよい。
また、前記導風ダクト24の主風路及び副風路を流れる主冷却風と副冷却風の一方または両方は、その風路の断面積を変化させる絞り機構を設けることにより、風量及び風圧を微調整できるようにしてもよい。
さらに、上記実施例の光源装置14は、導風ダクト24の主風路25内の風向切換え板28を、その上流方向の端部に設けた重錘29の重量により、プロジェクタケース1の天地反転に連動させて自動回動させるようにしているが、前記風向切換え板28は、他の回動機構や手動操作により回動させるようにしてもよい。
また、前記光源装置14は、上記実施例の天地両用型プロジェクタに限らず、プロジェクタケースの底面を下向きにした状態でのみ使用されるプロジェクタにも適用することができ、その場合は、前記導風ダクト24の主風路25内の風向切換え板28を省略してもよい。
前記風向切換え板28を省略する場合、前記導風ダクト24の主風路25は、リフレクタ16及び防爆カバー18内の空間に、プロジェクタケースの上面方向の領域(温度の高い領域)側から常に主冷却風を流入させるように形成するのが望ましい。
また、上記実施例のプロジェクタは、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子11としてマイクロミラー表示素子を用いたものであるが、前記画像表示素子は反射型液晶表示素子でもよく、その場合は、前記液晶表示素子にその各画素にそれぞれ対応する赤,緑,青のカラーフィルタを設け、光源装置14からの投射光を赤、緑、青の3色の単位色に順次着色するカラーホィール36を省略してもよい。
さらに、上記実施例のプロジェクタは、表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型液晶表示素子を備えたものであるが、前記画像表示素子を透過型液晶表示素子とし、その後側に前記光源装置14を配置してもよい。
この発明の一実施例を示すプロジェクタの斜視図。 前記プロジェクタの水平面に沿う断面図。 前記プロジェクタの光源装置の断面図。 前記光源装置の側面図。 前記光源装置の背面図。 図4のVI−VI線に沿う拡大断面図。 図3のVII−VII線に沿う拡大断面図。
符号の説明
1…プロジェクタケース、5…吸気部、6…排気部、7a,7b,7c…空冷ファン、11…マイクロミラー表示素子、12…投影レンズ、14…光源装置、15…光源ランプ、15a…電極端子、16…リフレクタ、18…防爆カバー、19…光投射部、20…防爆ガラス、21…冷却風流入口、22…冷却風流出口、23…空冷用ファン、24…導風ダクト、25…主風路、26…副風路、27…冷却風ガイド、28…風向切換え板、29…重錘、30…支軸、32…光源側光学系。

Claims (6)

  1. 光源ランプと、前面が開放する凹面反射体からなり、内部に配置された前記光源ランプからの放射光を反射して前方に出射するリフレクタと、前面に防爆ガラスを備えた光投射部を有し、前記リフレクタの前側にその開放部を覆って設けられた防爆カバーと、前記防爆カバーの周面に設けられた冷却風流入口及び流出口と、前記リフレクタ及び前記防爆カバーの外部に配置された空冷用ファンと、前記ファンからの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバーの冷却風流入口に導き、前記主冷却風を前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入させ、前記副冷却風を前記光源ランプの高発熱部に向けて流入させる導風手段とからなり、
    前記導風手段は、主風路と、前記主風路よりも断面積の小さい副風路とを有し、一端を前記空冷用ファンの送風口に接続され、他端を防爆カバーの冷却風流入口に接続された導風ダクトからなり、
    前記防爆カバーの冷却風流入口は、前記防爆カバーの周面の一側部に防爆カバー周方向に沿わせて形成されており、前記導風ダクトの主風路は、その前後面が前記主風路の上流側から下流側に向かって前記防爆カバーの冷却風流入口と略同じ幅に広がる扇状路に形成されるとともに、前記主風路内に、この主風路内を流れる主冷却風の向きを、前記冷却風流入口の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口の他端側の領域から前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板が設けられていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記導風手段は、前記副冷却風を、前記光源ランプの電極端子突出部に向けて流入させることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記防爆カバー内に、その周面の前記冷却風流入口から流入した主冷却風をリフレクタ方向に案内する冷却風ガイドが設けられていることを請求項1に記載の光源装置。
  4. 外気を取込む吸気部と内部の空気を排出する排気部とが設けられたプロジェクタケース内に、
    入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、
    前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、
    光源ランプと、前面が開放する凹面反射体からなり、内部に配置された前記光源ランプからの放射光を反射して前方に出射するリフレクタと、前面に防爆ガラスを備えた光投射部を有し、前記リフレクタの前側にその開放部を覆って設けられた防爆カバーと、前記防爆カバーの周面に設けられた冷却風流入口及び流出口と、前記リフレクタ及び前記防爆カバーの外部に配置された空冷用ファンと、前記ファンからの冷却風を主冷却風と副冷却風とに分流して前記防爆カバーの冷却風流入口に導き、前記主冷却風を前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入させ、前記副冷却風を前記光源ランプの高発熱部に向けて流入させる導風手段とからなる光源装置と、
    前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設け
    光源装置の前記防爆カバーの冷却風流入口は、前記防爆カバーの周面の一側部に前記防爆カバー周方向に沿わせて形成され、前記導風手段は、主風路と、前記主風路よりも断面積の小さい副風路とを有し、一端を前記空冷用ファンの送風口に接続され、他端を前記防爆カバーの冷却風流入口に接続された導風ダクトからなっており、前記導風ダクトの主風路は、その前後面が前記主風路の上流側から下流側に向かって前記防爆カバーの冷却風流入口と略同じ幅に広がる扇状路に形成されるとともに、前記主風路内に、この主風路内を流れる主冷却風の向きを、前記冷却風流入口の中央部よりも一端側の領域から前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入する第1の方向と、前記冷却風流入口の他端側の領域から前記リフレクタ及び前記防爆カバー内の空間に流入する第2の方向とに切換える風向切換え板が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 前記光源装置は、前記防爆カバーの冷却風流入口の一端側をプロジェクタケースの上面方向に向け、前記冷却風流入口の他端側を前記プロジェクタケースの底面方向に向けて配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 光源装置の導風ダクトの主風路内の前記風向切換え板は、前記主風路の長さ方向に沿う帯板状をなし、その長さ方向の中間部を前記主風路の幅方向の中央部に回動自在に枢支されるとともに、前記主風路の上流方向の端部に重錘が設けられた回動板からなっており、前記重錘の重量により、プロジェクタケースの底面を下向きにしたときに前記上流方向の端部が前記主風路の下側壁に当接し、下流方向の端部が前記主風路の上側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動し、前記プロジェクタケースの底面を上向きにしたときに、前記上流方向の端部が前記主風路の上側壁に当接し、前記下流方向の端部が前記主風路の下側壁に対して通風間隔を存して対向する傾き状態に回動することを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ。
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