JP2014048354A - プロジェクタ装置 - Google Patents

プロジェクタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014048354A
JP2014048354A JP2012189426A JP2012189426A JP2014048354A JP 2014048354 A JP2014048354 A JP 2014048354A JP 2012189426 A JP2012189426 A JP 2012189426A JP 2012189426 A JP2012189426 A JP 2012189426A JP 2014048354 A JP2014048354 A JP 2014048354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
cooling
cooling air
light source
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012189426A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Tsukamoto
和寛 塚本
Kazuyuki Sugimura
和之 杉村
Tetsuki Nishimura
哲樹 西村
Masaaki Inui
真朗 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Priority to JP2012189426A priority Critical patent/JP2014048354A/ja
Priority to CN 201320088121 priority patent/CN203250103U/zh
Publication of JP2014048354A publication Critical patent/JP2014048354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】
プロジェクタ装置の高輝度低騒音化が望まれているが,高輝度化を図る為にはランプの発熱量を上げなければならないため,冷却風量を増やす必要がある。冷却風量を増やす為には音源であるファンの回転数を上げなければならないため,騒音が悪化する。逆に,騒音を低減するためにはファンの回転数を下げるまたはファンを減らす,吸排気口の開口を減らすといった対策が必要だが,冷却効率が低下する為,高輝度が実現できない。このように,高輝度化と低騒音化の両立が困難である。
【解決手段】
ランプと,ランプを収納するランプハウスと,電源とバラストを収容する電源カバーとが,電源冷却用のファンの冷却風吹出し口方向,又は電源冷却風吸気口の開口面に対して一直線の配置になっていないプロジェクタ装置において,ランプハウスと電源カバーとの間で冷却風をバイパスするダクトを持つことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は,プロジェクタ装置に関する。特に,電源部とランプ冷却に関するものである。
プロジェクタ装置は,ビデオ映像や,コンピュータで作成した文章や画像を投射する装置として用いられている。プロジェクタ装置は、一般的には,投影画像を生成するための光学ユニットと、光学ユニットに光を供給するためのランプと、ランプの駆動回路であるバラスト,各構成部品へ電力を供給するための電源とを備え、それらの構成部品が1つの筐体の中に収容されている。また、光学ユニットには、光学ユニットにより出力された画像を拡大し,スクリーン等へ投射するための投射レンズが取り付けられている。
プロジェクタ装置は市場からの要求として,高輝度,低騒音化が求められている。これは,明るい部屋でもはっきりとした映像を投影したい,筐体本体からの騒音で映像投影中の視聴者の集中を妨げることを防ぎたい,といった要求の為である。映像を高輝度化するもっとも単純な方法は,プロジェクタ装置の光源に使用しているランプへの入力を増加させることであるが,入力の増加に伴うランプ自体の発熱量の増加,光学ユニットにおける光の吸収による光学部品の温度上昇が生じ,ランプや光学ユニット内の部品の冷却効率を向上させる必要がある。特に,ランプの冷却効率が低く,ランプの温度が極端に上昇すると,ランプの寿命が短くなり,場合によっては使用継続が困難になることもあるため,製品の信頼性向上の為には適切な冷却が必須となる。
また,低騒音化を実現するためには,プロジェクタ装置の主要音源である冷却ファンの設置位置を筐体周囲の吸排気口から遠ざける,排気口の開口率を下げる等といった装置外部への音の漏えい量を減らすこと,冷却ファンの回転数を下げ発生する騒音の低減を行うことや,より低騒音な冷却ファンを用いることが必要である。
これらの要求に対応する為に,様々な技術が提案されている。例えば,特許文献1に記載の技術では,従来は電源用とランプ用という様に,個別に設けられていた冷却ファンに対して,電源とランプとの間に冷却ファンを設け,その冷却ファンの吸気方向を電源側に,排気方向をランプ側に向けることで,電源を冷却した冷却風をランプの冷却に流用し,音源であるファンの個数を減らすことで,低騒音化を図っている。特許文献2に記載の技術では,ランプ冷却後の空気と、電源を冷却した後の空気とが合流するようにし,従来は個別にファンを設置し排気していたものを1つのファンで排気する形態とし,音源である冷却ファンの個数を減らしている。また,特許文献3では,自然対流で熱がこもるランプ上部のみに積極的に冷却風を導くことで,ランプ冷却効率の向上を図ることが可能な冷却回転機構に関する技術が記載されている。
特開2008−065324号公報 特開2011−145332号公報 特開2011−123095号公報
しかし,上記背景技術は,低騒音化,または冷却効率向上のどちらかに特化したものであり,高輝度化と低騒音化を両立することはできない。たとえば,冷却効率を向上させた機構において高輝度化を図る為には,冷却に必要な風量を増やさなければならないが,向上した冷却効率に対して発熱量の上昇割合の方が大きい場合は,冷却風量そのものを増やさなければならないので,騒音の悪化は避けられない。
また,近年特に望まれている市場要求として,防塵性能の向上が挙げられる。塵埃が光学ユニット内の光学部品やランプの反射鏡部に付着することで,ランプから出射する光や光学部品を透過する光のエネルギが低下し,投射する映像が暗くなる。ランプや光学ユニットは防塵フィルタと異なり,定期的な掃除は不可能なため,プロジェクタの輝度維持の為には,出来る限り塵埃をランプや光学ユニットへ導かない構造が必要になる。
本発明が解決しようとする課題は,音源である冷却用のファンをケーシング内部に移動させることと,プロジェクタ装置筐体側面の吸排気口の開口面積を減らすことで騒音を低減しつつ,現状使用しているランプ冷却用のファンの回転数を高速回転させることなく冷却風量を増加させることができるプロジェクタ装置を実現することである。また,ランプへの塵埃の侵入量を軽減し,投射映像の輝度低下を防ぐことである。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、光源と,前記光源からの光の光路上に配置された光学ユニットと,前記光源と前記光学ユニットとを駆動する駆動回路を有するプロジェクタ装置において,前記光源と,前記駆動回路との間で冷却風をバイパスするダクトを有することを特徴とする。
また、前記光源と前記光学ユニットと前記駆動回路の熱を放熱するための前記光源と前記駆動回路に冷却風を送るファンを有することを特徴とする。
また、前記光源と前記駆動回路とが、前記駆動回路を冷却する前記ファンの回転軸方向に対して一直線上に配置されていないことを特徴とする。
また、前記光源と前記駆動回路とが、前記駆動回路の長手方向に対して一直線上に配置されていないことを特徴とする。
また、前記光源と前記駆動回路とをバイパスする前記ダクトの前記駆動回路側にブロアを配置することを特徴とする。
また、前記ブロアが前記駆動回路側の背面側に吸気口を有することを特徴とする。
また、前記ダクトが二股の分岐構造を有し,前記ダクトの一方の分岐のみが前記光源へ冷却風を送ることを特徴とする。
本発明によれば、電源とバラストを冷却した冷却風を,ランプ外側を冷却する冷却風に混合することで,ランプ外側を冷却する風量を増加させると共に,流速の速い流れを直接ランプ近傍まで導くことが出来る為,冷却効率が向上する。また、ランプ冷却効率が向上するため,ランプの熱による劣化を防ぐことができ,長寿命化を実現でき,製品の信頼性向上につながる。冷却効率を向上させることにより,ファンの低回転数化が測れることに加えて,筐体側面開口面積を減らすことができるため,遮音効果を得ることが出来,騒音の低減が可能である。更に,ランプ冷却効率が向上する為,ランプの高輝度化が可能であり,投射映像の輝度を向上させることができる。また,塵埃分岐ダクト構造を採用した場合,塵埃がランプに付着することを防ぐことができるため,長時間使用した後での輝度の低下を防ぐことができる。
本発明の実施例1に係るプロジェクタ装置の投射光学系を上側から見た模式平面構成図である。 比較例におけるプロジェクタ装置の斜視図である。 本発明の実施例1におけるプロジェクタ装置の斜視図である。 本発明の実施例1におけるプロジェクタ装置のランプハウス近傍の斜視図である。 本発明の実施例2におけるプロジェクタ装置の電源部近傍の斜視図である。 本発明の実施例3におけるプロジェクタ装置の斜視図である。 本発明の実施例3における塵埃分離構造例の斜視図である。 本発明の実施例3における塵埃分離構造適用時の塵埃分離試験の結果画像である。
以下,図面を用いて実施形態について説明する。なお、既に説明した符号と同一の符号を付された構成は、同一の機能を有するので、それらの説明を省略する場合がある。
図1は本発明の実施例1に係るプロジェクタ装置の投射光学系を上側から見た模式平面構成図である。まず図1を用いて,実施例1に係るプロジェクタ装置に搭載された光源であるランプから投射レンズに至る投射光学系の概略構成について説明する。
図1ではDLP単板式で,光源2灯合成式のプロジェクタ装置について記載する。画像表示の方式として,この他にもDLP複数板式,光源1灯式,3LCD方式等の様々な方法が存在するが,ここでの説明は割愛する。なお本発明は,いかなる画像表示方式においても適用可能な技術である。
図1に示す様に,プロジェクタ装置は大きく分けて,光源ユニット3(図1の1点鎖線で囲まれる部分),光源ユニット3からの光の照度分布の一様化を図ると共に,色を分離合成し画像形成する光学ユニット4(図1の破線で囲まれる部分),光学ユニット4で形成された画像を拡大投影する投射レンズ57とで構成されている。
プロジェクタ装置では光源であるランプとして主に,超高圧水銀ランプ,LEDランプ,キセノンランプ,ハロゲンランプ等が用いられる。
光源ユニット3内に搭載されたランプ3a,3bは,ランプハウス3cの側面に設けられた開口から,ランプ外側冷却ファン15,16により強制空冷される。
本実施形態の光学ユニット3の構成をより詳細に説明する。2灯のランプ3a,3bから供給された光は,合成ミラー51で合成された後,集光レンズ52にて集光され,カラーホイール53へ入射する。
前記カラーホイール53は,ある一定の回転数で回転しており,カラーホイール53上に配置された赤,青,緑のフィルタを連続的に切り替えることで,赤,青,緑の光を得ている。
カラーホイール53にて分光された光は,インテグレータ54,反射ミラー55を介して,DMD56に照射される。DMD56は,表面に配置された微小なミラーを駆動させ,DMD56にデジタル入力された画像に合わせて光を投射レンズ57又は図示しない吸収板へ反射している。DMD56に反射された光は,投射レンズ57を介して図示しないスクリーンに表示される。
DMD56は,入射した光を反射する際,反射できなかった光を吸収し,発熱する。DMD56は半導体部品であり,高温に弱い為,外部に熱伝導冷却機構6を備え,熱伝達デバイス7
行う。熱伝導冷却機構6,熱伝達デバイス7には,ヒートシンクや,放熱フィン等を備えても構わない。熱伝導冷却機構6と熱伝達デバイス7を介してラジエータ5に伝導した熱は,ラジエータ冷却ファン11により強制空冷される。
続いて,上記の投射光学系を筐体に搭載した,比較例におけるプロジェクタ装置について,図2を用いて説明する。ここでは,ランプハウス3c,電源カバー2cの上部は説明のため図示しない。
図2に示す通り,投射光学系の平面構成図である図1の配置に基づいて投射光学系が配置されている。図2に示すプロジェクタ装置1では,図2中の右側側面の手前側面に配置されたバラスト2bからの電力供給を受けて,図2中の左側手前面に配置された2灯のランプ3a,3bから光が出射し,ランプ3a,3bに隣接した光学ユニット4へ光が入射する。光学ユニット4に入射した光は,図1で先述した通り,最終的に投射レンズ57より拡大され,図示していないスクリーンに投影される。
プロジェクタ装置1においては,ランプハウス3c内部は非常に高温となる。そのため,ランプハウス3cを冷却ファンで空冷する方法が一般的に用いられている。その冷却構造としては図2に示すように,ランプ3a,3bの内側を冷却するファンと,ランプ3a,3bの外側を冷却するファンとが備えられている。図2中の右側のランプ3aは,内側の冷却にはランプ1内側冷却ファン13を,外側の冷却にはランプ1外側冷却ファン15を使用している。図2中の左側のランプ3bは,内側の冷却にはランプ2内側冷却ファン14を,外側の冷却にはランプ2外側冷却ファン16を使用している。このとき,ランプ1内側冷却ファン13とランプ2内側冷却ファン14は冷却風を押し込む方向に,ランプ1外側冷却ファン15,ランプ2外側冷却ファン16は冷却風を引っ張る方向に設置されている。この設置方法は問わない。例えば,ランプ1内側冷却ファン13は冷却風を引っ張る方向に設置し,ランプ2内側冷却ファン14は冷却風を押し込む方向に,といった様に,互い違いの配置であっても問題はない。
また,電源ユニット2において,電源カバー2c内に供えられた電源基板2aとバラスト基板2bについても,図2に示す2つの冷却ファン12,17で冷却風を電源カバー2c内に導き,冷却をしている。ここでは,電源基板2aを図2中奥側に記載し,バラスト基板2bを図2中手前側に記載したが,電源基板2aとバラスト基板2bの電源カバー2c内での設置方法はこの限りではない。場合によっては電源基板2aとバラスト基板2bをスタックする設置方法であっても問題はない。
このとき,電源ユニット2の冷却風と,光源ユニット3の冷却風は,別々の吸気口から吸気し,別々の排気口より排出される。具体的には,電源ユニット2を冷却する冷却風は,図2中右側奥に設置された電源ユニット冷却風吸気口62より電源冷却吸気ファン12を介して電源ユニット2内に供給され,電源基板2a,バラスト基板2b上を通過後,電源冷却排気ファン17を介して,電源冷却ユニット排気口64から排出される。一方,光源ユニット3を冷却する冷却風は,ラジエータ部冷却風吸気口61よりラジエータ冷却ファン11を介して吸気される。プロジェクタ装置1内に吸気された冷却風はその後,図2中右側に記載されたランプ3aについては,ランプ1内側冷却ファン13,ランプ1外側冷却ファン15により冷却される。また,図2中左側に記載されたランプ3bについては,ランプ2内側冷却ファン14,ランプ2外側冷却ファン16により冷却される。ランプ3a,ランプ3bを冷却した冷却風は,光源ユニット冷却風排気口63より排出される。ここまで記載した通り,電源ユニット2を冷却した冷却風と,光源ユニット3を冷却した冷却風とは合流することなく別々に吸排気がなされている。
図2に示す様なプロジェクタ装置1において,更なる投射映像の高輝度化を図る場合,冷却風量を増やさなければならないため,プロジェクタ装置1内に設置された冷却ファンの回転数を上昇させる必要がある。冷却ファンの回転数を上昇させると,騒音が増大するため,高輝度化と低騒音化の両立が困難となる。
そこで比較例の構造を省み,プロジェクタ装置1における本発明の実施例1の構造について、図3を用いて説明する。
図3に,実施例1のプロジェクタ装置1の斜視図を示す。ここでは,ランプハウス3c,電源カバー2cの上部は説明のため図示しない。
本実施例1では,電源カバー2cとランプハウス3cを接続するバイパスダクト21を有する構造を特徴とする。図3中では,バイパスダクト21は,電源カバー2cとランプハウス3cの上部に設置されているが,この限りではない。たとえば,バイパスダクトはランプハウス3cと電源カバー2cの下部で接続されていてもよい。また,電源カバー2c側面には,バイパスダクト21を介して冷却風を送り込むバイパスブロア18を有する。電源ユニット2を冷却した冷却風を,バイパスダクト21を介して光源ユニット3へ導くことで,ランプ1外側冷却ファンにより引き込まれる冷却風と混合され,ランプハウス3c内へ流入する冷却風風量が増加する。冷却風風量が増加するため冷却効率が上昇する。また,これまで電源ユニット2を冷却した冷却風を排気していた電源ユニット冷却風排気口64(図2に示される。)は不要となるため,プロジェクタ装置1の側面開口を減らすことができるため,騒音の軽減が可能となる。
バイパスブロア18は,図3に示す様に電源基板2a,バラスト基板2bに対して垂直に設置してもよいし,平行に,もしくは斜めに設置するなど様々な設置方法が考えられる。
また,バイパスブロア18を設置するにあたり,電源カバー2cに仕切り板やガイドを設けるといった構成でもよい。
電源ユニット2の発熱量は,光源ユニット3の発熱量の5分の1程度である。また,電源ユニットは光源ユニット3に比べ表面積が大きく,また,発熱が局所的に生じている。その為,電源冷却後の冷却風温度は外気温+5℃〜10℃程度であり,光源ユニット3冷却後の冷却風温度が100℃を超えることに比較すれば十分に低い温度であると言える。その為,電源冷却後の冷却風を使用することによる温度の問題は特にない。
図3に示すように、光源(ランプ3a,3b)と駆動回路(電源ユニット2)が駆動回路を冷却するファン(冷却ファン12)の回転軸方向に対して一直線上に配置されていない配置である。また、光源(ランプ3a,3b)と駆動回路(電源ユニット2)が駆動回路の長手方向に対して一直線上に配置されていない配置である。
図4に本実施例1におけるプロジェクタ装置のランプハウス近傍の斜視図を示す。バイパスブロア18を介してランプハウス3cへ送り込まれる冷却風は,ランプ3aの近傍へ直接排出される。バイパスブロア18の吐き出し口を冷却の必要な箇所に向けることで,直接冷却風を吹き付けることが可能なため,従来ランプ外側冷却ファンの引き込み冷却風のみで冷却していた時と比較して冷却効率を向上させることができる。またバイパスダクト21はランプ3aとランプ3bを同時に冷却出来る様に,吐出し口を複数有する構成でも構わない。また,ランプ3bのみを冷却する構成であっても構わない。
図5は本発明の実施例2に係るプロジェクタ装置の電源ユニット近傍の斜視図である。
実施例1において,電源ユニット2冷却後の冷却風温度は,光源ユニット3冷却後の冷却風温度に対して十分に低い温度であると言えると記載したが,当然,冷却風温度は低ければ低いほど冷却効率は上昇する。そこで,実施例2では、バイパスブロア18がファンの回転軸方向に対して両面から吸気出来ることを利用し,バイパスブロア18の吸気口の一方の面からは電源ユニット2を冷却した冷却風を,もう一方の面からは電源ユニット側面追加吸気口65を介して冷たい外気を取り込み,バイパスダクト21へ送り込む構成とすることにより、冷却風温度を低下させる。ランプハウス3cへ送り込まれる冷却風温度が低下するため,更なる冷却効率の向上が期待できる。
図6は本発明の実施例3に係るプロジェクタ装置の斜視図である。
実施例1又は実施例2において,電源ユニット2を冷却した冷却風を光源ユニット3へ導くバイパスダクト構造21を提案した。しかし,実施例1又は2の構成では,特に外気に塵埃が多く含まれるような環境下で用いられる場合,電源ユニット冷却風吸気口62から吸気した冷却風に混在していた塵埃を直接光源ユニット3まで導いてしまう可能性があるため,塵埃が光源ユニット3,ランプ3a,3bに付着し,輝度が低下する恐れがある。そこで実施例3では,バイパスダクト21に塵埃を分離する分岐部22を設け,塵埃含有率の高い流れは分岐部22から分岐させ,光源ユニット3へと流入させない様になっている。そして,塵埃含有率の低い流れのみをバイパスダクト21を通じて光源ユニット3へと流入させ冷却に使用している。分岐部22は直接プロジェクタ装置1の外部へ接続してもいいし,光源ユニット冷却風排気口63の手前で噴出させる形でも良い。
もちろん、外気に塵埃がより多く含まれるような環境においても対応できるように、各冷却風吸気口に防塵フィルタを設けているプロジェクタ装置に対して、本実施例3の構成を組み合わせても良い。
図7に本実施例3における塵埃分離構造の一例の斜視図を示す。
バイパスブロア18により吸気された塵埃100は,バイパスブロア18の回転遠心力により,バイパスブロア18の吐き出し口の図7中右側に片寄る。右側に片寄った塵埃100は,バイパスダクト21の図中右側に設けられた分岐部22側へと流れ込み,排出される。一方,塵埃含有量の少ない流れは,バイパスブロア18の図中左側から吐き出される。このように構成することで、バイパスブロア18の形成する回転遠心力によって塵埃100を遠心分離し,塵埃の分離を可能とするバイパスダクト21と分岐部22を可能とする。
図8に塵埃分離構造適用時の塵埃分離試験の結果画像を示す。図8左側が分岐無し構造による例である。図8右側が二股分岐構造適用例である。塵埃分離試験では、図7に示す構成そのものではなく、図7のバイパスブロア18にある程度の長さダクトを接続し、当該ダクト入口から出口まで分岐無しの場合と、当該ダクト出口近傍においてバイパスブロア18の遠心ファンの外周側に二股分岐構造を有する場合を比較している。そして、当該ダクト出口付近にガーゼを設置し、塵埃の多い気体を流して、ガーゼの汚れ具合を観察する。図8より,図8右側に示す二股分岐構造適用例において、定性的ではあるが,塵埃100がバイパスブロア18の回転遠心力により,外周側に片寄っていることが確認できる。その為,バイパスダクト21の分岐部22の分岐断面73は,バイパスブロア18の吸気側断面71の外周側72に設けられていなければならない。バイパスブロア18の吸気側断面71とは,図6中のバラスト基板2b側の吸気口のことを指す。バイパスブロア18として用いられる遠心ファンを使用すると,遠心ファンの遠心力により塵埃が外周側に分離される。しかし,遠心ファンに接続される送風するダクト(分岐構造を有さない)にある程度の長さがあったり、曲がり構造があると,ダクト内で塵埃が拡散し,図8左側の様な結果となる。一方,遠心ファンに接続されるダクトに分岐構造を持たせれば,ダクト内で塵埃が拡散せず,塵埃が遠心ファンの外周側に分離され、図8右側の様な結果となる。すなわち、バイパスダクト21の分岐構造とバイパスブロア18(遠心ファン)の使用により、塵埃を分離することが出来、外気に塵埃がより多く含まれるような環境においても、光学系やその他の機構部分の塵埃による影響を低減できる。
以上述べた本発明の実施例の構造ではバイパスダクト21は電源ユニット2と光源ユニット3との間で冷却風をバイパスする構成であったが,例えば,電源ユニット2と光学ユニット4との間で冷却風をバイパスする構成,といった様々な構成が考えられる。
以上述べたように、本明細書では、例えば、以下のことを解決すべき課題として記載している。すなわち、プロジェクタ装置の高輝度低騒音化が望まれているが,高輝度化を図る為にはランプの発熱量を上げなければならないため,冷却風量を増やす必要がある。冷却風量を増やす為には音源であるファンの回転数を上げなければならないため,騒音が悪化する。逆に,騒音を低減するためにはファンの回転数を下げるまたはファンを減らす,吸排気口の開口を減らすといった対策が必要だが,冷却効率が低下する為,高輝度が実現できない。このように,高輝度化と低騒音化の両立が困難であるなどの点である。
そして、その解決手段の例として、ランプと,ランプを収納するランプハウスと,電源とバラストを収容する電源カバーとが,電源冷却用のファンの冷却風吹出し口方向,又は電源冷却風吸気口の開口面に対して一直線の配置になっていないプロジェクタ装置において,ランプハウスと電源カバーとの間で冷却風をバイパスするダクトを持つことを記載し、そしてこれにより,電源とバラストを冷却した冷却風を,ランプ外側を冷却する冷却風に混合することで,ランプ外側を冷却する風量を増加させると共に,流速の速い流れを直接ランプ近傍まで導くことが出来る為,冷却効率が向上すること。ランプ冷却効率が向上するため,ランプの熱による劣化を防ぐことができ,長寿命化を実現できること。冷却効率を向上させることにより,ファンの低回転数化が測れることに加えて,筐体側面の開口面積を減らすことができるため,遮音効果を得ることが出来,騒音の低減が可能であること。更に,ランプ冷却効率が向上する為,ランプの高輝度化が可能であり,投射映像の輝度を向上させることができること、などを開示している。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:プロジェクタ装置,2:電源ユニット,2a:電源基板,2b:バラスト基板,2c:電源カバー,3:光源ユニット,3a:ランプ1,3b:ランプ2,3c:ランプハウス,4:光学ユニット,5:ラジエータ,6:熱伝導冷却機構,7:熱伝達デバイス,11:ラジエータ冷却ファン,12:電源冷却吸気ファン,13:ランプ1内側冷却ファン,14:ランプ2内側冷却ファン,15:ランプ1外側冷却ファン,16:ランプ2外側冷却ファン,17:電源冷却排気ファン,18:バイパスブロア,21:バイパスダクト,22:分岐部,51:合成ミラー,52:集光レンズ,53:カラーホイール,54:インテグレータ,55:反射ミラー,56:DMD,57:投射レンズ,61:ラジエータ部冷却風吸気口,62:電源ユニット冷却風吸気口,63:光源ユニット冷却風排気口,64:電源ユニット冷却風排気口,65:電源ユニット側面追加吸気口,100:塵埃

Claims (7)

  1. 光源と,前記光源からの光の光路上に配置された光学ユニットと,前記光源と前記光学ユニットとを駆動する駆動回路を有するプロジェクタ装置において,
    前記光源と,前記駆動回路との間で冷却風をバイパスするダクトを有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタ装置において,
    前記光源と前記光学ユニットと前記駆動回路の熱を放熱するための前記光源と前記駆動回路に冷却風を送るファンを有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタ装置において,
    前記光源と前記駆動回路とが、前記駆動回路を冷却する前記ファンの回転軸方向に対して一直線上に配置されていないことを特徴とするプロジェクタ装置。
  4. 請求項1又は2に記載のプロジェクタ装置において,
    前記光源と前記駆動回路とが、前記駆動回路の長手方向に対して一直線上に配置されていないことを特徴とするプロジェクタ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のプロジェク装置において,
    前記光源と前記駆動回路とをバイパスする前記ダクトの前記駆動回路側にブロアを配置することを特徴とするプロジェクタ装置。
  6. 請求項5に記載のプロジェクタ装置において,
    前記ブロアが、前記駆動回路側の背面側に吸気口を有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のプロジェクタ装置において,
    前記ダクトが、二股の分岐構造を有し,前記分岐構造の一方の分岐のみが前記光源へ冷却風を送ることを特徴とするプロジェクタ装置。
JP2012189426A 2012-08-30 2012-08-30 プロジェクタ装置 Pending JP2014048354A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012189426A JP2014048354A (ja) 2012-08-30 2012-08-30 プロジェクタ装置
CN 201320088121 CN203250103U (zh) 2012-08-30 2013-02-27 投影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012189426A JP2014048354A (ja) 2012-08-30 2012-08-30 プロジェクタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014048354A true JP2014048354A (ja) 2014-03-17

Family

ID=49376534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012189426A Pending JP2014048354A (ja) 2012-08-30 2012-08-30 プロジェクタ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014048354A (ja)
CN (1) CN203250103U (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080957A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP2016150188A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2017151292A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 カシオ計算機株式会社 冷却装置及び投影装置
JP2018097218A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機、及び遊技用装置
WO2018198278A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 マクセル株式会社 投射型映像表示装置
JP2020108492A (ja) * 2019-01-04 2020-07-16 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021043456A (ja) * 2020-11-10 2021-03-18 マクセル株式会社 投射型映像表示装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014162590A1 (ja) * 2013-04-05 2014-10-09 Necディスプレイソリューションズ株式会社 プロジェクタおよびその制御方法
CN106569377B (zh) * 2015-10-12 2023-08-04 深圳光峰科技股份有限公司 一种色轮散热结构及投影装置
CN106896629B (zh) * 2015-12-18 2018-11-06 鸿富锦精密工业(武汉)有限公司 投影仪
US10551726B2 (en) * 2016-03-17 2020-02-04 Maxell, Ltd. Lighting apparatus

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021870A (ja) * 2001-06-22 2003-01-24 Ctx Opto Electronics Corp プロジェクタ用の冷却装置
JP2006196504A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp 冷却装置及びこれを用いた電気機器
JP2006243635A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Casio Comput Co Ltd 光源装置及びそれを備えたプロジェクタ
JP2007256920A (ja) * 2006-02-24 2007-10-04 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2008003262A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Toshiba Corp 投射型表示装置及び投射型表示装置におけるランプユニットの冷却方法
JP2010134392A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Sony Corp 電子機器用送風装置及び電子機器
JP2012008181A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Seiko Epson Corp プロジェクター

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021870A (ja) * 2001-06-22 2003-01-24 Ctx Opto Electronics Corp プロジェクタ用の冷却装置
JP2006196504A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp 冷却装置及びこれを用いた電気機器
JP2006243635A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Casio Comput Co Ltd 光源装置及びそれを備えたプロジェクタ
JP2007256920A (ja) * 2006-02-24 2007-10-04 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2008003262A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Toshiba Corp 投射型表示装置及び投射型表示装置におけるランプユニットの冷却方法
JP2010134392A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Sony Corp 電子機器用送風装置及び電子機器
JP2012008181A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Seiko Epson Corp プロジェクター

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080957A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP2016150188A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2017151292A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 カシオ計算機株式会社 冷却装置及び投影装置
JP2018097218A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機、及び遊技用装置
WO2018198278A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 マクセル株式会社 投射型映像表示装置
JPWO2018198278A1 (ja) * 2017-04-27 2019-12-12 マクセル株式会社 投射型映像表示装置
JP2020108492A (ja) * 2019-01-04 2020-07-16 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7133481B2 (ja) 2019-01-04 2022-09-08 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021043456A (ja) * 2020-11-10 2021-03-18 マクセル株式会社 投射型映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN203250103U (zh) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014048354A (ja) プロジェクタ装置
US7237906B2 (en) Projection-type image display apparatus
US8974062B2 (en) Projection apparatus
KR100358621B1 (ko) 액정투사장치와 램프
JP5207681B2 (ja) 画像投射装置及び画像表示システム
TWI459123B (zh) 投影機冷卻裝置
JP2000019496A (ja) 光学装置
JP3985749B2 (ja) 投射型表示装置
TWI405027B (zh) 投影機
JP4265315B2 (ja) 投射型表示装置
JP4439640B2 (ja) 画像表示装置
CN101644881B (zh) 投影机
US9033515B2 (en) Heat dissipation device of light engine with fan module and heat sink
JP2012073524A (ja) 投写型映像表示装置
TWI464521B (zh) 投影機冷卻裝置
JP5898526B2 (ja) 液晶プロジェクタ
CN103135326A (zh) 投影机光机散热装置
JPH11119181A (ja) 投射型液晶表示装置の冷却構造
JP2008281797A (ja) プロジェクタ
JP2001188305A (ja) プロジェクター
JP2006098734A (ja) 電子機器
JP2012189836A (ja) 投影装置
CN101598891B (zh) 投影机
JP2009157134A (ja) プロジェクタ装置
JP2011075971A (ja) プロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140310

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140317

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140318

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140319

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140911

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161206