JP3312096B2 - ランプ冷却装置 - Google Patents

ランプ冷却装置

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JP3312096B2
JP3312096B2 JP11614096A JP11614096A JP3312096B2 JP 3312096 B2 JP3312096 B2 JP 3312096B2 JP 11614096 A JP11614096 A JP 11614096A JP 11614096 A JP11614096 A JP 11614096A JP 3312096 B2 JP3312096 B2 JP 3312096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源として使用さ
れるランプ発光管に送風する送風手段と、該送風手段に
よる風の流れを、常にランプ発光管の上下の温度差を減
じる方向に規制する可動規制手段とを設けた液晶プロジ
ェクターのランプ冷却装置に関し、特に据え置き状態及
び天吊り状態のいずれの状態にも対応可能な液晶プロジ
ェクターのランプ冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクターの光源用のランプ発
光管として、メタルハライドランプを採用したものが一
般的に知られているが、ランプ発光管丸球部分の上下部
分の温度差を無くす為に、天地に対しランプ発光管丸球
部分の下部はあまり冷却せず、ランプ発光管丸球部分の
上部の冷却を強くする等の冷却システムが望ましいとさ
れている。
【0003】一方、液晶プロジェクターの設置には、据
え置き状態や天吊り状態など状態により液晶プロジェク
ター本体を反転する場合がある。据え置き専用、天吊り
専用に設計されたそれぞれの液晶プロジェクターであれ
ば、天地に対しランプ発光管丸球部分の下部はあまり冷
却せず、ランプ発光管丸球部分の上部の冷却を強くする
ことで、ランプ発光管丸球部分の上下部の温度差を無く
すことができる。
【0004】しかし、据え置き状態を基準とし、特殊な
天吊り部材を使用することで、天吊り状態にも設置する
ことができる液晶プロジェクターにおいては、液晶プロ
ジェクター本体を反転した状態でも、反転しない状態で
も、その状態でランプ発光管丸球部分の上下部の温度差
を無くすことが要求されている。
【0005】据え置き状態ではランプ発光管丸球部分の
上部であっても、天吊り状態ではその部分が下部にな
り、据え置き状態ではランプ発光管丸球部分の下部であ
っても、天吊り状態ではその部分が上部になるような2
つの正反対状態を1台の液晶プロジェクターで対応する
例として、図5とともに以下説明する。
【0006】図5において、1はランプ発光管、2は上
風路、3は下風路、4はダクト、5は反射リフレクタ
ー、6はランプハウス、7は光路、8はランプ発光管1
丸球部分の上側に向かう風、9はランプ発光管1丸球部
分の下側に向かう風、10は上側風引き込み板、11は
下側風引き込み板である。
【0007】ランプ発光管1が、図示しない電源装置に
より発光を開始すると、ランプ発光管1の丸球部分から
の光が、ランプハウス6の内部に収納された反射リフレ
クター5の内面で反射し、光路7に入射する。ランプ発
光管1での発光は、ランプ丸球部分に発熱をもたらし、
反射リフレクター5、及びその他の部品等に熱を伝えて
しまい、場合によっては各部品の破壊に繋がってしまう
為、発光開始と同時に図示しないファン等の送風手段に
より、上風路2の中に風の流れを発生させ、風の方向を
制御する上側風引き込み板10により、ランプ発光管1
丸球部分の上側に向かう風8をコントロールしている。
【0008】また、反対側の下風路3の中にも風の流れ
が発生し、風の方向を制御する下側風引き込み板11に
より、ランプ発光管1丸球部分の下側に向かう風9をコ
ントロールしている。
【0009】以上の動作により発生したランプ発光管1
の上側に当たる風、下側に当たる風は、液晶プロジェク
ター本体を反転した状態でも、反転しない状態でも、そ
の状態でランプ発光管1丸球部分の上下部の温度差を無
くすことが要求されている中では、ランプ発光管1丸球
部分上部の送風量と下部の送風量を同じになるようにし
ている。
【0010】ところが、上述した据え置き状態を基準と
し、特殊な天吊り部材を使用することで、天吊り状態に
も設置することができる液晶プロジェクターにおいて
は、ランプ発光管1丸球部分の上部と下部とには、同量
の風が当てられるようになっている為、ランプ発光管1
丸球部分の下部は必要以上に冷却され、ランプ発光管1
内の封入物であるハロゲン化物の反応サイクルが不十分
になり、その結果、黒化の発生、色特性の変化等の問題
が生じる。さらに、ランプ発光管1丸球部分の上部は冷
却不足により失透が発生し、明るさ、寿命の低下につな
がる。
【0011】また、ランプ発光管1丸球部分の上部は、
自然の法則によって熱が上昇することになり、ランプ発
光管1丸球部分の下部よりも温度が高くなることは周知
であるが、同じ風量をランプ発光管1丸球部分の上部と
ランプ発光管1丸球部分の下部にあてた場合の冷却効果
を比較すると、ランプ発光管1丸球部分の上部とランプ
発光管1丸球部分の下部が同じ風量で得られる温度低下
量が等しくても、ランプ発光管1丸球部分の上部は自然
の法則により温度上昇の方向に持ち上げられ、ランプ発
光管1丸球部分の下部は自然の法則により温度低下の方
向に下げられる。
【0012】つまり、ランプ発光管1丸球部分の上部,
下部とも同じ風量であっても上部の方が下部よりも冷却
効果は小さくなる。この状態でのランプ発光管1丸球部
分の上部と下部との温度差は、天地に対しランプ発光管
1丸球部分の下部はあまり冷却せず、ランプ発光管1丸
球部分の上部の冷却を強くするという、理想型の冷却シ
ステムを対応したものとの温度差を比較した場合、ラン
プ発光管1丸球部分の上部と下部とに同じ風量を当てた
場合の温度差の方が大きくなってしまい、その結果白濁
が発生する。
【0013】そこで、常にランプ発光管の丸球部分の上
部のみを冷却して、ランプ発光管の丸球部分の下部との
温度差を小さくすることによって、ランプ発光管の失透
や黒化等を防止し、長寿命化するものが、特開平5−9
3959号公報にて提案されている。
【0014】この特開平5−93959号公報のもの
は、ランプに冷却風を送風する第1の送風孔と、該第1
の送風孔と異なる位置に位置する第2の送風孔とを設
け、該第1の送風孔若しくは第2の送風孔のうち下方に
位置する側の送風孔への冷却風の流入を遮る遮風板を設
けたものである。
【0015】この遮風板は、回転自在に冷却ノズルの凹
部に掛着されているため、自己の重力により常に下方に
垂れ下がり、従って、液晶プロジェクターが据え置き状
態であっても天吊り状態であっても、下方に位置する側
の送風孔への冷却風の流入を遮って、ランプ発光管の丸
球部分の上部のみを冷却することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平5−93959号公報に記載のものの場合、遮
風板は下方に位置する側の送風孔への冷却風の流入を遮
っており、ランプ冷却には上方に位置する側の送風孔へ
の冷却風のみが使用されているので、風量が不足すると
いう問題があった。
【0017】この風量不足に対応するために、ファンの
回転数を上げたり、ダクトを絞ったりすることが考えら
れるが、遮風板は冷却ノズルの凹部に回転自在に掛着さ
れているため、ファンの回転数を上げると、この遮風板
が回転してしまい、所期の目的が達せられないという問
題がある。
【0018】本発明は、上述したような点に鑑みてなさ
れたものであり、ファンの回転数を上げることなく、冷
却風を有効に利用してランプ冷却に用いることができる
ランプ冷却装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下のような構成とした。即ち、本発明に
係るランプ冷却装置は、ランプを冷却する冷却風を送風
する送風手段と、前記ランプの上面に冷却風を直接当
て、前記ランプの下面に冷却風を間接的に当てる一対の
風向制御手段と、からなるランプ冷却装置であって、前
記風向制御手段は、前記冷却風の風向を変えるフィン部
と、このフィン部を設置する回動部と、この回動部を挟
んでフィン部に対向して設けられた錘部と、からなり、
前記錘部の自重により前記フィン部が回動するようにし
た。
【0020】これによって、ランプ発光管の下側に向か
う風を遮るだけでなく、ランプ発光管の上側へ跳ね返す
ことにより、送風手段からの冷却風を有効に利用して、
常にランプ発光管の上下の温度差を減じる方向に規制す
ることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明のランプ冷却装置の一実施
形態を、図1乃至図3とともに以下説明するが、上記従
来例と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。ここで、図1は本実施形態のランプ冷却装置を示す
側断面説明図であり、光軸上をランプ方向に向かって見
た図である。図2は図1におけるX−X’軸の断面図、
図3は本実施形態のランプ冷却装置における可動フィン
の取り付け部を示す要部斜視図である。
【0022】図1乃至図3において、8’はランプ発光
管丸球部分の上側に向かわない風、9’はランプ発光管
丸球部分の下側に向かわない風、12はダクト4と一体
成型された上側の柱、13はダクト4と一体成型された
下側の柱、14は上側可動フィン、15は下側可動フィ
ン、16は上側可動フィン14を上側の柱12に回動自
在に取り付ける為の上シャフト、17は下側可動フィン
15を下側の柱13に回動自在に取り付ける為の下シャ
フトである。
【0023】また、20は上側可動フィン14の回動を
止めるAストッパー、21は上側可動フィン14の回動
を止めるBストッパー、22は下側可動フィン15の回
動を止めるA’ストッパー、23は下側可動フィン15
の回動を止めるB’ストッパーである。
【0024】尚、図1乃至図3は、本発明のランプ冷却
システムを搭載する液晶プロジェクターを据え置き設置
状態を基準に説明するものである。
【0025】ランプ発光管1が図示しない電源装置によ
り発光を開始すると、ランプ発光管1の丸球部分からの
光が、ランプハウス6の内部に収納された反射リフレク
ター5の内面で反射し、光路7に入射する。
【0026】ランプ発光管1での発光は、ランプ丸球部
分に発熱をもたらせ、反射リフレクター及びその他の部
品等に熱を伝えてしまい、各部品の破壊に繋がってしま
う為、発光開始と同時に図示しないファン等の送風手段
により、上風路2の中に風の流れを発生させ、風の方向
を制御する上側風引き込み板10と上側可動フィン14
の状態とにより、ランプ発光管1丸球部分の上側に向か
う風8と、ランプ発光管1丸球部分の上側に向かわない
風8’とをコントロールする。
【0027】また、下風路3の中に風の流れを発生さ
せ、風の方向を制御する下側風引き込み板11と、下側
可動フィン15の状態とにより、ランプ発光管1丸球部
分の下側に向かう風9と、ランプ発光管1丸球部分の下
側に向かわない風9’とをコントロールする。
【0028】図1において、図2での上側可動フィン1
4及び下側可動フィン15の細部を説明する。27は上
側可動フィン14のフィン部、28は上側可動フィン1
4の錘部である。また、29は下側可動フィン15のフ
ィン部、30は下側可動フィン15の錘部を示す。
【0029】図1において、上側可動フィン14のフィ
ン部27と、上側可動フィン14の錘部28とから成る
Gの位置及びHの位置は、上側可動フィン14の動作後
の状態を示し、Gの位置はA方向が「天」方向になる場
合の動作を表し、Hの位置はA方向が「地」方向になる
場合の動作を表す。
【0030】また、下側可動フィン15のフィン部29
と、下側可動フィン15の錘部30とから成るIの位置
及びJの位置は、下側可動フィン15の動作後の状態を
示し、Iの位置はA方向が「天」方向になる場合の動作
を表し、Jの位置はA方向が「地」方向になる場合の動
作を表す。
【0031】次に、上側可動フィン14及び下側可動フ
ィン15の動作について、図1乃至図3とともに説明す
る。図1においてA方向が「天」方向であり、B方向が
「地」方向である。上側可動フィン14は、ダクト4と
一体成型された上側の柱12に、上シャフト16を使っ
て回動自在に取り付けられている。同様に、下側可動フ
ィン15は、ダクト4と一体成型された下側の柱13
に、下シャフト17を使って回動自在に取り付けられて
いる。
【0032】ダクト4と一体成型された上側の柱12に
は、上側可動フィン14の回動を止めるAストッパー2
0、Bストッパー21が設けられており、ダクト4と一
体成型された下側の柱13には、下側可動フィン15の
回動を止めるA’ストッパー22、B’ストッパー23
が設けられている。
【0033】今、B方向が「地」方向になっている為、
上シャフト16を中心に取り付けられている上側可動フ
ィン14は、上側可動フィン14の錘部28が自重によ
りB方向に下がり、同時に上シャフト16を中心に上側
可動フィン14のフィン部27がA方向に回動し、図3
(a)に示すAストッパー20で止まり、Gの位置にな
る。
【0034】下シャフト17を中心に取り付けられてい
る下側可動フィン15は、下側可動フィン15の錘部3
0が自重によりB方向に下がり、同時に下シャフト17
を中心に下側可動フィン15のフィン部29がA方向に
回動し、図3(b)に示すA’ストッパー22で止ま
り、Iの位置になる。
【0035】上記のような動作を、図2で風の流れと合
わせながら図1と共に説明する。上側可動フィン14
は、上シャフト16を中心に上側可動フィン14の錘部
28の自重により回動し、その回動はAストッパー20
に当接するところで止まる。上側可動フィン14のフィ
ン部27の下端は、図2で示すCポイントにある。
【0036】従って、上風路2の中を流れる図示しない
ファン等の送風手段による風の流れは、上側風引き込み
板10で風の方向が制御され、上側可動フィン14に影
響されることなく、ランプ発光管1丸球部分の上側に向
かう風8の方向に流れ、ランプ発光管1の丸球部分に当
たる。
【0037】下側可動フィン15は、下シャフト17を
中心に下側可動フィン15の錘部30の自重により回動
し、その回動はA’ストッパー22に当接するところで
止まる。下側可動フィン15のフィン部29の上端は図
2で示すEポイントにある。
【0038】従って、下風路3の中を流れる図示しない
ファン等の送風手段による風の流れは、下側風引き込み
板11で風の方向が制御され、下側可動フィン15のフ
ィン部29の面に遮られ、ランプ発光管1丸球部分の下
側に向かわない風9’に流れ、ランプ発光管1の丸球部
分に直接当たることはない。
【0039】次に、液晶プロジェクターの設置状態を、
図示しない特殊な天吊り部材を使用することで天吊り状
態に設置した場合、いわゆる、プロジェクター本体が反
転した状態での上側可動フィン14、下側可動フィン1
5の動作、風の流れ等を図1乃至図3とともに説明す
る。図1及び図2において、A方向が「天」方向である
のに対し、天吊り状態ではA方向が「地」方向となり、
又B方向が「地」方向であるのに対し、天吊り状態では
B方向が「天」方向となる。
【0040】それに伴い、上シャフト16を中心に取り
付けられている上側可動フィン14は、上側可動フィン
14の錘部28が自重によりA方向、つまり「地」方向
に移動し、同時に上シャフト16を中心に上側可動フィ
ン14のフィン部27がB方向に回動し、図3(a)に
示すBストッパー21で止まり、Hの位置になる。
【0041】下シャフト17を中心に取り付けられてい
る下側可動フィン15は、下側可動フィン15の錘部3
0が自重によりA方向、つまり「地」方向に移動し、同
時に下シャフト17を中心に下側可動フィン15のフィ
ン部29がB方向に回動し、図3(b)に示すB’スト
ッパー23で止まり、Jの位置になる。
【0042】上記のような動作を、図2で風の流れと合
わせながら図1と共に説明する。上側可動フィン14
は、上シャフト16を中心に上側可動フィン14の錘部
28の自重により回動し、Bストッパー21に当接する
ところで止まる。上側可動フィン14のフィン部27の
「天」方向の端は、図2で示すDポイントにある。
【0043】従って、上風路2の中を流れる図示しない
ファン等の送風手段による風の流れは、上側風引き込み
板10で風の方向が制御され、上側可動フィン14のフ
ィン部27の面に遮られ、ランプ発光管1丸球部分の上
側に向かわない風8’に流れ、ランプ発光管1の丸球部
分に直接当たることはない。
【0044】下側可動フィン15は、下シャフト17を
中心に下側可動フィン15の錘部30の自重により回動
し、B’ストッパー23に当接するところで止まる。下
側可動フィン15のフィン部29の「地」方向の端は、
図2で示すFポイントにある。
【0045】従って、下風路3の中を流れる図示しない
ファン等の送風手段による風の流れは、下側風引き込み
板11で風の方向が制御され、下側可動フィン15に影
響されることなく、ランプ発光管1丸球部分の下側に向
かう風9に流れ、ランプ発光管1の丸球部分に当たる。
【0046】上側可動フィン14及び下側可動フィン1
5は、上側可動フィン14のフィン部27と下側可動フ
ィン15のフィン部29、上側可動フィン14の錘部2
8と下側可動フィン15の錘部30、その他の部分を含
めてすべて同じ構造、材質になっており、A方向が
「天」方向になっても「地」方向になっても同じ動作を
するようになっている。
【0047】上述したとおり、本実施形態のランプ冷却
装置によれば、液晶プロジェクター本体を設置状態によ
り反転・非反転にした場合、可動フィンの動作により、
ランプ発光管の上部と下部とに対し、常に同じバランス
で送風することができ、設置状態に影響されることな
く、黒化・白濁の発生、色特性の変化、失透、などの問
題発生率を押さえることができ、さらに明るさ、寿命等
を向上させることができる。
【0048】次に、本発明のランプ冷却システムの他の
実施形態を図4とともに説明するが、上記一実施形態と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。こ
こで、図4は本実施形態のランプ冷却装置を示す側断面
説明図である。
【0049】図4において、24は上側可動フィン1
4、下側可動フィン15を連結するためのアーム、25
は上側可動フィン14とアーム24を回動自在に取り付
ける為のAシャフト、26は下側可動フィン15とアー
ム24を回動自在に取り付ける為のBシャフトである。
【0050】ランプ発光管1に対して、上側に当たる風
を制御する為の上側可動フィン14と、下側に当たる風
を制御する為の下側可動フィン15とを、それぞれの錘
部の動作により制御するのではなく、片方の可動フィン
15だけに錘部30を設け、それぞれの可動フィン1
4,15をアーム24によりAシャフト25、Bシャフ
ト26を使って回動自在に取り付ける。
【0051】すなわち、2つの可動フィン14,15
は、アーム24により連結されているため、上側可動フ
ィン14又は下側可動フィン15のいずれか一方に設け
た錘部30の動作により、両可動フィン14,15は連
動した動きが得られる。
【0052】図4中のA方向は「天」方向であり、錘部
30の動作により可動フィン部がシャフト部を中心に回
動した状態を、Kの位置とする。また、A方向を「地」
方向とした場合、錘部30の動作により可動フィン部が
シャフトを中心に回動した状態を、Lの位置とする。
【0053】尚、上述した本発明の実施形態のものは、
ランプ発光管1をリフレクター5に固定し、その開口側
から送風冷却するように構成しているので、機器のコン
パクト化を図ることが可能である。
【0054】
【発明の効果】本願請求項1に記載の発明に係るランプ
冷却装置は、上述したような構成としているので、ラン
プ発光管の下部方向に向かう風を可動フィンでランプ発
光管の上部方向に跳ね返すことにより、冷却風を有効に
利用することが可能となる。
【0055】本願請求項2に記載の発明に係るランプ冷
却装置は、可動規制手段に錘部を設けることによって、
機器の設置状態にかかわらず、可動規制手段をランプ発
光管に対して同じ位置に移動させて、常に同じ条件にて
ランプ発光管の下部方向に向かう風をランプ発光管の上
部方向に跳ね返すことができる。
【0056】本願請求項3に記載の発明に係るランプ冷
却装置は、上側可動フィンと下側可動フィンとをアーム
で連結することにより、上側可動フィン若しくは下側可
動フィンのいずれか一方だけに錘部を設けるのみで、確
実な連動を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のランプ冷却装置の一実施形態を示す側
断面説明図である。
【図2】図1におけるX−X’軸の断面図である。
【図3】本発明のランプ冷却装置の一実施形態における
可動フィンの取り付け部を示す要部斜視図である。
【図4】本発明のランプ冷却装置の他の実施形態を示す
側断面説明図である。
【図5】従来のランプ冷却装置を示す側断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ランプ発光管 2 上風路 3 下風路 4 ダクト 5 反射リフレクター 6 ランプハウス 7 光路 10 上側風引き込み板 11 下側風引き込み板 12 上側の柱 13 下側の柱 14 上側可動フィン 15 下側可動フィン 16 上シャフト 17 下シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/16 H01J 61/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプを冷却する冷却風を送風する送風
    手段と、前記ランプの上面に冷却風を直接当て、前記ラ
    ンプの下面に冷却風を間接的に当てる一対の風向制御手
    段と、からなるランプ冷却装置であって、 前記風向制御手段は、前記冷却風の風向を変えるフィン
    部と、このフィン部を設置する回動部と、この回動部を
    挟んでフィン部に対向して設けられた錘部と、 からなり、前記錘部の自重により前記フィン部が回動す
    ることを特徴とするランプ冷却装置。
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