JP3066496U - スポットライト構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】放熱しやすいスポットライト構造を提供するこ
とを目的とする。それによって、素晴らしい放熱効果が
得られる。 【解決手段】本考案によるスポットライト構造は、内面
が光を集束できる反射面であり、片側が開放である反射
セード（３）と、前記反射セードの中にある発光体
（４）と、反射セード（３）の開放側での二ヶ所にそれ
ぞれ空気取入口（３２）及び空気取出口（３３）が形成
されるように、反射セード（３）の開放側を塞ぐセード
カバー（５）と、冷却空気を反射セード（３）の中に案
内するよう、反射セード（３）の空気取入口（３２）に
接する空気案内部材（６）と、を備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、スポットライト構造に関し、特に放熱しやすいスポットライト構造 に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、光学器械に使用されている照明装置は、発する光を使用状況によって平 行光線と集束光線とに分けることができる。特に、高い照度が要求される場合、 一般に集束光線を発する照明装置が好ましい。いずれにしても、照明装置を放熱 させる必要がある。そのため、ファンが採用されている。

【０００３】 図１は、従来の映写機の照明装置を示す断面図である。それはスポットライト であって、内面が半楕円球形な反射面であり、片側１１１が開放である反射セー ド１１と、金属ハロゲン化物から構成する発光体１２と、を含む。このような照 明装置は、高熱で焼けてしまう時でも爆裂しないため、セードカバーを設ける必 要がない。ファン１３が作動するとき、涼しい空気（冷却用空気）が反射セード １１の中に導入されて発光体１２を当てることにより、直接に発光体１２を放熱 させる。

【０００４】 図１に示す照明装置は、光を集束することができないため、非常に高い照度が 得られない。

【０００５】 図２に示すように、もっと高い照度を得るため、超高圧水銀発光体を含むスポ ットライトが採用されている。そのスポットライトには、内面が半楕円球形な反 射面であり、片側２１１が開放である反射セード２１と、超高圧水銀から構成し 、前端には電極２２１が設けられている発光体２２と、透明で、反射セード２１ の開放側２１１を塞ぐセードカバー２３と、を含む。

【０００６】 前述した超高圧水銀発光体を含むスポットライトは、内部気圧が非常に高いた め、電極が過熱で焼けてしまう時、爆裂が発生する。従って、安全のためにセー ドカバー２３を設ける必要がある。しかし、セードカバー２３を設けると、ファ ン１３よりの涼しい空気が反射セード２１の中に吹き込んで直接に発光体２２を 放熱させることができないため、発光体２２の放熱が不充分である。

【０００７】 発光体２２の先端にある電極２２１が元々高熱を生成し、スポットライトの照 射光がレンズの先端一点に集中しているため、更に大きな熱領域が形成される。 従って、発光体２２の放熱が不充分な場合、電極２２１の過熱で発光体２２は爆 裂しやすい。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、涼しい空気を反射セードの内部に導いて発光体に当てること により、発光体から直接に放熱させる。よって素晴らしい放熱効果を達成するス ポットライト構造を提供する。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するため、本考案に係わるスポットライト構造は、内面が光を 集束できる反射面であり、片側が開放である反射セードと、前記反射セードの中 にある発光体と、前記反射セードの開放側での二ヶ所にそれぞれ空気取入口及び 空気取出口が形成されるように、前記反射セードの開放側を塞ぐセードカバーと 、涼しい空気を前記反射セードの中に案内するよう、前記反射セードの空気取入 口に接する空気案内部材と、を含む。

【００１０】 上記構成によれば、本考案に係わるスポットライト構造の下方にあるファンが 作動する時、涼しい空気が前記空気案内部材で前記反射セードの中に導入され、 その空気を発光体の先端にある電極に当てることにより、その発光体を放熱させ る。前記電極を通った後の熱い空気が前記反射セードの空気取出口より流れ出る 。このように、素晴らしい放熱効果が得られる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基づいて本考案の実施形態を説明する。図３、図４及び図５は 本考案の最適な実施の形態を示す。これらの図面に示すように、本考案に係わる スポットライト構造は、反射セード３と、発光体４と、セードカバー５と、空気 案内部材６と、を備える。その中、反射セード３は、内面が半楕円球形な反射面 であり、片側が開放である。

【００１２】 図５に示すように、発光体４が前記反射セード３の中心部にある超高圧水銀燈 であり、その先端に電極４１が設けられている。

【００１３】 図３に示すように、セードカバー５が反射セード３を塞ぐ時、反射セード３の 開放側の下部及び上部にはそれぞれ空気取入口３２及び空気取出口３３が形成さ れる。

【００１４】 図３及び図５に示すように、前記空気案内部材６は、空気が下から反射セード ３の中に入りやすいように設けられ、傾斜板６１と、縦板６２と、側板６３と、 を備える。その中、台形をしている傾斜板６１の上部が空気取入口３２に接し、 縦板６２の上端が傾斜板６１の下端に接し、側板６３が傾斜板６１及び縦板６２ の両側に設けられている。

【００１５】 縦板６２には、縦板６２をスポットライト・フレームの支持部材７１に締め付 けるためのねじ穴６２１が設けられている。支持部材７１の水平部にはファン７ ２を収納するためのファン取付孔７１１が開設されている。

【００１６】 図５に示すように、本考案の下方にあるファンが作動する時、涼しい空気が空 気案内部材６に案内されて反射セード３の中に入り、発光体4の先端にある電極 ４１を当てることにより、発光体4を放熱させる。電極４１を通った後の熱い空 気が反射セード３の空気取出口３３より流れ出る。

【００１７】 まとめとして、本考案は下記のメリットを有る。（１）涼しい空気が反射セー ド３の中に導入され、発光体４の電極４１を当てることによって発光体４を放熱 させる。従って、電極４１の過熱で発光体４が焼けてしまうことを無くし、発光 体４の使用寿命を延ばすことができる。（２）セードカバー５を備えるため、超 高圧発光体の爆裂による危険を無くす。

【００１８】

【考案の効果】

本考案に係わるスポットライト構造は、涼しい空気を反射セードの内部に導い て発光体を当てることにより、発光体を直接に放熱させる。よって素晴らしい放 熱効果を達成する。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の映写機の照明装置を示す断面図である。

【図２】従来の超高圧水銀発光体を含むスポットライト
を示す断面図である。

【図３】本考案の好適な実施の形態を示す分解斜視図で
ある。

【図４】本考案の好適な実施の形態を示す組立斜視図で
ある。

【図５】本考案の好適な実施の形態を示す組立断面図で
ある。

【符号の説明】

３ 反射セード ３１ 開放側 ３２ 空気取入口 ３３ 空気取出口 ４ 発光体 ４１ 電極 ５ セードカバー ６ 空気案内部材 ６１ 傾斜板 ６２ 縦板 ６２１ ねじ穴 ６３ 側板 ７１ 支持部材 ７１１ ファン取付孔 ７２ ファン

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内面が光を集束できる反射面であり、片
   側が開放である反射セードと、前記反射セードの中にあ
   る発光体と、前記反射セードの開放側での二ヶ所にそれ
   ぞれ空気取入口及び空気取出口が形成されるように、前
   記反射セードの開放側を塞ぐセードカバーと、涼しい空
   気を前記反射セードの中に案内するよう、前記反射セー
   ドの空気取入口に接する空気案内部材と、を備えること
   を特徴するスポットライト構造。
2. 【請求項２】 前記反射セードは、内面が半楕円球形な
   反射面であることを特徴とする請求項１に記載のスポッ
   トライト構造。