JP2004095341A - 光源ユニット冷却機構およびそれを用いたプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】光源ユニットを確実かつ効果的に冷却するための冷却機構を提供することを目的とする。
【解決手段】画像を投影するためのランプ11と、該ランプ11の背部側から前側まで延在して光を前方に反射するリフレクタ13とを備えた画像投影用の光源ユニット1を冷却するための冷却機構であって、前記リフレクタ13の前部に空気流通用の開口17が複数形成され、該開口17に空気流を生成させる送風手段(ファン)20を配置している。送風手段からの空気流をランプに向けて流し、直接冷却するので効率的である。
【選択図】 図3
【解決手段】画像を投影するためのランプ11と、該ランプ11の背部側から前側まで延在して光を前方に反射するリフレクタ13とを備えた画像投影用の光源ユニット1を冷却するための冷却機構であって、前記リフレクタ13の前部に空気流通用の開口17が複数形成され、該開口17に空気流を生成させる送風手段(ファン)20を配置している。送風手段からの空気流をランプに向けて流し、直接冷却するので効率的である。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電ランプにリフレクタを備えた光源ユニット(ランプユニットとも称する)を効率良く冷却するための冷却機構に関する。より詳しくは、ランプユニット内の放電ランプあるいはバーナー部を直接冷却して、冷却効率を向上させた冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、ランプユニットを備える従来のプロジェクタについて示す図であり、同図(A)はそのプロジェクタ内の構成を模式的に示した断面図、同図(B)はランプユニットと冷却ファンの関係を示す図である。
【0003】
同図(A)に示すように、プロジェクタ100は所望の画像を投影するために高輝度の放電ランプを含んだランプユニット110をプロジェクタケース101内に収納している。投影用の放電ランプは、プロジェクタ内で大量の熱を発生させる発熱源となっている。放電ランプが過度の高温状態を維持されると、放電ランプの電極が劣化し、放電ランプの発光特性が劣化したり放電ランプの寿命が短くなったり、さらに放電ランプからの熱によりプロジェクタ内の他の電子部品等に悪影響を与えてしまう。このため、ランプユニット100からの熱を外部に放熱させるための空冷用ファン105が設けられている。冷却ファン105によってケース内部で高温となった空気HAをケースの排気口107から排出させている。
【0004】
同図(B)に示すように、ランプユニット110は、投影用の放電ランプ111と、放電ランプ111からの光を前方に反射させるリフレクタ113とを備えている。放電ランプ111は、例えば石英ガラス等の容器内にガスや金属を収納し、電極112a、112bに印加された電圧によって電極間にアーク放電を生じさせ光を発する。例えば、キセノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどを用いることができる。
【0005】
リフレクタ113は、例えば回転放物面鏡あるいは回転楕円面鏡を有し、そのほぼ中心に放電ランプ111の電極112a側の端部が挿入固定され、電極112a、112b間の中心はリフレクタ113の焦点位置にほぼ一致される。冷却ファン105がランプユニット110の背部に配置され、そこに空気流を生成することで、ランプユニット110によって熱せられた空気HAを外部へ放出している。
【0006】
冷却ファン105を用いて空気流を発生させ、放電ランプの放熱及びプロジェクタ内の温度上昇を抑制する構成は比較的簡単であるため、このような冷却方法が従来からよく用いられている。
【0007】
他方、ランプユニット110内の放電ランプ111は極めて高温となるので、その防爆用のガラス119が配設されることがある。防爆ガラス119はリフレクタ113の前面に取り付けられ、これによってランプユニット110の内部が実質的に閉ざされた空間になるので、放電ランプ111周辺に存在する空気流が減少しあるいは滞留し、空気流あるいは対流によるランプユニット110内の放熱が制限されてしまう。
【0008】
これを解決するために図2で示すように、リフレクタ113の前面の対向する側部に1対の開口117を設け、放電ランプユニット110内の空間と外部空間とを連結し、空気流が形成できるような工夫がなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の電子機器は著しいスピードで高性能化され、小型化されている。このような改良は、プロジェクタに関しても同様に行われている。より高性能なプロジェクタとするためには、表示される映像が鮮明でありかつ十分な明るさを有していることが要求される。そのために、プロジェクタはより高輝度な放電ランプを採用することが必要となり、放電ランプの出力と比例して発熱量が増大することになる。
【0010】
このような問題に対処するために、冷却用ファンの排気能力を上げることが考えられる。しかしながら、冷却ファンを大型化することは装置小型化の要請に反し、さらに冷却ファンの回転数を上げると騒音が大きくなってしまうという問題がある。また、図2に示したようにリフレクタ113の前面に開口117を形成しかつ背部に冷却ファン105を配置させただけでは、非常に高温となるランプユニット110の内部を十分に冷却することができない。
【0011】
そこで本発明は、上記従来の課題を解決し、光源ユニットを効果的に冷却するための冷却機構を提供することを目的とする。
さらに本発明は、小型化、低騒音化に対応することができる光源ユニットを用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光源ユニット冷却機構は、電極に印加された電圧により光を発するランプと、前記ランプからの光を反射させるリフレクタとを備える。前記リフレクタの端部に少なくとも一つの開口が形成され、前記開口を介して前記リフレクタ内に空気を送り込む送風手段を有するものである。
【0013】
第2の発明に係る光源ユニット冷却機構は、電極に印加された電圧により光を発するランプと、前記ランプからの光を反射させるリフレクタとを備える。前記リフレクタの端部に少なくとも一つの開口が形成され、前記リフレクタ内の空気を前記開口を介して外へ排出させる排出手段を有するものである。
【0014】
好ましくは前記放電ランプにはヒートシンクが接続され、ヒートシンクが前記開口に臨むように配置される。また、ヒートシンクは前記ランプの電極に電気的に接続されるものであっても良い。
【0015】
好ましくは前記送風手段または前記排出手段は、前記リフレクタのランプの電極部に向けて配される。さらに前記送風手段または前記排出手段は、送風ダクトを介して前記開口に接続される。また前記リフレクタの前部には防爆用のガラスが嵌め込まれるものであっても良い。
【0016】
好ましくは前記光源ユニット冷却機構は、前記リフレクタから離間した位置に第2の送風手段を有するものであっても良い。
【0017】
さらに前記光源ユニット冷却機構は、前記リフレクタ内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が検出した検出結果の基づき前記送風手段または前記排出手段を制御する。
【0018】
本発明に係るプロジェクタは、光源ユニットと、光源ユニットからの光を変調する光変調手段と、前記光変調手段によって変調された光を投射する投射手段とを備える。そして前記光源ユニットは、放電ランプと、前記放電ランプを取り付け放電ランプからの光を反射させるリフレクタと、リフレクタに形成された少なくとも一つの開口を介してリフレクタ内に強制的に空気流を発生させる空気流発生手段とを有するものである。
【0019】
例えば光変調手段はDMD(Digital Mirror Device)を含むものであっても良い。あるいは、液晶素子を含むものであっても良い。
【0020】
本発明によれば、送風手段からの空気流がリフレクタに設けた開口を介してリフレクタ内に供給され、これによって、発熱源となるランプ周辺を直接的に冷却できるので、ランプユニットを効率よく冷却することができる。
【0021】
本発明の光源ユニット冷却機構が、リフレクタ内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が検出した温度に基づいて前記送風手段からの風量等を調整する送風制御手段とを備えている場合には、リアルタイムな温度情報によりリフレクタ内の温度を所定の範囲内に制御することができ、ランプの長寿命化やランプの安定動作化を図ることができる。
この場合、前記送風制御手段には前記ランプを延命させる好ましい温度データを予め設定するこもの可能であり、送風制御手段はランプの温度が所定温度に近づくように送風手段の風量を調整しても良い。
【0022】
さらに、そのような冷却機構を備えたプロジェクタであれば、ランプユニットの冷却が確実、効率的に実行されているので、排気騒音が低く、ランプ寿命の長い製品を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図3は、プロジェクタ内に配設される光源ユニット1の冷却機構を示す図である。同図は、光源ユニット(ランプユニット)1内の放電ランプ11が見えるよう正面側からの状態を示している。光源ユニット1は、放電ランプ11と、リフレクタ13とファン20とを含む。放電ランプ11は、例えばキセノンランプやメタルハライドランプ等を用いることができる。
【0024】
リフレクタ13は、回転楕円面鏡あるいは回転放物面鏡を備え、その端部には1対の開口17が形成される。リフレクタ13の開放面には防爆ガラス19が嵌め込まれ、これによってリフレクタ内にある程度の閉じた空間が形成される。放電ランプ11の一端は、リフレクタ13の中心に取り付けられ、他端(バーナー部)は光軸方向に沿って延び、開口17の手前で停止される。
【0025】
放電ランプ11の他端(バーナー部)には電極端子を兼ねる金属製のヒートシンク15が接続される。ヒートシンク15は、導電性および熱導電性の高いタングステン等の電極に接続され、その両端部は水平方向に延び、開口17、17に臨んでいる。ファン20は、一方の開口17に対向するように配される。ファン20は、その送風口20aから空気を送風し、この空気が開口17を介してリフレクタ13内に供給される。好ましくは、放電ランプ11のバーナー部に向けて空気が送り出され、バーナー部を直接的に冷却する。これによって、リフレクタ13内に空気が他方の開口17から外部に排出され、リフレクタ13内に空気流が形成され、リフレクタ13および放電ランプ11の放熱が行われる。
【0026】
ファン20は、例えば軸流ファン等を用いることができる。またファン20は、送風口20aから空気流を送り出す送出型のファン以外に、吸引型のファンを用いることも可能である。吸引型ファンを用いた場合には、リフレクタ13の内部から空気が開口17を介して吸引され、他方の開口から空気がリフレクタ13内に流れ込むような対流が形成される。要するに、ファン20によりリフレクタ13内に積極的に空気流あるいは対流を生じさせ、リフレクタ13内の暖められた空気が外部に排出されればよい。
【0027】
ファン20は、開口17、17を通る軸線PLに対して前側に所定角度αだけ傾けて設置されても良い。ファン20を傾けることにより、ファン20による空気流が、熱源となる放電ランプ11のバーナー部に好適に届くようにすることができる。本実施例の場合には、傾斜角度αは45度程度である。
【0028】
ファン20を直接的にリフレクタ13の開口17に整合するように接続し、ファン20による空気流が全てリフレクタ13内に集中するようにしてもよい。あるいは図3に示すように、ファン20とリフレクタ13との間に間隔25を設けてファン20により発生する空気流の一部がリフレクタ13の外側に流れるようにしてもよい。ファン20とリフレクタ13との間に間隔25が形成されると、ファン20からの空気流がリフレクタ13の内外を同時に冷却することができる。
【0029】
さらに好ましい態様として、光源ユニット1の後方あるいは背部に、他の冷却ファン30を配置しても良い。冷却ファン30は、リフレクタ13の外周に空気流を発生させて、リフレクタ13を外周から放熱あるいは冷却する。このように、ファン30とファン20とを併用することで、より効率よくランプユニット1を冷却することができる。
【0030】
本実施例の冷却機構では、リフレクタ13内を直接的に冷却するためのファン20を設けたので、光源ユニット1を効果的に冷却することができる。また、放電ランプ11のバーナー部を直接冷却すれば、熱源としての放電ランプが冷却されるので、光源ユニット1の冷却効率が向上する。その結果、ファンの駆動能力を小さくすることが可能となり、その排気騒音も低減することができる。さらに図3に示すように光源ユニット1から離間した位置にファン30を設ければ、より光源ユニット1が冷却される。
【0031】
さらに、放電ランプ11のバーナー部から延在するヒートシンク15により、バーナー部で発生した熱が熱伝導によりヒートシンク15に熱伝道され、このヒートシンク15がファン20からの空気流によって冷却されるため、ランプユニット1の冷却効率が向上することは明らかである。
【0032】
上記実施例では、ヒートシンク15は略水平に延在される。しかし、このヒートシンク15を傾斜させることにより、空気流に熱を効率的に移行させることができる。この点について、図4を参照して説明する。図4は放電ランプ11とこれに接続されているヒートシンク15を取り出して示した図であり、同図(A)はその側面図、同図(B)はその上面図、同図(C)はその正面図である。
【0033】
前述したようにヒートシンク15は、電極端子も兼ねた金属製の板状で形成されている。ヒートシンク15を空気流Airに対して角度βを持って配置した方が、空気流Airがヒートシンク15と接触する面積が増加し、ヒートシンク15の放熱が促進される。よって、ヒートシンク15が水平状態のときよりも、空気流Airに対してヒートシンク15を傾斜させた方が好ましい。本発明者は、傾斜角度βを45度程度に設定すると、水平状態(β=0)或いは垂直状態(β=90)の場合と比較してヒートシンク15によるリフレクタ13内の冷却が促進されることを確認した。
【0034】
図5は、第2実施例に係る冷却機構について示した図である。なお、重複した説明を避けるため、この図5では第1実施例の冷却機構と同様の部位には同一符号を付している。本実施例の特徴部分はファン20と開口17(この図では隠れている)とを送風ダクト21で接続した点である。前述したように、ファン20からの空気流が放電ランプ11の周部に向くようにするためには、ファン20の設置位置を傾けることが必要となる。
【0035】
しかし、プロジェクタの小型化の要求に応える必要がある。光源ユニット1の周囲には種々の光学部品等が設置されるので、できるだけファンのスペースを小さくすることが望ましい。そこで、本実施例ではファン20からの空気流の向きを変更可能な送風ダクト21を用いて、開口17に空気を送出或いは吸引するようにしている。本実施例では、ファン20を光源ユニット1に沿うように配置させることでコンパクト化させている。ダクト21は、例えば射出成型により形成しても良いし、あるいは自在に角度を可変できる蛇腹状のものを用いても良い。ダクト21の角度を調整することで、リフレクタ13に向けた空気流を所望の角度で送出或いは吸引することができる。
【0036】
なお、図5ではファン20のみを図示しているが、本実施例に関しても第1実施例で示したファン30を併用しても良い。
【0037】
図6は、第2実施例を改良した第3実施例に係る冷却機構について示した図である。本実施例でも重複した説明を避けるため第2実施例の冷却機構と同様の部位には同一符号を付している。本実施例の冷却機構は、放電ランプ11の周部(バーナー部)の温度を検出する温度センサ31と、温度センサ31からの検出信号に基づきファン20の駆動を制御するコントローラ35をさらに備えている。
【0038】
温度センサ31がリフレクタ13内の温度を検出してこれをコントローラ35に出力する。コントローラ35はこの検出信号に基づきファン20の駆動を制御する。例えば、リフレクタ13内の温度が一定の値を超えた場合には、ファン20の送風出力を増加させ、リフレクタ13内の温度を低下させる。その反対に、リフレクタ13内の温度が一定の値より下がりすぎている場合には、アークジャンプやアークフリッカ等のおそれがあるため、ファン20の送風出力を低下させ、リフレクタ13内の温度を上昇させる。これよって、ランプユニット1を所望の温度範囲内で冷却することができる。
【0039】
本実施例の場合、放電ランプ11の発熱状態あるいはリフレクタ13の温度状態をリアルタイムで検出し、これをフィードバック制御してファン20の空気流量あるいは出力を制御することができるので、例えばプロジェクタの電源を投下したときから最適な状態でランプユニット1の温度管理をすることができる。その結果、放電ランプ11の寿命を長期化させ、かつ発光特性を安定化させることも可能となる。なお、第3実施例は第2実施例の冷却機構に改良を加えた例であるが、第1実施例の冷却機構に同様に適用できることは言うまでもない。
【0040】
以上にように、従来と比較して冷却能力が向上した本実施例のランプユニットの冷却機構をプロジェクタに適用すれば低騒音化、ランプの長寿命化を図ることができる。
【0041】
上述した実施例では防爆ガラスを配置した光源ユニットを例に説明したが、防爆ガラスがない場合にも準じた効果があることは言うまでもない。さらに、リフレクタに設ける開口は一対に限らず3つ以上でもよく、必ずしも対称位置に形成されている必要はない。また、上記実施例では電極と兼用するヒートシンクを例示したが、電極とは別体である熱伝導性に高い部材をランプに接続してもよい。
【0042】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本発明によれば、送風手段からの空気流がリフレクタに設けた開口を介してリフレクタ内部に供給される。よって、発熱源となる放電ランプを効率的に冷却することができる。さらに、リフレクタ内を直接的に冷却することで、ランプユニットの温度を比較的安定した状態で管理することができる。さらに、放電ランプにヒートシンクが接続されている場合には、ヒートシンクによる放熱も相まって発熱源と放電ランプのバーナー部も効率よく冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は従来のプロジェクタに用いられたランプユニットの構成を示す断面図、同図(B)はリフレクタランプユニットと冷却ファンとの関係を示す図である。
【図2】図2は従来のランプユニットの冷却機構を示す斜視図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係るプロジェクタに用いられる光源ユニットの冷却機構を示す図である。
【図4】図4(A)は放電ランプとヒートシンクの構成を示す側面図、同図(B)はその上面図、同図(C)はその正面図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施の形態に係る光源ユニットの冷却機構を示す斜視図である。
【図6】図6は本発明の第3の実施の形態に係る光源ユニットの冷却機構を示す図である。
【符号の説明】
1 ランプユニット(光源ユニット)
11 ランプ
13 リフレクタ
15 ヒートシンク
17 開口
19 防爆用のガラス
20 ファン(送風手段)
21 送風ダクト
30 ファン(他の送風手段)
31 温度センサ(温度検出手段)
35 コントローラ
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電ランプにリフレクタを備えた光源ユニット(ランプユニットとも称する)を効率良く冷却するための冷却機構に関する。より詳しくは、ランプユニット内の放電ランプあるいはバーナー部を直接冷却して、冷却効率を向上させた冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、ランプユニットを備える従来のプロジェクタについて示す図であり、同図(A)はそのプロジェクタ内の構成を模式的に示した断面図、同図(B)はランプユニットと冷却ファンの関係を示す図である。
【0003】
同図(A)に示すように、プロジェクタ100は所望の画像を投影するために高輝度の放電ランプを含んだランプユニット110をプロジェクタケース101内に収納している。投影用の放電ランプは、プロジェクタ内で大量の熱を発生させる発熱源となっている。放電ランプが過度の高温状態を維持されると、放電ランプの電極が劣化し、放電ランプの発光特性が劣化したり放電ランプの寿命が短くなったり、さらに放電ランプからの熱によりプロジェクタ内の他の電子部品等に悪影響を与えてしまう。このため、ランプユニット100からの熱を外部に放熱させるための空冷用ファン105が設けられている。冷却ファン105によってケース内部で高温となった空気HAをケースの排気口107から排出させている。
【0004】
同図(B)に示すように、ランプユニット110は、投影用の放電ランプ111と、放電ランプ111からの光を前方に反射させるリフレクタ113とを備えている。放電ランプ111は、例えば石英ガラス等の容器内にガスや金属を収納し、電極112a、112bに印加された電圧によって電極間にアーク放電を生じさせ光を発する。例えば、キセノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどを用いることができる。
【0005】
リフレクタ113は、例えば回転放物面鏡あるいは回転楕円面鏡を有し、そのほぼ中心に放電ランプ111の電極112a側の端部が挿入固定され、電極112a、112b間の中心はリフレクタ113の焦点位置にほぼ一致される。冷却ファン105がランプユニット110の背部に配置され、そこに空気流を生成することで、ランプユニット110によって熱せられた空気HAを外部へ放出している。
【0006】
冷却ファン105を用いて空気流を発生させ、放電ランプの放熱及びプロジェクタ内の温度上昇を抑制する構成は比較的簡単であるため、このような冷却方法が従来からよく用いられている。
【0007】
他方、ランプユニット110内の放電ランプ111は極めて高温となるので、その防爆用のガラス119が配設されることがある。防爆ガラス119はリフレクタ113の前面に取り付けられ、これによってランプユニット110の内部が実質的に閉ざされた空間になるので、放電ランプ111周辺に存在する空気流が減少しあるいは滞留し、空気流あるいは対流によるランプユニット110内の放熱が制限されてしまう。
【0008】
これを解決するために図2で示すように、リフレクタ113の前面の対向する側部に1対の開口117を設け、放電ランプユニット110内の空間と外部空間とを連結し、空気流が形成できるような工夫がなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の電子機器は著しいスピードで高性能化され、小型化されている。このような改良は、プロジェクタに関しても同様に行われている。より高性能なプロジェクタとするためには、表示される映像が鮮明でありかつ十分な明るさを有していることが要求される。そのために、プロジェクタはより高輝度な放電ランプを採用することが必要となり、放電ランプの出力と比例して発熱量が増大することになる。
【0010】
このような問題に対処するために、冷却用ファンの排気能力を上げることが考えられる。しかしながら、冷却ファンを大型化することは装置小型化の要請に反し、さらに冷却ファンの回転数を上げると騒音が大きくなってしまうという問題がある。また、図2に示したようにリフレクタ113の前面に開口117を形成しかつ背部に冷却ファン105を配置させただけでは、非常に高温となるランプユニット110の内部を十分に冷却することができない。
【0011】
そこで本発明は、上記従来の課題を解決し、光源ユニットを効果的に冷却するための冷却機構を提供することを目的とする。
さらに本発明は、小型化、低騒音化に対応することができる光源ユニットを用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光源ユニット冷却機構は、電極に印加された電圧により光を発するランプと、前記ランプからの光を反射させるリフレクタとを備える。前記リフレクタの端部に少なくとも一つの開口が形成され、前記開口を介して前記リフレクタ内に空気を送り込む送風手段を有するものである。
【0013】
第2の発明に係る光源ユニット冷却機構は、電極に印加された電圧により光を発するランプと、前記ランプからの光を反射させるリフレクタとを備える。前記リフレクタの端部に少なくとも一つの開口が形成され、前記リフレクタ内の空気を前記開口を介して外へ排出させる排出手段を有するものである。
【0014】
好ましくは前記放電ランプにはヒートシンクが接続され、ヒートシンクが前記開口に臨むように配置される。また、ヒートシンクは前記ランプの電極に電気的に接続されるものであっても良い。
【0015】
好ましくは前記送風手段または前記排出手段は、前記リフレクタのランプの電極部に向けて配される。さらに前記送風手段または前記排出手段は、送風ダクトを介して前記開口に接続される。また前記リフレクタの前部には防爆用のガラスが嵌め込まれるものであっても良い。
【0016】
好ましくは前記光源ユニット冷却機構は、前記リフレクタから離間した位置に第2の送風手段を有するものであっても良い。
【0017】
さらに前記光源ユニット冷却機構は、前記リフレクタ内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が検出した検出結果の基づき前記送風手段または前記排出手段を制御する。
【0018】
本発明に係るプロジェクタは、光源ユニットと、光源ユニットからの光を変調する光変調手段と、前記光変調手段によって変調された光を投射する投射手段とを備える。そして前記光源ユニットは、放電ランプと、前記放電ランプを取り付け放電ランプからの光を反射させるリフレクタと、リフレクタに形成された少なくとも一つの開口を介してリフレクタ内に強制的に空気流を発生させる空気流発生手段とを有するものである。
【0019】
例えば光変調手段はDMD(Digital Mirror Device)を含むものであっても良い。あるいは、液晶素子を含むものであっても良い。
【0020】
本発明によれば、送風手段からの空気流がリフレクタに設けた開口を介してリフレクタ内に供給され、これによって、発熱源となるランプ周辺を直接的に冷却できるので、ランプユニットを効率よく冷却することができる。
【0021】
本発明の光源ユニット冷却機構が、リフレクタ内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が検出した温度に基づいて前記送風手段からの風量等を調整する送風制御手段とを備えている場合には、リアルタイムな温度情報によりリフレクタ内の温度を所定の範囲内に制御することができ、ランプの長寿命化やランプの安定動作化を図ることができる。
この場合、前記送風制御手段には前記ランプを延命させる好ましい温度データを予め設定するこもの可能であり、送風制御手段はランプの温度が所定温度に近づくように送風手段の風量を調整しても良い。
【0022】
さらに、そのような冷却機構を備えたプロジェクタであれば、ランプユニットの冷却が確実、効率的に実行されているので、排気騒音が低く、ランプ寿命の長い製品を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図3は、プロジェクタ内に配設される光源ユニット1の冷却機構を示す図である。同図は、光源ユニット(ランプユニット)1内の放電ランプ11が見えるよう正面側からの状態を示している。光源ユニット1は、放電ランプ11と、リフレクタ13とファン20とを含む。放電ランプ11は、例えばキセノンランプやメタルハライドランプ等を用いることができる。
【0024】
リフレクタ13は、回転楕円面鏡あるいは回転放物面鏡を備え、その端部には1対の開口17が形成される。リフレクタ13の開放面には防爆ガラス19が嵌め込まれ、これによってリフレクタ内にある程度の閉じた空間が形成される。放電ランプ11の一端は、リフレクタ13の中心に取り付けられ、他端(バーナー部)は光軸方向に沿って延び、開口17の手前で停止される。
【0025】
放電ランプ11の他端(バーナー部)には電極端子を兼ねる金属製のヒートシンク15が接続される。ヒートシンク15は、導電性および熱導電性の高いタングステン等の電極に接続され、その両端部は水平方向に延び、開口17、17に臨んでいる。ファン20は、一方の開口17に対向するように配される。ファン20は、その送風口20aから空気を送風し、この空気が開口17を介してリフレクタ13内に供給される。好ましくは、放電ランプ11のバーナー部に向けて空気が送り出され、バーナー部を直接的に冷却する。これによって、リフレクタ13内に空気が他方の開口17から外部に排出され、リフレクタ13内に空気流が形成され、リフレクタ13および放電ランプ11の放熱が行われる。
【0026】
ファン20は、例えば軸流ファン等を用いることができる。またファン20は、送風口20aから空気流を送り出す送出型のファン以外に、吸引型のファンを用いることも可能である。吸引型ファンを用いた場合には、リフレクタ13の内部から空気が開口17を介して吸引され、他方の開口から空気がリフレクタ13内に流れ込むような対流が形成される。要するに、ファン20によりリフレクタ13内に積極的に空気流あるいは対流を生じさせ、リフレクタ13内の暖められた空気が外部に排出されればよい。
【0027】
ファン20は、開口17、17を通る軸線PLに対して前側に所定角度αだけ傾けて設置されても良い。ファン20を傾けることにより、ファン20による空気流が、熱源となる放電ランプ11のバーナー部に好適に届くようにすることができる。本実施例の場合には、傾斜角度αは45度程度である。
【0028】
ファン20を直接的にリフレクタ13の開口17に整合するように接続し、ファン20による空気流が全てリフレクタ13内に集中するようにしてもよい。あるいは図3に示すように、ファン20とリフレクタ13との間に間隔25を設けてファン20により発生する空気流の一部がリフレクタ13の外側に流れるようにしてもよい。ファン20とリフレクタ13との間に間隔25が形成されると、ファン20からの空気流がリフレクタ13の内外を同時に冷却することができる。
【0029】
さらに好ましい態様として、光源ユニット1の後方あるいは背部に、他の冷却ファン30を配置しても良い。冷却ファン30は、リフレクタ13の外周に空気流を発生させて、リフレクタ13を外周から放熱あるいは冷却する。このように、ファン30とファン20とを併用することで、より効率よくランプユニット1を冷却することができる。
【0030】
本実施例の冷却機構では、リフレクタ13内を直接的に冷却するためのファン20を設けたので、光源ユニット1を効果的に冷却することができる。また、放電ランプ11のバーナー部を直接冷却すれば、熱源としての放電ランプが冷却されるので、光源ユニット1の冷却効率が向上する。その結果、ファンの駆動能力を小さくすることが可能となり、その排気騒音も低減することができる。さらに図3に示すように光源ユニット1から離間した位置にファン30を設ければ、より光源ユニット1が冷却される。
【0031】
さらに、放電ランプ11のバーナー部から延在するヒートシンク15により、バーナー部で発生した熱が熱伝導によりヒートシンク15に熱伝道され、このヒートシンク15がファン20からの空気流によって冷却されるため、ランプユニット1の冷却効率が向上することは明らかである。
【0032】
上記実施例では、ヒートシンク15は略水平に延在される。しかし、このヒートシンク15を傾斜させることにより、空気流に熱を効率的に移行させることができる。この点について、図4を参照して説明する。図4は放電ランプ11とこれに接続されているヒートシンク15を取り出して示した図であり、同図(A)はその側面図、同図(B)はその上面図、同図(C)はその正面図である。
【0033】
前述したようにヒートシンク15は、電極端子も兼ねた金属製の板状で形成されている。ヒートシンク15を空気流Airに対して角度βを持って配置した方が、空気流Airがヒートシンク15と接触する面積が増加し、ヒートシンク15の放熱が促進される。よって、ヒートシンク15が水平状態のときよりも、空気流Airに対してヒートシンク15を傾斜させた方が好ましい。本発明者は、傾斜角度βを45度程度に設定すると、水平状態(β=0)或いは垂直状態(β=90)の場合と比較してヒートシンク15によるリフレクタ13内の冷却が促進されることを確認した。
【0034】
図5は、第2実施例に係る冷却機構について示した図である。なお、重複した説明を避けるため、この図5では第1実施例の冷却機構と同様の部位には同一符号を付している。本実施例の特徴部分はファン20と開口17(この図では隠れている)とを送風ダクト21で接続した点である。前述したように、ファン20からの空気流が放電ランプ11の周部に向くようにするためには、ファン20の設置位置を傾けることが必要となる。
【0035】
しかし、プロジェクタの小型化の要求に応える必要がある。光源ユニット1の周囲には種々の光学部品等が設置されるので、できるだけファンのスペースを小さくすることが望ましい。そこで、本実施例ではファン20からの空気流の向きを変更可能な送風ダクト21を用いて、開口17に空気を送出或いは吸引するようにしている。本実施例では、ファン20を光源ユニット1に沿うように配置させることでコンパクト化させている。ダクト21は、例えば射出成型により形成しても良いし、あるいは自在に角度を可変できる蛇腹状のものを用いても良い。ダクト21の角度を調整することで、リフレクタ13に向けた空気流を所望の角度で送出或いは吸引することができる。
【0036】
なお、図5ではファン20のみを図示しているが、本実施例に関しても第1実施例で示したファン30を併用しても良い。
【0037】
図6は、第2実施例を改良した第3実施例に係る冷却機構について示した図である。本実施例でも重複した説明を避けるため第2実施例の冷却機構と同様の部位には同一符号を付している。本実施例の冷却機構は、放電ランプ11の周部(バーナー部)の温度を検出する温度センサ31と、温度センサ31からの検出信号に基づきファン20の駆動を制御するコントローラ35をさらに備えている。
【0038】
温度センサ31がリフレクタ13内の温度を検出してこれをコントローラ35に出力する。コントローラ35はこの検出信号に基づきファン20の駆動を制御する。例えば、リフレクタ13内の温度が一定の値を超えた場合には、ファン20の送風出力を増加させ、リフレクタ13内の温度を低下させる。その反対に、リフレクタ13内の温度が一定の値より下がりすぎている場合には、アークジャンプやアークフリッカ等のおそれがあるため、ファン20の送風出力を低下させ、リフレクタ13内の温度を上昇させる。これよって、ランプユニット1を所望の温度範囲内で冷却することができる。
【0039】
本実施例の場合、放電ランプ11の発熱状態あるいはリフレクタ13の温度状態をリアルタイムで検出し、これをフィードバック制御してファン20の空気流量あるいは出力を制御することができるので、例えばプロジェクタの電源を投下したときから最適な状態でランプユニット1の温度管理をすることができる。その結果、放電ランプ11の寿命を長期化させ、かつ発光特性を安定化させることも可能となる。なお、第3実施例は第2実施例の冷却機構に改良を加えた例であるが、第1実施例の冷却機構に同様に適用できることは言うまでもない。
【0040】
以上にように、従来と比較して冷却能力が向上した本実施例のランプユニットの冷却機構をプロジェクタに適用すれば低騒音化、ランプの長寿命化を図ることができる。
【0041】
上述した実施例では防爆ガラスを配置した光源ユニットを例に説明したが、防爆ガラスがない場合にも準じた効果があることは言うまでもない。さらに、リフレクタに設ける開口は一対に限らず3つ以上でもよく、必ずしも対称位置に形成されている必要はない。また、上記実施例では電極と兼用するヒートシンクを例示したが、電極とは別体である熱伝導性に高い部材をランプに接続してもよい。
【0042】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本発明によれば、送風手段からの空気流がリフレクタに設けた開口を介してリフレクタ内部に供給される。よって、発熱源となる放電ランプを効率的に冷却することができる。さらに、リフレクタ内を直接的に冷却することで、ランプユニットの温度を比較的安定した状態で管理することができる。さらに、放電ランプにヒートシンクが接続されている場合には、ヒートシンクによる放熱も相まって発熱源と放電ランプのバーナー部も効率よく冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は従来のプロジェクタに用いられたランプユニットの構成を示す断面図、同図(B)はリフレクタランプユニットと冷却ファンとの関係を示す図である。
【図2】図2は従来のランプユニットの冷却機構を示す斜視図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係るプロジェクタに用いられる光源ユニットの冷却機構を示す図である。
【図4】図4(A)は放電ランプとヒートシンクの構成を示す側面図、同図(B)はその上面図、同図(C)はその正面図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施の形態に係る光源ユニットの冷却機構を示す斜視図である。
【図6】図6は本発明の第3の実施の形態に係る光源ユニットの冷却機構を示す図である。
【符号の説明】
1 ランプユニット(光源ユニット)
11 ランプ
13 リフレクタ
15 ヒートシンク
17 開口
19 防爆用のガラス
20 ファン(送風手段)
21 送風ダクト
30 ファン(他の送風手段)
31 温度センサ(温度検出手段)
35 コントローラ
Claims (12)
- 電極に印加された電圧により光を発するランプと、前記ランプからの光を反射させるリフレクタとを備えた光源ユニットを冷却する冷却機構であって、
前記リフレクタの端部に少なくとも一つの開口が形成され、前記開口を介して前記リフレクタ内に空気を送り込む送風手段を有する光源ユニット冷却機構。 - 電極に印加された電圧により光を発するランプと、前記ランプからの光を反射させるリフレクタとを備えた光源ユニットを冷却する冷却機構であって、
前記リフレクタの端部に少なくとも一つの開口が形成され、前記リフレクタ内の空気を前記開口を介して外へ排出させる排出手段を有する光源ユニット冷却機構。 - 前記放電ランプにはヒートシンクが接続され、ヒートシンクが前記開口に臨むように配置される、請求項1または2に記載の光源ユニット冷却機構。
- 前記ヒートシンクは前記ランプの電極に電気的に接続される、請求項3に記載の光源ユニット冷却機構。
- 前記送風手段または前記排出手段は、前記リフレクタのランプの電極部に向けて配される、請求項1ないし4いずれかに記載の光源ユニット冷却機構。
- 前記送風手段または前記排出手段は、送風ダクトを介して前記開口に接続される、請求項1または2に記載の光源ユニット冷却機構。
- 前記リフレクタの前部には防爆用のガラスが嵌め込まれる、請求項1ないし6いずれかに記載の光源ユニット冷却機構。
- 前記光源ユニット冷却機構は、前記リフレクタから離間した位置に第2の送風手段を有する、請求項1に記載の光源ユニット冷却機構。
- 前記光源ユニット冷却機構は、前記リフレクタ内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が検出した検出結果の基づき前記送風手段または前記排出手段を制御する、請求項1または2に記載の光源ユニット冷却機構。
- 光源ユニットと、光源ユニットからの光を変調する光変調手段と、前記光変調手段によって変調された光を投射する投射手段とを備えたプロジェクタであって、
前記光源ユニットは、放電ランプと、前記放電ランプを取り付け放電ランプからの光を反射させるリフレクタと、リフレクタに形成された少なくとも一つの開口を介してリフレクタ内に強制的に空気流を発生させる空気流発生手段とを有する、プロジェクタ。 - 前記光変調手段はDMDを含む、請求項10に記載のプロジェクタ。
- 前記光変調手段は液晶素子を含む、請求項10に記載のプロジェクタ。
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JP2002254914A JP2004095341A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 光源ユニット冷却機構およびそれを用いたプロジェクタ |
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JP2002254914A Pending JP2004095341A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 光源ユニット冷却機構およびそれを用いたプロジェクタ |
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-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002254914A patent/JP2004095341A/ja active Pending
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