JP2004219752A - 映像投射装置及び映像投射装置の冷却方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源装置の過冷却の防止と、光源装置と同時に発熱部も冷却することにより装置の小型化を図る。
【解決手段】プロジェクタ1により映像を投射すると、ランプバルブ22と装置電源部14とランプ用電源部15とが発熱する。シロッコファン32が回転駆動すると、筐体2の外部から常温の冷却空気C0が吸気される。この冷却空気C0は、両電源部14,15の電子部品16,18からの発生熱を吸収する。発生熱を吸収した冷却空気C1は、シロッコファン32の吸入口39に吸入され、回転多翼部34の回転により送風口38から送風される。送風された冷却空気C1は、ダクト40を通過してリフレクタ23の開口25に送られる。これにより、発生熱を吸収した冷却空気C1を、ランプバルブ22に対し直接吹き付けることができる。
【選択図】 図4
【解決手段】プロジェクタ1により映像を投射すると、ランプバルブ22と装置電源部14とランプ用電源部15とが発熱する。シロッコファン32が回転駆動すると、筐体2の外部から常温の冷却空気C0が吸気される。この冷却空気C0は、両電源部14,15の電子部品16,18からの発生熱を吸収する。発生熱を吸収した冷却空気C1は、シロッコファン32の吸入口39に吸入され、回転多翼部34の回転により送風口38から送風される。送風された冷却空気C1は、ダクト40を通過してリフレクタ23の開口25に送られる。これにより、発生熱を吸収した冷却空気C1を、ランプバルブ22に対し直接吹き付けることができる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光源装置から照射される光を制御して映像を拡大投射するプロジェクタ等の映像投射装置及び映像投射装置の冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタ等の映像投射装置は、光源装置から出射された光を変調して、その後拡大投射することで投射画像を外部に投影する装置である。この映像投射装置における光源装置のランプバルブは、約800℃〜1000℃程度の規定温度で使用しなければならない。ところが、長時間使用したり、ランプバルブの出力を増加させたりすると、ランプバルブの温度が更に上昇して1000℃以上の温度となってしまう場合があり、明るさの不安定化、ランプバルブの短命化及び破裂の原因となる。このため、映像投射装置には、一般に、映像投射装置内部に軸流ファンなどの送風機を設け、この送風機により光源装置に対して冷却風を当てることで、光源装置のランプバルブを冷却して、ランプバルブの温度を上記規定温度の範囲内に維持している。
【0003】
このような冷却をおこなう映像投射装置には、従来から、光源装置に直接冷却風を吹き付けることで光源装置を冷却するタイプの装置(例えば、特許文献1参照)や、送風機と光源装置との間に遮蔽板を設けて冷却風を直接当てずに光源装置を冷却するタイプの装置がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−206619号公報
【特許文献2】
特開2002−268144号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1では、直接光源装置に冷却風を当てているため、部分的に過冷却となって、光源装置の温度分布にばらつきが発生する。これにより、上記規定温度からはずれることとなり、明るさの不安定化、ランプバルブの短命化及び破裂を招く原因となることとなる。
【0006】
一方、上記特許文献2では、部分的な過冷却を防止するために、遮風板を設けて冷却風を拡散させて光源装置全体を満遍なく冷却する構造となっている。しかしながら、遮蔽により拡散された冷却風は、少なからず乱流や渦巻き流を発生するため、冷却風の一部が無駄となる。したがって、上記特許文献2では、充分な冷却風量を得るためには軸流ファンのような大型のファンが必要となり、装置自体が大型化し、高価なものとなる。また、遮蔽板に冷却風を吹き付けているため、騒音が発生することとなる。
【0007】
また、映像投射装置は、光源装置の他に、装置全体のDC電源や光源装置の電源も備えている。したがって、これら電源を冷却するために別途ファンを備えなければならず、装置自体が大型化し、また、高価なものとなる。
【0008】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、光源装置の過冷却を防止して、光源装置の冷却効率の向上を図ることを目的とする。また、光源装置と同時に発熱部も冷却することにより装置の小型化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる映像投射装置は、投射映像を生成するための光を照射する光源装置と発熱部とを有し、外部から冷却空気を吸入して前記光源装置及び前記発熱部を冷却する映像投射装置であって、前記映像投射装置内に形成される前記冷却空気の冷却流路において、前記発熱部が前記光源装置よりも上流側に配置されていることを特徴とする。
【0010】
この請求項1の発明によれば、冷却流路の上流側に配置される発熱部を通過した冷却空気は、発熱部からの発生熱を吸収し、光源装置の冷却に適した温度となって下流側に配置される光源装置に吹き付けることができる。
【0011】
また、請求項2の発明にかかる映像投射装置は、請求項1に記載の発明において、更に、前記発熱部と前記光源装置との間の冷却流路に設けられる送風機を具備し、該送風機は、前記発熱部を通過するようにして前記映像投射装置の外部から前記冷却空気を吸入し、前記発熱部からの発生熱を吸収した前記冷却空気を前記光源装置へ送風することを特徴とする。
【0012】
この請求項2の発明によれば、送風機により映像投射装置の外部から吸気される冷却空気は、冷却流路の上流側に配置される発熱部を通過することにより発熱部からの発生熱を吸収することができる。そして、この冷却空気が発生熱を吸収したことにより、光源装置の冷却に適した温度となって、送風機により下流側の光源装置へ直接吹き付けることができる。
【0013】
また、請求項3の発明にかかる映像投射装置は、請求項2に記載の発明において、外部から冷却空気を吸気する吸気孔を有し、前記光源装置,前記発熱部及び前記送風機を収納する筐体を具備し、前記吸気孔と前記送風機との間の冷却流路に、前記吸気孔から吸気された前記冷却空気を前記送風機へ導くガイド板を設けたことを特徴とする。
【0014】
この請求項3の発明によれば、吸気孔から吸気された冷却空気を効率よく発熱部に送風して送風機32に吸入することができる。
【0015】
また、請求項4の発明にかかる映像投射装置は、請求項3に記載の発明において、前記発熱部は発熱素子を有し、前記ガイド板は、前記発熱素子を搭載する搭載基板であることを特徴とする。
【0016】
この請求項4の発明によれば、発熱素子を搭載する搭載基板を、吸気孔から吸気された冷却空気を送風機へ導くガイド板として用いることができる。
【0017】
また、請求項5の発明にかかる映像投射装置は、請求項2〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記光源装置は、ランプバルブとリフレクタとを備え、前記送風機は、前記吸入された前記冷却空気を送風する送風口を有し、前記送風口が前記リフレクタに連通していることを特徴とする。
【0018】
この請求項5の発明によれば、発熱部からの発生熱を吸収した冷却空気は送風口からリフレクタ内へ送風され、冷却空気を直接バルブに吹き付けることができる。また、冷却空気をリフレクタの内周面に沿うようにしてリフレクタに吹き付けることができる。
【0019】
また、請求項6の発明にかかる映像投射装置の冷却方法は、投射映像を生成するための光を照射する光源装置と発熱部とを有する映像投射装置の冷却方法であって、前記映像投射装置の外部から冷却空気を吸気し、前記発熱部を通過させ、前記光源装置へ送風することを特徴とする。
【0020】
この請求項6の発明によれば、発熱部を通過した冷却空気は発熱部からの発生熱を吸収し、光源装置の冷却に適した温度となって光源装置に送風することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる映像投射装置及び映像投射装置の冷却方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は映像投射装置1としてのプロジェクタを示す全体斜視図、図2はその平面図、図3はその左側面図、図4はその底面図である。図1〜図4に示すように、プロジェクタ1は、筐体2を有する。筐体2は、箱型形状の下ケース3と、下ケース3の開口を閉鎖する上カバー4とで構成される。筐体2の前面5の一端には、排気孔6が形成されており、他端には映像を投射するための略円形のレンズ開口7が形成されている。また、筐体2の左側面8の前面5側の端部と、筐体2の背面9の左側面8側の端部には、外部からの冷却空気C0を吸気するための吸気孔10が形成されている。なお、この吸気孔10は後述する冷却流路Rの上流端となる。更に、下ケース3の底面の略中央には、やや凹んだ凹陥部12が形成されており、送風機32が収納されるようになっている。なお、この排気孔6は後述する冷却流路Rの下流端となる。
【0023】
また、筐体2内部には、発熱部13と、光源装置21と、光制御部26と、投射レンズ部28と、軸流ファン31と、送風機32と、が収納されている。
【0024】
発熱部13は、プロジェクタ1を駆動することにより熱を発生する熱源であり、具体的には、装置電源部14と、ランプ用電源部15と、で構成されている。両電源部14,15は、筐体2の左側面8の内側近傍に配置されている。両電源部14,15は、ともに発熱素子となる各種電子部品16,18と、この電子部品16,18が搭載される搭載基板17,20と、で構成されている。各搭載基板17,20は筐体2の左側面8と平行となっており、電子部品16,18が搭載されている搭載面が対向して配置されている。これにより、吸気孔10からの冷却空気C0を遮ることなく案内することができる。各搭載基板17,20は、筐体2の吸気孔10を塞がないように配置されており、吸気孔10は、両搭載基板17,20の搭載面と下ケース3の底面と上カバー4の裏面とで、冷却空気C0,C1の冷却流路Rの一部を形成しており、筐体2の内部で吸気孔10と連通するようになっている。
【0025】
図5に示すように、光源装置21は、筐体2の前面5の内側近傍に配置されている。この光源装置21はランプバルブ22とリフレクタ23とで略構成されている。ランプバルブ22は、ハロゲンランプ,メタルハライドランプ,キセノンランプ,高圧水銀ランプなど各種のランプバルブ22が採用される。ランプバルブ22は、発光管24を備えており、投射映像を生成するための光を発光する。リフレクタ23は、ランプバルブ22を回転軸とした略回転放物面形状又は回転楕円面形状のガラス体であり、ランプバルブ22から発光された光をその内周面37で反射させて、リフレクタ23の開口25から光制御部26へ光束を出射する。
【0026】
光制御部26は、図示しないカラーホイール,ミラー系,表示素子と、これらを収納するケース27と、で略構成されている。光源装置21から出射された光束は、カラーホイールで色変換され、ミラー系により屈折されて、表示素子に照射される。表示素子は、例えば透過型LCD素子,反射型LCD素子,DMD素子が用いられる。
【0027】
投射レンズ部28は、図示しない光学レンズ系とこの光学レンズ系を保持する筒体30とで構成され、表示素子から出射される映像を拡大して、筐体2の前面5に形成されているレンズ開口7から拡大映像を投射する。
【0028】
軸流ファン31は、排気孔6の近傍に配置され、光源装置21を冷却した冷却空気C2を排気孔6から吸い出す。
【0029】
送風機32は、たとえば図6に示すようなシロッコファン32が用いられ、光制御部26のケースの下方に位置する筐体2の凹陥部12に配置されている。シロッコファン32は、ファンケース33と、回転多翼部34と、を備えている。ファンケース33は、略円盤形状の収納部35と、収納部35の周面37から突出形成されている吸入部36と、で構成されている。吸入部36の上部は開口されて吸入口39が形成されている。吸入口39は、図1及び図2に示すように、両電源部14,15の電子部品16,18の下方に位置するように設けられている。また、収納部35の周面37には、送風口38が形成されている。送風口38は、図5に示すように、ダクト40の一端の開口41と連通しており、このダクト40の他端の開口42が光源装置21のリフレクタ23の開口25に連通するようになっている。回転多翼部34は収納部35内に収納されており、回転することにより、吸入口39から冷却空気C1をファンケース33内部に吸入し、吸入した冷却空気C1を送風口38から送風するようになっている。
【0030】
このように構成されたプロジェクタ1の冷却流路Rは、上流側から、吸気孔10と、両電源部14,15の搭載基板17,20と上カバー4の裏面と下ケース3の底面11とで仕切られている空間と、この空間の下方において連通するシロッコファン32の吸入口39と、シロッコファン32のファンケース33と、シロッコファン32のファンケース33に形成されている送風口38と、この送風口38に連通しているダクト40と、ダクト40に連通しているリフレクタ23と、光源装置21の任意の間隙から漏れ出る冷却空気C2を軸流ファン31を介して排気する排気孔6と、で形成される。
【0031】
次に、このプロジェクタ1の冷却方法について説明する。プロジェクタ1により映像を投射すると、ランプバルブ22と装置電源部14とランプ用電源部15とが発熱する。この状態で、シロッコファン32の回転多翼部34が回転駆動すると、筐体2の外部から常温(たとえば約20度程度)の冷却空気C0が吸気される。この冷却空気C0は、吸気孔10から、両電源部14,15の搭載基板17,20に案内されつつ、この搭載基板17,20の搭載面と上カバー4の裏面と下ケース3の底面11とで仕切られている空間を通過することにより、両電源部14,15の電子部品16,18からの発生熱を吸収する。発生熱を吸収した冷却空気C1の温度は、約70度〜90度程度にまで上昇し、ランプバルブ22を冷却するのに適した温度となる。そして、この冷却空気C1は、シロッコファン32の吸入口39に吸入され、回転多翼部34の回転により送風口38から送風される。送風された冷却空気C1は、ダクト40を通過してリフレクタ23の開口25に送られる。
【0032】
これにより、発生熱を吸収した冷却空気C1を、ランプバルブ22に対し直接吹き付けることができる。ランプバルブ22に吹き付けられた冷却空気C1は、ランプバルブ22からの発生熱をも吸収する。そして、このランプバルブ22からの発生熱をも吸収した冷却空気C2は、軸流ファン31の回転駆動により、光源装置21の任意の間隙から排出され、筐体2の排気孔6から吸い出される。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態にかかるプロジェクタ1では、外部からの冷却空気C0の温度が両電源部14,15からの発生熱を吸収して、常温よりも高い冷却空気C1となるため、この冷却空気C1をランプバルブ22に直接吹き付けても過冷却とならず、光源装置21の明るさを安定駆動でき、光源装置21の長寿命化を図ることができる。また、ランプバルブ22の温度分布も発生しにくくなるため、光源装置21の破裂を防止することもできる。更には、ランプバルブ22に直接冷却空気C1を吹き付けているので、冷却空気C1の乱流が発生せず、送り込んだ冷却空気C1により、無駄のない効率的な冷却をすることができる。また、遮蔽部材を設けずに直接ランプバルブ22に冷却空気C1を吹き付けているため、遮蔽部材に吹き付けたときのような騒音が発生せず、静音化を図ることができる。更に、送風機32としてシロッコファン32を設けることにより、シロッコファン32の径方向を冷却流路Rに合わせることができ、プロジェクタ1の省スペース化を図ることができる。また、ランプバルブ22の冷却と電源部の冷却とを単一のシロッコファン32で共有することにより、電源部用のファンを別途設ける必要がなく、プロジェクタ1内部の省スペース化やプロジェクタ1の小型化及び低廉化を図ることができる。更に、シロッコファン32は下ケース3の凹陥部12に収納され、その上に光制御部26を設けているので、光源装置21と光制御部26との水平な配置関係を崩すことなく配置することができる。
【0034】
また、上述した実施の形態の発熱部13は、装置電源部14とランプ用電源部15とで構成されているが、光制御部26の表示素子としてもよい。これにより、この表示素子を冷却することができるとともに、表示素子の発生熱を吸収してランプバルブ22に吹き付けることで、ランプバルブ22を効率よく冷却することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の映像投射装置によれば、光源装置の過冷却を防止して、光源装置の冷却効率の向上を図ることができるという効果を奏する。また、光源装置と同時に発熱部を冷却することができ、映像投射装置の冷却効率の向上を図ることができるという効果を奏する。更に、単一の送風機により光源装置と発熱部とを冷却することができ、映像投射装置の部品点数の減少,映像投射装置の小型化及び低廉化を図ることができるという効果を奏する。また、適切な温度の冷却空気をランプバルブに直接吹き付けることができ、ランプバルブの過冷却を防止し、ランプバルブの明るさの安定化,長寿命化及び破裂防止を図ることができるという効果を奏する。また、本発明の映像投射装置の冷却方法によれば、光源装置の過冷却を防止して、光源装置の冷却効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の概略斜視図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の部分破断平面図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の左側面図であり、筐体の凹陥部を一部破断した図である。
【図4】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の底面図である。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の部分破断右側面図である。
【図6】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置に設けられる送風機の斜視図である。
【符号の説明】
1 映像投射装置(プロジェクタ)
2 筐体
10 吸気孔
13 発熱部(電源部)
16,18 発熱素子(電子部品)
17,20 ガイド板(搭載基板)
21 光源装置
22 ランプバルブ
23 リフレクタ
32 送風機(シロッコファン)
38 送風口
C0,C1,C2 冷却空気
R 冷却流路
【発明の属する技術分野】
この発明は、光源装置から照射される光を制御して映像を拡大投射するプロジェクタ等の映像投射装置及び映像投射装置の冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタ等の映像投射装置は、光源装置から出射された光を変調して、その後拡大投射することで投射画像を外部に投影する装置である。この映像投射装置における光源装置のランプバルブは、約800℃〜1000℃程度の規定温度で使用しなければならない。ところが、長時間使用したり、ランプバルブの出力を増加させたりすると、ランプバルブの温度が更に上昇して1000℃以上の温度となってしまう場合があり、明るさの不安定化、ランプバルブの短命化及び破裂の原因となる。このため、映像投射装置には、一般に、映像投射装置内部に軸流ファンなどの送風機を設け、この送風機により光源装置に対して冷却風を当てることで、光源装置のランプバルブを冷却して、ランプバルブの温度を上記規定温度の範囲内に維持している。
【0003】
このような冷却をおこなう映像投射装置には、従来から、光源装置に直接冷却風を吹き付けることで光源装置を冷却するタイプの装置(例えば、特許文献1参照)や、送風機と光源装置との間に遮蔽板を設けて冷却風を直接当てずに光源装置を冷却するタイプの装置がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−206619号公報
【特許文献2】
特開2002−268144号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1では、直接光源装置に冷却風を当てているため、部分的に過冷却となって、光源装置の温度分布にばらつきが発生する。これにより、上記規定温度からはずれることとなり、明るさの不安定化、ランプバルブの短命化及び破裂を招く原因となることとなる。
【0006】
一方、上記特許文献2では、部分的な過冷却を防止するために、遮風板を設けて冷却風を拡散させて光源装置全体を満遍なく冷却する構造となっている。しかしながら、遮蔽により拡散された冷却風は、少なからず乱流や渦巻き流を発生するため、冷却風の一部が無駄となる。したがって、上記特許文献2では、充分な冷却風量を得るためには軸流ファンのような大型のファンが必要となり、装置自体が大型化し、高価なものとなる。また、遮蔽板に冷却風を吹き付けているため、騒音が発生することとなる。
【0007】
また、映像投射装置は、光源装置の他に、装置全体のDC電源や光源装置の電源も備えている。したがって、これら電源を冷却するために別途ファンを備えなければならず、装置自体が大型化し、また、高価なものとなる。
【0008】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、光源装置の過冷却を防止して、光源装置の冷却効率の向上を図ることを目的とする。また、光源装置と同時に発熱部も冷却することにより装置の小型化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる映像投射装置は、投射映像を生成するための光を照射する光源装置と発熱部とを有し、外部から冷却空気を吸入して前記光源装置及び前記発熱部を冷却する映像投射装置であって、前記映像投射装置内に形成される前記冷却空気の冷却流路において、前記発熱部が前記光源装置よりも上流側に配置されていることを特徴とする。
【0010】
この請求項1の発明によれば、冷却流路の上流側に配置される発熱部を通過した冷却空気は、発熱部からの発生熱を吸収し、光源装置の冷却に適した温度となって下流側に配置される光源装置に吹き付けることができる。
【0011】
また、請求項2の発明にかかる映像投射装置は、請求項1に記載の発明において、更に、前記発熱部と前記光源装置との間の冷却流路に設けられる送風機を具備し、該送風機は、前記発熱部を通過するようにして前記映像投射装置の外部から前記冷却空気を吸入し、前記発熱部からの発生熱を吸収した前記冷却空気を前記光源装置へ送風することを特徴とする。
【0012】
この請求項2の発明によれば、送風機により映像投射装置の外部から吸気される冷却空気は、冷却流路の上流側に配置される発熱部を通過することにより発熱部からの発生熱を吸収することができる。そして、この冷却空気が発生熱を吸収したことにより、光源装置の冷却に適した温度となって、送風機により下流側の光源装置へ直接吹き付けることができる。
【0013】
また、請求項3の発明にかかる映像投射装置は、請求項2に記載の発明において、外部から冷却空気を吸気する吸気孔を有し、前記光源装置,前記発熱部及び前記送風機を収納する筐体を具備し、前記吸気孔と前記送風機との間の冷却流路に、前記吸気孔から吸気された前記冷却空気を前記送風機へ導くガイド板を設けたことを特徴とする。
【0014】
この請求項3の発明によれば、吸気孔から吸気された冷却空気を効率よく発熱部に送風して送風機32に吸入することができる。
【0015】
また、請求項4の発明にかかる映像投射装置は、請求項3に記載の発明において、前記発熱部は発熱素子を有し、前記ガイド板は、前記発熱素子を搭載する搭載基板であることを特徴とする。
【0016】
この請求項4の発明によれば、発熱素子を搭載する搭載基板を、吸気孔から吸気された冷却空気を送風機へ導くガイド板として用いることができる。
【0017】
また、請求項5の発明にかかる映像投射装置は、請求項2〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記光源装置は、ランプバルブとリフレクタとを備え、前記送風機は、前記吸入された前記冷却空気を送風する送風口を有し、前記送風口が前記リフレクタに連通していることを特徴とする。
【0018】
この請求項5の発明によれば、発熱部からの発生熱を吸収した冷却空気は送風口からリフレクタ内へ送風され、冷却空気を直接バルブに吹き付けることができる。また、冷却空気をリフレクタの内周面に沿うようにしてリフレクタに吹き付けることができる。
【0019】
また、請求項6の発明にかかる映像投射装置の冷却方法は、投射映像を生成するための光を照射する光源装置と発熱部とを有する映像投射装置の冷却方法であって、前記映像投射装置の外部から冷却空気を吸気し、前記発熱部を通過させ、前記光源装置へ送風することを特徴とする。
【0020】
この請求項6の発明によれば、発熱部を通過した冷却空気は発熱部からの発生熱を吸収し、光源装置の冷却に適した温度となって光源装置に送風することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる映像投射装置及び映像投射装置の冷却方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は映像投射装置1としてのプロジェクタを示す全体斜視図、図2はその平面図、図3はその左側面図、図4はその底面図である。図1〜図4に示すように、プロジェクタ1は、筐体2を有する。筐体2は、箱型形状の下ケース3と、下ケース3の開口を閉鎖する上カバー4とで構成される。筐体2の前面5の一端には、排気孔6が形成されており、他端には映像を投射するための略円形のレンズ開口7が形成されている。また、筐体2の左側面8の前面5側の端部と、筐体2の背面9の左側面8側の端部には、外部からの冷却空気C0を吸気するための吸気孔10が形成されている。なお、この吸気孔10は後述する冷却流路Rの上流端となる。更に、下ケース3の底面の略中央には、やや凹んだ凹陥部12が形成されており、送風機32が収納されるようになっている。なお、この排気孔6は後述する冷却流路Rの下流端となる。
【0023】
また、筐体2内部には、発熱部13と、光源装置21と、光制御部26と、投射レンズ部28と、軸流ファン31と、送風機32と、が収納されている。
【0024】
発熱部13は、プロジェクタ1を駆動することにより熱を発生する熱源であり、具体的には、装置電源部14と、ランプ用電源部15と、で構成されている。両電源部14,15は、筐体2の左側面8の内側近傍に配置されている。両電源部14,15は、ともに発熱素子となる各種電子部品16,18と、この電子部品16,18が搭載される搭載基板17,20と、で構成されている。各搭載基板17,20は筐体2の左側面8と平行となっており、電子部品16,18が搭載されている搭載面が対向して配置されている。これにより、吸気孔10からの冷却空気C0を遮ることなく案内することができる。各搭載基板17,20は、筐体2の吸気孔10を塞がないように配置されており、吸気孔10は、両搭載基板17,20の搭載面と下ケース3の底面と上カバー4の裏面とで、冷却空気C0,C1の冷却流路Rの一部を形成しており、筐体2の内部で吸気孔10と連通するようになっている。
【0025】
図5に示すように、光源装置21は、筐体2の前面5の内側近傍に配置されている。この光源装置21はランプバルブ22とリフレクタ23とで略構成されている。ランプバルブ22は、ハロゲンランプ,メタルハライドランプ,キセノンランプ,高圧水銀ランプなど各種のランプバルブ22が採用される。ランプバルブ22は、発光管24を備えており、投射映像を生成するための光を発光する。リフレクタ23は、ランプバルブ22を回転軸とした略回転放物面形状又は回転楕円面形状のガラス体であり、ランプバルブ22から発光された光をその内周面37で反射させて、リフレクタ23の開口25から光制御部26へ光束を出射する。
【0026】
光制御部26は、図示しないカラーホイール,ミラー系,表示素子と、これらを収納するケース27と、で略構成されている。光源装置21から出射された光束は、カラーホイールで色変換され、ミラー系により屈折されて、表示素子に照射される。表示素子は、例えば透過型LCD素子,反射型LCD素子,DMD素子が用いられる。
【0027】
投射レンズ部28は、図示しない光学レンズ系とこの光学レンズ系を保持する筒体30とで構成され、表示素子から出射される映像を拡大して、筐体2の前面5に形成されているレンズ開口7から拡大映像を投射する。
【0028】
軸流ファン31は、排気孔6の近傍に配置され、光源装置21を冷却した冷却空気C2を排気孔6から吸い出す。
【0029】
送風機32は、たとえば図6に示すようなシロッコファン32が用いられ、光制御部26のケースの下方に位置する筐体2の凹陥部12に配置されている。シロッコファン32は、ファンケース33と、回転多翼部34と、を備えている。ファンケース33は、略円盤形状の収納部35と、収納部35の周面37から突出形成されている吸入部36と、で構成されている。吸入部36の上部は開口されて吸入口39が形成されている。吸入口39は、図1及び図2に示すように、両電源部14,15の電子部品16,18の下方に位置するように設けられている。また、収納部35の周面37には、送風口38が形成されている。送風口38は、図5に示すように、ダクト40の一端の開口41と連通しており、このダクト40の他端の開口42が光源装置21のリフレクタ23の開口25に連通するようになっている。回転多翼部34は収納部35内に収納されており、回転することにより、吸入口39から冷却空気C1をファンケース33内部に吸入し、吸入した冷却空気C1を送風口38から送風するようになっている。
【0030】
このように構成されたプロジェクタ1の冷却流路Rは、上流側から、吸気孔10と、両電源部14,15の搭載基板17,20と上カバー4の裏面と下ケース3の底面11とで仕切られている空間と、この空間の下方において連通するシロッコファン32の吸入口39と、シロッコファン32のファンケース33と、シロッコファン32のファンケース33に形成されている送風口38と、この送風口38に連通しているダクト40と、ダクト40に連通しているリフレクタ23と、光源装置21の任意の間隙から漏れ出る冷却空気C2を軸流ファン31を介して排気する排気孔6と、で形成される。
【0031】
次に、このプロジェクタ1の冷却方法について説明する。プロジェクタ1により映像を投射すると、ランプバルブ22と装置電源部14とランプ用電源部15とが発熱する。この状態で、シロッコファン32の回転多翼部34が回転駆動すると、筐体2の外部から常温(たとえば約20度程度)の冷却空気C0が吸気される。この冷却空気C0は、吸気孔10から、両電源部14,15の搭載基板17,20に案内されつつ、この搭載基板17,20の搭載面と上カバー4の裏面と下ケース3の底面11とで仕切られている空間を通過することにより、両電源部14,15の電子部品16,18からの発生熱を吸収する。発生熱を吸収した冷却空気C1の温度は、約70度〜90度程度にまで上昇し、ランプバルブ22を冷却するのに適した温度となる。そして、この冷却空気C1は、シロッコファン32の吸入口39に吸入され、回転多翼部34の回転により送風口38から送風される。送風された冷却空気C1は、ダクト40を通過してリフレクタ23の開口25に送られる。
【0032】
これにより、発生熱を吸収した冷却空気C1を、ランプバルブ22に対し直接吹き付けることができる。ランプバルブ22に吹き付けられた冷却空気C1は、ランプバルブ22からの発生熱をも吸収する。そして、このランプバルブ22からの発生熱をも吸収した冷却空気C2は、軸流ファン31の回転駆動により、光源装置21の任意の間隙から排出され、筐体2の排気孔6から吸い出される。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態にかかるプロジェクタ1では、外部からの冷却空気C0の温度が両電源部14,15からの発生熱を吸収して、常温よりも高い冷却空気C1となるため、この冷却空気C1をランプバルブ22に直接吹き付けても過冷却とならず、光源装置21の明るさを安定駆動でき、光源装置21の長寿命化を図ることができる。また、ランプバルブ22の温度分布も発生しにくくなるため、光源装置21の破裂を防止することもできる。更には、ランプバルブ22に直接冷却空気C1を吹き付けているので、冷却空気C1の乱流が発生せず、送り込んだ冷却空気C1により、無駄のない効率的な冷却をすることができる。また、遮蔽部材を設けずに直接ランプバルブ22に冷却空気C1を吹き付けているため、遮蔽部材に吹き付けたときのような騒音が発生せず、静音化を図ることができる。更に、送風機32としてシロッコファン32を設けることにより、シロッコファン32の径方向を冷却流路Rに合わせることができ、プロジェクタ1の省スペース化を図ることができる。また、ランプバルブ22の冷却と電源部の冷却とを単一のシロッコファン32で共有することにより、電源部用のファンを別途設ける必要がなく、プロジェクタ1内部の省スペース化やプロジェクタ1の小型化及び低廉化を図ることができる。更に、シロッコファン32は下ケース3の凹陥部12に収納され、その上に光制御部26を設けているので、光源装置21と光制御部26との水平な配置関係を崩すことなく配置することができる。
【0034】
また、上述した実施の形態の発熱部13は、装置電源部14とランプ用電源部15とで構成されているが、光制御部26の表示素子としてもよい。これにより、この表示素子を冷却することができるとともに、表示素子の発生熱を吸収してランプバルブ22に吹き付けることで、ランプバルブ22を効率よく冷却することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の映像投射装置によれば、光源装置の過冷却を防止して、光源装置の冷却効率の向上を図ることができるという効果を奏する。また、光源装置と同時に発熱部を冷却することができ、映像投射装置の冷却効率の向上を図ることができるという効果を奏する。更に、単一の送風機により光源装置と発熱部とを冷却することができ、映像投射装置の部品点数の減少,映像投射装置の小型化及び低廉化を図ることができるという効果を奏する。また、適切な温度の冷却空気をランプバルブに直接吹き付けることができ、ランプバルブの過冷却を防止し、ランプバルブの明るさの安定化,長寿命化及び破裂防止を図ることができるという効果を奏する。また、本発明の映像投射装置の冷却方法によれば、光源装置の過冷却を防止して、光源装置の冷却効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の概略斜視図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の部分破断平面図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の左側面図であり、筐体の凹陥部を一部破断した図である。
【図4】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の底面図である。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置の部分破断右側面図である。
【図6】この発明の本実施の形態にかかる映像投射装置に設けられる送風機の斜視図である。
【符号の説明】
1 映像投射装置(プロジェクタ)
2 筐体
10 吸気孔
13 発熱部(電源部)
16,18 発熱素子(電子部品)
17,20 ガイド板(搭載基板)
21 光源装置
22 ランプバルブ
23 リフレクタ
32 送風機(シロッコファン)
38 送風口
C0,C1,C2 冷却空気
R 冷却流路
Claims (6)
- 投射映像を生成するための光を照射する光源装置と発熱部とを有し、外部から冷却空気を吸入して前記光源装置及び前記発熱部を冷却する映像投射装置であって、
前記冷却空気が流れる前記映像投射装置内の冷却流路において、前記発熱部が前記光源装置よりも上流側に配置されていることを特徴とする映像投射装置。 - 更に、前記発熱部と前記光源装置との間の冷却流路に設けられる送風機を具備し、
該送風機は、前記発熱部を通過するようにして前記映像投射装置の外部から前記冷却空気を吸入し、前記発熱部からの発生熱を吸収した前記冷却空気を前記光源装置へ送風することを特徴とする請求項1に記載の映像投射装置。 - 外部から冷却空気を吸気する吸気孔を有し、前記光源装置,前記発熱部及び前記送風機を収納する筐体を具備し、
前記吸気孔と前記送風機との間の冷却流路に、前記吸気孔から吸気された前記冷却空気を前記送風機へ導くガイド板を設けたことを特徴とする請求項2に記載の映像投射装置。 - 前記発熱部は発熱素子を有し、
前記ガイド板は、前記発熱素子を搭載する搭載基板であることを特徴とする請求項3に記載の映像投射装置。 - 前記光源装置は、ランプバルブとリフレクタとを備え、
前記送風機は、前記吸入された前記冷却空気を送風する送風口を有し、
前記送風口が前記リフレクタに連通していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の映像投射装置。 - 投射映像を生成するための光を照射する光源装置と発熱部とを有する映像投射装置の冷却方法であって、
前記映像投射装置の外部から冷却空気を吸気し、前記発熱部を通過させ、前記光源装置へ送風することを特徴とする映像投射装置の冷却方法。
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