JP2006343566A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のファンを積層配置することによって外装筐体内部のスペースを有効に利用して小型化を図ることができ、また、複数のファンを積層配置しても、これらの駆動に伴う振動を効果的に吸収して騒音の発生を抑制することができるプロジェクタを提供すること。
【解決手段】 シロッコファン73およびシロッコファン75が積層された状態で、相互をファン固定部材76によって固定する。シロッコファン73と外装筐体2の底面との間には振動吸収用のクッション78を配置し、シロッコファン73とシロッコファン75との間には振動吸収用のクッション79を配置する。
【選択図】 図17
【解決手段】 シロッコファン73およびシロッコファン75が積層された状態で、相互をファン固定部材76によって固定する。シロッコファン73と外装筐体2の底面との間には振動吸収用のクッション78を配置し、シロッコファン73とシロッコファン75との間には振動吸収用のクッション79を配置する。
【選択図】 図17
Description
本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて光変調装置によって変調し、形成された光学像を投射光学装置によって拡大投射するプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、外装筐体内部における各冷却対象(例えば、液晶パネル,電源装置)を冷却するためのシロッコファンが設けられている。このシロッコファンは、吸気面が外装筐体の底面に形成された吸気口と対向されており、当該吸気口を通じて外装筐体外部の空気を吸引し、各冷却対象に向かって吐出する。
ところで、特許文献1に記載のプロジェクタでは、シロッコファンの上方が空きスペースになっている。この空きスペースは、特許文献1の図14に示されているように、冷却空気を流通させるために必要なスペースではあるものの、このような空きスペースを外装筐体内部に設けることは、プロジェクタの小型化という観点からは好ましくない。
本発明の目的は、外装筐体内部のスペースを有効に利用して小型化を図ることができるプロジェクタを提供することである。
本発明のプロジェクタは、光源装置と、当該光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、当該光変調装置によって変調された光束を拡大投射する投射光学装置とを含む画像投射装置と、当該画像投射装置を収納する外装筐体とを備えるプロジェクタであって、ファン回転軸に略垂直な吸気面を有し、当該吸気面から吸引した空気を前記ファン回転軸の回転接線方向に沿って吐出する第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファンを含んで構成され、当該各遠心力ファンから吐出された空気によってプロジェクタにおける各冷却対象を冷却するファン装置を備え、当該ファン装置は、前記第1遠心力ファンの吸気面が前記外装筐体の底面に略平行になるように当該第1遠心力ファンを当該外装筐体の底面に対して固定するとともに、前記第2遠心力ファンの吸気面が前記外装筐体の底面に略平行になるように、かつ、当該第2遠心力ファンが前記第1遠心力ファンに対して前記外装筐体の底面に略垂直な積層方向に沿って積層するように、当該第2遠心力ファンを前記第1遠心力ファンに対して固定するファン固定部材と、前記外装筐体の底面に近い側に配置される前記第1遠心力ファンと当該底面との間に配置されて振動を吸収する第1吸振部材と、前記外装筐体の底面から遠い側に配置される前記第2遠心力ファンと、当該底面に近い側に配置される前記第1遠心力ファンとの間に配置されて振動を吸収する第2吸振部材と、を備えることを特徴とする。
このような構成のプロジェクタによれば、第1遠心力ファンと第2遠心力ファンとをファン固定部材によって相互に固定して積層配置させているので、外装筐体内部のスペースを有効に利用することができ、プロジェクタの小型化を図ることができる。
また、外装筐体の底面側から見ると、外装筐体の底面〜第1遠心力ファン〜第2遠心力ファンの順の配置となっているが、第1吸振部材によって外装筐体の底面〜第1遠心力ファン間における振動の伝達を防止することができ、かつ、第2吸振部材によって第1遠心力ファン〜第2遠心力ファン間における振動の伝達を防止することができるから、第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファンを積層配置しても、これらの駆動に伴う振動を効果的に吸収して騒音の発生を抑制することができる。
また、プロジェクタにおける各冷却対象を冷却するために第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファンの2つのファンを設けているので、冷却機能を向上させることができる。
また、外装筐体の底面側から見ると、外装筐体の底面〜第1遠心力ファン〜第2遠心力ファンの順の配置となっているが、第1吸振部材によって外装筐体の底面〜第1遠心力ファン間における振動の伝達を防止することができ、かつ、第2吸振部材によって第1遠心力ファン〜第2遠心力ファン間における振動の伝達を防止することができるから、第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファンを積層配置しても、これらの駆動に伴う振動を効果的に吸収して騒音の発生を抑制することができる。
また、プロジェクタにおける各冷却対象を冷却するために第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファンの2つのファンを設けているので、冷却機能を向上させることができる。
また、本発明のプロジェクタでは、前記ファン固定部材において前記第1遠心力ファンおよび前記第2遠心力ファンの少なくともいずれかの冷却対象に近い側には、当該冷却対象にて温められた高温空気を遮蔽し、当該高温空気を前記第1遠心力ファンおよび前記第2遠心力ファンの少なくともいずれかが吸引するのを防止する高温空気遮蔽部が形成されている、ことが好ましい。
このような構成のプロジェクタによれば、高温空気遮蔽部によって、冷却対象にて温められた高温空気を遠心力ファンが吸引するのを防止することができるから、遠心力ファンが吸引する空気温度の上昇を防止することができ、当該遠心力ファンの冷却効率を向上させることができる。
このような構成のプロジェクタによれば、高温空気遮蔽部によって、冷却対象にて温められた高温空気を遠心力ファンが吸引するのを防止することができるから、遠心力ファンが吸引する空気温度の上昇を防止することができ、当該遠心力ファンの冷却効率を向上させることができる。
また、本発明のプロジェクタでは、前記ファン固定部材は、前記第1遠心力ファンと前記第2遠心力ファンとが前記積層方向に沿って所定間隔離間して積層するように相互を固定し、前記第2遠心力ファンの吸気面は、前記ファン固定部材によって前記第1遠心力ファンと前記第2遠心力ファンとの間に形成されたファン間スペースと対向されている、ことが好ましい。
このような構成のプロジェクタでは、第2遠心力ファンがファン間スペースの空気を冷却空気として吸引して冷却対象に向かって吐出する。ここで、ファン固定部材を介することにより、第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファン間の間隔を自由に設定して、ファン間スペースの大きさを自由に設定することができる。具体的には、第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファン間の間隔を、ファン間スペースの空気を冷却空気として吸引する第2遠心力ファンの冷却機能を最大限に発揮できる限度で最小の間隔にするようなファン固定部材を用いることが好ましく、このようなファン固定部材によれば、ファン間スペースを、第2遠心力ファンの冷却効率を維持する上での最小限の大きさとすることができるので、プロジェクタの小型化を図ることができる。
なお、冷却対象にて温められた高温空気のファン間スペースへの流入を防ぐための前記高温空気遮蔽部をファン固定部材に形成しておくことが好ましい。
このような構成のプロジェクタによれば、高温空気遮蔽部によってファン間スペースの空気温度の上昇を防止することができ、当該ファン間スペースの空気を冷却空気として吸引する第2遠心力ファンの冷却効率を向上させることができる。
このような構成のプロジェクタでは、第2遠心力ファンがファン間スペースの空気を冷却空気として吸引して冷却対象に向かって吐出する。ここで、ファン固定部材を介することにより、第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファン間の間隔を自由に設定して、ファン間スペースの大きさを自由に設定することができる。具体的には、第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファン間の間隔を、ファン間スペースの空気を冷却空気として吸引する第2遠心力ファンの冷却機能を最大限に発揮できる限度で最小の間隔にするようなファン固定部材を用いることが好ましく、このようなファン固定部材によれば、ファン間スペースを、第2遠心力ファンの冷却効率を維持する上での最小限の大きさとすることができるので、プロジェクタの小型化を図ることができる。
なお、冷却対象にて温められた高温空気のファン間スペースへの流入を防ぐための前記高温空気遮蔽部をファン固定部材に形成しておくことが好ましい。
このような構成のプロジェクタによれば、高温空気遮蔽部によってファン間スペースの空気温度の上昇を防止することができ、当該ファン間スペースの空気を冷却空気として吸引する第2遠心力ファンの冷却効率を向上させることができる。
また、本発明のプロジェクタでは、前記画像投射装置は、略L字形状を有し、前記光源装置,前記光変調装置,前記投射光学装置は、当該画像投射装置における略L字形状の一端側から他端側に向かって順次配置され、前記画像投射装置の略L字形状の内側には、前記プロジェクタの各構成要素に電力を供給する電源装置が配置され、前記画像投射装置を間に挟んで前記電源装置と対向される位置であって、前記画像投射装置の略L字形状の一端側近傍位置には、前記ファン装置が配置され、前記画像投射装置の周囲のスペースを通過するように形成され、当該画像投射装置を間に挟んで前記ファン装置と前記電源装置とを接続する吸気ダクトが形成され、前記第1遠心力ファンおよび前記第2遠心力ファンのいずれか一方は、前記吸気ダクトを介して前記電源装置に向かって空気を吐出し、前記第1遠心力ファンおよび前記第2遠心力ファンのいずれか他方は、前記光源装置に向かって空気を吐出する、ことが好ましい。
このような構成のプロジェクタによれば、ファン装置が画像投射装置の略L字形状の一端側近傍に配置されているので、当該一端側に配置されている光源装置を遠心力ファンによって効率的に冷却することができる。
また、ファン装置と電源装置との間には画像投射装置が介在しているが、当該画像投射装置の周囲のスペースを通過するように形成された吸気ダクトによって両者を接続することができるので、当該吸気ダクトを介して遠心力ファンによって電源装置を効率的に冷却することができる。
また、ファン装置と電源装置との間には画像投射装置が介在しているが、当該画像投射装置の周囲のスペースを通過するように形成された吸気ダクトによって両者を接続することができるので、当該吸気ダクトを介して遠心力ファンによって電源装置を効率的に冷却することができる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔1.外観構成〕
図1,図2,図3は、プロジェクタ1の外観を示す斜視図である。具体的に、図1は、プロジェクタ1を前面上方側から見た斜視図である。図2は、プロジェクタ1を背面上方側から見た斜視図である。図3は、プロジェクタ1を背面下方側から見た斜視図である。
プロジェクタ1は、光源装置から射出される光束を画像情報に応じて光変調装置によって変調して光学像を形成し、形成した光学像を投射光学装置によってスクリーン(図示略)上に拡大投射する装置である。このプロジェクタ1は、図1〜図3に示すように、略直方体状の外装筐体2と、外装筐体2から露出する投射光学装置としての投射レンズ3(図1)とを備える。
投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成され、光変調装置としての液晶パネル(後述)によって変調・形成された光学像を拡大投射する投射光学装置を構成している。
〔1.外観構成〕
図1,図2,図3は、プロジェクタ1の外観を示す斜視図である。具体的に、図1は、プロジェクタ1を前面上方側から見た斜視図である。図2は、プロジェクタ1を背面上方側から見た斜視図である。図3は、プロジェクタ1を背面下方側から見た斜視図である。
プロジェクタ1は、光源装置から射出される光束を画像情報に応じて光変調装置によって変調して光学像を形成し、形成した光学像を投射光学装置によってスクリーン(図示略)上に拡大投射する装置である。このプロジェクタ1は、図1〜図3に示すように、略直方体状の外装筐体2と、外装筐体2から露出する投射光学装置としての投射レンズ3(図1)とを備える。
投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成され、光変調装置としての液晶パネル(後述)によって変調・形成された光学像を拡大投射する投射光学装置を構成している。
外装筐体2は、合成樹脂製のケースであり、プロジェクタ1の装置本体を収納する。この外装筐体2は、図1〜図3に示すように、装置本体の上部部分を覆うアッパーケース21と、装置本体の下部部分を覆うロアーケース22と、装置本体の前面部分を覆うフロントケース23(図1)と、装置本体の背面部分を覆うリアケース24(図2または図3)とを備えている。
アッパーケース21は、図1または図2に示すように、外装筐体2の天面、側面の一部、背面の一部、および前面の一部をそれぞれ形成する天面部21A、側面部21B,21C、背面部21D(図2)、前面部21E(図1)を含んで構成されている。
アッパーケース21は、図1または図2に示すように、外装筐体2の天面、側面の一部、背面の一部、および前面の一部をそれぞれ形成する天面部21A、側面部21B,21C、背面部21D(図2)、前面部21E(図1)を含んで構成されている。
天面部21Aは、図1または図2に示すように、平面視略矩形形状を有し、平面視略中央部分から前面側、側面側、および背面側にかけてなだらかに湾曲した凸曲面形状を有する。
この天面部21Aにおいて、前方側であって、前方から見て右側部分には、図1または図2に示すように、3つの開口部21A1が形成されている。そして、3つの開口部21A1は、投射レンズ3を操作可能としスクリーン(図示略)上に投射された投影画像のフォーカス調整、ズーム調整、および投射位置調整を実施するための各種回転つまみ3Aの一部を露出させる。
この天面部21Aにおいて、前方側であって、前方から見て右側部分には、図1または図2に示すように、3つの開口部21A1が形成されている。そして、3つの開口部21A1は、投射レンズ3を操作可能としスクリーン(図示略)上に投射された投影画像のフォーカス調整、ズーム調整、および投射位置調整を実施するための各種回転つまみ3Aの一部を露出させる。
また、この天面部21Aにおいて、開口部21A1よりも後方側には、図1または図2に示すように、プロジェクタ1の起動・調整操作を実施する操作パネル25が左右方向に延びるように設けられている。操作パネル25の操作ボタン251を適宜押下すると、操作ボタン251内部に配置される図示しない回路基板に実装されたタクトスイッチと接触し、所望の操作が可能となる。また、前記回路基板には、図示しないLED(Light Emitting Diode)が取り付けられており、所定の操作に応じて発光するようになっている。
なお、前述した操作パネル25の回路基板は、制御基板(図示略)と電気的に接続され、操作ボタン251の押下に伴う操作信号は、制御基板に出力される。
なお、前述した操作パネル25の回路基板は、制御基板(図示略)と電気的に接続され、操作ボタン251の押下に伴う操作信号は、制御基板に出力される。
さらに、この天面部21Aにおいて、前方側から見て操作パネル25の左側部分には、図1または図2に示すように、平面視略矩形形状の開口部26が形成され、当該開口部26に着脱自在に平面視略矩形板状のランプ蓋26Aが係合している。
側面部21Bは、図1または図2に示すように、天面部21Aの長辺方向端縁から略垂下し、凸曲面を形成するように投射方向両端縁が背面側および前面側に湾曲して背面部21Dおよび前面部21Eと接続する。具体的な図示は省略するが、側面部21Cも側面部21Bと同様の形状を有している。
これら側面部21B,21Cのうち側面部21Bにおいて、前方側には、図1〜図3に示すように、下端縁から上方側にかけて平面視略コ字形状の切り欠き21B1が形成されている。
これら側面部21B,21Cのうち側面部21Bにおいて、前方側には、図1〜図3に示すように、下端縁から上方側にかけて平面視略コ字形状の切り欠き21B1が形成されている。
背面部21Dは、図2に示すように、天面部21Aの短辺方向後方側端縁から略垂下し、下端縁から上方側にかけて切り欠き21D1が形成され、平面視略コ字形状を有する。
前面部21Eは、図1に示すように、天面部21Aの短辺方向前方側端縁から略垂下し、下端縁から上方側にかけて切り欠き21E1が形成され、平面視略コ字形状を有する。
前面部21Eは、図1に示すように、天面部21Aの短辺方向前方側端縁から略垂下し、下端縁から上方側にかけて切り欠き21E1が形成され、平面視略コ字形状を有する。
ロアーケース22は、図1〜図3に示すように、外装筐体2の底面、側面の一部、背面の一部、および前面の一部をそれぞれ形成する底面部22A(図3)、側面部22B,22C(図示略)、背面部22D(図2または図3)、および前面部22E(図1または図3)を含んで構成される。
底面部22Aは、図3に示されるように、略矩形状の平坦面で構成されている。そして、この底面部22Aには、机等の接地面に接地されプロジェクタ1を3点で支える3つの脚部22A1と、外装筐体2内部に外部の冷却空気を導入するための吸気口22A2,22A3とが形成されている。ここで、吸気口22A2は、底面部22Aの後方側であって、後方から見て左側部分に形成されており、吸気口22A3は、底面部22Aの後方側略中央部分に形成されている。なお、いずれの吸気口22A2,22A3にも、塵埃等が冷却空気と一緒に外装筐体2内部に入り込んでくるのを防止するためのフィルタが取り付けられている。
底面部22Aは、図3に示されるように、略矩形状の平坦面で構成されている。そして、この底面部22Aには、机等の接地面に接地されプロジェクタ1を3点で支える3つの脚部22A1と、外装筐体2内部に外部の冷却空気を導入するための吸気口22A2,22A3とが形成されている。ここで、吸気口22A2は、底面部22Aの後方側であって、後方から見て左側部分に形成されており、吸気口22A3は、底面部22Aの後方側略中央部分に形成されている。なお、いずれの吸気口22A2,22A3にも、塵埃等が冷却空気と一緒に外装筐体2内部に入り込んでくるのを防止するためのフィルタが取り付けられている。
側面部22Bは、図1〜図3に示すように、底面部22Aの長辺方向端縁から上方に立設し、凸曲面を形成するように投射方向両端縁が背面側および前面側に湾曲して背面部22Dおよび前面部22Eと接続する。具体的な図示は省略するが、側面部22Cも側面部22Bと同様の形状を有している。
これら側面部22B,22Cのうち側面部22Bにおいて、前方側には、図1〜図3に示すように、上端縁から下方側にかけて切り欠き22B1が形成されている。そして、アッパーケース21とロアーケース22とを組み立てた状態では、切り欠き21B1と切り欠き22B1とが接続し、外装筐体2内部の空気を外部に排出するための平面視略矩形形状の排気口28が形成される。そして、この排気口28には、図1〜図3に示すように、外装筐体2内部に配置され外装筐体2内部にて温められた高温空気を外部に排出する排気ファン(後述)から吐出された高温空気を所定方向に整流するルーバ81が取り付けられている。
これら側面部22B,22Cのうち側面部22Bにおいて、前方側には、図1〜図3に示すように、上端縁から下方側にかけて切り欠き22B1が形成されている。そして、アッパーケース21とロアーケース22とを組み立てた状態では、切り欠き21B1と切り欠き22B1とが接続し、外装筐体2内部の空気を外部に排出するための平面視略矩形形状の排気口28が形成される。そして、この排気口28には、図1〜図3に示すように、外装筐体2内部に配置され外装筐体2内部にて温められた高温空気を外部に排出する排気ファン(後述)から吐出された高温空気を所定方向に整流するルーバ81が取り付けられている。
背面部22Dは、図2または図3に示すように、底面部22Aの短辺方向後方側端縁から上方に立設し、上端縁から下方側にかけて切り欠き22D1が形成され、平面視略コ字形状を有する。そして、アッパーケース21における背面部21Dのコ字形状内側部分、およびロアーケース22における背面部22Dのコ字形状内側部分にてリアケース24が支持固定される。
この背面部22Dにおいて、下方側であって後方側から見て右側部分には、図2または図3に示すように、外装筐体2の内側に窪み、底部分に矩形形状の開口22D2が形成されている。そして、この開口22D2を介して内部のインレットコネクタ(図示略)が露出し、外部の電力をプロジェクタ1の装置本体に供給可能となっている。
この背面部22Dにおいて、下方側であって後方側から見て右側部分には、図2または図3に示すように、外装筐体2の内側に窪み、底部分に矩形形状の開口22D2が形成されている。そして、この開口22D2を介して内部のインレットコネクタ(図示略)が露出し、外部の電力をプロジェクタ1の装置本体に供給可能となっている。
前面部22Eは、図1または図3に示すように、底面部22Aの短辺方向前方側端縁から上方に立設し、上端縁から下方側にかけて切り欠き22E1が形成され、平面視コ字形状を有する。そして、アッパーケース21における前面部21Eのコ字状内側部分、およびロアーケース22における前面部22Eのコ字状内側部分にてフロントケース23が支持固定される。
フロントケース23は、図1に示すように、左右方向に延びる略楕円形状を有し、アッパーケース21およびロアーケース22と接続することで、前面部21E,22Eにて形成される開口部分を閉塞する。
このフロントケース23において、前方から見て右側部分には、図1に示すように、外装筐体2の内側に窪み、底部分に略円形状の開口231が形成されている。そして、この開口231は、投射レンズ3の先端部分を露出させる。
また、このフロントケース23において、長手方向略中央部分には、図1に示すように、リモコン受光窓232が形成されている。そして、このリモコン受光窓232の内側には、リモートコントローラ(図示略)からの操作信号を受信するリモコン受光モジュール(図示略)が配置されている。
なお、リモートコントローラには、前述した操作パネル25に設けられる起動スイッチ、調整スイッチ等と同様のものが設けられていて、リモートコントローラを操作すると、この操作に応じた赤外線信号がリモートコントローラから出力され、赤外線信号は、リモコン受光窓232を介してリモコン受光モジュールで受光され、制御基板(図示略)で処理される。
このフロントケース23において、前方から見て右側部分には、図1に示すように、外装筐体2の内側に窪み、底部分に略円形状の開口231が形成されている。そして、この開口231は、投射レンズ3の先端部分を露出させる。
また、このフロントケース23において、長手方向略中央部分には、図1に示すように、リモコン受光窓232が形成されている。そして、このリモコン受光窓232の内側には、リモートコントローラ(図示略)からの操作信号を受信するリモコン受光モジュール(図示略)が配置されている。
なお、リモートコントローラには、前述した操作パネル25に設けられる起動スイッチ、調整スイッチ等と同様のものが設けられていて、リモートコントローラを操作すると、この操作に応じた赤外線信号がリモートコントローラから出力され、赤外線信号は、リモコン受光窓232を介してリモコン受光モジュールで受光され、制御基板(図示略)で処理される。
リアケース24は、図2または図3に示すように、左右方向に延びる略楕円形状を有し、アッパーケース21およびロアーケース22と接続することで、背面部21D,22Dにて形成される開口部分を閉塞する。
このリアケース24において、後方側から見て左側部分には、図2または図3に示すように、外装筐体2の内側に窪む平面視矩形状の凹部241が形成されている。
この凹部241には、図2または図3に示すように、複数の孔242が形成され、これら複数の孔242を介して、外部の電子機器からの画像信号、音声信号等を入力するための複数の接続端子243が外部に露出している。また、このリアケース24の内側には、接続端子243から入力される信号を処理するインターフェース基板(図示略)が配置されている。
なお、前記インターフェース基板は、制御基板(図示略)と電気的に接続され、インターフェース基板にて処理された信号は、制御基板に出力される。
このリアケース24において、後方側から見て左側部分には、図2または図3に示すように、外装筐体2の内側に窪む平面視矩形状の凹部241が形成されている。
この凹部241には、図2または図3に示すように、複数の孔242が形成され、これら複数の孔242を介して、外部の電子機器からの画像信号、音声信号等を入力するための複数の接続端子243が外部に露出している。また、このリアケース24の内側には、接続端子243から入力される信号を処理するインターフェース基板(図示略)が配置されている。
なお、前記インターフェース基板は、制御基板(図示略)と電気的に接続され、インターフェース基板にて処理された信号は、制御基板に出力される。
また、このリアケース24において、後方側から見て凹部241の右側部分には、図2または図3に示すように、プロジェクタ1外部に音声を出力するためのスピーカ孔244が形成されている。このスピーカ孔244の内側には、制御基板(図示略)により制御され、所定の音声を出力するスピーカ29が配置されている。
さらに、このリアケース24において、後方側から見てスピーカ孔244の左上側部分には、図2または図3に示すように、外装筐体2の内部と連通し、開口部26に対するランプ蓋26Aの係合状態を解除するための操作用孔245が形成されている。
さらに、このリアケース24において、後方側から見てスピーカ孔244の左上側部分には、図2または図3に示すように、外装筐体2の内部と連通し、開口部26に対するランプ蓋26Aの係合状態を解除するための操作用孔245が形成されている。
〔2.内部構成〕
図4は、プロジェクタ1の内部構成を示す斜視図である。具体的には、外装筐体2のアッパーケース21を取り外した図である。図5は、図4の状態から、外装筐体2のフロントケース23,リアケース24および制御基板5を取り外した状態を示す斜視図である。図6は、図5の状態から、投射レンズ3および画像形成ユニット4を取り外した状態を示す斜視図である。
外装筐体2の内部には、プロジェクタ1の装置本体が収納されており、この装置本体は、投射レンズ3および画像形成ユニット4によって構成される画像投射装置と、画像形成ユニット4の上方に配置される制御基板5(図4)と、電源装置としての電源ユニット6と、冷却ユニット7と、排気ユニット8とを備えている。
図4は、プロジェクタ1の内部構成を示す斜視図である。具体的には、外装筐体2のアッパーケース21を取り外した図である。図5は、図4の状態から、外装筐体2のフロントケース23,リアケース24および制御基板5を取り外した状態を示す斜視図である。図6は、図5の状態から、投射レンズ3および画像形成ユニット4を取り外した状態を示す斜視図である。
外装筐体2の内部には、プロジェクタ1の装置本体が収納されており、この装置本体は、投射レンズ3および画像形成ユニット4によって構成される画像投射装置と、画像形成ユニット4の上方に配置される制御基板5(図4)と、電源装置としての電源ユニット6と、冷却ユニット7と、排気ユニット8とを備えている。
〔2−1.画像投射装置の構成〕
図7は、画像投射装置を模式的に示す平面図である。この図に示されるように、画像投射装置は、外装筐体2の長手方向に沿って左右方向に延びる画像形成ユニット4と、画像形成ユニット4の右端部から前方に延びる投射レンズ3とによって、平面視略L字形状を有している。
画像形成ユニット4は、制御基板5による制御の下、画像情報に応じて画像光を形成する。この画像形成ユニット4は、図7に示すように、光源装置41と、均一照明光学系42と、色分離光学系43と、リレー光学系44と、光学装置45と、これら光学部品42〜45を内部に収納する光学部品用筐体46とを備える。
ここで、画像投射装置の平面視略L字形状の一端側から他端側に向かって、光源装置41,均一照明光学系42,色分離光学系43,リレー光学系44,光学装置45,投射レンズ3が順次配置されている。
図7は、画像投射装置を模式的に示す平面図である。この図に示されるように、画像投射装置は、外装筐体2の長手方向に沿って左右方向に延びる画像形成ユニット4と、画像形成ユニット4の右端部から前方に延びる投射レンズ3とによって、平面視略L字形状を有している。
画像形成ユニット4は、制御基板5による制御の下、画像情報に応じて画像光を形成する。この画像形成ユニット4は、図7に示すように、光源装置41と、均一照明光学系42と、色分離光学系43と、リレー光学系44と、光学装置45と、これら光学部品42〜45を内部に収納する光学部品用筐体46とを備える。
ここで、画像投射装置の平面視略L字形状の一端側から他端側に向かって、光源装置41,均一照明光学系42,色分離光学系43,リレー光学系44,光学装置45,投射レンズ3が順次配置されている。
光源装置41は、制御基板5による制御の下、点灯して平行光を均一照明光学系42に向けて射出する。この光源装置41は、図7に示すように、一対の電極間で放電発光が行われる発光管411と、この発光管411から射出された放射光を反射する楕円リフレクタ412と、楕円リフレクタ412により反射された光束を平行光とする平行化凹レンズ413と、これら各部材411〜413を収納配置するランプハウジング414とを含んで構成される。
発光管411は、図7に示すように、中央部分に位置し略球状に膨出する発光部4111と、この発光部4111の両側に延びる一対の封止部4112とで構成される。
発光部4111には、略球状の放電空間が形成され、この放電空間内に、図示しない一対の電極と、水銀、希ガス、および少量のハロゲンが封入される。
一対の封止部4112の内部には、前記一対の電極と電気的に接続されるモリブデン製の図示しない金属箔が挿入され、ガラス材料等で封止されている。前記各金属箔には、さらに電極引出線としての図示しないリード線が接続され、前記リード線は、発光管411の外部まで延出している。そして、前記リード線に電圧を印加すると、前記金属箔を介して前記一対の電極間に電位差が生じて放電が生じ、発光部4111内部が発光する。
楕円リフレクタ412は、図7に示すように、発光管411の基端側の一方の封止部4112が挿通され発光管411を支持する筒状の首状部4121と、この首状部4121から拡がる凹曲面状の反射部4122とを備えた透光性を有するガラス製の一体成形品である。
なお、本実施形態の光源装置41では、楕円リフレクタ412と平行化凹レンズ413の組み合わせにより反射光を平行化しているが、放物面リフレクタを用いて反射光を平行化してもよい。
発光管411は、図7に示すように、中央部分に位置し略球状に膨出する発光部4111と、この発光部4111の両側に延びる一対の封止部4112とで構成される。
発光部4111には、略球状の放電空間が形成され、この放電空間内に、図示しない一対の電極と、水銀、希ガス、および少量のハロゲンが封入される。
一対の封止部4112の内部には、前記一対の電極と電気的に接続されるモリブデン製の図示しない金属箔が挿入され、ガラス材料等で封止されている。前記各金属箔には、さらに電極引出線としての図示しないリード線が接続され、前記リード線は、発光管411の外部まで延出している。そして、前記リード線に電圧を印加すると、前記金属箔を介して前記一対の電極間に電位差が生じて放電が生じ、発光部4111内部が発光する。
楕円リフレクタ412は、図7に示すように、発光管411の基端側の一方の封止部4112が挿通され発光管411を支持する筒状の首状部4121と、この首状部4121から拡がる凹曲面状の反射部4122とを備えた透光性を有するガラス製の一体成形品である。
なお、本実施形態の光源装置41では、楕円リフレクタ412と平行化凹レンズ413の組み合わせにより反射光を平行化しているが、放物面リフレクタを用いて反射光を平行化してもよい。
均一照明光学系42は、光源装置41から射出された光束を、光学装置45を構成する後述する液晶パネルの画像形成領域に略均一に照明するための光学系である。この均一照明光学系42は、図7に示すように、第1レンズアレイ421と、第2レンズアレイ422と、偏光変換素子423と、重畳レンズ424とを備える。
第1レンズアレイ421は、光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源装置41から射出される光束を、複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各小レンズの像を光学装置45の後述する液晶パネル上に結像させる機能を有している。
第1レンズアレイ421は、光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源装置41から射出される光束を、複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各小レンズの像を光学装置45の後述する液晶パネル上に結像させる機能を有している。
偏光変換素子423は、第2レンズアレイ422と重畳レンズ424との間に配置され、第2レンズアレイ422からの光を略1種類の偏光光に変換するものである。
具体的に、偏光変換素子423によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ424によって最終的に光学装置45の後述する液晶パネル上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置41からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子423を用いることで、光源装置41からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、光学装置45での光の利用効率を高めている。
具体的に、偏光変換素子423によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ424によって最終的に光学装置45の後述する液晶パネル上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置41からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子423を用いることで、光源装置41からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、光学装置45での光の利用効率を高めている。
色分離光学系43は、図7に示すように、2枚のダイクロイックミラー431,432と、反射ミラー433とを備え、ダイクロイックミラー431,432により均一照明光学系42から射出された複数の部分光束を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学系44は、図7に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、色分離光学系43で分離された赤色光を光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
リレー光学系44は、図7に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、色分離光学系43で分離された赤色光を光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
この際、色分離光学系43のダイクロイックミラー431では、均一照明光学系42から射出された光束の青色光成分が反射するとともに、赤色光成分と緑色光成分とが透過する。ダイクロイックミラー431によって反射した青色光は、反射ミラー433で反射し、フィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する青色光用の液晶パネルに達する。このフィールドレンズ425は、第2レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の液晶パネルの光入射側に設けられたフィールドレンズ425も同様である。
ダイクロイックミラー431を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー432によって反射し、フィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する緑色光用の液晶パネルに達する。一方、赤色光はダイクロイックミラー432を透過してリレー光学系44を通り、さらにフィールドレンズ425を通って光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルに達する。なお、赤色光にリレー光学系44が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ441に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ425に伝えるためである。
光学装置45は、図7に示すように、光変調装置としての3枚の液晶パネル451(赤色光用の液晶パネルを451R、緑色光用の液晶パネルを451G、青色光用の液晶パネルを451Bとする)と、これら液晶パネル451の光束入射側および光束射出側にそれぞれ配置される入射側偏光板452および射出側偏光板453と、クロスダイクロイックプリズム454とを備える。
液晶パネル451は、具体的な図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、前記制御基板から出力される駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光軸を変更する。
入射側偏光板452は、偏光変換素子423で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板452は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の構成であり、液晶パネル451から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
そして、上述した液晶パネル451、入射側偏光板452、および射出側偏光板453にて光変調素子を構成し、該光変調素子にて光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する。
液晶パネル451は、具体的な図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、前記制御基板から出力される駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光軸を変更する。
入射側偏光板452は、偏光変換素子423で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板452は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の構成であり、液晶パネル451から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
そして、上述した液晶パネル451、入射側偏光板452、および射出側偏光板453にて光変調素子を構成し、該光変調素子にて光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する。
クロスダイクロイックプリズム454は、前記光変調素子から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル451Gから射出され射出側偏光板453を介した色光を透過し、液晶パネル451R,451Bから射出され射出側偏光板453を介した色光を反射する。このようにして、各光変調素子にて変調された各色光が合成されてカラー画像が形成される。
光学部品用筐体46は、合成樹脂製の成形品であり、図7に示すように、光源装置41から射出された光束を導入し、内部に導入した光束の照明光軸Aが設定され、上述した光学部品42〜45を照明光軸Aに対する所定位置に配置する。
この光学部品用筐体46において、側面の前面部分には、投射レンズ3を画像形成ユニット4に対して所定位置に設置するための投射レンズ設置部46Aが形成されている。この投射レンズ設置部46Aに設置された投射レンズ3は、画像形成ユニット4にて形成されたカラー画像を拡大投射する。
また、この光学部品用筐体46において、底面には、光学装置45の各液晶パネル451位置に対応して3つの孔(図示略)が形成されている。そして、ロアーケース22に形成されている吸気口22A2(図3)に吸気面を向けて外装筐体2内に配置されているシロッコファン71(図6)により吸気口22A2を介して外装筐体2外部から内部に取り込まれた冷却空気は、ダクト72(図6)により光学装置45の下方に導かれ、前記3つの孔を介して光学部品用筐体46内部に導入され、各液晶パネル451を冷却する。
なお、光学部品用筐体46の上面には、光学装置45の配設位置に対応して切り欠き(図示略)が形成され、光学部品用筐体46内部に導入された冷却空気を外部に流出可能に構成されている。
この光学部品用筐体46において、側面の前面部分には、投射レンズ3を画像形成ユニット4に対して所定位置に設置するための投射レンズ設置部46Aが形成されている。この投射レンズ設置部46Aに設置された投射レンズ3は、画像形成ユニット4にて形成されたカラー画像を拡大投射する。
また、この光学部品用筐体46において、底面には、光学装置45の各液晶パネル451位置に対応して3つの孔(図示略)が形成されている。そして、ロアーケース22に形成されている吸気口22A2(図3)に吸気面を向けて外装筐体2内に配置されているシロッコファン71(図6)により吸気口22A2を介して外装筐体2外部から内部に取り込まれた冷却空気は、ダクト72(図6)により光学装置45の下方に導かれ、前記3つの孔を介して光学部品用筐体46内部に導入され、各液晶パネル451を冷却する。
なお、光学部品用筐体46の上面には、光学装置45の配設位置に対応して切り欠き(図示略)が形成され、光学部品用筐体46内部に導入された冷却空気を外部に流出可能に構成されている。
〔2−2.制御基板5の構成〕
制御基板5は、図4に示されるように、上述した光学部品用筐体46の上方に配置される。この制御基板5は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置が実装された回路基板として構成され、プロジェクタ1全体を制御する。この制御基板5は、前述のインターフェース基板から出力される信号に基づいて液晶パネル451R,451G,451Bを駆動制御する。そして、液晶パネル451R,451G,451Bは、光変調を実施して光学像が形成される。また、この制御基板5は、前述の操作パネル25の回路基板、および前述の図示しないリモコン受光モジュールから出力される操作信号を入力し、この操作信号に基づいてプロジェクタ1の構成部材に適宜、制御指令を出力する。
制御基板5は、図4に示されるように、上述した光学部品用筐体46の上方に配置される。この制御基板5は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置が実装された回路基板として構成され、プロジェクタ1全体を制御する。この制御基板5は、前述のインターフェース基板から出力される信号に基づいて液晶パネル451R,451G,451Bを駆動制御する。そして、液晶パネル451R,451G,451Bは、光変調を実施して光学像が形成される。また、この制御基板5は、前述の操作パネル25の回路基板、および前述の図示しないリモコン受光モジュールから出力される操作信号を入力し、この操作信号に基づいてプロジェクタ1の構成部材に適宜、制御指令を出力する。
〔2−3.電源ユニット6の構成〕
電源ユニット6は、光源装置41や制御基板5などに必要な電力を供給する装置であり、投射レンズ3および画像形成ユニット4によって構成される画像投射装置の平面視略L字形状の内側において、外装筐体2のフロントケース23(図1)の長手方向に沿って配置されている(図5参照)。
図8は、電源ユニット6をプロジェクタ1の後方側から見た斜視図である。この電源ユニット6は、外装筐体2の底面に対して垂直な方向に沿って一体的に積層配置された電源ブロック61とランプ駆動ブロック62とによって構成されている。
電源ユニット6は、光源装置41や制御基板5などに必要な電力を供給する装置であり、投射レンズ3および画像形成ユニット4によって構成される画像投射装置の平面視略L字形状の内側において、外装筐体2のフロントケース23(図1)の長手方向に沿って配置されている(図5参照)。
図8は、電源ユニット6をプロジェクタ1の後方側から見た斜視図である。この電源ユニット6は、外装筐体2の底面に対して垂直な方向に沿って一体的に積層配置された電源ブロック61とランプ駆動ブロック62とによって構成されている。
電源ブロック61は、略直方体形状の電源ブロックケース611を備えている。電源ブロックケース611の内部には、回路素子(図示略)が収納されている。この回路素子は、前述のインレットコネクタに接続された電源ケーブルを通して外部から供給された電力をランプ駆動ブロック62の回路素子(後述)や制御基板5などに供給する。この回路素子は、入力される交流を低電圧の直流に変換するトランスや当該トランスからの出力を所定の電圧に変換する変換回路等が回路基板の片面に実装されることにより構成されている。また、電源ブロックケース611には、冷却空気を電源ブロックケース611内部に導入するための吸気用開口部611Aと、電源ブロックケース611内部において温められた高温空気を電源ブロックケース611外部に排出するための排気用開口部611Bとが形成されている。ここで、吸気用開口部611Aおよび排気用開口部611Bは、いずれも電源ブロックケース611における後方側の面、すなわち、平面視略L字形状の画像投射装置における画像形成ユニット4と対向される側の面(図5参照)に形成されている。ここで、吸気用開口部611Aは、画像投射装置の平面視略L字形状における屈曲部寄りに形成されており、排気用開口部611Bは、画像投射装置の平面視略L字形状における一端部(光源装置41(図7)が配置されている側の端部)寄りに形成されている。
ランプ駆動ブロック62は、電源ブロック61の上方に積層配置され、略直方体形状のランプ駆動ブロックケース621を備えている。ランプ駆動ブロックケース621の内部には、回路素子(図示略)が収納されている。この回路素子は、前述の光源装置41に安定した電圧で電力を供給するための変換回路であり、電源ブロック61の回路素子から入力した商用交流電流は、このランプ駆動ブロック62における回路素子によって整流、変換されて、直流電流や交流矩形波電流となって光源装置41に供給される。また、ランプ駆動ブロックケース621には、冷却空気をランプ駆動ブロックケース621内部に導入するための吸気用開口部621Aと、ランプ駆動ブロックケース621内部において温められた高温空気をランプ駆動ブロックケース621外部に排出するための排気用開口部621Bとが形成されている。ここで、吸気用開口部621Aおよび排気用開口部621Bは、いずれもランプ駆動ブロックケース621における後方側の面、すなわち、平面視略L字形状の画像投射装置における画像形成ユニット4と対向される側の面(図5参照)に形成されている。ここで、吸気用開口部621Aは、画像投射装置の平面視略L字形状における屈曲部寄りに形成されており、排気用開口部621Bは、画像投射装置の平面視略L字形状における一端部(光源装置41(図7)が配置されている側の端部)寄りに形成されている。
なお、吸気用開口部621Aは、電源ブロック61の吸気用開口部611Aの真上に形成されており、また、排気用開口部621Bは、電源ブロック61の排気用開口部611Bの真上に形成されている。
なお、吸気用開口部621Aは、電源ブロック61の吸気用開口部611Aの真上に形成されており、また、排気用開口部621Bは、電源ブロック61の排気用開口部611Bの真上に形成されている。
〔2−4.冷却ユニット7の構成〕
冷却ユニット7は、プロジェクタ1における各発熱要素を冷却するための冷却空気を外装筐体2外部から取り入れて当該各発熱要素に送るユニットである。ここで、主な発熱要素は、液晶パネル451R,451G,451B(図7)、光源装置41(図7)、電源ブロック61(図8)の回路素子等、ランプ駆動ブロック62(図8)の回路素子等である。
冷却ユニット7は、図6に示されるように、各液晶パネル451に冷却空気を送るためのシロッコファン71およびダクト72と、電源ブロック61およびランプ駆動ブロック62に冷却空気を送るためのシロッコファン73および吸気ダクト74と、光源装置41の発光管411(図7)に冷却空気を送るためのシロッコファン75とを備えて構成されている。
ここで、シロッコファン73は、本発明における第1遠心力ファンを構成しており、ファン固定部材76を介してシロッコファン73に固定されるシロッコファン75は、本発明における第2遠心力ファンを構成している。そして、これらのシロッコファン73,シロッコファン75,ファン固定部材76を含んで本発明におけるファン装置としてのファンユニット77が構成されている。なお、ファンユニット77の詳細な構成については後述する。
冷却ユニット7は、プロジェクタ1における各発熱要素を冷却するための冷却空気を外装筐体2外部から取り入れて当該各発熱要素に送るユニットである。ここで、主な発熱要素は、液晶パネル451R,451G,451B(図7)、光源装置41(図7)、電源ブロック61(図8)の回路素子等、ランプ駆動ブロック62(図8)の回路素子等である。
冷却ユニット7は、図6に示されるように、各液晶パネル451に冷却空気を送るためのシロッコファン71およびダクト72と、電源ブロック61およびランプ駆動ブロック62に冷却空気を送るためのシロッコファン73および吸気ダクト74と、光源装置41の発光管411(図7)に冷却空気を送るためのシロッコファン75とを備えて構成されている。
ここで、シロッコファン73は、本発明における第1遠心力ファンを構成しており、ファン固定部材76を介してシロッコファン73に固定されるシロッコファン75は、本発明における第2遠心力ファンを構成している。そして、これらのシロッコファン73,シロッコファン75,ファン固定部材76を含んで本発明におけるファン装置としてのファンユニット77が構成されている。なお、ファンユニット77の詳細な構成については後述する。
シロッコファン71およびダクト72は、前述したように、ロアーケース22に形成されている吸気口22A2(図3)から外装筐体2内部に冷却空気を取り入れて、各液晶パネル451に送る。
シロッコファン73は、図5に示されるように、画像投射装置を構成する画像形成ユニット4を間に挟んで、電源ユニット6における吸気用開口部611A,621A(図8)と対向配置されている。また、シロッコファン73は、ロアーケース22に形成されている吸気口22A3(図3)に吸気面を向けて配置されているとともに、電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aに吐出面を向けて配置されている。そして、シロッコファン73は、吸気口22A3を介して外装筐体2外部から冷却空気を吸引し、電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aに向けて当該冷却空気を吐出する。吸気ダクト74は、図6に示されるように、シロッコファン73の吐出方向に沿って形成されてシロッコファン73と電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aとを接続し、シロッコファン73から吐出された冷却空気を吸気用開口部611A,621Aを介して電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621内部に導入する。ここで、吸気ダクト74は、画像投射装置を構成する画像形成ユニット4の下方のスペースを通過するように形成されている。
シロッコファン73は、図5に示されるように、画像投射装置を構成する画像形成ユニット4を間に挟んで、電源ユニット6における吸気用開口部611A,621A(図8)と対向配置されている。また、シロッコファン73は、ロアーケース22に形成されている吸気口22A3(図3)に吸気面を向けて配置されているとともに、電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aに吐出面を向けて配置されている。そして、シロッコファン73は、吸気口22A3を介して外装筐体2外部から冷却空気を吸引し、電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aに向けて当該冷却空気を吐出する。吸気ダクト74は、図6に示されるように、シロッコファン73の吐出方向に沿って形成されてシロッコファン73と電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aとを接続し、シロッコファン73から吐出された冷却空気を吸気用開口部611A,621Aを介して電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621内部に導入する。ここで、吸気ダクト74は、画像投射装置を構成する画像形成ユニット4の下方のスペースを通過するように形成されている。
図9は吸気ダクト74を示す斜視図であり、図10は吸気ダクト74を示す分解斜視図である。なお、これらの図においては、シロッコファン73からの冷却空気の流れる方向を矢印によって示している。これらの図に示されるように、吸気ダクト74は、冷却空気の流路の左側部分を形成する左側流路部材74Lと、冷却空気の流路の右側部分を形成する右側流路部材74Rとによって構成されている。左側流路部材74Lおよび右側流路部材74Rに設けられている複数対の係合片74L1,74R1をそれぞれ係合させることによって、左側流路部材74Lおよび右側流路部材74Rは一体的に吸気ダクト74として構成される(図9)。
図10に示されるように、左側流路部材74Lには、冷却空気の流路に沿って形成されて当該流路を上下に仕切る仕切り部74L2が形成されている。ここで、仕切り部74L2は、冷却空気の入口部74L3よりも流路に沿って奥の位置から始まっており、冷却空気の出口部74L4と流路に沿って同じ位置で終わっている。なお、図示は省略するが、右側流路部材74Rにも、左側流路部材74Lと同様の仕切り部74R2が形成されている。そして、複数対の係合片74L1,74R1をそれぞれ係合させて吸気ダクト74を組み立てると、左側流路部材74Lの仕切り部74L2と、右側流路部材74Rの仕切り部74R2とは互いに隙間なく当接して吸気ダクト74内部を上下に仕切る仕切りを形成する。これにより、吸気ダクト74内部には、上下2つの冷却空気の流路が形成される。なお、仕切り部74L2が冷却空気の入口部74L3よりも流路に沿って奥の位置から始まっている(仕切り部74R2についても同様)ので、両仕切り部74L2,74R2によって吸気ダクト74内部に形成される仕切りは、冷却空気の入口部(74L3と同位置)よりも流路に沿って奥の位置から始まっている。したがって、吸気ダクト74内部に形成される冷却空気の流路は、図9に示されるように最初は1本であり、流路に沿って進むと仕切り部74L2,74R2によって形成される仕切りによって上下2本に分岐され、そのまま電源ユニット6に送られる。
図11(分解斜視図)に示されるように、吸気ダクト74の冷却空気の出口部744は、電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aに接続される。このとき、吸気ダクト74内部の仕切りの下側における流路(電源ブロック用流路)の出口部は電源ブロック61の吸気用開口部611Aに接続されて電源ブロックケース611内部の回路素子等に冷却空気を送り、また、仕切りの上側における流路(光源装置駆動ブロック用流路)の出口部はランプ駆動ブロック62の吸気用開口部621Aに接続されてランプ駆動ブロックケース621内部の回路素子等に冷却空気を送る。
なお、吸気ダクト74に形成される各流路は、電源ブロック61およびランプ駆動ブロック62の発熱量に応じて設定された断面積を有する。具体的には、発熱量が多い電源ブロック61用の流路の断面積は、発熱量が少ないランプ駆動ブロック62用の流路の断面積よりも大きくされて、より多くの冷却空気が電源ブロックケース611内部に導入されるようになっている。なお、流路の断面積は、吸気ダクト74内部に形成される仕切りの位置によって設定することが可能である。
なお、吸気ダクト74に形成される各流路は、電源ブロック61およびランプ駆動ブロック62の発熱量に応じて設定された断面積を有する。具体的には、発熱量が多い電源ブロック61用の流路の断面積は、発熱量が少ないランプ駆動ブロック62用の流路の断面積よりも大きくされて、より多くの冷却空気が電源ブロックケース611内部に導入されるようになっている。なお、流路の断面積は、吸気ダクト74内部に形成される仕切りの位置によって設定することが可能である。
シロッコファン75は、図5に示されるように、電源ユニット6冷却用のシロッコファン73の上方に積層配置されている。ここで、シロッコファン75とシロッコファン73との間には、両シロッコファンを互いに固定するファン固定部材76が介在配置されており、このファン固定部材76により、両シロッコファンは、外装筐体2の底面に略垂直な方向に沿って所定距離離間して配置されている。こうして両シロッコファンの間にはスペースが生じており、シロッコファン75は、当該スペースに面した吸気面によって光源装置41の発光管411(図7)を冷却するための冷却空気を吸引する。
シロッコファン75の吐出面は、図5に示されるように、発光管411を収納しているランプハウジング414(図7)に対向されている。ランプハウジング414には、シロッコファン75から吐出された冷却空気を内部に導入するための開口部4141が形成されている。そして、開口部4141を介してランプハウジング414内部に導入された冷却空気は、発光管411に送られ、発光管411が冷却される。
〔2−5.排気ユニット8の構成〕
図12は、排気ユニット8を、電源ユニット6,シロッコファン73,吸気ダクト74とともに示す斜視図である。図13は、排気ユニット8のみを図12とは別の方向から見た斜視図である。排気ユニット8は、外装筐体2内部において温められた高温空気、特に、光源装置41にて温められた高温空気と、電源ユニット6にて温められた高温空気とを外装筐体2外部に排出するユニットである。この排気ユニット8は、ルーバ81を有する排気側ダクト80と、軸流ファンとしての排気ファン82と、吸気側ダクト83とを備える。
図12は、排気ユニット8を、電源ユニット6,シロッコファン73,吸気ダクト74とともに示す斜視図である。図13は、排気ユニット8のみを図12とは別の方向から見た斜視図である。排気ユニット8は、外装筐体2内部において温められた高温空気、特に、光源装置41にて温められた高温空気と、電源ユニット6にて温められた高温空気とを外装筐体2外部に排出するユニットである。この排気ユニット8は、ルーバ81を有する排気側ダクト80と、軸流ファンとしての排気ファン82と、吸気側ダクト83とを備える。
吸気側ダクト83は、合成樹脂等を射出成形等により成形した成形品であり、光源装置41と排気ファン82との間、および、電源ユニット6と排気ファン82との間に介在配置され、光源装置41にて温められた高温空気を排気ファン82に導くとともに、電源ユニット6にて温められた高温空気を排気ファン82に導く。この吸気側ダクト83には、各部からの高温空気を導入するための3つの開口部831(図12),832(図12),833(図13)が形成されている。
開口部831(図12)には、シロッコファン75(図5)から吐出され、光源装置41のランプハウジング414(図5)内部の発光管411にて温められた高温空気が導入される。発光管411にて温められた高温空気は、ランプハウジング414において開口部831と対向される位置に形成されている開口部(図示略)から排出されて開口部831に導入される。
図14に具体的な空気の流れF1を概略的に示す。まず、シロッコファン75から吐出された冷却空気は、開口部4141からランプハウジング414内部に導入される。この冷却空気は進行方向が略90°曲げられて画像形成ユニット4の長手方向(光源装置41の光射出方向)に対して略垂直にランプハウジング414内部を進む。そして、冷却空気は、進行軌道上に配置されている発光管411(図14では図示略)を冷却し、温められて高温空気となる。この高温空気は、発光管411にて温められた後もそのまま略直進し、開口部4141とは反対側のランプハウジング414の側面に形成されている前記の開口部(図示略)から排出される。そして、排出された高温空気は、開口部831から吸気側ダクト83内部に導入される。この高温空気は、排気ファン82によって引き寄せられる。
図14に具体的な空気の流れF1を概略的に示す。まず、シロッコファン75から吐出された冷却空気は、開口部4141からランプハウジング414内部に導入される。この冷却空気は進行方向が略90°曲げられて画像形成ユニット4の長手方向(光源装置41の光射出方向)に対して略垂直にランプハウジング414内部を進む。そして、冷却空気は、進行軌道上に配置されている発光管411(図14では図示略)を冷却し、温められて高温空気となる。この高温空気は、発光管411にて温められた後もそのまま略直進し、開口部4141とは反対側のランプハウジング414の側面に形成されている前記の開口部(図示略)から排出される。そして、排出された高温空気は、開口部831から吸気側ダクト83内部に導入される。この高温空気は、排気ファン82によって引き寄せられる。
開口部832(図12)には、排気ファン82によって吸引され、光源装置41のランプハウジング414(図5)内部の楕円リフレクタ412(図7)にて温められた高温空気が導入される。
図14および図15に、楕円リフレクタ412の冷却に関与する空気の具体的な流れF21,F22を概略的に示す。なお、図15は、吸気側ダクト83の断面図であり、開口部832を通じて吸気側ダクト83内部に高温空気が導入される様子を示している。図15に示されるように、開口部832は、吸気側ダクト83の側壁部834の下方側端部において側壁部834に対して略垂直に突出形成される段部835に穿設された孔として構成されている。
図14および図15に、楕円リフレクタ412の冷却に関与する空気の具体的な流れF21,F22を概略的に示す。なお、図15は、吸気側ダクト83の断面図であり、開口部832を通じて吸気側ダクト83内部に高温空気が導入される様子を示している。図15に示されるように、開口部832は、吸気側ダクト83の側壁部834の下方側端部において側壁部834に対して略垂直に突出形成される段部835に穿設された孔として構成されている。
空気の流れF21では、図14に示されるように、ランプハウジング414外部の冷却空気が排気ファン82によって吸引されて、ランプハウジング414の上面に形成された1対の開口部4142を通じてランプハウジング414内に導入される。そして、この冷却空気は、ランプハウジング414内の楕円リフレクタ412(図7)の凸状背面に沿って上方から下方に向かって流れて(図15参照)楕円リフレクタ412を冷却し、開口部832を通じて吸気側ダクト83内部に導入される。
空気の流れF22では、図14に示されるように、ランプハウジング414外部の冷却空気が排気ファン82によって吸引されて、ランプハウジング414の側面に形成された開口部4143を通じてランプハウジング414内に導入される。そして、この冷却空気は、ランプハウジング414内の楕円リフレクタ412(図7)の凸状背面に沿って左右方向に流れて(図15参照)楕円リフレクタ412を冷却し、開口部832を通じて吸気側ダクト83内部に導入される。
空気の流れF22では、図14に示されるように、ランプハウジング414外部の冷却空気が排気ファン82によって吸引されて、ランプハウジング414の側面に形成された開口部4143を通じてランプハウジング414内に導入される。そして、この冷却空気は、ランプハウジング414内の楕円リフレクタ412(図7)の凸状背面に沿って左右方向に流れて(図15参照)楕円リフレクタ412を冷却し、開口部832を通じて吸気側ダクト83内部に導入される。
開口部833(図13)には、シロッコファン73(図14)から吐出され、電源ユニット6にて温められた高温空気が導入される。
図14に具体的な空気の流れF3を概略的に示す。まず、シロッコファン73から吐出された冷却空気は、吸気ダクト74を介して吸気用開口部611Aおよび621A(図8)から電源ブロックケース611およびランプ駆動ブロックケース621内部に導入される。この冷却空気は進行方向が略90°曲げられて電源ユニット6の長手方向に沿って進み、電源ブロックケース611およびランプ駆動ブロックケース621内部に収納されている回路素子等を冷却する。そして、再び進行方向が略90°曲げられて排気用開口部611Bおよび621B(図8)から電源ブロックケース611およびランプ駆動ブロックケース621外部に排出される。開口部833は、排気用開口部611Bおよび621Bと対向される位置に形成されており、排気用開口部611Bおよび621Bから排出された高温空気は開口部833から吸気側ダクト83内部に導入される。そして、この高温空気は、排気ファン82によって引き寄せられる。
図14に具体的な空気の流れF3を概略的に示す。まず、シロッコファン73から吐出された冷却空気は、吸気ダクト74を介して吸気用開口部611Aおよび621A(図8)から電源ブロックケース611およびランプ駆動ブロックケース621内部に導入される。この冷却空気は進行方向が略90°曲げられて電源ユニット6の長手方向に沿って進み、電源ブロックケース611およびランプ駆動ブロックケース621内部に収納されている回路素子等を冷却する。そして、再び進行方向が略90°曲げられて排気用開口部611Bおよび621B(図8)から電源ブロックケース611およびランプ駆動ブロックケース621外部に排出される。開口部833は、排気用開口部611Bおよび621Bと対向される位置に形成されており、排気用開口部611Bおよび621Bから排出された高温空気は開口部833から吸気側ダクト83内部に導入される。そして、この高温空気は、排気ファン82によって引き寄せられる。
以上のように、吸気側ダクト83は、光源装置41における発光管411からの高温空気(流れF1)と、光源装置41における楕円リフレクタ412からの高温空気(流れF21およびF22)と、電源ユニット6からの高温空気(流れF3)とをまとめて、空気導出部836に接続された排気ファン82に導く機能を果たしている。
排気ファン82は、高温空気の吸入方向および排出方向が略同一である軸流ファンであり、吸気側ダクト83から導かれた高温空気を吸入して排気側ダクト80に向けて吐出する。
排気側ダクト80は、高温空気を流通する筒状に形成され、高温空気の排出側にルーバ81が設けられている。ルーバ81は、図14等に示されるように、複数の羽根板811が並行配置されたものであり、これら複数の羽根板811は、左右方向に延びる形状を有している。
なお、図14に、排気ファン82から吐出された高温空気が排気側ダクト80を通じて外装筐体2外部に排出される流れF4が示されている。
排気側ダクト80は、高温空気を流通する筒状に形成され、高温空気の排出側にルーバ81が設けられている。ルーバ81は、図14等に示されるように、複数の羽根板811が並行配置されたものであり、これら複数の羽根板811は、左右方向に延びる形状を有している。
なお、図14に、排気ファン82から吐出された高温空気が排気側ダクト80を通じて外装筐体2外部に排出される流れF4が示されている。
図16は、排気ファン82および排気側ダクト80の断面図であり、排出される高温空気の流れF4を示している。この図に示されているように、排気側ダクト80は、排気ファン82の排気方向に対して交差する方向に沿って形成されており、排気ファン82と、外装筐体2の排気口28とは、排気ファン82の排気方向に垂直な方向に沿って互いにずれた位置に設けられている。このような構成において、排気ファン82から排気方向に沿って排出された高温空気は、排気側ダクト80の形成方向に沿うように進行方向が曲げられて略直進し、ルーバ81によって整流されて排気口28から外装筐体2外部に排出される。
〔2−6.ファンユニット77の詳細な構成〕
続いて、図17〜図19を用いて冷却ユニット7におけるファンユニット77の詳細な構成について説明する。
ファンユニット77は、図14などに示されるように、画像投射装置(画像形成ユニット4)を間に挟んで電源ユニット6と対向される位置であって、当該画像投射装置の平面視略L字形状において光源装置41が配置される一端側近傍位置に配置されている。
続いて、図17〜図19を用いて冷却ユニット7におけるファンユニット77の詳細な構成について説明する。
ファンユニット77は、図14などに示されるように、画像投射装置(画像形成ユニット4)を間に挟んで電源ユニット6と対向される位置であって、当該画像投射装置の平面視略L字形状において光源装置41が配置される一端側近傍位置に配置されている。
図17は、ファンユニット77の構成を示すための分解斜視図である。ファンユニット77は、本発明における第1遠心力ファンとしてのシロッコファン73と、本発明における第2遠心力ファンとしてのシロッコファン75とを備えている。シロッコファン73およびシロッコファン75は、いずれもファン回転軸(図示略)に垂直な吸気面を有し、当該吸気面から吸引した空気を前記ファン回転軸の回転接線方向に沿って吐出する遠心力ファンである。前述したように、シロッコファン73は、図14に示される流れF3によって電源ユニット6を冷却するためのファンであり、シロッコファン75は、図14に示される流れF1によって光源装置41の発光管411を冷却するためのファンである。ここで、光源装置41に関しては、図14を参照して説明したように、シロッコファン75に基づく流れF1とは別の流れF21,F22によっても冷却が行われているので、1つのシロッコファン75に求められる冷却機能はそれほど高いものではなく、シロッコファン75としては小型のものを採用しても、十分に光源装置41を冷却することができる。そこで、図17にも示されているように、シロッコファン75としては、電源ユニット6冷却用の大型のシロッコファン73に比べて小型のものが採用されている。
ファン固定部材76は金属製の板体であり、図18または図19に示されているように、シロッコファン73の上面に当接される本発明の第2吸振部材としてのクッション79を介して当該シロッコファン73が取り付けられる第1ファン取付面761と、シロッコファン75の下面に当接されて当該シロッコファン75が取り付けられる第2ファン取付面762とを有している。ここで、クッション79は、第1ファン取付面761と同じ高さの位置に2つ配置される。
第1ファン取付面761には、図19に示されるように、2本のねじ73A(図17)を挿通させるための2つの挿通孔76Aが形成されている。この挿通孔76Aを挿通されたねじ73Aは、外装筐体2(ロアーケース22)の底面に形成された2つのねじ穴22A4(図17:うち1つは図示略)に螺合される。ここで、ねじ73Aとねじ穴22A4の螺合により、ファン固定部材76は外装筐体2の底面に固定され、同時に、ファン固定部材76の第1ファン取付面761に取り付けられたクッション79によってシロッコファン73の上面が押圧されて、シロッコファン73が外装筐体2の底面に固定される。
第2ファン取付面762には、図17に示されるように、2つのねじ孔76B(うち1つは図示略)が形成される。このねじ孔76Bには、シロッコファン75に形成されている挿通孔75Bを挿通されたねじ75Aが螺合されるようになっており、シロッコファン75の下面とファン固定部材76の第2ファン取付面762とが当接された状態で、シロッコファン75がファン固定部材76に固定されるようになっている。なお、シロッコファン75は、図18に示されているように、ファン固定部材76に形成された係止部76Cによって上面が係止されて、ファン固定部材76から簡単には外れないようになっている。
以上のように、第1遠心力ファンとしてのシロッコファン73は、第1ファン取付面761に取り付けられたクッション79に当接された状態でファン固定部材76に固定され、第2遠心力ファンとしてのシロッコファン75は、第2ファン取付面762に当接された状態でファン固定部材76に固定されるようになっている。したがって、ファン固定部材76は、第1ファン取付面761および第2ファン取付面762を介してシロッコファン73およびシロッコファン75を相互に固定することができる。
図19に示されるように、ファン固定部材76において、第1ファン取付面761と第2ファン取付面762とは、寸法dだけ隔たっており、ファン固定部材76によって両シロッコファン73,75を相互に固定すると、両シロッコファン73,75は、吸気面(後述)が外装筐体2の底面に略平行な状態で、外装筐体2の底面に垂直な積層方向に沿って間隔d離間して積層配置される。この際、ファン固定部材76が平面視略コ字形状を有しているので、当該平面視略コ字形状の内側相当部分において、シロッコファン73とシロッコファン75との間には高さdの略直方体形状のファン間スペース763が形成される。図19に示されるように、シロッコファン75は、吸気面75Cが下方を向いてファン間スペース763と対向されており、当該ファン間スペース763の空気を冷却空気として吸引することができるようになっている。なお、ファン固定部材76の第2ファン取付面762には、図19に示されるように、シロッコファン75の吸気面75Cを露出させ、当該吸気面75Cを通じたファン間スペース763からの吸気を可能にするための略矩形形状の開口部764が形成されている。ここで、ファン固定部材76における第1ファン取付面761と第2ファン取付面762との間隔d、すなわち、ファン間スペース763の高さdは、ファン間スペース763の空気を冷却空気として吸引するシロッコファン75の冷却機能を最大限に発揮できる限度で最小の間隔に設定されている。なお、図17において、符号75Dは、シロッコファン75の動作を制御するための制御信号を伝送する制御線を示している。
ファン固定部材76においてシロッコファン73の冷却対象としての電源ユニット6(図14)に近い側の部分(図19では背面側における右側部分)には、電源ユニット6や、電源ユニット6よりもファンユニット77に近い位置に配置されている画像形成ユニット4(図14)にて温められた高温空気がファン間スペース763に流入するのを防ぐための高温空気遮蔽部765Aが形成されている。また、ファン固定部材76においてシロッコファン75の冷却対象としての光源装置41(図14)に近い側の部分(図19では右側面側の部分)には、光源装置41にて温められた高温空気がファン間スペース763に流入するのを防ぐための高温空気遮蔽部765Bが形成されている。また、ファン固定部材76においてシロッコファン73およびシロッコファン75の各冷却対象から遠い側の部分(図19では正面側の部分,左側面側の部分,背面側における左側部分)には、ファン間スペース763へ冷却空気を流入させるための開口部766A,766B,766C(冷却空気流入部)が形成されている。
図17に示されるように、シロッコファン73は、吸気面73Bが下方を向いて外装筐体2の底面に形成された吸気口22A3と対向されており、当該吸気口22A3を通じて外装筐体2外部の空気を冷却空気として吸引することができるようになっている。ここで、図17に示されるように、シロッコファン73の下面(吸気面73B)と、外装筐体2の底面との間には、本発明の第1吸振部材としての3つのクッション78が介在配置される。クッション78は、ゴムスポンジ,ウレタンフォーム,シリコンフォームなどの弾性材料によって構成されている。そして、これら3つのクッション78は、主としてシロッコファン73の振動を吸収する役割を果たす。
また、クッション79は、前記のクッション78と同じ弾性材料によって構成されており、図17に示されるように、クッション79は、シロッコファン73とシロッコファン75の間に配置されるので、両シロッコファンの振動を吸収する役割を果たす。
以上のような本実施形態によれば、シロッコファン73とシロッコファン75とをファン固定部材76によって相互に固定して積層配置させているので、外装筐体2内部のスペースを有効に利用することができ、プロジェクタ1の小型化を図ることができる。
また、ファンユニット77を外装筐体2の底面側から見ると、外装筐体2の底面〜シロッコファン73〜シロッコファン75の順の配置となっているが、クッション78によって外装筐体2の底面〜シロッコファン73間における振動の伝達を防止することができ、かつ、クッション79によってシロッコファン73〜シロッコファン75間における振動の伝達を防止することができるから、シロッコファン73およびシロッコファン75を積層配置しても、これらの駆動に伴う振動を効果的に吸収して騒音の発生を抑制することができる。
また、ファン固定部材76における第1ファン取付面761と第2ファン取付面762との間隔d、すなわち、ファン間スペース763の高さdが、ファン間スペース763の空気を冷却空気として吸引するシロッコファン75の冷却機能を最大限に発揮できる限度で最小の間隔に設定されているので、シロッコファン75の冷却効率を高度に維持しながらプロジェクタ1の小型化を図ることができる。
また、ファン固定部材76に形成された高温空気遮蔽部765A,765Bによって、画像形成ユニット4、特に、光源装置41にて温められた高温空気がファン間スペース763に流入するのが防止されるから、ファン間スペース763の空気温度の上昇を防止することができ、当該ファン間スペース763の空気を冷却空気として吸引するシロッコファン75の冷却効率を向上させることができる。
また、ファン固定部材76に形成された冷却空気流入部としての開口部766A,766B,766Cによって、画像形成ユニット4、特に、光源装置41にて温められていない空気が冷却空気としてファン間スペース763に流入されるから、当該ファン間スペース763の空気を冷却空気として吸引するシロッコファン75の冷却効率を向上させることができる。
また、ファンユニット77が画像投射装置の平面視略L字形状の一端側近傍に配置されているので、当該一端側に配置されている光源装置41をシロッコファン75によって効率的に冷却することができる。
また、ファンユニット77と電源ユニット6との間には画像投射装置(画像形成ユニット4)が介在しているが、当該画像投射装置の周囲のスペースを通過するように形成された吸気ダクト74によって両者を接続することができるので、ファンユニット77から見て画像投射装置を間に挟んで向こう側にある電源ユニット6もシロッコファン73によって効率的に冷却することができる。
また、積層配置される2つのシロッコファン73,75において、大型のシロッコファン73を下方に配置し、小型のシロッコファン75を上方に配置しているので、ファンユニット77全体の重心の位置を下げることができ、ファンユニット77のバランスを安定させることができる。したがって、ファンユニット77のぐらつきを防止して、振動および騒音の発生を抑止することができる。
また、ファン固定部材76の第2ファン取付面762が、シロッコファン75の下面に当接されて、シロッコファン75の重さを支えているので、シロッコファン75を安定して配置することができ、振動および騒音の発生を抑止することができる。
また、光源装置41から射出された光が吸気用開口部611A,621Aなどから電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621の内部に入り込んだ後、排気用開口部611B,621Bから電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621外部に漏れ出たとしても、排気用開口部611B,621Bが電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621において画像投射装置における画像形成ユニット4と対向される側の面に形成され、外装筐体2の排気口28の方向を向いていないので、排気用開口部611B,621Bから漏れ出た光は、排気口28を通じて外装筐体2外部へ漏れ出る可能性が小さい。具体的には、排気用開口部611B,621Bと排気口28とは、図14に示されるように、吸気側ダクト83および排気側ダクト80を介して平面視略U字状に接続されているので、排気用開口部611B,621Bから漏れ出た光は、当該平面視略U字状の屈曲部分にて遮られ、排気口28まで到達しにくくなっている。以上のように、本実施形態によれば、外装筐体2外部への光漏れを防止することができる。
また、外装筐体2の排気口28から塵埃等が外装筐体2内部に入り込んでしまったとしても、電源ユニット6の排気用開口部611B,621Bが、電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621において画像投射装置における画像形成ユニット4と対向される側の面に形成され、外装筐体2の排気口28の方向を向いていないので、排気口28から外装筐体2内部に入り込んだ塵埃等は、排気用開口部611B,621Bを通じて電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621内部に入る可能性が小さい。具体的には、排気用開口部611B,621Bと排気口28とは、図14に示されるように、吸気側ダクト83および排気側ダクト80を介して平面視略U字状に接続され、排気口28から外装筐体2内部に入り込んだ塵埃等が排気用開口部611B,621Bに到達するためには、前記平面視略U字状に合わせて進行方向を略180°転換させる必要があるので、結局、当該塵埃等は排気用開口部611B,621Bまで到達しにくくなっている。以上のように、本実施形態によれば、電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621内部に収納されている回路素子等に塵埃等が接触することを防止することができ、不具合の発生を防止することができる。
また、吸気側ダクト83によって、光源装置41および電源ユニット6から排出された高温空気を一括して排気ファン82に導くことができ、当該排気ファン82によって外装筐体2外部に排出することができる。このような吸気側ダクト83および排気ファン82によって、光源装置41および電源ユニット6において温められた高温空気を、外装筐体2の排気口28まで適切に導くことができ、当該排気口28を通じて外装筐体2外部に排出させることができるから、冷却効率を向上させることができる。
また、光源装置41および電源ユニット6のそれぞれについて排気ファンを設けなくてもよいから、外装筐体2内部の部品点数を少なくすることができ、プロジェクタ1の小型化を図ることができる。
また、光源装置41から射出された光が吸気側ダクト83を通じて排気ファン82から漏れ出たとしても、図16に示されるように、排気ファン82と、外装筐体2の排気口28とが、排気ファン82の排気方向に沿って一直線上に位置していないので、排気ファン82から漏れ出た光は排気口28を通じて外部に漏れ出る可能性が小さい。したがって、本実施形態によれば、外装筐体2外部への光漏れを防止することができる。
また、外装筐体2の排気口28から塵埃等が外装筐体2内部に入り込んでしまったとしても、排気口28と排気ファン82とが排気ファン82の排気方向に沿って一直線上に位置していないので、排気口28から入り込んだ塵埃等は排気ファン82を通じて吸気側ダクト83に入り込みにくくなり、吸気側ダクト83に接続されている電源ユニット6や光源装置41に当該塵埃等が接触する可能性は著しく小さい。したがって、電源ユニット6を構成する各回路素子等、あるいは、光源装置41を構成する各部品に塵埃等が接触することを防止することができ、不具合の発生を防止することができる。
また、電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aが電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621において画像投射装置における画像形成ユニット4と対向される側の面に形成され、外装筐体2の排気口28の方向を向いていないので、電源ユニット6の排気用開口部611B,621Bが電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621において画像投射装置における画像形成ユニット4と対向される側の面に形成されている場合と同様に、排気口28を通じた外装筐体2外部への光漏れを防止することができるとともに、電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621内部に収納されている回路素子等に排気口28を通じて侵入してきた塵埃等が接触することを防止することができ、不具合の発生を防止することができる。
また、電源ユニット6の吸気用開口部611A,621Aが電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621において画像投射装置における画像形成ユニット4と対向される側の面に形成され、外装筐体2の排気口28の方向を向いていないので、電源ユニット6の排気用開口部611B,621Bが電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621において画像投射装置における画像形成ユニット4と対向される側の面に形成されている場合と同様に、排気口28を通じた外装筐体2外部への光漏れを防止することができるとともに、電源ブロックケース611,ランプ駆動ブロックケース621内部に収納されている回路素子等に排気口28を通じて侵入してきた塵埃等が接触することを防止することができ、不具合の発生を防止することができる。
また、吸気ダクト74が電源ブロック61用流路とランプ駆動ブロック62用流路とを備えているので、両ブロックを効果的に冷却することができる。
また、吸気ダクト74に形成される各流路は、電源ブロック61およびランプ駆動ブロック62の発熱量に応じて適切に設定された断面積をそれぞれ有するので、電源ブロックケース611およびランプ駆動ブロックケース621内部にそれぞれ適切な量の冷却空気を導入することができ、効率的な冷却を行うことができる。
また、吸気ダクト74が、画像投射装置における画像形成ユニット4の下方のスペースを通過するように形成され、画像形成ユニット4の両側を接続可能としているので、一方の側に配置されている電源ユニット6から見て画像形成ユニット4を間に挟んだ他方の側のスペースをシロッコファン73の配置用スペースとして有効に利用することができる。この際、シロッコファン73を画像形成ユニット4と電源ユニット6との間の限られたスペースに配置する場合に比べて、シロッコファン73の設置スペース上の制限が少ないから、冷却効率の良いシロッコファン73を選択することができる。
また、図15に示されるように、吸気側ダクト83の開口部832が段部835において下方向きに形成されているので、開口部832を通じて吸気側ダクト83に入り込む光は下方に進行する光に限られ、この光は排気ファン82の下部や、排気側ダクト80の底面に当たって遮られるので、外装筐体2の排気口28まで到達しにくくなる。したがって、本実施形態によれば、外装筐体2外部への光漏れを効果的に防止することができる。
本発明は、以上で説明した実施形態によって限定されるものではなく、この実施形態を、本発明の目的を達成できる範囲内において変形したものであれば、本発明の技術的範囲に含まれる。
前記実施形態では、第1遠心力ファンとしてのシロッコファン73の冷却対象を電源ユニット6とし、第2遠心力ファンとしてのシロッコファン75の冷却対象を光源装置41の発光管411としていたが、両シロッコファン73,75の冷却対象はこれに限定されず、例えば、液晶パネル451や光源装置41の楕円リフレクタ412を両シロッコファン73,75によって冷却してもよい。
また、前記実施形態では、外装筐体2の底面に近い側に配置されるシロッコファン73が吸気ダクト74を介して電源ユニット6を冷却し、外装筐体2の底面から遠い側に配置されるシロッコファン75が光源装置41を冷却していたが、これとは逆に、シロッコファン73が光源装置41を冷却し、シロッコファン75が吸気ダクト74を介して電源ユニット6を冷却してもよい。
また、前記実施形態では、シロッコファン73およびシロッコファン75がともに吸気面を下方(外装筐体2の底面に向かう方向)に向けていたが、例えば、少なくともいずれかのシロッコファンの吸気面を上方(外装筐体2の上面に向かう方向)に向けてもよい。このとき、上方を向いた吸気面の上方にスペースを形成しておけば、当該スペースから冷却空気が吸引されて冷却対象の冷却に用いられる。
なお、前記実施形態において吸気面が下方を向いていたシロッコファン73の吸気面を上方に向くようにした場合には、当該吸気面の上方には元々ファン間スペース763が形成されているので、シロッコファン73は、シロッコファン75と同様に、ファン間スペース763の空気を冷却空気として吸引して冷却対象の冷却に用いることができる。
また、前記実施形態において吸気面が下方を向いていたシロッコファン75の吸気面を上方に向くようにした場合には、前記実施形態においてシロッコファン75に冷却空気を供給するために両シロッコファン73,75間に形成されていたファン間スペース763を形成する必要はなく、両シロッコファン73,75を密着させて配置させてもよい。このとき、両シロッコファン73,75の間に第2吸振部材としてのクッションを配置すれば、両シロッコファン73,75の振動を効率的に吸収することができる。
なお、吸気面が上方を向くようにすると、シロッコファン75は、上方スペースの空気を冷却空気として吸引することになるが、この場合、ファン固定部材に当該上方スペースに画像形成ユニット4、特に、光源装置41にて温められた高温空気が流入するのを防止するための高温空気遮蔽部(前記実施形態における高温空気遮蔽部765A,765Bに相当)を形成することが好ましい。このような高温空気遮蔽部によれば、シロッコファン75が吸引する前記上方スペースの温度上昇を防止することができるので、シロッコファン75の冷却効率を向上させることができる。
なお、吸気面が上方を向くようにすると、シロッコファン75は、上方スペースの空気を冷却空気として吸引することになるが、この場合、ファン固定部材に当該上方スペースに画像形成ユニット4、特に、光源装置41にて温められた高温空気が流入するのを防止するための高温空気遮蔽部(前記実施形態における高温空気遮蔽部765A,765Bに相当)を形成することが好ましい。このような高温空気遮蔽部によれば、シロッコファン75が吸引する前記上方スペースの温度上昇を防止することができるので、シロッコファン75の冷却効率を向上させることができる。
また、シロッコファン73,75の吸気面は、外装筐体2の底面に厳密に平行である必要はなく、外装筐体2の底面に対して所定角度(好ましくは鋭角)傾斜するように形成するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、ファン固定部材76が、第1ファン取付面761がシロッコファン73の上面にクッション79を介して取り付けられ、第2ファン取付面762がシロッコファン75の下面に取り付けられるようにしてシロッコファン73およびシロッコファン75を相互に固定していたが、ファン固定部材76としては、シロッコファン73を外装筐体2の底面に対して固定でき、かつ、シロッコファン73およびシロッコファン75を相互に固定できさえすればよく、その固定方法は問わない。例えば、前記実施形態においてシロッコファン75の下面に当接されていた第2ファン取付面762の代わりに、シロッコファン75の上面や側面に当接される第2ファン取付部をファン固定部材76に形成し、当該第2ファン取付部にてシロッコファン75をファン固定部材76に固定して、シロッコファン75をシロッコファン73に対して固定するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、第2吸振部材としてのクッション79がファン固定部材76の第1ファン取付面761に取り付けられ、シロッコファン75の振動をファン固定部材76を介して間接的に吸収していたが、例えば、クッション79をファン固定部材76とシロッコファン75との間に配置して、シロッコファン75の振動を直接的に吸収させてもよい。
また、前記実施形態では、第1吸振部材としてのクッション78を3つ設け、第2吸振部材としてのクッション79を2つ設けていたが、これらのクッションの数は問わない。クッション78は1つでも2つでも4つ以上でもよく、クッション79は1つでも3つ以上でもよい。また、クッションの形状も前記実施形態におけるような直方体形状に限らず、例えば、シロッコファン73またはシロッコファン75の全周に沿うような円輪形状としてもよい。
また、前記実施形態では、シロッコファン73およびシロッコファン75の2つの遠心力ファンを積層する場合について説明したが、複数の遠心力ファンをファン固定部材によって相互に固定し、かつ、各遠心力ファンの振動を吸振部材にて吸収するという本発明の技術思想にしたがえば、3つ以上の遠心力ファンを積層配置することも容易である。
また、前記実施形態では、吸気ダクト74が、内部において電源ブロック61用の流路とランプ駆動ブロック62用の流路とに分岐されていたが、吸気ダクト74は、このような分岐構造を備えていなくてもよく、1本の流路のみを備える構造としてもよい。この場合は、1本の流路によって電源ブロック61およびランプ駆動ブロック62の2つのブロックを冷却することになり、冷却効率は若干低下するおそれがあるが、逆に吸気ダクト74の構造が簡素化するので製造コストを低減することができる。
また、前記実施形態では、吸気ダクト74が、画像投射装置における画像形成ユニット4の下方のスペースを通過するように形成され、画像形成ユニット4の両側を接続可能としていたが、画像形成ユニット4の上方のスペースを通過するように形成して、画像形成ユニット4の両側を接続可能としてもよい。要するに、吸気ダクト74が、画像投射装置の周囲のスペースを通過するように形成されて、画像投射装置の両側を接続可能としていれば、画像投射装置の両側のスペースを、それぞれ、電源ユニット6配置用、ファンユニット77配置用に有効利用することができる。
本発明は、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクタとして利用できる。
1…プロジェクタ,2…外装筐体,3…投射レンズ,4…画像形成ユニット,5…制御基板,6…電源ユニット,7…冷却ユニット,8…排気ユニット,22A2、22A3…吸気口,28…排気口,41…光源装置,61…電源ブロック,62…ランプ駆動ブロック,73、75…シロッコファン,74…吸気ダクト,76…ファン固定部材,77…ファンユニット,78、79…クッション,80…排気側ダクト,82…排気ファン,83…吸気側ダクト,411…発光管,412…楕円リフレクタ,451…液晶パネル,761…第1ファン取付面,762…第2ファン取付面763…ファン間スペース,765A、765B…高温空気遮蔽部,766A、766B、766C…開口部。
Claims (4)
- 光源装置と、当該光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、当該光変調装置によって変調された光束を拡大投射する投射光学装置とを含む画像投射装置と、当該画像投射装置を収納する外装筐体とを備えるプロジェクタであって、
ファン回転軸に略垂直な吸気面を有し、当該吸気面から吸引した空気を前記ファン回転軸の回転接線方向に沿って吐出する第1遠心力ファンおよび第2遠心力ファンを含んで構成され、当該各遠心力ファンから吐出された空気によってプロジェクタにおける各冷却対象を冷却するファン装置を備え、
当該ファン装置は、
前記第1遠心力ファンの吸気面が前記外装筐体の底面に略平行になるように当該第1遠心力ファンを当該外装筐体の底面に対して固定するとともに、前記第2遠心力ファンの吸気面が前記外装筐体の底面に略平行になるように、かつ、当該第2遠心力ファンが前記第1遠心力ファンに対して前記外装筐体の底面に略垂直な積層方向に沿って積層するように、当該第2遠心力ファンを前記第1遠心力ファンに対して固定するファン固定部材と、
前記外装筐体の底面に近い側に配置される前記第1遠心力ファンと当該底面との間に配置されて振動を吸収する第1吸振部材と、
前記外装筐体の底面から遠い側に配置される前記第2遠心力ファンと、当該底面に近い側に配置される前記第1遠心力ファンとの間に配置されて振動を吸収する第2吸振部材と、
を備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記ファン固定部材において前記第1遠心力ファンおよび前記第2遠心力ファンの少なくともいずれかの冷却対象に近い側には、当該冷却対象にて温められた高温空気を遮蔽し、当該高温空気を前記第1遠心力ファンおよび前記第2遠心力ファンの少なくともいずれかが吸引するのを防止する高温空気遮蔽部が形成されている、
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
前記ファン固定部材は、前記第1遠心力ファンと前記第2遠心力ファンとが前記積層方向に沿って所定間隔離間して積層するように相互を固定し、
前記第2遠心力ファンの吸気面は、前記ファン固定部材によって前記第1遠心力ファンと前記第2遠心力ファンとの間に形成されたファン間スペースと対向されている、
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記画像投射装置は、略L字形状を有し、前記光源装置,前記光変調装置,前記投射光学装置は、当該画像投射装置における略L字形状の一端側から他端側に向かって順次配置され、
前記画像投射装置の略L字形状の内側には、前記プロジェクタの各構成要素に電力を供給する電源装置が配置され、
前記画像投射装置を間に挟んで前記電源装置と対向される位置であって、前記画像投射装置の略L字形状の一端側近傍位置には、前記ファン装置が配置され、
前記画像投射装置の周囲のスペースを通過するように形成され、当該画像投射装置を間に挟んで前記ファン装置と前記電源装置とを接続する吸気ダクトが形成され、
前記第1遠心力ファンおよび前記第2遠心力ファンのいずれか一方は、前記吸気ダクトを介して前記電源装置に向かって空気を吐出し、
前記第1遠心力ファンおよび前記第2遠心力ファンのいずれか他方は、前記光源装置に向かって空気を吐出する、
ことを特徴とするプロジェクタ。
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