JP2006220708A - 投射型表示装置 - Google Patents

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JP2006220708A JP2005031513A JP2005031513A JP2006220708A JP 2006220708 A JP2006220708 A JP 2006220708A JP 2005031513 A JP2005031513 A JP 2005031513A JP 2005031513 A JP2005031513 A JP 2005031513A JP 2006220708 A JP2006220708 A JP 2006220708A
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Abstract

【課題】 投射ランプからの投射光をライトバルブによって変調し、変調光を投射する投射型表示装置において、前記投射ランプを冷却後の熱気が、該装置外部へと排出される際の温度を低下させる。
【解決手段】 投射型表示装置を構成する外壁部材に、材質を金属とし、かつ前記ダクトまたはダクト形状の一部を形成し、投射ランプを冷却後、温度が上昇した熱気A2を、前記ダクト形状部に通過させ、前記外壁部材を、前記熱気A2が通過する際に、その熱伝導効果によって、前記ダクト形状611内部を受熱面とし、前記外気に面している面を放熱面とした放熱部材として作用させ、前記熱気A2が該装置外部へと排出される前に、その温度を低下させる投射型表示装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、投射ランプおよびライトバルブおよび、前記ライトバルブを冷却する冷却手段を備え、前記投射ランプからの投射光を前記ライトバルブによって変調し、変調光を投射する投射型表示装置に関する。
従来より、投射ランプおよびライトバルブおよび、前記投射ランプを冷却する冷却手段を備え、前記投射ランプからの投射光を前記ライトバルブによって変調し、変調光を投射する投射型表示装置において、前記投射ランプとしてメタルハライドランプやキセノンランプ、超高圧水銀ランプ等が使用されている。
図12および図13は、従来の投射型表示装置D5の構成を示した概略図である。
ここでは、投射ランプからの投射光を透過型液晶パネルで変調し、投射レンズで装置筐体に取り付けられたスクリーンに変調光を拡大投射する、背面投射型液晶プロジェクタ装置の例を示す。
図12において、20は、投射ランプからの投射光をライトバルブで変調し、投射レンズで拡大投射を行う投射ユニットであり、5は前記投射ユニット20からの投射光L2を反射する全反射ミラー、6はスクリーン、50は該表示装置D5の装置筐体である。
図13は、前記投射ユニット20の構成を示した概略図であり、前記投射ユニット20は、投射ランプ1、冷却ファン2、透過型液晶パネルであるライトバルブ3および投射レンズ4を含み、光源である前記投射ランプ1からの投射光を前記ライトバルブ3で変調し、前記投射レンズ4によってスクリーン6に対して拡大投射を行う。
ここで、前記光学ユニット20は、前記冷却ファン2の為の吸気口201および前記冷却ファン2への開口部を除き、密閉構造としている。
尚、図13においては、説明の為、前記投射ユニット20は、上面を開口した図を示している。
ところで、近年、投射ランプとして、ショートアーク型の超高圧水銀ランプが多く使用されるが、超高圧水銀ランプは、稼動中、投射ランプを構成する発光管、リフレクタ共に非常に高温になる。
一般的に、超高圧水銀ランプでは、発光管は750℃から900℃以下、リフレクタ外面で350℃以下に冷却し、その温度を維持する必要があり、その冷却方法として、冷却ファンを用いた特許文献1や特許文献2等が開示されている。
図13に示すように、投射ユニット20においても、前記投射ランプ1の近傍に前記冷却ファン2を配置し、さらに吸気口201を形成することで、前記冷却ファン2によって、前記投射ランプ1を冷却し、温度が上昇した熱気を前記光学ユニット20の外部へと排気する構成となっている。
特開平11−39934号公報 特開2000−82321号公報
図13に示すように、前記光学ユニット20において、前記投射ランプ1に、前記冷却ファン2を用いて、前記吸気口201から吸気することで発生させた冷却風A1により、投射ランプの冷却を行った場合、前記冷却風A1は前記投射ランプ1を冷却した後、温度が上昇した熱気A2となる。
ここで、前記熱気A2は、非常に高温状態である前記投射ランプ1の冷却を行った後であるため、高温の熱気となる場合があり、装置筐体50内に排出すると、筐体内の温度が上昇し、該装置筐体50内に配置されているライトバルブ3等、他の部品の性能に影響を及ぼす可能性が有り望ましくない。
その為、従来より、投射ランプ1を冷却した熱気A2は、前記投射ユニット20から直接、該装置筐体50に設置した排気口(不図示)を経由して装置外へと排出されるのが一般的である。
また、この際、該装置筐体50内の温度を上昇させず、装置筐体50の排気口の位置を任意に設定する為に、図13に示す様に、排気ダクト22を用いて、前記熱気A2を該装置外へと排気する構成とした装置もある。
しかしながら、この熱気A2によって、該装置筐体50の排気口近傍に設置された該装置以外の構造物の温度が上昇し、損傷を与える可能性や、該装置を操作する為に、前記排気口近傍にいるユーザーに、不快感を与える可能性や、火傷等を負わせる危険性等の問題点があった。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、前記問題点を低減する事を可能とする投射型表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、投射ランプおよびライトバルブおよび、前記投射ランプを冷却する冷却手段および前記冷却手段が前記投射ランプを冷却した際に生じる熱気を該装置外部へと排出する為のダクトを備え、前記投射ランプからの投射光を前記ライトバルブによって変調し、変調光を投射する投射型表示装置であって、該投射型表示装置を構成する外壁部材の少なくとも一つは、材質が金属であり、かつ前記ダクトまたはダクト形状の一部を形成する。
本発明によれば、装置筐体を構成する外壁部材である押出型材を、熱伝導率が高い金属の一つであるアルミニウム合金で形成し、投射ランプを冷却し温度が上昇した熱気を通過させるダクト形状を形成する。
前記押出型材は、前記熱気に対して温度が低い外気に面しているので、前記熱気が前記ダクト形状内部を通過する際に、放熱部材として作用する。
これにより、前記熱気が、装置筐体外へと排出される際の排気温度は、投射ランプを冷却した時点での温度と比較して低くなる為、該装置の排気口近傍に設置された、他の構造物の温度を上昇させ損傷させる可能性や、該装置の前記排気口近傍にいるユーザーに、不快感を与える可能性や火傷等を負わせる危険性等の問題点を低減する事が可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下図1乃至図7を参照して、本発明の第一の実施例について説明する。
本実施例においては、投射ランプからの投射光を透過型液晶パネルで変調し、投射レンズでスクリーンに変調光を拡大投射する、背面投射型液晶プロジェクタ装置の例を示す。
図1は、本発明の第一の実施例における投射型表示装置D1の構成を示した概略図である。
図1において、20は、投射ランプからの投射光をライトバルブで変調し、投射レンズで拡大投射を行う投射ユニットであり、5は前記投射ユニット20からの投射光L2を反射する全反射ミラー、6はスクリーン、50は該表示装置D1の装置筐体である。
図2は、前記投射ユニット20の構成を示した概略図であり、前記投射ユニット20は、発光管101およびリフレクタ102で構成された投射ランプ1、冷却ファン2、透過型液晶パネルであるライトバルブ3および、投射レンズ4を含み、光源である前記投射ランプ1からの投射光L1を前記ライトバルブ3で変調し、前記投射レンズ4によってスクリーン6に対して拡大投射(L2)を行う。
前記光学ユニット20には、前記冷却ファン2によって前記投射ランプ1を冷却する為の吸気口201が設置される共に、前記冷却ファン2が前記投射ランプ1の近傍に配置され、前記吸気口201から吸気した冷却風が、前記投射ランプ1を通過し、前記冷却ファン2によって光学ユニット20から排出されるようにそれぞれ配置されている。
ここで、冷却ファン2は、吸気方向と排気方向が直交するシロッコファンを使用している。
また、前記光学ユニット20は、前記冷却ファン2の為の吸気口201および前記冷却ファン2の開口部を除き、密閉構造としている。
但し、図2においては、説明の為、前記投射ユニット20は、上面を開口した図を示している。
前記光学ユニット20において、前記冷却ファン2によって前記吸気口201から吸気した冷却風A1は、前記投射ランプ1を冷却し、温度が上昇した熱気A2となる。
前記装置筐体60の装置前面側には、その材質が熱伝導に優れた金属であるアルミニウム合金で、その断面形状がダクト形状611を含むように形成された押出型材61が、外壁部材として使用されている。
図3および図4、図5は、前記投射ユニット20と前記押出型材61の構成を示した概略図であり、図4は装置上面側から見た断面図、図5は装置側面から見た断面図を示している。
図3および図4、図5において、前記ダクト形状611には、該装置内部側に開口部612が形成され、さらに該装置外部側には排気口613が形成されている。
さらに、前記冷却ファン2の排気側と前記ダクト形状611の間は、前記開口部612を介して前記冷却ファン2の排気側と前記ダクト形状611を連通させるよう、導風ダクト21が設置されている。
これにより、前記冷却ファン2から排出され、前記投射ランプ1を冷却し温度が上昇した熱気A2は、前記ダクト形状611へと導風され、前記ダクト形状611内部を通過した後、前記排気口613から該装置外部へと排出されることとなる。
ここで、前記導風ダクト21の、前記開口部612における前記ダクト形状611への接合部においては、前記熱気A2が、前記ダクト形状611に形成された前記排気口613に向かって流れるように、導風形状を形成すると良い。
また、前記冷却ファン2から、前記排気口613までの距離が長くなる為、前記冷却ファン2には、高静圧のシロッコファンを用いると良い。
本実施例の形態によれば、前記押出型材61は熱伝導率が高い金属の一つであるアルミニウム合金で形成されており、さらに外壁部材であるので、前記熱気A2の温度に対して低い温度の外気に面している。
つまり前記押出型材61は、前記熱気A2が通過する際に、その熱伝導効果によって、前記ダクト形状611内部を受熱面とし、前記外気に面している面を放熱面とした、放熱部材として作用する。
これにより、前記熱気A2が前記排気口613から、該装置筐体60外部へと排出される際の温度は、前記冷却ファン2から排出された時点での温度と比較して低くなる為、該装置筐体60の前記排気口613近傍に設置された、他の構造物の温度を上昇させ損傷させる可能性や、前記排気口613近傍にいるユーザーに、不快感を与える可能性や火傷等を負わせる危険性等の問題点を低減する事が可能となる。
尚、本実施例においては前記押出型材の材質としてアルミニウム合金を一例として挙げたが、これに限定されるものではなくマグネシウム合金等他の金属を使用しても良い。
また、本実施例においては、装置前面側の外壁部材である押出型材61を使用し、前記排気口613を装置側面に配置しているが、これに限定されるものではなく、どの外壁面を使用しても良く、また、排気口の位置も任意に設定して良い。
さらに、複数の押出型材にダクト形状を形成して、ダクト形状部を連結しても良く、この場合は、少なくとも一つの押出型材を熱伝導率の高い金属を材料とすれば良い。
また、本発明は、背面投射型表示装置に限定されるものではなく、前面投射型表示装置に使用しても良い。
以下図6および図7を参照して、本発明の第二の実施例について説明する。
尚、本実施例の構成は、第一の実施例とほぼ同等であり、共通の構成要素については、第一の実施例と同符号を付与し説明は省略する。
本実施例においては、装置D2の筐体前面側には、その材質が熱伝導に優れた金属であるアルミニウム合金で、その断面形状が、補助部材72と組み合わせる事でダクト形状711を構成するように形成された押出型材71が、外壁部材として使用されている。
図6および図7は、前記投射ユニット20と前記押出型材71の構成を示した概略図であり、図7は装置側面から見た断面図である。
装置D2において、前記補助部材72は該装置筐体内側に配置され、かつ前記押出型材71と比較して熱伝導率の低い材料、例えばABS等のプラスチック部材を使用する。
これにより、本実施例の形態によれば、前記第一の実施例における効果に加え、前記補助部材72は、前記押出型材71と比較して熱伝導率が低い為、放熱部材としての作用が小さくなり、前記熱気A2の熱が装置内部側へ放熱されることを低減でき、該装置内の温度が上昇してライトバルブ3等、該装置内の他部品の性能に及ぼす影響を低減できる。
尚、ここで、前記補助部材72と前記導風ダクト22を一体化しても良い。
以下図8乃至図11を参照して、本発明の第三の実施例について説明する。
尚、本実施例の構成は、第一、第二の実施例とほぼ同等であり、共通の構成要素については、第一、第二の実施例と同符号を付与し説明は省略する。
本実施例においては、装置D3の装置前面側には、その材質が熱伝導に優れた金属であるアルミニウム合金で、その断面形状がダクト形状811を含むように形成された押出型材81が、外壁部材として使用されている。
図8および図9は、記投射ユニット20と前記押出型材81の構成を示した概略図であり、図9は装置側面から見た断面図である。
装置D3において、前記押出型材81は、前記熱気A2が通過する前記押出型材81の筐体外部側、つまり前記押出型材81が外気と接する放熱面が、フィン形状となるように断面形状814を形成した。
これにより、本実施例の形態によれば、前記第一または第二の実施例における効果に加え、前記フィン形状によって、外気と接する放熱面の表面積が増える為、前記押出型材81の放熱部材としての効果を向上させることが可能となる。
以下図10および図11を参照して、本発明の第四の実施例について説明する。
尚、本実施例の構成は、第一乃至第三の実施例とほぼ同等であり、共通の構成要素については、第一乃至第三の実施例と同符号を付与し説明は省略する。
本実施例においては、装置D4の装置前面側には、前述の第一の実施例と同じく、その材質が熱伝導に優れた金属であるアルミニウム合金で、その断面形状がダクト形状611を含むように形成された押出型材61が外壁部材として使用され、さらに前記押出型材61に放熱部材91を接合している。
図10および図11は、前記投射ユニット20と前記押出型材61、前記放熱部材91の構成を示した概略図であり、図11は装置側面から見た断面図である。
D4においては、前述の第三の実施例に示したように、ダクト形状部を形成した押出型材にフィン形状を形成するのではなく、前記熱気A2が通過する前記押出型材61の筐体外部側に、放熱部材としてヒートシンク91を伝熱部材90を介して接合させて配置した。
これにより、前記第三の実施例における効果に加え、ヒートシンク91の形状によって、放熱効果をコントロールすることが可能となる。
また、放熱部材としてペルチェ素子等の冷却効果のある電子部品を採用すると、さらに放熱効果を向上させることが可能となる。
本発明の第一の実施例を示した投射型表示装置D1の概略図 本発明の第一の実施例を示した投射型表示装置D1における、投射ユニットの構成を示した概略図 本発明の第一の実施例を示した投射型表示装置D1における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した概略図 本発明の第一の実施例を示した投射型表示装置D1における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した断面図 本発明の第一の実施例を示した投射型表示装置D1における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した断面図 本発明の第二の実施例を示した投射型表示装置D2における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した概略図 本発明の第二の実施例を示した投射型表示装置D2における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した断面図 本発明の第三の実施例を示した投射型表示装置D3における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した概略図 本発明の第三の実施例を示した投射型表示装置D3における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した断面図 本発明の第四の実施例を示した投射型表示装置D4における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した概略図 本発明の第四の実施例を示した投射型表示装置D4における、外壁部材と投射ユニットの構成を示した断面図 従来の投射型表示装置D5を示した概略図 従来の投射型表示装置D5における、投射ユニットの構成を示した概略図
符号の説明
1 投射ランプ
101 発光管
102 リフレクタ
2 冷却ファン
3 ライトバルブ
4 投射レンズ
5 全反射ミラー
6 スクリーン
20 投射ユニット
201 吸気口
21 導風ダクト
22 排気ダクト
50 筐体
60 筐体
61 外壁部材
611 断面形状
612 開口部
613 排気口
71 外壁部材
711 断面形状
72 補助部材
81 外壁部材
811 断面形状
814 フィン形状
90 伝熱部材
91 放熱部材
L1 投射光
L2 投射光
A1 冷却風
A2 熱気

Claims (2)

  1. 投射ランプおよびライトバルブおよび、前記投射ランプを冷却する冷却手段および、前記冷却手段が前記投射ランプを冷却した際に生じる熱気を該装置外部へと排出する為のダクトを備え、前記投射ランプからの投射光を前記ライトバルブによって変調し、変調光を投射する投射型表示装置であって、該投射型表示装置を構成する外壁部材の少なくとも一つは、材質が金属であり、かつ前記ダクト形状またはダクト形状の一部が形成されている事を特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記外壁部材は、中空形状を持つ押出型材であることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013003567A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Seiko Epson Corp プロジェクター
CN111338164A (zh) * 2020-03-18 2020-06-26 安徽国耀通信科技有限公司 一种可隐藏于墙体安装的自带散热机构的投影装置

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