JP2002189247A - ランプユニット及びこれを備えた投射型表示装置 - Google Patents

ランプユニット及びこれを備えた投射型表示装置

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JP2002189247A
JP2002189247A JP2000387580A JP2000387580A JP2002189247A JP 2002189247 A JP2002189247 A JP 2002189247A JP 2000387580 A JP2000387580 A JP 2000387580A JP 2000387580 A JP2000387580 A JP 2000387580A JP 2002189247 A JP2002189247 A JP 2002189247A
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reflector
wind direction
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lamp
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JP2000387580A
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Hiroharu Okamoto
弘治 岡本
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用状態によらずにリフレクター内の適切か
つ効率的な冷却を図る。 【解決手段】 リフレクター30と該リフレクターに支
持された電源バルブ31とを有するランプ25がランプ
ホルダー24に保持されて成るランプユニット23を備
えると共に光の変調等を行うライトバルブ19R、19
G、19Bを有し投射レンズ22を介して映像を投射す
る投射型表示装置1において、リフレクターの内部へ向
けて冷却空気を送る送風孔35aを形成し、ランプホル
ダーに支持されると共にリフレクターの内部へ向けて吐
出される冷却空気の向きを変更する風向変更手段29を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はランプユニット及び
これを備えた投射型表示装置についての技術分野に関す
る。詳しくは、リフレクターと該リフレクターに支持さ
れた電源バルブとを有しリフレクターがランプホルダー
に保持されて成るランプユニット及びリフレクターに支
持された電源バルブと光の変調等を行うライトバルブと
を有し投射レンズを介して映像を投射する投射型表示装
置についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】リフレクターに支持された電源バルブと
光の変調等を行うライトバルブとを有し電源バルブから
の光をライトバルブに照射することにより得られた映像
を投射レンズを介してスクリーン等に投射する投射型表
示装置がある。
【0003】このような投射型表示装置にあっては、通
常、ランプ、例えば、放電ランプのリフレクターの内部
に冷却空気を送風することによりリフレクターの内部の
冷却を行うようにしている。
【0004】図9に、従来のランプの一例を示す。
【0005】ランプaはリフレクターbと該リフレクタ
ーbの支持孔cに挿入されて支持された電源バルブdと
を備えている。電源バルブdは発光体eが配置された略
球状を為すバルブ中心部fと該バルブ中心部fに連続す
る挿入部gとを有し、該挿入部gが支持孔cに挿入され
た状態で保持部材hによって保持固定されている。
【0006】リフレクターbの開口部には防護ガラスi
が取り付けられており、電源バルブdが保護されてい
る。リフレクターbの下端部と防護ガラスiの下端部と
の間には、リフレクターキャップjが取り付けられてお
り、該リフレクターキャップjには斜め方向に延びリフ
レクターbの内外を連通する送風孔kが形成されてい
る。
【0007】投射型表示装置の駆動時には、電源バルブ
dの発光体eが発光され、投射型表示装置内に取り込ま
れた外気が冷却空気としてリフレクターキャップjの送
風孔kを介してリフレクターbの内部へ向けて送風され
る。冷却空気は送風孔kの傾斜に沿って発光時に最も高
温となる発光体eの直ぐ上側のP付近に向けて送風され
る。従って、効率的な冷却が行われ、高温部分の冷却不
足及び低温部分の過冷却という不具合を防止することが
できる。
【0008】リフレクターb内へ送られた冷却空気は、
保持部材hに形成された図示しない排出孔から排出され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、投射型表示
装置は、机上等に据え置いた状態で使用される他、天吊
り状態でも使用されることがあり、天吊り状態で使用さ
れるときには、下方から見上げたときに投射型表示装置
の底面が見えてしまい見栄えを損なうことがないように
する等のために、据え置き状態の場合と上下を反転させ
て使用するのが一般的である。
【0010】ところが、天吊り状態で上下を反転して使
用する場合においても、冷却空気がリフレクターキャッ
プjの送風孔kの傾斜に沿ってリフレクターb内に送風
されるため、発光時に最も高温とはならないバルブ中心
部fの直ぐ下側のP付近へ向けて送風されてしまう(図
10参照)。従って、効率的な冷却が行われず、高温部
分の冷却不足及び低温部分の過冷却という不具合を生
じ、P付近とQ付近での温度差が大きくなってしまい、
電源バルブeの寿命が短くなったりフリッカーが発生し
てしまうという問題がある。
【0011】そこで、本発明ランプユニット及びこれを
備えた投射型表示装置は、上記した問題点を克服し、使
用状態によらずにリフレクター内の適切かつ効率的な冷
却を図ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明ランプユニット及
びこれを備えた投射型表示装置は、上記した課題を解決
するために、リフレクターの内部へ向けて冷却空気を送
る送風孔を形成し、ランプホルダーに支持されると共に
リフレクターの内部へ向けて吐出される冷却空気の向き
を変更する風向変更手段を設けたものである。
【0013】従って、本発明ランプユニット及びこれを
備えた投射型表示装置にあっては、冷却空気の送風方向
が使用状態に応じて変更される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明ランプユニット及
びこれを備えた投射型表示装置の実施の形態を添付図面
を参照して説明する。
【0015】投射型表示装置1は扁平な箱状を為す外筐
2内に所要の各部が配置されて成り(図1乃至図3参
照)、外筐2の下面の4隅には投射型表示装置1を机上
等に載置するためのスタンド3、3、・・・が設けられ
ている(図2参照)。
【0016】外筐2の内部には平面形状が略L字状を為
す光学ユニットケース4が配置され、該光学ユニットケ
ース4の内部に各光学部品により構成される光学ユニッ
ト5が収納されている(図3参照)。光学ユニット5と
しては、フライアイレンズ6、6、PS変換素子7、コ
ンデンサーレンズ8、全反射ミラー9、ダイクロイック
ミラー10R、10G、リレーレンズ11、全反射ミラ
ー12、リレーレンズ13、UV吸収フィルター14、
全反射ミラー15、全反射ミラー16、フィールドレン
ズ17R、17G、17B、入射偏光板18R、18
G、18B及びライトバルブとして機能する液晶パネル
19R、19G、19B、クロスプリズム20及び出射
偏光板21R、21G、21B等を備えている。
【0017】フライアイレンズ6、6は強度分布を有す
る後述する放電ランプから出射される光を多数の光スポ
ットに分割し液晶パネル19R、19G、19Bの画面
全体の輝度分布を均一にするためのものであり、放電ラ
ンプ側にこれに離間して配置されている。
【0018】一方のフライアイレンズ6に近接してPS
変換素子7及びコンデンサーレンズ8が配置されてい
る。PS変換素子7は短冊状に配列された偏光ビームス
プリッターとこれに対応して間欠的に設けられた位相差
板とから成り、入射光の偏光方向の変換を行うものであ
る。
【0019】全反射ミラー9はコンデンサーレンズ8を
挟んでPS変換素子7の反対側にコンデンサーレンズ8
と離間して配置され、光を90°反射しダイクロイック
ミラー10R、10Gへ導く役割を果たす。
【0020】ダイクロイックミラー10R、10Gはそ
れぞれ同じ向きに45°傾斜されて配置され、ダイクロ
イックミラー10Rは入射された光のうち赤色の波長域
の光を90°反射し、ダイクロイックミラー10Gは入
射された光のうち緑色の波長域の光を90°反射する機
能を有する。
【0021】全反射ミラー15はダイクロイックミラー
10Rの前方に配置され、ダイクロイックミラー10R
で反射された赤色の波長域の光を反射してフィールドレ
ンズ17Rに導くものである。
【0022】ダイクロイックミラー10Gの側方には、
リレーレンズ11及び全反射ミラー12がそれぞれ離間
して配置され、該全反射ミラー12の前方にはリレーレ
ンズ13、UV吸収フィルター14及び全反射ミラー1
6がそれぞれ離間して配置されている。これらの全反射
ミラー12、16は、ダイクロイックミラー10Gを透
過された青色の波長域の光を90°反射してフィールド
レンズ17Bへ導くためのものである。
【0023】フィールドレンズ17R、17G、17B
の出射側に、それぞれ入射偏光板18R、18G、18
Bが貼着され、該入射偏光板18R、18G、18Bに
対向して光変調素子である液晶パネル19R、19G、
19Bが配置されている。そして、液晶パネル19R、
19G、19Bはそれぞれクロスプリズム20の各入射
面に対向した状態で配列されている。また、クロスプリ
ズム20の各入射面に対向して、出射偏光板21R、2
1G、21Bが配置されている。
【0024】クロスプリズム20の前方には、該クロス
プリズム20によって色合成された光をスクリーン等に
投射する投射レンズ22が配置されている。
【0025】上記フライアイレンズ6の入射側には、ラ
ンプユニット23が配置されている(図4参照)。ラン
プユニット23は、ランプホルダー24に放電ランプ2
5が取り付けられて成る。
【0026】ランプホルダー24は樹脂材料によって各
部が一体に形成されて成り、底面支持部26と該底面支
持部26の一側縁から立ち上げられた前面支持部27と
を有している。
【0027】底面支持部26の一側縁の中央部には吸気
口26aが形成されている。そして、底面支持部26の
下面には吸気口26aを3方から取り囲むようにして下
方へ突出された支持壁28が設けられている(図5参
照)。支持壁28は連結壁部28aと該連結壁部28a
の両側縁から突出された側壁部28b、28bとから成
り、側壁部28b、28bの連結壁部28aに寄った位
置に支持孔28c、28cが形成されている。
【0028】支持壁28には風向変更手段として風向変
更板29が回動自在に支持されている(図4及び図6参
照)。風向変更板29は連結壁部28aに対応して位置
する基端部29aと該基端部29aの下縁に連続し基端
部29aに対して略直交する主面部29bと該主面部2
9bに対して傾斜する先端部29cとが一体に形成され
て成る。基端部29aには互いに反対方向へ突出された
被支持ピン29d、29dが設けられている。
【0029】風向変更板29は被支持ピン29d、29
dが支持壁28の支持孔28c、28cに挿入されて支
持され、これにより支持壁28に対して回動可能とされ
る。
【0030】ランプホルダー24の前面支持部27の周
縁には、後方へ突出された保持枠部27aが設けられて
いる。また、前面支持部27には透過孔27bが形成さ
れている。
【0031】放電ランプ25はリフレクター30と該リ
フレクター30の支持孔30aに挿入されて支持された
電源バルブ31とを備えている(図4及び図7参照)。
電源バルブ31としては、例えば、超高圧水銀ランプが
用いられており、電源バルブ31は発光体32が配置さ
れた略球状を為すバルブ中心部31aと該バルブ中心部
31aに連続する挿入部31bとバルブ中心部31aを
挟んで挿入部31bの反対側に位置する封止部31cと
から成る。電源バルブ31は挿入部31bがリフレクタ
ー30の支持孔30aに挿入された状態で、保持部材3
3によって保持固定されている。
【0032】保持部材33の上下両端部には、切欠部3
3a、33aが形成されており、該切欠部33a、33
aによって支持孔30aを介してリフレクター30の内
外が連通され、これによりリフレクター30に排気口3
9bが形成される(図7参照)。
【0033】リフレクター30の開口縁には透明な防護
ガラス34が取り付けられている(図4及び図7参
照)。防護ガラス34は、万が一、電源バルブ31が破
損したときに、外筐2内への破片の飛散を防止する役割
を果たすものである。
【0034】防護ガラス34の下端部とリフレクター3
0の下端部との間には、リフレクターキャップ35が取
り付けられており、該リフレクターキャップ35には、
上方へ行くに従って電源バルブ31のバルブ中心部31
a側に傾斜しリフレクター30の内外を連通する送風孔
35aが形成されている(図7参照)。
【0035】ランプホルダー24の防護ガラス34が配
置された側と反対側には、排気用ファン36が配置され
ている(図1及び図3参照)。また、外筐2の排気用フ
ァン36の近傍の位置に、冷却空気を外部へ排出するた
めの図示しない排気口が形成されている。
【0036】光学ユニットケース4の下面側には送風用
ダクト37が配置されている(図1及び図2参照)。送
風用ダクト37は、一端部に設けられた送風始端部38
と該送風始端部38に連続した送風中間部39と該送風
中間部39に連続した送風終端部40とから成り、送風
終端部40は送風中間部39から直交する方向へ屈曲さ
れている。
【0037】送風始端部38は上面が開口されて吹出口
38aが形成され、上記フィールドレンズ17R、17
G、17B、入射偏光板18R、18G、18B、液晶
パネル19R、19G、19B、クロスプリズム20及
び出射偏光板21R、21G、21Bの下方に位置され
ている。
【0038】送風中間部39及び送風終端部40は、何
れも縦断面形状で扁平な角筒状に形成され、送風中間部
39の終端側、即ち、フライアイレンズ6、PS変換素
子7及びコンデンサーレンズ8の下側の位置に、上方に
開口された吐出口39aが形成され、また、送風終端部
40の終端に側方に開口された送風口40aが形成され
ている。そして、送風終端部40の先端部が上記ランプ
ホルダー24の支持壁28の側壁部28b、28bの先
端に連結されている(図7参照)。
【0039】外筐2の底面側には吸気用ファン41が配
置されている(図1参照)。吸気用ファン41は投射レ
ンズ22の下側に配置され、送風用ダクト37の送風始
端部38に連結されている。また、外筐2には、吸気用
ファン41の下側の位置に、図示しない吸気口が形成さ
れている。
【0040】以下に、放電ランプ25から出射された光
の経路について説明する(図3参照)。
【0041】放電ランプ25から照射された光は、光路
P1を通り、フライアイレンズ6、6によって多数の光
スポットに分割され、PS変換素子7に入射される。P
S変換素子7において光の偏光方向が揃えられコンデン
サーレンズ8を経て全反射ミラー9によって90°反射
され、ダイクロイックミラー10Rに入射される。
【0042】ダイクロイックミラー10Rに入射された
光のうち、赤色の波長域の光は90°反射され光路P2
を経て全反射ミラー15によってさらに90°反射され
ることにより、フィールドレンズ17Rに入射される。
【0043】ダイクロイックミラー10Rに入射されて
透過された光はダイクロイックミラー10Gに入射さ
れ、入射された光のうち、緑色の波長域の光が90°反
射され光路P3を経てフィールドレンズ17Gに入射さ
れる。
【0044】ダイクロイックミラー10Gに入射されて
透過された光は、光路P4を通り、リレーレンズ11を
経て全反射ミラー12によって90°反射され、さらに
リレーレンズ13を経てUV吸収フィルター14に入射
される。入射された光は、紫外線領域の光がUV吸収フ
ィルター14によって吸収され、透過され全反射ミラー
16によって90°反射された青色の波長域の光がフィ
ールドレンズ17Bに入射される。
【0045】フィールドレンズ17R、17G、17B
にそれぞれ入射された各波長域の光のうち、入射偏光板
18R、18G、18Bを透過された所定の偏光方向の
光は、液晶パネル19R、19G、19Bにおいて、印
加された画像信号に基づいて、その偏光面が回転され
る。偏光面が回転された光の所定の偏光成分が出射偏光
板21R、21G、21Bを透過され、映像光としてク
ロスプリズム20に入射され色合成される。そして、色
合成された光が投射レンズ22から出射されて図示しな
いスクリーン等にフルカラーの映像が映し出される。
【0046】投射型表示装置1の駆動時には、吸気用フ
ァン41が回転されて外気が冷却空気として吸気口から
取り入れられると共に排気用ファン36が回転されて取
り入れられた冷却空気が排気口から排出される。
【0047】冷却空気は吸気口を介して送風用ダクト3
7の送風始端部38に取り入れられ、その一部が吹出口
38aから吹き出され、フィールドレンズ17R、17
G、17B、入射偏光板18R、18G、18B、液晶
パネル19R、19G、19B、クロスプリズム20及
び出射偏光板21R、21G、21Bを冷却し、これら
の各部が限界保証温度以下に保持される。
【0048】取り込まれた冷却空気の一部は送風始端部
38から送風中間部39に流れていき、その一部が吐出
口39aから吹き出されフライアイレンズ6、PS変換
素子7及びコンデンサーレンズ8を冷却し、これらの各
部が耐熱使用保証温度以下に保持される。
【0049】送風中間部39に流れた冷却空気の一部は
送風終端部40に流れていき、送風口40aから吹き出
されランプホルダー24の支持壁28に支持されている
風向変更板29によって風向を規制されてランプホルダ
ー24の吸気口26a及びリフレクターキャップ35の
送風孔35aを介してリフレクター30の内部へ向けて
吐出される。
【0050】このとき、投射型表示装置1が机上等に据
え置いた状態で使用されている場合には、ランプホルダ
ー24の支持壁28に支持された風向変更板29は自重
により先端部が下降する方向へ回動され、先端が外筐2
の底面部に当接され第1の位置に保持されている(図7
参照)。従って、冷却空気は電源バルブ31のバルブ中
心部31aの上側の高温となるP(図7参照)付近へ向
けて吐出される。
【0051】一方、投射型表示装置1が天吊り状態で使
用されている場合には、ランプホルダー24の支持壁2
8に支持された風向変更板29は自重により先端部が下
降する方向へ回動され、先端が送風用ダクト37の送風
終端部40の先端縁に上方側から当接され第2の位置に
保持されている(図8参照)。従って、冷却空気は電源
バルブ31のバルブ中心部31aの上側の高温となるQ
(図8参照)付近へ向けて吐出される。
【0052】以上に示した通り、投射型表示装置1にあ
っては、据え置き状態又は天吊り状態の何れの使用状態
においても、使用時に最も高温となるバルブ中心部31
aの上側のP又はQ付近へ向けて冷却空気が吐出される
ため、投射型表示装置1の使用状態に拘わらずリフレク
ター30内の適正かつ効率的な冷却を行うことができ、
電源バルブ31の延命を図ることができると共にフリッ
カーの発生を防止することができる。
【0053】また、投射型表示装置1にあっては、据え
置き状態及び天吊り状態における風向変更板29の回動
動作が、その自重により行われるので、風向変更板29
を回動させるための専用の機構を設ける必要がないため
製造コストの低減を図ることができると共に確実に風向
変更板29を第1の位置又は第2の位置に保持させるこ
とができる。
【0054】尚、上記には、風向変更板29を風向変更
手段としてのみ使用した場合を示したが、例えば、放電
ランプ25をランプホルダー24から取り外したとき
に、風向変更板29が回動されて吸気口26aが閉塞さ
れるようにしてもよい。このように放電ランプ25の取
り外し時に風向変更板29によって吸気口26aが閉塞
されれば、電源バルブ31が破損した場合の放電ランプ
25の交換時に、電源バルブ31の破片のリフレクター
30内からの飛散を防止することができる。
【0055】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに
際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0056】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ランプユニットは、リフレクターと該リフレ
クターに支持された電源バルブとを有しリフレクターが
ランプホルダーに保持されて成るランプユニットであっ
て、リフレクターの内部へ向けて冷却空気を送る送風孔
を形成し、ランプホルダーに支持されると共にリフレク
ターの内部へ向けて吐出される冷却空気の向きを変更す
る風向変更手段を設けたことを特徴とする。
【0057】従って、ランプユニットの何れの使用状態
においても、使用時に最も高温となる部分へ向けて冷却
空気を吐出することが可能であるため、ランプユニット
の使用状態に拘わらずリフレクター内の適正かつ効率的
な冷却を行うことができ、電源バルブの延命を図ること
ができると共にフリッカーの発生を防止することができ
る。
【0058】請求項2に記載した発明にあっては、ラン
プホルダーに開閉自在に支持されると共に第1の変更位
置と第2の変更位置との間を移動可能な風向変更板を上
記風向変更手段として設け、リフレクターの上下の向き
を反転させたときに自重によって風向変更板が第1の変
更位置又は第2の変更位置に移動するようにしたので、
風向変更板を回動させるための専用の機構を設ける必要
がないため製造コストの低減を図ることができると共に
確実に風向変更板を第1の位置又は第2の位置に保持さ
せることができる。
【0059】また、本発明投射型表示装置は、リフレク
ターと該リフレクターに支持された電源バルブとを有す
るランプがランプホルダーに保持されて成るランプユニ
ットを備えると共に光の変調等を行うライトバルブを有
し投射レンズを介して映像を投射する投射型表示装置で
あって、リフレクターの内部へ向けて冷却空気を送る送
風孔を形成し、ランプホルダーに支持されると共にリフ
レクターの内部へ向けて吐出される冷却空気の向きを変
更する風向変更手段を設けたことを特徴とする。
【0060】従って、投射型表示装置の何れの使用状態
においても、使用時に最も高温となる部分へ向けて冷却
空気を吐出することが可能であるため、投射型表示装置
の使用状態に拘わらずランプホルダーユニットのリフレ
クター内の適正かつ効率的な冷却を行うことができ、電
源バルブの延命を図ることができると共にフリッカーの
発生を防止することができる。
【0061】請求項4に記載した発明にあっては、ラン
プホルダーに開閉自在に支持されると共に第1の変更位
置と第2の変更位置との間を移動可能な風向変更板を上
記風向変更手段として設け、リフレクターの上下の向き
を反転させたときに自重によって風向変更板が第1の変
更位置又は第2の変更位置に移動するようにしたので、
風向変更板を回動させるための専用の機構を設ける必要
がないため製造コストの低減を図ることができると共に
確実に風向変更板を第1の位置又は第2の位置に保持さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図8と共に本発明の実施の形態を示す
ものであり、本図は投射型表示装置の概略斜視図であ
る。
【図2】一部を断面にして示す投射型表示装置の概略正
面図である。
【図3】投射型表示装置の概略平面図である。
【図4】ランプユニットを示す分解斜視図である。
【図5】ランプホルダーの一部を示す拡大斜視図であ
る。
【図6】風向変更板を示す拡大斜視図である。
【図7】据え置き状態で使用される場合のリフレクター
内への冷却空気の流れを示す断面図である。
【図8】天吊り状態で使用される場合のリフレクター内
への冷却空気の流れを示す断面図である。
【図9】図10と共に従来のランプユニットにおけるリ
フレクター内への冷却空気の流れを示すものであり、本
図は据え置き状態で使用される場合の断面図である。
【図10】天吊り状態で使用される場合の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…投射型表示装置、19R…液晶パネル(ライトバル
ブ)、19G…液晶パネル(ライトバルブ)、19B…
液晶パネル(ライトバルブ)、22…投射レンズ、23
…ランプユニット、24…ランプホルダー、25…放電
ランプ(ランプ)29…風向変更板(風向変更手段)、
30…リフレクター、31…電源バルブ、35a…送風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13357 F21M 1/00 A H04N 5/74 7/00 L // F21Y 101:00 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H088 EA13 EA14 EA68 HA13 HA18 HA21 HA24 HA28 MA20 2H091 FA05Z FA14Z FA23Z FA26X FA26Z FA41Z LA04 LA12 MA07 3K014 LA01 LB03 MA02 MA05 MA08 3K042 AA01 AC06 BB01 CC04 CC06 5C058 EA26 EA52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレクターと該リフレクターに支持さ
    れた電源バルブとを有しリフレクターがランプホルダー
    に保持されて成るランプユニットであって、 リフレクターの内部へ向けて冷却空気を送る送風孔を形
    成し、 ランプホルダーに支持されると共にリフレクターの内部
    へ向けて吐出される冷却空気の向きを変更する風向変更
    手段を設けたことを特徴とするランプユニット。
  2. 【請求項2】 ランプホルダーに開閉自在に支持される
    と共に第1の変更位置と第2の変更位置との間を移動可
    能な風向変更板を上記風向変更手段として設け、 リフレクターの上下の向きを反転させたときに自重によ
    って風向変更板が第1の変更位置又は第2の変更位置に
    移動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    ランプユニット。
  3. 【請求項3】 リフレクターと該リフレクターに支持さ
    れた電源バルブとを有するランプがランプホルダーに保
    持されて成るランプユニットを備えると共に光の変調等
    を行うライトバルブを有し投射レンズを介して映像を投
    射する投射型表示装置であって、 リフレクターの内部へ向けて冷却空気を送る送風孔を形
    成し、 ランプホルダーに支持されると共にリフレクターの内部
    へ向けて吐出される冷却空気の向きを変更する風向変更
    手段を設けたことを特徴とする投射型表示装置。
  4. 【請求項4】 ランプホルダーに開閉自在に支持される
    と共に第1の変更位置と第2の変更位置との間を移動可
    能な風向変更板を上記風向変更手段として設け、 リフレクターの上下の向きを反転させたときに自重によ
    って風向変更板が第1の変更位置又は第2の変更位置に
    移動するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の
    投射型表示装置。
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