JP5957863B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し、変調した光束をスクリーン等の投写面に拡大投写するプロジェクターが知られている。このプロジェクターに使用される光源としては、例えば、超高圧水銀灯等の放電型のランプが採用されている。このようなプロジェクターは、光源の点灯に伴う構成部品の発熱を抑制するために、冷却ファン等で構成された冷却構造が備えられている。また、近年、無線伝送技術の発展により、外部の装置から無線により送信された映像信号を受信する受信機を備えたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている映像表示システムは、映像信号出力装置と、映像信号出力装置により出力された映像信号を無線で送信する送信機と、送信機により無線で送信された映像信号を受信する受信機と、受信機により受信した映像信号に基づいて映像を表示する投写型映像表示装置(液晶プロジェクター)により構成されている。そして、液晶プロジェクターは、受信機を構成する無線モジュールと、超高圧水銀ランプ等により構成された光源と、液晶パネルと、投写レンズとを備えている。
特開2010−74671号公報
しかしながら、特許文献1には記載されていないが、受信機が発熱することが考えられるため、液晶プロジェクター内に備えられた光源による発熱を抑制する冷却構造では冷却能力が不十分で、液晶パネル等の構成部品が劣化する恐れがある。そこで、この受信機を冷却するための構成を内部に設けると、プロジェクターが大型化するという課題がある。また、大型化を抑制するために、効率よく構成部品を冷却するための構成(冷却対象に効率よく風量や風速を送風する構成)を設定することが困難という課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された光束を投写するための投写レンズと、前記光変調装置を駆動するための第1制御装置と、前記第1制御装置とは別に、所定の機能を提供するための第2制御装置と、前記光変調装置、前記第1制御装置、および前記第2制御装置を収納する外装筐体と、前記外装筐体外部の空気を吸気口から内部に導入する第1ファンと、前記吸気口から導入された前記外装筐体内部の空気を排気口から外部に排出する第2ファンと、前記第1ファンの駆動により前記吸気口から導入された空気を前記光変調装置に導く第1流路と、前記第2ファンの駆動により前記外装筐体内部の空気を前記第2制御装置を介して前記第2ファンに導く第2流路と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクターは、第1の流路および第2流路を有している。そして、第1流路は、第1ファンの駆動により吸気口から導入された空気を光変調装置に導びき、第2流路は、第2ファンの駆動により外装筐体内部の空気を第2制御装置を介して第2ファンに導くように構成されている。そして、排気ファンは、排気口から外装筐体内部の空気を外部に排出する。これによって、第1流路および第2流路に流れる空気の互いの干渉を抑制することが可能となる。よって、光変調装置および第2制御装置を冷却するために、第1流路および第2流路に送風する風量や風速を制御することが容易となり、光変調装置および第2制御装置の効率的な冷却が可能となる。したがって、投写される画像の劣化や、第2制御装置の所定の機能の劣化、および光変調装置や第2制御装置の周辺部材の劣化を抑制することが可能となる。また、効率的な冷却が可能となるので、第1ファンや第2ファンを小型のファンで構成してプロジェクターの小型化を図ったり、第1ファンや第2ファンを大きな風量を送風可能なファンで構成してプロジェクターの低騒音化を図ったりすることが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記外装筐体は、前記投写レンズから射出される光束が通過する開口部を有し、前記吸気口および前記排気口は、前記外装筐体の前記開口部が設けられた側に設けられ、前記吸気口と前記排気口とは、前記開口部を挟んだ位置に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、吸気口および排気口は、外装筐体の、投写レンズから光束が射出される側と同一側に形成されることとなる。つまり、プロジェクターは、光変調装置および第2制御装置を冷却する空気を、投写される画像側から取り込んで、この画像側に排出することとなる。これによって、プロジェクターは、画像側とは異なる側の近傍に部材が配置された設置環境であっても、吸気口や排気口が塞がれることなく、光変調装置および第2制御装置を確実に冷却することが可能となる。また、プロジェクターは、投写される画像を観察する観察者が画像側とは異なる側の近傍に居る場合であっても、排気口から排気される空気が観察者に送風されることが抑制されるので、観察者の不快感を与えることなく画像の投影が可能となる。
したがって、光変調装置および第2制御装置の劣化を抑制しつつ、プロジェクターを設置する自由度や、観察者が画像を観察する位置の自由度が向上するプロジェクターの提供が可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記第2制御装置は、前記投写レンズを挟んで前記外装筐体内の前記排気口側とは反対側の前記吸気口側に配置され、前記第2流路は、前記投写レンズを跨るように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第2制御装置は、外装筐体内の吸気口側に配置されているので、吸気口から導入され、他の部材を冷却する前の冷却空気によって冷却されることが可能となり、効率的に冷却される。また、第2流路は、投写レンズに跨って形成されている。これによって、第2ファンが排気口側に配置されている構成において、デッドスペースになりがちな投写レンズの周囲のスペースを有効に利用して第2流路を形成することが可能となる。よって、第2制御装置の効率的な冷却構造を構成しつつプロジェクターの小型化が図れる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記第2制御装置は、前記投写レンズに対して前記外装筐体内の前記吸気口側に配置され、前記光源は、前記投写レンズに対して前記外装筐体内の前記排気口側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、投写レンズを挟んで、第2制御装置は、吸気口側に配置され、光源は、排気口側に配置されている。これによって、第2制御装置と光源とを離間して配置し、光源を冷却した空気を第2流路を経ずに排気口から排出することが可能となる。よって、第2制御装置には、光源の熱が伝わりにくくなり、第2制御装置のより効率的な冷却が可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記第1流路および第2流路の少なくとも一部は、前記外装筐体に収納されるダクトにより形成されることが好ましい。
この構成によれば、第1流路および第2流路の少なくとも一部は、外装筐体に収納されるダクトにより形成されるので、流路の形状の自由度が向上する。よって、外装筐体内のスペースを有効に利用して第1流路および第2流路を形成することが可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記第2制御装置は、無線通信が可能な無線装置であって、前記無線装置の受信部または送信部が、前記投写レンズから光束が射出される側を向いていることが好ましい。
この構成によれば、第2制御装置は、無線通信が可能な無線装置なので、第2流路に流れる空気によって効率的に冷却され、無線による外部との通信を安定して行うことが可能となる。また、無線装置は、受信部または送信部が、投写レンズから光束が射出される側を向いている。これによって、無線装置の受信部または送信部は、投写された画像、つまりスクリーン等の投写面と対向するように配置されることとなる。よって、無線装置と通信を行う外部無線装置がスクリーン近傍に配置された状態、つまり、プロジェクターの使用環境において無線通信の妨げとなる障害が少ない状態と考えられるように外部無線装置が設置された状態において、無線装置は、この外部無線装置と確実に通信を行うことが可能となる。
本実施形態のプロジェクターの外観を示す斜視図。 本実施形態のプロジェクター内部を示す斜視図。 本実施形態の光学ユニットの概略構成を示す模式図。 本実施形態の無線装置および吸気側形成部の分解斜視図。 本実施形態の無線装置の斜視図。 本実施形態の吸気側形成部の斜視図。 本実施形態の排気側形成部の斜視図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し、変調した光束を投写レンズにてスクリーン等に拡大投写する。また、本実施形態のプロジェクターは、外部の発信装置から送信された画像情報に対応する無線信号を受信し、この無線信号に応じた画像を投影できるように構成されている。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の外観を示す斜視図である。図2は、プロジェクター1の内部を示す斜視図である。
プロジェクター1は、図1、図2に示すように、外装を構成する外装筐体2、防塵フィルター26、第1制御装置(図示省略)、光源装置31と投写レンズ36とを有して略L字状に形成された光学ユニット3、第2制御装置としての無線装置4、および冷却装置5を備えている。
なお、具体的な図示は省略したが、外装筐体2内には、光源装置31や第1制御装置等に電力を供給する電源装置や、入力端子部等が配置されている。入力端子部は、外部装置(コンピューターやビデオプレーヤー等)からの画像信号や音声信号等を入力可能な接続端子(HDMI(High Definition Multimedia Interface)端子、ビデオ端子、オーディオ端子等)を備えている。また、以下では、説明の便宜上、光源装置31から光束が射出される方向を+X方向(右方向)、投写レンズ36から投写される光束の方向を+Y方向(前方向)、図1における上方向を+Z方向(上方向)として記載する。
外装筐体2は、合成樹脂製であり、第1制御装置、光学ユニット3、無線装置4、および冷却装置5等を収納する。外装筐体2は、図1に示すように、アッパーケース21、ロアーケース22、フロントケース23およびランプ蓋24等を備えており、これらは、ネジ等により固定されている。
アッパーケース21は、図1に示すように、外装筐体2の上部を構成する。アッパーケース21の上面には、後側にプロジェクター1の各種指示を行うための操作パネル20が配置され、操作パネル20の前方には、投写レンズ36のズームレバー3631およびフォーカスレバー3644が露出している。
ロアーケース22は、外装筐体2の下部を構成する。ロアーケース22の下部には、プロジェクター1が机上等に設置される際に設置面に当接する脚部25が設けられている。
フロントケース23は、外装筐体2の前部を構成する。フロントケース23の中央部には、図1に示すように、前方から見て円形の開口部231が形成されており、この開口部231の内側には、投写レンズ36が配置されている。投写レンズ36から射出される光束は、この開口部231を通過してスクリーン等に投写される。
フロントケース23には、図1に示すように、開口部231の+X側に、外部の空気が取り込まれる吸気口232が形成されている。吸気口232は、上下方向に延出する板状の部材が隙間を有して並設されたルーバー状に形成され、この吸気口232の内側には、後で詳細に説明するが、防塵フィルター26が配置されている。
また、フロントケース23には、開口部231の−X側に、外装筐体2内の温まった空気が外部に排出される排気口233が形成されている。排気口233は、上下方向に延出する板状の部材が隙間を有して並設されたルーバー状に形成されている。
このように、吸気口232および排気口233は、外装筐体2の開口部231が設けられた側に形成され、吸気口232と排気口233とは、開口部231を挟んだ位置に形成されている。
第1制御装置は、回路基板および回路基板に実装された制御部(図示省略)等の電子部品を有して構成されている。制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能する。第1制御装置は、プロジェクター1の動作の制御、例えば、後述する光変調装置や第1ファン、第2ファンを駆動するための制御等を行う。
光学ユニット3は、第1制御装置による制御の下、光源311から射出された光束を光学的に処理して投写する。
図3は、光学ユニット3の概略構成を示す模式図である。光学ユニット3は、図3に示すように、光源311を有する光源装置31、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、電気光学装置35、投写レンズ36、およびこれら光源装置31〜投写レンズ36を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
光学ユニット3は、図3に示すように平面視略L字状に形成され、一方の端部に光源装置31が着脱可能に配置され、他方の端部に投写レンズ36が配置される。そして、光源装置31は、図2に示すように、投写レンズ36に対して排気口233(図1参照)側に配置されている。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311、リフレクター312および光透過部材としての平行化レンズ313等を備えている。光源装置31は、光源311から射出された光束をリフレクター312にて反射した後、平行化レンズ313よって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する光学素子であり、光源装置31から射出された光束の光軸Cに対して略直交する面内にマトリックス状に配列される複数の小レンズを備えている。
第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、第1レンズアレイ321から射出された部分光束を後述する液晶ライトバルブ351の表面に重畳させる。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を液晶ライトバルブ351で利用可能な略1種類の偏光に揃える機能を有する。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光束を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の液晶ライトバルブ351Rまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
電気光学装置35は、光変調装置としての液晶ライトバルブ351および色合成光学装置としてクロスダイクロイックプリズム352を備え、色分離光学系33で分離された各色光を画像情報に応じて変調し、変調した各色光を合成する。
液晶ライトバルブ351は、3色の色光毎に備えられており(R光用の液晶ライトバルブを351R、G光用の液晶ライトバルブを351G、B光用の液晶ライトバルブを351Bとする)、それぞれ透過型の液晶パネル、およびその両面に配置された入射側偏光板、射出側偏光板を有している。
液晶ライトバルブ351は、図示しない微小画素がマトリクス状に形成された矩形状の画素領域を有し、各画素が画像情報に応じた光透過率に設定され、画素領域内に表示画像を形成する。そして、色分離光学系33で分離された各色光は、液晶ライトバルブ351にて変調された後、クロスダイクロイックプリズム352に射出される。
クロスダイクロイックプリズム352は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム352は、液晶ライトバルブ351R,351Bにて変調された色光を反射し、液晶ライトバルブ351Gにて変調された色光を透過して、各色光を合成する。
投写レンズ36は、複数のレンズを有して構成され、液晶ライトバルブ351にて変調され、クロスダイクロイックプリズム352にて合成された光束をスクリーン上に拡大投写する。また、投写レンズ36は、図2に示すように、投写された画像のズーム調整、フォーカス調整を行うためのズームリング363、フォーカスリング364を備え、それぞれの部材には、ズームレバー3631、フォーカスレバー3644が設けられている。
光学ユニット3は、ロアーケース22にネジ固定される。
第2制御装置としての無線装置4は、第1制御装置とは別に、所定の機能を提供するために設けられている。本実施形態の無線装置4は、プロジェクター1外部の発信装置から送信された画像情報に対応する無線信号を受信する。本実施形態の無線装置4は、WiHD(Wireless High Definition)方式の高速無線通信が可能に構成され、入力端子部のHDMI端子および第1制御装置に接続される。そして、第1制御装置は、無線装置4から出力された信号に基づいて光学ユニット3を制御して無線信号に対応する画像を投影させる。なお、無線装置4については、後で詳細に説明する。
冷却装置5は、図2に示すように、投写レンズ36に対して外装筐体2内の吸気口232側(+X側)に一部が配置される吸気側形成部51、および投写レンズ36に対して外装筐体2内の排気口233側(−X側)に配置される排気側形成部52を備えている。
図4は、無線装置4および吸気側形成部51の分解斜視図である。
吸気側形成部51は、図4に示すように、第1ファンとしての2つの吸気ファン51F、およびダクト6を備えている。そして、無線装置4は、このダクト6内に収納される。つまり、無線装置4は、投写レンズ36に対して外装筐体2内の吸気口232(図1参照)側に配置され、投写レンズ36に対して排気口233(図1参照)側に配置さている光源装置31と離間して配置されている。
排気側形成部52は、図2に示すように、第2ファンとしての排気ファン52Fを備えている。
そして、冷却装置5は、外装筐体2の吸気口232から導入した外部の空気を内部に流通させ、光学ユニット3や無線装置4等を冷却し、冷却して暖まった空気を排気口233から排出するように構成されている。冷却装置5については、後で詳細に説明する。
〔無線装置の構成〕
ここで、無線装置4について詳細に説明する。
図5は、無線装置4の斜視図であり、(a)は、前方斜めから見た図、(b)は、後方斜めから見た図である。
無線装置4は、図5に示すように、平面視長方形状の回路基板41、無線信号を受信する受信部42、受信した信号を処理する回路素子(図示省略)、接続端子43、第1制御装置に接続される制御接続部(図示省略)およびヒートシンク44を備えている。
受信部42は、回路基板41の長手方向における一方の端部近傍に実装され、接続端子43は、回路基板41の長手方向における他方の端部近傍に実装されている。
ヒートシンク44は、回路基板41の受信部42が実装された側の反対側に取り付けられている。ヒートシンク44は、平面視における回路基板41と同等サイズのベース部、およびベース部から板状に突出する複数のリブを有して形成されている。複数のリブは、回路基板41の短手方向に延出するように形成されている。
無線装置4は、図4に示すように、受信部42(図5参照)が前方を向き、接続端子43が+X側となるように配置される。また、無線装置4は、+X側(接続端子43側)が−X側より後方(−Y方向)に位置するようにX−Z平面に対して傾斜し、ヒートシンク44のリブが上下方向に延出するように配置される。このように、無線装置4が傾斜して配置されることによって、プロジェクター1の左右方向における大型化が抑制されている。
そして、無線装置4は、接続端子43がHDMIケーブル45を介して入力端子部のHDMI端子(図示省略)に接続され、制御接続部(図示省略)が図示しないケーブルを介して第1制御装置に接続される。
〔冷却装置の構成〕
次に、冷却装置5について詳細に説明する。
冷却装置5は、前述したように、吸気側形成部51および排気側形成部52を備え、ロアーケース22に取り付けられている。
〔吸気側形成部の構成〕
先ず、吸気側形成部51について説明する。吸気側形成部51は、前述したように、2つの吸気ファン51F、およびダクト6を備え、吸気ファン51Fは、シロッコファンで構成されている。
図6は、吸気側形成部51の斜視図である。
ダクト6は、図4、図6に示すように、上枠6U、下枠6D、レンズ経路部203、および蓋体6Cを備え、これらの部材が組み合わせられることによって、2つの流路が形成される。具体的に、ダクト6には、吸気ファン51Fの駆動によって、吸気口232から導入された空気を電気光学装置35および偏光変換素子323に導く第1流路100、および排気ファン52Fの駆動によって、吸気口232から導入された空気を無線装置4を介して排気ファン52Fに導く第2流路200が設けられている。
〔第1流路の構成〕
第1流路100は、図6に示すように、ダクト6のファン収納部102および導出部103で形成されている。
ファン収納部102は、図4、図6に示すように、上枠6Uと下枠6Dとで箱状に形成され、2つの吸気ファン51Fを収納する。2つの吸気ファン51Fは、空気を吸入する吸入口が上側となり、前後方向(Y方向)に並んでファン収納部102に配置される。
また、ファン収納部102の前側上部には、図6に示すように、無線装置4(図4参照)を収納し、第2流路200の一部を形成する箱状の無線装置収納部202が設けられている。無線装置収納部202については、後で詳細に説明する。そして、無線装置収納部202下方のファン収納部102の前面には、開口部(第1導入口101)が設けられている。第1導入口101は、外装筐体2の吸気口232(図1参照)の内側に位置し、吸気口232の略下半分に対応する位置に形成されている。
そして、この第1導入口101の内側には、防塵フィルター26が着脱可能に配置されている。
ここで、防塵フィルター26について、説明する。
防塵フィルター26は、図4に示すように、フィルター本体261およびフィルター枠262を備え、外気に混在する塵埃が第1導入口101からプロジェクター1内部に侵入することを抑制する。
フィルター本体261は、通気性を有し、塵埃の通過を抑制する部材で形成され、第1導入口101を覆う大きさで、直方体状に形成されている。
フィルター枠262は、フィルター本体261の外周を保持するように形成され、右側(+X側)の端部には、外装筐体2から露出する把持部263が設けられている(図1参照)。把持部263は、図1に示すように、外装筐体2の外面に倣う形状を有している。
防塵フィルター26は、第1導入口101の左右の両側に設けられたダクト6の案内部61(図4、図6参照)に案内され、左右方向にスライド移動可能に構成されている。そして、防塵フィルター26は、把持部263が把持されてダクト6および外装筐体2から引出されると、フィルター本体261の交換が可能となる。
ここで、第1流路100の説明に戻る。
導出部103は、上枠6Uと、下枠6Dとで筒状に形成され、図6に示すように、ファン収納部102の−X側の側面に接続して形成されている。導出部103は、吸気ファン51Fから吐出された空気を電気光学装置35および偏光変換素子323に導くように形成されている。導出部103は、光学ユニット3の下方に配置され(図2参照)、先端部近傍には、図6に示すように、電気光学装置35(図3参照)の下方に位置する開口部1031、および偏光変換素子323(図3参照)の下方に位置する開口部1032が形成されている。
そして、吸気ファン51Fが駆動されると、外装筐体2外部の空気は、吸気口232から第1導入口101を通過して導入される(図6における空気の流れF10)。そして、第1導入口101から導入された空気は、防塵フィルター26を介してファン収納部102に流通して吸気ファン51Fの吸入口に吸入される(図6における空気の流れF11)。
そして、吸気ファン51Fの吸入口に吸入された空気は、吸気ファン51Fの吐出口から吐出され、導出部103を流通して(図6における空気の流れF12)開口部1031,1032から排出され(図6における空気の流れF13,14)、電気光学装置35および偏光変換素子323を冷却する。
このように、吸気ファン51Fの駆動によって、第1流路100には、第1導入口101、ファン収納部102および導出部103に順次空気が流通する。そして、電気光学装置35および偏光変換素子323は、第1流路100に流通する空気(流れF10〜F14)によって冷却される。
〔第2流路の構成〕
第2流路200は、図6に示すように、ダクト6の無線装置収納部202およびレンズ経路部203で形成されている。
無線装置収納部202は、図6に示すように、第1導入口101および防塵フィルター26の上方に形成されている。無線装置収納部202は、上枠6Uに形成された上方に開口する部位と、この開口部を閉塞する蓋体6Cとで形成されている。
無線装置収納部202は、前述したように、無線装置4をX−Z平面に対して傾斜させ、ヒートシンク44のリブが上下方向に延出するように収納する(図4参照)。そして、無線装置収納部202の前面には、図6に示すように、第1導入口101の上方に位置する複数の開口部(第2導入口201)が設けられている。複数の第2導入口201は、外装筐体2の吸気口232(図1参照)の内側に位置し、第1導入口101の上側の縁部近傍に沿って形成されている。無線装置収納部202に収納される無線装置4は、投写レンズ36に対して吸気口232側で吸気口232の近傍に配置されることとなる。また、無線装置4は、受信部42が投写レンズ36から光束が射出される側を向いて配置される。
また、第2導入口201は、プロジェクター1の外部から人の指が無線装置収納部202に収納された無線装置4に触れられないような大きさに形成され、安全性が図られている。なお、第1導入口101および第2導入口201の周囲には、図6に示すように、吸気口232の内周縁に対応する帯状の突起62が設けられている。そして、突起62の外側には、クッション材(図示省略)が配置され、外装筐体2とダクト6との隙間から第1流路100に塵埃が進入しないように構成されている。
レンズ経路部203は、図6に示すように、無線装置収納部202の−X側の側面に着脱可能に接続され、無線装置収納部202内を流通した空気が流通するように形成されている。また、レンズ経路部203は、図2に示すように、投写レンズ36に跨って設けられており、具体的には、ズームリング363後方の投写レンズ36の上方に配置される。そして、レンズ経路部203の先端部は、排気側形成部52に挿入される。
第2流路200には、排気ファン52Fが駆動されることによって空気が流通する。
排気ファン52Fが駆動されると、外装筐体2外部の空気は、吸気口232から第2導入口201を通過して導入される(図6における空気の流れF20)。第2導入口201から導入された空気は、無線装置収納部202内の無線装置4に送風され、上下方向に延出するヒートシンク44のリブに沿って流通し、無線装置4を冷却する(図6における空気の流れF21)。
そして、無線装置4を冷却した空気は、レンズ経路部203を流通して(図6における空気の流れF22)、レンズ経路部203の先端から排気側形成部52(図2参照)に排出される(図6における空気の流れF23)。
このように、排気ファン52Fの駆動によって、第2流路200には、第2導入口201、無線装置収納部202およびレンズ経路部203に順次空気が流通する。そして、無線装置4は、第2流路200に流通する空気(流れF20〜F23)によって冷却される。
このように、ダクト6は、吸気ファン51Fおよび排気ファン52Fの駆動によって、共通の吸気口232から導入した外部の空気を2つの流路(第1流路100、第2流路200)に分岐させ、電気光学装置35および偏光変換素子323と、無線装置4とに流通させる。
〔排気側形成部の構成〕
次に、排気側形成部52について説明する。
排気側形成部52は、光源装置31と排気口233との間に配置される。
図7は、排気側形成部52の斜視図であり、(a)は、前方斜めから見た図、(b)は、後方斜めから見た図である。
排気側形成部52は、図7に示すように、排気ファン52Fに加え、排気ダクト7を備えている。
排気ファン52Fは、軸流ファンで構成されている。
排気ダクト7は、図7に示すように、上部を形成する上枠7U、および下部を形成する下枠7Dを備えている。排気ダクト7は、上枠7Uと下枠7Dとが組み合わせられることによって、排気ファン52Fの外周を保持し、排気ファン52Fに流入する空気、および排気ファン52Fから排出される空気を案内する。
排気ダクト7は、図7に示すように、排気ファン52Fを保持する保持部71、保持部71の−Y側(排気ファン52Fへ空気が流入する側)に形成された流入部72、および保持部71の+Y側(排気ファン52Fから空気が排出される側)に形成された排出部73を有している。
流入部72は、図2に示すように、光学ユニット3の近傍まで延出するように形成され、図7(b)に示すように、開口部721,722,723が設けられている。
開口部721は、光源装置31に対応する位置に平面視矩形状に形成されている。開口部722は、開口部721の+X方向に設けられており、上下方向が長手方向となる平面視矩形状に形成されている。
そして、排気ファン52Fが駆動されることによって、開口部721には、光源装置31を冷却して温まった空気等が流入し(図7における空気の流れF31)、開口部722には、電気光学装置35や偏光変換素子323、および電源装置等を冷却して温まった空気が流入する(図7における空気の流れF32)。
開口部723は、図7に示すように、流入部72の+X側に形成されており、この開口部723の下側の縁部には、板状の突起部724が設けられている。突起部724の上面には、ダクト6のレンズ経路部203の先端が配置され、図2に示すように、開口部723は、レンズ経路部203と連通する。つまり、レンズ経路部203の先端から排出された空気(図6における空気の流れF23)は、この開口部723から排気ファン52Fに流入する。すなわち、第2流路200は、吸気口232から導入した空気を無線装置4を介して排気ファン52Fに導くこととなる。
排出部73は、外装筐体2の排気口233に対応して形成された開口部731を有し、筒状に形成されている。そして、排気ファン52Fが駆動されることによって、開口部721,722,723から流入する空気は、開口部731および排気口233を通過して外装筐体2外部に排出される(図7における空気の流れF40)。
このように、排気側形成部52は、吸気口232から導入され、第1流路100および第2流路200を流通した外装筐体2内部の空気、つまり、電気光学装置35や偏光変換素子323等を冷却して温まった空気、および無線装置4を冷却して温まった空気をまとめて外部に排出する。そして、光源装置31を冷却して温まった空気は、第2流路200を経ずに排気口233から排出される。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1流路100および第2流路200に流れる空気は、互いに干渉されることが抑制される。よって、電気光学装置35や偏光変換素子323、および無線装置4を冷却するために、第1流路100および第2流路200に送風する風量や風速を制御すること、つまり吸気ファン51Fおよび排気ファン52Fの駆動制御等が容易となり、電気光学装置35、偏光変換素子323、および無線装置4の効率的な冷却が可能となる。したがって、投写される画像の高温による画質の劣化や、無線装置4の通信性能の劣化、および電気光学装置35や無線装置4の周辺部材の劣化を抑制することが可能となる。
また、効率的な冷却が可能となるので、吸気ファン51Fや排気ファン52Fを小型のファンで構成してプロジェクター1の小型化を図ったり、吸気ファン51Fや排気ファン52Fを大きな風量を送風可能なファンで構成してプロジェクター1の低騒音化を図ったりすることが可能となる。
(2)吸気口232および排気口233は、外装筐体2の、投写レンズ36から光束が射出される側と同一側に形成されている。つまり、プロジェクター1は、電気光学装置35、偏光変換素子323、および無線装置4を冷却する空気を、前方(投写される画像側)から取り込んで、前方に排出する。これによって、プロジェクター1は、プロジェクター1の左右近傍や後方近傍に部材が配置された設置環境であっても、吸気口232や排気口233が塞がれることなく、電気光学装置35、偏光変換素子323、および無線装置4を確実に冷却することが可能となる。また、プロジェクター1は、プロジェクター1の左右近傍や後方近傍に画像を観察する観察者が位置する場合であっても、排気口233から排気される空気が観察者に送風されることが抑制されるので、観察者に不快感を与えることなく、画像の投影が可能となる。
したがって、電気光学装置35、偏光変換素子323、および無線装置4の劣化を抑制し、プロジェクター1を設置する自由度や、観察者が画像を観察する位置の自由度が向上するプロジェクター1の提供が可能となる。
(3)無線装置4は、吸気口232近傍に配置されているので、吸気口232から導入され、他の部材を冷却する前の冷却空気によって、より効率的に冷却される。
また、第2流路200の一部を形成するレンズ経路部203が投写レンズ36に跨って形成されている。これによって、デッドスペースになりがちな投写レンズ36の周囲のスペースを有効に利用して、排気口233側に配置された排気ファン52Fに接続する第2流路200を形成できる。よって、効率的な冷却構造を構成しつつプロジェクター1の小型化が図れる。
(4)無線装置4と光源311とは、離間して配置され、光源311を冷却した空気が第2流路200を経ずに排気口233から排出される。これによって、無線装置4には、光源311の熱が伝わりにくくなり、無線装置4のより効率的な冷却が可能となる。
(5)無線装置4は、受信部42が、投写レンズ36から光束が射出される側を向くように配置されている。これによって、無線装置4の受信部42は、投写された画像、つまりスクリーン等の投写面と対向するように配置されることとなる。よって、無線装置4と通信を行う外部の発信装置がスクリーン近傍に配置された状態、つまり、プロジェクター1の使用環境において無線通信の妨げとなる障害が少ない状態と考えられるように発信装置が設置された状態において、無線装置4は、この発信装置と確実に通信を行うことが可能となる。
(6)吸気口232は、1箇所に設けられ、この吸気口232から導入された空気は、第1流路100と第2流路200とに分岐して外装筐体2内に流通する。これによって、第1流路100および第2流路200にそれぞれ対応する吸気口232を個別に設ける必要がないので、外装筐体2に開口する箇所を少なく構成でき、プロジェクター1のデザイン性の向上が図れる。
(7)排気ファン52Fは、電気光学装置35や偏光変換素子323を冷却して温まった空気、および無線装置4を冷却して温まった空気を排気口233からまとめて排出する。これによって、排気口233を1箇所に構成できるので、第1流路100および第2流路200にそれぞれ対応する排気口を個別に設ける構成に比べ、プロジェクター1の小型化やデザイン性の向上が図れる。
(8)レンズ経路部203は、無線装置収納部202に着脱可能に構成されているので、冷却装置5がロアーケース22に取り付けられた状態で、レンズ経路部203を取り外すことで、光学ユニット3や投写レンズ36をロアーケース22から取り外すことができる。よって、各部品の交換がし易く、製造工程やアフターサービスの際の作業性の向上が図れる。
(9)第1導入口101の内側には、防塵フィルター26が配置されているので、第1流路100において、防塵フィルター26以降の流路への塵埃の侵入の抑制が可能となる。よって、吸気口232から導入される空気に混在する塵埃が電気光学装置35に付着することが抑制され、投写される画像の高品位の画質の維持が可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、無線装置4が第1導入口101の上方に位置するように構成されているが、無線装置4と第1導入口101とを上下反転させて配置する構成としてもよい。
また、無線装置4が第1導入口101の下方に位置する構成の場合、第2導入口201を無線装置収納部202の底面に設け、この第2導入口201に連通する吸気口232を外装筐体2の底面等に構成してもよい。
前記実施形態では、第1導入口101と第2導入口201とが上下方向に並設するように構成されているが、第1導入口101と第2導入口201とが左右方向に並設されるように構成してもよい。
前記実施形態の無線装置4は、WiHD方式の高速無線通信が可能に構成されているが、この信号に限らず他の無線通信、例えば無線LAN(Local Area Network)通信等が可能な無線信号を受信する無線装置4として構成してもよい。また、外部の装置に無線で信号を送信する装置を無線装置4として構成してもよい。
前記実施形態では、無線装置4を第2制御装置として構成しているが、第1制御装置とは別に、所定の機能を提供するための装置であり、高温となる装置であれば、無線装置4に限らず、他の装置を第2制御装置として構成してもよい。
前記実施形態では、第1流路100および第2流路200は、ダクト6によって形成されているが、第1流路100および第2流路200の少なくとも一部を形成し、外装筐体2内に収納されるダクトと、このダクト以外の部材、例えば外装筐体2の一部とを用いて第1流路100および第2流路200を形成してもよい。
前記実施形態の第1流路100および第2流路200は、共通の吸気口232から導入した空気が流通するように構成されているが、第1流路100および第2流路200それぞれに対応する吸気口を個別に設けるように構成してもよい。
前記実施形態の第2流路200は、吸気口232から導入した空気が無線装置4を介して排気ファン52Fに導かれるように形成されているが、吸気口232とは異なり、外装筐体2内に設けられた空気導入口から導入した空気が無線装置4を介して排気ファン52Fに導かれるように形成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブ351を用いているが、反射型液晶ライトバルブを利用したものであってもよい。
光源311は放電型のランプに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオード等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、3…光学ユニット、4…無線装置、5…冷却装置、6…ダクト、7…排気ダクト、26…防塵フィルター、31…光源装置、35…電気光学装置、36…投写レンズ、51…吸気側形成部、51F…吸気ファン、52…排気側形成部、52F…排気ファン、100…第1流路、101…第1導入口、102…ファン収納部、103…導出部、200…第2流路、201…第2導入口、202…無線装置収納部、203…レンズ経路部、232…吸気口、233…排気口、311…光源、323…偏光変換素子、351,351B,351G,351R…液晶ライトバルブ。

Claims (7)

  1. 光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置で変調された光束を投写するための投写レンズと、
    前記光変調装置を駆動するための第1制御装置と、
    前記第1制御装置とは別に、所定の機能を提供するための第2制御装置と、
    前記光変調装置、前記第1制御装置、および前記第2制御装置を収納する外装筐体と、
    前記外装筐体外部の空気を吸気口に対向する第1導入口から内部に導入する第1ファンと、
    前記吸気口から導入された前記外装筐体内部の空気を排気口から外部に排出する第2ファンと、
    前記第1ファンの駆動により前記吸気口に対向する第1導入口から導入された空気を前記光変調装置に導くとともに、前記第2ファンの駆動により第1開口部を介して前記排気口に導く第1流路と、
    前記第2ファンの駆動により前記吸気口に対向する第2導入口から導入された空気を前記第2制御装置に導くとともに、前記第2ファンの駆動により第2開口部を介して前記排気口に導く第2流路と、
    前記第1流路に設けられ、前記第1導入口からの塵埃の侵入を防ぐ防塵フィルターと、を備え
    前記第2ファンは、排気ダクトに保持されるとともに、
    前記排気ダクトは、前記排気口に対応して形成される排出部を有し、
    前記第1開口部および前記第2開口部は、前記排気ダクトに設けられることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    第2流路の少なくとも一部は、前記外装筐体に収納されるダクトにより形成されるとともに、前記ダクトは前記投写レンズを跨るように形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクターであって、
    前記外装筐体は、前記投写レンズから射出される光束が通過する開口部を有し、
    前記吸気口および前記排気口は、前記外装筐体の前記開口部が設けられた側に設けられ、前記吸気口と前記排気口とは、前記開口部を挟んだ位置に形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1ないし3いずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記第2制御装置は、前記投写レンズを挟んで前記外装筐体内の前記排気口側とは反対側の前記吸気口側に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1ないし3いずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記第2制御装置は、前記投写レンズに対して前記外装筐体内の前記吸気口側に配置され、前記光源は、前記投写レンズに対して前記外装筐体内の前記排気口側に配置されていることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1ないし5いずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記第1流路の少なくとも一部は、前記外装筐体に収納されるダクトにより形成されることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項1ないし6いずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記第2制御装置は、無線通信が可能な無線装置であって、前記無線装置の受信部または送信部が、前記投写レンズから光束が射出される側を向いていることを特徴とするプロジェクター。
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