JP6205864B2 - プロジェクター - Google Patents

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    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/16Cooling; Preventing overheating

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調し、変調した光束を投写レンズで投写するプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターは、光源の点灯に伴う構成部品の発熱を抑制するために、冷却ファン等で構成された冷却機構が備えられている。
また、近年、無線伝送技術の発展により、外部の装置から無線により送信された映像信号を受信する受信機を備えたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2では、(a)光変調装置と、(b)投写レンズと、(c)光変調装置を駆動するための第1制御装置と、(d)所定の機能を提供するための第2制御装置と、(e)光変調装置、第1制御装置、及び第2制御装置を収納する外装筐体と、(f)外装筐体外部の空気を吸気口から内部に導入する第1ファンと、(g)吸気口から導入された外装筐体内部の空気を排気口から外部に排出する第2ファンと、(h)第1ファンの駆動により吸気口から導入された空気を光変調装置に導く第1流路と、(i)第2ファンの駆動により、第2制御装置を介して外装筐体内部の空気を第2ファンに導く第2流路と、を備える冷却機構が開示されている。
特開2010−74671号公報 特開2012−226298号公報
しかしながら、特許文献2では、第2ファンの駆動による負圧を利用して、第2制御装置を冷却する構成である。そのため、吸気口と排気口との距離が近い場合には有効であるが、距離が離れる場合には、冷却に必要な負圧を確保する必要があり、第2ファンの回転数を上げる等の対応が必要となることや、第2流路の気密性を上げること等も必要となる。
また、第2制御装置の発熱温度が第2ファンによる排気の温度より高くなる場合には、第2ファンの吐出口に対向した位置に第2制御装置を設置して、第2ファンの吐出する排気で冷却することが考えられる。しかし、第2制御装置が吐出口に対向する排気口を塞ぐことになり、第2制御装置を含め、プロジェクター内部の他の発熱した装置の冷却が十分に行われなくなるという課題がある。
従って、排気ファンの排気温度より高い発熱温度となる装置に対し、効率的に冷却できるプロジェクターが要望されていた。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置で変調された光束を投写する投写レンズと、を備えるプロジェクターであって、(a)光源装置、光変調装置、及び投写レンズを収容する外装筐体と、(b)外装筐体に設置された排気口から外装筐体の内部の空気を外部に排気する排気ファンと、(c)所定の機能を提供すると共に、排気ファンの排気温度よりも高い発熱温度となる機能装置と、を備え、機能装置は、排気ファンの下流側に設置され、排気ファンから吐出される排気の一部が機能装置に流動することを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、機能装置の発熱温度が排気ファンによる排気温度より高くなる機能装置は、排気ファンの下流側に設置され、排気ファンから吐出される排気の一部が、機能装置に流動する。この構成により、排気の一部で機能装置を冷却することができると共に、残りの排気は排気口から排気することで排気ファンの上流側の部材(例えば、光源装置や光変調装置等)を冷却することができる。また、機能装置の冷却に対して、排気ファンから吐出される排気を利用することで、正圧による冷却が行えるため、負圧による冷却に対して、必要な風量を確保し易く、冷却効率を向上させることができる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、機能装置は、排気ファンの吐出口から外れた位置に設置されていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、機能装置は、排気ファンの吐出口から外れた位置に設置されているため、吐出口から吐出される排気を遮ることがなく、機能装置を冷却する一部の排気以外の排気を排気口から排気することができ、機能装置の冷却を行うと共に、光源装置や光変調装置等の冷却も効率的に行うことができる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、外装筐体は、機能装置を流動した排気を外装筐体の外部に排気する第2の排気口を備えていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、外装筐体は、第2の排気口を備えることにより、機能装置を流動して機能装置の熱を奪った排気を効率的に外装筐体の外部に排気することができるため、更に、機能装置の冷却を効率的に行うことができる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、排気ファンから吐出される排気を流動する排気ダクトを備え、排気ダクトは、排気口に排気を流動する排気口側ダクトと、機能装置に排気を流動する機能装置側ダクトと、を備えていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、機能装置側ダクトを用いることにより排気ファンから吐出される排気の一部を効率的に機能装置に流動することができる。また、排気口側ダクトを用いることにより、残りの排気を効率的に排気口に流動させることができる。これにより、機能装置を含め、光源装置や光変調装置等を更に効率的に冷却することができる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、機能装置は、着脱可能に設置されていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、機能装置が着脱可能に設置されることにより、機能装置を取り付けたプロジェクターと、機能装置を取り付けないプロジェクターとの、2種類のプロジェクターを容易に実現することができ、ユーザーの選択肢を拡げることができる。また、機能装置を取り付けた場合には、上述するように冷却も可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、外装筐体には、機能装置の領域を覆う着脱可能なカバー部材を備えていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、例えば、機能装置を取り付けた場合、機能装置の外形により、外装筐体の形状が、機能装置を取り付けない場合に比べて異形になる場合には、カバー部材でその異形の部分を構成する形状とすることができる。また、機能装置を取り外した仕様のプロジェクターを製造する場合には、異形の部分をなくしたカバー部材を外装筐体に取り付けることができる。これにより、カバー部材以外の外装筐体は共通とし、機能装置の着脱に合わせた形状のカバー部材とすることができる。このため、機能装置の着脱に対応させて、プロジェクターの製造における利便性を向上させると共に、プロジェクターの外観品質をそれぞれで向上させることができる。
[適用例7]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、カバー部材は、上述した第2の排気口を備えていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、機能装置を取り付けた場合、機能装置に合わせた外装筐体を構成する形状をなすカバー部材に第2の排気口を備えることにより、プロジェクターの外観品質を向上すると共に、機能装置の効率的な冷却を行うことができる。
[適用例8]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、機能装置は、無線通信が可能な無線装置であって、無線装置の受信部または送信部が、投写レンズから光束が射出される側を向いていることが好ましい。
このようなプロジェクターによれば、機能装置は、無線通信が可能な無線装置であるため、無線装置が効率的に冷却されることで、無線による外部との通信を安定して行うことが可能となる。また、発信装置は通常、プロジェクターと投写面との間に設置されるが、無線装置の受信部または送信部が、投写レンズから光束が射出される側を向いていることにより、プロジェクターと投写面との間において、無線通信の妨げとなる障害を少なくさせることができ、無線装置と確実な通信を行うことができる。
実施形態に係るプロジェクターの外観斜視図。 プロジェクターの外観斜視図。 外装筐体内部の構成を示す概略斜視図。 無線装置周りの部分的な分解斜視図。 無線装置周りの部分的な分解斜視図。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態〕
図1、図2は、実施形態に係るプロジェクター1の外観斜視図であり、詳細には、図1は、前面2c側の下方向から見た斜視図であり、図2は、背面2d側の上方向から見た斜視図である。
図1を含め、以降に示す図では、説明の便宜上、XYZ直交座標系を併記して、適宜使用する。XYZ直交座標系は、プロジェクター1からの画像光の投写方向をZ軸(+Z方向)とする。そして、Z軸に直交し、水平(左右)方向をX軸(投写レンズ35の先端面に相対して見た場合の右方向が+X方向)とし、Z軸とX軸とに直交し、鉛直(上下)方向をY軸(投写レンズ35の先端面に相対して見た場合の上方向を+Y方向)とする。
本実施形態のプロジェクター1は、図1、図2に示すように、概直方体となる外装筐体2で覆われている。また、外装筐体2は、上ケース21と下ケース22と前面ケース23と背面ケース24とで概ね構成されている。
上ケース21は、外装筐体2の上面2aと、右面2e及び左面2fの上側(+Y方向)とを構成している。下ケース22は、外装筐体2の下面2bと、右面2e及び左面2fの下側(−Y方向)とを構成している。前面ケース23は外装筐体2の前面2cを構成し、背面ケース24は外装筐体2の背面2dを構成している。外装筐体2は、上面2aから、右面2e及び左面2fにかけて湾曲した状態で繋がる形状となっている。なお、本実施形態では、外装筐体2は、合成樹脂部材で構成されている。
図1に示すように、前面ケース23の中央部には、投写口230が形成されて投写レンズ35が露出している。また、投写レンズ35の左側(−X方向)には、概丸形状の排気口(第1光源用排気口231)が形成され、概水平方向に伸びるルーバー236を備えるルーバー部材235が設置されている。また、投写レンズ35の右側(+X方向)には、左側の第1光源用排気口231と同様に、概丸形状の排気口(第2光源用排気口232)が形成され、概水平方向に伸びるルーバー238を備えるルーバー部材237が設置されている。本実施形態のプロジェクター1は、前面2c側の両サイドに第1光源用排気口231,第2光源用排気口232が設置される構成となっている。
図1に示すように、下面2bの前側(+Z方向)には、プロジェクター1の投写角度を可変する2つの脚部220が設置され、後側(−Z方向)中央部には、プロジェクター1の設置を支える固定された固定脚部221が設置されている。
なお、下ケース22の前側で、第1光源用排気口231から投写口230にかけての下側には、下面2b側に突出したカバー部材7が設置されている。なお、このカバー部材7の内部には、後述する機能装置としての無線通信が可能な無線装置8(図3参照)が設置されている。
図2に示すように、背面ケース24には、中央部に、後述する電気光学装置を含む光学系を冷却するための外気を吸気する電気光学用吸気口240が形成されている。また、電気光学用吸気口240の左側(−X方向)には、後述する第1光源装置31、電源装置4等を冷却するための外気を吸気する第1光源用吸気口241が形成されている。また、電気光学用吸気口240の右側(+X方向)には、後述する第2光源装置32等を冷却するための外気を吸気する第2光源用吸気口242が形成されている。本実施形態のプロジェクター1は、背面2d側に、3つの吸気口、電気光学用吸気口240、第1光源用吸気口241、第2光源用吸気口242が設置される構成となっている。
また、第1光源用吸気口241の上部には、外部の各種装置と接続して信号を送受信する接続端子群245が設置されている。接続端子群245は、外部の装置(コンピューターやビデオプレーヤー等)からの画像信号や音声信号等を入力可能な接続端子を備えている。接続端子として、例えば、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)端子、ビデオ端子、オーディオ端子等を備えている。
図3は、外装筐体2内部の構成を示す概略斜視図である。図3は、上ケース21、前面ケース23、制御部(図示省略)、カバー部材7等を取り外した図として示している。
図3に示すように、プロジェクター1は、外装筐体2内部に、ユニット化された光学装置3、制御部、光源装置や制御部等に電力を供給する電源装置4、及びプロジェクター1内部を冷却する冷却機構5等を備えている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作を統括制御している。
光学装置3は、制御部の制御に基づき、光源装置から射出された光を光学的に処理し、画像情報(画像信号)に応じた画像光を形成して投写する。
光学装置3の構成と動作を概略説明する。
本実施形態の光学装置3は、光源装置(第1光源装置31、第2光源装置32)、第1照明光学系、第2照明光学系、色分離光学系、電気光学装置、色合成光学系、及び投写光学系により構成されている。また、光学装置3は、図3に示すように、上述する光学系が光学用筐体38に収容されてユニット化されている。
光源装置は、第1光源装置31と第2光源装置32との2つの光源装置を備えている。なお、光源装置は固体光源を用いており、本実施形態では、第1光源装置31、第2光源装置32ともに、青色光を射出するレーザー光源として構成されている。
第2照明光学系は、第2光源装置32から射出された光(青色光)を、蛍光層を備えた回転蛍光板により、赤色光と緑色光とを含む蛍光(色光)に変換し、偏光変換素子等を介して対応する電気光学装置(赤色光用の反射型光変調装置と緑色光用の反射型光変調装置)に重畳させる(いずれも図示省略)。
第1照明光学系は、第1光源装置31から射出された光(青色光)を拡散板、ロッドインテグレーター、偏光変換素子等を介して、対応する電気光学装置(青色光用の反射型光変調装置)に入射させる(いずれも図示省略)。
色分離光学系は、ダイクロイックミラーを備えて構成されている。そして、第2照明光学系から射出された光をダイクロイックミラーにより、赤色光と緑色光とに分離する(いずれも図示省略)。
電気光学装置は、赤色光、緑色光、及び青色光用に対応して、反射型偏光板と反射型光変調装置等をそれぞれ有して構成されている(いずれも図示省略)。
色分離光学系により分離された赤色光、緑色光は、それぞれ対応する電気光学系装置により変調される。詳細には、赤色光、緑色光は、それぞれ対応する反射型偏光板を透過して反射型光変調装置で画像信号に応じて変調されて反射する。変調されて反射した赤色光、緑色光は、それぞれの反射型偏光板で反射される(いずれも図示省略)。
また、第1照明光学系から射出された光(青色光)は、対応する電気光学装置により変調される。詳細には、青色光は、対応する反射型偏光板を透過して反射型光変調装置で画像信号に応じて変調されて反射する。変調されて反射した青色光は、反射型偏光板で反射される(いずれも図示省略)。
色合成光学系は、クロスダイクロイックプリズムを有して構成されている。そして、各反射型偏光板で反射された各色光の変調光は、クロスダイクロイックプリズムの対応する面にそれぞれ入射する(いずれも図示省略)。
そして、クロスダイクロイックプリズムの対応する面に入射した変調された赤色光、緑色光、青色光は、合成されて画像光として射出される。この射出された画像光は、投写光学系を構成する投写レンズ35に入射し、拡大されて、スクリーン等の投写面に投写される(いずれも図示省略)。
次に、図3を参照して、本実施形態の冷却機構5に関して概略説明する。
本実施形態の冷却機構5は、概ね3つの冷却機構5(冷却機構5A、冷却機構5B、冷却機構5C)で構成されている。なお、図3において、冷却機構5における空気の流動を示す矢印A,B,Cは、模式的に示しており、実際には構成部材の内部や外部を流動する。
冷却機構5Aは、矢印Aで示すように、電気光学用吸気口240から図示しない吸気ファン(例えばシロッコファン等)により吸気した外気(空気)を、図示しないダクト等により、第1照明光学系、第2照明光学系、電気光学装置等に流動させる。そして、冷却機構5Aは、第1照明光学系、第2照明光学系、電気光学装置等で発熱した熱を奪い温められた空気を、第1排気ファン61の駆動により、後述する第1排気ダクト50を介して、第1光源用排気口231から外装筐体2外部に排気する。
また、冷却機構5Aは、制御部等の熱を奪って温められた空気や、外装筐体2内部の温まった空気も、第1排気ファン61の駆動により第1光源用排気口231から外装筐体2外部に排気している。この冷却機構5Aにより、第1照明光学系、第2照明光学系、電気光学装置、及び、制御部や外装筐体2内部が冷却される。なお、第1排気ファン61は、本実施形態では軸流ファンを用いている。
冷却機構5Bは、矢印Bで示すように、第1光源用吸気口241から図示しない吸気ファン(例えばシロッコファン等)により吸気した外気(空気)を、図示しないダクト等により、第1光源装置31や電源装置4等に流動させる。そして、冷却機構5Bは、第1光源装置31や電源装置4等で発熱した熱を奪い温められた空気を、冷却機構5Aと同様に、第1排気ファン61の駆動により、第1排気ダクト50を介して、第1光源用排気口231から外装筐体2外部に排気する。この冷却機構5Bにより、第1光源装置31や電源装置4等が冷却される。なお、第1光源装置31の冷却は、詳細には、第1光源装置31に接続するヒートシンク311に外気を流動させることにより行っている。
第1排気ダクト50は、筒状に形成され、第1排気ファン61を固定すると共に、第1排気ファン61から吐出される温められた空気(排気)を、第1光源用排気口231まで流動させる。第1排気ダクト50の詳細は後述する。
冷却機構5A,5Bは、第1排気ファン61の下流側に設置される無線装置8も冷却する構成となっている。詳細は後述するが、冷却機構5A,5Bは、第1排気ファン61の駆動により、吐出される排気の一部を、第1排気ダクト50を分岐して、無線装置8に流動させる。そして、冷却機構5A,5Bは、無線装置8で発熱した熱を奪い温められた空気(排気)を、後述するカバー部材7に形成される第2の排気口(機能装置用排気口72)から、プロジェクター1の外部に排気することで、無線装置8を冷却する。
なお、本実施形態では、無線装置8の発熱温度が、第1排気ファン61による排気温度よりも高くなっている。これにより、本実施形態では、第1排気ファン61から吐出される排気の一部を利用して、無線装置8を冷却している。
冷却機構5Cは、矢印Cで示すように、第2光源用吸気口242から図示しない吸気ファン(例えばシロッコファン等)により吸気した外気(空気)を、ダクト321内を流動させることにより、第2光源装置32の熱を奪う。詳細には、ダクト321内部には、第2光源装置32で発熱する熱を伝達するヒートパイプ(図示省略)を用いた熱交換装置(図示省略)が構成されている。そして、ダクト321内部を空気が流動することにより、熱交換が行われ、第2光源装置32の熱を奪い、流動した空気が温められる。そして、冷却機構5Cは、この温められた空気を、第2排気ファン62の駆動により、後述する第2排気ダクト55を介して、第2光源用排気口232から外装筐体2外部に排気する。この冷却機構5Cにより、第2光源装置32が冷却される。なお、第2排気ファン62は、本実施形態では軸流ファンを用いている。
第2排気ダクト55は、筒状に形成され、第2排気ファン62を固定すると共に、第2排気ファン62から吐出される温められた空気(排気)を、第2光源用排気口232まで流動させる。
図4、図5は、無線装置8周りの部分的な分解斜視図である。図4は、第1排気ダクト50、無線装置8、カバー部材7を上側から見た場合の分解斜視図である。図5は、第1排気ダクト50、無線装置8、カバー部材7を下側から見た場合の分解斜視図である。図3〜図5を参照して、第1排気ダクト50、無線装置8、カバー部材7のそれぞれの構成、動作、組み立てに関して説明する。
第1排気ダクト50は、図4に示すように、ダクト本体51をベースとして、第1排気ファン61から吐出された排気を、第1光源用排気口231に流動させる排気口側ダクト52と、後述する機能装置(無線装置8)に流動させる機能装置側ダクト53との2つのダクトに分岐して構成されている。
本実施形態では、ダクト本体51と排気口側ダクト52とは、上枠50Uと下枠50Dとを結合することで構成されている。詳細には、上枠50Uと下枠50Dとは、それぞれダクト本体51を形成する側は概箱状に、排気口側ダクト52を形成する側は概円筒状に形成され、上枠50Uと下枠50Dとを係合して結合することで、ダクト本体51と排気口側ダクト52が構成される。なお、結合された上枠50Uと下枠50D(ダクト本体51、排気口側ダクト52)は、ネジ91,92により下ケース22に固定される。そして、ダクト本体51の内部には、第1排気ファン61が固定され、第1排気ファン61から吐出される排気は、排気口側ダクト52に流動する。
なお、排気口側ダクト52には、図4に示すように、ルーバー521が鉛直方向(Y方向)で、前方(+Z方向)に行くに従い左方向(−X方向)に向けて傾いて形成されている。本実施形態では、排気口側ダクト52を流動した排気は、前方の左方向に強制的に方向を変えられて、第1光源用排気口231から排気される。なお、第1光源用排気口231から排気される排気も、前方の左方向に排気される。
図4に示すように、排気口側ダクト52の下枠50D部分には、多角形の筒状で下方向に突出する接続部522が形成されている。この接続部522に、後述する機能装置側ダクト53が接続する。
図5に示すように、下ケース22には、後述するカバー部材7の平面形状と相似形状で、略矩形状のカバー部材用開口部222が形成されている。このカバー部材用開口部222を介して、機能装置側ダクト53、無線装置8、及びカバー部材7が設置される。
図4に示すように、カバー部材用開口部222の内部(内側)となる下ケース22には、機能装置側ダクト53の後述する接続部533の形状に合わせた、開口部223が形成されている。また、カバー部材用開口部222の内部には、機能装置側ダクト53を下ケース22にネジ固定するために、ネジ孔(図示省略)が形成された固定部224,225が形成されている。
機能装置側ダクト53は、排気口側ダクト52を流動する排気の一部を、排気口側ダクト52の接続部522を介して流入させ、流入させた排気を無線装置8に流動させる流路となる。機能装置側ダクト53は、図4、図5に示すように、上方向(+Y方向)に若干盛り上がらせて排気を流動させる流動部532を設けたダクト本体531が形成される。
この流動部532の盛り上がった先端部には、多角形の筒状で上方向に突出する接続部533が形成されている。この接続部533は、排気口側ダクト52の接続部522と相似形状に形成されている。また、機能装置側ダクト53には、ダクト本体531を下ケース22にネジ固定するための孔部534(図5),535(図4、図5)が形成されている。
機能装置側ダクト53を、排気口側ダクト52に接続し、下ケース22に固定するには、最初に、機能装置側ダクト53をカバー部材用開口部222から挿入する。そして、接続部533を下ケース22の開口部223に挿通し、併せて、排気口側ダクト52の接続部522に挿入する。
その後、機能装置側ダクト53の孔部534,535にそれぞれネジ(図示省略)を挿入し、下ケース22の固定部224,225にネジ固定する。これにより、機能装置側ダクト53を排気口側ダクト52に接続すると共に、下ケース22に固定することができる。なお、図5では、機能装置側ダクト53を下ケース22に固定した状態を図示している(ネジは図示省略している)。
また、機能装置側ダクト53には、図5に示すように、後述する無線装置8をネジ固定する固定部536,537が形成されている。また、機能装置側ダクト53には、後述するカバー部材7をネジ固定する固定部538,539が形成されている。
ここで、本実施形態の機能装置としての無線装置8の構成及び動作に関して概略説明する。
機能装置としての無線装置8は、所定の機能を提供するために設けられている。本実施形態の無線装置8は、プロジェクター1外部の発信装置(図示省略)から送信された画像情報に対応する無線信号を受信する。本実施形態の無線装置8は、WiHD(Wireless High Definition)方式の高速無線通信が可能に構成され、接続端子群245のHDMI(登録商標)端子及び制御部に接続される。そして、制御部は、無線装置8から出力された信号に基づいて光学装置3を制御して無線信号に対応する画像を投写させる。なお、本実施形態の発信装置は、プロジェクター1と投写面との間に設置される。
無線装置8は、図4、図5に示すように、平面視矩形状で無線装置8の平面サイズと略同等サイズとなる回路基板81、無線信号を受信する受信部82、受信した信号を処理する回路素子(図示省略)、接続端子83、制御部に接続される制御接続部(図示省略)及びヒートシンク84等を備えている。
受信部82は、回路基板81の長手方向における一方(−X方向)の端部近傍に実装され、接続端子83は、回路基板81の長手方向における他方(+X方向)の端部近傍に実装されている。ヒートシンク84は、回路基板81の受信部82が実装された側(前面2c側)の反対側(背面2d側)に設置されている。ヒートシンク84は、平面視における回路基板81と同等サイズのベース部841と、ベース部841から板状に突出する複数のリブ842とを有して形成されている。複数のリブ842は、回路基板81の短手方向(上下方向)に延出するように形成されている。
無線装置8は、図3、図4に示すように、第1排気ファン61の下流側に設置され、また、第1光源用排気口231の上流側に設置される。言い換えると、無線装置8は、第1排気ファン61と第1光源用排気口231との間に設置される。また、無線装置8は、第1排気ファン61の吐出口611から第1光源用排気口231へ流れる排気の流路から外れた位置に設置され、本実施形態では、第1排気ファン61より下側(−Y方向)に設置される。なお、本実施形態の無線装置8は、第1光源用排気口231からも外れた下側(−Y方向)の位置に設置される。
また、無線装置8は、図4、図5に示すように、受信部82が前面2c側(+Z方向)を向くように設置されている。言い換えると、無線装置8は、受信部82が投写レンズ35から光束が射出される側を向くように設置されている。また、接続端子83が+X側となるように配置される。
なお、無線装置8は、接続端子83がHDMI(登録商標)ケーブル(図示省略)を介して接続端子群245のHDMI(登録商標)端子(図示省略)に接続され、制御接続部(図示省略)が図示しないケーブルを介して制御部に接続される。
次に、無線装置8の機能装置側ダクト53への固定に関して説明する。
なお、機能装置側ダクト53は、下ケース22に固定されているものとする。
無線装置8は、図4、図5に示すように、長手方向の両端部にネジ固定用の孔部85,86を有している。そして、無線装置8をカバー部材用開口部222から挿入し、孔部85,86を機能装置側ダクト53に形成される固定部536,537に合わせる。次に、ネジ(図示省略)を、孔部85,86から挿入し、固定部536,537にそれぞれネジ締めする。これにより、無線装置8を機能装置側ダクト53に固定することができる。
なお、無線装置8は第1排気ファン61の下側(−Y方向)に位置するように設置されるため、無線装置8を機能装置側ダクト53に固定した場合、無線装置8は、下ケース22に形成されるカバー部材用開口部222の周囲の面よりも下側(−Y方向)に突出(露出)した状態(図3参照)となっている。
なお、無線装置8を機能装置側ダクト53に固定した場合、無線装置8の上部側と機能装置側ダクト53のダクト本体531との間には、接続部533から流入した空気(排気)が流動部532を介して無線装置8の上部側に流動するスペース(図示省略)が確保される。
次に、カバー部材7の構成と機能と固定に関して説明する。
カバー部材7は、図1、図4、図5に示すように、無線装置8の領域を覆うと共に、外装を形成する部材である。カバー部材7は、本実施形態では、無線装置8の外形を覆うように、長方形状の箱状に形成されるカバー本体71を有している。また、カバー本体71の箱状の先端形状は、下ケース22のカバー部材用開口部222の周囲の面形状に対応させて湾曲して形成されている。
また、カバー本体71の深さは、カバー部材用開口部222の周囲の面よりも下側(−Y方向)に突出した状態で固定される無線装置8全体を覆う深さで形成されている。本実施形態のカバー部材7は、無線装置8を設置したことにより、外装筐体2の面形状が、周囲の面形状と異形となる領域(下側に突出した領域)を形成している。
カバー本体71の下面71bから背面71dにかかるコーナー部分には、複数の孔721で構成される第2の排気口としての機能装置用排気口72が形成されている。言い換えると、機能装置用排気口72は、概略、背面2d方向(投写レンズ35から光束が射出される側とは反対側)を向いて形成されている。また、カバー本体71の下面71bには、長手方向の両端部にカバー部材7を機能装置側ダクト53に固定するための孔部73,74が形成されている。
次に、カバー部材7の機能装置側ダクト53への固定に関して説明する。
なお、機能装置側ダクト53は、下ケース22に固定され、また、無線装置8は、機能装置側ダクト53へ固定されているものとする。
最初に、図5に示すように、カバー部材7をカバー部材用開口部222の形状に合わせて挿入する。そして、孔部73,74を機能装置側ダクト53に形成される固定部538,539に合わせる。次に、ネジ(図示省略)を、孔部73,74から挿入し、固定部538,539にそれぞれネジ締めする。これにより、カバー部材7を機能装置側ダクト53に固定することができる。
なお、カバー部材7を機能装置側ダクト53に固定した場合、カバー本体71の下面71bの内面71g(図4)と、無線装置8の下部側との間には、無線装置8を流動した空気(排気)が流動するスペース(図示省略)が確保される。
次に、無線装置8の冷却に関して説明する。
無線装置8は、上述したように、第1排気ファン61の下流側に設置されて、第1排気ファン61により吐出される排気の一部を利用して冷却される。
詳細には、第1排気ファン61が駆動することにより、吐出口611から第1排気ダクト50に排気が吐出される。その吐出された排気の一部が排気口側ダクト52の接続部522に流入することで、それに連なる機能装置側ダクト53に流入する。詳細には、排気口側ダクト52の接続部522に排気の一部が流入することで、流入した排気は、機能装置側ダクト53の接続部533に流入し、流動部532を介して、無線装置8の上部側のスペースに流入する。
そして、無線装置8の上部側に流入した排気は、無線装置8のヒートシンク84を上部から下部に向かって流動する。この流動により、排気は、ヒートシンク84を介して無線装置8で発熱した熱を奪う。そして、ヒートシンク84を流動したことにより温められた排気は、カバー部材7の内面71gとのスペースを流動して機能装置用排気口72の各孔721からプロジェクター1の外部に排気される。上述した流動により、無線装置8が冷却される。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態のプロジェクター1は、無線装置8の発熱温度が、冷却機構5A,5Bにおける第1排気ファン61による排気温度より高くなっている。また、無線装置8は、第1排気ファン61の下流側に設置され、第1排気ファン61から吐出される排気の一部が流動される。また、本実施形態では、無線装置8は、第1排気ファン61の吐出口611から外れた位置に設置されている。この構成により、無線装置8は、冷却されると共に、第1排気ファン61の吐出口611や第1光源用排気口231の全体を塞ぐことが無いため、冷却機構5A,5Bにおいて、第1排気ファン61の上流側に設置される各部材を冷却することができる。
なお、本実施形態では、第1排気ファン61の上流側に設置される、第1照明光学系、第2照明光学系、電気光学装置、制御部、第1光源装置31、電源装置4等の部材が冷却される。また、併せて、外装筐体2内部も冷却される。
本実施形態のプロジェクター1は、無線装置8の冷却に対して、第1排気ファン61から吐出される排気を利用することで、正圧による冷却が行えるため、負圧による冷却に対して、必要な風量を確保し易く、無線装置8の冷却効率を向上させることができる。また、負圧による冷却に対して、必要な風量を確保し易くなるため、第1排気ファン61の回転数を上げて、風量を確保する必要がないため、プロジェクター1の騒音を低下させることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、第1排気ファン61から吐出される排気を流動する第1排気ダクト50を備え、第1排気ダクト50は、第1光源用排気口231に排気を流動する排気口側ダクト52と、無線装置8に第1排気ファン61からの排気の一部を流動する機能装置側ダクト53と、を備えている。この構成により、第1排気ファン61から吐出される排気の一部を、機能装置側ダクト53を介して、効率的に無線装置8に流動することができる。また、排気口側ダクト52を介して、残りの排気を効率的に第1光源用排気口231に流動させることができる。これにより、無線装置8を効率的に冷却することができ、また、冷却機構5A,5Bにおいて、第1排気ファン61の上流側に設置される各部材を効率的に冷却することができる。
本実施形態のプロジェクター1は、無線装置8を覆うカバー部材7を備え、カバー部材7には機能装置用排気口72が形成されている。この構成により、無線装置8を流動して無線装置8の熱を奪った排気を効率的に機能装置用排気口72から外装筐体2外部に排気するため、無線装置8の冷却を効率的に行うことができる。
本実施形態のプロジェクター1は、無線装置8を覆うカバー部材7を備えるため、本実施形態のように、無線装置8が外装筐体2(下ケース22)から突出して設置された場合にも、外装筐体2の面形状に合わせたカバー部材7とすることができる。これにより、外装筐体2のデザインを向上させることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、機能装置が、無線通信が可能な無線装置8であるため、無線装置8が効率的に冷却されることで、無線による外部との通信を安定して行うことが可能となる。また、本実施形態の発信装置は、プロジェクター1と投写面との間に設置され、無線装置8は、受信部82が投写レンズ35から光束が射出される側を向いていることにより、プロジェクター1と投写面(例えばスクリーン)との間において、無線通信の妨げとなる障害を少なくさせることができ、確実な通信を行うことができる。
なお、上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
前記実施形態のプロジェクター1は、無線装置8が、第1排気ファン61の吐出口611から外れた位置として、第1排気ファン61より下側(−Y方向)に設置されている。しかし、無線装置8の設置位置として、第1排気ファン61の吐出口611や第1光源用排気口231の全体を塞ぐことが無い位置であればよく、また、第1排気ファン61から吐出される排気の一部により冷却可能となる位置であればよい。
前記実施形態のプロジェクター1において、無線装置8は、機能装置側ダクト53を備える第1排気ダクト50を流動した排気により冷却される構成となっている。しかし、第1排気ダクト50を備えていなくてもよく、第1排気ファン61から吐出された一部の排気で冷却され、その排気は、第1光源用排気口231から排気される構成、または、他の排気口から排気される構成でもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、カバー部材7を備えている。しかし、カバー部材7は備えていなくてもよい。なお、カバー部材7を備えない場合、機能装置用排気口72と同様の働きを行う排気口を外装筐体2(下ケース22)の対応する位置に設置することで、無線装置8の冷却効果を向上させることができる。
前記実施形態のプロジェクター1は、無線装置8を装着するプロジェクター1として構成されている。しかし、無線装置8はネジ固定により着脱可能となっているため、無線装置8を取り付けたプロジェクター1と、無線装置8を取り付けないプロジェクターとの、2種類のプロジェクターを容易に実現することができ、ユーザーの選択肢を拡げることができる。
前記実施形態のプロジェクター1は、無線装置8を覆うカバー部材7を備えている。なお、カバー部材7はネジ固定により着脱可能となっている。これにより、無線装置8を装着しない仕様のプロジェクターを製造する場合には、本実施形態での外装筐体2(上ケース21、下ケース22)を共通に使用し、カバー部材7に変えて新たなカバー部材を備えることで対応できる。このため、無線装置8の着脱に対応させて、プロジェクターの製造における利便性を向上させると共に、プロジェクターの外観品質をそれぞれで向上させることができる。
前記実施形態のプロジェクター1において、無線装置8は、WiHD方式の高速無線通信が可能に構成されているが、この信号に限らず他の無線通信、例えば無線LAN(Local Area Network)通信等が可能な無線信号を受信する無線装置8として構成してもよい。また、外部の装置に無線で信号を送信する装置を無線装置8として構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、無線装置8を機能装置として構成しているが、他の機能を提供する装置で、発熱温度が排気ファンから吐出される吐出温度より高くなる装置であれば、無線装置8に限らず、他の装置を機能装置として構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として反射型の光変調装置を用いている。しかし、これに限られず、透過型の光変調装置や、マイクロミラー型の光変調装置等、他の方式の光変調装置を採用することができる。なお、マイクロミラー型の光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を採用することができる。
前記実施形態のプロジェクター1は、光源装置として固体光源であるレーザー光源を用いている。しかし、これに限られず、固体光源として、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子等を用いてもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、7…カバー部材、8…無線装置(機能装置)、35…投写レンズ、50…第1排気ダクト(排気ダクト)、52…排気口側ダクト、53…機能装置側ダクト、61…第1排気ファン(排気ファン)、72…機能装置用排気口(第2の排気口)、82…受信部、231…第1光源用排気口(排気口)。

Claims (5)

  1. 光源装置と、当該光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、当該光変調装置で変調された光束を投写する投写レンズと、を備えるプロジェクターであって、
    前記光源装置、前記光変調装置、及び前記投写レンズを収容する外装筐体と、
    前記外装筐体に設置された排気口から前記外装筐体の内部の空気を外部に排気する排気ファンと、
    所定の機能を提供する能装置と、
    前記排気ファンから吐出される排気を前記排気口に流動する排気口側ダクトと、
    前記排気ファンから吐出される排気を前記機能装置に流動する機能装置側ダクトとを有する排気ダクトとを備え、
    前記排気口側ダクトは、前記排気口ダクトと前記機能装置ダクトとを接続する接続部を備え、
    前記外装筐体は、前記機能装置側ダクトを介して前記機能装置を流動した排気を前記外装筐体の外部に排気する第2の排気口を備え、
    前記排気口は、前記光束が前記投写レンズから射出される方向に向けて形成され、
    前記第2の排気口は、前記光束が前記投写レンズから射出される方向と反対側に向けて形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1記載のプロジェクターであって、
    前記機能装置は、着脱可能に設置されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項に記載のプロジェクターであって、
    前記外装筐体には、前記機能装置の領域を覆う着脱可能なカバー部材を備えていることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項に記載のプロジェクターであって、
    前記カバー部材は、前記第2の排気口を備えていることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記機能装置は、無線通信が可能な無線装置であって、前記無線装置の受信部または送信部が、前記投写レンズから光束が射出される側を向いていることを特徴とするプロジェクター。
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