JP2012063388A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】光変調部等の光学部品への塵埃等の付着を抑制することが可能なプロジェクターを提供する。
【解決手段】吸気ファンから吸気された空気が、光学ユニット内を流路として通過した後、筐体内の他の空間へ排出されること。これによって、前記光学ユニット内部の気圧が前記筐体内部の他の空間に比べ高くなり、塵埃が前記光学ユニット内に侵入することを抑制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源から射出された光束を変調して画像光を投写するプロジェクターに関する。
プロジェクターは、光源からの光束を液晶ライトバルブなどの光変調部を用いて変調し、変調された画像光をスクリーン等に投写する光学機器であり、企業内でのプレゼンテーションや、家庭内での映画鑑賞等の種々の用途に用いられている。
光源は、その点灯に伴って、光源自身や光変調部等の内部部品の温度上昇を招き、それらの部品の性能や機能を低下させる。内部部品の温度上昇を抑制するために、多くのプロジェクターには、外気を取り入れて内部部品を冷却する吸気ファン、および筐体内部の温まった空気を筐体外部に排気する排気ファンが備えられている。
内部部品の上昇温度は、使用環境や使用時間等によって変わるため、上昇温度が高くなったときにも内部部品を適正に冷却できるように、吸気ファンおよび排気ファンの回転速度を高く設定できるようにしておく必要がある。しかし、回転速度を上げると回転音による騒音が大きくなるため、吸気ファンおよび排気ファンを個別に制御して、必要以上に回転速度を上げないように、静音化を図ったプロジェクターが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターは、吸気ファンと排気ファンとを個別に制御しているため、筐体内に取り入れられる吸気量よりも筐体外に排気される排気量が上回る場合が考えられる。このような場合には、筐体内は、圧力が低下した状態になるため、吸気ファンからの吸気量で不足する量を補うように、吸気口以外の隙間から外気が吸入される。通常、プロジェクターは、吸気口に防塵フィルターが配置されていて、外気中に浮遊する塵埃の侵入を抑制しているが、それ以外の隙間には、塵埃の侵入を防ぐ手段が講じられていない。このため、筐体内の圧力が低下した状態になると、隙間から塵埃を含んだ外気がそのまま筐体内に吸入されてしまう虞がある。この塵埃が光変調部等の光学部品に付着すると、投写画像の画質が劣化するという問題がある。
これに対し、吸気ファンからの吸気量が筐体外に排気される排気量を常に上回るようなファンの制御を行うプロジェクターが提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−5289号公報 特開2008−286824号公報
しかしながら、特許文献2に記載のプロジェクターは、吸気ファンからの吸気量が筐体外に排気される排気量を常に上回るように制御しているため、前記吸気ファンと前記排気ファンの制御を関連付ける必要性がある。これを達成するためには、製品の設計段階で、前記吸気ファンと前記排気ファンとの給排気能力の関係を求めておく必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気ファンと排気ファンの制御を関連付けることなく、光変調部等の光学部品への塵埃等の付着を抑制することが可能なプロジェクターを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光束を射出する光源と、前記光束を画像信号に応じて変調して投影する光学ユニットと、これらを収納する筐体とを備えたプロジェクターであって、前記筐体外部の空気を前記光学ユニット内に吸気する吸気ファンを備え、前記吸気ファンにより吸気された空気が、前記光学ユニット内を流路として通過後、前記筐体内へ排出されることを特徴とする。
本適用例によれば、吸気ファンから吸気された空気が、光学ユニット内を流路として通過するため、光学ユニット内部の気圧が筐体内部の他の空間に比べ高くなり、これによって、筐体の隙間から侵入した外気に混在する塵埃が光学ユニット内に侵入することを抑制することが可能となる。よって、投写画像の画質の劣化を抑制することが可能となり、製品の長寿命化を図ることができる。
[適用例2]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記筐体には、前記吸気ファンが前記空気を取り入れるための吸気口が設けられ、前記吸気口から吸気された空気が前記光学ユニット内へ導入されるまでの流路が密閉されていることを特徴とする。
本適用例によれば、吸気口から吸気された空気が光学ユニット内へ導入されるまでの流路が密閉されているため、筐体内の他の空間に対し隔絶された空間となり、これによって、吸気口から吸気された空気が光学ユニット内へ導入されるまでの流路において、筐体の隙間から侵入した外気に混在する塵埃が流路に侵入するのを防ぐことが可能となる。よって、投写画像の画質の劣化を抑制することが可能となり、製品の長寿命化を図ることができる。
[適用例3]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記筐体には、前記吸気ファンが前記空気を取り入れるための吸気口が形成され、当該吸気口と当該吸気ファンの間に、防塵フィルターが配置されていることを特徴とする
本適用例によれば、吸気ファンが空気を取り入れる吸気口には、防塵フィルターが配置されているため、外気に混在する塵埃の筐体内部への侵入を抑制することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記筐体内部の空気を前記筐体に設けられた排気口を通じて外部に排出する排気ファンをさらに備えることを特徴とする。
本適用例によれば、吸気ファンにより光学ユニットに導入され、光学ユニットから筐体内部に排出された空気が、排気ファンで筐体外部に排気されることにより、筐体内部を効率的に冷却することができる。
[適用例5]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記光学ユニットは、照明光学部と、色分離光学部と、リレー光学部と、光変調部と、光合成光学部と、投写光学部とを備え、前記吸気ファンにより吸気された前記空気は、前記光学ユニットの前記光合成光学部および前記光変調部に導入され、前記光学ユニット内を通過して照明光学部より筐体内へ排出されることを特徴とする。
本適用例によれば、光学ユニットに導入される筐体外部から吸気された空気を最初に光合成光学部および光変調部に導入して冷却するようにしたため、光合成光学部および光変調部を効率的に冷却できる。さらに、光合成光学部および光変調部を冷却した空気を照明光学部より筐体内へ排出するようにしたため、光学ユニット全体を効率よく冷却することができる。
[適用例6]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記光源に空気を導入する光源用吸気ファンをさらに備え、前記光源用吸気ファンは前記筐体に設けられた光源用吸気口から前記筐体外部の空気を、前記光源に導入し、前記光源から筐体内部へ排出されることを特徴とする。
本適用例によれば、光源用吸気ファンにより、筐体外部の空気を光源用吸気口からフィルターを通して、光源に導入することにより光源内部に塵埃が侵入することを抑制することが出来る。
[適用例7]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記光源用吸気ファンは、さらに筐体内吸気口から前記筐体内の空気を前記光源に導入し、前記筐体内吸気口は、前記光学ユニット内に導入された空気を筐体内へ排出する排出箇所近傍に配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、筐体外部のみならず、光学ユニットからの排出口近辺の筐体内部の空気を光源に導入することにより、塵埃の進入を抑制しながら、より多くの空気を光源に導入できるようにすることができる。
本実施形態のプロジェクターの上方前面側から見た斜視図。 本実施形態のプロジェクターの下方背面側から見た斜視図。 本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図。 図3におけるA−A断面図。
以下、本発明の実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像信号に応じて変調して画像光を形成し、その画像光をスクリーン等に拡大投写するものであり、光源の点灯に伴う温度上昇を抑制するために、筐体内に外気を取り入れて本体を冷却することができるようになっている。
図1および図2は、本実施形態のプロジェクターの外観を示す図であり、図1は、上方前面側から見た斜視図、図2は、下方背面側から見た斜視図である。
図1および図2に示すように、プロジェクター1は、本体が筐体10で囲まれた構成を有している。
筐体10は、合成樹脂製であり、上部分を構成するアッパーケース11と、下部分を構成するロアーケース12と、背面部分の一部を構成するリアケース13とを備えている。これらアッパーケース11、ロアーケース12およびリアケース13は、ネジ等により固定されている。
アッパーケース11は、上面11A、前面11B、側面11C,11Dおよび背面11Eから構成される。
図1に示すように、アッパーケース11の前面11Bには、略円形状の開口部15が形成されている。そして、この開口部15には、画像光を拡大投写する投写レンズ510の前面が露出している。
上面11Aには、開口部16が形成されており、その開口部16から投写レンズ510のフォーカス調整、および倍率調整の操作を行うレバー511,512が露出している。また、上面11Aには、操作部14が設けられている。
操作部14は、プロジェクター1の各種設定を行うためのメニュー画像の表示/非表示を切り換えるメニューキー、入力ソースを切り換えるソース切換えキー等、各種指示を行うための複数のキー等を備えている。
図2に示すように、アッパーケース11の背面11Eには、側面11D寄りにリアケース13を取り付ける開口部24が形成されている。
ロアーケース12は、底面12A、側面12C,12Dおよび背面12Eを有して構成される。底面12Aには、側面12Cと背面12Eに近接する隅部に、光源装置110(図3参照)を収納するための矩形状の開口部21が形成されている。開口部21には、開口部21を覆うランプカバー22が着脱自在に設けられている。
リアケース13は、ロアーケース12の背面12Eの内側に形成された図示しない溝部に嵌め込み式で固定され、アッパーケース11の開口部24を塞ぐように取り付けられている。リアケース13には、アッパーケース11の上面11A寄りに略矩形状の凹部131が形成されており、凹部131には、複数の孔132が設けられている。この孔132から、外部の電子機器と接続するための複数の接続端子135が露出している。
ロアーケース12の底面12Aには、側面12Dと背面12Eとに近接する隅部に、凹形状の吸気口23が形成されている。また、アッパーケース11の背面11Eの略中央部にも、略同形状の光源用吸気口としての吸気口25が形成されている。吸気口23および吸気口25には、それぞれ外気を取り入れる複数の孔が設けられており、本体は、この複数の孔から取り込まれた外気を、後述する防塵フィルター26,28を通過させた空気によって、冷却される。
また、吸気口23および吸気口25には、それぞれ防塵フィルター26(図4参照)、防塵フィルター28(図3参照)が配置されている。防塵フィルター26,28は、外気を通す孔が形成されたフィルター枠27,29によってそれぞれロアーケース12、アッパーケース11に保持されている。また、アッパーケース11の側面11Cには、排気口17が形成されており、光源の点灯に伴って上昇した筐体10内の温まった空気は、この排気口17から外部に排出される。
次に、プロジェクター1の概略構成について説明する。
図3は、プロジェクター1の概略構成を示す平面図であり、図4は、そのA−A断面図である。
図3に示すように、プロジェクター1は、光源装置110と、筐体10と、略L字状の光学ユニット30と、吸気ファン40と、排気ファン50と、光源用吸気ファンとしての吸気ファン60と、制御基板70とを有して構成されている。

光学ユニット30は、光源装置110から射出された光束を画像信号に応じて変調して画像光を形成し、その画像光を拡大投写する。
吸気ファン40は、シロッコファンによって構成され、図4に示すように、吸気口23の上方で、光学ユニット30の下方に配置されている。言い換えると、本例に於いては、吸気口23と光学ユニット30との間に吸気ファン40は配置されている。吸気ファン40は、吸気口23から空気を吸気して光学ユニット30を冷却する。
排気ファン50は、軸流ファンによって構成され、図3に示すように、アッパーケース11の側面11Cに設けられた排気口17の内側に配置されている。排気ファン50は、筐体10内部の温まった空気を排気口17から筐体10の外に排気する。
吸気ファン60は、シロッコファンによって構成され、背面11E側の略中央部、光源装置110近傍に配置されている。吸気ファン60は、筐体外の空気及び筐体内の空気を吸気して筐体10内を冷却する。
ここで、本体の各構成要素について詳細に説明する。
光学ユニット30は、照明光学部100と、色分離光学部200と、リレー光学部300と、光変調部としての液晶ライトバルブ400R,400G,400Bと、光合成光学部としてのクロスダイクロイックプリズム450と、投写光学部500とを備えている。
光源装置110は、光源111、リフレクタ112、光源111とリフレクタ112とを収容して固定する光源用筐体114、光束を射出するために光源用筐体114に設けられた開口部を覆う前面ガラス113等を備えて構成されている。
光源111から射出された放射状の光束は、リフレクタ112で反射されて略平行光束となり、前面ガラス113を透過して第1のレンズアレイ120へと射出される。
本実施形態では、光源111として、超高圧水銀ランプを採用し、リフレクタ112として、放物面鏡を採用している。なお、光源111としては、超高圧水銀ランプに限らず、例えばメタルハライドランプ等を採用してもよい。また、リフレクタ112としては、放物面鏡に限らず、楕円面鏡からなるリフレクタの射出面に平行化凹レンズを配置した構成を採用してもよい。
照明光学部100は、第1のレンズアレイ120と、第2のレンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150とを有している。
光源111から射出された光束は、第1のレンズアレイ120によって複数の微小な部分光束に分割され、各部分光束は、第2のレンズアレイ130および重畳レンズ150によって照明対象である3つの液晶ライトバルブ400R,400G,400Bの表面で重畳される。第1のレンズアレイ120および第2のレンズアレイ130は、小レンズをマトリックス状に配列して形成されている。
偏光変換素子140は、ランダム偏光の光束を3つの液晶ライトバルブ400R,400G,400Bで利用可能な偏光方向を有する偏光光に揃える機能を有している。
色分離光学部200は、照明光学部100から射出された光束を、それぞれ異なる波長域の3色の光束に分離する機能を有している。第1のダイクロイックミラー210は、赤色光成分(以下「R光」という。)を反射させると共に、緑色光成分(以下「G光」という。)および青色光成分(以下「B光」という。)を透過する。
第1のダイクロイックミラー210で反射したR光は、反射ミラー230で反射され、平行化レンズ240Rを透過してR光用の液晶ライトバルブ400Rを照明する。平行化レンズ240Rは、照明光学部100からの複数の部分光束を、それぞれ液晶ライトバルブ400Rを照明するように集光する。通常、各部分光束が、それぞれ略平行な光束となるように設定されている。他の液晶ライトバルブ400G,400Bの前に配設された平行化レンズ240G,240Bも、平行化レンズ240Rと同様の機能を有している。
第2のダイクロイックミラー220は、G光を反射させると共に、B光を透過する。このため、第1のダイクロイックミラー210を透過したG光とB光のうちG光は、第2のダイクロイックミラー220によって反射され、平行化レンズ240Gを透過してG光用の液晶ライトバルブ400Gを照明する。一方、B光は、第2のダイクロイックミラー220を透過し、リレー光学部300を通過して、さらに平行化レンズ240Bを通って、B光用の液晶ライトバルブ400Bを照明する。
リレー光学部300は、入射側レンズ310、入射側反射ミラー320、リレーレンズ330および射出側反射ミラー340を有している。色分離光学部200から射出されたB光は、入射側レンズ310によってリレーレンズ330近傍で収束し、平行化レンズ240B(射出側反射ミラー340)に向かって発散する。平行化レンズ240Bに入射する光束の大きさは、入射側レンズ310に入射する光束の大きさに略等しくなるように設定されている。このように、B光にリレー光学部300が用いられているのは、B光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。なお、リレー光学部300は、3つの色光の中で、B光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、R光を通す構成としてもよい。
液晶ライトバルブ400R,400G,400Bは、それぞれ透過型の液晶パネルとその両面に配置された入射側偏光板、射出側偏光板を有して構成されている。液晶ライトバルブ400R,400G,400Bは、それぞれの表面に入射した各色光を、それぞれに対応する画像信号に応じて変調し、各色光の画像光を形成してクロスダイクロイックプリズム450に射出する。
クロスダイクロイックプリズム450は、液晶ライトバルブ400R,400G,400Bから射出された各色光の画像光を合成して、カラー画像を表す画像光を形成し、投写光学部500に射出する。
投写光学部500は、投写レンズ510を有し、クロスダイクロイックプリズム450からの画像光をスクリーン等(不図示)に拡大投写する。
次に、各ファン(吸気ファン40,60、及び排気ファン50)について詳細に説明する。
図4に示すように、吸気ファン40は、その空気導入口41がロアーケース12の吸気口23と対向するように配置され、外気を空気導入口41から吸気して(流れF10)、空気排出口42から吐出する(流れF11)。吸気口23には、防塵フィルター26が配置されており、外気に混在する塵埃が筐体10内部に侵入することを抑制する。
吸気ファン40は、静圧が高いシロッコファンで構成されているので、吸気口23に防塵フィルター26が配置されていても外気を効率よく吸気することができる。
吸気ファン40の空気排出口42側には、ダクト45が配置されている。ダクト45は、合成樹脂製であり、吸気ファン40の空気排出口42から液晶ライトバルブ400R,400G,400Bの下方にわたって形成されている。
ダクト45は、箱状をしており、その1つの側面には、開口部45Aが形成され、天面には、3つの孔45B(図示は1つのみ)が形成されている。開口部45Aは、吸気ファン40の空気排出口42を囲み、3つの孔45Bは、それぞれ液晶ライトバルブ400R,400G,400Bの下方に位置するように配置されている(図4において、液晶ライトバルブ400R,400Bは図示せず)。
そして、空気排出口42から吐出される空気(流れF11)は、ダクト45によって案内されて、それぞれの孔45Bから排出され(流れF12)、液晶ライトバルブ400R,400G,400B、およびクロスダイクロイックプリズム450を冷却して光学ユニット30内を流れる(流れF14)。
吸気ファン40からダクト45を通して、光学ユニット30に導入された空気は、図3に示すように、照明光学部100に設けられた排気口31および排気口32により筐体10の内部に導かれる(流れF32、F33)。
排気口31および排気口32は、照明光学部100における第1のレンズアレイ120と、偏光変換素子140との間に設けるのが好ましい。
図3に示すように、吸気ファン60は、その空気導入口61がアッパーケース11の吸気口25と対向するように配置されている。吸気ファン60は、空気導入口61から筐体10外の空気を吸気する(流れF30)。
吸気ファン60の空気排出口62から吐出された空気は、空気排出口62に接続されたダクト65により光源111の光源用筐体114に開けられた空気を導入するための開口部に導かれ(流れF31)、光源を冷却した後筐体内へ排出される(流れF22)。
吸気口25には、防塵フィルター28が配置され、防塵フィルター28は、外気に混在する塵埃が内部に侵入することを抑制する。
ここで、吸気ファン60から光源用筐体114に導入する空気は、空気導入口61からの外気のみでなく、筐体10内の空気をも導入するようにすると、より多くの空気を導入することが可能になる。
この場合、筐体10内の空気の導入を吸気ファン60の空気導入口61側とは反対側からも空気を吸入するファンを用いて、吸気することができる。この吸気ファン60の筐体10内の空気を吸気する吸気口は光学ユニット30の排気口31または排気口32の近傍に設けることで、光学ユニット30内から排出された空気を、吸気して光源用筐体114に導入すれば、光源用筐体内部に塵埃が侵入することを抑制することができる。
上記構成では、吸気ファン60の筐体10内の空気を吸気する吸気口を光学ユニット30の排気口31または排気口32の近傍に配置したが、吸気ファン60に接続されたダクトの吸入口を光学ユニット30の排気口31または排気口32の近傍に設ける構成としても良い。この場合には、吸気ファン60を光学ユニット30の排気口31または排気口32の近傍に設ける必要がなくなる。
さらに、光学ユニット30の排気口31または排気口32と吸気ファン60を接続するダクト設けるようにすると、塵埃が光源用筐体114に進入することをより抑制することが可能となる。
排気ファン50は、液晶ライトバルブ400R,400G,400Bの冷却に伴い温まった空気(流れF21)、光源111の発する熱により温まった空気(流れF22)等の内部の空気を筐体10の外部に排気する(流れF23)。排気ファン50は、シロッコファンに比べて風量が多い軸流ファンで構成されているので、効率良く排気することができる。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクター1によれば、吸気口23及び吸気口25から吸気された空気が、光学ユニット30内を流路として通過するため、吸気ファン40及び吸気ファン60と排気ファン50との制御を関連付けることなく、光学ユニット30内部の気圧が筐体10内部の他の空間に比べ高くなり、これによって、筐体10の隙間から侵入した外気に混在する塵埃が光学ユニット30内に侵入することを抑制することが可能となる。よって、投写画像の画質の劣化を抑制することが可能となり、製品の長寿命化を図ることができる。
(2)本実施形態のプロジェクター1によれば、吸気口23及び吸気口25から吸気された空気が光学ユニット30内へ導入されるまでの流路が密閉されているため、筐体10内の他の空間に対し隔絶された空間となり、これによって、吸気口23及び吸気口25から吸気された空気が光学ユニット30内へ導入されるまでの流路において、筐体10の隙間から侵入した外気に混在する塵埃が侵入するのを防ぐことが可能となる。
(3)本実施形態のプロジェクター1によれば、吸気ファン40は、静圧が高いシロッコファンで構成されているので、吸気口23に防塵フィルター26が配置されていても、外気を効率よく吸気して液晶ライトバルブ400R,400G,400Bを冷却することができる。
(6)本実施形態のプロジェクター1によれば、排気ファン50は、シロッコファンより風量が多い軸流ファンで構成されているので、液晶ライトバルブ400R,400G,400Bの冷却に伴い温まった空気、光源111の発する熱により温まった空気等の内部の空気を効率良く筐体10外に排気することができる。
1…プロジェクター、10…筐体、11…アッパーケース、12…ロアーケース、13…リアケース、15,16…開口部、17…排気口、23…吸気口、25…吸気口、26,28,128…防塵フィルター、30…光学ユニット、40…吸気ファン、41…空気導入口、42…空気排出口、45,65…ダクト、50…排気ファン、60…吸気ファン、61…空気導入口、62…空気排出口、70…制御基板、111…光源、400R,400G,400B…液晶ライトバルブ、450…クロスダイクロイックプリズム、500…投写光学部、510…投写レンズ。

Claims (7)

  1. 光束を射出する光源と、前記光束を画像信号に応じて変調して投影する光学ユニットと、これらを収納する筐体とを備えたプロジェクターであって、
    前記筐体外部の空気を前記光学ユニット内に吸気する吸気ファンと、を備え、
    前記吸気ファンにより吸気された空気が、前記光学ユニット内を流路として通過後、前記筐体内へ排出されることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記筐体には、前記吸気ファンが前記空気を取り入れるための吸気口が設けられ、前記吸気口から吸気された空気が前記光学ユニット内へ導入されるまでの流路が密閉されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクターであって、
    前記筐体には、前記吸気ファンが前記空気を取り入れるための吸気口が形成され、当該吸気口と当該吸気ファンの間に、防塵フィルターが配置されていることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記筐体内部の空気を前記筐体に設けられた排気口を通じて外部に排出する排気ファンをさらに備えることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記光学ユニットは、照明光学部と、色分離光学部と、リレー光学部と、光変調部と、光合成光学部と、投写光学部とを備え、
    前記吸気ファンにより吸気された前記空気は、前記光学ユニットの前記光合成光学部および前記光変調部に導入され、前記光学ユニット内を通過して照明光学部より筐体内へ排出されることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記光源に空気を導入する光源用吸気ファンをさらに備え、
    前記光源用吸気ファンは前記筐体に設けられた光源用吸気口から前記筐体外部の空気を前記光源に導入し、前記光源から筐体内部へ排出されることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項6に記載のプロジェクターであって、
    前記光源用吸気ファンは、さらに筐体内吸気口から前記筐体内の空気を前記光源に導入し、
    前記筐体内吸気口は、前記光学ユニット内へ導入された空気を筐体内へ排出する排出箇所近傍に配置されていることを特徴とするプロジェクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015004866A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 株式会社リコー 画像投射装置
US10754233B2 (en) 2018-07-25 2020-08-25 Seiko Epson Corporation Electronic device and projection apparatus

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