JP5500231B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する光変調装置と、画像光を拡大投射する投射光学装置と、外装を構成する外装筐体とを備えたプロジェクタが知られている。
このようなプロジェクタでは、光変調装置等の各種光学部品(冷却対象)の冷却構造として、外装筐体に吸気孔を形成し、該吸気孔を介して外装筐体外部の空気を導入し、導入した空気を冷却対象に送風する冷却構造が多用される(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載のプロジェクタでは、プロジェクタの大型化を回避しつつ、冷却対象を冷却する冷却構造が採用されている。
具体的に、特許文献1に記載の冷却構造では、外装筐体における投射光学装置に近接した側面に吸気孔を形成している。そして、投射光学装置および吸気孔の間に配設した第1シロッコファンと、投射光学装置を挟んで第1シロッコファンに対向して配設した第2シロッコファンとにより、吸気孔を介して外装筐体外部の空気を導入している。
また、吸気孔から第2シロッコファンに空気を吸入しやすくするため、すなわち、吸気孔から導入された空気が第1シロッコファンにより遮られることを防止するために、第1シロッコファンとして、第2シロッコファンよりも小さいファンを採用している。
特開2008−242106号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冷却構造では、上述したように小さいサイズの第1シロッコファンを採用しているため、第1シロッコファンから冷却対象に送風される風量を十分に確保することが難しい、という問題がある。
したがって、プロジェクタの大型化を回避しつつ、冷却性能を向上できる技術が要望されている。
本発明の目的は、大型化を回避しつつ、冷却性能を向上できるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、画像光を投射する投射光学装置と、外部の空気を内部に導入する吸気孔を有し、前記投射光学装置を収納する外装筐体と、前記投射光学装置および前記吸気孔の間に配設され、前記吸気孔から導入される空気を流通させる第1シロッコファンと、前記投射光学装置に対して前記第1シロッコファンとは反対側に配設され、前記吸気孔から導入される空気を流通させる第2シロッコファンと、前記投射光学装置および前記吸気孔の間に空気導入部を有し、前記吸気孔から前記空気導入部を介して導入された空気を前記第2シロッコファンに導くダクトと、を備え、前記第1シロッコファンは、前記吸気孔から導入される空気を吸入する第1吸入口および第2吸入口を有し、前記ダクトは、前記空気導入部を介して内部に導入された空気を、前記第2シロッコファン側および前記第1シロッコファンの前記第2吸入口側に分岐して流通させることを特徴とする。
本発明のプロジェクタでは、前記第1シロッコファンは、前記投射光学装置による前記画像光の投射方向と平行な方向において前記第2シロッコファンに対してずれて配置され、前記空気導入部は、前記第1シロッコファンが前記第2シロッコファンに対してずれて配置されたことで生じた空間に配置されることが好ましい。
本発明のプロジェクタでは、前記第1シロッコファンは、前記第2シロッコファン以上の大きさを有することが好ましい
本発明のプロジェクタでは、前記ダクトは、内部の空間を2つに区画する区画板を有し、前記区画板は、前記空気導入部を介して導入された空気を前記第2吸入口に向けて流通させる第1空間と、前記第2シロッコファンに向けて流通させる第2空間とに区画することが好ましい
本発明のプロジェクタでは、光束を射出する光源装置と、前記光源装置から射出される光束の一部の偏光方向を変換する偏光変換素子と、前記光源装置から射出された光束に含まれる3色の色光を色光毎に変調する3つの光変調装置と、を備え、前記3つの光変調装置のうち、2つの光変調装置は、前記第1シロッコファンにより冷却され、残りの1つの光変調装置と、前記第1シロッコファンにより空気が送風される前記2つの光変調装置のうちの1つと、前記偏光変換素子とは、前記第2シロッコファンにより冷却されることが好ましい。
本発明の関連技術であるプロジェクタは、外装筐体に収納され画像光を拡大投射する投射光学装置を備えたプロジェクタであって、前記外装筐体には、鉛直方向に沿う側壁部における前記投射光学装置に対向する位置に、外部の空気を導入するための吸気孔が形成され、前記投射光学装置および前記吸気孔の間に配設され、前記吸気孔から外部の空気を導入する第1シロッコファン、および前記投射光学装置を挟んで前記第1シロッコファンに対向して配設される第2シロッコファンと、前記投射光学装置および前記吸気孔の間において前記第1シロッコファンに対して前記投射光学装置の投射方向と反対側に配設される空気導入部を有し、前記吸気孔から前記空気導入部を介して導入された空気を前記第2シロッコファンに導く連結ダクトとを備え、前記第1シロッコファンは、前記第2シロッコファン以上の大きさで構成されていることを特徴とする。
上記関連技術では、第1シロッコファンが第2シロッコファン以上の大きさで構成されているので、従来の構成と比較して大きいサイズの第1シロッコファンを採用できる。このため、従来の構成と比較して、第1シロッコファンから冷却対象に送風される風量を十分に確保でき、冷却性能を向上できる。
また、第1シロッコファンを第2シロッコファン以上の大きさで構成した場合であっても、吸気孔から導入された空気を第2シロッコファンに導く連結ダクトにおいて、空気導入部を第1シロッコファンに対して投射方向と反対側に設けたので、吸気孔から導入された空気が第1シロッコファンにより遮られることもない。このため、吸気孔から連結ダクトを介して第2シロッコファンに空気を効果的に吸入させることができ、すなわち、第2シロッコファンから冷却対象に送風される風量も十分に確保でき、冷却性能を向上できる。
ところで、投射光学装置の基端側(画像光が取り込まれる側)は、光源装置から光変調装置までの光学系のレイアウト上、何れの部材も配置されないデッドスペースとなりやすいものである。
上記関連技術では、空気導入部は、第1シロッコファンに対して投射方向と反対側、すなわち、投射光学装置の基端側であるデッドスペースに配設される。このため、空気導入部を上記の位置に配設した場合であっても、プロジェクタの大型化を回避できる。
以上のことから、プロジェクタの大型化を回避しつつ、冷却性能を向上できる。
上記関連技術のプロジェクタでは、前記第1シロッコファンは、前記吸気孔に対向する第1吸入口、および前記第1吸入口に対向する第2吸入口を有し、前記各吸入口の双方から空気を吸入するように構成され、前記連結ダクトは、一部が前記第2吸入口に向けて延び、前記空気導入部を介して導入された空気を前記第2シロッコファン側および前記第2吸入口側に分岐して流通させることが好ましい。
ところで、シロッコファンとしては、1つのみの吸入口を有する片側吸込み型のシロッコファンよりも2つの吸入口を有する両側吸込み型のシロッコファンの方が空気の吸入量を確保しやすいものである。
上記関連技術では、第1シロッコファンは、両側吸込み型のシロッコファンで構成されている。また、連結ダクトは、空気導入部を介して導入された空気を第2シロッコファンの他、第1シロッコファンの第2吸入口にも導く。このことにより、例えば第1シロッコファンを片側吸込み型のシロッコファンで構成した場合と比較して、ファンの回転数を増加させなくても空気の吸入量を十分に確保できるため、ファンの回転数を減少でき、冷却性能を向上させつつプロジェクタの低騒音化が図れる。
上記関連技術のプロジェクタでは、前記連結ダクトには、内部の空間を2つに区画する区画板が設けられ、前記区画板は、前記空気導入部を介して導入された空気を前記第2吸入口に向けて流通させる第1空間と、前記第2シロッコファンに向けて流通させる第2空間とに区画することが好ましい。
上記関連技術では、連結ダクト内部に区画板が設けられているので、連結ダクト内部において、各シロッコファンによる空気の吸入が相互に干渉することがない。例えば、第1シロッコファンの空気の吸入による影響で、第2シロッコファンの空気の吸入量が減少することがない。すなわち、各シロッコファンの双方の空気の吸入量を十分に確保できるため、冷却性能をさらに向上できる。
第1実施形態におけるプロジェクタを前面上方側から見た斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタの内部構造を模式的に示す図。 前記実施形態における冷却装置を前面上方側から見た斜視図。 前記実施形態における連結ダクトの構造を示す図。 前記実施形態における連結ダクトの構造を示す図。 第2実施形態における連結ダクトの構造を示す図。 前記実施形態における連結ダクトの構造を示す図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの概観構成〕
図1は、第1実施形態におけるプロジェクタ1を前面上方側から見た斜視図である。
図2は、プロジェクタ1の内部構造を模式的に示す図である。
なお、以下で記載する「上」、「下」、「左」、「右」は、図1における図面視において、上下左右に相当するものである。また、以下で記載する「前面」、「背面」も、図1における図面視において、前面および背面に相当するものである。
プロジェクタ1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1または図2に示すように、外装を構成する外装筐体2と、光学ユニット3(図2)と、冷却装置4(図2)とで大略構成されている。
外装筐体2は、図1または図2に示すように、略直方体形状を有し、光学ユニット3および冷却装置4を内部に収納する。
この外装筐体2において、前面部21には、図2に示すように、光学ユニット3から拡大投射される画像光を通過させるための光束通過用開口部211が形成されている。
また、この外装筐体2において、鉛直方向に沿う側壁部としての右側面部22には、図1に示すように、前面側で光学ユニット3の後述する投射レンズ37に対向する位置に、外部の空気を導入するための吸気孔221が形成されている。
ここで、吸気孔221は、図1に示すように、冷却装置4を構成する後述する第1シロッコファン41に空気を流通させる矩形状の第1領域Ar1と、冷却装置4を構成する後述する連結ダクト44に空気を流通させる矩形状の第2領域Ar2とを有する。
また、第1領域Ar1は、第1シロッコファン41の外形形状と略同一の大きさで構成されている。第2領域Ar2は、連結ダクト44を構成する後述する空気導入部45の外形形状と略同一の大きさで構成されている。
〔光学ユニットの構成〕
光学ユニット3は、制御装置(図示略)による制御の下、画像情報に応じて画像光を形成するものであり、外装筐体2の背面に沿って左側から右側に延出し、さらに前面側に屈曲して延出する平面視略L字形状を有している。
この光学ユニット3は、図2に示すように、光源ランプ311およびリフレクタ312を有する光源装置31と、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を有する照明光学装置32と、ダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を有する色分離光学装置33と、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を有するリレー光学装置34と、光変調装置としての3つの液晶パネル351(赤色光側の液晶パネルを351R、緑色光側の液晶パネルを351G、青色光側の液晶パネルを351Bとする)、3つの入射側偏光板352、3つの射出側偏光板353、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム354を有する光学装置35と、光学部品用筐体36と、投射光学装置としての投射レンズ37とを有する。
そして、光学ユニット3では、上述した構成により、光源装置31から射出され照明光学装置32を介した光束は、色分離光学装置33にてR,G,Bの3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各液晶パネル351にて画像情報に応じてそれぞれ変調され、色光毎の画像光が形成される。色光毎の画像光は、クロスダイクロイックプリズム354にて合成され、投射レンズ37にてスクリーン(図示略)に拡大投射される。
なお、上述した各部材31〜37については、種々の一般的なプロジェクタの光学系として利用されているため、具体的な説明を省略する。
〔冷却装置の構成〕
図3は、冷却装置4を前面上方側から見た斜視図である。
冷却装置4は、図2に示すように、投射レンズ37に近接して配設され、吸気孔221から導入した空気を冷却対象(光学装置35、偏光変換素子323)に送風して冷却する。この冷却装置4は、図3に示すように、第1シロッコファン41と、第2シロッコファン42と、吸気側ダクト43と、連結ダクト44とを備える。
なお、図2では、説明の便宜上、冷却装置4の構成として、吸気側ダクト43および連結ダクト44を省略している。
第1シロッコファン41は、ファン回転軸Ax1(図2)に沿って取り込んだ空気をファン回転接線方向に沿って吐出する、いわゆる、遠心力ファンで構成されている。
本実施形態では、第1シロッコファン41は、互いに対向する各位置に空気を吸入する第1吸入口411(図2)および第2吸入口412(図2)が設けられた、両側吸込み型のシロッコファンで構成されている。
また、第1シロッコファン41は、図2に示すように、投射レンズ37および吸気孔221の間において、ファン回転軸Ax1が投射レンズ37の投射方向に交差し、第1吸入口411が吸気孔221に対向するとともに、吐出口413が背面側に向くように配設されている。
そして、冷却装置4が組み立てられ、外装筐体2内部に取り付けられた状態では、第1シロッコファン41は、第1吸入口411が吸気側ダクト43を介して吸気孔221の第1領域Ar1に対向する。
第2シロッコファン42は、第1シロッコファン41と同様の遠心力ファンで構成され、図2または図3に示すように、第1シロッコファン41よりも小さいサイズを有している。
なお、本実施形態では、第2シロッコファン42は、第1シロッコファン41とは異なり、片側のみに吸入口421(図2)が設けられた、片側吸込み型のシロッコファンで構成されている。
また、この第2シロッコファン42は、図2に示すように、投射レンズ37を挟んで第1シロッコファン41に対向し、ファン回転軸Ax2が投射レンズ37の投射方向に交差し、吸入口421が第1シロッコファン41に対向するとともに、吐出口423が背面側に向くように配設されている。
そして、冷却装置4が組み立てられ、外装筐体2内部に取り付けられた状態では、第2シロッコファン42は、吸入口421が連結ダクト44および吸気側ダクト43を介して吸気孔221の第2領域Ar2に略対向する。
また、各シロッコファン41,42は、図2または図3に示すように、冷却装置4を組み立てた状態では、各ファン回転軸Ax1,Ax2が互いにずれた位置となるように偏心した状態で配設される。より具体的に、各シロッコファン41,42は、ファン回転軸Ax1がファン回転軸Ax2に対して、前面側に位置するように配設されている。
吸気側ダクト43は、吸気孔221と略同一の大きさを有する平面視矩形形状を有し、左右方向に延びる筒体で構成されている。そして、吸気側ダクト43は、吸気孔221と、第1シロッコファン41の第1吸入口411、および連結ダクト44の後述する空気導入部45との間に介装され、吸気孔221から導入された空気を第1シロッコファン41および空気導入部45に流通させる。
また、吸気側ダクト43は、導入される空気に混入した塵埃を捕捉するエアフィルタ(図示略)を保持する機能も有する。このため、吸気側ダクト43には、図3に示すように、右側に突出し、エアフィルタを保持する一対の保持部431が設けられている。
図4および図5は、連結ダクト44の構造を示す図である。具体的に、図4は、連結ダクト44を背面上方側から見た斜視図である。図5は、連結ダクト44を前面下方側から見た斜視図である。
連結ダクト44は、吸気孔221の第2領域Ar2から吸気側ダクト43を介して導入された空気を、第2シロッコファン42の吸入口421、および第1シロッコファン41の第2吸入口412に導く。また、連結ダクト44は、各シロッコファン41,42の吐出口413,423から吐出された空気を冷却対象の配設位置まで導く。この連結ダクト44は、図3ないし図5に示すように、空気導入部45と、連結ダクト本体46と、吐出側ダクト47とが一体的に構成されたものである。
空気導入部45は、吸気孔221の第2領域Ar2と略同一の平面視矩形形状を有し、左右方向に延びる筒体で構成され、連結ダクト44に空気を導入する部分である。
また、空気導入部45は、図3ないし図5に示すように、吐出側ダクト47の上方側に一体的に設けられるとともに、連結ダクト本体46に連通するように設けられている。
そして、空気導入部45は、冷却装置4が組み立てられ、外装筐体2内部に取り付けられた状態では、第1シロッコファン41の背面側(投射方向と反対側)に位置し、吸気孔221の第2領域Ar2に対向するように配設される。
連結ダクト本体46は、投射レンズ37の下方側に配設され、下方側が開口した容器状部材であり(図5)、投射レンズ37の右側方から左側方にかけて投射レンズ37の外面に倣うように延出し、前面側から見た場合に略U字形状を有する。
そして、連結ダクト本体46は、外装筐体2に取り付けられることで、下方側の開口部分が閉塞されてダクトとして機能する。
この連結ダクト本体46において、右側方の前面部分は、図3ないし図5に示すように、第1シロッコファン41が設置される第1設置部461として機能する。
そして、第1設置部461には、図4または図5に示すように、第1シロッコファン41の第2吸入口412に対向する位置に、内部の空気を外部に排出するための略円形状の第1流出孔461Aが形成されている。
また、上述した空気導入部45は、図3ないし図5に示すように、連結ダクト本体46における右側方の背面部分に設けられ、連結ダクト本体46内部に連通する。
また、連結ダクト本体46において、左側方部分は、図3ないし図5に示すように、第2シロッコファン42が設置される第2設置部462として機能する。
そして、第2設置部462には、図5に示すように、第2シロッコファン42の吸入口421に対向する位置に、内部の空気を外部に排出するための略円形状の第2流出孔462Aが形成されている。
さらに、連結ダクト本体46において、その内部には、図5に示すように、空気導入部45から導入された空気を、第1流出孔461A(第1シロッコファン41の第2吸入口412)および第2流出孔462A(第2シロッコファン42の吸入口421)に分岐して流通させる分岐板463が設けられている。
具体的に、分岐板463は、連結ダクト本体46における前面側の側壁から第1設置部461に平行して空気導入部45の配設位置まで延出した第1分岐板4631と、第1分岐板463の背面側の先端部分から連結ダクト本体46における左側の側壁まで延出した第2分岐板4632とで構成され、略L字形状を有する。
吐出側ダクト47は、下方側が開口した容器状部材であり、外装筐体2に取り付けられることで、下方側の開口部分が閉塞されてダクトとして機能する。この吐出側ダクト47は、図3ないし図5に示すように、第1吐出側ダクト部471と、第2吐出側ダクト部472とを備える。
第1吐出側ダクト部471は、図4または図5に示すように、第1設置部461の下方側から背面側に延出し、さらに、左側に屈曲して延出する平面視略L字形状を有する。
この第1吐出側ダクト部471において、一端側(前面側)には、図4または図5に示すように、空気を導入するための矩形状の第1吐出側導入口4711が形成されている。そして、冷却装置4を組み立てた状態では、第1吐出側導入口4711が第1シロッコファン41の吐出口413に接続する。
また、第1吐出側ダクト部471において、他端側(背面側)の上面には、図3または図4に示すように、赤色光側の液晶パネル351R、および緑色光側の液晶パネル351Gの各配設位置に対応した位置に、内部の空気を外部に排出するための吐出側排出口4712R,4712Gがそれぞれ形成されている。
第2吐出側ダクト部472は、図4または図5に示すように、第2設置部462の下方側から光学装置35の配設位置、および偏光変換素子323の配設位置に向けて2つに分岐して延出する。
この第2吐出側ダクト部472において、第2設置部462に接続する一端側(前面側)には、図4または図5に示すように、内部に空気を導入するための矩形状の第2吐出側導入口4721が形成されている。そして、冷却装置4を組み立てた状態では、第2吐出側導入口4721が第2シロッコファン42の吐出口423に接続する。
また、第2吐出側ダクト部472において、2つの分岐された各他端側(背面側)の上面には、図3または図4に示すように、緑色光側の液晶パネル351G、青色光側の液晶パネル351、および偏光変換素子323の配設位置に対応した位置に、内部の空気を外部に排出するための吐出側排出口4722G(図3),4722B(図3),4722Pがそれぞれ形成されている。
以上の構成により、冷却装置4は、以下に示すように、外装筐体2外部の空気を導入して冷却対象を冷却する。
すなわち、第1シロッコファン41が駆動することで、外装筐体2外部の空気は、図1または図3の矢印R1に示すように、吸気孔221の第1領域Ar1および吸気側ダクト43を介して、第1シロッコファン41の第1吸入口411に吸入される。
また、外装筐体2外部の空気は、図1、図3ないし図5の矢印R2に示すように、吸気孔221の第2領域Ar2および吸気側ダクト43を介して空気導入部45に導入される。空気導入部45に導入された空気は、図5の矢印R21に示すように、連結ダクト本体46内部に流通し、一部が分岐板463にて分岐され、第1流出孔461Aを介して、第1シロッコファン41の第2吸入口412に吸入される。
第1シロッコファン41において各吸入口411,412から吸入され吐出口413から吐出された空気は、図4または図5の矢印R3に示すように、第1吐出側導入口4711を介して第1吐出側ダクト部471に導入され、吐出側排出口4712R,4712Gを介して、上方側に向けて第1吐出側ダクト部471外部に排出される。
そして、第1吐出側ダクト部471外部に排出された空気は、光学部品用筐体36の底面に形成された図示しない開口部を介して光学部品用筐体36に導入され、光学装置35における赤色光側および緑色光側の各部材351〜353が冷却される。
一方、第2シロッコファン42が駆動することで、上記矢印R2で示したように連結ダクト本体46内部に流通し、分岐板463にて分岐された他方の空気は、図5の矢印R22に示すように、第2流出孔462Aを介して、第2シロッコファン42の吸入口421に吸入される。
第2シロッコファン42において吸入口421から吸入され吐出口423から吐出された空気は、図4または図5の矢印R4に示すように、第2吐出側導入口4721を介して第2吐出側ダクト部472に導入され、吐出側排出口4722G,4722B,4722Pを介して、上方側に向けて第2吐出側ダクト部472外部に排出される。
そして、第2吐出側ダクト部472外部に排出された空気は、光学部品用筐体36の底面に形成された図示しない開口部を介して光学部品用筐体36に導入され、光学装置35における緑色光側および青色光側の各部材351〜353、偏光変換素子323が冷却される。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、第1シロッコファン41が第2シロッコファン42よりも大きいサイズのシロッコファンが採用されているので、従来の構成と比較して大きいサイズの第1シロッコファン41を採用できる。このため、従来の構成と比較して、第1シロッコファン41から冷却対象(光学装置35)に送風される風量を十分に確保でき、冷却性能を向上できる。
また、第1シロッコファン41を第2シロッコファン42よりも大きいサイズのシロッコファンを採用した場合であっても、連結ダクト44において、空気導入部45を第1シロッコファン41の背面側に設けたので、吸気孔221から導入された空気が第1シロッコファン41により遮られることもない。このため、吸気孔221から連結ダクト44を介して第2シロッコファン42に空気を効果的に吸入させることができ、すなわち、第2シロッコファン42から冷却対象(光学装置35、偏光変換素子323)に送風される風量も十分に確保でき、冷却性能を向上できる。
さらに、空気導入部45は、第1シロッコファン41の背面側、すなわち、投射レンズ37の基端側(反射ミラー344の裏面側)であるデッドスペースDs(図2)に配設されている。このため、空気導入部45を上記の位置に配設した場合であっても、プロジェクタ1の大型化を回避できる。
さらにまた、第1シロッコファン41は、両側吸込み型のシロッコファンで構成されている。また、連結ダクト44は、空気導入部45を介して導入された空気を第2シロッコファン42の他、第1シロッコファン41の第2吸入口412にも導く。このことにより、例えば第1シロッコファンを片側吸込み型のシロッコファンで構成した場合と比較して、ファンの回転数を増加させなくても空気の吸入量を十分に確保できるため、ファンの回転数を減少でき、冷却性能を向上させつつプロジェクタ1の低騒音化が図れる。
ここで、連結ダクト本体46内部には、空気導入部45の配設位置から第2流出孔462A近傍に延出した第2分岐板4632が設けられているので、連結ダクト本体46内部において、第2シロッコファン42に向けて空気を流通させる空間を小さくすることができ、連結ダクト本体46内部で空気が滞留することを抑制できる。このため、空気導入部45を介して導入された空気を第2シロッコファン42にて効果的に吸入させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図6および図7は、第2実施形態における連結ダクト44の構造を示す図である。具体的に、図6は、連結ダクト44を背面上方側から見た斜視図である。図7は、連結ダクト44を前面下方側から見た斜視図である。
本実施形態は、前記第1実施形態に対して、図6または図7に示すように、連結ダクト44において、区画板48を設けた点が異なるのみである。
その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
具体的に、区画板48は、図6または図7に示すように、空気導入部45における空気の導入側から連結ダクト本体46内部に向けて延出するとともに、分岐板463における第1分岐板4631および第2分岐板4632の接続位置に接続するように構成されている。すなわち、区画板48は、連結ダクト44において、第2シロッコファン42の吸入口421に流通させる流路と、第1シロッコファン41の第2吸入口412に流通させる流路とを区画する機能を有する。
以上の構成により、連結ダクト44内部では、以下に示すように、空気が流通することとなる。
すなわち、連結ダクト44(空気導入部45)に導入される空気の一部は、図6または図7の矢印R2Aに示すように、連結ダクト44内部において、区画板48および第1分岐板4631により区画された第1空間Sp1を流通し、第1流出孔461Aを介して第1シロッコファン41の第2吸入口412に吸入される。
また、連結ダクト44(空気導入部45)に導入される空気の一部は、図6または図7の矢印R2Bに示すように、連結ダクト44内部において、区画板48および第2分岐板4632により区画された第2空間Sp2を流通し、第2流出孔462Aを介して第2シロッコファン42の吸入口421に吸入される。
上述した第2実施形態においては、前記第1実施形態と同様の効果の他、以下の効果がある。
本実施形態では、連結ダクト44内部に区画板48が設けられているので、連結ダクト44内部において、各シロッコファン41,42による空気の吸入が相互に干渉することがない。例えば、第1シロッコファン41の空気の吸入による影響で、第2シロッコファン42の空気の吸入量が減少することがない。すなわち、各シロッコファン41,42の双方の空気の吸入量を十分に確保できるため、冷却性能をさらに向上できる。
なお、本発明が前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、第1シロッコファン41は、第2シロッコファンよりも大きいサイズのシロッコファンが採用されていたが、これに限らず、第2シロッコファンと同一サイズのシロッコファンを採用しても構わない。
前記実施形態では、冷却装置4の冷却対象として、偏光変換素子323、各液晶パネル351、各入射側偏光板352、および各射出側偏光板353を採用していたが、これに限らず、電源装置、制御装置、あるいは、光源装置31等の他の構成部材を採用しても構わない。
前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
前記実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
本発明のプロジェクタは、大型化を回避しつつ、冷却性能を向上できるため、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタとして利用できる。
1・・・プロジェクタ、2・・・外装筐体、22・・・右側面部(側壁部)、37・・・投射レンズ(投射光学装置)、41・・・第1シロッコファン、42・・・第2シロッコファン、44・・・連結ダクト、45・・・空気導入部、48・・・区画板、221・・・吸気孔、411・・・第1吸入口、412・・・第2吸入口、Sp1・・・第1空間、Sp2・・・第2空間。

Claims (5)

  1. 画像光を投射する投射光学装置と、
    外部の空気を内部に導入する吸気孔を有し、前記投射光学装置を収納する外装筐体と、
    前記投射光学装置および前記吸気孔の間に配設され、前記吸気孔から導入される空気を流通させる第1シロッコファンと、
    前記投射光学装置に対して前記第1シロッコファンとは反対側に配設され、前記吸気孔から導入される空気を流通させる第2シロッコファンと、
    前記投射光学装置および前記吸気孔の間に空気導入部を有し、前記吸気孔から前記空気導入部を介して導入された空気を前記第2シロッコファンに導くダクトと、を備え
    前記第1シロッコファンは、前記吸気孔から導入される空気を吸入する第1吸入口および第2吸入口を有し、
    前記ダクトは、前記空気導入部を介して内部に導入された空気を、前記第2シロッコファン側および前記第1シロッコファンの前記第2吸入口側に分岐して流通させることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1シロッコファンは、前記投射光学装置による前記画像光の投射方向と平行な方向において前記第2シロッコファンに対してずれて配置され、
    前記空気導入部は、前記第1シロッコファンが前記第2シロッコファンに対してずれて配置されたことで生じた空間に配置されることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1シロッコファンは、前記第2シロッコファン以上の大きさを有することを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記ダクトは、内部の空間を2つに区画する区画板を有し、
    前記区画板は、前記空気導入部を介して導入された空気を前記第2吸入口に向けて流通させる第1空間と、前記第2シロッコファンに向けて流通させる第2空間とに区画することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    光束を射出する光源装置と、
    前記光源装置から射出される光束の一部の偏光方向を変換する偏光変換素子と、
    前記光源装置から射出された光束に含まれる3色の色光を色光毎に変調する3つの光変調装置と、を備え、
    前記3つの光変調装置のうち、
    2つの光変調装置は、前記第1シロッコファンにより冷却され、
    残りの1つの光変調装置と、前記第1シロッコファンにより空気が送風される前記2つの光変調装置のうちの1つと、前記偏光変換素子とは、前記第2シロッコファンにより冷却されることを特徴とするプロジェクタ。
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